JPH01303397A - 管体の支持構造 - Google Patents

管体の支持構造

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JPH01303397A
JPH01303397A JP63288477A JP28847788A JPH01303397A JP H01303397 A JPH01303397 A JP H01303397A JP 63288477 A JP63288477 A JP 63288477A JP 28847788 A JP28847788 A JP 28847788A JP H01303397 A JPH01303397 A JP H01303397A
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紀之 織田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば管体を缶体中の管仮に取り付けて使用
する装置における管体の支持構造に関し、特には通気性
の多孔質セラミックスからなる濾筒などのセラミックス
管体を管仮に支持するための管体の支持構造に関する。
「従来技術とその問題点」 近年、例えば高温の排ガス中に含まれる粉塵を除去する
ため、通気性の多孔質セラミックス製の濾筒を用いた除
塵装置が種々提案されている。これらの除塵装置では、
缶体内に複数の管板を配置し、この管板の間に濾筒を支
持させ、濾筒の内側へ、あるいは製筒の外側へ含塵ガス
を送入し、ガス成分の方は濾筒壁を通過させて粉塵を捕
捉除去し、清浄ガスとして取出すようにしている。
これら除塵装置では、濾筒がセラミックス製であり、か
つ缶体や管板が金属製であるため温度の昇降に伴う、セ
ラミックスと金属との熱膨張差を吸収し、かつ取り付は
工事や使用時に濾筒を破損する心配のない構造にする必
要があった。このため、破損し易い製筒の端部な緩衝部
材を介して金属製の環状保持具で保持し、この環状保持
具を金属製ベローズを介して管板や隣接する上下方向の
製筒の端部に接続するなどの工夫がなされている。
第6図には、本出願人が提案しているこの種の除塵装置
の構造の一例が示されている。
第6図にて、缶体11の上方には図示せぬヘッダを介し
て含塵ガスの入口が設けられ、下方には図示せぬダスト
ホッパが設けられている。
缶体11の内部には、この例では、金属製の3つの管板
12.13.14が上下方向に所定間隔を置いて取付け
られ、管板12.13で仕切られた上段の区画と、管板
13.14で仕切られた下段の区画とが形成されている
上段の区画および下段の区画には、それぞれセラミック
ス製の濾筒15.16がその軸方向を概ね垂直にして配
置され、対応する上下の製筒15、16が連通ずるよう
に管板のある位置で接続支持されている。
上段の濾筒15は、上端部外周に加熱膨張性マットなど
の緩衝部材(図示せず)を介して金属製の環状保持具1
7が取付けられ、この環状保持具17の上方に金属製の
ベローズ18の下縁部が取は付である。ベローズ18の
上縁部は金属製のフランジ19と接続され、このフラン
ジ19は、管板12の貫通孔上縁部に係合している。
一方、製筒15の下端部外周には同じく緩衝部材(図示
せず)を介して金属製の環状保持具20が取付けられ、
この環状保持具20は、濾筒15の外周を保持する保持
環21と、この保持環21の下面に固着された支持環2
2とからなり、支持環22の外周は、濾筒15の軸心a
上に中心を有する球面とされている。また、管板13の
貫通孔には金属製の環状受座23が取付けてあり、環状
受座23の内周は前記支持環の外周と一致する球面とさ
れており、支持環22の球面をなす外周は、環状受座2
3の球面をなす内周と球面接触している。
下段の種部16の上端部外周には、前記濾筒15と同様
な態様で金属製の環状保持具17および金属製ベローズ
18が取付けられ、このベローズ18の上縁部が種部1
5の下端部に取付けられた支持環22に接続している。
濾筒16の下端部外周には、前記濾筒15と同様な態様
で環状保持具20が取付けられ、環状保持具20の支持
環22の球面をなす外周が、管板14の貫通孔周縁に取
付けられた環状受座23の球面をなす内周に球面接触し
ている。
管板12の貫通孔内径をR1、濾筒15の下端部に取付
