JPH01236235A - ポリエステルカーボネート共重合体およびその製造方法 - Google Patents

ポリエステルカーボネート共重合体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH01236235A
JPH01236235A JP6299388A JP6299388A JPH01236235A JP H01236235 A JPH01236235 A JP H01236235A JP 6299388 A JP6299388 A JP 6299388A JP 6299388 A JP6299388 A JP 6299388A JP H01236235 A JPH01236235 A JP H01236235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oligomer
weight
polyester carbonate
intrinsic viscosity
bis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6299388A
Other languages
English (en)
Inventor
Maki Kosaka
高阪 真樹
Isaburo Azuma
東 伊三郎
Yoshinori Akana
赤名 義徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP6299388A priority Critical patent/JPH01236235A/ja
Publication of JPH01236235A publication Critical patent/JPH01236235A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 九五左玖王欠ヱ 本発明は、ポリエステルカーボネート共重合体およびそ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、示差走査熱量計(
DSC)によって測定したガラス転移温度(To)が単
ーピークを有し、透明性、耐熱性および機械的強度に優
れた成形体を得ることのできるポリエステルカーボネー
ト共重合体およびその製造方法に関する。
日の ′I′l<−tらびに“のり題 従来から、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエス
テルおよびポリカーボネートからなる樹脂組成物は多く
の先行技術文献に知られているしたとえば、特公昭36
−14035号公報、特開昭52−51445号公報、
特開昭53−51248号公報、特開昭54−1837
5号公報、特開昭55−145751号公報、特公昭5
7−16137号公報、特公昭58−18391号公報
、J、14.Barlow at al、著、Jour
nal of AppliedPoly+l1er 5
cience、Vol、23.85−99(1979)
および旧Hui Wang at al、著、Makr
ollolekulre ChemicRapid C
o1nunications、Vol、7,255−2
59(1986)] 。
これらの先行技術文献には、ポリエステルおよびポリカ
ーボネートから透明性に1憂れた組成物を調製しようと
する試みもなされているが、特開昭52−51445号
公報、特開昭53−51248号公報、特公昭58−1
8391号公報には、ポリエステルを主成分とする組成
物またはポリカーボネートを主成分とする組成物におい
てのみ、透明性に潰れた組成物が達成できることが開示
されている。またこれらの先行技術文献には、ポリエス
テルおよびポリカーボネートの配合割合が等量に近くな
ると、透明性に優れた樹脂組成物は得られないことが記
載されている。これらの先行技術文献に開示されている
ポリエステルを主成分とする組成物は、透明性が良くて
も耐熱性、耐衝撃性などの性質に劣っており、またその
成形品の外観においてヒゲや反りを生じゃずいという問
題点がある。またポリカーボネートを主成分とする組成
物は、透明性が良く、また耐熱性にも優れているものの
、耐薬品安定性、耐ストレスクランク性、78融流動性
などの性質に劣るという問題点がある。
また、前記先行技術文献の中でlli 1lui Wa
ng Ctal、著j4akronolekulre 
Chclie Rapid Connunicatio
n、シo1.7,255−259(1986)によれば
、ポリエステルおよびポリカーボネートの配合割合が等
量近辺である樹脂組成物は、透明であり、かつ単一のカ
ラス転移温度を有することが開示されている。しかしな
がら、この先行技術文献で開示されている樹脂組成物は
、いずれも分子量が低く、耐衝撃性などの機械的強度が
