JPH01277690A

JPH01277690A - 歯車ポンプ

Info

Publication number: JPH01277690A
Application number: JP10705188A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Mihashi; 新一三橋
Original assignee: Shimadzu Corp
Current assignee: Shimadzu Corp
Priority date: 1988-04-28
Filing date: 1988-04-28
Publication date: 1989-11-08
Anticipated expiration: 2011-06-26
Also published as: JP2510241B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は１個のタンク内の液体を吐出側にて吐出量を複
数に分割して圧送する場合等に用いて好適な歯車ポンプ
に関する。

（従来の技術）１個のタンク内の液体を、ポンプを用いてその吐出側に
て吐出量を２分割して圧送する場合、従来は、第４図に
示すようにタンクａに２個の取出口す、ｃを設け、これ
ら取出口す、ｃに２台の歯車ポンプｄ、ｅの吸込口ｆ、
ｇを夫々接続してこれら歯車ポンプｄＳｅの吐出口り、
、ｉにて液体の吐出量を２つに分割するようにしていた
。或は、第５図に示すようにタンクａ′に１個の取出口
す。

を設け、この取出口ｂ゛に１台の歯車ポンプｄ′の吸込
口ｆ′を接続すると共に、この歯車ポンプｄ゛の１個の
吐出口ｈ゛に二股状の分配器ｊを接続し、該分配器ｊに
て液体の吐出量を２つに分割するようにしていた。更に
は、第６図に示す如くタンクａ１に１個の取出口ｂ”を
設け、この取出口ｂ”に１台のスクリューポンプにの１
個の吸込口ｌを接続すると共に、このスクリューポンプ
ｋに２個の吐出口ｍ、ｎを設け、これら吐出口ｍ、ｎに
て液体の吐出量を２つに分割するようにしていた。なお
、第６図中Ｐはスクリュー軸、ｑは該スクリュー軸ｐを
回転するモータである。

（発明が解決しようとする課題）第４図に示すものにあっては、吐出量の分割精度は高い
が２台の歯車ポンプｄ、ｅ及びこれら各歯車ポンプｄ、
ｅに対応してその駆動機（モータ等）を２台必要とする
ため、コストが高いと共に設置スペースが少ないときは
適用することができない。

また、第５図に示すものにあっては、分配器ｊの通路の
形状や負荷圧力（配管抵抗による圧力損失）により、そ
れぞれ２分割した経路の液体流量に大きな差が生じて、
例えば合成樹脂製品の精度にバラツキが生じる。

更に、第６図に示すものにあっては、スクリューポンプ
にでは大きな圧力を発生させることが困難なため、吐出
量を吐出口ｍＸｎにおいて２分割するとき、その吐出量
の分割精度が悪くなる。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、吐出側にお
いて吐出量を複数に正確に分割することができるもので
ありながら、設置スペースが少なくて済むと共に、コス
トダウンを円滑に図ることができるようにした歯車ポン
プを堤供することを目的とし”でいる。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため本発明は、ケーシング内で噛み
合う２個以上の歯車によって、液体を吸込側から吐出側
に押し出す歯車ポンプにおいて、前記ケーシングに１個
の吸込口と少なくとも２個の吐出口を設けると共に、互
いに噛合する前記吐出口と同数組の歯車と、前記各歯車
相互間に位置して前記歯車の駆動軸及び従動軸を夫々支
承する中間部軸受とを設け、これらの中間部軸受けを対
応する前記各駆動軸及び従動軸に対して軸線方向に所定
範囲移動可能に構成したものである。

（作用）１個の吸込口からケーシング内に吸い込まれた液体は、
吸込口と同数組の歯車によりその吐出量がケーシング内
で複数に分１１されて各吐出口から吐出する。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図乃至第３図に基づき説
明する。各図中１はケーシングで、ケーシング１は両端
面が開口する略円筒状の本体２と、該本体２の前端面に
ボルト３にて液密に取り付けられた前カバー４と、本体
２の後端面にボルト５にて液密に取り付けられた後カバ
ー６とからなる。

本体２の上側面には１個の吸込ロアが、下側面には複数
個、例えば２個の吐出口８．９がそれぞれ設けられ、こ
れら吐出口８．９は本体２の軸線方向に互いに離間して
いる。吸込ロアの開口面積は、吐出口８．９のそれより
大きく設定されている。

吸込ロアの内情面は、分配壁１０により吐出目配投数と
対応する数、即ち、２つの分配路１１．１２に区画され
ている。これらの各分配路１１．１２は吐出口８．９と
それぞれ対向している。

本体２内には、その軸線方向に沿い且つ互いに平行に間
隔を存して一対の軸（駆動軸及び従動軸）１３．１４が
回転可能に配設されている。駆動軸１３は、本体２の両
端部内面に固定された端部軸受１５．１６と、これら端
部軸受１５．１６相互間に位置してその軸方向に移動可
能に設けられた中間部軸受１７とにそれぞれ回転可能に
支承されている。また、従動軸１４は、本体２の両端部
内面に固定された端部軸受１８．１９と、これら端部軸
受１８．１９相互間に位置してその軸方向に移動可能に
設けられた中間部軸受２０とにそれぞれ回転可能に支承
されている。

駆動軸１３には、その両端部軸受１５．１６と中間部軸
受１７とのそれぞれの間に位置して一対の歯車２１．２
２が一体回転可能に嵌着されている。これらの歯車２１
．２２はキー２３．２４により、駆動軸Ｉ３に対して回
転止めされている。