けられた環状保持具20の外径をr3、管板13の環状
受座23の内径をR2、濾筒16の下端部に取付けられ
た環状保持具20の外径なr2、管板14の環状受座2
3の内径をR3とじたとき、R+ > r+ > Rs
> ri> Rsとなるようにされている。
このため、濾筒15.16の設置時には、例えばあらか
じめ環状受座23を管板13.14に固定しておき、フ
ランジ19、ベローズ18、環状保持具17、種部15
、環状保持具20、ベローズ18、種部16、環状保持
具20の順に接続しておいた上で、まず、濾筒16を管
板12.13の貫通孔を通して上方から挿入し、その下
端部に取付けられた環状保持具20の支持環22を管板
14の環状受座23に当接支持させる。それと共に、濾
筒15を管板12の貫通孔を通して上方から挿入し、そ
の下端部に取付けられた環状保持具20の支持環22を
管板13に取り付けた環状受座23に当接支持させ、最
後にフランジ19を管板12の上縁部に係合させて固定
する。
更に、管板12.13.14をいずれも図示より厚手と
して、その内部に冷却媒体を流す冷却媒体室を設け、金
属製のベローズや環状保持具などを熱輻射で間接的に冷
却すれば、金属製部材の耐熱温度を超える温度範囲で含
塵ガスの処理に使用可能なシステムが構成出来る。
このように、この支持構造では、種部15.16を上方
の管板の貫通孔から挿入するだけで設置でき、濾筒15
.16の組立、更には分解が極めて容易にできる。また
この支持構造では、環状保持具20の支持環22と環状
受座23とが球面接触しており、更にはベローズ18が
濾筒15.16の多少の傾きを許容出来るため、管板1
2.13.14のそれぞれの貫通孔間の軸心が多少垂直
線上からずれた状態にあっても、脆性材料からなる種部
に過大な曲げ応力等が発生せず、しかも良好なシール性
が得られる。
一方、缶体11の周壁には、上段の区画および下段の区
画に対応して、それぞれ清浄ガス取出管24が取付けで
ある。清浄ガス取出管24にはスロート部25が形成さ
れており、スロート部25の下流付近には、清浄ガス流
路の上流側に向けて開口するエゼクタノズル26が配置
されている。
この除塵装置では、含塵ガスを缶体11の上方から導入
し、濾筒15.16内に上方から順次通すようにする。
含塵ガスは、濾筒15.16内を流れつつ、ガスの方は
その壁を通過し種部15.16の外側に清浄ガスとなっ
て流出する。このとき含塵ガス中の粉塵は、濾筒15.
16の内壁面上に捕捉され、内壁面上に堆積した粉塵の
かなりの部分はその自重により壁面から剥離して下方に
落下し、缶体11の下部に設けられたダストホッパに集
められる。濾筒15.16の外側に流出した清浄ガスは
、清浄ガス取出管24を通って装置外に取出される。
かかる集塵操作を続けると、種部15.16の内壁面上
に堆積する粉塵により、ガスの通過圧損が増大して除塵
装置の処理能力が低下してくる。そこで適当な時間を置
いてエゼクタノズル26から圧縮ガスを噴出させ、逆洗
操作を行なう。
エゼクタノズルz6から噴出するガスは、スロート部2
4にて周囲のガスを巻込んで缶体内に圧力波を伴って流
入し、濾筒15.16の外側のガス圧をそれぞれの内側
の圧よりも数百〜15,000mm・水柱程高いレベル
まで上昇させ、種部15.16の壁を外側から内側に通
過する瞬間的なガス流を生じさせ、濾筒15.16の内
壁に堆積した粉塵を払い落とす。
効果的な逆洗操作を行なうには、圧縮ガス圧を缶体内ガ
ス圧(絶対圧)の1.2倍以上、特にはノズル出口のガ
ス流速が音速を超える臨界圧力比以上とするのがよく、
圧縮ガスの噴出モードとしては1秒以内、好ましくは0
.5秒以内に全開から全閉となるような高速応答弁を用
いて圧縮ガスを実質的に瞬時の間エゼクタノズルから噴
出させるのが良い。臨界圧力比以上の圧縮ガスにより、
効果的な逆洗ガス圧を得るには、エゼクタノズル26の
先端部を、いわゆるラバールノズルとするのが良い。
尚、このような逆洗操作は、実際には缶体11内のそれ
ぞれの区画毎に順次交代でなされるようにし、一方の区
画の逆洗操作中にも、他の区画においては集塵操作が続
行され、集塵操作が完全には中断されないようにしてい
る。
上記のような除塵装置において逆洗操作時の逆洗ガス圧
を上げて行くと、次のような問題点があることが分かっ
