JPH01257279A - ケーブル診断装置 - Google Patents
ケーブル診断装置Info
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- JPH01257279A JPH01257279A JP8468088A JP8468088A JPH01257279A JP H01257279 A JPH01257279 A JP H01257279A JP 8468088 A JP8468088 A JP 8468088A JP 8468088 A JP8468088 A JP 8468088A JP H01257279 A JPH01257279 A JP H01257279A
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Landscapes
- Testing Relating To Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は、電カケープルの絶縁劣化等を診断するケーブ
ル診断装置に関する。
ル診断装置に関する。
(発明の技術的背景とその問題点)
電カケープルの絶縁体には高電圧が印加され、その絶縁
体の一部に何らかの欠陥があると、その部分に電界が集
中し絶縁劣化が促進される。この絶縁劣化が進行すれば
、いわゆる絶縁破壊等の事故につながる。そのため、電
カケープルの導体と外部遮蔽体との間に高電圧を印加し
、直流漏れ電流を測定することにより絶縁劣化の診断を
行なっている。
体の一部に何らかの欠陥があると、その部分に電界が集
中し絶縁劣化が促進される。この絶縁劣化が進行すれば
、いわゆる絶縁破壊等の事故につながる。そのため、電
カケープルの導体と外部遮蔽体との間に高電圧を印加し
、直流漏れ電流を測定することにより絶縁劣化の診断を
行なっている。
又、一方、このような局部的な劣化でなくケーブル全長
に渡る絶縁体の劣化については、誘電正接(tanδ)
を測定することによってその診断が行なわれている。例
えば被診断ケーブルの導体と外部遮蔽体との間に印加さ
れる印加電圧を測定し、その一方でこの印加電圧により
被診断ケーブルに充電される充電電流を測定し、印加電
圧と充電電流との位相差からtanδを求めるようにし
ている。
に渡る絶縁体の劣化については、誘電正接(tanδ)
を測定することによってその診断が行なわれている。例
えば被診断ケーブルの導体と外部遮蔽体との間に印加さ
れる印加電圧を測定し、その一方でこの印加電圧により
被診断ケーブルに充電される充電電流を測定し、印加電
圧と充電電流との位相差からtanδを求めるようにし
ている。
ところで、上記のようなtanδの測定は、いわゆる活
線状態で診断を実施できるという利点がある反面、ケー
ブル全長に渡る絶縁劣化の診断には有効であるが、局部
的な劣化についてはそれを検出することが難しいという
問題がある。これは、たとえ局部的に劣化した部分のt
anδが大きくなったとしても、健全部のtanδが小
さいため、被診断ケーブル全体としてはtanδが小さ
くなってしまうことによる。
線状態で診断を実施できるという利点がある反面、ケー
ブル全長に渡る絶縁劣化の診断には有効であるが、局部
的な劣化についてはそれを検出することが難しいという
問題がある。これは、たとえ局部的に劣化した部分のt
anδが大きくなったとしても、健全部のtanδが小
さいため、被診断ケーブル全体としてはtanδが小さ
くなってしまうことによる。
これに対して、直流漏れ電流を測定する方法は、局部的
な劣化部分があっても直ちにそれを検出することができ
るという利点がある反面、活線状態ではその測定が不可
能であるという問題があった。
な劣化部分があっても直ちにそれを検出することができ
るという利点がある反面、活線状態ではその測定が不可
能であるという問題があった。
(発明の目的)
本発明は以上の点に着目してなされたもので、活線状態
でケーブルの誘電正接と静電容量とを測定し、更にその
測定結果に基づいて損失抵抗を演算し、ケーブル全長に
渡る絶縁劣化と局部的な絶縁劣化の双方を診断すること
ができるケーブル診断装置を提供することを目的とする
ものである。
でケーブルの誘電正接と静電容量とを測定し、更にその
