JPH0128803Y2 - - Google Patents

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JPH0128803Y2
JPH0128803Y2 JP3097984U JP3097984U JPH0128803Y2 JP H0128803 Y2 JPH0128803 Y2 JP H0128803Y2 JP 3097984 U JP3097984 U JP 3097984U JP 3097984 U JP3097984 U JP 3097984U JP H0128803 Y2 JPH0128803 Y2 JP H0128803Y2
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tubular
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support plate
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JP3097984U
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術手段) この考案は、液体の過装置、特に耐薬品性及
び耐熱性に優れた精密過装置の改良に関するも
のである。
(考案の背景) 液体や気体中に含まれる微粒子を精密過によ
り分離するための過装置において、耐薬品性や
耐熱性を向上させるため、構成部材の全てに弗素
樹脂を使用した精密過装置を本出願人はすでに
提供している。
上記精密過装置の基本構造は第1図に例示す
るごとく、一端が開放された容器1と、この容器
1内に収納する複数本の管状過体2と、管状
過体2を保持して容器1を閉鎖する蓋構造3とを
弗素樹脂で製作し、これらをステンレス等の外ケ
ース4内に圧縮状態で組込んで構成されている。
蓋構造3に設けた入口5から容器4内に流入し
た流体は、管状過体2の外部から内部に過し
て出口6から取出されることになる。
ところで、過装置は、流体通路の接続部分や
閉鎖部分のシール性が、過性能そのものに大き
な影響を受けるものであり、上記のような精密
過装置においても管状過体2と出口6の接続部
分や、蓋構造3による容器4の閉鎖部分等に完全
な気密、水密の接続構造やシール構造を採用しな
ければならない。
しかしながら、蓋構造3やその他の部分の形成
材料として使用される四弗化エチレン樹脂のよう
な弗素樹脂は、圧縮により永久変形を生じやすい
という性質があり、このため、蓋構造3には通路
接続部分の形成にあたつて、変形発生を困難にす
る構造の採用が必要である。
(考案の目的) この考案は上記のような点にかんがみてなされ
たものであり、蓋構造の変形発生がほとんどな
く、通路接続部分のシール効果が優れた過装置
を提供することが目的である。
(考案の構成) この考案の構成は、管状過体を収納する容器
を蓋構造で閉鎖し、この蓋構造に入口又は出口の
一方を管状過体に導通させる連通溝を設け、連
通溝を一部が切り離された弧状に形成し、蓋構造
の構成材料の減少を最小限にして変形の発生を防
止するようにしたものである。
(考案の実施例) 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
図示のように、容器4の口部を閉鎖する蓋構造
3は、複数本の管状過体2を取付ける支持板7
と、この支持板7の外面に重ねる固定板8の組合
せによつて構成され、支持板7と固定板8は共に
弗素樹脂を用い、容器1の外径と等しい円板状に
形成されている。
上記支持板7には中央部とその周囲に複数の通
孔9が設けられ、各通孔9に管状過体2の上端
が第2図のように連結されている。
上記支持板7と容器1の重なり面及び支持板7
と固定板8の重なり面における外周寄りの位置に
は、各々の重なり面を気密、水密状にするシール
構造が設けられている。
このシール構造は、弗素樹脂を用いて断面コ字
状に形成したリング10の内部にOリング11を
組込んだシール12と、その内側位置に溝シール
13を並設し、シール効果の向上を図るように形
成されている。
上記溝シール13は第5図のように、重なり面
の一方にV字状の溝14と、他方にこの溝14よ
りも広い角度のV字状突起15を設け、両側二箇
所の圧接部でシールを行なうようになつている。
前記蓋構造3には、固定板8と支持板7を上下
に貫通して容器1の内部と連通する入口筒16
と、固定板8に接続した出口筒17とが取付けら
れ、固定板8の支持板8との重なり面に、出口筒
17と管状過体2群とを接続する連通溝18が
設けられている。
上記連通溝18は、第3図と第4図に示すよ
う、入口筒16が貫通する部分で切り離された弧
状部18aと、この弧状部18aと中央に位置す
る管状過体を接続するための直線部18bとで
形成され、弧状部18aは支持板7に固定板8を
重ねたとき、円状に配置した管状過体2群の全
てと連通することになる。
フイルターとなる管状過体2は、焼成多孔成
形体2aの外周を多孔質膜2bで覆つた二重構造
になつており、これらはポリテトラフルオロエチ
レン(以下PTFEと略記する)を用いて形成され
ている。
焼成多孔成形体2aとして適当なものはPTFE
粒体の焼成多孔成形管であり、PTFE粒体を成形
し、加熱焼成することにより製造される、連通孔
をもつ成形体であり、通常0.1μm〜1mmの孔径を
有するものが使用され、透過性が良好で変形しに
くいという特徴があり、支持体として有効であ
る。
多孔質膜2bは通常0.01〜100μmのものから用
途に応じて選択使用され、特に延伸焼成法により
