JPH01267187A - 真空断熱形コンテナ - Google Patents

真空断熱形コンテナ

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JPH01267187A
JPH01267187A JP63095379A JP9537988A JPH01267187A JP H01267187 A JPH01267187 A JP H01267187A JP 63095379 A JP63095379 A JP 63095379A JP 9537988 A JP9537988 A JP 9537988A JP H01267187 A JPH01267187 A JP H01267187A
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JP
Japan
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section
wall section
membrane
aft
wall
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JP63095379A
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English (en)
Inventor
R Macalister Ian
イアン アール マックアリスター
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Danby Developments Inc
Original Assignee
Danby Developments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空断熱形のコンテナに関し、特に、比較的長
期間に亘って非常に低い温度に維持しなければならない
産品を輸送するのに適したコンテナに関する。
一最に使用されている真空断熱形の貨物コンテナの1つ
に、冷凍食品の輸送に用いるものがある。
このようなコンテナは08F (約−18℃)以下の温
度が得られるように設計されている。しかしながら、経
年変化により、断熱材や冷凍機器の劣化がよく見られ、
これによりコンテナのサブゼロ能力(氷点下以下に保冷
する能力)の低下を招いていた。かような真空断熱形の
貨物コンテナを使用する作業者が高品質のサービスを維
持するように努めても、この数年来サービスコストは上
昇の一途をたどっている。また、多くの場合、食料品の
温度をほぼO@F(約−18℃)に保つことは、食料品
の品質維持の上で最適なことではない。
近年、スーパーマーケット用の商品、例えば果物、野菜
、魚その他の食料品を、液体窒素のような低温流体を用
いて高速冷凍することが知られている。これらの技術が
用いられておりかつ冷凍作業を行なうための自動機器が
開発されているとはいえ、例えば−80’F(約−62
℃)近くの極めて低い温度で輸送する場合の問題は、解
決が非常に困難な問題の1つである。従って、食料品の
品質維持の上で、0°F (約−18℃)近くの温度で
輸送することが最適であるとはいえないけれども、現行
の技術では大部分の場合、約0°F(約−18℃)の温
度で輸送できる能力をもつコンテナを用いているのが実
情である。
魔法びんの原理としても知られているように、2つの部
材の間に真空部分を設けることによって優れた断熱能力
が得られることが知られている。
かような魔法びんは、互に間隔を隔てて配置された内壁
と外壁との間の空間を真空にすることにより構成されて
いる。最も普遍的な構造は、内外の2壁が同心状の円筒
側壁として形成されていて、これらの円筒側壁の両端部
を同心の半球形部分で閉鎖したものであり、一端の半球
形部分を通って開口が形成されている。
しかしながら、魔法びんの両壁にはかなり大きな力が作
用する。大気圧が海面レベルで約15psi  (約1
.05 kg/crA)であるとすると、外壁の直径が
3インチ(約7.6 c+a )で長さが12インチ(
約30CI11)の標準形の魔法びんの外壁には、全体
として約540ポンド(約245kg)の横方向の力が
作用していることになる。内壁に作用する力は半径方向
外方に向いているため内壁を形成している材料には張力
が作用し、従って座屈が生じることはないので、魔法び
んの内壁を過酷な条件に耐えるものとする必要はない。
しかしながら外壁には破壊力が作用することがあり、ま
た座屈を生じさせる力が作用することもあるので、外壁
は構造的に強くしておかなければならない。
真空断熱コンテナを作るには構造上の問題があるため、
多くの場合、断熱領域を真空領域として形成する発想が
見捨てられてしまい、厚くて高品質の断熱材を使用する
ことが行なわれている。しかしながら、長期間に亘って
非常に低い温度を維持しようとする場合には、厚くて高
品質の断熱材を使用しても、満足のいく結果は得られて
いない。
すべての輸送用コンテナにいえることであるが、コンテ
ナの占める体積は重要なポイントになる。
好ましくは、コンテナの収容容積に比べ、コンテナの占
める全体積が余り大きくならないようにすることである
。また、輸送用コンテナの形状を、例えばトラック又は
貨車へ積込む場合に、なるべく場所をとらずに経済的に
積込むことができる形状にするのが望ましい。
本発明は、“ VACllUM  lN5ULATED
  5HIPPINGCONT八INERAND  M
ETHOD”(「真空断熱形の輸送用コンテナおよび方
法」)の名称で、1986年1月21日に出願された米
国特許出願第S、 N。
06/821,381号(発明者は本願発明者は同一人
)に記載の技術と密接した関係を有するものである。
上記の米国特許出願には、大気圧にさらされる第1の外
壁手段を備えた流体断熱形の外側の収容構造体と、物品
の収容領域を形成しかつ前記第1の外壁手段から内方に
間隔を隔てて配置された第2の壁手段を備えている流体
断熱形の内側の収容構造体とからなるコンテナが記載さ
れている。第1および第2の壁手段の間は減圧された断
熱領域を形成していて、大気熱が物品収容領域に伝熱さ
れないように断熱している。
上記の米国特許出願においては、内壁手段と外壁手段と
の間の温度差の変化に伴なう熱膨張および熱収縮によっ
て、両壁が相対的に移動できるようになっている。かよ
うな熱膨張および熱収縮を補償するため、コンテナの前
端部が、内壁手段および外壁手段の前方の周辺フレーム
の間で長手方向に相対運動できるように配置されている
。上記米国特許出願に記載の構造は本発明の目的を完全
に達成できるものであるが、本発明の発明者(すなわち
上記米国特許出願の発明者)は、部材の熱膨張および/
又は熱収縮に適応できる構造について更に開発を行った
ものであり、本発明はこの構造に関するものである。
本発明の真空断熱形コンテナは、収容領域を形成してお
りかつ長手方向の軸線と前端部と後端部とを備えたもの
である。このコンテナは、大気にさらされる第1の流体
気密外側壁構造と、該外側壁構造から内側に間隔を隔て
て配置されていて収容領域を形成している第2の流体気
密内側壁構造とを備えている。第1および第2の壁構造
の間には、大気の熱が収容領域に伝達することを遮断す
るための減圧断熱領域が形成されている。
本発明のコンテナには流体気密後端壁セクションが設け
てあり、該後端壁セクションは後部の外壁セクションと
後部の内壁セクションとを備えていて、両セクションの
間には第2の減圧領域が形成されている。少(とも後部
の内壁セクションが第2の内側壁構造の後端部に連結さ
れていて、該第2の内側壁構造と共に移動できるように
なっている。第2の内側壁構造の後端部および内壁セク
ションが第1の外側壁構造に対して前記長手方向の軸線
に沿って移動できるように取付けられており、第1の外
側壁構造と第2の内側壁構造との熱膨張量および熱収縮
量の差は、第1の外側壁構造に対する第2の壁構造の後
端部および内壁セクションの運動により許容できるよう
になっている。
好ましい実施例においては、前記後部の外壁セクション
が第2の内壁構造の後端部にも連結されていて、該第2
の内側壁構造と共に移動できるようになっている。また
この好ましい実施例においては、前記後部の外壁セクシ
ョンが後部の外側周辺フレームを有しており、該外側周
辺フレームは前記第1の外側壁構造の後部の周辺フレー
ムに隣接して取付けられており、かつ、前記第1の外側
壁構造の後部の周辺フレームに対する後部の外壁セクシ