測定結果に基づいて損失抵抗を演算し、ケーブル全長に
渡る絶縁劣化と局部的な絶縁劣化の双方を診断すること
ができるケーブル診断装置を提供することを目的とする
ものである。
(発明の概要)
本発明のケーブル診断装置は、被診断ケーブルに印加さ
れる印加電圧を測定する電圧測定部と、前記被診断ケー
ブルに充電される充電電流を測定する電流測定部と、前
記充電電流を前記印加電圧と同相分及びπ/2進相分に
分けて検出する位相差別検出部と、この位相差別検出部
の出力に基づいて前記被診断ケーブルの誘電正接と静電
容量とを演算する第1の演算部と、この第1の演算部の
出力に基づいて前記被診断ケーブルの損失抵抗を演算す
る第2の演算部とを備えたことを特徴とするものである
。
れる印加電圧を測定する電圧測定部と、前記被診断ケー
ブルに充電される充電電流を測定する電流測定部と、前
記充電電流を前記印加電圧と同相分及びπ/2進相分に
分けて検出する位相差別検出部と、この位相差別検出部
の出力に基づいて前記被診断ケーブルの誘電正接と静電
容量とを演算する第1の演算部と、この第1の演算部の
出力に基づいて前記被診断ケーブルの損失抵抗を演算す
る第2の演算部とを備えたことを特徴とするものである
。
(発明の実施例)
く装置のブロック構成〉
第1図は、本発明のケーブル診断装置の実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
図において、被診断ケーブル1の導体2には電源13が
接続されて交流高電圧が印加されており、接地線3には
変流器(CT)4が取り付けられている。そして、被診
断ケーブル1の導体2には電圧測定部5が接続され、変
流器4には電流測定部6が接続されている。
接続されて交流高電圧が印加されており、接地線3には
変流器(CT)4が取り付けられている。そして、被診
断ケーブル1の導体2には電圧測定部5が接続され、変
流器4には電流測定部6が接続されている。
電圧測定部5及び電流測定部6の出力は位相差別検出部
7に入力し、位相差別検出部7の出力は第1の演算部8
に入力するよう結線されている。
7に入力し、位相差別検出部7の出力は第1の演算部8
に入力するよう結線されている。
この第1の演算部8は位相差別検出部7の出力に基づき
tanδ9及び静電容量1oを演算する演算部であり、
その演算結果が第2の演算部11に入力するよう結線さ
れている。そして第2の演算部11は、第1の演算部8
の演算したtanδと静電容量とから損失抵抗12を演
算するよう構成されている。
tanδ9及び静電容量1oを演算する演算部であり、
その演算結果が第2の演算部11に入力するよう結線さ
れている。そして第2の演算部11は、第1の演算部8
の演算したtanδと静電容量とから損失抵抗12を演
算するよう構成されている。
上記ブロック図において、変流器4は、例えば図示しな
いトロイダルコイルに接地線3を貫通させ、そのトロイ
ダルコイルに巻回した2次コイルの誘導電流により、被
測定電流に対応する検出信号を取り出す既知の構成のも
のである。電圧測定部5は、抵抗やコンデンサ等から成
る分圧器によって高電圧を分圧し、被診断ケーブル1の
導体2に印加される印加電圧を測定する既知の電圧測定
回路から構成される。電流測定部6は、変流器4の出力
を受は入れて、接地線3に流れる被診断ケーブル1の充
電電流を測定する既知の電流測定回路から構成される。
いトロイダルコイルに接地線3を貫通させ、そのトロイ
ダルコイルに巻回した2次コイルの誘導電流により、被
測定電流に対応する検出信号を取り出す既知の構成のも
のである。電圧測定部5は、抵抗やコンデンサ等から成
る分圧器によって高電圧を分圧し、被診断ケーブル1の
導体2に印加される印加電圧を測定する既知の電圧測定
回路から構成される。電流測定部6は、変流器4の出力
を受は入れて、接地線3に流れる被診断ケーブル1の充
電電流を測定する既知の電流測定回路から構成される。
位相差別検出部7は、電流測定部6の求めた充電電流を
電圧測定部5で求めた印加電圧と同相分及びπ/2進相
分に分けて検出する回路である。
電圧測定部5で求めた印加電圧と同相分及びπ/2進相
分に分けて検出する回路である。
電流を電圧の位相差別に検出する回路は、既知の種々の
文献により公知であり、その具体的な回路の紹介は省略
