JPH01243017A - 眼鏡用レンズおよびこれを使用する眼鏡 - Google Patents

眼鏡用レンズおよびこれを使用する眼鏡

Info

Publication number
JPH01243017A
JPH01243017A JP7098088A JP7098088A JPH01243017A JP H01243017 A JPH01243017 A JP H01243017A JP 7098088 A JP7098088 A JP 7098088A JP 7098088 A JP7098088 A JP 7098088A JP H01243017 A JPH01243017 A JP H01243017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
vision
distance
near vision
objects
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7098088A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Okamoto
岡本 隆博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7098088A priority Critical patent/JPH01243017A/ja
Publication of JPH01243017A publication Critical patent/JPH01243017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、眼鏡用レンズおよびこれを用いた眼鏡に関
し、老視者のための遠近両用機能をもつものに関する。
【従来の技術】
人間の正常な眼は、水晶体の厚みを変化させる毛様体筋
が弛緩しているとき無限遠方にピントが合い、毛様体筋
を緊張させて水晶体の厚みを増すことによって近くのも
のもはっきり見ることができるようにできている0毛様
体筋が弛緩しているときにピントが合う点を遠点といい
、毛様体筋を最大限に緊張させた状態でピントが合う点
を近点という、そして、このように距離の異なる点にピ
ントを合わせることを調節といい、どれだけ近くまでピ
ントを合わすことができるかという程度を調節力という
、若年のうちは水晶体それ自体も弾力性に富み、また、
毛様体筋の力も強いので調節力が大きく、非常に近いも
のまではっきり見ることができるが、年齢を重ねるほど
水晶体の弾力性がな(なるとともに毛様体筋の力も弱ま
って調節力が小さくなり、近くのものをはっきり見るこ
とができなくなる。これがいわゆる老眼(正式には「老
視」といわれる。)である。老視は、眼の調節力が弱ま
ることが起因して近くのものが見えにくくなる現象をい
い、近視や遠視など、屈折異常が原因する視力低下とは
区別してとらえる必要がある。換言すると、正視、近視
、遠視にかかわらず、老視傾向があられれうるのである
。 老視を矯正して近くのものを見るための老視鏡(老眼鏡
)は、プラス(凸)レンズによって調節後の水晶体のふ
くらみの不足を補い、眼の水晶体とプラスレンズとによ
って近くを見るための焦点距離を得るものであり、近く
のものを見ようとする場合にのみ装着して使用される。 いい換えると、老眼鏡を装着した場合、近くのものには
ピントが合うが、遠くのものは、眼の調節範囲から外れ
ることとなるのではっきり見えなくなる。したがって、
老視になると、遠くのものと近(のちのとを交互に見な
ければならない場合は非常に不便である。たとえば、正
視であって老視の人が老眼鏡をかけたまま近くのものか
ら遠くのものに目を移す場合に、老眼鏡を手で下にずら
せて裸眼で見ようとする光景は良く見かける。また、近
視、遠視、乱視などの屈折異常と老視とが重なっている
場合は、遠方矯正用の眼鏡と老眼鏡とを交互にかけなお
す必要が出てくる。 老眼鏡を使用する場合の上述のような不便さが、レンズ
の上のほうを通して遠くを見ることができ、下のほうを
通して近くを見ることができるようになした遠近両用眼
鏡が提供されるようになった所以である。このような遠
近両用眼鏡に使用されるレンズを多焦点レンズといい、
現在、第5図および第6図に示すようにレンズのやや下
のほうにプラス(凸)度数を上げた近用部分を一体的に
設けたものと、第7図に示すように、レンズの上のほう
の遠用部分から下に向かうにつれて中間部、近用部とな
めらかに度数を上げた累進度多焦点レンズとが多用され
ている。
【発明が解決しようとする課題】
上記の二種類の多焦点レンズのうち、第5図および第6
図に示すものは、近用部の加入度が大きい場合には遠用
部と近用部との境界の段差が外部から目立って外観上の
見栄えがかならずしも良くないという欠点がある。また
、第7図に示す累進度多焦点レンズは、レンズ面がなめ
らかに変化しているため、外観は普通の眼鏡用レンズと
大差はない点で第5図および第6図のレンズの外観上の