ョンの後部の外側周辺フレームの運動を許容する流体気
密シールを介して前記第1の外側壁構造の周辺フレーム
に連結されている。特に好ましい実施例においては、後
部の外壁セクションが、後部の外壁セクション領域を形
成する後部の外側周辺フレームを備えている。前記後部
の外壁セクションを横切るように、全体として平らな後
部の外側膜セクションが設けてあり、該膜セクションは
主要中央部と後部の外側周辺フレームに取付けられた周
辺部とを備えている。前記後部の外側膜セクションの前
記主要中央部が、前記後部の外側周辺フレームに対して
内側に弯曲した面を有していて、前記後部の外側膜セク
ションの外側面に作用する大気圧によって後部の外側膜
セクションの全体に張力を生じさせることにより大気圧
に耐えることができるようになっている。
更に、好ましい実施例においては、前記後部の内壁セク
ションが、後部の内壁セクション領域を形成する後部の
内側周辺フレームを備えている。
後部の内側周辺フレームには、後部の外側膜セクション
を取付けた場合と同様にして、全体として平らな後部の
内側膜セクションが取付けられている(但し、該内側膜
セクションは、該膜セクションに作用する張力によって
外側に弯曲するようになっている点で、外側膜セクショ
ンとは異っている)。
別の実施例においては、外側壁構造の後端部に後部の周
辺フレームが設けてあって、該周辺フレームには、前述
の方法とほぼ同様にして外側膜セクションが取付けられ
ている。また、後部の内壁セクションは内側壁構造の後
端部に連結されていて、該内側壁構造と共に動き得るよ
うになっている。しかしながら、後部の内壁セクション
は後部の外壁セクションに対しても動くことができる。
好ましい実施例においては、少くとも外側壁構造が複数
の側壁セクションを備えており、各側壁セクションは、
前述のようにして取付けられた膜セクションを備えた少
くとも1つの周辺フレームを有している。また好ましい
実施例においては、各膜セクションが外側に弯曲してい
る点を除き、内側壁構造が同様にして構成されている。
更に好ましい実施例においては、外側の収容構造に支持
フレームが設けてあり、該支持フレームは長手方向に延
在する複数のコーナビームと複数のクロスビームとを備
えている。更に好ましい実施例においては、内側壁構造
も同様にして構成されている。また、外側および内側の
壁構造の内側および外側フレームの前端部は互に剛接さ
れており、外側壁構造の後端部に対して内側壁構造の後
端部が動き得るようにすることによって、熱膨張を許容
できるようにしである。
本発明の他の特徴は、添付図面に基く本発明の実施例に
ついての以下の詳細な説明により明らかになるであろう
本発明の基本構造のほとんどは、前述の米国特許出願筒
821,381号に記載されている。本願明細書では、
先ず本発明の構成部材(これらの構成部材は、上記米国
特許出願筒821,381号に記載の構成部材と同一で
あるかほとんど同じものである)について説明し、その
後、本願において新しく述べる特徴について説明するこ
とにする。
本発明の第1の実施例が第1図〜第5図に示されている
。これらの図面には、正方形の横断面形状と長手方向の
中心軸線11とを備えた直方体のコンテナ10が示され
ている。形状的に見れば、コンテナlOは、頂壁12と
、底壁14と、2つの側壁16と、端壁18と、該端壁
18の反対側のコンテナの端部に配置された取外し可能
な端カバー20とを有している。本願の説明において、
端カバー20の側のコンテナの端部をコンテナ10の前
端部と呼び、端壁18の側の端部をコンテナ10の後端
部と呼ぶものとする。
構造的に見れば、コンテナIOは、内側の壁構造22と
外側の壁構造24とからなるものと考えることができる
。外側の壁構造24は、内側の壁構造22から外方に僅
かな間隔を隔てて、内側の壁構造22を包囲するように
配置されていて、内側の壁構造22と協働して減圧断熱
影領域すなわち真空断熱領域26を形成している。
外側の壁構造24は骨格となるフレーム28を備えてお
り、該フレーム2日は複数のシートセクションすなわち
膜セクション30により覆われている。図示した特別な
構造では、フレーム28が、両側壁16と頂壁12との
接合部に配置された長平方向に延びる2本の上ビーム3
2と、両側壁16と底壁14との接合部に配置された長
平方向に延びる2本の下ビーム34とを備えている。ま
た、端壁18の縁部に隣接して4本の後端ビーム36が
配置されており、端カバー20が設けられた箇所には第
2の前端ビーム38が正面形をなすように相互連結され
ている。これらの第2の前端ビーム38のうちの2本は
両側壁16の前縁部に配置されており、他の2木の前端
ビーム38は頂壁12と底壁14の前縁部に配置されて
いる。
各上ビーム32と該上ビーム32の真下の下ビーム34
との間には、等間隔に配置された複数の垂直な中間ビー
ム40が延在している。同様に、2木の上ビーム32の
間には水平方向に延在している複数の上中間ビーム42
が設けてあり、2本の下ビーム34の間には水平方向に
延在している複数の下中間ビーム44が設けである。
従って、これらのビーム32.34.36.38.40
.42.44は互に集合して、複数の相互連結された矩
形のフレームセクション46を形成していることが理解
されよう。例えば、互に隣り合う1対の垂直な中間ビー
ム40は、これらの中間ビーム40の間に延在している
上ビーム32および下ビーム34と共に、矩形のフレー
ムセクション46を形成している。
各フレームセクション46は関連する膜セクション30
を有しており、各膜セクション30は、上の長平方向ビ
ーム32および/又は下の長平方向ビーム34に接合さ
れた2つの縁部52と、中間ビーム40又は後端ビーム
36および前端ビーム38に接合された2つの第2の縁
部54とを備えている。膜セクション30は空気を通さ
ないように流体気密に作られており、膜の縁部52.5
4は、それぞれのビーム部材に対して流体気密性をもっ
て接合されている。
前述のように、内側の壁構造22と外側の壁構造24と
の間の真空断熱領域26は、減圧すなわち真空になって
いる。各膜セクション30の外表面56は大気圧にさら
されており、内表面には真空が作用しているため、膜セ
クション30に作用する大気圧によって、膜セクション
30をコンテナ10の内部に向って内方に押す力が発生
していることが容易に理解できるであろう。後でより詳
細に説明するが、各膜セクション30は、これらに作用
する荷重が、膜30の弯曲面に平行な力線に沿う張力と
しての反作用を受けるように配置されている。こきため
、各膜セクション30の外表面56は適度な曲率で凹状
に弯曲される。
各膜30は、記載の目的のため、膜の周辺(すなわち縁
部52.54)と一致する設置面を有するものと考える
ことができ、この設置面において関連する周辺フレーム
に接合されている。また膜30は、縁部52.54にお
いて設置面と一致しているけれども設置面から離れる方
向に弯曲した弯曲面内に実際に配置されていると考える
ことができる。
ここで、各膜30に作用する引張り荷重の性質と作用を
簡単に解析することにより、本発明の以下の記載をより
明瞭に理解できるようになるであろう。第1A図は、簡
単化したモデルを示し、ここでは、理論的に無限の長さ
をもつ2本のビーム60の間に、同じく無限の長さをも
つ膜62が張設されている状態を示している。この場合
、ビーム60は荷重を受けても撓むことがなく、また、
膜62は引張り荷重を受けても伸びることがないと仮定
する。
膜62の幅寸法(すなわち、2本のビーム60の間の距
離)を符号rWJで示してあり、膜62の外表面に作用
する大気圧を多数の小さな矢印rPJで示してあり、大
気圧の合力を符号rFrJで示しである。膜62は、該
膜62の中央部が、膜と両ビーム60との接合点66を
結ぶ平面64から距離rdJだけ撓むように、両ビーム
60の間隔に対する構成が定められている。
大気圧の合力Frは、全体として膜62の張力として作
用する反力とつり合っている。膜62に作用する張力を
計算するため、膜62とビーム60との接合点66にお
いて膜62に接線68を引く。
この接線68と平面64とのなす角度を符号「θ」で示
し、接点66における張力を符号rFtJで示しである
。この張力Ftは、2つの分力すなわち大気圧の合力F
rとは反対向きの分力Faと、該分力Faに垂直な第2
の分力Fbとに分解することができる。
角度θが大きくなると、膜62に作用する張力F(も大
きくなることは容易に理解できよう。例えば、角度θを
