JP2003048299A - ネガティブ作用性印刷版の作製法 - Google Patents

ネガティブ作用性印刷版の作製法

Info

Publication number
JP2003048299A
JP2003048299A JP2002140114A JP2002140114A JP2003048299A JP 2003048299 A JP2003048299 A JP 2003048299A JP 2002140114 A JP2002140114 A JP 2002140114A JP 2002140114 A JP2002140114 A JP 2002140114A JP 2003048299 A JP2003048299 A JP 2003048299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing plate
compound
ink
lithographic printing
compounds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002140114A
Other languages
English (en)
Inventor
Damme Marc Van
マルク・バン・ダメ
Johan Loccufier
ヨハン・ロキユフイエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JP2003048299A publication Critical patent/JP2003048299A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/10Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme
    • B41C1/1066Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by spraying with powders, by using a nozzle, e.g. an ink jet system, by fusing a previously coated powder, e.g. with a laser

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑でなく、安価なインキジェットプリンタ
ーのみを必要とし、昼光環境中でプロセス全体を行うこ
とができる、通常の印刷版と同じ版特性及び平版印刷特
性を有するネガティブ作用性平版印刷版の作製法を提供
すること。 【解決手段】 インキジェット印刷によるネガティブ作
用性平版印刷版の作製法を開示する。この方法は平版支
持体及び水性アルカリ性現像液中で可溶性のポリマー性
結合剤を含有する画像形成層を含む平版印刷版前駆体を
用いる。前駆体は、該水性アルカリ性現像液中における
該結合剤の溶解度を低下させることができる化合物を含
むインキジェット液により画像通りに印刷される。現像
の後、ネガティブ作用性印刷版が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、特別な型のインキジェット液
を用いるインキジェット印刷による平版印刷版の作製法
に関する。
【0002】
【発明の背景】印刷の従来の方法には凸版印刷、グラビ
ア印刷及びオフセット平版印刷が含まれる。これらの印
刷法のすべては画像のパターンでインキを転写するため
の版を必要とし、それは通常効率のために回転印刷機の
版胴上に搭載される。凸版印刷では、画像パターンが版
上に隆起した領域の形態で与えられ、それがインキを受
容し、それを刷りによって記録媒体上に転写する。対照
的にグラビア印刷胴は、記録媒体上に堆積させるために
インキを受容するスクリーン目又はくぼみの系列を含有
する。
【0003】従来のオフセット平版印刷の場合、印刷さ
れるべき画像はインキ反発性(疎油性もしくは親水性)
背景上におけるインキ受容性(親油性)領域のパターン
として版上に存在する。湿式システムでは、インキ供給
の前に湿し(dampenig)(又は「湿し(fou
ntain))液を最初に供給することによって、必要
なインキ反発性が与えられる。通常の予備増感平版印刷
版はフォトポリマー又はジアゾニウム化学に基づくUV
感受性コーティングを有する。版は画像を保有するマス
クを介してUV−露出されねばならない。マスクは、ハ
ロゲン化銀化学に基づき、カメラもしくはイメージ−セ
ッターによる露出を含み且つさらに湿式処理を含む写真
法により作製されるグラフィックアートフィルムであ
る。用いられる版の型に依存して(ネガティブもしくは
ポジティブ)、非−画像領域もしくは画像領域が可溶化
され、それにより親油性と親水性領域に版を分化させ
る。この従来の方法の欠点は、必要でやっかいな、湿式
処理を含む写真の中間フィルムの作製である。さらに別
の欠点は、印刷版自身の湿式処理である。
【0004】印刷に導くグラフィックデザインプロセス
に改革を起こすことでコンピューターが出現して、写真
的な中間物質をもはや必要としない簡便且つ安価なダイ
レクト刷版(computer−to−plate)シ
ステムを開発する広範囲の努力があった。近年では、種
々の化学的システム及び露出法に基づくこれらのシステ
ムのいくつかが市場に導入されている。例えばAgfa
−Gevaert N.V.の商標であるSETPRT
INT材料はハロゲン化銀DTR化学に基づいており、
光−様式の露出及び処理の後に相補的な親油性及び親水
性領域を生ずる写真コーティングを保有するポリエチレ
ンテレフタレートベースから成る。光−様式の露出に基
づいているが、親水性アルミニウムベースを有する他の
システムは、Agfa−Gevaert N.V.の商
標であるLITHOSTARである。強力な赤外レーザ
ーによるヒートモード露出に基づくシステムはTHER
MOSTARと呼ばれ、これもAgfa−Gevaer
t N.V.の商標である。
【0005】新しいダイレクト刷版システムの多くは大
きく、複雑且つ高価である。それらは大きな印刷会社に
より、それらの印刷運転のプリプレスプロセスを合理化
し、それらの顧客により与えられるグラフィックデザイ
ンのデジタル情報への迅速な交換及び応答を利用するた
めの手段として用いられるために設計されている。平版
印刷を用いている多くの比較的小さいプリンターのため
の経済的且つ有効なダイレクト刷版システムを求める強
い要求がまだある。
【0006】これらの比較的小さいプリンターの要求を
満たすために、平版印刷版の作製において用いるための
複数の電子的ノン−インパクト印刷システムが研究され
てきた。これらの中のまず第1に、例えば米国特許第
5,304,443号及びその中の引用文献に記載され
ているようなレーザー印刷システムがあった。平版印刷
のための経済的且つ簡便なダイレクト刷版作製のために
注目を受けてきた他のノン−インパクト印刷システム
は、例えば米国特許第4,958,564号に記載され
ているような熱転写印刷である。
【0007】近年、インキジェットプリンターがコンピ
ューターのための最も人気のあるハードコピー出力プリ
ンターとしてレーザープリンターに取って替わってき
た。インキジェットプリンターのいくつかの競争的利点
は、低コスト及び信頼性である。インキジェット印刷シ
ステムは比較的迅速な画像出力システムであり、それは
複雑な光学システムを必要としないので簡単な構造を有
している。最近、平版印刷版の作製のためのインキジェ
ットプリンターの使用を提案するいくつかの報告が文献
中にある。
【0008】日本公開62−25081においては、親
油性液体又は流体(oleophilic liqui
d or fluid)インキがインキジェット印刷に
