JPH01298265A - 布帛の縮絨加工方法及び装置 - Google Patents

布帛の縮絨加工方法及び装置

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JPH01298265A
JPH01298265A JP12682988A JP12682988A JPH01298265A JP H01298265 A JPH01298265 A JP H01298265A JP 12682988 A JP12682988 A JP 12682988A JP 12682988 A JP12682988 A JP 12682988A JP H01298265 A JPH01298265 A JP H01298265A
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JP
Japan
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fabric
conveyor
jetting
nozzles
running direction
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Pending
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JP12682988A
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English (en)
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Shoji Takahashi
昭二 高橋
Takeshi Takada
健 高田
Satoru Hirano
平野 了
Masahiko Kamiyama
神山 征彦
Masahiro Sawamura
澤村 政廣
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、毛繊物、混紡毛織物等の1a物や編物等の布
帛を縮絨加工する方法及び装置に関するものである。
(従来の技術) 通常、毛織物や混紡毛織物には縮絨処理が施され、また
ある種の編物においても同様の加工処理を行っている。
この縮絨加工処理方法としては、薬品を用いる化学的方
法、熱収縮を利用する方法、固体との衝突、摩擦による
物理的方法の3方法が挙げられる。
ところが、化学的方法は、処理後に繊物を洗浄して薬品
を除去する必要があり、洗浄水の排水処理等、付加工程
が必要とされ、また、熱収縮を利用する方法は、膨大な
熱エネルギーを必要とし、現在の省エネルギー化と逆行
するという点で両者共好ましくなく、一般には物理的方
法のひとつであるローラキャナル方式が採用されている
。これは、始端と終端とを縫い合わせて輪奈状にした布
帛をW1環さセながら、2本のローラで幅方向および厚
さ方向に圧縮しつつ、キャナルと称する箱の中に押し込
んで長手方向にも圧縮したあと、外部に放出し外力から
開放させる方式である。即ち、布帛をv8環させること
により、これらの圧縮・開放の動作を反復させ、縮絨効
果を付与するものである。
(発明が解決しようとする課題) つまり、上述のローラキャナル方式における縮絨効果と
は、布帛にもみ効果を与えることにより、布帛を構成し
ている糸条の応力・歪の緩和、厚みの増加、フェルト化
、長子方向及び幅方向の収縮を促進させる効果であって
、特に羊毛を構成繊維とする布帛にとっては、この縮絨
効果が風合形成のポイントになるといって過言でない。
しかし、この方式において、布帛を1回乃至数回w1環
させるだけでは縮絨効果が小さく、充分な縮絨効果を得
るためには何回も循環させて同じ処理を反復する必要が
あり、一つの布帛の処理に数十分から数時間の長い加工
時間を要している。また、この方式はバッチ式処理であ
り、布帛を連続的に縮絨加工することはできない。
本発明は、このような実情に迄み、連続的に短時間で効
率的に充分な縮絨効果を奏しうる加工方法及び装置の提
供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明方法は、織物、W物
等の布帛を連続的に走行させ、その略々全面にわたって
複数の高圧噴流を噴射する処理ゾーンを経由せしめて縮
絨加工処理を施す方法であって、処理ゾーンにおいて、
布帛の走行方向に沿って複数の高圧噴流を重複噴射する
ことを要旨としている。
、また、この方法を実施する装置としては、布帛を連続
