JP2002046248A - インキジェットによるコンピュータツウプレート - Google Patents

インキジェットによるコンピュータツウプレート

Info

Publication number
JP2002046248A
JP2002046248A JP2001155417A JP2001155417A JP2002046248A JP 2002046248 A JP2002046248 A JP 2002046248A JP 2001155417 A JP2001155417 A JP 2001155417A JP 2001155417 A JP2001155417 A JP 2001155417A JP 2002046248 A JP2002046248 A JP 2002046248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substituted
ink
printing
ink jet
unsaturated aliphatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001155417A
Other languages
English (en)
Inventor
Johan Loccufier
ヨハン・ロキユフイエ
Damme Marc Van
マルク・バン・ダメ
Leo Oelbrandt
レオ・エルブラント
Peter Hendrikx
ペーター・ヘンドリクス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JP2002046248A publication Critical patent/JP2002046248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/10Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme
    • B41C1/1066Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by spraying with powders, by using a nozzle, e.g. an ink jet system, by fusing a previously coated powder, e.g. with a laser

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平版印刷版の製造のための簡単で安価な方法
を提供すること。 【解決手段】 流体の小滴を平版受容体の表面にインキ
ジェット印刷により情報通りに分配することを含んで成
る平版印刷版の製造方法において、該流体が親油化剤を
含有し、該親油化剤はその化学構造において該平版受容
体の該表面と反応することができるリン含有基を有する
ことを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインキジェット印刷
(ink jet printing)による平版印刷
版(lithographic printing p
late)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷の伝統的技術は凸版印刷、グラビア
印刷及びオフセット平版印刷(offset lith
ography)を包含する。これらの印刷方法のすべ
てが、像のパターンにおいてインキを転移させる(tr
ansfer)ための、通常、効率のために輪転印刷機
(rotary press)の版胴(plate c
ylinder)上に装着された版(plate)を必
要とする。凸版印刷においては、像パターンはインキを
受容しそしてそれを刷り(impression)によ
り記録媒体上に転移させる盛り上がった区域(rais
ed areas)の形態において版上に表される。グ
ラビア印刷シリンダは、対照的に、記録媒体上に付着さ
せるためのインキを受容する一連のウエル(well
s)又は凹み(indentations)を含む。
【0003】伝統的なオフセット平版印刷の場合には、
印刷されるべき像は撥インキ性(ink repell
ent)[疎油性(oleophobic)又は親水
性]バックグラウンド上のインキ受容性(ink ac
cepting)(親油性)区域のパターンとして版上
に存在する。湿式システムでは、必要な撥インキ性はイ
ンキング(inking)の前に湿し水[dampin
g(or “fountain”)solution]
の最初の適用により与えられる。慣用のプリセンシタイ
ズ平版印刷版(presensitized lith
ographicprinting plate)はフ
ォトポリマー又はジアゾニウム化学に基づく紫外線感光
性コーティング(UV sensitive coat
ing)を有する。版は像を担持するマスクを通して紫
外線露光されなければならない。マスクはハロゲン化銀
の化学に基づきそしてカメラ又はイメージセッタ(im
age−setter)による露光を伴い、更に湿式処
理を伴う写真技術により製造されるグラフイックアート
フイルムである。使用される版のタイプ(ネガティブ又
はポジティブ)に依存して、非像区域又は像区域は可溶
化され、それにより版を親油性区域及と親水性区域とに
区別する。この従来の方法の欠点は湿式処理を伴う写真
中間体フイルムの厄介な製造が必要なことである。更な
る欠点は印刷版自体の湿式処理である。
【0004】印刷に導くグラフィックスデザインプロセ
スに革命を起こすことにおけるコンピュータの出現によ
り、写真中間体がもはや必要とされない便利な且つ安価
なコンピュータツウプレート(computer−to
−plate)システムを開発するために広範な努力が