より平版印刷版の親水性アルミニウム表面上に印刷され
た。チタネートもしくはシランカップリング剤がインキ
中に存在した。
【0009】平版印刷版の作製のためのインキジェット
印刷装置がPCT WO 94/11191に記載され
ている。それは疎水性印刷版上に疎水性もしくは親水性
物質を堆積させることを目的としている。
【0010】米国特許第5,501,150号におい
て、インキジェット印刷により銀−還元可能な画像を形
成する材料を含有する液体インキと親水性媒体のセット
が金属銀画像の形成のために用いられ、それは十分に疎
水性の銀画像の形成のための湿式処理に続いて、平版印
刷版を与えると言われている。
【0011】インキが液体型のインキではなくて固体又
は相変化型のインキであるインキジェット印刷が、オフ
セット版の表面上に熱ワックスを堆積させるために米国
特許第4,833,486号に記載されている。ワック
スが冷却されるとそれは固化し、それにより印刷版を与
える。固体のインキジェット印刷は、ワックスもしくは
樹脂画像がその熱可塑性、化学的性質及び接着性のため
に限られた耐久性を有し、媒体上の固化したインキジェ
ット滴の量及び丸い形は液体のインキジェット印刷で見
られる本来の解像性を有していない点で、平版印刷版の
ために重大な欠点を有する。
【0012】例えば日本公開63−109,052にお
けるように、感光性平版印刷版ブランクに不透明画像も
しくはマスクパターンを適用するためのインキジェット
印刷の使用における先行技術もある。次いでブランクを
インキジェット画像されたマスクパターンを介して露出
し、次いで通常の手段により処理し、平版印刷版を得
る。この方法は通常の平版印刷版の材料及び処理をその
まま保留しており、それを介して通常の版を露出するフ
ォトマスクの代わりとしてインキジェット印刷を用いて
いるだけである。かくしてこの方法は版作製法の複雑性
及び費用を増しており、版の疎水性画像のためにインキ
ジェットインキ画像に依存してはいない。米国特許第
5,495,803号は印刷版用のフォトマスクの作製
のための固体もしくは相変化型のインキジェット印刷を
記載している。
【0013】インキジェット印刷システムの使用による
印刷版の作製法のさらに別の例として、日本特許出願公
開(Japanese Kokai Publicat
ion)第113456/1981号は、インキ−反発
性材料(例えば硬化可能なシリコーン類)をインキジェ
ット印刷により印刷版上に印刷することによる印刷版の
作製法を提案している。この方法により得られる印刷版
は、基質の表面上に形成されるインキ−反発性材料が非
−画像部分として働く凹版印刷版である。結果として、
印刷される蔭領域における画像又は反転した線の解像度
はあまり良くない。さらに、印刷版の表面のほとんどを
占める非−画像部分全体の上にインキ−反発性材料を堆
積させねばならないので、この方法では多量のインキが
必要であり、それにより印刷プロセスを遅らせる。
【0014】US−P−5 511 477は:フォト
ポリマーインキ組成物を用いるインキジェット印刷によ
り基質上にポジティブもしくはネガティブ画像を形成
し、場合により約30℃〜260℃の温度に予備加熱
し、得られる印刷された基質をUV線に供し、それによ
り該インキ組成物を硬化させて該画像を形成することを
含むフォトポリマー性レリーフ型印刷版の作製法を開示
している。これは、時として該インキの高い蒸気圧及び
毒性のために、いやな方法である。
【0015】US−P−5 312 654は:インキ
吸収層及び基質と吸収層の間の親水性化層を有する基質
上に光重合可能なインキ組成物を用いるインキジェット
印刷により画像を形成し、それを該インキ組成物が増感
されている波長領域内の化学光に露出し、画像を硬化す
ることを含む平版印刷版の作製法を開示している。該印
刷版の印刷耐久性は低い。
【0016】日本特許出願公開第69244/1992
号は、親水性処理に供された記録材料上に光硬化可能な
成分を含有する疎水性インキを用いるインキジェット印
刷により印刷画像を形成し、表面全体を化学光に露出す
る段階を含む印刷版の作製法を開示している。しかしな
がら、平版印刷版のために用いられるべき基質の表面は
通常、優れた親水性及び保水性を得るために、機械的研
磨、陽極酸化又は親水性処理のような種々の処理に供さ
れる。従って、非常に高い表面張力を有するインキ組成
物の使用でさえ、インキのスプレッディングの故の基質
の表面上の劣った画像及び低い印刷耐久性を生ずる。
【0017】EP−A−533 168は、インキ印刷
の後に除去されるインキ吸収層を平版ベースにコーティ
ングすることによる該インキスプレッディングを避ける
ための方法を開示している。これは不経済でやっかいな
方法である。
【0018】1988年5月のResearch Di
sclosure 289118は、インキが疎水性ポ
リマーラテックスであるインキジェットを用いる印刷版
の作製法を開示している。しかしながら該印刷版は悪い
インキ受容性及び低い印刷耐久性を有する。
【0019】EP−A−003 789は親油性インキ
を用いるインキジェット法によるオフセット印刷版の作
製法を開示している。該インキがいかにして製造される
かは示されていないが、実施例からそれが人工のラテッ
クスに関連していることが明らかであり、それは製造が
困難である。
【0020】JN−57/038142はブランク印刷
版上にインキ画像を形成することによる、及び又、この
画像−形成領域にトナーを粘着させることによってこの
画像を熱的に定着させることによる印刷版の作製法を開
示している。インキの組成は言及されておらず、トナー
の組成のみが開示されている。
【0021】JN−07/108667は、インキジェ
ット書き込みの時点に導電性支持体にバイアス電圧を適
用することによる、静電引力型インキセットシステムに
従い、表面層が親水性にされた導電性支持体上に親水性
物質を含有するインキ画像を形成し、それを乾燥又は硬
化させる版−作製法を開示している。これはやっかいな
方法である。
【0022】US−P−5,213,041は、熱融解
可能な成分を含有する噴射可能な物質を用いるジェット
印刷により、版表面上に画像形成堆積物を射出する、印
刷のための再使用可能な印刷版の作製法を開示してい
る。画像は画像形成堆積物を形成し、それを可変周波数
且つ可変出力の誘導加熱器を用いて印刷版の表面に融着
させる。
【0023】WO 97/43122に従うと、遷移金
属錯体及び有機カルボニル化合物より成る群から選ばれ
る反応性成分を含むインキジェット液により平版印刷版
が作製される。好ましい態様では、反応性化合物は1種
もしくはそれより多い有機酸のクロム錯体を含む。
【0024】WO 00/46034において、少なく
とも1面上の親水性多孔質層及び親水性多孔質層に接着
されたインキ受容性熱可塑性画像層を有する基質を含
み、ここでインキ受容層が低い表面エネルギー及び酸を
用いて少なくとも部分的に中和された複数の第3級アミ
ン部位を有するポリマーを含有している印刷可能な媒体
が開示されている。さらに、第3級アミン部位を有する
ポリマーを液体中で、インキジェット印刷により親水性
多孔質層上に適用する方法が開示されている。類似の液
体がWO 00/46038に開示されている。
【0025】WO 97/39894に、感熱性組成物
及びそれを用いる平版印刷形態(lithotraph
ic printing form)の作製法が開示さ
れている。平版ベース上に好ましくはフェノール樹脂及
びフェノール樹脂と熱的にもろい錯体を形成する化合物
の錯体をコーティングする。この錯体は非錯体化フェノ
ール樹脂より現像液中で可溶性が低い。さらにレーザー
吸収性材料が存在することができる。錯体が例えば高−
出力IR−線により画像通りに加熱されると、錯体は壊
れて非−錯体化フェノール樹脂が現像液中に溶解するの
