JPH01228977A - アスコルビン酸誘導体及びアスコルビン酸誘導体からなる抗酸化剤 - Google Patents

アスコルビン酸誘導体及びアスコルビン酸誘導体からなる抗酸化剤

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JPH01228977A
JPH01228977A JP63055289A JP5528988A JPH01228977A JP H01228977 A JPH01228977 A JP H01228977A JP 63055289 A JP63055289 A JP 63055289A JP 5528988 A JP5528988 A JP 5528988A JP H01228977 A JPH01228977 A JP H01228977A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アスコルビン酸誘導体及びその製造方法並び
にアスコルビン酸誘導体からなる抗酸化剤に関する。
[従来の技術1 アスコルビン酸は、酸化防止作用を有し、食品の褐変防
止、風味の保持、鮮度保持等を目的に用いられている。
しかしながら、アスコルビン酸は分解を受けやすく、長
期間にわたって上記効果を奏することは困難なことがあ
る。
し発明が解決しようとする課題] 従って本発明の第1の目的は、アスコルビン酸の上記欠
点を解消した新規アスコルビン酸誘導体を提供すること
にあり、また本発明の第2の目的は、上記の新規アスコ
ルビンl誘導体の製造方法を提供することにあり、さら
に本発明の第3の目的は、アスコルビン酸誘導体からな
る抗酸化剤を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の第1の目的は、 R4OOH (式中R1は複素環含有アルキル基、アルキルカルボニ
ルアルキル基、アリールカルボニルアル4ル基及び末端
アルコキシ基の炭素数が7以上であるアルコキシカルボ
ニルアルキル ら選択される基である) で示されるアスコルビン酸誘導体によって達成された。
また本発明の第2の目的は、 (式中R1は、複素環含有アルキル基、アルキルカルボ
ニルアルキル基、アリールカルボニルアルキル基及び末
端アルコキシ基の炭素数が7以上であるアルコキシカル
ボニルアルキル基からなる群から選択される基である) で示される化合物を酸で処理し、該化合物中のジオキソ
ラン環を開環し、vic−グリコール基を形成すること
を特徴とする、一般式 (式中R1は上記一般式(n)において定義したとおり
である) で示されるアスコルビン酸誘導体の製造方法によって達
成された。
ざらに本発明の第3の目的は、 一般式 (式中R2はアルキル基、複素環含有アルキル基、アラ
ルキル基、ヒドロキシカルボニルアルキル基、アルコキ
シカルボニルアル ニルアルキル ル基からなる群から選択される基である)で示されるア
スコルビンPILxe体からなることを特徴とする抗酸
化剤によって達成された。
なお、本発明の新規アスコルビンM誘導体を示す一般式
(Ia)中のILRlと、本発明の抗酸化剤を構成づる
アスコルビン酸誘導体を示す一般式(IA>中の基R2
とでは、そこに定義された置換基の数が異なり、R1は
4種であるが、R2はこの4種を含む合計6種である。
また−殺伐(Ia)中の基R1におけるアルコキシカル
ボニルアルキル基は、末端アルコキシ基の炭素数が7以
上のものに限定されているのに対して、−殺伐(工A)
中の基R2におけるアルコキシカルボニルアルキル基は
このような限定がない。このことは、新規アスコルビン
酸誘導体を規定した一般式(Ia)に含まれないアスコ
ルビン酸誘導体も本発明の抗酸化剤として使用し得るこ
とを意味するものである。
先ず本発明の新規アスコルビン酸誘導体について説明す
る。
本発明の新規アスコルビン酸誘導体は、−殺伐で示され
るものであり、式中R1は複素環含有アルキル基、アル
キルカルボニルアルキル基、アリールカルボニルアルキ