的に走行させる搬送コンベアと、このコンベアの上方に
並設されて処理ゾーンを形成するノズル体とを備えてな
り、ノズル体は、前記コンベアに向けて高圧噴流を噴射
するノズルを布帛の走行方向に沿って複数列配設して構
成されている布帛の縮絨加工装置がある。
(作用) 上記の本発明方法及び装置は、噴射された高圧噴流を、
布帛を構成している糸条に高速で衝突さセることにより
、糸条が紡績及び礒・編工程で受けていた応力・歪を、
緩和すると共に、糸条表面の繊維をかき出し交絡させて
、それを噴流方向に揃えるという作用を奏する。また、
連続的に走行している布帛が、上からの高圧噴流の力で
押圧されることにより、走行方向に押し込まれて圧縮さ
れ、高圧噴流が通過した後には外力から解放されるとい
う作用、即ち高圧噴流が布帛に与える圧迫。
弛緩作用によりもみ効果が得られる。これによって、布
帛の厚みが増すと共に腰が柔らかくなり、更に、表面よ
りかき出された繊維が絡み合って布帛のフェルト化を進
めると共に風合が著しく向上することとなる。
そして、本発明装置を用いることにより、複数の高圧噴
流を布帛の走行方向に沿って確実に重複噴射していくこ
とが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を、図面に基づき詳述する。
第1図は、この実施例の装置の斜視図、第2図はその要
部拡大図であって、布帛(F)を連続的に走行させる搬
送コンベア(1)と、このコンベア(1)の上方に並設
されて1つの処理ゾーン(P)を構成するノズル体(2
)とを備えてなる。
前記コンベア(1)は、多くの小孔を有するメツシュ状
コンベアであって、前後の駆動ローラ(4)、 (4)
間に架設されており、更に、このコンベア(1)の下方
には補強板(5)を配設し、コンベア(1)と共に布帛
(F)を支持せしめている。尚、この補強板(5)には
、前記メンシュ状コンベア(1)を通過してくる液体を
下方へ排出しうる小孔、スリット等が貫通されている。
コンベア(1)の上方には、上下一対の供給ローラ(6
)、 (6)及び取出しローラ(7)が、前記処理ゾー
ン(P)を挾んで前後に配設されている。
処理ゾーン(P)を構成するノズル体(2)は、第3図
に示すように複数(図示例では30個)のノズルユニソ
)(2a)を千鳥状に配置して形成されており、高圧ポ
ンプ(図示せず)より延設されたパイプ(8)から、個
々のノズルユニット(2a)への給水パイプ(8a)が
接続されている。
また、処理ゾーン(P)の前後には、水供給機構(9a
)、(9b)が設けられており、前部機+1(9a)に
おいてはコンベア(1)の進行方向(矢印X方向)に向
かって、一方後部機構(9b)においてはコンベア(1
)上方から垂直に、夫々のパイプから水を供給すること
により、布帛(F)とコンベア(1)との間に水膜を作
っている。尚、これらの水を含むすべての液体用の排液
受(図示せず)がコンベア(+)の下方全体を囲むよう
に設けられている。
然して、上記ノズルユニッ)(2a)を組合わせてノズ
ル体(2)を形成した際に、ノズル(3)は、第4図に
示す如くコンベア(1)の走行方向(矢印X方向)及び
幅方向(矢印Y方1ii1)に沿って直線状に列をなし
て配設されている。この配列状態において、コンベア(
1)の輻方向に隣り合うノズル(3)同志の間陳P1を
、噴射口径の1〜4倍に設定して配列されている。
尚、ここで用いるノズル(3)は、その噴射口面積がそ
のまま対象物への衝突面積となるもの、Pμち噴流径を
その衝突部の径とするノズルであって、細径円柱形状の
噴流の得られるものである。
また、前述したノズル(3)の配列状態については、コ
ンベア(1)の走行方向に沿って列を形成していれば、
幅方向には適宜のズレを設けてもよく、この場合はノズ
ル(3)の取付は等、設計面、作業面において好適であ
る。
次に、この装置を用いて行う縮絨加工方法について説明
する。
、先ず、布帛(F)を上下一対の供給ローラ(6)。
(6)の間に供給し、ここを通過せしめて搬送コンベア
(1)上へと載せていく。そして、駆動ローラ(4)を
矢印Z方向に所定速度で回転させてコンベア(1)を連
続駆動させ、布帛(F)の搬送を行う。
このように、布帛(F)を、コンベア(1)上に載置し
た状態で搬送しながら、順次処理ゾーン(P)を経由せ
しめて処理を施し、≠≠=轡吻取出しローラ(7)によ
る取出しを行い、1つの処理ゾーン(P)における処理
を完了する。
この時、処理ゾーン(P)の前後に水供給機構(9a)
、(9b)を備えているため、ここから供給される水が