劣り、成形材料の用途には利用できないという問題点が
ある。
1五二1」 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、耐街呈性、耐ストレスクラッ
ク性などの機械的性質、耐熱性および透明性に(憂れる
とともに、成形時の溶融流動性に優れたポリエステルカ
ーボネート共重合体およびその製造方法を堤洪すること
を目的としている。
几曹廊と乱畳 本発明に係るポリエステルカーボネート共重合体は、 (A)エチレンテレフタレートを主構成単位とし、0−
クロルフェノール中25℃で測定した極限粘度[η]が
0.6dl/+;r以下であるアルキレンテレフタレー
トオリゴマー[I]20〜80重量%と、 FB) 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンを主構成単位とし、O−クロルフェノール中25℃
で測定した極限粘度[η]が0.6dl/g以下である
カーボネートオリゴマー[1]20〜80重量%、 とからなる混合物を重合して得られるポリエステルカー
ボネート共重合体であって、該共重合体の0−クロルフ
ェノール中25℃で測定した極限粘度[ηコが0.4〜
1.2 d層/gであり、ガラス転移温度(Tg)が8
0〜140 ’Cであり、かつ単ーピークを有し、透明
であることを特徴としている。
また本発明に係るポリエステルカーボネート共重合体の
製造方法は、20〜80重量%のアルキレンテレフタレ
ートオリゴマーCI]と20〜80重量%のカーボネー
トオリゴマー[nlとを配合して?8融撹拌し、減圧下
で揮発性成分を除去しながら2R縮合反応を行なうこと
を特徴としている。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係るポリエステルカーボネート共重合体
およびその製造方法について具体的に説明する。
まず本発明に係るポリエステルカーボネート共重合体に
ついて説明する。
アルキレンテレフタレートオリゴマー 1本発明で用い
られるアルキレンテレフタレートオリゴマー[I]は、
ジカルボン酸成分単位とジオール成分単位とから構成さ
れており、エチレンテレフタレートを主構成単位とする
エステルオリゴマーが好ましく、通常、エチレンテレフ
タレート構成単位の含有率が50〜100モル%である
アルキレンテレフタレートオリゴマー[I]が用いられ
、なかでも70〜100モル%のアルキレンテレフタレ
ートオリゴマー[I]が好ましく用いられる。
本発明では、上記アルキレンテレフタレートオリゴマー
[I]を構成するジカルボン酸成分単位は、テレフタル
酸成分単位であるが、テレフタル酸成分単位以外に他の
芳香族系ジカルボン酸成分単位を少量含有していてもよ
い、テレフタル酸成分単位以外の他の芳香族系ジカルボ
ン酸成分単位としては、具体的には、イソフタル酸、フ
タル酸、ナフタリンジカルボン酸などのジカルボン酸成
分単位が挙げられる。また上記アルキレンテレフタレー
トオリゴマー[I]を構成するジオール成分単位は、エ
チレングリコール成分単位であるが、エチレングリコー
ル成分単位以外に他のジオール成分単位を少量含有して
いてもよい、エチレングリコール成分単位以外の好まし
い他のジオール成分単位としては、具体的には、1,3
−プロパンジオール、1.4−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、シクロヘキサンジオール、シクロヘ
キサンジメタツール、1.4−ビス(β−ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼン、1.3−ビス(β−ヒドロキシエト
キシ)ベンゼン、2.2−ビス(4−β−ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパン、ビス(4−β−ヒドロキシ
エトキシフェニル)スルホンなど炭素原子数が3〜15
であるジオール成分単位が挙げられる。
また、上記アルキレンテレフタレートオリゴマー[I]
には、上記芳香族系ジカルボン酸成分単位およびジオー
ル成分単位のほかに、必要に応じて多官能性化合物成分
単位を少量含有していてもよい、多官能性化合物成分単
位としては、具体的には、トリメリット酸、トリメシン
酸、3.3”、5.5−テトラカルボキシジフェニル等
の芳香族系多塩基酸、ブタンテトラカルボン酸等の脂肪
族系多塩基酸、フロログルシン、1,2,4.5−テト
ラヒドロキシベンゼン等の芳香族系ポリオール、グリセ
リン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン
、ペンタエリスリトール等の脂肪族系ポリオール、酒石
酸、リンゴ酸等のオキシポリカルボン酸などの多官能性
化合物成分単位が挙げられる。
上記アルキレンテレフタレートオリゴマー[I]の構成
