JPH01257498A - 油性物質の分析方法 - Google Patents

油性物質の分析方法

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JPH01257498A
JPH01257498A JP63086192A JP8619288A JPH01257498A JP H01257498 A JPH01257498 A JP H01257498A JP 63086192 A JP63086192 A JP 63086192A JP 8619288 A JP8619288 A JP 8619288A JP H01257498 A JPH01257498 A JP H01257498A
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JP
Japan
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electrode
organic solvent
oily substance
oxidase
solvent
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Pending
Application number
JP63086192A
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English (en)
Inventor
Masao Karube
征夫 軽部
Kazuaki Suzuki
鈴木 一昭
Hiroko Kameda
亀田 裕子
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は酵素固定化電極を用いた油性物質の分析方法に
関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
酵素センサーによる油性物質の測定はコレステロールセ
ンサー、中性脂肪センサー、リン脂質センサー等を使用
して行われているが、これらは緩衝液等の水溶液中で、
或いは牛血清アルブミン等の蛋白質や、界面活性剤を添
加することによって油性物質を乳化してから測定を行っ
ている。
しかし、このような従来の方法で油性物質を分析しよう
とする場合、反応は、水相と油相或いは水相と油相と界
面活性剤の界面で行われるため、試料中のごく一部の基
質しか反応せず、感度が低く、酵素反応速度も遅いため
、分析に長時間を要した。
従って、本発明の目的は、感度が高く、酵素反応速度の
速い、即ち、分析時間の短い、油性物質の分析方法を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、酸化酵素を固定化した酵素電極を用いて、有
機溶媒に対する水の溶解度が10重量%未満(20℃)
であり支持塩を溶解することにより実質的に電流を流す
ことのできる有機溶媒中で、油性物質をアンペロメトリ
ックに測定することを特徴とする油性物質の分析方法を
提供することにより、上記目的を達成したものである。
以下、本発明の、油性物質の分析方法について詳述する
本発明において使用する酸化酵素としては、コレステロ
ールオキシターゼ、アシルCoAオキシダーゼ、グルコ
ースオキシターゼ、アルコールオキシターゼ、尿酸オキ
シターゼ等公知の酸化酵素を挙げることができるが、油
性物質を基質とし、酵素反応により過酸化水素を生成す
る酸化酵素が好ましく、特にコレステロールオキシター
ゼ、アシルCoAオキシダーゼ等が好ましい。
本発明における酸化酵素の固定化方法としては何等限定
されず、公知の方法でよく、例えば、担体結合法、架橋
化法、包括法等の方法を使用することができる。
酸化酵素固定用の担体としては、特に限定されず、電極
表面に密着し、酵素反応が滞りなくおこなわれる程度に
ポーラスなものであればよいが、酵素を失活させるよう
な樹脂、例えば硬化時にラジカルを発生させるようなも
の等が好ましくないのは勿論のことである。
又、上記のような担体の中で、作業性の点から好ましい
のは、光等の放射線によって架橋可能な樹脂であり、例
えば、光硬化性のポリビニルアルコール、アクリル樹脂
、エポキシ樹脂等が挙げられ、これらのなかでも、ステ
ィルバゾリウム基を有するポリビニルアルコール或いは
ポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレングリ
コールを主鎖成分とし両末端にアクリロイル基を有する
ポリマー等が好ましい。
酸化酵素を固定化する下地電極としては、酵素反応によ
り生成或いは消費される過酸化水素を測定することがで
きるものであれば制限されるものではなく、例えば、白
金電極、金電極、カーボン電極等を使用することができ
る。
本発明において、過酸化水素を測定する電極方式として