なされてきた。近年において、これらのシステムのいく
らかは異なる化学システム及び露光方法に基づいて市場
に導入されている。例えば、SETPRTINT材料
(アグファ・ゲバエルト社の商標)は、ハロゲン化銀D
TR化学に基づいておりそしてフォトモード露光及び処
理の後相補的(complementary)親油性区
域及び親水性区域を生成する写真コーティングを担持す
るポリエチレンテレフタレートベースから成る。フォト
モード露光に基づくが親水性アルミニウムベースを有す
る他のシステムは、LITHOSTAR(アグファ・ゲ
バエルト社の商標)である。強い赤外線レーザによる熱
モード露光に基づくシステムは、THERMOSTAR
(やはりアグファ・ゲバエルト社の商標)と呼ばれる。
【0005】新しいコンピュータツウプレートシステム
の多くは大きくて、複雑で、高価である。それらは大き
な印刷会社の印刷操作のプリプレスプロセス(prep
ress process)を簡素化しそして彼らの顧
客により提供されるグラフィックデザインのディジタル
情報に対する素早い交換及び応答を利用するための手段
として、大きな印刷会社による使用のためにデザインさ
れている。平版印刷を利用する多くの小さな印刷業者の
ための経済的で効率の良いコンピュータツウプレートシ
ステムに対する強い要求が依然としてある。
【0006】これらの小さな印刷業者の要求を満足させ
るために、多数の電子工学的ノンインパクト印刷システ
ムが平版印刷版の製造に使用するために研究された。こ
れらの中でも第1番に重要なものは、例えば米国特許第
5,304,443号及びその文献に記載の如きレーザ
印刷システムであった。平版印刷用の経済的且つ便利な
コンピュータツウプレート製造のために注目された他の
ノンインパクト印刷システムは、例えば米国特許第4,
958,564号に記載の如き熱転写印刷である。
【0007】近年において、コンピュータ用の最もポピ
ュラーなハードコピー出力プリンタとしてインキジェッ
トプリンタがレーザプリンタに取って代わった。インキ
ジェットプリンタの競合的利点のいくらかは低いコスト
及び信頼性である。インキジェット印刷システムは相対
的に早い像出力システムでありそして簡単な構造を有す
る。何故ならば、それはいかなる複雑な光学システムも
必要としないからである。最近では、平版印刷版を製造
するためにインキジェットプリンタを使用することを提
唱している文献での報告がいくつかあった。
【0008】特開昭62−25081号には、親油性液
体又は流体インキが平版印刷版の親水性アルミニウム表
面にインキジェット印刷により印刷された。チタネート
又はシランカップリング剤がインキ中に存在していた。
【0009】平版印刷版を製造するためのインキジェッ
ト印刷装置はPCT WO 94/11191に記載さ
れている。それは疎水性印刷版上に疎水性又は親水性物
質を付着させることを指向する。
【0010】米国特許第5,501,150号において
は、インキジェット印刷により銀還元性像(silve
r−reducible image)を生成するため
の材料を含有する流体インキ及び親水性媒体セットを使
用して、銀像を十分に疎水性とするための湿式処理の
後、平版印刷版を与えると言われる金属銀像を生成す
る。
【0011】オフセット版の表面に熱ワックスを付着さ
せるために、インキが液体又は流体型インキの代わりに
固体又は相変化型インキであるインキジェット印刷が米
国特許第4,833,486号に記載されている。ワッ
クスが冷却されると、それは固化し、それにより印刷版
を与える。固体インキジェット印刷は、ワックス又は樹
脂像がその熱可塑性、化学的性質及び接着性により限ら
れた耐久性を有しそして媒体上の固化したインキジェッ
ト小滴の量及び丸い形状が液体インキジェット印刷で見
いだされる固有の像解像力特性を持たないという点で平
版印刷版について重大な欠点を有する。
【0012】例えば特開昭63−109,052号にお
ける如く、感光性平版印刷版ブランクに不透明な像又は
マスクパターンを適用するためのインキジェット印刷の
使用における従来技術もある。次いでブランクはインキ
ジェット像形成されたマスクパターンを通して露光さ
れ、次いで慣用の手段により処理されて平版印刷版を与
える。この方法は、慣用の平版印刷版の材料及び処理を
保持しており、慣用の版を露光させるフォトマスクに替
わるものとしてインキジェット印刷を使用するだけであ
る。かくして、この方法は版製造プロセスの複雑性及び
費用を増加させ、そして版の疎水性像についてインキジ
ェットインキ像に依存しない。米国特許第5,495,
803号は、印刷版用のフォトマスクを形成するための
固体又は相変化型のインキジェット印刷を記載してい
る。
【0013】インキジェット印刷システムを使用するこ
とにより印刷版を製造するための方法の更なる例とし
て、特開昭56−113456号は、撥インキ性材料
(例えば、硬化可能なシリコーン類)をインキジェット
印刷により印刷版上に印刷する印刷版の製造方法を提唱
する。この方法により得られた印刷版は基材(subs
trate)の表面に形成された撥インキ性材料が非像
部分としてはたらく凹版印刷版である(intagli
o printing plate)である。結果とし
て、シャドー区域(shadow areas)又はリ
バースドライン(reversed lines)にお
ける印刷された像の解像力はそんなに良好ではない。更
に、この方法では、撥インキ性材料を印刷版の表面の大
部分を占める全体の非像部分に付着させなければならな
いため大量のインキが必要であり、それにより印刷プロ
セスを遅らせる。
【0014】米国特許第5511477号は、場合によ
り約30゜〜260℃の温度に予熱されたフォトポリマ
ーインキ組成物でインキジェット印刷することにより基
材上にポジティブ又はネガティブ像を形成し、得られる