10°であると仮定する。張力Ftは分力Faに等しい
(また、この分力FaはFr X cosecθに等し
い)。従って、cosec 10°の値を約5.7とす
ると、張力Ftは大気圧の合力Frの5.7倍になる。
次に、膜62の撓みldについて考察する。与えられた
幅Wに対して、撓み量dは次式、すなわち、 d =W/ 2  (cosecθ−cot θ)によ
り計算することができる。角度θを10°とすると、撓
みidは約0.09Wとなる。
角度θが比較的小さい(すなわち10°以下)場合は、
膜62に作用する張力Ftは、角度θの大きさにほぼ直
接的に反比例する。これに対し膜の撓みdは、角度θの
大きさにほぼ正比例する。もちろん、コンテナ10の占
める全体積に対するコンテナ10の収容容積をできる限
り大きくするには、撓み量dをできる限り小さくするの
が望ましい。一方、膜62およびビーム60に作用する
応力が非常に大きくなってビーム60および膜62の嵩
および重量が非現実的に太き(なる前に、撓みdを小さ
くできる実際の下限が存在する。
この点に留意して、更にコンテナ10の構造について説
明する。内側構造の骨組としてのフレームは、外壁構造
のフレームとほとんど同じである。
従って、説明を節明にするため、外側構造のビームに対
応する内側構造のビームについては、外側構造のビーム
に用いた番号に添字raJを付して示しである。内側構
造22は、上の長平方向ビーム(上ビーム)32a、下
の長手方向ビーム(下ビーム)34a、後端ビーム36
a、前端ビーム38a1中間ビーム40a〜44aとか
らなるフレーム28aを有している。
外側構造と同様に、内側のフレーム28aの各フレーム
セクション46aの間には、膜セクション30aが延在
している。内側の膜セクション30aにも張力が作用す
るけれども、内側の119セクション30aの場合には
コンテナ10の内部から圧力が作用し、このため各膜セ
クション30aは、対応する外側の膜セクション30に
向って外方に弯曲される。膜30について行った前述の
解析は、膜30aについても適用することができる。
外側の骨格フレーム28と内側の骨格フレーム28aと
の間には、これらの両フレーム28.28aを相互連結
する支持部材を設ける必要がある。しかしながら、これ
らの支持部材は、該支持部材により形成される熱伝導経
路が最小となるように構成されなければならない。この
ためには3つの方法がある。第1の方法は、支持部材を
熱伝導率の小さな材料で作ることである。第2の方法は
、支持部材の熱伝導経路ができる限り長くなるように構
成することである。第3の方法は、相互連結構造の熱伝
導経路に沿う横断面積をできる限り小さくすることであ
る。また、両フレーム28.28aは、大気圧およびコ
ンテナ10内に入れられた大気又は流体によって非常に
大きな荷重を受けるため、両フレーム28.28aの間
の相互連結構造は内側構造22の重量プラスコンテナ内
に収容した材料の重量を支持するのに充分な強度をもっ
ていなければならないと同時に、コンテナ10に作用す
るいかなる衝撃にも耐え得るものでなければならない。
更に、以下に詳述するけれども、相互連結構造は、自由
に熱膨張および熱収縮できるようにするため、両フレー
ム28.28aの間で相対運動(特に長平方向の軸線1
1に沿う方向の相対運動)できるようになっていなけれ
ばならない。
相互連結エレメント70は筒略化して概略的に示しであ
るが、相互連結構造は従来公知の構造部品を用いて構成
することができる。相互連結エレメント70は、互に隣
り合う中間ビーム40と40a、上中間ビーム42と4
2a、下中間ビーム44と44aの各対の長さ方向に沿
って、互に間隔を隔てて配置されている。互に対向して
いる側方のビームは、ビームを一緒に動かそうと作用す
る曲げモーメントを受けるが、エレメント70はかよう
な曲げモーメントを排除することができる。またエレメ
ント70は、熱膨張および熱収縮による両フレーム28
.28aの成る程度の相対運動を許容し得るものでなく
てはならない。
図示の特定の構成では、上の長手方向ビーム32と下の
長平方向ビーム34とは実質的に同一であり、これらの
各ビームは、直角の角部74を形成している1対のプレ
ート72からなり、両プレート72の角部74とは反対
側の端部は、番号76で示すように内方に弯曲している
。補強ウェブ78を設けることもできる。膜セクション
30は慣用的な接着技術を用いて上ビーム32および下
ビーム34に接合されており、膜セクション30の縁部
52は、集中応力を小さくするため弯曲部76において
ビーム32.34に接合されている。
コンテナ10には、外側および内側の床および/又は壁
構造が設けられ、内側構造を第3図に番号79で示しで
ある。
上記のコンポーネンツは、前述の米国特許出願第821
.381号に記載されたコンポーネンツと同じか殆んど
同じのものである。以下に説明するコンポーネンツは、
上記米国特許出願第821,381号に記載の対応コン
ポーネンツとは種々の点で異っている。
カバー20は、コンテナ10の外側構造22および内側
構造24の構造的原理と同じ原理を取入れて構成されて
いる。図示のように、カバー20は、正方形をなす外側
の骨格フレーム82を有しており、該フレーム82は外
側の膜セクション84 (該膜セクション84は、前述
のように、全体として凹状をなすように張力が付与され
ている)を支持している。内側の膜セクション88を備
えた内側のフレーム86も設けられている。カバー20
およびコンテナ10の前縁部には適当なシールが設けら
れており、該シールには慣用的な技術を用いることがで
きる。従ってこのシール構造については幾分概略的に番
号90で示しである。また、カバー20をコンテナ10
の端部に固定するための適当な緊締装置(例えば第1図
に番号92で示すもの)を設けることができる。外側の
フレーム82および内側のフレーム86は、適当な流体
気密連結装置(簡単に概略的に番号94で示しである)
を介して互に固定されている。これらの連結装置94は
種々の構造のものとすることができ、前述の相互連結エ
レメントすなわちスペーサ70と同様に構成することが
できる。
コンテナ10の前縁部に関して説明すると、2つの前縁
フレームセクションすなわち外側の前端ビーム38と内
側の前端ビーム38aとは、番号96で概略的に示す適
当な流体気密断熱連結装置で互に固定されている。これ
により、2つの前端フレーム部材38.38aは互に堅
固に相互連結されている。
本発明にとってコンテナの後部の端壁18の構造は重要
であるので、これを第4図に基いて説明する。正方形の
形状をもつ外側の周辺フレーム98と、該周辺フレーム
98よりも僅かに前方に間隔を隔てて配置された内側の
周辺フレーム100とが設けられている。これらの両フ
レーム98.100は、適当な断熱連結装置102によ
り互に固定されている。前記と同様に、この断熱連結装
置102も簡単かつ概略的に示しであるが、種々の連結
装置を使用することができる。
外側の膜104および内側の膜106が、それぞれ外側
のフレーム98および内側のフレーム100に連結され
ている。この後部の端壁18にも、外側構造22および
内側構造24およびドアすなわち端カバー20に適用さ
れた構造的原理が用いられている。すなわち内外の膜1
04.106の間には減圧された断熱領域が形成されて
おり、両膜104.106は、酸膜に生じる張力として
反作用することにより、大気圧からの圧力およびコンテ
ナ内の流体(すなわち空気又は他の媒体)からの圧力に
耐え得るようになっている。
外側のフレーム98は、流体気密形の可撓性シール10
8を介して、外側構造22の後端フレームすなわち後端
ビーム36に連結されている。これにより、端壁18と
フレーム36とが前後に相対運動できるようになってい
る。また、シール108によって、端壁18が後端ビー
ムすなわち後端フレーム36に対して適当に心出しされ
るように、両フレーム36.98が相互連結されている
。別の方法として、フレーム36とフレーム98との間
および/又はフレーム36とフレーム100との間に適
当なスペーサを設けて、シール108に荷重が作用しな
いように構成してもよい。
本発明の詳細な説明するに際し、コンテナ10は、非常
に低い温度(例えば−80°F (約−62℃))で冷
凍された冷凍食品のような物品を輸送するのに使用され
るものであると仮定する。物品(食料品)は、慣用的な
手段例えば極低温流体にさらすことにより所望の温度に
冷凍され、次いでコンテナ10内に入れられる。成る場
合においては、極低温流体によって冷凍された温度状態