製造されたPTFE多孔質シート又はPTFE多孔質
チユーブを用いるのが最適であり、焼成多孔成形
体2aに対し孔径の小さなものが組合される。
延伸焼結法によりPTFE多孔質膜を製造するに
は、基本的には特公昭42−13560号に記載の方法
が採用される。
この方法により製造されたPTFE多孔質膜2b
は、繊維とこの繊維により互に連結された結節と
からなるミクロ構造を有するのが特徴であり、機
械的強度が大きく、微細で均一な孔径を有し、大
きな気孔率のものも製造可能であるため、単位面
積当りの過流量を大きくすることができ、過
膜としては最適である。
PTFE多孔質シートで焼成多孔成形体2aを覆
う場合、シートを接着加工して管状とする。
PTFE多孔質シートの接着は、シートを重ね合わ
せて加圧しながらPTFEの融点(約327℃)以上
に加熱することによつて達成され、また接着剤と
して重ね合わせた間に他の弗素樹脂のフイルムや
粉体を挿入して加熱加圧するようにしてもよい。
この考案の過装置は上記のような構成であ
り、過の対象となる流体として、水、有機溶
媒、及び各種溶液等をあげることができ、入口5
から容器1内に流入した流体は、管状過体2を
外部から内部に通過して過された後連通溝18
に集められ、出口6から取出されることになる。
(考案の効果) 以上のように、この考案によると、弗素樹脂を
用いて形成した蓋構造に、入口又は出口の一方と
管状過体を接続する連通溝を設け、この連通溝
を一部で切り離した弧状に形成したので、蓋構造
を形成する弗素樹脂の減少部分を最小限にとどめ
ることができ、変形の生じやすい弗素樹脂製蓋構
造の変形がほとんどなくなり、蓋構造の積層部分
にクリアランスが発生しないので、シール効果が
低下しない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る過装置の縦断正面
図、第2図は同上の要部を示す拡大断面図、第3
図は第2図における矢印−に沿う横断面図、
第4図は同じく要部の分解斜視図、第5図は同上
に用いる溝シールの断面図である。 1……容器、2……管状過体、3……蓋構
造、4……外ケース、5……入口、6……出口、
7……支持板、8……固定板、10……リング、
11……Oリング、12……シール、13……溝
シール、18……連通溝、18a……弧状部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 液体の入口と出口を有する蓋構造に自由端が
    閉塞された複数本の管状過体を取付け、この
    管状過体を収納する容器の口部を蓋構造で密
    閉した過装置において、管状過体を取付け
    た蓋構造に、管状過体群と入口又は出口の一
    方を導通させる連通溝を設け、この連通溝を一
    部が切り離された弧状に形成した過装置。 (2) 蓋構造が、管状過体を取付けた容器密閉用
    の支持板と、この支持板の外面にシール構造を
    挾んで重ねる固定板で構成され、連通溝が固定
    板の支持板重なり面に形成されている実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の過装置。 (3) 蓋構造の支持板と固定板及び容器の各々が弗
    素樹脂で形成されている実用新案登録請求の範
    囲第2項に記載の過装置。
JP3097984U 1983-07-08 1984-03-03 濾過装置 Granted JPS60144912U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3097984U JPS60144912U (ja) 1984-03-03 1984-03-03 濾過装置
DE19843425027 DE3425027A1 (de) 1983-07-08 1984-07-06 Fluorharz-filter
US06/629,036 US4539113A (en) 1983-07-08 1984-07-09 Fluororesin filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3097984U JPS60144912U (ja) 1984-03-03 1984-03-03 濾過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60144912U JPS60144912U (ja) 1985-09-26
JPH0128803Y2 true JPH0128803Y2 (ja) 1989-09-01

Family

ID=30531162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3097984U Granted JPS60144912U (ja) 1983-07-08 1984-03-03 濾過装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS60144912U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63248416A (ja) * 1987-05-13 1988-10-14 Tokyo Tungsten Co Ltd 金属微粉末回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60144912U (ja) 1985-09-26

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