JPH01289425A

JPH01289425A - ハニカム型水耕栽培装置

Info

Publication number: JPH01289425A
Application number: JP63118911A
Authority: JP
Inventors: Shusaku Sawada; 周作澤田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-05-16
Filing date: 1988-05-16
Publication date: 1989-11-21
Anticipated expiration: 2012-03-26
Also published as: JP2594614B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）この発明は、ハニカム型水耕栽培装置に関するものであ
る。さらに詳しくは、この発明は、４Ｉ物の成長と収Ｍ
植物の品質が均一で、単位容積当りの収穫の多いハニカ
ム型構造の水耕栽培装置に関するものである。

（菅景技術）無農薬植物栽培と地理的、季節的な供給変動のない野菜
、果物等の栽培、およびその消費への関心が高まるにつ
れて、水耕栽培技術の開発はさらに活発化してきている
。

これまでに知られている木精栽培の方法としては、水平
または傾斜式の栽培床の根を培養液に浸し、養分および
酸素を与えて栽培する方法と、植物の根を培養液に浸す
ことなしに、直接にスプレー噴霧して栄養分を補給する
方法とがある。

この後者の方法は、植物の根ぐされを防ぎ、根に充分な
酸素を与えることができる点で優れたものであり、その
ための装置としては、たとえば特開昭６１−１２４３３
０号公報に記載されているように、山形の三角形のパネ
ルユニットの傾斜面を栽培床とし、内側から根に向けて
培養液をスプレー噴霧する方式のものが知られている。

この山形方式による栽培装置は、根を培養液に浸す水平
式のものに比べて単位容積当りの収量は多いが、傾斜面
での栽培となるため茎の曲がり等の制約が避けられず、
栽培植物の種類が限られ、しかも光照射の分布が不均一
になり、植物の成長に差が生じてしまうという問題があ
った。

このため、山形装置を用いてのスプレー噴震による栽培
法の単位容積当りの大きな収量という特長を生かしつつ
、上記した通りの従来の欠点を改善した新しい構造のス
プレー噴震方式による高効率、高品質栽培を可能とする
栽培法とそのための装置の実現が望まれていた。

（発明の目的）この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の水耕栽培装置の欠点を改善し、高効率、高
品質栽培を可能とする培養液のスプレー噴震による新規
な水耕栽培装置を提供することを目的としている。

（発明の開示）この発明は、上記の目的を実現するために、４枚以上の
パネルからなる多角ユニット空間内の下方に移動自在な
栽培床を設け、上部に培養液スプレーノズルと照明装置
を配設した栽培ユニットの複数個を、該栽培ユニットの
少なくとも一つの壁面を相互に接して組立てなることを
特徴とするハニカム型水耕栽培装置を提供する。

添付した図面に沿ってこの発明について説明する。

第１図は、この発明の一例を示したものである。

この例においては、水耕栽培装置（１）は、６枚のパネ
ルによって構成される六角形栽培ユニット（２）を８個
組合わせたものからなっている。各々の栽培ユニット（
２）の空間内には、その下方に栽培床（３）、上方に培
養液のスプレーノズル（４）および照明ランプ（５）を
設けている。

栽培ユニット（２）について詳しく示したものが第２図
および第３図である。この例においては、第１図の場合
とはスプレーノズル（４）および照明ランプ（５）の位
置が上下逆になっている。

第２図から明らかなように、栽培ユニット（２）は、３
枚の下部パネル（６）と３枚の上部パネル（７）とによ
って構成しており、下部パネル（６）の内壁部には、た
とえばコンベア等によって移動可能とした栽培床（３）
を設け、この栽培床（３）に均等に光照射できるように
可動式の照明ランプ（５）を設けている。照明ランプ（
５）は、この第２図においては左右、上下に動くように
している。このため、必要に応じて、特定部位の栽培床
（３）に集中して光照射することもできる。

