JPH01235689A - 印刷方法 - Google Patents
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- JPH01235689A JPH01235689A JP6245288A JP6245288A JPH01235689A JP H01235689 A JPH01235689 A JP H01235689A JP 6245288 A JP6245288 A JP 6245288A JP 6245288 A JP6245288 A JP 6245288A JP H01235689 A JPH01235689 A JP H01235689A
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Landscapes
- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
I産業上の利用分野1
本発明は、インクを画像記録媒体へ選択的に付着させる
印刷方法に関する。
印刷方法に関する。
I従来の技術1
表面の濡れ性の差を利用した印刷方法として、良く知ら
れた平版印刷がある。。従来から広く利用されている平
版印刷では、表面のインク反発性を大きくするため、版
の親水部へ湿し水を付与している。この湿し水を減少さ
せる方法として、湿し水へイソプロピルアルコールを含
有させ表面張力を低下させる従来の技術がある。また、
湿し水をまったく用いない方法として、3M社のDri
ograph7や東し株式会社の水なし平版など、イン
ク反発性物質としてシリコンゴムを用いた従来技術があ
る。
れた平版印刷がある。。従来から広く利用されている平
版印刷では、表面のインク反発性を大きくするため、版
の親水部へ湿し水を付与している。この湿し水を減少さ
せる方法として、湿し水へイソプロピルアルコールを含
有させ表面張力を低下させる従来の技術がある。また、
湿し水をまったく用いない方法として、3M社のDri
ograph7や東し株式会社の水なし平版など、イン
ク反発性物質としてシリコンゴムを用いた従来技術があ
る。
I発明が解決しようとする課題l
多少なりとも湿し水を用いるオフセット平版印刷では、
湿し水のインクへの混入によりインクが乳化してしまう
問題点を有している。また、湿し水の有無にかかわらず
、これらの平版印刷では基本的に油性インクを用いるた
め、溶剤による作業環境の汚染という問題を本質的に有
している。また、一般に従来の印刷技術では、版の製作
から印刷まで複雑な処理工程を要するため印刷の即時性
が低く、コンピューターなどの情報機器の出力端末とし
ての機能を持たないと言う問題点を有している。
湿し水のインクへの混入によりインクが乳化してしまう
問題点を有している。また、湿し水の有無にかかわらず
、これらの平版印刷では基本的に油性インクを用いるた
め、溶剤による作業環境の汚染という問題を本質的に有
している。また、一般に従来の印刷技術では、版の製作
から印刷まで複雑な処理工程を要するため印刷の即時性
が低く、コンピューターなどの情報機器の出力端末とし
ての機能を持たないと言う問題点を有している。
そこで本発明の課題は、これらの問題点を解決すること
で、その目的とするところは、湿し水を用いないドライ
な印刷方法を提供すること、水性インクと油性インクの
どちらにも適用できる印刷方法を提供すること、オフラ
インの処理を要しない即時性のある印刷方法を提供する
こと、更に、解像度、色再現性の優れた新しい印刷方法
を提供することにある。
で、その目的とするところは、湿し水を用いないドライ
な印刷方法を提供すること、水性インクと油性インクの
どちらにも適用できる印刷方法を提供すること、オフラ
インの処理を要しない即時性のある印刷方法を提供する
こと、更に、解像度、色再現性の優れた新しい印刷方法
を提供することにある。
]課題を解決するための手段1
本発明の印刷方法は、毛管状の多数の穴を有する画像記
録媒体の表面のインクに対する濡れ性を選択的に変化さ
せた後、前記画像記録媒体の表面にインクを接触させ画
像を形成することを特徴とする。
録媒体の表面のインクに対する濡れ性を選択的に変化さ
せた後、前記画像記録媒体の表面にインクを接触させ画
像を形成することを特徴とする。
また別の手段は、前記画像記録媒体の表面番:インクを
接触させて形成した前記画像を一次画作として、別の画
像記録媒体へ転写することにより二次画像を得ることを
特徴とする。
接触させて形成した前記画像を一次画作として、別の画
像記録媒体へ転写することにより二次画像を得ることを
特徴とする。
]作用 1
本発明では、毛管現象によ゛る画像記録媒体へのインク