成分単位の含有割合は、テレフタル酸成分単位が、通常
、50〜100モル%好ましくは70〜100モル%の
範囲であり、テレフタル酸成分単位以外の芳香族系ジカ
ルボン酸成分単位が、通常、0〜50モル%好ましくは
0〜30モル%の範囲であり、エチレングリコール成分
単位が、通常、50〜100モル%好ましくは70〜1
00モル%の範囲であり、エチレングリコール成分単位
以外のジオール成分単位が、通常、0〜50モル%好ま
しくは0〜30モル%の範囲であり、また多官能性化合
物成分単位が、通常0〜2モル%、好ましくは0〜1モ
ル%の範囲である。
上記アルキレンテレフタレートオリゴマー[I]の製造
方法としては、具体的には、テレフタル酸を主成分とす
る芳香族系ジカルボン酸と、エチレングリコールを主成
分とするジオールとを直接重縮合させてアルキレンテレ
フタレートオリゴマーを製造する方法、あるいはジメチ
ルテレフタレートなどのテレフタル酸ジエステルを主成
分とする芳香族系ジカルボン酸ジエステルと、エチレン
グリコールを主成分とするジオールとをエステル交換法
によって、アルキレンテレフタレートオリゴマーを製造
する方法などが挙げら゛れるが、いずれの方法も採用す
ることができる。これらの中では直接重縮合法が、色相
および透明性に優れたアルキレンテレフタレートオリゴ
マーが得られるため好ましい。
また、重縮合時における触媒としては、アンチセン化合
物、チタニウム化合物およびゲルマニウム化合物など一
般的に重縮合反応に用いられる触媒を用いることかでき
るが、これらの中では酸化ゲルマニウム、テトラアルコ
キシゲルマニウムなどのゲルマニウム化合物が、優れた
色相を有するアルキレンテレフタレートオリゴマーが得
られるため好ましい。
また、本発明で用いられるアルキレンテレフタレートオ
リゴマー[I]の極限粘度[η]  (0−タロルフェ
ノール中25℃で測定したgi)は通常、0.6dJ/
sr以下、好ましくは0.55dJ!/g以下、さらに
好ましくはQ、5dJ/ir以下である。
本発明では、アルキレンテレフタレートオリゴマー[I
]は、アルキレンテレフタレートオリゴマー[I]とカ
ーボネートオリゴマー[II]の合計型n100重量%
に対し、通常、20〜80重量%、好ましくは25〜7
5重景%、重量に好ましくは30〜70重量%の■で用
いられる。アルキレンテレフタレートオリゴマー[I]
の麓が80重量%を超えると、ポリエステルカーボネー
ト共重合体は、そのガラス転移温度(Tg)がポリアル
キレンテレフタレートのガラス転移温度(TJ)に近づ
いて耐熱性が低下し、また耐衝撃性などの機械的強度が
低下するため好ましくない。
一方アルキレンテレフタレートオリゴマ−[■:の量が
20重量%未満になると、ポリエステルカーボネート共
重合体は、流動性が低下し、また耐薬品安定性、および
耐ストレスクラック性などが低下するため好ましくない
一ボネート 1ゴマ−[ 本発明で用いられるカーボネートオリゴマー[n]は、
2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビ
スフェノールA]を主構成単位とするカーボネートオリ
ゴマーであり、本発明では、通常、2.2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン構成単位の含有率が50
〜100モル%であるカーボネートオリゴマー[n]が
用いられ、なかでも70〜100モル%のカーボネート
オリゴマー1]が好ましく用いられる6本発明では、上
記カーボネートオリゴマー[n]は、2.2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン成分単位以外に池の芳
香族系ジオール成分単位を少量含有していてもよい、2
,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン成分単
位以外の曲の芳香族系ジオール成分単位としては、具体
的には、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメ
チルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジエチル
フェニル)プロパン、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジプロピルフェニル)プロパン、1.1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ゲトン、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エーテル、ヒス(4−ヒドロキシフェニル)
チオエーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、4,4°−ジヒドロキシビフェニルなどのジオール