た。すなわち、各濾筒15.16は、下端部に取付けた
環状保持具20が管板13.14の貫通孔周辺に設けた
環状受座23上に当接支持されているだけで、各濾筒1
5.16の上端部はベローズ18を介して上方の管板ま
たは濾筒に接続されていることにより多少の軸方向(上
下方向)変位が可能となっている。この状態で、例えば
下段の区画に逆洗ガスを吹き込むと、その区画における
ガス圧が上方の区画におけるガス圧よりも高くなる。こ
のガス圧は上方に配置された濾筒15の下端部に設けら
れた環状保持具20に上向きの圧力を加え、この圧力に
よる上向きの力がある一定の値を超えると、濾筒15を
瞬間的に押し上げることになる。
こうして製筒15が押し上げられると逆洗ガス圧が上方
の区画に逃げ、上方の区画における集塵操作に悪影響を
及ぼすだけでなく、逆洗操作の効果を減退せしめること
になる。また、濾筒15に環状保持具を介して取り付け
であるベローズ18が瞬間的に圧縮される時、あるいは
逆洗操作が終了して濾筒15が落下するときに、濾筒1
5と環状保持具17の取付は部および製筒15と環状保
持具20の取り付は部に剪断的な力や衝撃的な力が作用
する。
多孔質のセラミックスからなる濾筒15の、特に環状保
持具の取り付は箇所は、このような力に対して極めて弱
く、ひびが入ったり割れたりするトラブルがしばしば発
生する。
「発明の目的」 本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、主とし
て管板の上下に管体を接続している中間の管板を有する
多段の区画で構成される缶体に管体を取り付けるに際し
、最上段の管板の貫通孔から缶体内に複数の管体を連通
した状態で内部に挿入する操作により、管体をそれぞれ
の対応する管板に支持させ設置することが出来、しかも
逆洗ガスの圧力による濾筒支持部の浮き上がりなどによ
る管体の軸方向の移動を規制し、さらに管体と管板との
間の良好なシール性が得られるようにした管体の支持構
造を提供することにある。
「発明の構成」 本発明による管体の支持構造は、管体の端部外周に環状
保持具を取付け、概ね水平に設けた管板の貫通孔周縁に
環状台座を形成し、前記管体の軸方向を概ね垂直に配置
して、前記環状保持具を前記環状台座に当接支持させて
なる管体の支持構造において、 前記環状保持具の外周に前記環状台座と接する全周に亘
る当接部および間欠する当接部を、全周に亘る当接部を
下側、間欠する当接部を上側になるようにそれぞれ形成
し、 前記環状台座の下部内周には前記全周に亘る当接部と当
接する環状受部および前記間欠する当接部と係合する押
え部を、環状受部を下側、押え部が上側になるようにそ
れぞれ形成し、前記押え部には、前記環状保持具の前記
間欠する当接部が上方から挿入可能な切欠きを設け、 前記全周に亘る当接部を前記環状受部に当接した状態で
前記環状保持具を回動させるとき、前記間欠する当接部
が係合する押え部を前記環状台座側に形成し、 前記全周に亘る当接部および前記環状受部の少なくとも
一方の接触面と、前記間欠する当接部および前記押え部
の少なくとも一方の接触面が球面に形成されている。
本発明の好ましい態様としては、前記全周に亘る当接部
および前記環状受部の少な(とも−方の接触面に形成さ
れる球面と、前記間欠する当接部および前記押え部の少
なくとも一方の接触面に形成される球面とが、概ね前記
管体軸心上の概ね同じ位置にそれぞれの中心を有し、か
つ前記それぞれの中心位置が前記全周に亘る当接部およ
び前記環状受部の少なくとも一方の接触面に形成される
球面の上縁部よりも上方にあり、かつ前記間欠する当接
部および前記押え部の少なくとも一方の接触面に形成さ
れる球面の上縁部よりも下方にある。
本発明の他の好ましい態様としては、前記環状台座側に
形成された前記全周に亘る当接部と押え部が共に円錐面
であり、前記環状保持具側に形成する全周に亘る当接部
と前記間欠する当接部が共に球面である。
本発明の他の好ましい態様としては、前記全周に亘る当
接部および前記環状受部の接触面が共に球面であり、か
つ前記間欠する当接部および前記押え部の接触面が共に
球面である。
本発明の他の好ましい態様としては、前記管体がセラミ
ックスからなる。
本発明の他の好ましい態様としては、前記管体が通気性
の多孔質セラミックスからなる濾筒である。