ル基及び末端アルコキシ基の炭木数が7以上であるアル
コキシカルボニルアルキル基からなる群から選択される
基である。
ここに複素環含有アルキル基としては、環内に1〜3個
の窒素原子を有する複素環含有アルキル基が好ましく、
その例として、−殺伐 (式中、R3は、アルキレン基であり、場合により分岐
鎖を有していても良い) で表わされるものが挙げられる。特に好ましい複素環含
有アルキル基は、ピリジルメチル基、ピリミジルメチル
基、トリアジルメチル基等である。
またアルキルカルボニルアルキル基としては、−殺伐 %式% (式中、R4は、アルキレン基であり、場合により分岐
鎖を有していても良く、R5はアルキル基であり、場合
により分岐鎖を有していても良い)で表わされるものが
挙げられる。特に好ましいアルキルカルボニルアルキル
基は一〇H2ーCOーCH 、−CH −CO−C2H
5 等である。
さらにアリールカルボニルアルキル基としては、−殺伐 %式% (式中、R6は、アルキレン基であり、場合により分岐
鎖を有していも良く、Arはアリール基であり、場合に
より環上に置換基を有していも良い)で示されるものが
挙げられる。特に好ましいアリールカルボニルアルキル
林は、−CH2−CO−C6H5 等である。
また末端アルコキシ基の炭素数が7以上であるアルコキ
シカルボニルアルキル基としては、−殺伐 %式% (式中、R6はアルキレン基であり、場合により分岐鎖
を有していても良く、R7は炭素数7以上のアル4ル基
であり、場合により分岐鎖を有していても良い) で示されるものが挙げられ、特に好ましいアルコキシカ
ルボニルアルキル On−C1oH21等である。
本発明の新規アスコルビン酸誘導体は、優れた抗酸化作
用を有し、食品酸化防止剤や美白化粧料として好ましく
使用することができる。
次に、上記−殺伐(Ia>の新規アスコルビン酸誘導体
を製迩するための本発明の方法について説明する。
本発明の方法においては、出発物質として、−殺伐 (式中R1は、複素環含有アルキル基、アルキルカルボ
ニルアルキル基、アリールカルボニルアル1ル基及び末
端アルコ4シ基の炭素数が7以上であるアルコキシカル
ボニルアルキル基からなる群から選択される基である) で示される化合物を使用する。
この式(n)の化合物は、アスコルビン酸を常法により
ケタール化することにより、式で示される5.6−0−
イソプロピリデンアスコルビン酸を得た後、これを−殺
伐 (式中、R は−殺伐(1)中の基R1と同一であり、
Xはハロゲン原子である) で示される有機ハライドと反応させて、式(III)の
化合物の3位の水酸基をエーテル化することにより得ら
れる。この脱ハロゲン化水素反応は、周知のウィリアム
ソン反応に準じて行なっても良いが、相間移動触媒を用
い有機相−水相系で行なっても良い。
本発明の方法によれば、上で得られた一般式(II)の
化合物を出発物質にし、これを酸で処理し、該化合物中
のジオキソラン環を開環し、vic−グリコール基を形
成することにより、目的とする一般式(Ia)のアスコ
ルビン酸誘導体を術る。
・  この反応に用いられる酸としては、塩酸、酢酸、
VIM、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、
カンファースルホンM等が挙げられる。また反応はメタ
ノール、エタノール、ジオキサン、テトラヒドロフラン
、1,2−ジメトキシエタンから選ばれる1種又は2種
以上の有機溶媒中で行なうのが好ましい。
次に本発明の抗酸化剤について説明する。
本発明の抗酸化剤は上述の如く一般式 で示されるアスコルビン酸誘導体からなるものであり、
式中の基R2は、既に述べたように新規アスコルビン酸
誘導体を示す一般式(Ia)中の基R1よりも広く、従
って一般式(IA>のアスコルビン酸誘導体は既知化合
物をも包含する。
すなわち、基R は、基R1と同様の4種の置換基(複
素環含有アルキル基、アルキルカルボニルアルキル基、
アリールカルボニルアルキル基及びアルコキシカルボニ
