JPH01277736A - 水蒸気圧測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、被測定気体の水蒸気圧を直４ａ測定する水蒸
気圧測定方法に関するものである。

［従来の技術］ 被測定気体の湿度を測定する方法として１例えば秤量法
が用いられている。

この秤量法は補測定気体中に含まれる水分を吸湿材に吸
着させてその質量を測定し、この測定結果から湿度の算
出を行うものである（ＪＩＳ　２Ｂ８０Ｂ、計量研究所
報告Ｖｏ！、３８　Ｓｕｐｐｌｅｍｅｎｔ（＋９８７）
　）　。

１発１月が解決しようとする課題］ しかしながら、上述した従来の秤量法による測定方法で
は、特に湿度の低い状態を測定する場合、十分な精度を
もって測定を行うためには多量の空気を必要とするため
、その重量の測定に多くの手間と時間を要するという問
題があった。

そこで、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、簡単な構成により１回の測定を
短時間で効率的に行うことができ、湿度標準になりうる
水蒸気圧測定方法を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ に記目的を達成するため本発明による水蒸気圧測定方法
は、被測定気体を容器内に閉じ込めるサンプリング工程
と、前記容器を冷却して前記被測定気体中の水蒸気を凝
結させる冷却工程と、前記容器を冷却した状態で容器内
の凝結した水蒸気を除く被測定気体を排気する排気工程
と、前記容器中の凝結した水蒸気を気化させて圧力を測
定する圧力測定工程と、からなることを特徴としている
。

［作用］ まず、サンプリング工程で被測定気体が容器内に閉じ込
められると１次に、冷却工程で被測定気体の収容された
容器を冷却して被測定気体中の水蒸気（水分）を凝結さ
せる０次に、排気工程では容器を冷却した状態で容器内
に残された凝結した水蒸気を除く被測定気体を排気する
。さらに、圧力測定工程では容器中の凝結した水蒸気を
気化させてその圧力を測定する。

［実施例］ 第１図（ａ）〜（ｄ）は本発明による水蒸気圧測定方法
に適用される水蒸気圧測定装置の一実施例を示し、水蒸
気圧測定方法の各工程を示す図である。

まず、この実施例による水蒸気圧測定方法を説明するに
あたり、同方法が適用される水蒸気圧測定装置の構造に
ついて説明する。

この水蒸気圧測定装置は、被測定気体中に含まれる水蒸
気から、その水草気圧を測定するもので、容器１、配管
２、圧力計３によって概略構成されている。

容器ｌは配管２を介して取り込まれる被測定気体を収容
するもので、例えばガラス容器から構成されている。

配管２は吸気管２ａ、排気管２ｂおよびこれらの管の中
途位置に設けられたバルブ２ｃ　、２ｄによって構成さ
れるもので、バルブ２ｃ　、２ｄの開閉動作に基づき吸
気管２ａを介して被測定気体Ｗを容器ｌに送り込み、こ
の送り込んだ被測定気体Ｗのうち後述する冷却工程を経
て凝結した水蒸気以外の気体Ｗ゛を排気管２ｂより図示
しない真空ポンプ等の排気装置で排気している。

圧力計３は被測定気体Ｗの水蒸気圧を測定するもので、
凝固より気化した水蒸気Ｗ′の圧力を測定している。

次に、ヒ述した装置を用いた水蒸気圧測定方法について
・第１図の工程図に基づき説明する。

この水蒸気圧測定方法は、被測定気体Ｗを冷却して水蒸
気Ｗ゛を凝結させ、この凝結した水草気Ｗ°以外の成分
を排気して取り除き、水蒸気のみＷｏによる圧力の測定
を行う方法であり、サンプリング工程、冷却工程、排気
工程、圧力測定工程からなっている。

サンプリング工程ではまず、容器ｌを結露を防ぐために
被測定気体Ｗよりやや高めの温度Ｔｓに保って１Ｏ−３
Ｐａ程度に排気し１次に、バルブ２ｃ　、　２　’ｄを
開けた状態で被測定気体Ｗを吸気管２ａから容器１を経
て排気管２ｂへ流した後、バルブ２ｄ　、２ｃを閉じて
被測定気体Ｗを容器ｌに閉じ込める。この際、容器ｌと
被測定気体Ｗの圧力は等しくなるように制御する。

冷却工程では被測定気体Ｗが収容された容器ｌを冷却装
置？１４で１２０−１５０に程度の絶対温度で冷却する
。

なお、１２０に以上であればＣＯ２は凝結しない、また
、１５０に以下であれば１０３Ｐａまで排気したとして
も水の飽和水草気圧は無視できるほど極めて小さいので
、容器ｌ中の被測定気体Ｗに含まれる水蒸気（水分）Ｗ
ｏはすべ−Ｃ凝結することになる。

排気工程ではバルブ２ｄを開き容器ｌを冷却したままの
状態で排気管２ｂより容器ｌ内の気圧を１０′３Ｐａ程
度まで排気する。

圧力測定工程ではバルブ２ｄを閉じて容器１を温度Ｔｓ
付近の温度Ｔｍにし、容器ｌ内の凝結した水分Ｗ°を気
化させてその水１％圧を圧力計３により測定する。

従って、被測定気体の水蒸気圧Ｐは、Ｐ＝Ｐ’（Ｔｓ／
Ｔｍ）で表わされる。

なお、Ｐ゛は圧力測定値、Ｔｓは被測定気体温度（Ｋ）
、Ｔｍは圧力測定時の温度（Ｋ）をそれぞれ示している
。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明による水蒸気圧測定方法は
、被測定気体を容器内に閉じ込めるサンプリング工程と
、前記容器を冷却して前記被甜定気体中の水蒸気を凝結
させる冷却工程と、前記容器を冷却した状態で容器内の
凝結した水蒸気を除く被測定気体を排気する排気工程と
、前記容器中の凝結した水蒸気を気化させて圧力を測定
する圧力測定工程とから被測定気体の水蒸気圧を直接測
定するので、従来の秤量法による方法に比べて１回の測
定を短時間で効率的に行うことができる。

従って、秤量法と同様に湿度標準として湿度の測定を高
精度に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜（ｄ）は本発明による水蒸気圧測定方法
に適用される水蒸気圧測定装置の一実施例を示し、水蒸
気圧測定方法の各工程を示す図である。 ■・・・容器、２・・・配管、３・・・圧力計、４・・
・冷却装置、Ｗ・・・被測定気体、Ｗｏ・・・水蒸気（
水分）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被測定気体を容器内に閉じ込めるサンプリング工程と、
   前記容器を冷却して前記被測定気体中の水蒸気を凝結さ
   せる冷却工程と、前記容器を冷却した状態で容器内の凝
   結した水蒸気を除く被測定気体を排気する排気工程と、
   前記容器中の凝結した水蒸気を気化させて圧力を測定す
   る圧力測定工程と、からなることを特徴とする水蒸気圧
   測定方法。