成分単位が挙げられる。
また上記カーボネートオリゴマー[1]は、芳香族系ジ
オール成分単位以外に、脂肪族系ジオール成分単位を少
量含有していてもよい。脂肪族系ジオール成分としては
、具体的には、エチレンクリコール、1,3−プロパン
ジオール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメ
タツール、1,4−ビス(β−ヒトo−15ジエトキシ
)ベンセン、1,3−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)
ベンゼン、2,2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシ
フェニル)プロパン、ビス(4−β−ヒドロキシエトキ
シフェニル)スルホンなどの炭素数が3〜15であるジ
オール ゛成分単位が挙げられる。
また上記カーボネートオリゴマー[■]には、上記芳香
族系ジオール成分単位および脂肪族系ジオール成分単位
のほかに、必要に応じて多官能性化合物成分単位を少量
含有していてもよい、多官能性化合物成分単位としては
、具体的には、フロログルシン、1,2,4.5−テト
ラヒドロキシベンゼン等の芳香族系ポリオール、グリセ
リン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン
、ペンタエリスリトール等の脂肪族系ポリオール、トリ
メリット酸、トリメシン酸、3.3’、5.5−テトラ
カルボキシジフェニル等の芳香族系多塩基酸、ブタンテ
トラカルボン酸等の脂肪族系多塩基酸、酒石酸、リンゴ
酸等のオキシポリカルボン酸などの成分単位が挙げられ
る。
上記カーボネートオリゴマー[1]の構成成分単位の含
有割合は、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン成分単位が、通常、50〜100モル%、好まし
くは70〜100モル%の範囲であり、2.2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル・)プロパン成分単位以外の芳
香族系ジオール成分単位が、通常、0〜50モル%、好
ましくは0〜30モル%の範囲であり、脂肪族系ジオー
ル成分単位および多官能性化合物成分単位が、通常、0
〜2モル%、好ましくは0〜1モル%の範囲である。
上記カーボネートオリゴマー[n]の製造方法としては
、具体的には、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)プロパンを主成分とするジオール成分と、ホスゲンと
の界面重合によってカーボネートオリゴマーを製造する
方法、あるいは2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)プロパンを主成分とするジオール成分と、炭酸ジエス
テルとのエステル交換法によって、カーボネートオリゴ
マーを製造する方法などが挙げられるが、いずれの方法
も採用することができる。上記カーボネートオリゴマー
[n]をエステル交換法によって製造する場合に用いる
触媒としては、アンチモン化合物、チタニウム化合物、
ゲルマニウム化合物およびスズ化合物など、一般的にエ
ステル交換反応に用いられる触媒を用いることができる
が、これらの中では#酸第−スズ、シュウ酸第−スズな
どのスズ化合物あるいは酸化ゲルマニウム、テトラアル
コキシゲルマニウムなどのゲルマニウム化合物が好まし
く用いられる。
また、本発明で用いられるカーボネートオリゴマー[■
]の@眼粘度[η](0−クロルフェノール中25℃で
測定した値)は、通常、0.6dJl/g以下、好まし
くは0.55dj/g以下、さらに好ましくは0.5d
j/g以下である。
本発明では、カーボネートオリゴマー[II]は、アル
キレンテレフタレートオリゴマー[I]とカーボネート
オリゴマー[I[]の合計重量100重量%に対し、通
常、20〜80重量%、好ましくは25〜75重量%、
さらに好ましくは30〜70重量%の量で用いられる。
カーボネートオリゴマー[n]の量が20重量%未溝に
なると、ポリエステルカーボネート共重合体は、そのガ
ラス転移温度(Tg)がポリアルキレンテレフタレート
のガラス転移温度(Tg)に近づいて耐熱性が低下し、
また耐衝撃性などのaIiii的強度が低強度るため好
ましくない。
一方カーボネートオリゴマー[I[]の量が80重量%
を超えると、ポリエステルカーボネート共重合体は、流
動性が低下し、また耐薬品安定性、および耐ストレスク
ラック性などが低下するため好ましくない。
なお、本発明に係るポリエステルカーボネート共重合体
は、前記アルキレンテレフタレートオリゴマー[I]お
よびカーボネートオリゴマー[1]のほかに、必要に応