を許す。ポジティブ作用性印刷版が得られる。この記述
はWO 98/42507においてさらにみがきをかけ
られ、そこでは特殊な溶解阻害剤が開示されている。
【0026】EP 864420に、水性アルカリ性溶
液中で可溶性のポリマーを含む層及びIR−感受性最上
層を平版ベース上に含む、ポジティブ作用性平版印刷版
の作製のための感熱性画像形成要素が提供されている。
画像通りに露出されると、最上層に浸透するか、又はそ
れを可溶化する水性アルカリ性溶液の容量が変化する。
【0027】上記で引用した参照文献に従うヒートモー
ドに基づく平版印刷版前駆体は、高価で寿命の短い高出
力IR露出装置が備えられた複雑で高価なプレートセッ
ター装置をそれらが必要とするという欠点を示す。さら
にそれらの作用様式はポジティブ作用性に限られてい
る。
【0028】本発明は感熱性平版印刷版前駆体について
の記述への代替品(alternative)を提供す
る。
【0029】
【発明の目的】本発明の目的は、ネガティブ作用性であ
る平版印刷版の作製法を提供することである。
【0030】本発明のさらに別の目的は、複雑でなく且
つ比較的安価なインキジェットプリンターのみを必要と
する平版印刷版の作製法を提供することである。
【0031】本発明のさらにもっと別の目的は、プロセ
ス全体を昼光環境中で行うことができる平版印刷版の作
製法を提供することである。
【0032】本発明のさらにもっと別の目的は、通常の
印刷版と同じ版特性及び平版印刷特性を有する平版印刷
版の作製法を提供することである。
【0033】
【発明の概略】上記の目的は、以下の段階 (1)平版支持体ならびに水性アルカリ性現像液中に可
溶性のポリマー性結合剤を含有する画像形成層を含む平
版印刷版前駆体を準備し、(2)該水性アルカリ性現像
液中における該ポリマー性結合剤の溶解度を低下させる
ことができる溶解阻害剤化合物を溶媒担体中に含むこと
を特徴とする流体の滴を、インキジェット印刷により該
平版印刷版前駆体の表面上に画像通りに分配し、(3)
画像形成された平版印刷版前駆体を乾燥して少なくとも
部分的に流体の溶媒担体を除去し、(4)画像形成され
乾燥された平版印刷版前駆体を水性アルカリ性現像液で
処理し、それにより非−画像形成領域を除去することを
順番に含むネガティブ作用性平版印刷版の作製法を提供
することにより実現される。
【0034】最終的結果は、通常の版の版特性を有する
ネガティブ作用性印刷版である。好ましくは(pref
erentially)画像形成層は、UV−露出され
ると結合剤の水性アルカリ性現像液溶解度に影響を与え
得る光化学的化合物を含有していない。その場合、安全
光条件の必要なくプロセス全体を昼光環境中で行うこと
ができる。
【0035】
【発明の詳細な記述】本発明の必須の要素はインキジェ
ット流体及び印刷版前駆体の組成であり、それをここで
詳細に説明する。
【0036】−インキジェット液の組成 本発明に従って用いられる新規なインキジェット流体は
液体担体及び水性アルカリ性現像液中における画像形成
層のポリマー性結合剤の溶解度を低下させることができ
る少なくとも1種の化合物を含む。この化合物を下記で
「溶解阻害剤化合物」とも呼ぶ。そのような「溶解阻害
剤化合物」は例えばWO 98/42507から既知で
ある。これらの化合物は極性官能基を有しており、それ
が芳香族環上のヒドロキシル基との水素結合のための受
容体部位として働く。受容体部位は高い電子濃度を有す
る原子であり、好ましくは陰性第1列元素から選ばれ
る。有用な極性基はケト基(ビニログエステルを含む)
を含む。スルホン、スルホキシド、チオン、ホスフィン
オキシド、ナイトレート、イミド、アミド、チオール、
エーテル、アルコール、ウレアならびにニトロソ、ア
ゾ、アゾキシ、ニトロ及びハロ基のような他の基も有用
であり得る。一般にそのような化合物は少なくとも約
0.5、好ましくは少なくとも約5、最も好ましくは少
なくとも約15の「阻害因子」を有するのが望ましい。
この値が高い程、化合物は本発明においてより有用であ
る。
【0037】与えられる化合物に関する阻害因子は、S
hih et al,Macromolecules,
Vol.27,p.3330(1994)により記載さ
れている方法を用いて容易に測定され得る。阻害因子
は、コーティングされる層における阻害剤濃度の関数と
して現像速度の対数をプロットすることにより得られる
線の傾きである。現像速度は、IEEE Trans.
Electron Devices,ED−27,92
1(1980)においてMeyerhoferにより記
載されている通り、レーザー干渉測定により簡便に測定
される。
【0038】報告されている所望の性質を有する代表的
化合物(括弧内に溶解阻害因子を挙げる)にはキサント
ン類(2.26)、フラバノン類(6.80)、フラボ
ン類(18.3)、2,3−ジフェニル−1−インデノ
ン類(23.6)、ピロン類(チオピロンを含む)及び
1’−(2’−アセトナフトニル)ベンゾエートを含む
がこれらに限られない芳香族ケトン類が含まれ、α−及
びβ−ナフトフラボン(それぞれ49.1及び46.
6)、2,6−ジフェニル−4H−ピラン−4−オン、
2,6−ジフェニルピロン、2,6−ジフェニルチオピ
ロン、2,6−ジ−t−ブチルチオピロン及び2,6−
ジフェニル−4H−チオピラン−4−オンのような化合
物が含まれる。α−ナフトフラボン、2,6−ジフェニ
ル−4H−ピラン−4−オン及び2,6−ジフェニル−
4H−チオピラン−4−オンを含むがこれらに限られな
いフラボン類及びピロン類が好ましい。
【0039】他の種類の溶解阻害剤化合物はWO/39
894中に開示されており、この参照文献では「可逆的
不溶化剤化合物」とも呼ばれている。
【0040】有用な種類の可逆的不溶化剤化合物は、少
なくとも1個の窒素原子が第4級化されているか、複素
環式環中に導入されているか、又は第4級化され且つ複
素環式環中に導入されている窒素−含有化合物である。
有用な第4級化窒素含有化合物の例はトリアリールメタ
ン染料、例えばCrystal Violet(CIベ
ーシックバイオレット 3)及びEthyl Viol
et、FlexoBlue 630(BASF AGか
ら商業的に入手可能なトリアリールメタン染料)ならび
にテトラアルキルアンモニウム化合物である。
【0041】より好ましくは、可逆的不溶化剤化合物は
窒素−含有複素環式化合物である。適した窒素−含有複
素環式化合物の例はキノリン及びトリアゾール類、例え
ば1,2,4−トリアゾールである。
【0042】最も好ましくは、可逆的不溶化剤化合物は
第4級化複素環式化合物である。適した第4級化複素環
式化合物の例はイミダゾリニウム化合物、例えばすべて
Mona Industriesの商品名であるMON
AZOLINE C、MONAZOLINE 0、MO
NAZOLINE CY及びMONAZOLINET、
キノリニウム化合物、例えば1−エチル−2−メチルキ
ノリニウムヨーダイド及び1−エチル4−メチルキノリ
ニウムヨーダイドならびにベンゾチアゾリウム化合物、
例えば3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウムヨー
ダイドならびにピリジニウム化合物、例えばセチルピリ
ジニウムブロミド、エチルビオロゲンジブロミド及びフ
ルオロピリジニウムテトラフルオロボレートである。
【0043】有用には、キノリニウムもしくはベンゾチ
アゾラウム化合物はカチオン性シアニン染料、例えばD
ye A(下記の式を参照されたい)、Quinold
ine Blue及び3−エチル−2−[3−(3−エ
チル−2(3H)−ベンゾチアゾリリデン)−2−メチ
ル−1−プロペニル]ベンゾチアゾリウムヨーダイドで
ある。Dye A
【0044】
【化1】
【0045】さらに別の有用な種類の可逆的不溶化剤化