の吸収を、毛管が露出している表面のインクに対する濡
れ性を選択的に変化させることにより制御する。以下で
、本発明の作用を第3図を用いて概説する。
の吸収を、毛管が露出している表面のインクに対する濡
れ性を選択的に変化させることにより制御する。以下で
、本発明の作用を第3図を用いて概説する。
毛管現象は、良く知られているように、管内表面が液体
に濡れるような細い管を液体中へ立てると液面は上昇し
、逆に管内表面が液体に濡れない場合には液面は下降す
る。従って、毛管が露出している表面へ、表面と毛管に
対して濡れるインクを接触させると、第3図(a)へ示
すようにインク33aは基板32aの表面34aから毛
管31aの中へ吸収される。しかし、表面がインクに対
して濡れない場合には第3図(b)へ示すように、イン
ク33bは表面34bに留まり、毛管31bの内部へは
進入できない。
に濡れるような細い管を液体中へ立てると液面は上昇し
、逆に管内表面が液体に濡れない場合には液面は下降す
る。従って、毛管が露出している表面へ、表面と毛管に
対して濡れるインクを接触させると、第3図(a)へ示
すようにインク33aは基板32aの表面34aから毛
管31aの中へ吸収される。しかし、表面がインクに対
して濡れない場合には第3図(b)へ示すように、イン
ク33bは表面34bに留まり、毛管31bの内部へは
進入できない。
即ち、本発明の基本的作用は、表面がインクに対して濡
れる場合にはインクは表面から毛管の内部へ進入し、表
面がインクに対して濡れない場合にはインクは毛管の内
部へ進入しないという現象を利用して、毛管状の多数の
穴を有する表面のインクに対する濡れ性を選択的に変化
させることにより、画像を形成するものである。
れる場合にはインクは表面から毛管の内部へ進入し、表
面がインクに対して濡れない場合にはインクは毛管の内
部へ進入しないという現象を利用して、毛管状の多数の
穴を有する表面のインクに対する濡れ性を選択的に変化
させることにより、画像を形成するものである。
[実施例1
本発明の実施例を以下で詳細に説明する。
本発明の実施例の一つは、熱可塑性樹脂からなる繊維1
を、空隙を持つように編目状に織ったものを加熱加圧融
着させることで、毛管状の多数の穴を有するフィルムを
形成した後、表面と濡れ性が異なる物質を選択的に表面
に付着させる方法である。具体的には、太さ1から50
μmのナイロン、アクリル、ポリエチレン、ポリエステ
ル、あるいはポリウレタンの繊維1を第1図に示すよう
に繊維と繊維の間に適度な空隙を持つようにして織り、
細い繊維の場合は、第3図に示した状態のものを多数枚
重ねて、ホットプレスを行い、表面の毛管の開口比率が
10%から50%のフィルムが得られた。この様にして
得られたフィルムの毛管は、水性インクに対して濡れな
いため、本実施例ではプラズマ照射による表面改質を行
った。油性インクに対しても適当な処理が必要であるが
、使用するインクに対する適合性の改善は種々の表面改
質処理が応用できるが、本発明の主眼から外れるため記
述は省略する。このフィルムの表面の濡れ性を選択的に
変化させる方法として、本実施例では油に対して濡れる
(即ち、水性インクに対して濡れない)基を持つシリコ
ンオイルを用いた。
を、空隙を持つように編目状に織ったものを加熱加圧融
着させることで、毛管状の多数の穴を有するフィルムを
形成した後、表面と濡れ性が異なる物質を選択的に表面
に付着させる方法である。具体的には、太さ1から50
μmのナイロン、アクリル、ポリエチレン、ポリエステ
ル、あるいはポリウレタンの繊維1を第1図に示すよう
に繊維と繊維の間に適度な空隙を持つようにして織り、
細い繊維の場合は、第3図に示した状態のものを多数枚
重ねて、ホットプレスを行い、表面の毛管の開口比率が
10%から50%のフィルムが得られた。この様にして
得られたフィルムの毛管は、水性インクに対して濡れな
いため、本実施例ではプラズマ照射による表面改質を行
った。油性インクに対しても適当な処理が必要であるが
、使用するインクに対する適合性の改善は種々の表面改
質処理が応用できるが、本発明の主眼から外れるため記
述は省略する。このフィルムの表面の濡れ性を選択的に
変化させる方法として、本実施例では油に対して濡れる
(即ち、水性インクに対して濡れない)基を持つシリコ
ンオイルを用いた。
即ち、第2図に示すように、基板22の表面へインクを
吸収させない部分に対応した窓23を有するマスク24
を密着させ、シリコンオイルの蒸気雰囲気中に一定時間
放置することによって、選択的に濡れ性を変化させた。
吸収させない部分に対応した窓23を有するマスク24
を密着させ、シリコンオイルの蒸気雰囲気中に一定時間
放置することによって、選択的に濡れ性を変化させた。