本発明による管体の支持構造で管体を取り付けるには、
予め連通ずるように接続した管体な最上段の管板の貫通
孔から下方の管板の貫通孔に向けて降していき、管体の
下端部に取り付けた前記環状保持具と、管板の貫通孔周
縁に取付けた前記環状台座とを突き当てるようにする。
この際、間欠する当接部が前記環状保持具の外周に突設
されていても、前記環状台座の押え部に設けた切欠き部
分からその内部に挿入出来る。
こうして前記環状保持具が前記環状台座内に挿入された
後、前記環状保持具の下部外周に形成された前記全周に
亘る当接部が、前記環状台座の下部内周に形成された前
記環状受部に当接して管体を支持すると同時に管板の上
下の区画をシール性よ(分離する。このとき、前記環状
保持具の全周に亘る当接部と前記環状台座の環状受部と
の接触面の少なくとも一方が球面をなすので、管体が管
板に対し若干傾斜しても良好なシール性が保持できる。
また、前記全周に亘る当接部が前記環状受部に当接した
状態で、管体と共に前記環状保持具を回動させると、前
記環状保持具外周に突設された前記間欠する当接部が前
記環状台座上部の切り欠きのある押え部の切り欠かれて
いない内側に入り込み、前記間欠する当接部の上側に前
記押え部が係合する。
したがって、逆洗ガスの圧力など上方への浮き上がり力
に対しても管体の移動を規制できる。この場合にも前記
環状保持具の間欠する当接部と前記環状台座の押え部と
の接触面の少な(とも一方が球面をなすので、管体が管
板に対し多少傾いても、前記間欠する当接部は前記押え
部の切り欠かれていない内側へ常に適合した状態で入り
込んでおり、上方への浮き上がり力に対して押えつける
ように係合出来る。
このように、管体を連ねた状態で上方の貫通孔から降ろ
し、それぞれの管体に取り付けた前記環状保持具をそれ
ぞれの管板の対応する前記環状受座に当接させて回動さ
せるという簡単な操作により、管体と管板なシール性よ
(上方への浮き上がり力に対しても上方向へ動かないよ
うに支持する。
本発明の好ましい態様では、前記全周に亘る当接部およ
び前記環状受部の少なくとも一方の接触面が球面状に形
成され、かつ前記間欠する当接部および前記押え部の少
なく、とも一方の接触面が球面に形成され、これらの球
面はいずれも概ね前記管体の軸心上の概ね同一箇所にそ
れぞれの中心を有し、かつ前記それぞれの中心が、前記
全周に亘る当接部および前記環状受部の少なくとも一方
の接触面に形成される球面の上縁部と同じ高さまたはそ
れよりも上方にあり、かつ前記間欠当接部および前記押
え部の少なくとも一方の接触面に形成される球面の上縁
部よりも下方にある。この態様により、管体が管仮に対
して傾斜して支持されても、前記環状保持具の間欠する
当接部と、前記環状台座の押え部との整合性が最適化さ
れ、かつ管体の脱着および浮き上がり力に対し押し付け
るように働く係止効果を確保出来る。
さらに、本発明の好ましい態様では、前記全周に亘る当
接部および前記環状受部の接触面が共に球面であり、前
記間欠する当接部および前記押え部の接触面が共に球面
である。この態様では、相接する接触面が球面であるた
め精度を出し易(、また角部と球面との接触の場合と比
べて接触面が損傷し難い。
濾筒などの管体を概ね垂直な方向に配置し、管板を介し
て多段に接続する場合に、本発明による管体の支持構造
を各管体の下端部に適用するのが好ましいが、最下段の
管体の下端部においては逆洗ガスの圧力により浮き上が
ることがないので、その適用を省略してもよい。
以上、本発明の実施態様を多孔質のセラミックス製濾筒
に適用した例を中心に説明したが、本発明はセラミック
ス管を利用する高温用の熱交換器や金属製の管体を用い
る装置の管体の支持構造としても好ましく利用できる。
「実施例」 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図〜第3図には、本発明による管体の支持構造の一
実施例が示されている。この実施例は、本発明を除塵装
置において多孔質のセラミックス製濾筒の支持構造に適
用したものである。したがって、以下管体を濾筒として
説明するが、本発明の応用範囲は管体が除塵装置におけ
る濾筒に限らず、金属製の場合にも応用出来、熱交換装
置など他の各種管体の支持構造に適用できるものである
。なお、図中において、前述した第6図に示したのと同