じて、トリメチルホスフェイト、トリフェニルホスフェ
イトなどのリン系安定剤、および従来公知の無機充填剤
、滑剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、帯電防止
剤、防曇剤、顔料などの各種添加剤を、本発明の目的を
損わない範囲で含ませることができる。
ボ1エスール −ボネート北二人 本発明に係るポリエステルカーボネート共重合体の0−
クロルフェノール中25℃で測定した極限粘度[η]は
、通常、0.4〜1.2dl/g、好ましくは0.5〜
1.1dj/r、さらに好ましくは0.6〜1.odJ
/gの範囲にある。ポリエステルカーボネート共重合体
の極限粘度[η]が、0.4 dJ/f未満であると、
ポリニスデルカーボネート共重合体の耐衝撃性などの機
械的強度が低下し、また耐ストレスクラック性などが低
下するため好ましくない、一方1.2dll/gを超え
ると、ポリエステルカーボネート共重合体の溶融流動性
が低下し、成形性が低下するため好ましくない。
また、本発明に係るポリエステルカーボネート共重合体
は、示差走査熱量計(DSC)で測定したガラス転移温
度(Tg)が80〜140℃であり、かつ単ーピークを
有している。ポリエステルカーボネート共重合体のガラ
ス転移温度(Tg)が80℃未満になると、ポリエステ
ルカーボネート共重合体は、そのガラス転移温度(To
)がポリアルキレンテレフタレートのガラス転移温度(
T(+)に近づいて耐熱性が低下するため好ましくない
、一方ポリエステルカーボネート共1合体のガラス転移
温度(Tg)が140 ”Cを超えると、ポリカーボネ
ートのガラス転移温度(To)に近づいて耐薬品安定性
、耐ストレスクラック性などが低下ナーるため好ましく
ない、また、ポリエステルカーボネート共重合体は、そ
のガラス転移温度(Tg)が上記範囲内にあっても、2
個以上のピークを有すると、透明性が低下するため好ま
しくない。
さらに、本発明に係るポリエステルカーボネート共重合
体からなる2市厚の成形板の曇り度(HaZi3)は、
通常、25%以下であり、好ましくは20%以下、さら
に好ましくは15%以下である。
ボリエスール −ボネート fへ゛のL造2次に、本発
明に係るポリエステルカーボネート共重合体の製造方法
について説明する。
まずポリエステルカーボネート共重合体を構成するアル
キレンテレフタレートオリゴマー[I]およびカーボネ
ートオリゴマー[n]を、それぞれ前述のような製造方
法により調製し、準備する。
準備したアルキレンテレフタレートオリゴマー[I]を
使用前に乾燥空気、乾燥窒素あるいは減圧下などの雰囲
気のもとで、たとえば140℃で15時間以上乾燥する
。また、準備したカーボネートオリゴマー[I[]もア
ルキレンテレフタレートオリゴマー[I]と同様、乾燥
空気、乾燥窒素あるいは減圧下などの雰囲気のもとで、
たとえば120″Cで15時間以上乾乾燥る。
次いで、20〜80重量%の乾燥したアルキレンテレフ
タレートオリゴマー[I]と、20〜80重量%のカー
ボネートオリゴマー[II]とを混合した後、撹拌装置
を装備した減圧操作可能な反応槽中に投入し、溶融撹拌
し、減圧下で揮発性成分を除去しながら重縮合反応を行
なう。
なお、上記混合の際に、必要に応じて、トリメチルホス
フェイト、トリフェニルホスフェイトなどのリン系安定
剤、および従来公知の無機充填剤、滑剤、スリップ剤、
アンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤、顔料など
の各種添加剤を、本発明の目的を損わない範囲で添加す
ることができる。
上記重縮合反応を行なう場合の反応温度の条件は、通常
、260〜300″Cであり、好ましくは265〜29
5℃1さらに好ましくは270〜290℃の範囲内であ
る。また減圧条件は、通常、0.1〜300m+Hqで
あり、好ましくは1〜200mmHgの範囲内である。
上記溶融撹拌の時間は、温度条件により異なるが、通常
、05〜15時間であり、好ましくは1〜10時間の範
囲内である。なお、撹拌時間の経過とともに反応生成物
の粘度が上昇する場合には、上記反応温度の範囲内で徐
々に昇温させながら重縮合反応を行なうのか適当て゛あ
る。
また、本発明では、重縮合時における重縮合触媒として
は、チタニウム化合物、アンチモン(ヒ合物、スズ化合
物、ゲルマニウム化合物など、−最低に重縮合反応に用
いられる触媒を用いることができるが、これらの中では
酢酸第一スズ、シュウ酸第−スズなどのスズ化合物ある
いは酸化ゲルマニウム、テトラアルコキシゲルマニウム
などのゲルマニウム化合物が好ましく用いられる。
上記重縮合反応終了後、反応生成物を反応槽から加圧下
でストランド状に抜き出し、カッティングするなど常法
に従って回収し、透明なポリエステルカーボネート共重
合体を得る。