、搬送される布帛(F)とコンベア(])との間に薄い
水膜を作り、これが両者間の摩擦の低減を図るとともに
、布帛(F)に収縮しろを与えることとなり、布帛(F
)の円滑な走行及び充分な収縮効果が得られ好適である
然して、処理ゾーン(P)において、高圧ポンプより適
宜の圧力に高められた高圧流体を、パイプ(8)を経て
ノズル体(2)に供給し、これを複数のノズル(3)か
ら前記コンベア(1)上の布帛(F)に向けて噴射する
。この高圧噴流(W)を受けながら、布帛(F)は、コ
ンベア(1)及びその下の補強板(5)に支持された状
態で処理を施されて走行していく。
そして、布帛(F)を突き抜けて弱められた高圧噴流(
W)を、コンベア(1)のメツシュ及び補強板(5)の
小孔、スリットを通過せしめて、排液受(図示せず)へ
と排出する。
このようにして行う縮絨加工の処理方法においては、布
帛(F)の走行方向に沿って列をなす複数のノズル体(
3)からの高圧噴流(W)が、布帛(F)の進行に従っ
てその面における同一列上に順次噴射されていくことに
なる。つまり、布帛(F)面上には噴流(W)の噴射列
、即ち、噴流(W)が布帛CF)の面上をたどる軌跡の
列が形成されるが、この列の上を、布帛(F)の走行方
向に沿って一列に設けられたノズル(3)が、その数に
等しく重複噴射を行っていくのである。このとき、隣り
合う噴射列の開院は、噴流(W)の布帛(F)面への衝
突径の1〜4倍の範囲内とすることが好ましい。即ち、
1箇所に対する高圧噴流(W)の噴射の及ぶ範囲が上記
4倍までであり、前記の列間隙がこれより広いと未処理
部分ができることとなり、逆に1倍、即ち衝突径より狭
く配列されると、処理部分が重なることとなり、いずれ
も均一な処理を施すことができず好ましくない。
また、上記1〜4倍の範囲内において、1つの処理ゾー
ンではこれを統一することが処理効果の均一化の点で好
ましく、2〜3倍ですべての噴射列間隙を統一すること
がより好ましい。
更に、夫々の噴射列における噴射の重複数を統一するこ
とにより、布帛の縮絨度合が均一になり、より良好な風
合が得られる。
尚、布帛(F)の経・緯、ウェール・コース方向と走行
方向については、特に限定はされないが、経糸方向又は
ウェール方向をその走行方向とすることで、より裔い収
縮効果が得られ、好適である。
また、上述の構成をなす処理ゾーン(P)を布帛(F)
の走行方向に複数段設けて複数回処理を繰り返すと縮絨
効果が増して好適であるが、各処理ゾーン(P)間には
布帛(F)に極力張力を与えずに搬送する手段を設けて
おくことが必要とされることは言うまでもない。
更に、布帛(F)の表裏を反転せしめる手段を設け、片
面に処理を施した後、この手段を経由させて他の片面に
も処理を施すことにより、布帛(F)の両面から充分な
縮絨効果が与えられ、特に最終加工を布帛裏面より行う
ことにより、製品布帛の表面に多くの毛羽と豊かなフェ
ルト怒をもたすことができて好適である。
また、この処理を施す前に、布帛(F)に縮絨剤を付与
しておけば、より良好な縮絨効果が得られる。
く具体例I〉 本実施例の装置を用い、本発明に係る縮絨加工方法を実
施して得られた布帛と、従来のローラキャナル方式の縮
絨方法により得られた布帛について、夫々の特性を測定
した。その結果を第1表に示す。
対象布帛; 、合繊混繊物:ウール35%、ポリエステル65%糸番
手  =12番手単糸 繊り組織 :2/2綾織 糸条径  : 0.3 m m 糸条ピッチ: 0.8 m m 本発明方法の処理条件; 噴射圧力 :50kg/cm” 噴流長  :40mm ノズル  : 0.3 m m  直通ノズル配列  
 :ピンチl+:o、8mm コンベア =60メツシュ 走行速度 :10m/min 処理回数 :表2回更2回 走行方向 :経糸方向 従来方法の処理条件; 主ローラ圧カニ95kg/cm2 キャナル圧カニ80kg/cm” 処理時間  145分 く具体例2〉 更に、本発明方法による加工状態と、設定する噴射圧力
との関係を、具体例1の処理条件における噴射圧力を4
0kg/cm” とした際の測定結果と比較して第2表
に示す。従って、同表において、従来方法と本発明方法
(50kg/cm”)との測定値は、具体例1による測
定結果を用いている。
これらの結果をみれば、以下のことが明らかとなる。即
ち、第1表より、本発明方法によるものは、剪断かたさ
及びヒステリシス幅、並びに曲げかたさ及びヒステリシ
ス幅については充分に大きく、従って繊維の交絡に゛よ
る表面のフェルト化が進んでいること、また、布帛の走