合物はカルボニル官能基含有化合物である。適したカル
ボニル含有化合物の例はa−ナフトフラボン、−ナフト
フラボン、2,3−ジフェニル−1−インデンオン、フ
ラボン、フラバノン、キサントン、ベンゾフェノン、N
−(4−ブロモブチル)フタルイミド及びフェナントレ
ンキノンである。
【0046】可逆的不溶化剤化合物は一般式Q1
(O)n2の化合物あることができ、式中、Q1は場合
により置換されていることができるフェニル又はアルキ
ル基を示し、nは0、1又は2を示し、Q2はハロゲン
原子又はアルコキシ基を示す。好ましくはQ1はC1-4
ルキルフェニル基、例えばトリル基又はC1-4アルキル
基を示す。好ましくはnは1又は特に2を示す。好まし
くはQ2は塩素原子又はC1 -4アルコキシ基、特にエトキ
シ基を示す。
【0047】他の有用な可逆的不溶化剤化合物はアクリ
ジンオレンジ塩基(acridine orange
base)(CI Solvent Orange 1
5)である。
【0048】他の有用な可逆的不溶化剤化合物はフェロ
セニウム化合物、例えばフェロセニウムヘキサフルオロ
ホスフェートである。
【0049】「溶解阻害剤化合物」は0.01〜10、
好ましくは0.01〜8重量%の量でインキ中に存在す
ることができる。
【0050】「溶解阻害剤化合物」が均一な溶液又は安
定なコロイド分散液の形態にあり、それがプリンターヘ
ッドのノズルを通過できることが必要である。
【0051】液体担体は水又は有機溶媒あるいはそれら
の組合わせである。特定の液体担体の選択は特定のイン
キジェットプリンターならびにインキジェット印刷に用
いられているインキジェットプリンティングヘッド及び
カートリッジとのその適合性に依存する。用いられてい
るインキ−ジェット法:ピエゾ、サーマル、バブルジェ
ット(登録商標)又は連続インキジェットに依存して、
水に基づく、及び溶剤(solvent)に基づくイン
キの両方を本発明で用いることができる。
【0052】液体担体は画像形成層のための溶媒である
ことができるか、あるいはそれは溶媒と非溶媒の混合物
であることができる。不溶化剤と水性アルカリ性現像液
中で可溶性のポリマーの間の優れた相互作用を得るため
に、液体担体は画像形成層を溶解するか、もしくは膨潤
させることができる溶媒を少なくとも部分的に含有しな
ければならない。
【0053】水性インキのためには水が好ましい媒体で
あるが、水性組成物は1種もしくはそれより多い水混和
性溶媒、例えば多価アルコール類、例えばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチルングリコー
ル又はトリメチロールプロパンを含むことができる。そ
のような多価アルコール類は、インキがプリントヘッド
のオリフィスで乾燥してしまうのを防ぐいわゆる保湿剤
として働く。水性組成物中の水性担体媒体の量は30〜
99.995、好ましくは50〜95重量%の範囲内で
あることができる。インキのための担体媒体として有機
溶媒、例えばアルコール類、ケトン類又はアセテート類
を用いることもできる。
【0054】インキジェット法に関して既知の通り、ジ
ェットの速度、滴の分離長、滴寸法及び流れの安定性
は、水性組成物の表面張力及び粘度によって大きく影響
される。インキ−ジェット印刷システムで用いるために
適したインキ−ジェットインキは20〜60、好ましく
は30〜50ダイン/cmの範囲内の表面張力を有して
いることができる。少量の界面活性剤の添加により水性
インキにおける表面張力の調節を行うことができる。用
いられるべき界面活性剤の量は簡単な試行錯誤実験を介
して決定され得る。いくつかのアニオン性及びノニオン
性界面活性剤がインキ−ジェット技術分野において既知
である。市販の界面活性剤にはAir Product
sからの商品名であるSYRFINOL TMシリー
ズ;DuPontからの商品名であるZONYL TM
シリーズ;3Mからの商品名であるFLUORAD T
Mシリーズ及びCyanamidからの商品名であるA
EROSOL TMシリーズが含まれる。
【0055】さらに、インキは水性アルカリ性現像液の
可溶化効果に対する抵抗性を向上させることができる1
種もしくはそれより多い化合物を含むことができる。そ
のような化合物は以下の種類: (a)ポリアルキレンオキシド単位を含む化合物; (b)シロキサン類ならびに (c)多価アルコールのエステル類、エーテル類及びア
ミド類から選ばれることができる。
【0056】さらなる詳細はWO 99/21725中
に見いだされ得る。
【0057】インキの粘度は好ましくは室温で20mP
a.s以下、例えば1〜10、好ましくは1〜5mP
a.sである。
【0058】インキはさらに他の成分を含むことができ
る。時間を経てインキ中に存在し得る望ましくない微生
物成長を予防するために殺生物剤を加えることができ
る。インキ中に場合により存在することができる追加の
添加剤には増粘剤、pH調整剤、緩衝剤、導電性強化
剤、乾燥剤及び脱泡剤が含まれる。
【0059】平版印刷受容体上に画像を噴射した後に画
像コントラストを強化するために、染料を加えることが
できる。多くの染料及び顔料がインキジェット法に適し
ていることが既知である。適した染料はさらに担体媒体
(すなわち水に基づくか又は溶剤に基づく)中における
それらの適合性ならびに親油化剤との適合性に基づいて
選ばれ、すなわちそれらは凝析を生じてはならない。水
性インキのために特に好ましいのはアシッドブラック
(acid black)のようなアニオン性染料であ
る。
【0060】−平版印刷版前駆体の組成 −(a)平版印刷受容体 支持体は印刷版に適したいずれの支持体であることもで
きる。典型的な支持体には金属性及びポリマー性シート
又は箔が含まれる。好ましくは、金属性表面を有する支
持体が用いられる。好ましくは、金属性表面は酸化され
る。本発明の特に好ましい態様では、陽極酸化されたア
ルミニウム表面を有する支持体が用いられる。平版印刷
版のための支持体は典型的には、例えば電気化学的研磨
により研磨され、次いで例えば硫酸及び/又はリン酸を
用いる陽極酸化法により陽極酸化されたアルミニウムか
ら作られる。研磨及び陽極酸化の両方法は当該技術分野
において周知であり、本明細書にさらに記載する必要は
ない。画像の書き込みの後、印刷版に通常の方法で印刷
インキを用いてインキ供給することができ、印刷機上で
版を用いることができる。インキ供給の前に天然ゴム、
例えばアラビアゴム又は合成ゴム、例えばカルボキシメ
チルセルロースの水溶液を用いて版を処理することがで
き、それは印刷の技術分野において周知である。
【0061】本発明と関連する他の様式に従うと、親水
性表面を有する平版ベースは柔軟性支持体、例えば架橋
された親水性層が設けられた紙又はプラスチックフィル
ムを含む。特に適した架橋された親水性層は、ホルムア
ルデヒド、グリオキサール、ポリイソシアナート、メラ
ミン型架橋剤、炭酸ジルコニルアンモニウム、チタネー
ト架橋剤又は加水分解されたテトラアルキルオルトシリ
ケートのような架橋剤を用いて架橋された親水性結合剤
から得ることができる。後者が特に好ましい。
【0062】親水性結合剤として親水性(コ)ポリマ
ー、例えばビニルアルコール、アクリルアミド、メチロ
ールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、ア
クリレート酸(acrylate acid)、メタク
リレート酸(methacrylate acid)、
ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレートのホモポリマー及びコポリマーあるいは無水
マレイン酸/ビニルメチルエーテルコポリマーを用いる
ことができる。用いられる(コ)ポリマー又は(コ)ポ
リマー混合物の親水度は好ましくは、少なくとも60重