印刷された基材を紫外線放射にさらし、それにより該イ
ンキ組成物を硬化させて該像を形成することを含んで成
るフォトポリマーレリーフ型印刷版の製造方法を開示し
ている。これは該インキのときにより高い蒸気圧及び毒
性のためいやな方法である。
【0015】米国特許第5312654号は、インキ吸
収性層及び基材と吸収性層との間の親水化された層を有
する基材上に光重合可能なインキ組成物を使用してイン
キジェット印刷により像を形成し、それを該インキ組成
物が増感される(sensitized)波長領域の活
性光に露光させて像を硬化させることを含んで成る平版
印刷版を製造する方法を開示している。該印刷版の印刷
耐久性は低い。
【0016】特開平4−69244号は、光硬化可能な
成分を含有する疎水性インキを使用してインキジェット
印刷により親水性処理に付された記録材料上に印刷され
た像を形成し、そして全体の表面を活性光に露光させる
段階を含んで成る印刷版を製造する方法を開示してい
る。しかしながら、平版印刷版に使用されるべき基材の
表面は通常機械的な研磨、陽極酸化又は親水性処理の如
き種々の処理に付されて良好な親水性及び水保持性を得
る。それ故、非常に高い表面張力を有するインキ組成物
の使用ですら、インキの広がり及び低い印刷耐久性のた
め基材の表面に劣った像を生じさせる。
【0017】EP−A−533168は、インキ印刷後
に除去されるインキ吸収性層で平版ベース(litho
graphic base)をコーティングすることに
より該インキの広がりを回避する方法を開示している。
これは非経済的且つ厄介な方法である。
【0018】1988年5月のResearch Di
sclosure289118は、インキが疎水性ポリ
マーラテックスであるインキジェットの使用により印刷
版を製造する方法を開示している。しかしながら、該印
刷版は悪いインキ受容性及び低い印刷耐久性を有する。
【0019】EP−A−003789は親油性インキに
よるインキジェット法によってオフセット印刷版を製造
する方法を開示している。該インキがいかにして製造さ
れるかは示されていないが、実施例からそれは製造する
のが困難な人口的なラテックスに関するものであること
は明らかである。
【0020】特開昭57−038142号は、ブランク
印刷版上にインキ像を形成しそしてまたトナーをこの像
形成された区域に付着させることによってこの像を熱的
に固定することにより印刷版を製造する方法を開示して
いる。インキの組成は述べられておらず、トナーの組成
のみが開示されている。
【0021】特開平7−108667号は、その表面層
が親水性にされている伝導性支持体上に親水性物質を含
有するインキ像を静電誘引型インキセットシステム(e
lectrostatic attraction t
ype ink set system)によって形成
してインキ像を乾燥又は硬化させる製版法であって、イ
ンキジェット書き込み(ink jet writin
g)の時に伝導性支持体にバイアス電圧を印加する製版
方法を開示している。これは厄介な方法である。
【0022】米国特許第5,213,041号は、熱可
融性成分を含有する噴出可能な(ejectable)
物質を使用してジェット印刷により版表面に像形成性付
着物(imaging deposit)を投射する
(projecting)印刷用の再使用可能な印刷版
を製造する方法を開示している。像は、可変周波数及び
可変パワー誘導ヒーターを使用して印刷版の表面に融着
される像形成性付着物を形成する。
【0023】WO97/43122において、平版印刷
版は、遷移金属錯体及び有機カルボニル化合物よりなる
群から選ばれる反応性成分を含んで成るインキジェット
流体によって製造される。好ましい態様では、反応性化
合物は1種又はそれ以上の有機酸のクロム錯体を含んで
成る。
【0024】本発明は、インキジェット印刷によって平
版受容体(lithographic receive
r)上に親油化流体(oleophilizing f
luid)を直接適用することによる平版印刷版の製造
に関する教示を与える。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は平版印
刷版の製造のための簡単で安価な方法を提供することで
ある。
【0026】本発明の更なる目的は、中間体グラフィッ
クフイルム(intermediate graphi
c film)を必要としない平版印刷版の製造方法を
提供することである。
【0027】本発明の更なる目的は、処理(proce
ssing)を必要としない平版印刷版の製造方法を提
供することである。
【0028】本発明の更なる目的は、廃棄物を殆ど又は
全然生成しない、従ってエコロジーの観点から有利な平
版印刷版の製造方法を提供することである。
【0029】本発明の更なる目的は、製造段階を昼光中
で行うことができる平版印刷版の製造方法を提供するこ
とである。
【0030】更なる目的は以後の説明から明らかになる
であろう。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、平版受
容体(lithographic receiver)
の表面に流体の小滴をインキジェット印刷により情報通
りに(information−wise)分配するこ
と(dispensing)を含んで成る平版印刷版の
製造方法において、該流体が親油化剤(oleophi
lizingagent)を含有し、該親油化剤はその
化学構造において該平版受容体の該表面と反応すること
ができるリン含有基(phosphorous con
taining group)を有することを特徴とす
る方法を提供することにより実現される。
【0032】本発明の方法に従って使用される種々の成
分をここで詳細に説明する。