問題は解決されている。しかしながら、遠用部と近用部
とをつなぐ中間部ないし近用部の両脇部分は、レンズ上
方においてレンズ幅全体にわたる遠用部とレンズ下方に
おいて比較的幅狭とならざるをえない近用部のレンズ面
をなめらかにつなぐ役割しか果たしていないため、実質
上、レンズの面積の相当部分を占めるこの部分を通して
ものを鮮明に見ることができない問題がある。また、こ
のようなレンズをもつ眼鏡をかけたまま顔を左右に振る
と、像が上記中間部ないし近用部の両脇を通るたびに歪
んだり、揺れたりするという問題もある。 また、上記いずれのタイプの多焦点レンズについても言
えることであるが、近用部がレンズの下方の比較的幅の
狭い範囲に設けられているだけであるため、目だけを横
方向に動かして横書きの文章を支障なく読むことが困難
であるという実用上重大な不具合もある。 この発明は、上述の事情のもとで考え出されたものであ
って、従来の多焦点レンズの問題あるいはこれを使用す
る遠近両用眼鏡の問題を簡単な構成により一挙に解決す
ることをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の従来の課題を解決するため、この発明では、次の
技術的手段を講じている。 すなわち、本願発明の眼鏡用レンズ(請求項1の発明)
は、遠用部と近用部とを有し、遠用部は通常のレンズ部
分で構成するとともに、近用部はフレネルレンズ部分で
構成しである。 そうして、上記のレンズを適当外形にカットし、眼鏡フ
レームにはめ込むと、遠近両用眼鏡(請求項2の発明)
ができあがる。
【作用および効果】
フレネルレンズは、通常のレンズ表面を微小幅の同心状
の輪帯状小レンズに分けてこれらをほぼ同一面上に配置
したような構造となっているから、光学的には通常のレ
ンズと同等であっても、レンズ中心の厚みとレンズ周縁
の厚みにほとんど差がないという特長をもつ。したがっ
て、本願発明の眼鏡用レンズにおいてフレネルレンズ部
で構成される近用部をレンズの右端から左端まで横方向
に延びる横長状に構成することができ、また、そのよう
にしてもレンズ面に遠用部と近用部とを区画する段部が
形成されるということはない。 このように、本願発明によれば、通常、遠近両用眼鏡に
用いられるレンズの下方に形成される加入度数をもった
近用部をレンズの横幅全体にまで拡げることができるか
ら、近くにあるたとえば横書きの文章などを、眼だけを
横方向に動かして問題なく読むといったことが可能とな
る。また、同様の理由により、累進度多焦点レンズをも
つ眼鏡をかけて顔を左右に振ったときに、近用部両脇を
通して見える像がゆがんだり、揺れたりするといった問
題もおこりえない。 また、眼鏡用レンズは、眼それ自体ではピントを合わす
ことができない程度に眼の至近に位置して使用されるか
ら、フレネルレンズ部の表面の多重同心環が気になるこ
ともない。 このように本願発明の眼鏡用レンズは、老視者に対し、
近用部を通常の凸レンズで構成する場合の見栄えの問題
と、近用部を通して近くのものを眼だけを横方向に動か
して見ることができないという問題、および、累進度多
焦点レンズにおける像のゆがみや揺れの問題を解決した
理想に近い老眼鏡を提供することができる。
【実施例の説明】
以下、本願発明の実施例を図面を参照して具体的に説明
する。 第1図は本願発明の眼鏡用レンズ1を使用した眼鏡2の
部分正面図、第2図は第1図のn−n線拡大断面図であ
る。 第1図から明らかなように、本例では、レンズlの上半
分に遠用部3を設けるとともに、その下方に1メ一トル
程度のところにあるものを見るための中距離用部4と、
さらに近いものを見るための近用部5とをレンズ幅全体
に拡がるようにしてフレネルレンズ部6によって形成し
である。 第2図に詳示するように、フレネルレンズ部6は、凸球
面を多数の同心状の輪帯状小レンズ7に分割し、これら
を同じ基準面上に配置したような構成となっており、本
願発明の場合、老眼矯正のための加入度を得るものであ
るから凸フレネルレンズとなっている。この図から分か
るとおり、フレネルレンズは、レンズ中心とレンズ周縁
との厚みの差がほとんどなく、このことがレンズ面の一
部に、他の部分と異なる凸レンズ機能をレンズ面に大き
な凹凸を形成することなく眼鏡用レンズの横幅いっばい
に拡げて設けることができる所以である。 なお、フレネルレンズ部を構成する各輪帯状小レンズの
幅は、できるだけ小さいことが好ましいが、眼鏡として
使用したときに各輪帯を区画する環が気にならない程度
の幅であれば機能上問題はない。そして上記各輪帯状小
レンズの幅をたとえば0.1龍程度、あるいはそれ以下
とすることも現在のブスチック成形技術によれば可能で
あるが、0.5龍程度としても、外観さえ気にしなけれ
ば、機能上使用に耐えうると考えられる。 本例においては、遠用部3と近用部5との間に中距離用
部4をもフレネルレンズ部6によって設けているが、こ
の中距離用部4も基本的には老視矯正のために設けられ
るものであり、近用部5より加入度数の小さい凸フレネ
ルレンズとなる。なお、本例においては、第1図に表れ