発明の効果 本発明に係るポリエステルカーボネート共重合  ・体
は、0−クロルフェノール中25℃で測定した5限粘度
[η]が0.4〜1.2dJ/gであり、ガラス転移温
度(Tg)が80〜140°c”c′あって単ーピーク
を有するため、耐衝撃性、耐ストレスクラック性などの
tlH4的性質、耐熱性および成形時の溶融流動性、中
でも衝撃強度に優れている。
したがって、本発明に係るポリエステルカーボネート共
重合体は、成形材料などの用途に利用することができる
また本発明に係るポリエステルカーボネート共重合体の
製造方法によれば、アルキレンテレフタレートオリゴマ
ー[I]とカーボネートオリゴマー[■1とを前記特定
の割合で配合して溶融撹拌し、減圧下で揮発性成分を除
去しながら重縮合反応を行なっているので、上記特性に
優れ、成形材料などの用途に利用可能なポリエステルカ
ーボネート共重合体が得られる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、こ
れら実施例に限定されるものではない。
実施例および比較例において使用したアルキレンテレフ
タレートオリゴマー[I]およびカーボネートオリゴマ
ー[II]は合成例に示す方法で製造した。
なお、ポリエステルカーボネート共重合体の極限粘度[
ηコは、O−タロルフェノール中25℃で測定した。ま
た、ポリエステルカーボネート共重合体のガラス転移温
度は、示差走査熱量計を用いて昇温速度および降温速度
を10℃/分の条件で測定して求めた。
また、ポリエステルカーボネート共重合体の熱的性質や
機械的強度は、JISに6719、JISに6911お
よびJIS K 6719など標準測定法に従って測定
した。
さらに、ポリエステルカーボネート共重合体の透明性は
日本重色工業■製 NDH−200型曇度計を用いて測
定した。
[合成例−1] 攪拌機、N2導入管および留出物留去管を備えた内容i
2Jの反応槽に、炭酸ジフェニル706重量部、ビス(
4−ヒドロキシフェニル)プロパン502重量部を加え
、240℃で融解させた後、チタニウムテトラ(イソプ
ロポキシド)0.05重量部を反応槽に加え、N2雰囲
気下で4時間反応させた。さらに、211IIIHgの
減圧条件下で1時間撹拌を行なった後、反応生成物を反
応槽がら抜き出して冷却し、次いで粉砕、乾燥を行なっ
てカーボネートオリゴマー671重量部を得た。
得られたカーボネートオリゴマーの極限粘度[η]は0
.08dl/gであり、数平均重合度は3であった。
[合成例−2コ テレフタル酸1734重量部およびエチレングリコール
713重量部を260℃12気圧下で4時間撹拌した。
その後、二酸化ゲルマニウム0.3重量部、テトラエチ
ルアンモニウムヒドロキシド0.3重量部およびメチル
アシッドホスフェート0.4重量部を添加し、260℃
、1気圧下で2時間反応を行なった後、反応生成物を抜
き出して冷却し、次いで粉砕、乾燥を行なってエチレン
テレフタレートオリゴマー1500重量部を得た。
得られたエチレンテレフタレートオリゴマーの極限粘度
[η〕は0.09dJ/gであり、数平均重合度は3で
あった。
実施例−1 撹拌装置と、減圧下に操作することによって留去される
留分をa縮する装置とを備えた反応槽中に、合成例−1
で得られたカーボネートオリゴマー50重量部、合成例
−2で得られたエチレンテレフタレートオリゴマー50
重量部およびシュウ酸第−スズ0.1重量部の混合物を
充填し、窒素雰囲気下で270℃に加熱して混合物を溶
融し、撹拌しながら約30分かけて系内を大気圧がら約
21111 HQまでに減圧にし、さらに270℃〜2
90℃で約2 mm HiJの減圧下で約3時間、撹拌
を継続させた。上記加熱処理を終了した後、系内を窒素
で大気圧にもどし、次いで窒素で加圧しながら混合物を
ストランド状に抜き出し、カッターで粒状に切断して透
明なポリエステルカーボネート共重合体を得た。
得られたポリエステルカーボネート共重合体は透明であ
り、その極限粘度[η]は0.60dJ/gであり、ガ
ラス転移温度(Tg)は104℃であった。さらに、こ
の粒状ポリエステルカーボネート共重合体を約270℃
でプレス成形して試験片を作製して曲げ強度、曲げ弾性
率、アイゾツト衝撃強度(ノツチ付、23℃)および曇
り度(HaZe)を測定した。
結果を表1に示す。
え九五二に二 実施例1において、表1に示すように、エチレンテレフ
タレートオリゴマーの使用量を、70重量部、60重量
部、40重量部、30重量部とし、これに対応してカー
ボネートオリゴマーの使用量を、30重量部、40重量
部、60重量部、70重2部としたこと以外は、実施例
1と同様にして、ポリエステルカーボネート共重合体を
得て、その物性を評価した。
結果を表1に示す。
を蚊皿二] 実施例−1において、エチレンテレフタレートオリゴマ
ーおよびカーボネートオリゴマーの使用量をそれぞれ9