この様に処理したフィルム基板22を、一定のインク層
厚に調整したインクローラと密着させると、表面にシリ
コンオイルが無い部分の毛管には水性インクが吸収され
、表面に残った余分のインクを除去すると、画像が記録
されたフィルムが得られた。即ち、第2図の場合には数
字6の形に窓の開いた部分はインクが付着しないため、
白抜きの画像が得られる。さらに、得られたフィルム画
像を一次画像と見なし、これと紙を密着させ、加圧ロー
ラで圧力を加えると、インクは紙に転写され二次画像が
得られる。
厚に調整したインクローラと密着させると、表面にシリ
コンオイルが無い部分の毛管には水性インクが吸収され
、表面に残った余分のインクを除去すると、画像が記録
されたフィルムが得られた。即ち、第2図の場合には数
字6の形に窓の開いた部分はインクが付着しないため、
白抜きの画像が得られる。さらに、得られたフィルム画
像を一次画像と見なし、これと紙を密着させ、加圧ロー
ラで圧力を加えると、インクは紙に転写され二次画像が
得られる。
本発明の他の実施例は、溶剤中のモノマーをキャストし
重合反応させた後、ポリマーフィルム中の残留溶剤を揮
発させることによって得られる多孔性のフィルムの表面
へ熱昇華性の物質を塗布し1、 表面へ選択的に熱を加
えることで昇華性物質を除去し、選択的に濡れ性を変化
させる方法である。
重合反応させた後、ポリマーフィルム中の残留溶剤を揮
発させることによって得られる多孔性のフィルムの表面
へ熱昇華性の物質を塗布し1、 表面へ選択的に熱を加
えることで昇華性物質を除去し、選択的に濡れ性を変化
させる方法である。
毛管の形状特性は、溶剤の種類、溶剤の濃度、モノマー
の種類、重合度、キャスティング条件を変化させること
で広範囲に調整することができた。
の種類、重合度、キャスティング条件を変化させること
で広範囲に調整することができた。
この方法で得られたフィルムを、用いるインクに対して
濡れるように表面を改質し、昇華性物質としてショウノ
ウを塗布した。選択的加熱の方法として、レーザ光走査
による加熱を行ったが、通電発熱体を密着させる方法も
適用できる。このフィルムを、一定のインク層厚に調整
したインクローラと密着させると、表面にショウノウが
無い部分の毛管には水性インクが吸収され、表面に残っ
た余分のインクを除去すると、画像が記録されたフィル
ムが得られた。さらに、得られたフィルム画像を一次画
像と見なし、これと紙を密着させ、加圧ローラで圧力を
加えると、インクは紙に転写され二次画像が得られる。
濡れるように表面を改質し、昇華性物質としてショウノ
ウを塗布した。選択的加熱の方法として、レーザ光走査
による加熱を行ったが、通電発熱体を密着させる方法も
適用できる。このフィルムを、一定のインク層厚に調整
したインクローラと密着させると、表面にショウノウが
無い部分の毛管には水性インクが吸収され、表面に残っ
た余分のインクを除去すると、画像が記録されたフィル
ムが得られた。さらに、得られたフィルム画像を一次画
像と見なし、これと紙を密着させ、加圧ローラで圧力を
加えると、インクは紙に転写され二次画像が得られる。
本発明の他の実施例は、レーザ加工機あるいは放電加工
機を用いて、また直接基板を作成する方法として電鋳を
利用し、薄い基板を貫通する形で毛管を形成し、光照射
によって濡れ性が変化する物質を表面へ塗布し、選択的
光照射で画像パターンに応じた濡れ性の変化をつくる方
法である。薄厚のアルミニウム板(アルミニウムは親水
性)へ、レーザ加工機で穴を開けた基板へ、ジアゾニウ
ム塩類を塗布し、レーザ光を用いて書き込みを行った後
、水現像を行うとレーザ光未照射部は親水性になり、イ
ンクが毛管内へ浸入する。このアルミニウム板へ一定の
インク層厚に調整したインクローラを密着させ水性イン
クを吸収させた後、紙を密着し吸引すると、インクは紙
へ転写され画像が得られる。
機を用いて、また直接基板を作成する方法として電鋳を
利用し、薄い基板を貫通する形で毛管を形成し、光照射
によって濡れ性が変化する物質を表面へ塗布し、選択的
光照射で画像パターンに応じた濡れ性の変化をつくる方
法である。薄厚のアルミニウム板(アルミニウムは親水
性)へ、レーザ加工機で穴を開けた基板へ、ジアゾニウ
ム塩類を塗布し、レーザ光を用いて書き込みを行った後
、水現像を行うとレーザ光未照射部は親水性になり、イ
ンクが毛管内へ浸入する。このアルミニウム板へ一定の
インク層厚に調整したインクローラを密着させ水性イン
クを吸収させた後、紙を密着し吸引すると、インクは紙
へ転写され画像が得られる。
また、本発明の他の実施例は、エツチングを用いて毛管
を製作し、その表mlへ2種類の波長の光に対して可逆