する。第1の演算部8は、充電電流のうち印加電圧と同
相分とπ/2進相分をもとにtanδ(印加電圧と充電
電流の位相差)を演算する回路で、これは例えばマイク
ロプロセッサ等により構成される。
文献により公知であり、その具体的な回路の紹介は省略
する。第1の演算部8は、充電電流のうち印加電圧と同
相分とπ/2進相分をもとにtanδ(印加電圧と充電
電流の位相差)を演算する回路で、これは例えばマイク
ロプロセッサ等により構成される。
ところで、欠陥のないケーブルは、理想的なコンデンサ
と仮定することができるから、その印加電圧と充電電流
との位相差はπ/2になるはずである。これに対して、
実際のケーブルは、例えば、理想コンデンサCと並列等
価抵抗Racとの並列回路とみなすことができる。従っ
て、この並列等価抵抗Racの分だけ充電電流ベクトル
に遅れが生じる。この原理から、印加電圧及び充電電流
の位相差に基づいて被診断ケーブルのtanδを演算で
求めることができる。又、同時に、充電電流の大きさか
ら被診断ケーブルの静電容量を求めることができる。こ
こまでの機能は、例えば市販のショウチエッカTD (
昭和電線電纜社製活線tanδ測定器)等により、既に
知られている。
と仮定することができるから、その印加電圧と充電電流
との位相差はπ/2になるはずである。これに対して、
実際のケーブルは、例えば、理想コンデンサCと並列等
価抵抗Racとの並列回路とみなすことができる。従っ
て、この並列等価抵抗Racの分だけ充電電流ベクトル
に遅れが生じる。この原理から、印加電圧及び充電電流
の位相差に基づいて被診断ケーブルのtanδを演算で
求めることができる。又、同時に、充電電流の大きさか
ら被診断ケーブルの静電容量を求めることができる。こ
こまでの機能は、例えば市販のショウチエッカTD (
昭和電線電纜社製活線tanδ測定器)等により、既に
知られている。
さて、本発明の装置においては、更にこのtanδ9及
び静電容量1oを用いて、第2の演算部11において次
のような演算を行なう。
び静電容量1oを用いて、第2の演算部11において次
のような演算を行なう。
先ず、ケーブルの等価回路は、先に説明したように、理
想コンデンサCと並列等価抵抗Racとの並列回路で表
わすことができる。このことから、その並列抵抗Rac
は次の(1)式を演算することにより求めることができ
る。
想コンデンサCと並列等価抵抗Racとの並列回路で表
わすことができる。このことから、その並列抵抗Rac
は次の(1)式を演算することにより求めることができ
る。
Rac=1/ωc tanδ ・(1)一方、ケーブル
は理想コンデンサCと等価直列抵抗Rac’ との直列
回路として表わすこともできる。絶縁体の等価回路を表
わす場合に、上記2種の等価回路は、それぞれ外部条件
等に応じて種々使い分けられている。この直列回路を等
価回路とみた場合、直列等価抵抗Rac’は次の(2)
式によって求めることができる。
は理想コンデンサCと等価直列抵抗Rac’ との直列
回路として表わすこともできる。絶縁体の等価回路を表
わす場合に、上記2種の等価回路は、それぞれ外部条件
等に応じて種々使い分けられている。この直列回路を等
価回路とみた場合、直列等価抵抗Rac’は次の(2)
式によって求めることができる。
Rac’ = tanδ/ωc −(2)上記(1)
あるいは(2)のいずれの式を用いた場合にも、それぞ
れ簡単な演算により損失抵抗12を求めることができる
。第2の演算部11は、このような演算を行なうマイク
ロプロセッサ等から成る回路である。
あるいは(2)のいずれの式を用いた場合にも、それぞ
れ簡単な演算により損失抵抗12を求めることができる
。第2の演算部11は、このような演算を行なうマイク
ロプロセッサ等から成る回路である。
〈絶縁劣化判定〉
さて、本発明のケーブル診断装置は、第1図に示したよ
うな回路を用いてtanδ9、静電容量10及び損失抵
抗12を求め、第2図に示したような方法によってケー
ブルの絶縁劣化診断を行なう。第2図は、tanδを横
軸に%単位で表わし、Racを縦軸にMΩ単位で表わし
たグラフである。
うな回路を用いてtanδ9、静電容量10及び損失抵
抗12を求め、第2図に示したような方法によってケー
