JPH0122677Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えばトライアル競技等の室内運
動用訓練器に関するものである。

自転車等の二輪車で悪路を走行し、その速さあ
るいはバランス感覚を競うトライアルあるいはモ
トクロスにおいて極端に凹凸のある路面を走行す
るため、自転車が左右上下に大きく揺れ、したが
つて競技者はこれに馴れるために平素から平衡感
覚を養う必要がある。

この考案は、上記に鑑み例えばトライアルにお
ける平衡感覚を養うための運動用訓練器を提案す
るものであつて、その特徴は斜フレームと、該斜
フレームの上端に設けられたヘツド部に回転自在
に取付けられたホークとからなり、該ホーク上端
にはハンドル部を設け、上記斜フレームの中途に
は足置き部を設け、更に上記ホークと斜フレーム
の接地部の下端面には弾性部材を設けたことにあ
る。

以下、図示の実施例に基づいてこの考案を説明
する。１は、この考案に係る訓練器で、２はその
斜フレームである。斜フレーム２の上端には斜フ
レーム２に対して適当な角度をもつてヘツド部３
が固定され、且つ斜フレーム２の中途には足置き
部４が設けられる。

一方、５は訓練器１のホークで、ホーク５は２
本のホークブレーズ５ａ，５ａから構成され、ホ
ークブレーズ５ａ，５ａの間にはホーク補強板６
が設けられる。また、ホーク補強板６の中央には
ホークステム７が立設され、該ホークステム７に
はボールベアリングを介して斜フレーム２のヘツ
ド部３に挿入されている。

更に、ホークブレーズ５ａ，５ａの上端にはホ
ーク肩８を取付け、ホーク肩８の上面にはハンド
ル９を締付固定するクランプ１０，１０を設け
る。

一方、ホークブレーズ５ａ，５ａの下端及び斜
フレーム２の下端には接地板１１を設け、該接地
板１１の下面にはゴム等で構成された円柱状の弾
性部材１２がその中心に留金具１３を挿入して固
定してある。

この考案は以上のように構成され、その使用に
際しては足置き部３に両足を載せてハンドル９を
握り、このような姿勢から前後方向あるいは左右
方向にジヤンプし、又はハンドル９を左右に回動
させながら上述のジヤンプ動作を繰返して行なう
のである。

このようにすると、接地板１１の下面に設けた
弾性部材１２は実際の自転車におけるタイヤのご
ときクツシヨン作用を有し、また図示のように弾
性部材１２を左右に適当間隔に２個並べて取付け
ることにより、実車よりも容易にバランスをとる
ことができ、トライアルの練習用として特に初心
者の平衡感覚を養うには最適である。

また、この考案において接地板１１の下面には
ゴム等の弾性部材１２が設けられているため、ジ
ヤンプ動作しても床等を傷付けることがない。

なお、この考案において弾性部材１２はいずれ
の形状でもよいが、この実施例のように円柱状で
あると、ジヤンプ動作の際弾性部材１２のいずれ
の箇所に接触しても訓練器１が一定した方向に跳
上がり、したがつて最も安定した動作が得られ
る。

以上、要するにこの考案の訓練器では屋内の運
動場或いは狭い場所などでも簡単にトライアル等
に必要な平衡感覚を養うことができるのである
が、この考案に係る訓練器はトライアルに限ら
ず、他のスポーツの訓練にも有効であることは言
うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す斜面図、
第２図は、第１図Ａ部拡大斜面図、第３図は同上
の接地部分の拡大底面図である。 図中、１は訓練器、２は斜フレーム、３は足置
き部、５はホーク、１１は接地板、１２は弾性部
材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 斜フレームと、該斜フレームの上端に設けられ
   たヘツド部に回転自在に取付けられたホークとか
   らなり、該ホーク上端にはハンドルを設け、上記
   斜フレームの中途には足置き部を設け、更に上記
   ホークと斜フレームの接地部の下端面には弾性部
   材を設けたことを特徴とする運動用訓練器。