JPH01282070A - 鉄道車両のブレーキ設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、制御流体を鉄道車輌のブレーキ装置に伝送す
る為の装置？こ関するものである。更に、詳述すれば、
本発明は、水力流体又は空気流体を加圧して、加圧流体
源側にある第１部分と、ブレーキ装置側にある第２部分
との間で伝送し、該第１及び第２部分には、振巾の制限
された相対運動を与え得る構成とした伝送装置を提供す
ることをその目的とするものである。

［従来の技術］ 鉄道車輌用ブレーキ装置は、一般に、車輌の各車軸に取
りつｌ）Ｉた少なくとも１つの帯金４７１円板と、車輌
のボギーに保持されるジャツギにより作動されるクラン
プシステムにより円板の両面に締め付は可能のパッドと
よりなる。車輌か動くと、ボギーに対する車軸の運動は
、パッドと円板との間の相対移動を生じる。

［発明が解決しようとする課題］ 鉄道車輌のブレーキ用摩擦部材の製造に合成飼料（例え
ばカーボン−カーボン（ｃａｒｂｏｎ　−ｃａｒｂｏ＋
＋））を使用することは、すでに提案されている。しか
し、この様な材料は、上述の従来の構成のブレーキ装置
と共に用いた場合、以下に述へる様に種々の不利な点を
伴う。

有効ブレーキ面は、円板の全表面の約５分の１にすぎな
いパッド表面迄減じてしまう。ブレーキの作動中、高温
に達する円板の有効面は、空気中の比較的長い経路をた
どり、その為、特にカーボン−カーボン材の場合、酸化
により摩擦材の摩耗を生じる。加えて、該有効面は、は
ね水にさらされ、ブレーキ効率に大きい変化を生じる。

更に、パッドを機械的クランプシステムによりしめつけ
た場合、しめイ」け力が、パットの全面に均一に分布し
ない。該しめ付は力は、主として、円板の周辺に加えら
れ、この為、ブレーキ効率が更に、制限され、不均一な
摩耗を生じる。

この様な不利な点は、カーボン−カーボン等の合成材料
の摩擦部材を用いる航空機のブレーキシステムには存在
しない。何故ならば、ブレーキは、ステータ円板とロー
タ円板との積層物として形成され、ブレーギカは、端部
円板に直接作用するジヤツキにより加えられ、円板の軸
心の全周辺に分布するからである。

しかし、上記と同じ技術を鉄道車輌のブレーキシステム
に取り入れると、車軸レベルでのブレーキ制御圧力の伝
達に関する問題を生じる。実際、鉄道の分野では、軌道
上のバラスや他の物体の衝突により損傷を受ける危険が
あるので、一般に上記レベルでの可撓パイプの使用は禁
止されている。

［発明の目的］ 本発明は、」−記従来のこの種装置の欠点に鑑みてさな
れたちのであって、車輌のボギーにより運ばれる供給パ
イプを介して流体源に接続される第１部分と、車輌の車
軸に取りイ」けたブレーキ装置に固定した第２部分との
間で、可撓パイプを用いることなしに鉄道車輌のブレー
キ装置に制御流体を伝送する装置を提供することをその
目的とするものである。

１課題を解決するための手段］ 上記目的を達成する為に、本発明にかかる伝送装置にお
いては、該第１及び第２部分を、ゴム層上金属層の交互
７こ接着した堆積物により形成され、端部層が、それぞ
れ、第１及び第２部分に固定された積層材により相互に
接続し、制御流体を積層材の層を横行する通路を介して
伝送し、該通路の端部を、通路を流体源と接続する為の
供給パイプと、第２部分に固定され通路をブレーキ装置
と接続する剛性パイプとに、それぞれ、接続したことを
特徴どする。

［作用］ 上記の構成の本発明にかかる伝送装置は、一方では、相
互に可動の二つの部分間で機械的リンクを達成し、他方
では、何ら特別の可撓パイプを用いないで、制御流体を
搬送する為に、積層材の可変形性を利用するという点で
特にすぐれている。