ブルの絶縁劣化診断を行なう。第2図は、tanδを横
軸に%単位で表わし、Racを縦軸にMΩ単位で表わし
たグラフである。
先ず、第2図のグラフに示すように、 tanδが一定
以上、例えば3%以上になった場合には、そのケーブル
は全体的に絶縁劣化しているとみなし不良と判断する。
以上、例えば3%以上になった場合には、そのケーブル
は全体的に絶縁劣化しているとみなし不良と判断する。
又、損失抵抗が10MΩ以下の場合には、やはり局部的
に著しい絶縁劣化が生じているとして不良品と判断する
。即ち、たとえtanδが小さい場合であっても損失抵
抗Racが低い値の場合は不良と判断し、損失抵抗Ra
cが高い値を示してもtanδが大きい場合にはやはり
不良品と判断する。
に著しい絶縁劣化が生じているとして不良品と判断する
。即ち、たとえtanδが小さい場合であっても損失抵
抗Racが低い値の場合は不良と判断し、損失抵抗Ra
cが高い値を示してもtanδが大きい場合にはやはり
不良品と判断する。
一方、tanδが例えば0.1%以下であり損失抵抗が
318MΩ以上である場合には、ケーブルを良品とみな
す。そして、上記良品と不良品との間に挟まれた、グラ
フ中の注意と付した領域のデータを示したものについて
は、その後の診断を頻繁に行なう等の注意的な対策を講
じることにする。
318MΩ以上である場合には、ケーブルを良品とみな
す。そして、上記良品と不良品との間に挟まれた、グラ
フ中の注意と付した領域のデータを示したものについて
は、その後の診断を頻繁に行なう等の注意的な対策を講
じることにする。
以上のように本発明の装置は、 tanδと静電容量を
求めるのみならず、これらの関係から損失抵抗を求め、
tanδと損失抵抗との関係により被診断ケーブルの
絶縁劣化を判断している。このようにすれば、ケーブル
の絶縁劣化を全長に渡るものも局部的なものも合せて総
合的に判断することができる。もちろん、第1図のよう
な装置を用いた測定は、活線状態においての診断が可能
である。
求めるのみならず、これらの関係から損失抵抗を求め、
tanδと損失抵抗との関係により被診断ケーブルの
絶縁劣化を判断している。このようにすれば、ケーブル
の絶縁劣化を全長に渡るものも局部的なものも合せて総
合的に判断することができる。もちろん、第1図のよう
な装置を用いた測定は、活線状態においての診断が可能
である。
〈実際の診断装置〉
第3図に、本発明のケーブル診断装置を実用化した具体
的な装置の正面図を図示した。
的な装置の正面図を図示した。
図において、ケース20には本発明のケーブル診断装置
のアセンブリが収容されている。即ち、このケース20
に、診断に必要な一切の機材が収容されている。
のアセンブリが収容されている。即ち、このケース20
に、診断に必要な一切の機材が収容されている。
先ず、その中央には、活線損失抵抗測定器という表示が
された制御パネル21が正面を向いて配置されている。
された制御パネル21が正面を向いて配置されている。
又、この測定器の上方の空間には、バッテリイ収納部2
2と、変流器(CT)収納部23と、分圧器収納部24
とが設けられている。又、右側の空間には、付属リード
線収納部25が設けられている。
2と、変流器(CT)収納部23と、分圧器収納部24
とが設けられている。又、右側の空間には、付属リード
線収納部25が設けられている。
測定器の制御パネル21には、その左上部分に、第1図
に示した被診断ケーブル1の導体2の印加電圧測定用の
接続端子30が設けられている。ここには、分圧器収納
部24に収納した分圧器が接続され、第1図に示した電
圧測定部5へ印加電圧測定用の信号が送り込まれること
になる。
に示した被診断ケーブル1の導体2の印加電圧測定用の
接続端子30が設けられている。ここには、分圧器収納
部24に収納した分圧器が接続され、第1図に示した電
圧測定部5へ印加電圧測定用の信号が送り込まれること
になる。
又、パネル21の左中央には、第1図に示した変流器4
の接続用の端子31が設けられている。更に、その下側
には、測定器の接地をとるための端子32と外部電源接
続用の端子33が設けられている。外部電源接続用の端
子33は、バッテリイ収納部22に設けられたバッテリ
イを使用しない場合に使用され、商用電源やカーバッテ
リイ等をここへ接続することになる。