行方向、即ち経方向の収縮率及び厚さ増加率についても
、従来方法より大となり、顕著な縮絨効果が得られてい
ることがわかる。
また、第2表より、噴射圧力を変更すると平均的に処理
状態が変化すること、布帛によって噴射圧力を変えるこ
とにより従来方法と略々間等の処理状態を得ることがで
きることが確認された。
更に、本発明方法は、拡布状態で連続処理を施すため、
その実施に際し布帛に加工皺を生じることもなかった。
また、本発明に係る縮絨加工を実施するに際し、他の条
件として、以下のような処理条件を設定することにより
好ましい結果が得られることが判明した。
噴射圧カニ 10〜100kg/cm”噴流具 :最長
500mm 走行速度:2〜30 m / m i nコンベア:4
0〜70メツシユ そこで、夫々の要件について考察すると、まず、高圧噴
fL(W)の噴射圧力は、上記の範囲より大きいと繊維
組織を破壊し、また小さいと効果が得られず、またその
噴流具、即ちノズル先端から布帛面までの距離を長く取
り過ぎると、噴流が空気を巻き込み、形状を乱し、噴射
圧力も低下する。
ノズルの精度にもよるが、この状態では布帛に対し良い
縮絨効果は得難く、不適である。
布帛(F)の走行速度は、上記噴射圧力と関係するが、
速過ぎると充分な処理効果が与えられず、また遅過ぎる
と繊維組織が破壊されることとなるため、布帛の種類5
噴射圧力によって上記の範囲内にて考慮することが必要
とされる。
コンベアのメツシュ値は、上記の範囲より粗いと、高圧
噴流により布帛にメツシュの形状に相応した多数の凹凸
ができて好ましくない。また密にし過ぎると噴射された
流体が円滑にrJF出されず、いずれも不適である。
また、糸条径、糸条ピンチと噴流径、噴流ピ。
チとの間にも相互関係があり、両者を同程度とすること
が好ましい。即ち、噴流径が糸条径および糸条ピンチと
比較して極端に大の時、糸条が移動する逃げ場がなくな
り、糸条繊維のかき出しが過剰に行われ、Ml織破壊・
切断に至る。逆に噴流径が糸条径および糸条ピッチと比
較して極端に小の時、高圧噴流が布帛に衝突して得られ
る効果が小となるのである。
(発明の効果) 以上述べた通り、本発明方法及び装置によれば、ローラ
キャナル方式の加工を数回反復したのと同程度に充分な
縮絨効果が連続処理により得られる。
即ち、高圧噴流の噴射によって縮絨が毛羽だって絡み合
い、布帛の表面がフェルト化し、更に布帛の走行方向に
収縮がなされて厚みが増し、風合良好な布帛が得られる
のである。
特に、高圧噴流の噴射を布帛の走行方向に沿って適宜型
?yさせて行っていくことにより、処理ゾーンを通過す
るうちに徐々に繊維がかき出されて縮絨が進み、良好な
風合が得られる。
そして、本発明装置を用いることにより、本発明方法に
係る連続処理が極めて効率的に実施され、短時間で充分
な縮絨効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す斜視図、第2図及
び第3図は同要部拡大図、第4図はノズルの配置例を示
す説明図である。 (1)・・・搬送コンベア、    (2)・・・ノズ
ル体、(3)・・・ノズル、        (4)・
・・駆動ローラ、(5)・・・補強板、       
(6)・・・供給ローラ、(7)・・・取出しローラ、
    (8)・・・パイプ、(9a)、(9b)・・
・水供給機構。 第7図 (E M3 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)織物、編物等の布帛を連続的に走行させ、その略
    々全面にわたって複数の高圧噴流を噴射する処理ゾーン
    を経由せしめて縮絨加工処理を施す方法であって、処理
    ゾーンにおいて、布帛の走行方向に沿って複数の高圧噴
    流を重複噴射することを特徴とする布帛の縮絨加工方法
  2. (2)布帛(F)を連続的に走行させる搬送コンベア(
    1)と、このコンベア(1)の上方に並設されて処理ゾ
    ーン(P)を形成するノズル体(2)とを備えてなり、
    ノズル体(2)は、前記コンベア(1)に向けて高圧噴
    流(W)を噴射するノズル(3)を布帛(F)の走行方
    向に沿って複数列配設して構成されている布帛の縮絨加
    工装置。
JP12682988A 1988-05-23 1988-05-23 布帛の縮絨加工方法及び装置 Pending JPH01298265A (ja)

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