一の部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
第1図において、濾筒15の上端部が環状保持具17、
ベローズ18およびフランジ19を介して管板12の貫
通孔上縁部に係合支持されており、濾筒16の下端部が
環状保持具20を介して管板14の環状受座23に当接
支持されている構造は、第6図と同一である。
本発明による濾筒の支持構造は、濾筒15の下端部と管
板13との間のように、下方にも逆洗操作を行なう区画
のある管板との間の支持部に適用されている。すなわち
、濾筒15の下端部外周に、熱膨張性マットなどの緩衝
部材(図示せず)を介して保持環31が装着され、保持
環31の下面に支持環32が固着され、これらの保持環
31および支持環32が環状保持具30を構成している
。なお、第1図では保持環31と支持環32とが別体で
製作されたのち固着されているが、両者を一体物で構成
することも出来る。
管板13の貫通孔周縁には、環状台座33が取付けであ
る。環状台座33は管板13とは別体に形成しておき、
これを管板13に取付けるのが加工精度を維持する点で
好ましいが、あらかじめ管板13と一体に環状台座33
を形成してお(ことも出来る。
本発明の最も好ましい構造の一例として、環状保持具3
0の支持環32および環状台座33の構造を第2図およ
び第3図に示す。図において、支持環32の下部外周は
濾筒15の軸心a上の点Pを中心とする半径RLの球面
からなる全周に亘る当接部34となっている。また、支
持環32の上部外周には、周方向に沿った複数箇所に外
方向に突設された間欠する当接部35があり、間欠する
当接部35の周面は点Pを中心とする半径R1の球面を
なしている。なお、間欠する当接部35は一般には印加
される力のバランスを考慮すると複数箇所に形成されて
いるのが好ましい。
一方、管板13に取付けられた環状台座33の下部内周
は、点Pを中心とする半径RLの球面からなる環状受部
36とされ、全周に亘る当接部34と互いに球面接触す
る。環状台座33の上部は、上方から見て間欠する当接
部35に対応する数の切欠き部37を有し、切欠き部3
7を通して、間欠する当接部35が上方から挿入可能と
されている。環状台座33の上部の切欠き部37以外の
部分は、内方に延在する押え部38となっている。押え
部38の内周面は、点Pを中心とする半径Rnの球面と
され、間欠する当接部35の周面と互いに球面接触する
上記において、間欠する当接部35および押え部38の
球面の半径Roと、全周当接部34および環状受部36
の球面の半径肌とは支持環35の挿入が出来るように、
RH>RLとされる。また、環状台座33の押え部38
における最小半径L1と、支持環32の間欠当接部35
を除いた部分の最大半径り、とは、L+>Lxとなるよ
うにされる。これにより、支持環32の間欠する当接部
35以外の部分が押え部38に突き当たることな(、環
状台座33の内部に挿入できる。この場合、間欠する当
接部35の最大半径RHは押え付けが効くように、L、
よりも大きくされるが、間欠する当接部35は、切欠き
部37を通して内部に挿入できる。
また、点Pは、全周当接部34および環状受部36の上
縁部を通る面すよりも上方にあり、間欠当接部35およ
び押え部38の上縁部を通る面Cよりも下方にあるよう
にされる。点Pが面すよりも下方にあると、環状受部3
6の上縁部が内側に突出して(るため、全周当接部34
が挿入出来なくなり、点Pが面Cよりも上方にあると、
押え部38が間欠する当接部35の上方に係合しなくな
る。
この支持構造では、支持環32を取り付けた濾筒15を
上方から降していき、間欠する当接部35と切欠き部3
7との位置を合わせ、間欠する当接部35を切欠き部3
7に通すようにして支持環32を環状台座33の内部に
挿入する。これにより、全周当接部34と環状受部36
とが球面接触し、濾筒15が管板13に当接支持される
。この状態で濾筒15を回動させて支持環32を回動さ
せると、間欠する当接部35が押え部38の切り欠かれ
ていない内側部分に入り込み、押え部38が間欠する当
接部35を上方から押え込むようにして係合する。この
とき、間欠する当接部35の外周面と押え部38の内周
面とが球面接触するが、通常の使用目的では両者の間に