0重量部および10重量部としたこと以外は、実施例−
1と同様にして、透明なポリエステルカーボネート共重
合体を得た。得られたポリエステルカーボネート共重合
体の極限粘度[η]は0.58dj/gであった。また
ガラス転憂温度(Tg)は、1ピークの吸収が認められ
ただけであったが、その温度は78℃であって、ポリエ
チレンテレフタレートのガラス転移温度とほとんど差が
認められなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)エチレンテレフタレートを主構成単位とし
    、o−クロルフェノール中25℃で測定した極限粘度[
    η]が0.6dl/g以下であるアルキレンテレフタレ
    ートオリゴマー[ I ]20〜80重量%と、 (B)2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
    ンを主構成単位とし、o−クロルフェノール中25℃で
    測定した極限粘度[η]が0.6dl/g以下であるカ
    ーボネートオリゴマー[II]20〜80重量%、 とからなる混合物を重合して得られるポリエステルカー
    ボネート共重合体であって、該共重合体のo−クロルフ
    ェノール中25℃で測定した極限粘度[η]が0.4〜
    1.2dl/gであり、ガラス転移温度(Tg)が80
    〜140℃であり、かつ単ーピークを有し、透明である
    ことを特徴とするポリエステルカーボネート共重合体。
  2. (2)20〜80重量%のアルキレンテレフタレートオ
    リゴマー[ I ]と20〜80重量%のカーボネートオ
    リゴマー[II]とを配合して溶融撹拌し、減圧下で揮発
    性成分を除去しながら重縮合反応を行なうことを特徴と
    する請求項第1項に記載のポリエステルカーボネート共
    重合体の製造方法。
JP6299388A 1988-03-16 1988-03-16 ポリエステルカーボネート共重合体およびその製造方法 Pending JPH01236235A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6299388A JPH01236235A (ja) 1988-03-16 1988-03-16 ポリエステルカーボネート共重合体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6299388A JPH01236235A (ja) 1988-03-16 1988-03-16 ポリエステルカーボネート共重合体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01236235A true JPH01236235A (ja) 1989-09-21

Family

ID=13216403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6299388A Pending JPH01236235A (ja) 1988-03-16 1988-03-16 ポリエステルカーボネート共重合体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01236235A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0374429A (ja) * 1989-06-12 1991-03-29 General Electric Co <Ge> コポリエステルカーボネートの製造法
EP0434998A2 (en) * 1989-12-28 1991-07-03 Ge Plastics Japan Limited Polycarbonate or polyestercarbonate resin compositions and preparing methods thereof
EP0774491A2 (en) 1995-11-20 1997-05-21 General Electric Company Films, sheets and molded products made of a polyester/polycarbonate composition
WO2003070804A1 (en) * 2002-02-19 2003-08-28 General Electric Company Production of poly(carbonate-co-ester) copolymers

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0374429A (ja) * 1989-06-12 1991-03-29 General Electric Co <Ge> コポリエステルカーボネートの製造法