は二極方式(作用極、対極、参照電極)を用いることが
好ましい。
作用極は上記酵素固定化電極であり、対極としては例え
ば金電極、白金電極、カーボン電極等公知のものでよく
、参照電極も例えば飽和カロメル電極、銀/塩化銀電極
等公知のものが使用できる。
これらの電極は各々単独で一つの電極装置を構成して使
用してもよいが、これらの電極を一体化して一本の電極
装置を構成して使用してもよい。
これらの電極を各々単独で一つの電極装置を構成して使
用する場合は、少なくとも酸化酵素を固定化して作用極
を有機溶媒に浸漬する。
他の対極及び参照電極は必ずしも作用極と同じ有機溶媒
に浸漬する必要はな〈従来使用されていたような水溶液
に浸漬することができ、この場合はH型セル等を使用す
れば良い。
本発明において使用される有機溶媒は、該有機溶媒に対
する水の溶解度が10重量%未満(20℃)、好ましく
は1重量%未満(20℃)、更に好ましくは0.5重量
%未満(20℃)であり、且つ支持塩を溶解させること
により実質的に電流を流すことのできる有機溶媒であり
、特に常圧において10〜40″Cの範囲で液体、固定
化膜が不溶である有機溶媒が好ましく、具体的な例とし
ては、例えば1,1.1−トリクロロエタン、1.2−
ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム、2−
ブタノン、1−ペンタノール等が挙げられ、これらのな
かでも1,1.’11−リクロロエタンが特に好ましい
使用する有Ja溶媒に対する水の溶解度が上記範囲外で
あると、固定化された酵素から水分を吸収し酵素を失活
させることがあまり好ましくない。
又、支持塩を充分に溶解できず実質的に導電性を示さな
い有a溶媒では油性物質の測定が困難となる。
本発明において使用される支持塩は、上記有機溶媒に溶
解可能であり実質的に導電性を与えるものであれば特に
限定されず、例えばN a CI Oa、L i CI
 O,、R4NX、R,NCI O,、R。
NBF、 、R,NCF、SO3(但し、Rはアルキル
基、アルケニル基、アリール基であり、Xはハロゲンを
表す)等が使用できるが、Rが炭素原子数1〜5のアル
キル基であるものが好ましく、ホウフッ化テトラ−n−
ブチルアンモニウム、ホウフッ化テトラエチルアンモニ
ウム等が特に好ましい。
上記支持塩の使用量は上記有機溶媒に実質的に導電性を
与える量販上であれば特に限定されず、飽和型でもよい
ここで、[実質的に導電性となる」とは、使用する測定
装置中の電極間における電流値を、たとえその電流値が
如何に小さい値であっても、測定結果として有効な数値
として測定することが可能であることを意味する。
本発明において使用される有機ン容媒中には酸化酵素を
活性化させるために少量の水分を含有することが好まし
く、水分を含有させる場合の水分含量は、有機溶媒に対
して0.01〜5、好ましくは0.01〜1重里%であ
る。水分含量が上記範囲外であると、酵素反応速度及び
感度の点で好ましくない。
また、本発明の実施に際しては、バイオセンサーとして
、第5図に示す如く、作用極、対極及び参照電極を一体
化した電極装置12を用いることもでき、その場合、セ
ル13としてはII型のものに変えて図示のものが用い
られる。
〔実施例〕
本発明の分析方法を、まずその−船釣な実施塊様につい
て図面を参照し乍ら説明し、次いで具体的な実施例を挙
げて説明する。
第1図は、本発明の一実施態様の概略を、本発明に使用
するバイオセンサーの一例を含めて示すフロー図で、作
用極lは、電極表面が酵素固定化1朶2で被覆されてい
る酵素固定化電極である。この作用極1をH型セル5の
片側に浸漬するが、この時、測定溶媒として、テトラフ
ルオロはう酸テトラーn−ブチルアンモニウムなどの支
持塩を添加した有a溶媒6を用いた。H型セル5の他の
側には、支持塩を添加した有機溶媒或いは水性電解液7
を用い参照電極3と対極4を浸漬した。これら、作用極
、参照電極、対極をポテンシオスタット10とレコーダ
ー11に接続し、II型セル5は恒温槽8の中に入れ、
スターク−9で撹拌した。
測定溶媒6の中へ測定対象物質を添加し該測定対象物質
が拡散されると固定化酵素膜2の中で酵素反応が起こっ
た。この際に生成あるいは消費される過酸化水素量をポ
テンシオスタット10で一定の電位に保つことにより、
電流変化量から測定対象物質4度を求めることができた
実施例1 上記実施態様に準じて次のような実験を行い、コレステ
ロール濃度を測定した。
まず、0.1Mとなるようにテトラフルオロテト−)−
n−ブチルアンモニウムを支持塩として溶かした1、1
.1− )リクロロエタン(1,1,1−トリクロロエ
タンに対する水の溶解度=0.05wt%(20℃)〕
をH型セルの片側に入れ、他方には0.1Mリン酸緩衝
液(p H7,0)を入れた。作用極として、光架橋化
性ポリマーであるスティルバゾリウム基を有するポリビ