的に光異性化反応をする物質を用いてカラー画像を形成
する方法である。光照射によって可逆的に異性化反応を
する物質は、例えばフォトクロミック材料など多数知ら
れているが、その中には光異性化した結果、物質の濡れ
性が変化するものがある。波長^1の光で状態Aから状
態Bへ、波長^2の光で状態Bから状態Aへと、2状態
を可逆的に光異性化する物質で、状態Aは水に対して濡
れ、状態Bは水に対して濡れないとする。この物質を、
エツチングによって多数の毛管を形成した金属板(親水
性であるとする)の表面へ塗布し、波長λ1の光を−様
に照射し表面を−様な状態Bにしておく(この状態を初
期状態と呼ぶ)。次に波長^2の光をインクを付ける領
域に選択的に照射し、部分的に状態Aにする。次にこの
金属板を一定のインク層厚に調整したインクローラと密
着させると、状態Aの部分の毛管に水性インクが吸収さ
れる。表面の余分なインクを除去した後、波長λ1の光
を−様に照射し表面を−様な状態Bにすると初期状態に
戻る。この操作を、カラー画像のイエロー、シアン、マ
ゼンタ(必要に応じてブラック)の各色に応じた光照射
とカラーインクのローラを用いて繰り返し行うことによ
り、カラー画像に応じたカラーインクが金属板の毛管へ
吸収される。この金属板へ紙を密着し吸引すると、イン
クは紙へ転写されカラー画像が得られる。
を製作し、その表mlへ2種類の波長の光に対して可逆
的に光異性化反応をする物質を用いてカラー画像を形成
する方法である。光照射によって可逆的に異性化反応を
する物質は、例えばフォトクロミック材料など多数知ら
れているが、その中には光異性化した結果、物質の濡れ
性が変化するものがある。波長^1の光で状態Aから状
態Bへ、波長^2の光で状態Bから状態Aへと、2状態
を可逆的に光異性化する物質で、状態Aは水に対して濡
れ、状態Bは水に対して濡れないとする。この物質を、
エツチングによって多数の毛管を形成した金属板(親水
性であるとする)の表面へ塗布し、波長λ1の光を−様
に照射し表面を−様な状態Bにしておく(この状態を初
期状態と呼ぶ)。次に波長^2の光をインクを付ける領
域に選択的に照射し、部分的に状態Aにする。次にこの
金属板を一定のインク層厚に調整したインクローラと密
着させると、状態Aの部分の毛管に水性インクが吸収さ
れる。表面の余分なインクを除去した後、波長λ1の光
を−様に照射し表面を−様な状態Bにすると初期状態に
戻る。この操作を、カラー画像のイエロー、シアン、マ
ゼンタ(必要に応じてブラック)の各色に応じた光照射
とカラーインクのローラを用いて繰り返し行うことによ
り、カラー画像に応じたカラーインクが金属板の毛管へ
吸収される。この金属板へ紙を密着し吸引すると、イン
クは紙へ転写されカラー画像が得られる。
以上の実施例で述べた、毛管を有する基板の製作方法と
、基板の表面へインクに対する選択的な濡れ性の変化を
与える方法は、組合せを変えても良く、例えば最後の実
施例において、基板の製作方法は、レーザ加工あるいは
放電加工を用いても良いし、熱可塑性の繊維を織った後
ホットプレスすると言う初めの実施例の方法を適用して
も良いことは明かであり、他の実施例に対しても同様で
ある。
、基板の表面へインクに対する選択的な濡れ性の変化を
与える方法は、組合せを変えても良く、例えば最後の実
施例において、基板の製作方法は、レーザ加工あるいは
放電加工を用いても良いし、熱可塑性の繊維を織った後
ホットプレスすると言う初めの実施例の方法を適用して
も良いことは明かであり、他の実施例に対しても同様で
ある。
また、以上の実施例では水性インクに対する適用を述べ
たが、油性インクに対しては、上記の実施例の濡れ性の
特性を逆にすれば良いことは明かである。
たが、油性インクに対しては、上記の実施例の濡れ性の
特性を逆にすれば良いことは明かである。
また、版に与えた選択的濡れ性の変化が持続性を持つ場
合には、従来の印刷方法と同様に、繰り返し版として用
いることで、多数の二次画像を得ることができる。
合には、従来の印刷方法と同様に、繰り返し版として用
いることで、多数の二次画像を得ることができる。
1発明の効果1
以上述べたように本発明によれば、毛管状の多数の穴を
有する画像記録媒体の表面の、インクに対する濡れ性を
選択的に変化させることにより、湿し水を用いないドラ
イな印刷方法を提供することができる。また、従来の平
版オフセット印刷のように、インクに対する版の画像部
と非画像部の濡れ性の差を大きく設定する必要がなくな
り、中間の種々の処理が不用となるため即時性を有する
印刷方法を提供することができると共に、油性インクの
みならず水性インクにも適用できる印刷方法を提供でき
る。またさらには、選択的に表面の版の濡れ性を変化さ