を延長させるため、コンテナ10内に一定量の極低温流
体(例えば液体窒素)を置くことがあるが、この場合、
コンテナ10内に好ましからざる圧力が発生することを
避けるため、気化した極低温流体は適宜コンテナ外に排
出される。
前述のように、外側構造22と内側構造24との間の領
域26が減圧されており、外側の膜セクション30が大
気圧(海面レベルで14.7psi(約1.03 kg
/ cab) )にさらされテイルタメ、内側の膜セク
ション30aは、少くとも大気圧と同じ圧力に耐えるこ
とができるし、極低温流体がコンテナ10内で気化した
ときに生じる幾分高い圧力にも耐えることができる。カ
バー20の膜セクション84と88との間の領域および
後部の端壁18の膜セクション104と106との間の
領域も、同様に減圧すなわち真空化されている。
次に、外側のフレーム28の外側の膜セクション30に
より発生される力について考察する。先ず上下の長手方
向ビーム32.34についてみると、両側方の膜セクシ
ョン30から関連する上ビーム32(該上ビーム32は
膜セクション30の弯曲面の部分に平行である)との接
合点の所で、上ビーム32に力を作用する。この力は内
方に向く分力を有するが、主たる分力は垂直方向に向い
ている。同様に、頂部の各膜セクション30も、主とし
て横方向内向きの力を2つの上ビーム32に作用する。
各上ビーム32に作用する正味のノJは、側方および頂
部の膜セクション30により生じる垂直方向の力と横方
向の力との合力になり、頂部の膜セクションと側方の膜
セクションとが実質的に同じ面積を存するから、合力の
方向は、水平に対して約45°の角度で下向きかつ横方
向内向きの方向になる。下の長平方向ビーム34には同
じ力が反作用する。これらの力は中間ビーム40.42
.44により支持され、その結果これらの中間ビームが
圧縮荷重を受けることになる。
膜セクション30が、各中間ビーム40.42.44に
張力を作用することもある。しかしながら、互に隣り合
う2つの膜セクションの横方向の分力が互に打ち消し合
うように作用すると、中間ビーム40.42.44は、
主として内方に向いた分力のみを支持することになる。
しかしながら、この内方に向いた分力が本質的なものと
なる。例えば、いずれか1つの膜セクション30が、4
フイート(約1.2m)の高さと3フイート(約91G
)の幅をもつものであるとすると、海面レベルでの大気
圧により生じる内方に向いた分力の合計は約150.0
00ボンド(約68,000kg)となる。この荷重は
、互に隣り合う1対の中間ビーム40.42、又は44
およびこの1対のビームの間にある上ビ−ム32および
/又は下ビーム34の部分によって支持される。前述の
ように、スペーサ部材すなわら相互連結エレメント70
は、内側および外側のビーム40と40a、42と42
aおよび44と44aとの間の支持体を構成している。
4つの後端ビーム36に作用する力は、上の長平方向ビ
ーム32に作用する力とは幾分界っている。すなわち、
これらの後端ビーム36は、隣接する膜30により作用
される張力とは反対向きの抗力を発生させることによっ
て、膜セクション30により作用される力に抗すること
ができ、この張力は、膜30が後端ビーム36に連結さ
れている平面に対してほぼ平行である。
前述のように、コンテナ10の占める全体積に対するコ
ンテナ10内の有効貯蔵空間を最大にする観点から、膜
3O−30aの撓み(曲率に関係する)を最小にしなけ
ればならない。しかしながら、膜3O−30aおよびこ
れらの1模3O−30aを支持するビームに作用する応
力は、If*3O−30aの曲率および撓みが小さくな
るにつれて大きくなる。
第6図および第7図に基いてこれらの関係を説明する。
第6図は、単一の外側フレームセクションの構造を幾分
理想化しかつ高度に図式化したものである。第6図中の
寸法rWJはコンテナ10の全横方向寸法であり、90
インチ(約2.3m)であると仮定する。コーナビーム
(すなわち番号32.34で示した上・下の長平方向ビ
ーム)は空間の成る体積を占めるものと仮定し、かつ、
寸法「RA」はコーナビームの幅に等しく、この幅は各
コーナビーム共8インチ(約20(Jl)であると仮定
する。従って、膜の弯曲部分の横寸法(第6図に符号r
LJで示すもの)は74インチ(約1.9m)となる。
膜の曲率半径(第6図に符号r RM Jで示す)は、
膜の撓み(撓み量)「D」に従って変化する。この理想
化したモデルでは、撓みrDJは1〜10インチ(約2
.5 an〜25(至))の範囲で変化するものと仮定
する。これらの撓みについて、膜の1インチ幅に作用す
る大気圧による力により発生される張力が計算される。
種々の諸元と張力の計算結果を次の表に示す。
第7図にこれらの関係を示しである。第7図のグラフの
横軸には膜の撓みrDJがインチで示しであると共に、
膜のたわみrDJと膜の弧の長さrLJとの比rD/L
Jが示しである。また、縦軸には、それぞれの撓みを生
じた場合の膜の1インチ幅当りの張力と、コンテナの内
側体積「^i」に対する外側体積rAoJの比rAo/
AiJとが示しである。この理想化したモデルでは、膜
の厚さをゼロと仮定すると共に、撓みが最大となる箇所
での各対の内・外の膜の間の間隔もゼロであると仮定し
ている。また、コンテナの長さも無限であると仮定して
いるので、端壁の存在による体積の損失は考慮していな
い。更に、計算を籠単にするため、内側面積は正方形で
あると仮定している。
第7図に示すように、撓みが非常に小さくなると(すな
わち、撓みが1〜2インチ(これはD/Lが0.014
〜0.027に相当)のとき)、膜に作用する力(従っ
てフレーム構造に作用する全体の力)は急激に増大する
。一方、撓みが大きい場合(すなわち5〜10インチ(
これはD/Lが0、068〜O,l 35に相当)のと
き)には、撓みの増加に対する膜に作用する張力の増加
はかなり小さくなる。また、撓みが非常に小さい場合に
は、Ao/^iの比は大きく増大しないことも理解され
よう。しかしながら、撓みが大きくなると、この面積比
(この面積比は、無限の長さをもつと仮定するこの理論
上のコンテナの場合には、コンテナの容積比に比例する
)は、撓みの各増分量に対して非常に大きな割合で増大
する。
これらの関係と円筒状の真空コンテナとを比較するため
、無限の長さをもつ円筒状の真空コンテナが存在すると
仮定し、かつその壁厚および壁と壁との間の空間はゼロ
であると仮定する。また、はとんどの貨物は直方体のコ
ンテナに入れられることおよび円筒状コンテナの中には
床を設けなくてはならないことから、この円筒状コンテ
ナの収容領域は、円筒状コンテナが形成する円形内に定
め得る最大の正方形であると仮定する。また、これらの
種々の円筒状真空コンテナは、トレーラトラック又は貨
車の大きな直方体の輸送用コンテナ内に入れられるもの
でなくてはならないため、円筒状コンテナの有効外側面
積が正方形(−辺が円筒状コンテナの直径に等しい正方
形)であるものと仮定する。これらの理想化した条件の
下で、この円筒状コンテナのAo/Ai比は2となる。
従ってこの値を第7図のグラフにプロットすれば、第6
図の例のコンテナの撓みは6インチ(約15印)以下と
なり、本発明のコンテナのへ〇/Δi比は円筒状コンテ
ナのAo/八iへ以下(従って優れている)であること
が理解される。一方、撓みがツイフチ(約18cm)以
上になると、本発明のコンテナのAo/Ai比は円筒状
コンテナのAo/Ai比より大きく(従って劣っている
)なる。
これらの関係はかなり理論的な手法で与えられたもので
あることを強調すべきである。本発明のコンテナを実際
に設計する場合には、構成部材の占める体積、構成部材
の間隔をあけるときの公差および膜の厚さ等について考
察しなければならない。また、円筒状の真空コンテナの
解析も非常に理想化したものであり、構造的観点につい
ては何らの考察も行っていない。特に円筒状コンテナの
外側シェルの構造は、該外側シェルに座屈荷重が作用し
ないように充分くしなければならないのに、その考察が
行なわれていない。
本発明の他の特徴は、第3図に示すように、互に対をな
すコーナビーム32−32aおよび34−34aが、垂
直軸線および水平軸線に対して45°の角度で互に整合
して配置されている。前述のことく、これらのコーナビ
ーム32−32aおよび34−34. aに作用する力
の分力も、水平および垂直軸線に対して約45°の線に
沿う方向に向いている。アライメントコンポーネンツが
45″の角度にあるので、内側ビーム32a又は34.