【0033】I.インキジェット流体 本発明の本質は、インキジェット流体(ink jet
fluid)中に平版受容体の表面と反応することが
できるリン含有基をその分子中に有する親油化化合物
(oleophilizing compound)が
存在することである。
【0034】特に好ましい態様では、金属酸化物と相互
作用することができるリン含有官能基(phospho
rous containing functiona
lgroup)を含有する親油化剤は、リン酸又はその
塩のモノエステルもしくはジエステル、又はチオ類似体
(thio−analogues)、ホスホン酸誘導
体、その塩又はチオ類似体、及びホスホリルヒドラジド
類又はチオ類似体から選ばれる。
【0035】リン酸の該モノエステル又はジエステル
は、一般式(I)
【0036】
【化5】
【0037】式中、R12及びR13は各々独立に、X
2又はX3の負の電荷を相殺するための水素又は対イオ
ン、置換もしくは未置換の飽和もしくは不飽和脂肪族
鎖、置換もしくは未置換のアリール又はヘテロアリール
基を表し;R12及びR13は環を形成することがで
き;X1、X2、X3及びX4は独立に酸素又は硫黄から選
ばれ;MはX4の負の電荷を相殺するためのプロトン又
は対イオンである、により表される。
【0038】最も好ましい態様では、X1乃至X4は酸素
である。
【0039】一般式(I)に従う化合物の典型的な例を
以下に示す。
【0040】
【表1】
【0041】特に好ましい態様では、ホスフェート疎水
化剤(phosphate hydrophobizi
ng agent)は、一般式(II)
【0042】
【化6】
【0043】式中、nは0とは異なる整数であり;M及
びNは、独立に、ホスフェートの負の電荷を相殺するた
めのプロトン又は対イオンから選ばれ;Rは置換もしく
は未置換の飽和もしくは不飽和脂肪族鎖、置換もしくは
未置換のアリールもしくはヘテロアリール基を表す、に
より表されるホスフェート界面活性剤(phospha
te surfactant)である。
【0044】典型的な例は以下に示される。
【0045】
【表2】
【0046】これらの市販の化合物はR及びnがいくつ
かの異なる値を取ることができる物質の混合物である。
【0047】更なる好ましい態様では、親油化化合物は
ホスホン酸類及びそれらのチオ類似体から選ばれる。
【0048】ホスホン酸類及びそれらのチオ類似体は、
一般式(III)
【0049】
【化7】
【0050】式中、R14は置換もしくは未置換の飽和
もしくは不飽和脂肪族鎖、又は置換もしくは未置換のア
リールもしくはヘテロアリール基を表し;R15はX6
の負の電荷を相殺するための水素又は対イオン、置換も
しくは未置換の飽和もしくは不飽和脂肪族鎖、又は置換
もしくは未置換のアリールもしくはヘテロアリール基を
表し;R14及びR15は環を形成することができ;X
5、X6及びX7は独立に酸素又は硫黄から選ばれ;Mは
7の負の電荷を相殺するためのプロトン又は対イオン
である、により表される。最も好ましい態様では、X5
乃至X7は酸素である。
【0051】一般式(III)に従うホスホン酸誘導体
の典型的な例は以下に示される。
【0052】
【表3】
【0053】本発明に従うなお更なる好ましい種類の親
油化化合物はホスホリルヒドラジド類及びヒドロキサム
酸類である。
【0054】それらは一般式(IV)
【0055】
【化8】
【0056】式中、R16及びR17は、各々独立に、
置換もしくは未置換の飽和もしくは不飽和脂肪族鎖、置
換もしくは未置換のアリールもしくはヘテロアリール
基、OR20、NR2122、SR23又はN(YR18)
(M)を表し; R20乃至R23は独立に負の電荷を相殺
するための水素又は対イオン、置換もしくは未置換の飽
和もしくは不飽和脂肪族鎖、又は置換もしくは未置換の
アリールもしくはヘテロアリール基を表し;すべてのR
基は環を形成することができ;Xは酸素又は硫黄を表
し;Yは酸素又はNR19を表し;R18及びR19
は、独立に、水素、置換もしくは未置換の飽和もしくは
不飽和脂肪族鎖、置換もしくは未置換のアリールもしく
はヘテロアリール基、又はアシル基から選ばれ;R18
及びR19は環を形成することができ;Mは負の電荷を
相殺するための水素又は対イオンである、により表され
る。アシルという用語はスルホニル、ホスホリル、カル
バモイル、オキサリル及び関連したタイプのアシル基を
包含する。
【0057】典型的な例を以下に示す。
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】親油化剤は0.01〜6重量%、好ましく
は0.02〜3重量%の量でインキ中に存在することが
できる。
【0061】親油化剤は、プリンタヘッドのノズルを通
過することができるように、均一な溶液又は安定なコロ
イド状分散液の形態にあることが必要である。
【0062】液体担体は、水もしくは有機溶媒又はその
組み合わせである。特定の液体担体の選択は、特定のイ
ンキジェットプリンタ及びインキジェット印刷のために
使用されるインキジェット印刷ヘッド及びカートリッジ
とのその適合性(compatibility)に依存
する。使用されるインキジェット技術:ピエゾ、熱、バ
ブルジェット(登録商標)又は連続インキジェットに依
存して、水性ベースの流体及び溶媒ベースの流体を本発
明で使用することができる。
【0063】水は水性インキのための好ましい媒体であ
るが、水性組成物は、1種又はそれ以上の水に混和性の
溶媒、例えば、多価アルコール、例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル又はトリメチロールプロパンを含んで成ることができ
る。水性組成物中の水性担体媒体の量は30〜99.9
95重量%、好ましくは50〜95重量%の範囲にある
ことができる。