せる手段に、外部からのエネルギ供与で濡れ性が可逆的
に変化する物質を用いることにより、色のにじみの無い
、色再現性の優れた高解像度カラー印刷方法を提供でき
る。
有する画像記録媒体の表面の、インクに対する濡れ性を
選択的に変化させることにより、湿し水を用いないドラ
イな印刷方法を提供することができる。また、従来の平
版オフセット印刷のように、インクに対する版の画像部
と非画像部の濡れ性の差を大きく設定する必要がなくな
り、中間の種々の処理が不用となるため即時性を有する
印刷方法を提供することができると共に、油性インクの
みならず水性インクにも適用できる印刷方法を提供でき
る。またさらには、選択的に表面の版の濡れ性を変化さ
せる手段に、外部からのエネルギ供与で濡れ性が可逆的
に変化する物質を用いることにより、色のにじみの無い
、色再現性の優れた高解像度カラー印刷方法を提供でき
る。
第1図は本発明の印刷方法における毛管を有する基板の
作成方法の実施例の一つを示す図。第2図は本発明の印
刷方法における選択的濡れ性の変化を与える実施例の一
つを示す図。第3図(a)(b)は本発明の印刷方法の
作用原理を説明する図。 1・・・・・・熱可塑性繊維、21.31・・・・・・
毛管、’22.’32・・・・・・毛管を有する基板、
33・・・・・・インク、24・・・・・・マスク基板 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士 最上 務ニーど他1名 ! 、−、− 第1図 第3図
作成方法の実施例の一つを示す図。第2図は本発明の印
刷方法における選択的濡れ性の変化を与える実施例の一
つを示す図。第3図(a)(b)は本発明の印刷方法の
作用原理を説明する図。 1・・・・・・熱可塑性繊維、21.31・・・・・・
毛管、’22.’32・・・・・・毛管を有する基板、
33・・・・・・インク、24・・・・・・マスク基板 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士 最上 務ニーど他1名 ! 、−、− 第1図 第3図
Claims (2)
- (1)毛管状の多数の穴を有する画像記録媒体の表面の
、インクに対する濡れ性を選択的に変化させた後、前記
画像記録媒体の表面にインクを接触させ画像を形成する
ことを特徴とする印刷方法。 - (2)毛管状の多数の穴を有する画像記録媒体の表面の
、インクに対する濡れ性を選択的に変化させた後、前記
画像記録媒体の表面にインクを接触させ一次画像を形成
し、その後、前記一次画像を別の画像記録媒体へ転写す
ることにより二次画像を得ることを特徴とする印刷方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6245288A JPH01235689A (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6245288A JPH01235689A (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01235689A true JPH01235689A (ja) | 1989-09-20 |
Family
ID=13200612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6245288A Pending JPH01235689A (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01235689A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110802930A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-02-18 | 上海海湾石化有限公司 | 一种低速连续的水性油墨印刷工艺 |
-
1988
- 1988-03-16 JP JP6245288A patent/JPH01235689A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110802930A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-02-18 | 上海海湾石化有限公司 | 一种低速连续的水性油墨印刷工艺 |
CN110802930B (zh) * | 2019-11-29 | 2021-11-26 | 上海海湾石化有限公司 | 一种低速连续的水性油墨印刷工艺 |
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