二つの部分間での相対運動効果による積層材の変形は、
流体の流れに影響を与えることなく、制御流体通路に対
応する変形を誘起する。

［実施例］ 以下に本発明の構成を、ｌ実施例について、添付した図
面にしたがって説明する。

先ず第１図に、車輪１２を支持し、その上に、ブレーキ
円板１４、即ち、ロータ円板が固定された鉄道車輌軸１
０を部分的に示す。円板Ｉ４は、例えば、フランス国特
許明細書第８３２０４．９６号に記載の形式のもので、
車軸の固定したウェブ板に支持されるリングセクタ状の
非着脱式の摩擦パッド１６よりなる。該摩擦パッド１６
は、カーボン−カーボン合成材料より有利に作成され、
上記ウェブ板に固定される。

ロータ円板１４は、その両側に位置する２枚のステータ
円板１８．２０と協働する。着脱を更に容易にする為に
、ステータ円板は、各々ロータ円板の摩擦バットを構成
する材料と同じ材料の摩擦パット２２を備えた、並置さ
れたリンクセクタにより構成されろ。

ステータ円板のセクタは、ローラ軸受を介して車軸ＩＱ
に取り付けたフランジ２４，２６内に収容されている。

各ステータ円板セクタには、ジヤツキ２８が連動され、
該セクタをロータ円板の対応面に対して押えつける。ス
テータ円板は、ツヤツギ２８の作用の下に、その移動に
おいて、フラノン２４，２６Ｊ二に設けられ、ステータ
円板の周辺に形成された溝に突込する軸心方向リブ２５
に案内される。

第２図に示す様に、連結バー３１は、回転中、ステータ
円板１８．２０のフランツと接し、各車軸支持ロゾト３
０は、ボギー５０への車軸１０と接する。その一端にお
いて、車軸支持ロツ）・３０は軸受３２を形成し、その
中で、車軸１０は、ローラ軸受を介して回転する。又、
その他端において、車軸ロッド３０は、ボギー５０に固
着したスピンドル３６が挿通ずる軸受３４を形成する。

車軸ロッド３０は、公知の方法で、第３図乃至第５図に
示す様に、ゴム層と金属層を交互に重ね互いに接着した
円筒状層４２　、４．４の堆積物により形成される円筒
状積層＋１’４０を介してスピンドル３６と回動自在に
支持される。ゴム材の端部層４２ａ、４２ｂは、それぞ
れ、金属リンク４６及び金属リング４８に接着されてい
る。金属リンク４６は、軸受３４内で固定され、例えば
、くさび付等により、これと共に回転する様に接続され
る。

同様に、リンク４８も、スピンドル３６に取り付けられ
、例えば、くさび付は等によって、それと共に回転する
様に構成される。

層４２，４４、外部リンク４８及び内部リング４６より
なる組立部は単一操作で組み立てられ、その間にゴム層
４２が加硫処理され、上記各層が金属層４４及び部分４
．６，４８と接着固定される。

＝７− 円板１４．１８及び２０よりなるプレーギ装置は、ツヤ
ツギ２８を介してステータ円板セクタを制御する加圧流
体又は、圧縮空気等の加圧制御流体により作動される。

本発明ににれば、制御流体は、積層材内に形成した半径
方向タクト５２を介して、図示しない流体源からジヤツ
キ２８の方に送られる。

その一端でダクト５２は、リンク４６及び軸受３４を介
して形成した半径方向開孔４７と連通し、ダクト５２の
延長部において、連結ロッド３０にそって固定されツヤ
ツキ２８に制御流体を送る剛性パイプ５４が該開孔４７
に接続されている。又、その他端において、ダクト５２
は、リング４８内に形成されダクト５２から延長する部
分に位置する半径方向部分４９ａと、ボギー５０に支持
され制御流体源につながれるパイプ５６が接続される軸
心方向部分４９ｂとを有するヂャネルに連通している。