の接続用の端子31が設けられている。更に、その下側
には、測定器の接地をとるための端子32と外部電源接
続用の端子33が設けられている。外部電源接続用の端
子33は、バッテリイ収納部22に設けられたバッテリ
イを使用しない場合に使用され、商用電源やカーバッテ
リイ等をここへ接続することになる。
又、パネル21の中央上部には、損失抵抗12と、ta
nδ9と、静電容量10とを表示する表示板34が設け
られている。この表示板34は、例えば液晶表示板等か
ら構成される。又、その右側には、先に第2図で示した
ようなケーブルの良・不良を判定した結果を表示する表
示部35が設けられている。その表示は、例えば発光ダ
イオード等から構成される3つのランプにより行なわれ
る。
nδ9と、静電容量10とを表示する表示板34が設け
られている。この表示板34は、例えば液晶表示板等か
ら構成される。又、その右側には、先に第2図で示した
ようなケーブルの良・不良を判定した結果を表示する表
示部35が設けられている。その表示は、例えば発光ダ
イオード等から構成される3つのランプにより行なわれ
る。
又、その下側には、本装置の動作電源電圧を表示する表
示部36、及び電圧チエツク用の押しボタン37が設け
られている。
示部36、及び電圧チエツク用の押しボタン37が設け
られている。
又、パネル21の右隅には、測定開始を指示するための
測定スイッチ38、及び測定準備OKを表示する準備O
Kクランプ9と、この装置の電源を投入するための電源
表示ランプ内蔵電源スィッチ40.及びヒユーズ41と
が設けられている。
測定スイッチ38、及び測定準備OKを表示する準備O
Kクランプ9と、この装置の電源を投入するための電源
表示ランプ内蔵電源スィッチ40.及びヒユーズ41と
が設けられている。
〈診断作業のフローチャート〉
次に、第4図を用いて、第3図で説明したような装置を
使用した実際のケーブルの診断作業の流れを説明する。
使用した実際のケーブルの診断作業の流れを説明する。
第4図は、その作業のフローチャートである。
先ず、作業開始にあたって電源スィッチ40が投入され
る(ステップSL)と同時に内蔵された電源表示ランプ
が点灯する(ステップS2)。次に、いわゆる装置のウ
オームアツプを待つための時間計測が行なわれる(ステ
ップS3)。そして、装置のウオームアツプが完了する
までの時間を10分と設定し、10分経過したか否かの
判断が行なわれる(ステップS4)。10分が経過する
と、測定準備OKクランプ9が点灯する(ステップS5
)。ここで測定スイッチ38をオンすると(ステップS
6)、そのスイッチに内蔵された測定ランプが点灯する
(ステップS7)。この場合、測定スィッチ38自体が
発光する。これによって、第1図に示した電圧測定部5
と電流測定部6の出力を位相差別検出部7が受は入れる
(ステップS8)。次に、第1の演算部8がtanδ9
及び静電容量10の演算を実行して、その結果が第3図
に示した表示パネル34に表示される(ステップS9)
。ここで、変流器4(第1図)の、いわゆる巻き線比の
選択が適当か否かが判断される(ステップ5IO)。変
流器は、例えば1:1あるいは1:10の2種の巻き数
比が選択できるものとする。この選択ミスが生じた場合
、電流測定部6の測定値はスケールオーバーしたり小さ
すぎることによって正確な測定ができなくなる。そこで
、第3図に示した表示パネル34に表示される数値を、
予め定められた所定の異常値とすることによって異常表
示(a)を行ない(ステップ5ll)、いったん測定を
終了する。即ち、ステップS22で測定スイッチ38を
オフ(OFF )し、測定作業をいったん終了する。こ
の場合には、変流器4の巻き数比を選択し直した上で、
再度ステップS6から測定を再開することになる。
る(ステップSL)と同時に内蔵された電源表示ランプ
が点灯する(ステップS2)。次に、いわゆる装置のウ
オームアツプを待つための時間計測が行なわれる(ステ
ップS3)。そして、装置のウオームアツプが完了する
までの時間を10分と設定し、10分経過したか否かの
判断が行なわれる(ステップS4)。10分が経過する
と、測定準備OKクランプ9が点灯する(ステップS5
)。ここで測定スイッチ38をオンすると(ステップS