ていように、フレネルレンズ部によって構成される中距
離用部と近用部の光学中心をそれぞれ別としているが、
双方の光学中心を一致させ、中距離用部と近距離用部の
各輪帯状小レンズが同心状となるようにすると、さらに
外観上の見栄えが向上する。 本願発明の眼鏡用レンズを作成する場合、その材質とし
ては、現在プラスチックレンズの材質として使用されて
いるハードレジンなどを使用すればよい、また、前面が
非常に細かく、かつ複雑な構成となっていることから、
フレネルレンズ部によって構成される近用部ないしは中
距離用部の加入度数を幾種類かに設定するとともに、前
面の曲率半径を一定とした比較的少ない種類の中間品を
樹脂成形によって作り、後面を研磨して屈折異常矯正度
数を製作するという製造手法を採用することが、コスト
の面で有効であると考えられる。 上に示唆したように、本願発明のレンズは、正視老眼以
外にも、近視や遠視などの屈折異常と老眼とが重なって
いる場合に対応することももちろんできる。すなわち、
第3図(alに示すように、正視老眼用には、レンズ1
の前面の全体的な曲率半径に合わせて後面の曲率半径が
設定される。そして近視老眼用には、第3図(blに示
すように、後面の曲率半径が前面の曲率半径より小さく
設定され、遠視老眼用には、第3図(C1に示すように
、後面の曲率半径が前面の曲率半径より大きく設定され
る。 もちろん、後面をトーリック面とすることにより、乱視
に対応することもできる。 第1図の眼鏡2を使用する場合、中距離用部4ないし近
用部5を通して近くを見ることになるが、本願発明にお
いては、中距離用部および近用部を横方向に拡げること
がレンズ面に大きな凹凸ができる問題なくできるので、
中距離用部4および近用部5の実用視野が遠用部3と同
等に拡がる。したがって、従来の遠近両用眼鏡において
、近用部の視野が狭いために眼だけを横方向に動かして
近くを支障なく見ることができなかった問題は解消され
る。 第4図に本願発明の他の実施例の模式的拡大断面を示す
。この例は、フレネル部を有するレンズ本体1′の前面
に、このレンズ本体1°の屈折率の小さい材料でコーテ
ィング1″を施しである。 このようにすると、各フレネル部の各輪帯間のなす段部
にほこりがたまるといった懸念がなくなるので使用上好
都合である。なお、コーティング1″の屈折率はレンズ
本体1°の屈折率より小さいので、光学的には第2図に
示す実施例と同等のものが実現できる。 もちろん、この発明の範囲は上述の実施例に限定される
ことはない。実施例では、レンズの前面にフレネルレン
ズ部のレンズ面を配置したが、これをレンズの後面に配
置してもよい。このようにすれば、レンズの前面がなめ
らかな曲面となるので、眼鏡どして構成した場合の前方
外観が非常に良くなる。 また、実施例では、遠用部と近用部との間に、近用部よ
り加入度数の小さいフレネルレンズ部による中距離用部
を設けであるが、この中距離用部を設けるか否かは選択
事項である。また、近用部のレンズ正面視での領域形状
も任意に選択できる。 たとえば、レンズの上方部に、眼の高さより上にある近
いものを見るための近用部を付加的に設けるなどするこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の眼鏡用レンズを使用した眼鏡の部分
正面図、第2図は第1図の■−■線拡大断面図、第3図
ta+ないしfc)はそれぞれ正視老眼、近視老眼、遠
視老眼に対応して本願発明の眼鏡用レンズを構成する場
合の模式的断面図、第4図は本願発明の他の実施例の模
式的断面図、第5図ないし第7図は従来例の説明図であ
る。 1・・・1II2鏡用レンズ、2・・・眼鏡、3・・・
遠用部、5・・・近用部、6・・・フレネルレンズ部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遠用部と近用部とを有し、遠用部は通常のレンズ
    部分で構成するとともに、近用部はフレネルレンズ部分
    で構成したことを特徴とする、眼鏡用レンズ。
  2. (2)請求項1の眼鏡用レンズを有する眼鏡。
JP7098088A 1988-03-24 1988-03-24 眼鏡用レンズおよびこれを使用する眼鏡 Pending JPH01243017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098088A JPH01243017A (ja) 1988-03-24 1988-03-24 眼鏡用レンズおよびこれを使用する眼鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098088A JPH01243017A (ja) 1988-03-24 1988-03-24 眼鏡用レンズおよびこれを使用する眼鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01243017A true JPH01243017A (ja) 1989-09-27