量パーセント、好ましくは80重量パーセントの程度ま
で加水分解されたポリ酢酸ビニルの親水度と同じか、又
はそれより高い。
【0063】本態様に従って用いられる平版ベースにお
ける架橋された親水性層は好ましくは、層の機械的強度
及び多孔度を向上させる物質、例えば金属酸化物粒子も
含有し、それは二酸化チタン又は他の金属酸化物の粒子
である。これらの粒子の導入は架橋された親水性層の表
面に微視的丘と谷から成る均一な粗いきめを与え、それ
は背景領域における水のための保存場所として働くと思
われる。好ましくはこれらの粒子はベリリウム、マグネ
シウム、アルミニウム、ケイ素、ガドリニウム、ゲルマ
ニウム、ヒ素、インジウム、錫、アンチモン、テルル、
鉛、ビスマス、チタン又は遷移金属の酸化物もしくは水
酸化物である。特に適した無機粒子はアルミニウム、ケ
イ素、ジルコニウム又はチタンの酸化物もしくは水酸化
物であり、親水性層の最高で75重量%の量で用いられ
る。無機顔料は0.005μm〜10μmの範囲の粒度
を有することができる。
【0064】本発明に従って用いるために適した架橋さ
れた親水性層の特定の例は、EP−A−601 24
0、GB−P−1 419 512、FR−P−2 3
00354、US−P−3 971 660、US−P
−4 284 705及びEP−A 514 490に
開示されている。
【0065】本態様と関連する平版ベースの柔軟性支持
体として、プラスチックフィルム、例えば基質化ポリエ
チレンテレフタレートフィルム、基質化ポリエチレンナ
フタレートフィルム、酢酸セルロースフィルム、ポリス
チレンフィルム、ポリカーボネートフィルムなどを用い
るのが特に好ましい。プラスチックフィルム支持体は不
透明又は透明であることができる。
【0066】−(b)画像形成層 画像形成層は画像形成組成物をコーティングすることに
より適用され、それをここでさらに詳細に説明する。
【0067】本発明に従って用いられる画像形成組成物
中に存在するポリマー性結合剤は水−不溶性であるがア
ルカリ−可溶性のポリマーである。好ましいのはヒドロ
キシ、カルボン酸、アミノ、アミド及びマレイミドから
選ばれる官能基を含むポリマーである。適した種類の化
合物には(メタ)アクリル酸のアルキル(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリル酸ニトリルなどとのコポリマ
ー、クロン酸(cronic acid)のアルキル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸ニトリルな
どとのコポリマー、ビニル酢酸のアルキル(メタ)アク
リレートとのコポリマー、無水マレイン酸の場合により
置換されていることができるスチレンとのコポリマー、
無水マレイン酸のコポリマーのエステル、ヒドロキシル
基含有ポリマーのジ−もしくはポリカルボン酸の無水物
とのエステル、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
トのアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル
酸ニトリルなどとのコポリマー、アリルアルコールの場
合により置換されていることができるスチレンとのコポ
リマー、ビニルアルコールのアルキル(メタ)アクリレ
ート又は他の重合可能な不飽和化合物とのコポリマー、
十分な数の遊離のヒドロキシル基を有する限りポリウレ
タン類、エポキシ樹脂、ポリエステル、部分的に加水分
解された酢酸ビニルコポリマー、遊離のヒドロキシル基
を有するポリビニルアセタールが含まれる。
【0068】他の好ましい化合物には4−ヒドロキシス
チレンの3−メチル−4−ヒドロキシスチレン又は4−
メトキシスチレンとのコポリマー、(メタ)アクリル酸
のスチレンとのコポリマー、マレイミドの例えばスチレ
ンとのコポリマー、ヒドロキシもしくはカルボキシ官能
基化セルロースが含まれる。
【0069】しかしながら、特に適した化合物はノボラ
ック樹脂、レゾール樹脂及びフェノール性ヒドロキシ基
を有するポリビニル化合物を含むフェノール樹脂であ
る。
【0070】ノボラック樹脂は最も好ましい型である。
それらは一般に酸触媒の存在下におけるフェノール類及
びアルデヒド、例えばホルムアルデヒド又はフェノール
−アルデヒド縮合を経ることができるアルデヒド−放出
化合物の縮合反応により製造されるポリマーである。典
型的なノボラック樹脂にはフェノール−ホルムアルデヒ
ド樹脂、クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノー
ル−クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂、p−t−ブチ
ルフェノール−ホルムアルデヒド樹脂及びピロガロール
−アセトン樹脂が含まれるがこれらに限られるわけでは
ない。そのような化合物は周知であり、例えば米国特許
第4,308,368号、米国特許第4,845,00
8号、米国特許第5,437,952号及び米国特許第
5,491,046号、米国特許第5,143,816
号及びGB 1,546,633に記載されている。特
に有用なノボラック樹脂は通常の条件を用いてm−クレ
ゾール又はフェノールをホルムアルデヒドと反応させる
ことにより製造される。
【0071】例えばビス−フェノールAとホルムアルデ
ヒドの縮合生成物を含む、「レゾール樹脂」として既知
のフェノール樹脂も本発明において有用である。
【0072】さらに別の有用なフェノール性結合剤樹脂
はフェノール性ヒドロキシル基を有するポリビニル化合
物である。そのような化合物にはポリヒドロキシスチレ
ン及びヒドロキシスチレンの繰り返し単位を含有するコ
ポリマーならびにハロゲン化ヒドロキシスチレンの繰り
返し単位を含有するポリマー及びコポリマーが含まれる
がこれらに限られるわけではない。そのようなポリマー
は例えば米国特許第4,845,008号(上記で記載
した)に記載されている。
【0073】他の有用なノボラック類は米国特許第4,
306,010号及び米国特許第4,306,011号
に記載されている。さらに別の有用なフェノール樹脂は
米国特許第5,368,977号に記載されている。
【0074】上記の樹脂の混合物を用いることもできる
が、好ましくは単一の樹脂、例えばノボラックが本発明
の画像形成組成物中の結合剤樹脂として存在する。
【0075】水性アルカリ性現像液中に可溶性のポリマ
ー性結合剤と別に、画像形成組成物は必要に応じて種々
の添加剤を含有することができる。例えば水性アルカリ
性現像可能性を向上させるために環状酸無水物、フェノ
ール類、有機酸及びスルホニル化合物を用いることがで
きる。
【0076】環状酸無水物の例には米国特許第4,11
5,128号に記載されているような無水フタル酸、テ
トラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水
物、3,6−エンドキシ−Δ4−テトラヒドロフタル酸
無水物、テトラクロロフタル酸無水物、無水マレイン
酸、クロロマレイン酸無水物、α−フェニルマレイン酸
無水物、無水コハク酸及びピロメリト酸無水物が含まれ
る。
【0077】フェノール類の例にはビスフェノールA、
p−ニトロフェノール、p−エトキシフェノール、2,
4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4
−トリヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシベン
ゾフェノン、4,4’,4”−トリヒドロキシトリフェ
ニルメタン及び4,4’,3”,4”−テトラヒドロキ
シ−3,5,3’,5’−テトラメチルトリフェニルメ
タンなどが含まれる。
【0078】有機酸の例には例えばJP−A Nos.