ルアルキル基)を含むが、これ以外に更にアルキル基及
びヒドロキシカルボニルアルキル基の2種の置換基を包
含する。ここに上記の置換基における「アルキル」とは
直鎖又は分岐アルキル基を意味する。また−殺伐(Ia
)中の基R1において、アルコキシカルボニルアルキル
基は末端アルコキシ基の炭素数が7以上のものに限定さ
れるが、−殺伐(IA)中の基R1においてはそのよう
な限定がなく、広範囲のアルコキシカルボニルアルキル
基を包含する。
−殺伐(IA)で示される、これらのアスコルビン酸誘
導体は、ラジカル消去能を有し、抗酸化剤として好まし
く用いられる。またアスコルビン酸や従来のアスコルビ
ンM誘導体に比へ安定性に優れている点で右利である。
[実施例1 以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1[新規アスコルビン酸誘導体(Ia)の製造1 (11L−5,6−0−イソプロピリデンアスコルビン
酸の合成 アスコルビン1K18(lをアセトン750ae中で攪
拌し、40℃に加温した。塩化アセチル20−を加え、
攪拌をFAlブスラリー層を形成ゼしめた。
3晴間後氷冷し析出した沈澱を濾取した。沈澱を漏斗上
で冷アセトン−〇−ヘキサン(3ニア)混液にて洗浄し
た後、減圧不乾燥(シリカゲル)した。
アセトンから再結晶を行いL−5,6−0−イソプロピ
リデンアスコルビンM(融点206〜208℃)を19
09得た。
(21L−5,6−0−イソプロピリデン−3−0−ベ
ンゾイルメチルアスコルビン酸の合成(1)で得られた
化合物4.32gを30−のDMSOl、:溶解し、N
aHCO31,789を加え苗温にて30分間攪拌した
。臭化フェナシル4.379を加え40℃に加温し18
時間Wll¥した。冷接H2O8(7を加え4NF酸に
てpH5とし、醋酸1チル(100Id×2)で抛とう
した。有機層を合し、水、飽和塩酸水で洗浄、硫酸ナト
リウムにて脱水後、減圧下に濃縮した。
得られた油状物をシリカゲルカラムク0マドグラフイー
に付し、ベンゼン−酢酸1プル混液にて溶出し、L−5
,6−イツブロビリデンー3−〇−ベンゾイルメチルア
スコルビン酸誘導体を得た。
+31  L−3−0−ペンゾイルメグ−ルアスコルビ
ン酸の合成 (2)で得られた化合物3.3gをテトラヒドロフラン
−メタノール<3:1)混液40dに溶解し2NJl!
i酸10jli!を加え室温にて20時間攪拌した。反
応液を減圧下に濃縮し、残漬をII醋酸エチル石油エー
テルから再結晶しし−3−0−ベンシルメチルアスコル
ビン酸く表−1中の化合物No、 112に相当)を傳
た。
得られた本発明の化合物No112は後述の抗酸化剤試
験に供した。
製jへ実施例2[新規アスコルビン酸誘導体(Ia)の
製造] 製造実施例1と同様にして後掲の表−1に示したW層化
合物No、 110及び115を術た。
これらの化合物も後)本の抗酸化剤試験に供した。
製造実施例3[新規アスコルビン酸誘導体(Ia)の製
造] fllL−5,6−イツブロピリデンー3−〇−(3−
ピコイル)アスコルビン酸の合成NaHCO31,66
gを蒸留水40−に溶解し、メチルエチルケトン80a
!!を加え、これに製造実施例1の中で得られたL−5
,6−0−イソプロピリデンアスコルビン1104.3
29を加え攪拌した。3−ピコイルクロライド3゜26
!7、NaHCO31,66SF、臭化テトラブヂルア
ンモニウム1.60gをこれに加え70℃に加温し10
時間激しく攪拌した。有機層を分取し、水層を4N塩酸
にて0114とし、醋酸エチル1.00−と振とうした
。有機層を合し、水洗後、@酸ナトリウムにて脱水、こ
れを減圧下に濃縮した。得られた残漬をシリカゲ力ラム
クロマトグラフィーに付しベンゼン−酢酸1チル湿液で
溶出しし−5,6−イツブロピリデンー3−0− (3
−ピコイル)アスコルビン酸を得た。
t2)  L−3−0−(3−ピコイル)アスコルビン
酸の合成 (1)で得られた化合物を用いた以外は実施例1の(3