6)、そのスイッチに内蔵された測定ランプが点灯する
(ステップS7)。この場合、測定スィッチ38自体が
発光する。これによって、第1図に示した電圧測定部5
と電流測定部6の出力を位相差別検出部7が受は入れる
(ステップS8)。次に、第1の演算部8がtanδ9
及び静電容量10の演算を実行して、その結果が第3図
に示した表示パネル34に表示される(ステップS9)
。ここで、変流器4(第1図)の、いわゆる巻き線比の
選択が適当か否かが判断される(ステップ5IO)。変
流器は、例えば1:1あるいは1:10の2種の巻き数
比が選択できるものとする。この選択ミスが生じた場合
、電流測定部6の測定値はスケールオーバーしたり小さ
すぎることによって正確な測定ができなくなる。そこで
、第3図に示した表示パネル34に表示される数値を、
予め定められた所定の異常値とすることによって異常表
示(a)を行ない(ステップ5ll)、いったん測定を
終了する。即ち、ステップS22で測定スイッチ38を
オフ(OFF )し、測定作業をいったん終了する。こ
の場合には、変流器4の巻き数比を選択し直した上で、
再度ステップS6から測定を再開することになる。
一方、変流器4の巻き数比の選択が適当である場合には
、ステップS12に向かう。ここでは、tanδ9と静
電容量1oの測定開始から2分経過したか否かの判断が
行なわれる(ステップ512)。この実施例の装置は、
位相差別検出部7において自動平衡回路(先に説明した
ショウチエッカTDに内蔵)を作動させ、回路がバラン
スしたところでtanδを求めることになる。従って、
バランスするまで、ステップS8からステップS14の
ループを繰り返すことになるが、測定開始から2分経過
してのそのバランスが得られない場合には、測定器の内
部故障等があったものとして異常表示(C)が行なわれ
る(ステップ513)。この表示方法及び終了に至る過
程は、先のステップSllの場合と同様である。一方、
測定器のバランスが得られた場合(ステップ514)、
測定器内部に設けられた自己診断機能によって、測定器
各部が正常に動作しているかどうかのチエツクが行なわ
れる(ステップSl 5)。
、ステップS12に向かう。ここでは、tanδ9と静
電容量1oの測定開始から2分経過したか否かの判断が
行なわれる(ステップ512)。この実施例の装置は、
位相差別検出部7において自動平衡回路(先に説明した
ショウチエッカTDに内蔵)を作動させ、回路がバラン
スしたところでtanδを求めることになる。従って、
バランスするまで、ステップS8からステップS14の
ループを繰り返すことになるが、測定開始から2分経過
してのそのバランスが得られない場合には、測定器の内
部故障等があったものとして異常表示(C)が行なわれ
る(ステップ513)。この表示方法及び終了に至る過
程は、先のステップSllの場合と同様である。一方、
測定器のバランスが得られた場合(ステップ514)、
測定器内部に設けられた自己診断機能によって、測定器
各部が正常に動作しているかどうかのチエツクが行なわ
れる(ステップSl 5)。
この自己チエツクの結果をもとに、測定器が正常である
か否かが判断され(ステップ516)、異常であれば、
再び表示パネル34を利用してステップSllと同様の
異常表示(b)を行ない(ステップ517)、測定を終
了する。
か否かが判断され(ステップ516)、異常であれば、
再び表示パネル34を利用してステップSllと同様の
異常表示(b)を行ない(ステップ517)、測定を終
了する。
一方、測定器が正常であると判断された場合には、その
とき表示パネル34に表示したtanδと静電容量が有
効になり、第1図に示した第2の演算部11において、
損失抵抗12の計算が実行される(ステップ318)。
とき表示パネル34に表示したtanδと静電容量が有
効になり、第1図に示した第2の演算部11において、
損失抵抗12の計算が実行される(ステップ318)。
そして、損失抵抗データが第2図に示した表示パネル3
4に表示される(ステップ519)。その後、第2図に
示したグラフに基づいて劣化判定が行なわれ(ステップ
520)、その判定結果が第3図に示した表示パネル3
5に表示され、判定結果ランプの3つのうちの1つが点
灯する(ステップ521)。尚、この判定動作は第1図