1の最内方の角部に対する外側ビーム32又は34の最
外方の角の間隔は最大となる。従って、1対の内・外の
パネルセクションの全体の厚さ寸法のユニットに対して
、互に間隔を隔てたビーム面からの最大間隔は約1.4
倍大きくなる。このため、最大の力が作用する方向にお
けるこれらのビーム32−32aおよび34−34aの
深さ(厚さ)を最大にすることができ、従って、ビーム
の構造をこれらの力に耐えるのに最適なものとすること
ができる。
各膜30又は30aを接合点で関連のビームに接合する
とき、ビームに対する膜30又は30aのアライメント
は、ビームの面が膜の曲率(膜は均一に弯曲している)
に対して接するように求める。例えば第3図に示すよう
に、ビーム32への膜30の接合点52において、ビー
ム32の弯曲面部は膜30に接している。接点で引いた
接線は、パネルセクションを占める基本面との間に角度
を形成し1.この角度は第1A図に示した角度に等しい
。従って、これらの膜が関連のビームに接合する箇所に
おいて、膜30又は30aには実質的に何らの曲げモー
メントも伝達されることはない。
上記の種々の解析は、米国特許出願第821,381号
に記載の発明に対してだけでな(本発明にも適用できる
。以下の解析は、本発明の新規な特徴から生じる成る新
規な事柄に関するものである。
大気が非常に暖かくてコンテナ内の産物が非常に低温度
で冷凍されているような状況下(逆の状況の場合もある
けれども)においては、熱膨張の問題がある。第4図に
示すように、可撓性のシール108によってこのような
熱膨張を容易に許容できることが理解されよう。第4図
に基いて、いかにしてこの構造物に力が作用するか考え
てみよう。コンテナ10内のガス媒体による圧力は後部
内側の膜106に作用して後向きの力を発生させ、この
力は内側の周辺フレーム100に支持される。
同様に、外側の膜104に作用する大気圧によって、内
側の膜106に作用する力の方向とは逆向きの力が生じ
、この力はフレーム98により支持される。これらの2
つの力は互に打ち消し合うように作用する。
この点を考察するため、再び第1A図に戻って説明する
。前述のように、膜(第1A図に番号62で示す)に生
じた張力により水平方向の分力が生じ、該分力によって
2つのビーム(第1A図に番号60で示す)が互に引き
寄せられる。これと同じ原理をコンテナ10に適用する
と、H莫30がクロスビーム40−44の各組の間に作
用して、これらのクロスビームが互に近付き合うように
引き寄せる。これらの引張り力は長手方向のビーム32
.34および32a、34aによる反作用を受け、これ
らのビームは圧縮される。
この解析を更に続けるため、第4図について説明する。
前述のように、膜104.106に作用するガス圧力に
よる力は互に打ち消し合うように作用する。周囲の大気
圧にる前向きの力は、フレーム36の周辺部、シール1
08およびフレーム98を押圧するけれども、これらの
部分には、コンテナ10内のガス媒体の圧力による抗力
は作用しない。実際上、フレーム36により画定される
面積とコンテナ10内の圧力にさらされるフレーム10
0の内側により画定される面積との差にほぼ比例する面
積が存在し、この周辺面積に作用する大気圧力が正味の
前向きの力を発生させる。そしてこの前向きの力は、長
手方向のビーム32.34により支持される。
しかしながら、ビーム32.32aおよび34.34a
に作用する全体の力が成る程度の大きさをもつものであ
るとはいえ、本発明により後端壁18が特別に構成され
ているため、これらのビームに好ましからざる付加的な
力が作用することはない。
第8図には本発明の第2の実施例が示しである。
コンテナの後端部に修正を加えた点を除き、この第2の
実施例の基本構造は第1の実施例と同じである。第1の
実施例のコンポーネンツと実施例に同一である第2の実
施例のコンポーネンツには、第1の実施例のコンポーネ
ンツの番号にダッシュ「′」を付して区別しである。従
って第2の実施例のコンテナ10′は、外側の膜104
′および内側の膜106′を備えた後部の端壁18′を
存している。
全体として正方形をなしている後部の外側の周辺フレー
ム110には、前に述べた方法により外側の膜104′
が取付けられている。同じく全体として正方形をなして
いる後部の内側の周辺フレーム112が、外側の周辺フ
レーム110内に嵌め込まれている。外側の周辺フレー
ム110の断面形状は長手方向ビーム32.34の断面
形状に似ており、内側の周辺フレーム112の断面形状
はビーム32a、34aの断面形状と同じである。
もちろん、これらのビームの断面形状に修正を施こすこ
ともできる。
両フレーム110と112とは、スペーシングエレメン
ト114により間隔を隔てられている。
これらのスペーシングエレメント114は概略的に示し
であるが、所望ならば前述のスペーシングエレメント7
0と同様に構成することができる。
これらのスペーシングエレメント114は、外側の周辺
フレーム110に対して内側の周辺フレーム112を一
定範囲内で前後に動き得るように支持している。このた
め、熱膨張および熱収縮により内・外の構造コンポーネ
ンツが相対運動できるようになっている。
荷重がフレームに伝達される状況を説明すると、先ず、
外側の膜104′に作用する大気圧により、外側の周辺
フレーム110には前向きの力が作用する。この力は、
外側構造24′の長手方向ビームにより支持される。従
って、第1の実施例のコンテナと第2の実施例のコンテ
ナが同じサイズをもつものであるとして第1の実施例の
コンテナと比較すると、第2の実施例の長手方向のビー
ム(これらの長手方向のビームは、第1の実施例の長手
方向のビーム32.34と同じものであるが、第2の実
施例には図示されていない)の方が大きな圧縮力を受け
る。
一方、コンテナ10’内のガス媒体が内側の膜106′
に押圧力を作用するため、内側の周辺フレーム112に
は後向きの力が作用する。この後向きの力は、内側の長
手方向ビーム(これらの内側の長手方向ビームは、第1
の実施例において番号32aおよび34aで示したもの
と同じであるが、第2の実施例には図示していない)に
対して引張り荷重として作用する。この引張荷重は、内
側の膜30a′の張力により作用される圧縮荷重と打ち
消し合うように作用する従って、互に同じサイズおよび
形状をもつ第1および第2の実施例のコンテナを比較す
ると、内側の長平方向ビーム32a、34aに作用する
正味圧縮荷重は第2の実施例の方が小さい。
本発明の基礎技術から逸脱することなく。種々の改変を
行ない得るものであることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の技術を具現化したコンテナの第1の
実施例を示す側面図である。 第1A図は、本発明のコンテナの膜セクションおよびフ
レーム部分に圧力が作用する様子を図解により示す説明
図である。 第2図は、第1図のコンテナの後方の閉鎖部から見た端
面図である。 第3図は、第1図の3−3線方向に沿う横断面図である
。 第4図は、第1図の4−4線方向に沿う断面図である。 第5図は、第1図の5−5線方向に沿う断面図であり、
コンテナの前方の端カバーの構造を示すものである。 第6図は、1対のビームに取付けられた弯曲膜を示す高
度に図式化した説明図であり、膜セクションの撓みを変
化させることにより生じる効果を解析するのに用いられ
る寸法関係を説明する図面である。 第7図は、膜セクションの撓みを変化させることにより
得られた関係を示すグラフである。 第8図は、本発明の第2の実施例を示す第5図と同様な
断面図である。 10.10’・・−コンテナ、 18−・一端壁、     20・一端カバー、22−
・内側の壁構造、 24・−・外側の壁構造、26・−
・真空断熱領域、 3〇−膜(膜セクション)、 32−・・・上の長平方向ビーム(上ビーム)、34−
下の長平方向ビーム(下ビーム)、98.110−外側
の周辺フレーム、 100.112−内側の周辺フレーム、108−・−可
撓性シール。 FIG、 3 cIG、 6 ・・・g交蚤毒蚤蓋全:岩巴

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、収容領域を形成しておりかつ長手方向の軸線と前端
    部と後端部とを備えている真空断熱形コンテナにおいて
    、 (a)大気圧にさらされる第1の流体気密外側壁構造と
    、 (b)該外側壁構造から内側に間隔を隔てて配置されて
    おりかつ前記収容領域を形成している第2の流体気密内
    側壁構造とを有し、 (c)前記第1の外側壁構造と第2の内側壁構造との間
    には、前記収容領域を大気の熱伝導から遮断するための
    減圧断熱領域が形成されており、 (d)前記外側壁構造は複数の側壁セクションからなり
    、各側壁セクションが、 (1)側壁セクション領域を形成する周辺フレームと、 (2)前記側壁セクション領域を横切って延在しており
    かつ主要中央部と前記周辺フレームに取付けられた周辺
    部とを備えている全体として平らな膜セクションとを備