また、従動軸１４には、その各両端部軸受１８．１９と
中間部軸受２０とのそれぞれの間に位置して一対の歯車
２５．２６が一体回転可能に嵌着されている。これらの
歯車２５．２６はキー２７．２８により、従動軸１４に
対して回転止めされている。　駆動軸１３の歯車２Ｌ’
２２と従動軸１４の歯車２５．２６とは互いにそれぞれ
噛み合っており、これら各歯車２１．２２．２５．２６
の噛合回転に伴い、吸込ロアから吸い込まれた液体が各
吐出口８．９から吐出されるようになっている。

分配壁１０は吸入側の流入した液を２分割する役割を持
つと同時に、中央部の軸受１７．１Ｂの保持ケースを形
成している。

前カバー４にはスタッフィングボックス２９が外方に突
設形成され、スタッフィングボックス２９の中心に沿っ
て嵌装孔２９ａが穿設されている。

駆動軸１３の一端部１３ａは、スタッフィングボックス
２９の嵌装孔２９ａを介して外方へ延出し、該延出端部
にはモータ（図示省略）の回転軸が接続される。駆動軸
１３の前記スタッフィングボックス２９内に位置する部
位の外周にはスリーブ３０が外嵌されている。このスリ
ーブ３０の外周面とスタッフィングボックス２９の内周
面との間にはグランドパツキン３１が介装されている。

このグランドパツキン３１はグランドパツキン押さえ３
２によりスタッフィングボックス２９の内部の段部３３
に押し付けられている。グランドパツキン押さえ３２は
ボルト３４とナツト３５により前カバー４の外面に取り
付けられている。

次に、上記構成になる本発明の歯車ポンプの作動を説明
する。

吸込ロアを、液体を収容した１個のタンク（図示省略）
の取出口に、取出口８．９を合成樹脂成形機の金型等の
被圧送部（図示省略）にそれぞれ接続する。そして、モ
ータを駆乃して駆動軸１３を回転させると、これと一体
に歯車２１．２２が回転する。これら歯車２１．２２の
回転に伴い、これらと噛み合っている従動軸１４の歯車
２５．２６が該従動軸１４と一体に回転する。これら各
歯車２１．２２．２５．２６の噛合回転に伴いタンク内
の液体がその取出口から吸込ロア内に吸い込まれた後、
分配壁１０の作用で各吐出口８．９に対応して２分され
て各分配路１１．１２に流入する。そして、一方の分配
路１１側に流入した例えば高粘度ポリマー等の液体は、
−側方の歯車２１．２５により一方の吐出口８から吐出
されて被圧送部へ圧送される。また、他方の分配路１２
側に流入した液体は、他側方の歯車２２．２６により他
方の吐出口９から吐出されて被圧送部へ圧送される。こ
のとき、歯車２１と２２間、及び歯車２５と２６間に可
動形の軸受１７．２０が介装されているので吐出口８，
９部の圧力が多少アンバランスになった場合、歯車２１
．２２及び歯車２５．２６とそれらの間の軸受１７，２
０との間の組立時の隙間だけ圧力の低い側へ軸受１７．
２２は移動し、圧力の高い側の歯車と軸受の隙間は広が
り、液をこの広がった隙間からリークさせることにより
高圧側の吐出口の圧力を僅かに下げて低圧側の吐出口の
圧力と均等を保たせることが出来る。

なお、本発明の歯車ポンプに液体の粘度を計測するため
の粘度計測用歯車ポンプを取り付けて、圧送する液体の
粘度を測定し得るようにしてもよい。また、各吐出口８
．９に対応する各一対の歯車の寸法を変えて、互いに異
なる２種類の吐出量を得るようにしてもよい。

更に、吐出口は２個以上設けてもよい。

（発明の効果）以上詳述したように本発明は、駆動軸及び従動軸に吐出
孔に対応する複数組の歯車を組込んだので吐出側におい
て、各吐出口に対応して設けた歯車の作用で吐出量を複
数に正確に分割することができるものでありながら、ポ
ンプ及びその駆動機（モータ等）が１台で済むので設置
スペースが少なくて済むと共に、コストダウンを円滑に
図ることができる。また、高粘度ポリマー等の高粘度液
体の真空タンクからの抜き出し及びその液体の高圧への
昇圧を同時に行なうことができる。更に、スクリューポ
ンプより高圧で吐出し得るので、吐出量が正確である。

更に、中間軸受としてフローティングタイプ（可動型）
のものが使用されるので歯車と軸受との隙間調整が不要
となり、構造が簡単なポンプとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示し、第１図は
本発明の歯車ポンプの一部切欠側面図、第２図は第１図
の■−■線に沿う断面図、第３図は第１図の■−■線に
沿う断面図、第４図及び第５図は互いに異なる従来例を
示す側面図、第６図は更に別の従来例を示す断面図であ
る。１・・・ケーシング、７・・・吸込口、８，９・・・吐
出口、１３・・・駆動軸、１４・・・従動軸、１５，１
６．１Ｂ。１９・・・端部軸受、１７．’２０・・・中間部軸受、
２１゜２２．２５．２６・・・歯車。穿２図１３図

Claims

【特許請求の範囲】

　ケーシング内で噛み合う２個以上の歯車によって、液
体を吸込側から吐出側に押し出す歯車ポンプにおいて、
前記ケーシングに１個の吸込口と少なくとも２個の吐出
口を設けると共に、互いに噛合する前記吐出口と同数組
の歯車と、前記各歯車相互間に位置して前記歯車の駆動
軸及び従動軸を夫々支承する中間部軸受とを設け、これ
らの中間部軸受けを対応する前記各駆動軸及び従動軸に
対して軸線方向に所定範囲移動可能に構成したことを特
徴とする歯車ポンプ。