に図示しないマイクロプロセッサ等から成る判定回路に
より実行されるものとする。
4に表示される(ステップ519)。その後、第2図に
示したグラフに基づいて劣化判定が行なわれ(ステップ
520)、その判定結果が第3図に示した表示パネル3
5に表示され、判定結果ランプの3つのうちの1つが点
灯する(ステップ521)。尚、この判定動作は第1図
に図示しないマイクロプロセッサ等から成る判定回路に
より実行されるものとする。
以上の処理によってケーブルの診断作業が終了し、測定
スイッチ38のオフ(ステップ522)及び電源スィッ
チ40のオフ(ステップ523)により全ての処理が終
わる。
スイッチ38のオフ(ステップ522)及び電源スィッ
チ40のオフ(ステップ523)により全ての処理が終
わる。
本発明のケーブル診断装置は以上の実施例に限定されな
い。
い。
第1図に示した第1の演算部8と第2の演算部11とは
、それぞれ一体に構成された1つのマイクロプロセッサ
等から構成されても良く、又、第3図の装置に設けた表
示パネルやボタン等は、必要に応じて適宜増設し、ある
いは省略して差し支えない。
、それぞれ一体に構成された1つのマイクロプロセッサ
等から構成されても良く、又、第3図の装置に設けた表
示パネルやボタン等は、必要に応じて適宜増設し、ある
いは省略して差し支えない。
(発明の効果)
以上説明した本発明のケーブル診断装置によれば、活線
状態で被診断ケーブルに印加される印加電圧とその充電
電流とを測定し、tanδ、静電容量及び損失抵抗を演
算によって求めるようにしたので、ケーブル全体に渡る
絶縁劣化も局部的な絶縁劣化も、送電を停止することな
く直ちに診断することができる。従って、ケーブルの絶
縁劣化判定。
状態で被診断ケーブルに印加される印加電圧とその充電
電流とを測定し、tanδ、静電容量及び損失抵抗を演
算によって求めるようにしたので、ケーブル全体に渡る
絶縁劣化も局部的な絶縁劣化も、送電を停止することな
く直ちに診断することができる。従って、ケーブルの絶
縁劣化判定。
の信頼性が向上し、又、ケーブル線路の絶縁破壊事故等
の未然防止に役立てることができる。
の未然防止に役立てることができる。
第1図は本発明のケーブル診断装置の実施例を示すブロ
ック図、第2図はその絶縁劣化判定方法を示す説明図、
第3図は本発明のケーブル診断装置の具体的な実施例を
示す正面図、第4図はその使用方法を説明するフローチ
ャートである。 L −−−一−−−−−−被診断ケーブル、2−一−−
−−−−−−導体、 3−−−−−一−−−−接地線、 4−−−−−−−一−−変流器、 5−−−−−−一−−−電圧測定部、 6−−−−−−−−−−電流測定部、 7−−−−−−−−−−位相差別検出部、8−−−−−
−一−−−第1の演算部、9−−−−−−−−−一誘電
正接tanδ、10−−一一−−−−−静電容量、 11−−−一−−−−−第2の演算部、12−−−−−
−−−一損失抵抗、 13−一−−−−−−−電源。 ((t!!1名〕
ック図、第2図はその絶縁劣化判定方法を示す説明図、
第3図は本発明のケーブル診断装置の具体的な実施例を
示す正面図、第4図はその使用方法を説明するフローチ
ャートである。 L −−−一−−−−−−被診断ケーブル、2−一−−
−−−−−−導体、 3−−−−−一−−−−接地線、 4−−−−−−−一−−変流器、 5−−−−−−一−−−電圧測定部、 6−−−−−−−−−−電流測定部、 7−−−−−−−−−−位相差別検出部、8−−−−−
−一−−−第1の演算部、9−−−−−−−−−一誘電
正接tanδ、10−−一一−−−−−静電容量、 11−−−一−−−−−第2の演算部、12−−−−−
−−−一損失抵抗、 13−一−−−−−−−電源。 ((t!!1名〕
Claims (1)
- 被診断ケーブルに印加される印加電圧を測定する電圧測
定部と、前記被診断ケーブルに充電される充電電流を測
定する電流測定部と、前記充電電流を前記印加電圧と同
相分及びπ/2進相分に分けて検出する位相差別検出部
と、この位相差別検出部の出力に基づいて前記被診断ケ
ーブルの誘電正接と静電容量とを演算する第1の演算部
と、この第1の演算部の出力に基づいて前記被診断ケー
ブルの損失抵抗を演算する第2の演算部とを備えたこと