EP0434998A2 (en) * 1989-12-28 1991-07-03 Ge Plastics Japan Limited Polycarbonate or polyestercarbonate resin compositions and preparing methods thereof
EP0434998B1 (en) * 1989-12-28 1996-02-07 G.E. Plastics Japan, Ltd. Polycarbonate or polyestercarbonate resin compositions and preparing methods thereof
EP0774491A2 (en) 1995-11-20 1997-05-21 General Electric Company Films, sheets and molded products made of a polyester/polycarbonate composition
WO2003070804A1 (en) * 2002-02-19 2003-08-28 General Electric Company Production of poly(carbonate-co-ester) copolymers

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0236259A (ja) ポリエステル樹脂組成物
US4426512A (en) Polyester containers having improved gas barrier properties
KR101796764B1 (ko) 공중합 폴리에스테르 수지 조성물 및 그 제조방법
EP1112174B1 (en) Isosorbide containing polyesters and methods for making same
US4619976A (en) Blends of copolyesters and polycarbonate
US4552948A (en) Polyester resins capable of forming containers having improved gas barrier properties
JPS5964624A (ja) 高バリヤ−特性を有するポリイソフタレ−トおよびそのコポリマ−
EP0139726A1 (en) CONTAINERS HAVING IMPROVED GAS BARRIER PROPERTIES.
MXPA01012459A (es) Copoliesteres amorfos de viscosidad de fundicion baja con temperaturas de transicion de vidrio mejoradas.
US4663426A (en) Polyester resins capable of forming containers having improved gas barrier properties
US4436895A (en) Polyester containers having improved gas barrier properties
US8440769B2 (en) Polyester stilbene composition
JP2021532240A (ja) ポリエステル樹脂およびその製造方法
JPH01236235A (ja) ポリエステルカーボネート共重合体およびその製造方法
US6531548B1 (en) Blends of poly(1,3-propylene 2,6-naphthalate)
US4546170A (en) Polyester resins useful for forming containers having improved gas barrier properties
JP2021006621A (ja) ポリエステル樹脂、化粧品容器用樹脂組成物、成形体、化粧品容器及びポリエステル樹脂の製造方法
JPH0321634A (ja) ポリエステルカーボネート共重合体およびその製造方法
JPS63142057A (ja) ポリエステル組成物
JP2002128881A (ja) ポリエステル
JP7547886B2 (ja) ポリアルキレングリコール共重合ポリエステル
EP0183141A2 (en) Blends of copolyesters and polycarbonate
JPH11246657A (ja) 共重合ポリエステルの製造法
JPH02274757A (ja) ポリエステル樹脂組成物およびその製造方法ならびにこの組成物の用途
CA1124919A (en) Polymer blends with improved hydrolytic stability