60−88,942及び2−96,755に記載されて
いるようなスルホン酸、スルフィン酸、アルキル硫酸、
ホスホン酸、ホスフェート及びカルボン酸が含まれる。
これらの有機酸の具体的な例にはp−トルエンスルホン
酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルフ
ィン酸、エチル硫酸、フェニルホスホン酸、フェニルホ
スフィン酸、リン酸フェニル、リン酸ジフェニル、安息
香酸、イソフタル酸、アジピン酸、p−トルイル酸、
3,4−ジメトキシ安息香酸、3,4,5−トリメトキ
シ安息香酸、フタル酸、テレフタル酸、4−シクロヘキ
セン−1,2−ジカルボン酸、エルカ酸、ラウリン酸、
n−ウンデカン酸、アスコルビン酸、ビスヒドロキシフ
ェニルスルホン、メチルフェニルスルホン、ジフェニル
ジスルホンなどが含まれる。
【0079】画像形成組成物中に含有される環状酸無水
物、フェノール又は有機酸の量は好ましくは0.05〜
20重量%の範囲内である。
【0080】さらに、画像形成組成物はノニオン性及び
/又は両性界面活性剤を追加的に含むことができる。ノ
ニオン性界面活性剤の特定の例にはソルビタントリステ
アレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタント
リオレート、ステアリン酸モノグリセリド、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルなどが含まれる。両性
界面活性剤の特定の例にはアルキルジ(アミノエチル)
グリシン、アルキルポリアミノエチルグリシンの塩酸
塩、2−アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−テトラデシ
ル−N,N−ベタイン、例えばDai−ichi Ko
gyo Seiyaku Co.,の商品名であるAM
OGEN Kが含まれる。
【0081】版の色を調整するために少量の染料を加え
ることができる。これらの染料の特定の例にはOil
Yellow No.101、Oil Yellow
No.103、Oil Pink No.312、Oi
l Green BG、Oil Blue BOS、O
il Blue No.603、Oil BlackB
Y、Oil Black BS、Oil Black
T−505(すべてChemical Industi
res,Co.,の商品名)、Victoria Pu
re Blue、Crystal Violet(C.
I.42555)、Methyl Violet(C.
I.42535)、Ethyl Violet、Rho
damine B(C.I.145170B)、Mal
achite Green(C.I.42000)、M
ethylene Blue(C.I.52015)な
どが含まれる。
【0082】さらに、コーティングされる層に柔軟性を
与えるために、必要なら可塑剤を本発明のネガティブ−
型画像形成組成物に加えることができる。可塑剤の例に
はブチルフタリル、ポリエチレングリコール、クエン酸
トリブチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フ
タル酸ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、リン酸トリク
レシル、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル、オレ
イン酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸もしくはメ
タクリル酸のオリゴマー又はポリマーなどが含まれる。
【0083】さらに、必要なら光により分解する化合
物、例えばキノンジアジド類又はジアゾ化合物を画像形
成組成物に加えることができる。組成物に加えられる化
合物の量は、好ましくは組成物の固体の合計重量に基づ
いて1〜10重量%の範囲内である。
【0084】画像形成層上における網点形成を制御する
ために、追加の最上受容層を適用することができる。こ
の層は処理特性を撹乱してはならない。従って層の厚さ
は1μm未満、好ましくは0.5μm未満でなければな
らない。水に基づくインキジェットインキの網点寸法を
減少させることができるいずれのポリマーを用いること
もできる。特に好ましいのは水溶性ポリマー、例えばポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、セルロー
ス誘導体、デキストランなどである。そのようなポリマ
ーをアニオン的もしくはカチオン的に改質することがで
きる。両方の改質が非−改質化合物より好ましい。
【0085】−インキジェット印刷法及び現像 下記で簡単に説明するような既知のインキジェット法の
いずれによっても本発明の画像通りのインキジェット印
刷段階(2)を行うことができる。
【0086】インキジェット印刷では、印刷装置と受容
体の間の物理的接触なしで、インキ液の小さい滴が直接
インキ受容体表面上に射出される。印刷装置は印刷デー
タを電子的に保存し、滴を画像−通りに噴射するための
機構を制御する。紙を横切ってプリントヘッドを、ある
いはその逆に動かすことによって印刷が行われる。イン
キジェットプリンターについての初期の特許にはUS
3,739,393、US 3,805,273及びU
S 3,891,121が含まれる。
【0087】数種の方法でインキ滴の噴射を行うことが
できる。第1の型の方法では、圧力波パターンの適用に
より連続滴流が作られる。この方法は連続インキジェッ
ト印刷として既知である。第1の態様では、滴流が静電
的に帯電し、偏向させられ、再収集される滴と、非帯電
のままであり、偏向せずにそれらの進路を進み続けて画
像を形成する滴に分けられる。あるいは又、帯電して偏
向した流れが画像を形成し、非帯電非偏向ジェットが再
収集される。連続インキジェット印刷のこの変法では、
いくつかのジェットが種々の程度に偏向させられ、かく
して画像を記録する(多偏向システム(multide
flection system))。
【0088】第2の方法に従うと、インキ滴を「オンデ
マンド(on demand)」(「DOD」又は「ド
ロップオンデマンド(drop on deman
d)」法)で作ることができ、その方法では、印刷装置
は受容体上での画像形成に滴が用いられる場合のみにそ
れを噴射し、それによって滴の帯電、偏向のハードウェ
ア及びインキ再収集の複雑性を避けている。ドロップ−
オン−デマンドでは、圧電変換器の機械的動きにより作
られる圧力波により(いわゆる「ピエゾ法」)、又は不
連続な熱的押出により(いわゆる「バブルジェット」法
又は「サーマルジェット」法)、インキ滴を形成するこ
とができる。
【0089】本発明では、記載する特別な液体を用いて
印刷版前駆体を画像通りにインキジェット印刷する(段
階2)。
【0090】感熱性印刷版前駆体のための高価なプレー
トセッター装置の代わりに、比較的安価なインキジェッ
ト装置のみが必要であることは、本発明の特別な利点で
ある。
【0091】画像通りの印刷の後、印刷版前駆体を乾燥
し(段階3)、液体の溶媒担体を少なくとも部分的に除
去する。次いで印刷版前駆体を水性アルカリ性現像液で
処理する(段階4)。水性アルカリ性現像液により、当
該技術分野における熟練者に既知の通常の版のためのポ
ジティブ−及びネガティブ現像液を意味する。pHは中
性(pH=7)から強いアルカリ性(pH=14)まで
の範囲であることができる。ネガティブ現像液の例はO
ZASOL EN 223(Agfa−Gevaert
N.V.の商品名)であり;ポジティブ現像液の例は
OZASOLEP26、OZASOL EP 262
A、OZASOL EP 240及びGB50(すべて
Agfa−Gevaert N.V.の商品名)であ
る。
【0092】水性アルカリ性現像液中におけるポリマー
性結合剤の可溶性のために、非−画像形成領域は完全に
除去され、親水性平版支持体が現れる。他方、溶解阻害
剤の作用のために、画像形成領域は全く除去されない
か、又は部分的に除去されるだけで、それらは印刷プロ
セスにおいてインキ−受容領域として働くことができ
る。場合による濯ぎ及びゴム引きの後、最終的結果は通
常の版の版特性を有するネガティブ作用性印刷版であ
る。UV−露出されると結合剤の水性アルカリ性現像液
安定性に影響し得る光化学的化合物を画像形成層が含有
していないので、プロセス全体を昼光環境中で行うこと
ができる。
【0093】ここで本発明を以下の実施例により例示す
るが、それらに制限されることはない。
【0094】
【実施例】実施例1 印刷版前駆体の製造 50.3gのテトラヒドロフランを18.8gのALV
ANOL SPN452(DOWANOL PM中のノ
ボラック樹脂の40%溶液;Clariantから商業
的に入手可能)、29.9gのDOWANOL PM及
び1.02gの3,4,5−トリメトキシ安息香酸と混
合した。DOWANOL PMは1−メトキシ−2−プ