    えており、 (3)前記膜セクションの前記主要中央部が、前記周辺
    フレームに対して内側に弯曲した面を有していて、前記
    膜セクションの外側面に作用する大気圧によって前記膜
    セクションの全体に張力を生じさせることにより前記大
    気圧に耐えることができるようになっており、 (e)流体気密後端壁セクションを更に有しており、該
    後端壁セクションが後部の外壁セクションと後部の内壁
    セクションとを備えていて、これらの外壁セクションと
    内壁セクションとの間には第2の減圧領域が形成されて
    おり、少くとも前記内壁セクションは前記第2の内側壁
    構造の後端部に連結されていて該第2の内側壁構造と共
    に移動できるようになっており、前記第2の内側壁構造
    の後端部および前記内壁セクションは前記第1の外側壁
    構造に対して前記長手方向の軸線に沿って移動できるよ
    うに取付けられており、前記第1の外側壁構造と第2の
    内側壁構造との熱膨張量および熱収縮量の差は、前記第
    1の外側壁構造に対する前記第2の壁構造の後端部およ
    び前記内壁セクションの連動により許容できるように構
    成されていることを特徴とする真空断熱形コンテナ。 2、前記後部の外壁セクションが前記第2の内側壁構造
    の後端部にも連結されていて、該第2の内側壁構造と共
    に移動できることを特徴とする請求項1に記載の真空断
    熱形コンテナ。 3、前記後部の外壁セクションが後部の外側周辺フレー
    ムを有しており、該外側周辺フレームは前記第1の外側
    壁構造の後部の周辺フレームに隣接して取付けられてお
    り、かつ、前記第1の外側壁構造の後部の周辺フレーム
    に対する後部の外壁セクションの後部の外側周辺フレー
    ムの運動を許容する流体気密シールを介して前記第1の
    外側壁構造の周辺フレームに連結されていることを特徴
    とする請求項2に記載の真空断熱形コンテナ。 4、(a)前記後部の外壁セクションが、 (1)後部の外壁セクション領域を形成する後部の外側
    周辺フレームと、 (2)前記後部の外壁セクション領域を横切って延在し
    ておりかつ主要中央部と前記後部の外側周辺フレームに
    取付けられた周辺部とを備えている全体として平らな後
    部の外側膜セクションとを有しており、 (3)前記後部の外側膜セクションの前記主要中央部が
    、前記後部の外側周辺フレームに対して内側に弯曲した
    面を有していて、前記後部の外側膜セクションの外側面
    に作用する大気圧によって前記後部の外側膜セクション
    の全体に張力を生じさせることにより前記大気圧に耐え
    ることができるようになっており、 (b)前記後部の内壁セクションは、 (1)後部の内壁セクション領域を形成する後部の内側
    周辺フレームと、 (2)該後部の内壁周辺フレームを横切って延在してお
    りかつ主要中央部と前記後部の内側周辺フレームに取付
    けられた周辺部とを備えている全体として平らな後部の
    外側膜セクションとを有しており、 (3)前記後部の内側膜セクションの前記主要部が、前
    記後部の内側周辺フレームに対して外側に弯曲した面を
    備えていて、前記後部の内側フレームセクションの内側
    面に作用する前記コンテナ内の圧力によって前記後部の
    内側膜セクションの全体に張力を生じさせることにより
    前記コンテナ内の圧力に耐えることができるようになっ
    ている、 ことを特徴とする請求項1に記載の真空断熱形コンテナ
    。 5、前記外側壁構造の後端部が後部の周辺フレームを備
    えており、前記後部の外壁セクションが、前記後部の周
    辺フレームにより形成された後部の外壁セクション領域
    を横切って延在している後部の外側膜セクションを備え
    ており、該後部の外側膜セクションが、主要中央部と前
    記外側の壁構造の後部の周辺フレームに取付けられた周
    辺部とを備えており、後部の外側膜セクションの主要中
    央部が、前記後部の周辺フレームに対して内側に弯曲し
    た面を備えていて、前記後部の外側膜セクションの外側
    面に作用する大気圧によって前記膜セクションの全体に
    張力を生じさせることにより前記大気圧に耐えることが
    でき、前記後部の内壁セクションが前記後部の外壁セク
    ションに対して動き得るように取付けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の真空断熱形コンテナ。 6、前記後部の内壁セクションが、 (a)後部の内壁セクション領域を形成する後部の内側
    周辺フレームと、 (b)前記後部の内壁セクション領域を横切って延在し
    ておりかつ主要中央部と前記後部の内側周辺フレームに
    取付けられた周辺部とを備えている全体として平らな後
    部の内側膜セクションとを備えており、 (c)該後部の内側膜セクションの前記主要中央部は前
    記後部の内側周辺フレームに対して外側に弯曲した面を
    備えていて、前記後部の内側膜セクションの内側面に対
    して作用する前記コンテナ内の圧力によって前記後部の
    内側膜セクションの全体に張力を生じさせることにより
    前記コンテナ内の圧力に耐えることができるように構成
    されていることを特徴とする請求項5に記載の真空断熱
    形コンテナ。 7、前記内側の収容構造が複数の第2の壁セクションを
    備えており、該第2の壁セクションの各々が、 (a)第2の壁セクション領域を形成する第2の周辺フ
    レームと、 (b)前記第2の壁セクション領域を横切って延在して
    おりかつ主要中央部と前記第2の周辺フレームに取付け
    られた周辺部とを備えている全体として平らな第2の膜
    セクションとを有しており、 (c)前記第2の膜セクションの主要中央部が前記周辺
    フレームに対して外側に弯曲した面を備えていて、前記
    膜セクションの内側面に作用する前記コンテナ内の圧力
    によって前記膜セクションの全体に張力を生じさせるこ
    とによりコンテナ内の前記圧力に耐えることができるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    真空断熱形コンテナ。 8、前記後部の外壁セクションが前記第2の内側壁構造
    の後端部にも連結されていて、該第2の内側壁構造と共
    に移動できることを特徴とする請求項7に記載の真空断
    熱形コンテナ。 9、前記後部の外壁セクションが後部の外側周辺フレー
    ムを有しており、該外側周辺フレームは前記第1の外側
    壁構造の後部の周辺フレームに隣接して取付けられてお
    り、かつ、前記第1の外側壁構造の後部の周辺フレーム
    に対する後部の外壁セクションの後部の外側周辺フレー
    ムの運動を許容する流体気密シールを介して前記第1の
    外側壁構造の周辺フレームに連結されていることを特徴
    とする請求項8に記載の真空断熱形コンテナ。 10、(a)前記後部の外壁セクションが、(1)後部
    の外壁セクション領域を形成する後部の外側周辺フレー
    ムと、 (2)前記後部の外壁セクション領域を横切って延在し
    ておりかつ主要中央部と前記後部の外側周辺フレームに
    取付けられた周辺部とを備えており、 (3)前記後部の外側膜セクションの主要中央部が前記
    後部の外側周辺フレームに対して内側に弯曲した面を備
    えていて、前記後部の外側膜セクションの外側面に対し
    て作用する大気圧により前記後部の外側膜セクションの
    全体に張力を生じさせることによって前記大気圧に耐え
    得るようになっており、 (b)前記後部の内壁セクションが、 (1)後部の内壁セクション領域を形成する後部の内側
    周辺フレームと、 (2)該後部の内側周辺フレームを横切って延在してお
    りかつ主要中央部と前記後部の内側周辺フレームに取付
    けられた周辺部とを備えている全体として平らな後部の
    内側膜セクションとを備えており、 (3)前記後部の内側膜セクションの主要中央部が後部
    の内側周辺フレームに対して外側に弯曲した面を備えて
    いて、前記後部の内側フレームセクションの内側面に対
    して作用する前記コンテナ内の圧力により前記後部の内
    側膜セクションの全体に張力を生じさせることによって
    前記コンテナ内の圧力に耐え得るように構成したこと、 を特徴とする請求項7に記載の真空断熱形コンテナ。 11、前記外側壁構造の後端部が後部の周辺フレームを
    備えており、前記後部の外壁セクションが、前記後部の
    周辺フレームにより形成された後部の外壁セクション領
    域を横切って延在している後部の外側膜セクションを備
    えており、該後部の外側膜セクションが、主要中央部と