【0064】インキジェット流体のための担体媒体とし
て有機溶媒、例えばアルコール、ケトン又はアセテート
を使用することもできる。
【0065】インキジェット技術で知られているとお
り、ジェット速度、小滴の分離長さ(separati
on length)、滴サイズ及び流れ安定性は水性
組成物の表面張力及び粘度により大きく影響される。イ
ンキジェット印刷システムとともに使用するのに適当な
インキジェット流体は20〜60ダイン/cm、好まし
くは30〜50ダイン/cmの範囲の表面張力を有する
ことができる。水性インキジェット流体の表面張力の制
御は少量の界面活性剤の添加により達成することができ
る。使用されるべき界面活性剤のレベルは簡単な試行錯
誤実験により決定することができる。いくつかのアニオ
ン界面活性剤及び非イオン界面活性剤がインキジェット
技術分野で知られている。市販の界面活性剤は、SUR
FYNOLTMシリーズ(Air Productsの
商標)、ZONYL TMシリーズ(DuPont の
商標)、FLUORAD TM シリーズ(3Mの商
標)及びAEROSOL TMシリーズ(Cyanam
id の商標)を包含する。流体の粘度は好ましくは室
温で20mPa.s以下、例えば1〜10、好ましくは
1〜5mPa.sである。
【0066】インキジェット流体は更に他の成分を含ん
で成ることができる。インキが印刷ヘッドのオリフイス
において乾燥されるのを防止するのを助けるために共溶
媒(cosolvent)を含ませることができる。殺
生物剤を添加して、時間の経過と共にインキにおいて起
こりうる望まない微生物の増殖を阻止することができ
る。インキ中に場合により存在させることができる追加
の添加剤は、濃稠化剤(thickners)、pH調
節剤、緩衝剤、伝導度増進剤、乾燥剤及び脱泡剤を包含
する。
【0067】平版受容体上に像をジェッティングした後
像のコントラストを高めるために、染料を加えることが
できる。多くの染料及び顔料がインキジェット技術のた
めに適していることが知られている。適当な染料は、更
に担体媒体(carriermedium)(即ち、水
性ベースの又は溶媒ベースの)中のそれらの相容性(c
ompatibility)及び親油化剤との相容性、
即ち、それらが凝固(coagulation)を起こ
すべきではないこと、に基づいて選択される。水性イン
キに特に有利なのは酸ブラック(acid blac
k)の如きアニオン性染料である。
【0068】II.平版受容体 支持体は印刷版に適当ないかなる支持体であってもよ
い。典型的な支持体は金属及びポリマーシート又はフォ
イルを包含する。好ましくは、金属表面を有する支持体
が使用される。好ましくは、金属表面は酸化される。本
発明の特に好ましい態様では、陽極酸化されたアルミニ
ウム表面を有する支持体が使用される。平版印刷版のた
めの支持体は、典型的には、例えば電気化学的研磨(g
raining)により研磨され、次いで例えば硫酸及
び/又はリン酸を使用する陽極酸化技術によって陽極酸
化された(anodised)アルミニウムから形成さ
れる。研磨及び陽極酸化の両方の方法とも当業界では周
知されており、ここではこれ以上説明する必要はない。
像を書いた後、印刷版に普通の方法で印刷インキでイン
キングする(inked)ことができ、そして版(pl
ate)を印刷機械で使用することができる。印刷の分
野で周知されているとおり、インキングの前に、アラビ
アゴムの如き天然ゴム又はカルボキシメチルセルロース
の如き合成ゴムの水性溶液で版を処理することができ
る。
【0069】本発明に関する他のモードに従えば、親水
性表面を有する平版ベース(lithographic
base)は架橋した親水性層を備えた例えば紙又は
プラスチックフイルムの如き柔軟性支持体を含んで成
る。特に適当な架橋した親水性層は、ホルムアルデヒ
ド、グリオキサル、ポリイソシアネート、メラミン型架
橋剤、炭酸アンモニウムジルコニル(ammonium
zirconyl carbonate)、チタネー
ト架橋剤又は加水分解されたテトラアルキルオルトシリ
ケートの如き架橋剤で架橋された親水性結合剤から得る
ことができる。加水分解されたテトラアルキルオルトシ
リケートは特に好ましい。
【0070】親水性結合剤として、例えば、ビニルアル
コール、アクリルアミド、メチロールアクリルアミド、
メチロールメタクリルアミド、アクリレート酸、メタク
リレート酸、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタクリレートのホモポリマー及びコポリマー
又は無水マレイン酸/ビニルメチルエーテルコポリマー
の如き親水性(コ)ポリマーを使用することができる。
使用される(コ)ポリマー又は(コ)ポリマー混合物の
親水性は、少なくとも60重量%、好ましくは80重量
%の程度に加水分解されたポリ酢酸ビニルの親水性と同
じであるか又はそれより高いことが好ましい。
【0071】本発明の態様に従って使用される感熱性層
における架橋された親水性結合剤は、層の機械的強度及
び多孔度(porosity)を増加させるコロイド状
無機顔料、例えば、二酸化チタン又は他の金属酸化物の
粒子である金属酸化物粒子も含有する。これらの粒子の
組込み(incorporation)は架橋された親
水性層の表面にバックグラウンド区域の水のための貯蔵
場所として働く顕微鏡的丘と谷から成る均一な粗い組織
(texture)を与えると考えられる。好ましく
は、これらの粒子はベリリウム、マグネシウム、アルミ
ニウム、ケイ素、ガドリニウム、ゲルマニウム、ヒ素、
インジウム、錫、アンチモン、テルル、鉛、ビスマス、
チタン又は遷移金属の酸化物又は水酸化物である。特に
好ましい無機粒子は、親水性層の最も多くても75重量
%で使用されるアルミニウム、ケイ素、ジルコニウム又
はチタンの酸化物又は水酸化物である。無機顔料は0.