ロパノールである(Dow Co.の登録商標)。
【0095】この溶液を、研磨され且つ陽極酸化された
アルミニウム支持体上に14μmの湿潤コーティング厚
さでコーティングし、1.1g/m2の乾燥画像形成組
成物を得た。
【0096】流体の調製 1gのFlexo Blue 630(BASF AG
からの商品名)を70gの水と30gのイソプロパノー
ルの混合物中に溶解することにより、流体を調製した。
濾過の後、あらかじめ空にされ且つ清浄化されたEps
on STYLUS COLOR 900(Epson
Co.の商標)インキ−ジェットプリンターのインキ
カートリッジ中に溶液を入れた。
【0097】テキスト画像(text image)を
含有するテストパターンを、Epson Stylus
Color 900インキ−ジェットプリンター中に
装填された画像形成(image forming)上
に噴射した。
【0098】次に版をGB50現像液中に20℃で15
秒間浸漬した。次いで版を水で濯ぎ、OZASOL R
C795(Agfa−Gevaert N.V.の登録
商標)を用いてゴム引きした。画像層組成物の非−画像
形成領域が平版支持体から除去され、ネガフィブ作用性
印刷版が得られた。
【0099】次に、インキとしてK+E800 SKI
NNEX BLACK(BASFAGから入手可能)及
び湿し液としてRota−Matic(Unigraf
ica GmbHから入手可能)を用いるHeidel
berg GTO52平版印刷機上に版を搭載した。優
れたコピーが得られた。実施例2 網点のスプレッディング特性を制御するために印刷版前
駆体の画像形成層の最上に0.5g/m2のデキストラ
ン層をコーティングした以外は実施例1を繰り返した。
【0100】実施例1からの流体を用い、あらかじめ空
にされ且つ清浄化されたEpsonStylus Co
lor 900インキ−ジェットプリンターのインキカ
ートリッジ中に入れた。
【0101】テキスト画像を含有するテストパターン
を、Epson Stylus Color 900イ
ンキ−ジェットプリンター中に装填された画像形成上に
噴射した。
【0102】次に版をGB50現像液中に20℃で15
秒間浸漬した。次いで版を水で濯ぎ、Ozasol R
C795を用いてゴム引きした。画像層組成物の非−画
像形成領域が平版支持体から除去され、ネガフィブ作用
性印刷版が得られた。
【0103】次に、インキとしてK+E800 SKI
NNEX BLACK及び湿し液としてRota−Ma
ticを用いるHeidelberg GTO52平版
印刷機上に版を搭載した。優れたコピーが得られた。実施例3 以下の方法を用いて種々の「溶解阻害化合物」の水性現
像液を低下させる能力(aqueous develo
per reducing capacity)を調べ
た。
【0104】「溶解阻害化合物」を1%の濃度で溶媒担
体中に溶解した。次に流体の6μlの滴を実施例1に明
示した印刷版前駆体上に噴射した。流体の溶媒担体を除
去するために滴を50℃で乾燥した。次に版をGB50
現像液中に20℃で10秒間浸漬した。次いで版を水で
濯いだ。
【0105】画像形成層の滴−領域が現像液中に溶解し
ない場合、化合物は本発明で用いるのに適している。
【0106】
【表1】
【0107】*:Tegoglide 410:ポリエ
ーテルシロキサンコポリマーであって、ポリエーテルは
エチレングリコール及びプロピレングリコール単位から
成る; **:Tegoprotect 5001:ヒドロキシ
−官能基性シリコーンポリアクリレート; 両者ともTego Chemie Service G
mbH,Essen Germanyの商品名。
【0108】調べた化合物のすべてが適した溶解阻害化
合物であることが、表から明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41N 1/14 B41J 3/04 101Z (72)発明者 ヨハン・ロキユフイエ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 Fターム(参考) 2C056 FB01 2H084 AA25 AE05 BB02 BB04 BB13 CC05 2H086 BA01 BA05 BA15 BA16 BA18 BA19 BA33 BA34 BA35 BA59 BA62 2H114 AA04 AA30 BA10 DA08 DA21 DA42 DA43 DA51 DA58 DA59 DA61

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の段階(1)平版支持体ならびに水
    性アルカリ性現像液中に可溶性のポリマー性結合剤を含
    有する画像形成層を含む平版印刷版前駆体を準備し、
    (2)該水性アルカリ性現像液中における該ポリマー性
    結合剤の溶解度を低下させることができる溶解阻害剤化
    合物を溶媒担体中に含むことを特徴とする流体の滴を、
    インキジェット印刷により該平版印刷版前駆体の表面上
    に画像通りに分配し、(3)画像形成された平版印刷版
    前駆体を乾燥して少なくとも部分的に流体の溶媒担体を
    除去し、(4)画像形成され乾燥された平版印刷版前駆
    体を水性アルカリ性現像液で処理し、それにより非−画
    像形成領域を除去することを順番に含むネガティブ作用
    性平版印刷版の作製法。
  2. 【請求項2】 該溶解阻害剤化合物がケト基を有する化
    合物である請求項1に従う方法。
  3. 【請求項3】 該ケト基を有する化合物がキサントン、
    フラバノン、フラボン、2,3−ジフェニル−1−イン
    デノン、ピロン、チオピロン及び1’−(2’−アセト
    ナフチル)ベンゾエートより成る群から選ばれる請求項
    2に従う方法。
  4. 【請求項4】 該溶解阻害剤化合物がN−第4級化N−
    含有化合物である請求項1に従う方法。
  5. 【請求項5】 該N−第4級化N−含有化合物が第4級
    化Nを有するトリアリールメタン染料及びテトラアルキ
    ルアンモニウム化合物より成る群から選ばれる請求項4
    に従う方法。
  6. 【請求項6】 該溶解阻害剤がN−含有複素環式化合物
    である請求項4に従う方法。
  7. 【請求項7】 該N−含有複素環式化合物がトリアゾー
    ル類及びキノリン類から選ばれる請求項6に従う方法。
  8. 【請求項8】 該溶解阻害剤がN−第4級化N−含有複
    素環式化合物である請求項4に従う方法。
  9. 【請求項9】 該N−第4級化N−含有複素環式化合物
    がイミダゾリニウム化合物、キノリニウム化合物、ベン
    ズチアゾリウム化合物及びピリジニウム化合物より成る
    群から選ばれる請求項8に従う方法。
  10. 【請求項10】 該キノリニウムもしくはベンズチアゾ
    リウム化合物がカチオン性シアニン染料である請求項9
    に従う方法。
  11. 【請求項11】 該液体がさらに以下の種類: (a)ポリアルキレンオキシド単位を含む化合物、
    (b)シロキサン類及び(c)多価アルコールのエステ
    ル類、エーテル類及びアミド類から選ばれる化合物を含
    む請求項1〜10のいずれかに従う方法。
  12. 【請求項12】 水性アルカリ性現像液中に可溶性の該
    ポリマー性結合剤がヒドロキシル、カルボン酸、アミ
    ノ、アミド及びマレイミドから選ばれる官能基を含む請
    求項1〜11のいずれかに従う方法。
  13. 【請求項13】 水性アルカリ性現像液中に可溶性であ
    り且つヒドロキシル官能基を含む該ポリマー性結合剤が
    フェノール樹脂である請求項12に従う方法。
  14. 【請求項14】 該フェノール樹脂がノボラック樹脂で
    ある請求項13に従う方法。
  15. 【請求項15】 該溶解阻害剤化合物が0.1重量%〜
    8重量%の範囲の量で該液体中に存在する請求項1〜1
    4のいずれかに従う方法。
  16. 【請求項16】 該平版印刷版前駆体がさらに該水性ア
    ルカリ性現像液中で除去可能な親水性最上層を含む請求
    項1〜15のいずれかに従う方法。
  17. 【請求項17】 該親水性最上層がデキストラン、ポリ
    ビニルアルコール、ポリビニルピロリドンならびにセル
    ロース及びセルロース誘導体より成る群から選ばれるポ
    リマーを含む請求項16に従う方法。
  18. 【請求項18】 該画像形成層及び該最上層が、UV−
    露出されると該ポリマー性結合剤の水性アルカリ性現像
    液溶解度に影響を与え得る光化学的化合物を含有してい
    ない請求項1〜17のいずれかに従う方法。
  19. 【請求項19】 該平版支持体の表面が金属性である請
    求項1〜18のいずれかに従う方法。
  20. 【請求項20】 該金属性表面が、研磨され且つ陽極酸
    化されたアルミニウム表面である請求項19に従う方
    法。