スプレーノズル（４）についても同様に可動式としてい
る。培養液の噴霧は、この動きを制御することにより効
果的なものとすることができる。

また、第３図に示したように、このスプレーノズル（４
）および照明ランプ（５）は、栽培ユニット（２）の長
さ方向へも移動できるようにしている。

照明ランプ（５）は、このように高さばかりでなく、栽
培ユニットの長さ方向に自由に変えることができ、植物
の種類や成長に合わせて光源のランプの間隔や照度、光
の種類を簡単に変えることができる。故障の場合にも、
照明ランプ（５）を栽培ユニット（２）の端面開口部に
移動させることにより容易に行うことができる。

スプレーノズル（４）は通常、しばしば目詰りを起こす
が、この発明によって保守、修理は容易となる。複数個
のスプレーノズル（４）を装着し、その間隔を適宜に変
更することも容易である。さらには、複数個を栽培ユニ
ット（２）の長さ方向に並列に設けてもよい、培養液は
、ポンプからフレキシブルホースをワンタッチジヨイン
トでスプレーノズル（４）につないで供給することがで
きる。

栽培床（３）は、植物を植生させることができるように
多孔性のコンベアとすることができる。

また、第３図に示したように、栽培ユニット（２）のパ
ネル（６）は、栽培液の排出と、他のユニットへの供給
もかねて多孔板、もしくは網状体としてもよい。

たとえばこのように例示することのできるこの発明の栽
培装置は、その組立にあたって、各々の栽培ユニット（
２）を積み重ねて、ベルト等で束ねるか、あるいは係合
フック等によって相互に結合すればよい、地面への固定
にアンカーボルトは格別必要ではない、ユニットの組立
は容易であり、移動も簡単である。

栽培ユニットについては、たとえば第４図に示したよう
に各々４枚のパネル構成体からなるものとしてもよい。

いずれの形状のユニットにおいても、この発明の栽培装
置は潰れた効果を実現する。すなわち、この発明の装置
においては、栽培床と照明ランプとの位置調整が容易で
、均一な光照射が可能であることから植物の成長のバラ
ツキは少ない、たとえば前述の特開昭６１−１２４３３
０号公報記載の山形装置の場合には照度差が５０％もあ
るが、この発明のハニカム型装置の場合には、その差は
２０％以下にまで低減することができ、収穫植物の３０
〜１１０ｇまでのバラツキも、７０〜１１０ｇのバラツ
キにまで制御することができた。

また、この発明の装置においては、植物の種類によって
傾斜栽培または水平栽培のいずれも可能である。＃１斜
栽培によっては栽培が不可能であるものや、茎の曲がり
等によって商品価値の著しく下がる植物も水平面で栽培
することができ、また傾斜面での栽培可能な植物につい
ても単位容積当りの収穫効率も向上させることもできる
。

播種後の初期育成を水平面で行うこともできる。

これを傾斜面に移すことにより栽培効率は著しく向上す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の装置の一例を示した斜視図である
。第２図および第３図は、この発明の装置の栽培ユニッ
トの例を示した正断面図と側断面図である。第４図は、この発明の装置の他の例を示した斜視図であ
る。１・・・水耕栽培装置２・・・栽培ユニット３・・・栽培床４・・・スプレーノズル５・・・照明ランプ６．７・・・ユニットパネル代理人　弁理士　　西　　澤　利　　夫第　　１　　図第　　２　　図第　　３　　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）４枚以上のパネルからなる多角ユニット空間内の
下方に移動自在な栽培床を設け、上部に培養液スプレー
ノズルと照明装置を配設した栽培ユニットの複数個を、
該栽培ユニットの少なくとも一つの壁面を相互に接して
組立てなることを特徴とするハニカム型水耕栽培装置。
（２）六角形の栽培ユニットからなる請求項（１）記載
のハニカム型水耕栽培装置。
（３）培養液スプレーノズルを栽培ユニットの長さ方向
に移動自在とした請求項（１）記載のハニカム型水耕栽
培装置。
（４）栽培床をコンベアにより移動させる請求項（１）
記載のハニカム型水耕栽培装置。（５）パネルが網目状
体もしくは多孔板体である請求項（１）記載のハニカム
型水耕栽培装置。