    前記外側の壁構造の後部の周辺フレームに取付けられた
    周辺部とを備えており、後部の外側膜セクションの主要
    中央部が、前記後部の周辺フレームに対して内側に弯曲
    した面を備えていて、前記後部の膜セクションの外側面
    に作用する大気圧によって前記膜セクションの全体に張
    力を生じさせることにより前記大気圧に耐えることがで
    き、前記後部の内壁セクションが前記後部の外壁セクシ
    ョンに対して動き得るように取付けられていることを特
    徴とする請求項7に記載の真空断熱形コンテナ。 12、前記後部の内壁セクションが、 (a)後部の内壁セクション領域を形成する後部の内側
    周辺フレームと、 (b)前記後部の内壁セクション領域を横切って延在し
    ておりかつ主要中央部と前記後部の内側周辺フレームに
    取付けられた周辺部とを備えている全体として平らな後
    部の内側膜セクションとを有しており、 (c)前記後部の内側膜セクションの主要中央部が前記
    後部の内側周辺フレームに対して外側に弯曲した面を備
    えていて、前記後部の内側膜セクションの内側面に作用
    する前記コンテナ内の圧力により前記後部の内側膜セク
    ションの全体に張力を生じさせることによって前記コン
    テナ内の前記圧力に耐え得るように構成したことを特徴
    とする請求項11に記載の真空断熱形コンテナ。 13、収容領域を形成しておりかつ前端部と後端部と長
    手方向軸線と垂直軸線と横方向軸線とを備えている真空
    断熱形コンテナにおいて、 (a)大気圧にさらされる第1の流体気密外側壁構造と
    、 (b)該外側壁構造から内側に間隔を隔てて配置されて
    おりかつ前記収容領域を形成している第2の流体気密内
    側壁構造とを有し、 (c)前記第1の外側壁構造と第2の内側壁構造との間
    には、前記収容領域を大気の熱伝導から遮断するための
    減圧断熱領域が形成されており、 (d)前記外側壁構造が第1の支持フレームを備えてお
    り、該第1の支持フレームが、 (1)前記コンテナの角縁部に配置された長手方向に延
    在している複数の第1のコーナビームと、 (2)該第1のコーナビームの互に隣り合う対の間で横
    方向に延在している複数の第1のクロスビームとを備え
    ていて、該第1のクロスビームの互に隣り合う各対が、
    関連する前記コーナビームと協働して第1の周辺フレー
    ムセクションを形成しており、 (e)前記外側壁構造が更に、前記第1の支持フレーム
    に取付けられた第1の膜手段を備えており、前記第1の
    周辺フレームセクションの各々が第1の関連壁セクショ
    ン領域を形成しており、前記第1の膜手段が全体として
    平らな複数の第1の膜セクションを形成しており、該第
    1の膜セクションの各々が前記第1の壁セクション領域
    の関連する1つの壁セクション領域を横切って延在して
    おり、第1の膜セクションの各々が主要中央部と前記関
    連する第1の周辺フレームセクションに取付けられた周
    辺部とを備えており、各第1の膜セクションの主要中央
    部がその関連する前記周辺フレームに対して内側に弯曲
    した面を備えていて、前記第1の膜セクションの外側面
    に作用する大気圧によって前記第1の膜セクションの全
    体に張力を生じさせることにより前記大気圧に耐え得る
    ようになっており、 (f)前記内側壁構造が第2の支持フレームを備えてい
    て、該第2の支持フレームが、 (1)前記コンテナの角縁部に配置された長手方向に延
    在している複数の第2のコーナビームと、 (2)前記第1のコーナビームの互に隣り合う対の間で
    横方向に延在している複数の第2のクロスビームとを有
    しており、 (g)前記内側壁構造が更に、前記第2の支持フレーム
    に取付けられた第2の膜手段を備えており、前記第2の
    周辺フレームセクションの各々が第2の関連壁セクショ
    ン領域を形成しており、前記第2の膜手段が全体として
    平らな複数の第2の膜セクションを形成していて、第2
    の膜手段の各々が前記第2の壁セクション領域の関連す
    る1つを横切って延在しており、各々の第2の膜セクシ
    ョンが主要中央部と該第2の膜セクションの関連する前
    記第2の周辺フレームに取付けられた周辺部とを備えて
    おり、各々の第2の膜セクションの前記主要中央部がそ
    の関連する前記周辺フレームセクションに対して外側に
    弯曲した面を備えていて、前記第2の膜セクションの内
    側面に作用する前記コンテナ内の圧力によって前記第2
    の膜セクションの全体に張力を生じさせることにより前
    記大気圧に耐え得るようになっており、 (h)流体気密後端壁セクションを更に有しており、該
    後端壁セクションが後部の外側壁セクションと後部の内
    側壁セクションとを備えていて、これらの両壁セクショ
    ンの間には第2の減圧領域が形成されており、少くとも
    前記後部の内側壁セクションが第2の内側壁構造の後端
    部に連結されていて、該内側壁構造と共に動くことがで
    きるようになっており、前記第2の内側壁構造の前記後
    端部および後部の内壁セクションは前記外側壁構造に対
    して前記長手方向軸線に沿って移動できるように取付け
    られていて、第1の外側壁構造と第2の内側壁構造の熱
    膨張量および熱収縮量の差は、第1の外側壁構造に対す
    る第2の内側壁構造の後端部および後部の内壁セクショ
    ンの運動によって許容できるように構成されていること
    を特徴とする真空断熱形コンテナ。 14、前記第2のコーナビームの各々が、前記第1のコ
    ーナビームの関連する1つの内側に隣接して配置されて
    いることを特徴とする請求項13に記載の真空断熱形コ
    ンテナ。 15、前記後部の外壁セクションが前記第2の内側壁構
    造の後端部にも連結されていて、該第2の内側壁構造と
    共に動き得ることを特徴とする請求項14に記載の真空
    断熱形コンテナ。 16、前記後部の外壁セクションが後部の外側周辺フレ
    ームを備えており、該外側周辺フレームは前記第1の外
    側壁構造の後部の周辺フレームに隣接して取付けられて
    おり、かつ、前記第1の外側壁構造の後部の周辺フレー
    ムに対する後部の外壁セクションの後部の外側周辺フレ
    ームの運動を許容する流体気密シールを介して前記第1
    の外側壁構造の周辺フレームに関連されていることを特
    徴とする請求項15に記載の真空断熱形コンテナ。 17、(a)前記後部の外壁セクションが、(1)後部
    の外壁セクション領域を形成する後部の外側周辺フレー
    ムと、 (2)前記後部の外壁セクション領域を横切って延在し
    ておりかつ主要中央部と前記後部の外側周辺フレームに
    取付けられた周辺部とを備えている全体として平らな後
    部の外側膜セクションとを有しており、 (3)前記後部の外側膜セクションの前記主要中央部が
    、前記後部の外側周辺フレームに対して内側に弯曲した
    面を有していて、前記後部の外側膜セクションの外側面
    に作用する大気圧によって前記後部の外側膜セクション
    の全体に張力を生じさせることにより前記大気圧に耐え
    ることができるようになっており、 (b)前記後部の内壁セクションは、 (1)後部の内壁セクション領域を形成する後部の内側
    周辺フレームと、 (2)該後部の内側周辺フレームを横切って延在してお
    りかつ主要中央部と前記後部の内側周辺フレームに取付
    けられた周辺部とを備えている全体として平らな後部の
    外側膜セクションとを有しており、 (3)前記後部の内側膜セクションの前記主要部が、前
    記後部の内側周辺フレームに対して外側に弯曲した面を
    備えていて、前記後部の内側フレームセクションの内側
    面に作用する前記コンテナ内の圧力によって前記後部の
    内側膜セクションの全体に張力を生じさせることにより
    前記コンテナ内の圧力に耐えることができるようになっ
    ている、 ことを特徴とする請求項14に記載の真空断熱形コンテ
    ナ。 18、前記外側壁構造の後端部が後部の周辺フレームを
    備えており、前記後部の外側セクションが、前記後部の
    周辺フレームにより形成された後部の外壁セクション領
    域を横切って延在している後部の外側膜セクションを備
    えており、該後部の外側膜セクションが、主要中央部と
    前記外側の壁構造の後部の周辺フレームに取付けられた
    周辺部とを備えており、後部の外側膜セクションの主要
    中央部が、前記後部の周辺フレームに対して内側に弯曲
    した面を備えていて、前記後部の外側膜セクションの外
    側面に作用する大気圧によって前記膜セクションの全体