  21. 【請求項21】 該平版支持体がポリマー樹脂支持体及
    び架橋された親水性層を含む請求項1〜18のいずれか
    に従う方法。
  22. 【請求項22】 該架橋された親水性層が無機顔料を含
    む請求項21に従う方法。
  23. 【請求項23】 該無機顔料がベリリウム、マグネシウ
    ム、アルミニウム、ケイ素、ガドリニウム、ヒ素、イン
    ジウム、錫、アンチモン、テルル、鉛、ビスマス、チタ
    ン又は遷移金属の酸化物又は水酸化物から選ばれる請求
    項22に従う方法。
JP2002140114A 2001-05-17 2002-05-15 ネガティブ作用性印刷版の作製法 Withdrawn JP2003048299A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP01000150.1 2001-05-17
EP20010000150 EP1258349B1 (en) 2001-05-17 2001-05-17 Method for the preparation of a negative working printing plate

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003048299A true JP2003048299A (ja) 2003-02-18

Family

ID=8176040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002140114A Withdrawn JP2003048299A (ja) 2001-05-17 2002-05-15 ネガティブ作用性印刷版の作製法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1258349B1 (ja)
JP (1) JP2003048299A (ja)
DE (1) DE60110214T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8641622B2 (en) 2004-10-06 2014-02-04 Guided Therapy Systems, Llc Method and system for treating photoaged tissue

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6981446B2 (en) 2003-07-08 2006-01-03 Eastman Kodak Company Ink-jet imaging method
US7056643B2 (en) * 2003-10-09 2006-06-06 Eastman Kodak Company Preparation of a printing plate using ink-jet
WO2005064413A1 (ja) 2003-12-26 2005-07-14 Asahi Kasei Chemicals Corporation 凸版印刷用水現像感光性樹脂版

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738141A (en) * 1980-08-20 1982-03-02 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Manufacture of printing plate
US5695908A (en) * 1994-12-27 1997-12-09 Mitsubishi Paper Mills, Limited Process for preparing printing plate
US5750314A (en) * 1995-12-05 1998-05-12 Howard A. Fromson Method for selectively imaging a lithographic printing plate
CA2225567C (en) * 1996-04-23 2003-01-21 Horsell Graphic Industries Limited Heat-sensitive composition and method of making a lithographic printing form with it
US6090532A (en) * 1997-03-21 2000-07-18 Kodak Polychrome Graphics Llc Positive-working infrared radiation sensitive composition and printing plate and imaging method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8641622B2 (en) 2004-10-06 2014-02-04 Guided Therapy Systems, Llc Method and system for treating photoaged tissue

Also Published As

Publication number Publication date
DE60110214D1 (de) 2005-05-25
EP1258349B1 (en) 2005-04-20
EP1258349A1 (en) 2002-11-20
DE60110214T2 (de) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6739260B2 (en) Method for the preparation of a negative working printing plate
US6772687B2 (en) Method for the preparation of a lithographic printing plate
US7608388B2 (en) Inkjet-imageable lithographic printing members and methods of preparing and imaging them
US6526886B2 (en) Computer-to-plate by ink jet
EP1157825B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
US6457413B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
EP1157828B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
EP1266750B1 (en) Method for preparation of a lithographic printing plate
US6662723B2 (en) Computer-to-plate by ink jet
EP1157826B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
US6523472B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
EP1211063B1 (en) Process for making lithographic printing plates by ink jet printing
EP1157827B1 (en) Computer-to-plate by ink jet
US6523473B2 (en) Computer-to-plate by ink jet
US6852363B2 (en) Preparation of lithographic printing plate by computer-to-plate by ink jet method utilizing amidine-containing oleophilizing compound
EP1258349B1 (en) Method for the preparation of a negative working printing plate
EP1219415B1 (en) Ink-jet method for preparing lithographic printing plates
EP1477308B1 (en) Computer-to-plate inkjet printing method
US20050005795A1 (en) Ink-jet imaging method
JP2005181964A (ja) 感熱性平版印刷版前駆体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050421

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080225