ニルアルコール(PVA−3BQ:構成ビニルアルコー
ルに対してスティルバゾリウム基を1.3mo1%導入
)によりコレステロールオキシターゼ(CO)を包括固
定化した白金電極を使用した。参照電極3として飽和カ
ロメル電極(s、c、E) 、対極として白金線を使用
した。酵素反応により生成する過酸化水素の酸化電位で
ある+700mVに電位を保持し、温度40℃でコレス
テロールをアンペロメトリックに測定した。コレステロ
ールの標準サンプルをそれぞれ特定量ずつ測定溶媒6に
添加し、それぞれの濃度の異なるコレステロール溶液中
における定常電流値の経時変化量を測定した。その結果
を第2図に示す。
また、コレステロール標準サンプル添加の前後の定常電
流値の差を計算し、それを濃度変化に対応させてプロッ
トしたものを第3図に示す。第2図及び第3図から判る
ように、本発明の分析方法は、感度が高く、測定時間の
短いものである。
実施例2 測定溶媒として有機溶媒に対して飽和の水要添加した1
、2ジクロロエタンを用い、また測定は温度30℃で行
った。その他の条件については、実施例1と同様にして
、コレステロールを測定した。
上記の測定において、コレステロール濃度と電流増加値
の間に直線関係が得られた。応答時間は実施例1と同様
に1分以内であった。
実施例3 酵素固定化担体として、光架橋化性ポリマーを用い、カ
ンペBEL−ENT2000とカンペBEL−巳NTP
2000(共に関西ペイント製)の1;1混和物を用い
てコレステロールオキシダーゼを包括固定化した電極を
酵素電極として使用した。測定溶媒、温度などのその他
は実施例1と同様に実施した。得られた測定結果は、実
施例1の結果を示す第3図とほぼ同じであった。
比較例1 −H型セル5の中に入れる測定媒体として、有機溶媒を
使用せずに0.1Mリン酸緩衝液(pH7゜0)を用い
た。この時:作用極側には、測定対象としての油性物質
を乳化するために、牛血清アルブミン(bovin s
erum aibuwin、 B S A )を添加し
た。また、この場合、緩衝液には電解質が含まれている
ため、これにさらに支持塩を添加する必要はない。その
他の構成、条件については、実施例1と同様にして行っ
た。
得られた測定結果を、第4図に示す。第4図から判るよ
うに、コレステロールfiJ1.02〜0.15mMの
範囲で濃度と電流増加値の間に直線関係が得られらたが
、実施例の結果と比較すると、生血7nアルブAンを用
いて乳化するために、激しく撹拌しなければならず、又
、感度の悪いものであった。
また、本発明の実施に用いられるバイオセンサーとして
は、第5図に示す如く、作用極、対極及び参照電極を一
体化した電極装置12を用いることもでき、その場合、
セル13としてはIJ型のものに変えて開示のものが用
いられる。
〔発明の効果〕
本発明の油性物質の分析方法によれば、油性物質を短時
間で分析できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様の概略を、本発明に使用す
るバイオセンサーの一例を含めて示すフロー図、第2図
〜第4図は何れも測定結果を示すもので、第2図は、実
施例1における電流値−コレスチロール濃度のグラフ、
第3図は実施例1における電流値−時間のグラフ、第4
図は比較例における電流値−コレスチロール濃度のグラ
フ、第5図は本発明の他の実施態様の概略を、バイオセ
ンサーの他の例を含めて示すフロー図である。 1・・・作用極、     2・・・酵素固定化電極3
・・・参照電極、   4・・・対極5・−H型セル、
    6・・・有機溶媒7・・・有機溶媒(水性電解
液) 8・・・恒温槽、     9・・・スターラー10−
・・ポテンシオスタット 11−・・レコーダー、  12−・・電極装置13−
・・セル 特許出願人   旭電化工業株式会社 時間(miへ) 第4図 コレステロール濃度(mM)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸化酵素を固定化した酵素電極を用いて、有機溶
    媒に対する水の溶解度が10重量%未満(20℃)で且
    つ支持塩を溶解することにより実質的に電流を流すこと
    のできる有機溶媒中で、油性物質をアンペロメトリック
    に測定することを特徴とする油性物質の分析方法。
JP63086192A 1988-04-07 1988-04-07 油性物質の分析方法 Pending JPH01257498A (ja)

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JP63086192A JPH01257498A (ja) 1988-04-07 1988-04-07 油性物質の分析方法

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