多少の間隙があっても特に支障はない。
全周に亘る当接部34と環状受部36との接触面は、軸
心a上の点Pを中心とする半径RLの球面となっている
ので、組立時または使用中に濾筒15が管板13に対し
て多少傾いても隙間なく密着するので、支持環32の挿
入が容易である上に良好なシール性とガタ付きのない支
持が得られる。また、間欠する当接部35と押え部38
との接触面も上記と同じ点Pを中心とする球面となって
いるので、濾筒を回動するとき濾筒15に多少の傾きが
あっても間欠する当接部35が押え部38の内側に無理
なく入る。さらに濾筒15に上向きの力が作用したとき
、押え部38によって間欠する当接部35を多少傾いた
状態でも無理なく、ガタ付きなく保持する。
第4図および第5図は、本発明支持構造のそれぞれ他の
実施例を示す。図中、上記実施例と実質的に同一部分に
は、同一の番号を付しである。
第4図の支持構造では、環状台座33の構造は上記実施
例と同一であるが、支持環42の構造が異なる。支持環
42は、全体として円筒状をなし、その下端外周の角部
が全周に亘る当接部44となっている。したがって、全
周に亘る当接部44は、環状台座33の球面状をなす環
状受部36に線接触する。また、間欠する当接部45は
、外周が円筒面をなす舌片状のものからなり、その上端
外周の円弧状角部が、環状台座33の球面をなす押え部
38内周に線接触している。
第5図の支持構造では、支持環32の構造は第2.3図
の実施例と同一であるが、環状受座43の構造が異なる
。環状受座43は、その下部内周に内側に突出した環状
のリブ49を有し、リブ49の上縁内周角部が環状受部
46をなす。そして、この環状受部46が支持環32の
球面をなす全周に亘る当接部34に線接触している。ま
た、押え部48は、内周面が円筒曲面をなすように内側
に突出した切欠きを有する部分からなり、押え部48の
下縁内周角部が支持環32の球面をなす間欠する当接部
35の周面に線接触している。
第4図および第5図の実施例の場合にも、濾筒15の多
少の傾きがあっても、全周に亘る当接部44(または3
4)と環状受部36(または46)との間、および間欠
する当接部45(または35)と押え部38(または4
8)との間は常に密接あるいは均一な狭い間隙を有する
関係とされているので、良好なシール性とガタ付きのな
い支持構造が得られる。また、濾筒を回動する時多少の
傾きがあっても間欠する当接部45(または35)は押
え部38(または48)の切り欠かれていない内側部分
に無理なく入る。
第4図および第5図では、球面部゛と角部とが線接触す
る例を示したが、角部に面取りやR付けを施したり環状
受部側の球面を円錐面に変えて、球面部と円錐面とが線
接触するようにしてもよい。 これらの構造においても
、接触するそれぞれの球面の中心が概ね軸心上の同じ位
置にあるのが好ましく、中心の位置はやはり、第2図に
基づいて先に説明した範囲に設けられるのが好ましい。
なお、上記各実施例では、環状保持具30が濾筒15の
下端部に取付けであるが、本発明の応用の一つとして、
例えば濾筒16の上端部に環状保持具30を取付け、管
板13の下側に環状台座33を取り付け、環状保持具3
0を逆向きに支持させ、濾筒16が管板13より吊下げ
支持されるようにす−ることも出来る。この場合には、
濾筒16の下端部に環状保持具17およびベローズ18
を取付けて、ベローズ18を下方の管板14に接続する
構造となる。
「発明の効果」 以上説明したように、管体を管仮に支持せしめるのに本
発明を適用すれば、管体の外周に取付けた環状保持具を
管板に取付けた環状台座に当接させて回動するだけで、
管体を管板に係合し支持することができる。そして、管
体とそれに取り付けた部材の自重による下方への力だけ
でな(、除塵装置においては、逆洗ガスの圧力による濾
筒支持部の上方への浮き上がりなどの力を抑えて、管体
の軸方向移動を規制することができる。また、管体の管
板に対する多少の傾斜を許容するので無理なく容易に、
かつシール性良く管体を管板に係合し支持することがで
きる。従って、管体群を多段の管板を有する缶体内に取
り付けるような装置の設置工事の際にも、工期が短縮出
来る他、メンテナンスの手間の面でも省力化出来る効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による支持構造の一実施例を示す縦断面