上記の装置の作動は、以上詳述した構成より明らかであ
るが、その要点は以下に述へる通りであ＝８＝ る。

軌道上の車輪の振動によりロッド３０がスピンドル３６
の周りで移動し、その結果弾性変形の範囲内でゴム層の
せん新作用を伴って積層材４０内に変形を誘起する。ダ
クト５２は、制御流体の流れを妨げることなしに積層材
内に誘起される変形に追従する。第５図は、変形状態の
積層材を示す。

次いで、ダクト５２は、ゴム層を通って折曲セクション
によりつながった金属部分を介して一連の直線部分の形
状を取る。

「発明の効果コ その結果、制御流体は、可撓パイプを用いることなく剛
性パイプ５４を介してジヤツキ２８に送られ、積層材４
０は、ボギーと車軸ロッド間の弾性変形可能機械リンク
としての機能と、制御流体用可撓パイプの機能の両方を
持つことになる。

制御流体は、ジヤツキ２８に送られ、該ツヤツギは、ス
テータ円板１８．２０の各面に規則的に分布されている
ので、均一なブレーキ力が与えられ、有効摩擦面を全体
的に利用することが可能となる。

したがって本発明は、上記実施例に詳記した如き構成よ
りなり、所期の目的を達成し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、鉄道車輌用ブレーキ装置の部分断面図で、第
２図は、第１図に示す如きブレーキ装置に本発明の制御
流体伝送装置を用いた場合の部分側面図で、第３図は、
第２図の線■−■における断面図で、第４図及び第５図
は、第３図の線■−■における断面図で、それぞれ、非
変形状態と変形状態を示すものである。 １０・・車軸、１２　・車輪、１４　・ローラ円板、１
６．２２　　摩擦パッド、 １８．２０　　ステータ円板、 ２４．２０　　フランジ、　　２８　・ジヤツキ、３０
　車軸ロフト、３２．３４　　・ベアリング、３６　ス
ピンドル、　　　４２　ゴム層、４４・・金属層、　　
　４６・内部リング、４８　外部リング、　　５２・半
径方向ダクト、５４・・剛性パイプ、　　５６　供給パ
イプ。 特許出願人　ソシエテ・ユーロベーヌ・ドウ・プロプル
ジオン 代　理　人　弁理士　青　山　葆　ほか１名１］ Ｕ− 手続補正書（Ｊ剣 特許庁長官殿　　　　　平成１年５月８日１、事件の表
示 ２、発明の名称 制御流体伝送装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 名称　ソンエテ・ユーロペーヌ・ドウ・プロプルジオン
４、代理人 住所　〒５４０　　大阪府大阪市中央区域見２丁目１番
６１号６　補正の対象 図面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）車輛のボギー（５０）により運ばれる供給パイプ（
   ５６）を介して流体源に接続される第１部分（４６）と
   、車輛の車軸（１０）に取り付けたブレーキ装置に固定
   した第２部分（４８）との間で鉄道車輛のブレーキ装置
   に制御流体を伝送する装置であって、該第１及び第２部
   分（４６，４８）を、ゴム層（４２）と金属層（４４）
   の交互に接着した堆積物により形成され、端部層が、そ
   れぞれ、第１及び第２部分に固定された積層材（４０）
   により相互に接続し、制御流体を積層材の層を横行する
   通路（５２）を介して伝送し、該通路の端部を、通路を
   流体源と接続する為の供給パイプ（５６）と、第２部分
   に固定され通路をブレーキ装置と接続する剛性パイプ（
   ５４）とに、それぞれ、接続したことを特徴とする制御
   流体伝送装置。 ２）請求項１記載の制御流体伝送装置であって、積層材
   （４０）を円筒形状とし、通路（５２）を、積層材の層
   を介して半径方向に形成したことを特徴とする装置。 ３）請求項１及び２記載の装置よりなる形式の鉄道車輌
   用ブレーキ設備であって、前記剛性パイプ（５４）を車
   軸（１０）を支える連結ロッド（３０）により支持し、
   積層材（４０）を、ボギーに固着したスピンドル（３６
   ）と、車軸を支持する連結ロッド（３０）との間に配置
   したことを特徴とするブレーキ設備。