Family

ID=13447184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7098088A Pending JPH01243017A (ja) 1988-03-24 1988-03-24 眼鏡用レンズおよびこれを使用する眼鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01243017A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8157376B2 (en) * 2008-10-07 2012-04-17 Essilor International (Compagnie General D'optique) Multifocal ophthalmic eyeglass

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8157376B2 (en) * 2008-10-07 2012-04-17 Essilor International (Compagnie General D'optique) Multifocal ophthalmic eyeglass

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10948744B1 (en) Lens element
EP0102223B1 (en) Bifocal soft contact lens
KR100787790B1 (ko) 난시 및 노안 교정에 유용한 안용 렌즈
US8807747B2 (en) Spectacle eyeglass for myopic child
EP2748673B1 (en) Translating presbyopic contact lens pair
RU2567594C2 (ru) Контактная линза с улучшенными характеристиками посадки
US4854089A (en) Method of making a rigid gas permeable bifocal contact lens
JPH0690368B2 (ja) 累進多焦点レンズ及び眼鏡
CA2037556A1 (en) Multifocal simultaneous vision lenses
JP2009540386A (ja) 動的光学素子と光学結合する静的プログレッシブ面領域
GB2086605A (en) Improved bivision contact lens for the treatment of presbyopia
US8272734B2 (en) Non-progressive multifocal lens with large near/intermediate area
CN107627635B (zh) 用于具有非旋转对称边沿或边缘的接触镜片的模具
CN209388064U (zh) 光学装置和眼镜设备
JPH01243016A (ja) 眼鏡用レンズおよびこれを使用する眼鏡
JPS5988718A (ja) 眼の輻輳を考慮した累進焦点眼鏡レンズ
JPH07294859A (ja) 累進多焦点レンズ
JPH05303063A (ja) 遠近両用眼鏡レンズ
JPH08114775A (ja) 老視矯正用レンズ
JPH01243017A (ja) 眼鏡用レンズおよびこれを使用する眼鏡
JP3853849B2 (ja) 眼鏡レンズ
JP3013396B2 (ja) 眼鏡レンズ
GB2288033A (en) Contact lens having central aspherical and annular spherical lens
CN103309054A (zh) 一种全离焦压贴镜片
Mukhopadhyay et al. Advance designs of progressive addition lenses over conventional