図、第2図は第1図におけるA−A線に沿った端面図、
第3図は同支持構造の要部を示す部分断面図、第4図お
よび第5図は本発明による支持構造のそれぞれ他の実施
例を示す部分断面図である。 第6図は本出願人鮎既に提案している除塵装置の構造の
一例を示す断面図である。 図中、11は缶体、12.13.14は管板、15.1
6は濾筒、30は環状保持具、31は保持環、32.4
2は支持環、33.43は環状台座、34.444は全
周に亘る当接部、35,45は間欠する当接部、36.
46は環状受部、37は切欠き部、38.48は押え部
である。 113図     1 第4図 笛5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)管体の端部外周に環状保持具を取付け、概ね水平
    に設けた管板の貫通孔周縁に環状台座を形成し、 前記管体の軸方向を概ね垂直に配置して、 前記環状保持具を前記環状台座に当接支持させてなる管
    体の支持構造において、 前記環状保持具の外周に前記環状台座と接する全周に亘
    る当接部および間欠する当接部を、全周に亘る当接部を
    下側、間欠する当接部を上側になるようにそれぞれ形成
    し、 前記環状台座の内周には前記全周に亘る当接部と当接す
    る環状受部および前記間欠する当接部と係合する押え部
    を、環状受部を下側、押え部が上側になるようにそれぞ
    れ形成し、前記押え部には、前記環状保持具の前記間欠
    する当接部が上方から挿入可能な切欠きを設け、 前記全周に亘る当接部を前記環状受部に当接した状態で
    前記環状保持具を回動させるとき、前記間欠する当接部
    が前記押え部と係合するようにし、 前記全周に亘る当接部および前記環状受部の少なくとも
    一方の接触面と、前記間欠する当接部および前記押え部
    の少なくとも一方の接触面が球面に形成されてなること
    を特徴とする管体の支持構造。 2)前記全周に亘る当接部および前記環状受部の少なく
    とも一方の接触面に形成される球面と、前記間欠する当
    接部および前記押え部の少なくとも一方の接触面に形成
    される球面とが、概ね前記管体の軸心上の概ね同じ位置
    にそれぞれの中心を有し、かつ前記それぞれの中心位置
    が、前記全周に亘る当接部および前記環状受部の少なく
    とも一方の接触面に形成される球面の上縁部よりも上方
    にあり、かつ前記間欠する当接部および前記押え部の少
    なくとも一方の接触面に形成される球面の上縁部よりも
    下方にある請求項1記載の管体の支持構造。 (3)前記環状台座側に形成された前記全周に亘る当接
    部と押え部が共に円錐面であり、前記環状保持具側に形
    成する全周に亘る当接部と前記間欠する当接部が共に球
    面である請求項2に記載の管体の支持構造。 (4)前記全周に亘る当接部および前記環状受部の接触
    面が共に球面であり、かつ前記間欠する当接部および前
    記押え部の接触面が共に球面である請求項1または2に
    記載の管体の支持構造。 (5)前記管体がセラミックスである請求項1〜4のい
    ずれか1つに記載の管体の支持構造。 (6)前記管体が通気性の多孔質セラミックスからなる
    濾筒である請求項1〜4のいずれか1つに記載の管体の
    支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534566A (ja) * 2007-07-30 2010-11-11 マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 濾過システムのための逆流洗浄装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010534566A (ja) * 2007-07-30 2010-11-11 マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 濾過システムのための逆流洗浄装置

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