)と同様に操作し、ベンゼン−石油エーテルより再結晶
することによりL−3−0−(3−ピコイル)アスコル
ビン酸(表−1において化合物No、 113に対応)
を得た。
得られた本発明の化合物No、 113は後述の抗酸化
剤試験に供した。
製造参考例1[Iyi規アスコルビン酸誘導体(IA)
に含まれるその他のア スコルビンM誘導体の製造] 製造実施例1と同様にして、後掲の表−1に示した化合
物NQ101,102,103,104.105,10
6,107,108,109゜111及び114を得た
得られたこれらの化合物も後述の抗酸化剤試験に供した
(以下余白) 試験例1(安定ラジカルを用いて調べた抗酸化作用) M、S、プロイスの方法(ネイブヤ−(Nature)
181巻、1199頁、1958年]に従って、安定フ
リーラジカルであるα、α−ジフェニルーβ−ピクリル
ヒドラジル(DPPH)の還元活性を調べ、抗酸化作用
の指標とした。すなわち、0゜1 mHD P P H
エタノール溶液3〆に検体を添加し、20分後に、分光
光痕耐を用いて、517n−の波長で吸光度を測定した
。溶媒[ジメチルホルムアミド(DMF)0.5%以下
〕対照との吸光度の差を還元活性とした。
供試化合物の50%ラジカル消去濃度を表−2に示す。
表−2により供試化合物はすぐれた抗酸化作用を有する
ことが明らかとなった。またR1が長鎖?ルキル基であ
る化合物No、 101に比べ、他の化合物NG102
〜115は、より優れた抗酸化能を有することも明らか
となった。
表−2 [発明の効果] 以上1述したように、本発明によれば、優れた抗酸化作
用を有する新規なアスコルごン酸誘導体及びその製造方
法が提供された。
また本発明によれば、上記の新規なアスコルビン酸誘導
体又は他の公知のアスコルビンM誘導体からなる新規な
抗酸化剤も提供された。
出願人 株式会社日本ハイボックス 代理人 弁理士  中 村 静 男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I a) (式中R_1は複素環含有アルキル基、アルキルカルボ
    ニルアルキル基、アリールカルボニルアルキル基及び末
    端アルコキシ基の炭素酸が7以上であるアルコキシカル
    ボニルアルキル基からなる群から選択される基である) で示されるアスコルビン酸誘導体。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中R_1は、複素環含有アルキル基、アルキルカル
    ボニルアルキル基、アリールカルボニルアルキル基及び
    末端アルコキシ基の炭素数が7以上であるアルコキシカ
    ルボニルアルキル基からなる群から選択される基である
    ) で示される化合物を酸で処理し、該化合物中のジオキソ
    ラン環を開環し、vic−グリコール基を形成すること
    を特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I a) (式中R_1は上記一般式(II)において定義したとお
    りである) で示されるアスコルビン酸誘導体の製造方法。 3、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I A) (式中R_2はアルキル基、複素環含有アルキル基、ア
    ラルキル基、ヒドロキシカルボニルアルキル基、アルコ
    キシカルボニルアルキル基、アルキルカルボニルアルキ
    ル基及びアリールカルボニルアルキル基からなる群から
    選択される基である) で示されるアスコルビン酸誘導体からなることを特徴と
    する抗酸化剤。
JP63055289A 1988-03-09 1988-03-09 アスコルビン酸誘導体及びアスコルビン酸誘導体からなる抗酸化剤 Expired - Lifetime JPH0730066B2 (ja)

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