    に張力を生じさせることにより前記大気圧に耐えること
    ができ、前記後部の内壁セクションが前記後部の外壁セ
    クションに対して動き得るように取付けられていること
    を特徴とする請求項14に記載の真空断熱形コンテナ。 19、前記後部の内壁セクションが、 (a)後部の内壁セクション領域を形成する後部の内側
    周辺フレームと、 (b)前記後部の内壁セクション領域を横切って延在し
    ておりかつ主要中央部と前記後部の内側周辺フレームに
    取付けられた周辺部とを備えている全体として平らな後
    部の内側膜セクションとを備えており、 (c)該後部の内側膜セクションの前記主要中央部は前
    記後部の内側周辺フレームに対して外側に弯曲した面を
    備えていて、前記後部の内側膜セクションの内側面に対
    して作用する前記コンテナ内の圧力によって前記後部の
    内側膜セクションの全体に張力を生じさせることにより
    前記コンテナ内の圧力に耐えることができるように構成
    されていることを特徴とする請求項18に記載の真空断
    熱形コンテナ。 20、前記後部の外壁セクションが前記第2の内側壁構
    造の後端部にも連結されていて、該第2の内側壁構造と
    共に移動できることを特徴とする請求項13に記載の真
    空断熱形コンテナ。 21、前記後部の外壁セクションが後部の外側周辺フレ
    ームを有しており、該外側周辺フレームは前記第1の外
    側壁構造の後部の周辺フレームに隣接して取付けられて
    おり、かつ、前記第1の外側壁構造の後部の周辺フレー
    ムに対する後部の外壁セクションの後部の外側周辺フレ
    ームの運動を許容する流体気密シールを介して前記第1
    の外側壁構造の周辺フレームに連結されていることを特
    徴とする請求項20に記載の真空断熱形コンテナ。 22、(a)前記後部の外壁セクションが、(1)後部
    の外壁セクション領域を形成する後部の外側周辺フレー
    ムと、 (2)前記後部の外壁セクション領域を横切って延在し
    ておりかつ主要中央部と前記後部の外側周辺フレームに
    取付けられた周辺部とを備えており、 (3)前記後部の外側膜セクションの主要中央部が前記
    後部の外側周辺フレームに対して内側に弯曲した面を備
    えていて、前記後部の外側膜セクションの外側面に対し
    て作用する大気圧により前記後部の外側膜セクションの
    全体に張力を生じさせることによって前記大気圧に耐え
    得るようになっており、 (b)前記後部の内壁セクションが、 (1)後部の内壁セクション領域を形成する後部の内側
    周辺フレームと、 (2)該後部の内側周辺フレームを横切って延在してお
    りかつ主要中央部と前記後部の内側周辺フレームに取付
    けられた周辺部とを備えている全体として平らな後部の
    内側膜セクションとを備えており、 (3)前記後部の内側膜セクションの主要中央部が後部
    の内側周辺フレームに対して外側に弯曲した面を備えて
    いて、前記後部の内側フレームセクションの内側面に対
    して作用する前記コンテナ内の圧力により前記後部の内
    側膜セクションの全体に張力を生じさせることによって
    前記コンテナ内の圧力に耐え得るように構成したこと、 を特徴とする請求項13に記載の真空断熱形コンテナ。 23、前記外側壁構造の後端部が後部の周辺フレームを
    備えており、前記後部の外壁セクションが、前記後部の
    外側周辺フレームにより形成された後部の外壁セクショ
    ン領域を横切って延在している後部の外側膜セクション
    を備えており、該後部の外側膜セクションが、主要中央
    部と前記外側の壁構造の後部の周辺フレームに取付けら
    れた周辺部とを備えており、後部の外側膜セクションの
    主要中央部が、前記後部の周辺フレームに対して内側に
    弯曲した面を備えていて、前記後部の膜セクションの外
    側面に作用する大気圧によって前記膜セクションの全体
    に張力を生じさせることにより前記大気圧に耐えること
    ができ、前記後部の内壁セクションが前記後部の外壁セ
    クションに対して動き得るように取付けられていること
    を特徴とする請求項13に記載の真空断熱形コンテナ。 24、前記後部の内壁セクションが、 (a)後部の内壁セクション領域を形成する後部の内側
    周辺フレームと、 (b)前記後部の内壁セクション領域を横切って延在し
    ておりかつ主要中央部と前記後部の内側周辺フレームに
    取付けられた周辺部とを備えている全体として平らな後
    部の内側膜セクションとを有しており、 (c)前記後部の内側膜セクションの主要中央部が前記
    後部の内側周辺フレームに対して外側に弯曲した面を備
    えていて、前記後部の内側膜セクションの内側面に作用
    する前記コンテナ内の圧力により前記後部の内側膜セク
    ションの全体に張力を生じさせることによって前記コン
    テナ内の前記圧力に耐え得るように構成したことを特徴
    とする請求項23に記載の真空断熱形コンテナ。 25、収容領域を形成しておりかつ長手方向の軸線と前
    端部と後端部とを備えている真空断熱形コンテナにおい
    て、 (a)大気圧にさらされる第1の流体気密外側壁構造と
    、 (b)該外側壁構造から内側に間隔を隔てて配置されて
    おりかつ前記収容領域を形成している第2の流体気密内
    側壁構造とを有し、 (c)前記第1の外側壁構造と第2の内側壁構造との間
    には、前記収容領域を大気の熱伝導から遮断するための
    減圧断熱領域が形成されており、 (d)流体気密後端壁セクションを更に有しており、該
    後端壁セクションが後部の外壁セクションと後部の内壁
    セクションとを備えていて、これらの外壁セクションと
    内壁セクションとの間には第2の減圧領域が形成されて
    おり、前記内壁セクションおよび外壁セクションは前記
    第2の内側壁構造の後端部に連結されていて該第2の内
    側壁構造と共に移動できるようになっており、前記第2
    の内側壁構造の後端部および前記内壁セクションおよび
    外壁セクションは前記第1の壁構造に対して前記長手方
    向の軸線に沿って移動できるように取付けられており、
    前記第1の外側壁構造と第2の内側壁構造との熱膨張量
    および熱収縮量の差は、前記第1の外側壁構造に対する
    前記第2の壁構造の後端部および前記内壁セクションお
    よび外壁セクションの運動により許容できるように構成
    されていることを特徴とする真空断熱形コンテナ。 26、前記後部の外壁セクションが後部の外側周辺フレ
    ームを有しており、該外側周辺フレームは前記第1の外
    側壁構造の後部の周辺フレームに取付けられており、か
    つ、前記第1の外側壁構造の後部の周辺フレームに対す
    る後部の外壁セクションの後部の外側周辺フレームの運
    動を許容する流体気密シールを介して前記第1の外側壁
    構造の周辺フレームに連結されていることを特徴とする
    請求項25に記載の真空断熱形コンテナ。 27、(a)前記後部の外壁セクションが、(1)後部
    の外壁セクション領域を形成する後部の外側周辺フレー
    ムと、 (2)前記後部の外壁セクション領域を横切って延在し
    ておりかつ主要中央部と前記後部の外側周辺フレームに
    取付けられた周辺部とを備えている全体として平らな後
    部の外側膜セクションとを有しており、 (3)前記後部の外側膜セクションの前記主要中央部が
    、前記後部の外側周辺フレームに対して内側に弯曲した
    面を有していて、前記後部の外側膜セクションの外側面
    に作用する大気圧によって前記後部の外側膜セクション
    の全体に張力を生じさせることにより前記大気圧に耐え
    ることができるようになっており、 (b)前記後部の内壁セクションは、 (1)後部の内壁セクション領域を形成する後部の内側
    周辺フレームと、 (2)該後部の内側周辺フレームを横切って延在してお
    りかつ主要中央部と前記後部の内側周辺フレームに取付
    けられた周辺部とを備えている全体として平らな後部の
    外側膜セクションとを有しており、 (3)前記後部の内側膜セクションの前記主要部が、前
    記後部の内側周辺フレームに対して外側に弯曲した面を
    備えていて、前記後部の内側フレームセクションの内側
    面に作用する前記コンテナ内の圧力によって前記後部の
    内側膜セクションの全体に張力を生じさせることにより
    前記コンテナ内の圧力に耐えることができるようになっ
    ている、 ことを特徴とする請求項25に記載の真空断熱形コンテ
    ナ。
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