005μm〜10μmの範囲の粒径(particle
size)を有することができる。
【0072】この態様に従う平版ベースにおける架橋さ
れた親水性層の厚さは0.2〜25μmの範囲で変わる
ことができ、好ましくは1〜10μmである。
【0073】本発明に従って使用するための適当な架橋
された親水性層の特定の例はEP−A601240、英
国特許第1419512号、フランス特許第23003
54号、米国特許第3,971,660号、米国特許第
4,284,705号及びEP−A514490に開示
されている。
【0074】本発明の態様に関連して平版ベースの柔軟
性支持体として、プラスチックフイルム、例えば、下塗
りされた(subbed)ポリエチレンテレフタレート
フイルム、下塗りされたポリエチレンナフタレートフイ
ルム、酢酸セルロースフイルム、ポリスチレンフイル
ム、ポリカーボネートフイルム等を使用するのが特に好
ましい。プラスチックフイルム支持体は不透明であるか
又は透明であることができる。
【0075】III.インキジェット印刷プロセス インキジェット印刷において、インキ流体の小滴は印刷
装置と受容体との物理的接触なしにインキ受容体表面に
直接投射される(projected)。印刷装置は印
刷データを電子工学的に記憶しそして滴を像通りに(i
mage−wise)噴出させる(ejecting)
ための機構を制御する。印刷は紙を横切って印刷ヘッド
を動かすことにより達成されるか又はその逆も言える。
インキジェットプリンタに関する以前の特許は米国特許
第3,739,393号、米国特許第3,805,27
3号及び米国特許第3,891,121号を含む。
【0076】インキ小滴の噴射はいくつかの異なる方法
で行うことができる。第1のタイプの方法では、圧力を
波のパターンで加えることにより連続小滴流が生成され
る。このプロセスは、連続インキジェット印刷として知
られている。第1の態様では、小滴流は、静電的に帯電
され、偏向され(deflected)そして再び集め
られる小滴と、帯電されず、その進路を偏向されずに連
続しそして像を形成する小滴とに分けられる。
【0077】別法として、帯電され偏向された流れが像
を形成しそして帯電されず偏向されなかったジェットが
再び集められる連続インキジェット印刷のこの変法で
は、いくつかのジェットが異なる程度に偏向させられ、
かくして像を記録する[多重偏向システム(multi
deflection system]。
【0078】第2の方法に従えば、「オンデマンド」で
生成させることができ(「DOD」又は「ドロップオン
デマンド(drop on demand)」法)、そ
れにより印刷装置は、小滴が受容体上で像形成するのに
使用されるときにのみ小滴を噴出し(ejects)、
それにより滴帯電、偏向ハードウエア及びインキ再収集
(recollection)の複雑さを回避する。ド
ロップオンデマンドでは、インキ小滴は、圧電トランス
デューサの機械的運動により発生する圧力波によって
(いわゆる「ピエゾ法」)又は不連続の熱的プッシュ
(discretethermal pushes)
[いわゆる「バブルジェット」法(“bubble j
et” method)又は熱ジェット法(“ther
mal jet” method)]によって形成させ
ることができる。
【0079】本発明を下記の実施例によりここで説明す
るがそれらに限定されるものではない。
【0080】
【実施例】実施例1 エムフォス(EMPHOS) PS810(WITC
O)(化合物II−6)1.08gを水90gとイソプ
ロパノール10gの混合物に加えた。酸ブラック(Ac
id Black)(CI20470)0.5gをこの
溶液に加えた。ろ過の後、溶液をヒューレット・パッカ
ード・デスクジェット(HewlettPackard
DESKJET)970Cxiインキジェットプリン
タの、予め空にされそして清浄化されているインキカー
トリッジに入れた(loaded)。
【0081】テキスト像を含む試験パターンを、プリン
タに装入された(loaded)研磨されそして陽極酸
化されたアルミニウム印刷版材料上に書いた。版を取り
出しそしてオザゾル(OZASOL)RC515でゴム
引きした(gummed)。
【0082】次いで、版を、インキとしてK+E800
を使用しそしてファウンテイン(fountain)と
してロタマテイック(Rotamatic)を使用する
ハイデルベルグ(Heidelberg)GTO52平
版印刷機に取り付けた。20,000枚までの優秀なコ
ピーが得られた。
【0083】実施例2 実施例1で記載のとおりのインキをエプソン・スチルス
・カラー(EpsonSTYLUS COLOR)90
0インキジェットプリンタの、予め空にされそして清浄
化されているインキカートリッジに入れた。
【0084】テキスト像を含む試験パターンを、プリン
タに装入されている研磨されそして陽極酸化されたアル
ミニウム印刷版材料に書き込んだ。版を取り出しそして
OZASOL RC515でゴム引きした。
【0085】次いで、版をインキとしてK+E800を
使用しそしてファウンティン(fountain)とし
てロタマテイック(Rotamatic)を使用するハ
イデルベルグ(Heidelberg)GTO52平版
印刷機に取り付けた。20,000枚までの優秀なコピ
ーが得られた。
【0086】実施例3 装入の前にインキを1M NaOHでpH7に調節した
ことを除いて実施例1を繰り返した。やはり、像形成、
ゴム引き及び印刷の後、優秀なコピーが得られた。
【0087】実施例4 像形成の後版をゴム引きしなかったことを除いて、実施
例1を繰り返した。やはり優秀なコピーが得られた。
【0088】実施例5〜12 下表1に記載の如きリン含有基を含んで成る他の親油化
剤をEMPHOS PS810の代わりに使用したこと
を除いて、実施例1を繰り返した。すべての化合物は一
般式(II)により表される。化合物の商標及びその供
給者を該表に加える。
【0089】
【表6】
【0090】比較実施例13 インキ溶液中に親油化剤を使用しなかったことを除い
て、実施例1を繰り返した。像形成、ゴム引き及び印刷
の後、良好なコピーを得ることはできなかった。像はイ
ンキを受容する傾向を示さなかった。
【0091】実施例14〜28 前記の式表から取った他の代表的な親油化化合物を下記
の手順を使用して試験した。親油化剤を0.1〜2%w
/wの濃度でイソプロパノールに溶解させた。次いでイ
ンキ流体の6μlの小滴を上記の如き平版の電気化学的
に研磨及び陽極酸化されたアルミニウム受容体(lit
hographic electrochemical
ly grained and anodised a
luminum receiver)上にジェッティン
グした。版をアブディック(ABDICK)360プリ
ンタに取り付けそしてインキとしてファン・ソン・ラバ
ーベース(VAN SON RUBBERBASE)
(van Son Co.の登録商標)及びファウンテ
ィンとして2%テイム(TAME)(Anchor/L
ithochemko Co.の商標)を使用して局部
的親油性を試験した。小滴像のインキ吸収(ink u
ptake)を評価した。
【0092】結果を表2に要約する。
【0093】
【表7】
【0094】この実施例及び先の実施例は、本発明に従
って使用された化合物の優れた親油化性(oleoph
ilizing properties)を明らかに示