を特徴とするケーブル診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8468088A JPH01257279A (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | ケーブル診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8468088A JPH01257279A (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | ケーブル診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01257279A true JPH01257279A (ja) | 1989-10-13 |
Family
ID=13837407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8468088A Pending JPH01257279A (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | ケーブル診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01257279A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002040088A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-06 | Kyushu Electric Power Co Inc | 電力ケーブルの劣化診断装置 |
KR100418195B1 (ko) * | 2001-07-05 | 2004-02-11 | 주식회사 우리기술 | 전력케이블의 다중절연진단장치 및 그 방법 |
JP2009168638A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Institute Of National Colleges Of Technology Japan | 水トリー劣化診断方法 |
JP2015184250A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | Jfeスチール株式会社 | 電力ケーブルのオンライン劣化診断装置及び電力ケーブルのオンライン劣化診断方法 |
JP2017122738A (ja) * | 2017-03-14 | 2017-07-13 | 三宝電機株式会社 | 電力ケーブル診断装置および該方法 |
-
1988
- 1988-04-06 JP JP8468088A patent/JPH01257279A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002040088A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-06 | Kyushu Electric Power Co Inc | 電力ケーブルの劣化診断装置 |
KR100418195B1 (ko) * | 2001-07-05 | 2004-02-11 | 주식회사 우리기술 | 전력케이블의 다중절연진단장치 및 그 방법 |
JP2009168638A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Institute Of National Colleges Of Technology Japan | 水トリー劣化診断方法 |
JP2015184250A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | Jfeスチール株式会社 | 電力ケーブルのオンライン劣化診断装置及び電力ケーブルのオンライン劣化診断方法 |
JP2017122738A (ja) * | 2017-03-14 | 2017-07-13 | 三宝電機株式会社 | 電力ケーブル診断装置および該方法 |
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