している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルク・バン・ダメ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 レオ・エルブラント ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ペーター・ヘンドリクス ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 Fターム(参考) 2C056 EA24 FB01 2H084 AA25 BB04 BB13 CC05 2H086 BA18 BA59 4J039 BA29 BC12 BC33 BC36 BC37 BC38 BC54 BC56 GA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の小滴を平版受容体の表面にインキ
    ジェット印刷により情報通りに分配することを含んで成
    る平版印刷版の製造方法において、該流体が親油化剤を
    含有し、該親油化剤はその化学構造において該平版受容
    体の該表面と反応することができるリン含有基を有する
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 該親油化剤が、下記一般式(I) 【化1】 式中、R12及びR13は各々独立に置換もしくは未置
    換の飽和もしくは不飽和脂肪族鎖、置換もしくは未置換
    のアリール又はヘテロアリール基を表し;R12及びR
    13は環を形成することができ;X1、X2、X3及びX4
    は独立に酸素又は硫黄から選ばれ;MはX4の負の電荷
    を相殺するためのプロトン又は対イオンである、により
    表される請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 該親油化剤が、一般式(II) 【化2】 式中、nは0とは異なる整数であり;M及びNは独立に
    ホスフェートの負の電荷を相殺するためのプロトン又は
    対イオンから選ばれ;Rは置換もしくは未置換の飽和も
    しくは不飽和脂肪族鎖、又は置換もしくは未置換のアリ
    ールもしくはヘテロアリール基を表す、により表される
    請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 該親油化剤が、一般式(III) 【化3】 式中、R14は置換もしくは未置換の飽和もしくは不飽
    和脂肪族鎖、又は置換もしくは未置換のアリールもしく
    はヘテロアリール基を表し;R15はX6の負の電荷を
    相殺するための水素又は対イオン、置換もしくは未置換
    の飽和もしくは不飽和脂肪族鎖、又は置換もしくは未置
    換のアリールもしくはヘテロアリール基を表し;R14
    及びR15は環を形成することができ;X5、X6及びX
    7は独立に酸素又は硫黄から選ばれ;MはX7の負の電荷
    を相殺するためのプロトン又は対イオンである、により
    表される請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 該親油化剤が、一般式(IV) 【化4】 式中、R16及びR17は各々独立に置換もしくは未置
    換の飽和もしくは不飽和脂肪族鎖、置換もしくは未置換
    のアリールもしくはヘテロアリール基、OR20、NR21
    22、SR23又はN(YR18)(M)を表し;R20
    至R23は独立に負の電荷を相殺するための水素又は対イ
    オン、置換もしくは未置換の飽和もしくは不飽和脂肪族
    鎖、又は置換もしくは未置換のアリールもしくはヘテロ
    アリール基を表し;すべてのR基は環を形成することが
    でき;Xは酸素又は硫黄を表し;Yは酸素又はNR19
    を表し;R18及びR19は独立に水素、置換もしくは
    未置換の飽和もしくは不飽和脂肪族鎖、置換もしくは未
    置換のアリールもしくはヘテロアリール基、又はアシル
    基から選ばれ;R18及びR19は環を形成することが
    でき;Mは負の電荷を相殺するための水素又は対イオン
    である、により表される請求項1に記載の方法。
JP2001155417A 2000-05-25 2001-05-24 インキジェットによるコンピュータツウプレート Pending JP2002046248A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP00201858.8 2000-05-25
EP20000201858 EP1157825B1 (en) 2000-05-25 2000-05-25 Computer-to-plate by ink jet

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002046248A true JP2002046248A (ja) 2002-02-12

Family

ID=8171552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001155417A Pending JP2002046248A (ja) 2000-05-25 2001-05-24 インキジェットによるコンピュータツウプレート

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1157825B1 (ja)
JP (1) JP2002046248A (ja)
DE (1) DE60010437T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004115803A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Hewlett-Packard Development Co Lp 添加剤を用いてパドリングを低減させたインクジェットインク

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0217979D0 (en) * 2002-08-02 2002-09-11 Eastman Kodak Co Method and substrate for the preparation of a printing plate
GB0217976D0 (en) * 2002-08-02 2002-09-11 Eastman Kodak Co Method for the preparation of a printing plate
EP1401190B1 (en) 2002-09-17 2013-05-29 Agfa Graphics N.V. Sub dot phase modulation for computer to plate inkjet system
US6742886B1 (en) 2003-01-21 2004-06-01 Kodak Polychrome Graphics Lle Ink jet compositions for lithographic printing
US7217502B2 (en) 2003-03-27 2007-05-15 Eastman Kodak Company Nanopastes for use as patterning compositions
US7081322B2 (en) 2003-03-27 2006-07-25 Kodak Graphics Communications Canada Company Nanopastes as ink-jet compositions for printing plates
US7094503B2 (en) 2003-03-27 2006-08-22 Kodak Graphics Communications Canada Company Nanopastes for use as patterning compositions
US6921626B2 (en) 2003-03-27 2005-07-26 Kodak Polychrome Graphics Llc Nanopastes as patterning compositions for electronic parts
EP1477308B1 (en) * 2003-05-14 2006-07-19 Agfa-Gevaert Computer-to-plate inkjet printing method
US6981446B2 (en) 2003-07-08 2006-01-03 Eastman Kodak Company Ink-jet imaging method
US7056643B2 (en) 2003-10-09 2006-06-06 Eastman Kodak Company Preparation of a printing plate using ink-jet
DE602005020479D1 (de) * 2005-12-20 2010-05-20 Agfa Graphics Nv Tintenstrahldruckfarbe zur Herstellung von lithographischen Druckplatten und deren Herstellungsverfahren
WO2007071550A1 (en) * 2005-12-20 2007-06-28 Agfa Graphics Nv Inkjet ink for preparing lithographic printing plates and method for their preparation
EP1803780B1 (en) * 2005-12-20 2009-03-25 Agfa Graphics N.V. Contrast dyes for inkjet lithographic printing plates
DE602005009383D1 (de) * 2005-12-20 2008-10-09 Agfa Graphics Nv Verfahren zur Herstellung einer Flachdruckplatte.
US9163158B1 (en) 2011-09-04 2015-10-20 VIM Technologies, Inc. Water based fluid for producing ready to press direct inkjet image-able lithographic printing plates
US9333737B1 (en) 2012-12-03 2016-05-10 VIM Technologies, Inc. Methods of preparing lithographic printing members by imagewise deposition and precursors suitable therefor

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225081A (ja) * 1985-07-26 1987-02-03 Fujitsu Ltd 平版製版印刷方法及び装置
GB9711428D0 (en) * 1997-06-04 1997-07-30 Eastman Kodak Co Printing plate and method of preparation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004115803A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Hewlett-Packard Development Co Lp 添加剤を用いてパドリングを低減させたインクジェットインク

Also Published As

Publication number Publication date
DE60010437T2 (de) 2005-05-12
DE60010437D1 (de) 2004-06-09
EP1157825B1 (en) 2004-05-06
EP1157825A1 (en) 2001-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6906019B2 (en) Pre-treatment liquid for use in preparation of an offset printing plate using direct inkjet CTP
EP0900142B1 (en) Materials useful in lithographic printing plates
EP1157825B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
US20040125188A1 (en) Digital offset lithographic printing
US6526886B2 (en) Computer-to-plate by ink jet
US6457413B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
EP1157828B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
US20120060710A1 (en) Inkjet-imageable lithographic printing members and methods of preparing and imaging them
US6662723B2 (en) Computer-to-plate by ink jet
US6523472B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
EP1211063B1 (en) Process for making lithographic printing plates by ink jet printing
US5970873A (en) Imaging and printing methods to form imaging member by formation of insoluble crosslinked polymeric sol-gel matrix
EP1157826B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
EP1157827B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
US6523473B2 (en) Computer-to-plate by ink jet
US6852363B2 (en) Preparation of lithographic printing plate by computer-to-plate by ink jet method utilizing amidine-containing oleophilizing compound
EP1219415B1 (en) Ink-jet method for preparing lithographic printing plates
EP1442895B1 (en) A method for preparation of a lithographic printing plate and a lithographic printing plate produced by said method
EP1477308B1 (en) Computer-to-plate inkjet printing method
JP2003048299A (ja) ネガティブ作用性印刷版の作製法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080319