JPH01216077A - 回転斜板式ポンプのシール構造 - Google Patents

回転斜板式ポンプのシール構造

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JPH01216077A
JPH01216077A JP4127088A JP4127088A JPH01216077A JP H01216077 A JPH01216077 A JP H01216077A JP 4127088 A JP4127088 A JP 4127088A JP 4127088 A JP4127088 A JP 4127088A JP H01216077 A JPH01216077 A JP H01216077A
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swash plate
seal
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fluid
piston
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Yoshitake Yonekubo
米窪 義健
Jiro Onoe
尾上 二郎
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、回転斜板式ポンプの内部において加圧流体と
斜板回転軸の潤滑油とを分離するためのシール構造に関
する。
(従来の技術) 回転斜板式のポンプとして例えば、モータに回転駆動さ
れる斜板をポンプボディの内側にシリンダに相対しで設
け、シリンダに摺動自由に挿入したピストンの基端を球
状継手とシ1−を介して斜板に摺接保持したものがある
このようなポンプでは、ピストンの行程によりシリンダ
内の流体圧力が異なるため、この流体圧力がそのままピ
ストンを介してシューに作用するとシューを斜板に押し
付ける力が不均一になり、摺接面の摩耗を招きやすい、
そこで、例えばシューと斜板との間にピストンを貫通し
てシリンダ内の流体圧を導くことにより、シューの両側
に等しい流体圧を作用させ、軸方向力の均衡を図ってい
る。
(発明の課題) ところが、このような回転斜板式ポンプを例えば水や海
水の汲み上げ用として使用すると、シューと斜板との間
から漏出した水や海水により回転軸と軸受との間が潤滑
不良になったり、部材が腐食するなどの不都合を生じる
恐れがあった。
このため、これらの用途に使用するポンプでは例えばピ
ストンとシリンダとの闇にシールを設けて流体がシリン
ダの外へ漏出しないようにしているが、この構造ではシ
ューと斜板との間に流体圧を導くことはできず、ピスト
ンの基端を斜板に安定的に摺接保持するために複雑な構
造が必要になり、またシリンダ内にシールを設けること
でピストン径が制限されるなど別の問題が発生する。
本発明は、回献耕板式ポンプにおけるこのような問題点
を解決すべく、シューと斜板との間に導かれた流体が斜
板回転軸の軸受部へ侵入するのを確実に阻止できるシー
ル構造を提供することを目的とする。
(、!!II題を達成するための手段)本発明は、ポン
プボディの内側に軸方向に固定、したシリンダと、この
シリンダに相対して回転する斜板と、斜板の回転軸をポ
ンプボディに回(自由に支持する軸受と、基端をシュー
を介して斜板に摺接しつつシリンダに摺動自由に挿入さ
れたピストンと、このピストンを縦貫してシリンダ内の
流体圧力をシューと斜板との闇に伝達する圧力伝達通路
とを備えた回忙斜板式ポンプにおいて、スペーサにより
軸方向に離間保持した2片のリップ状の弾性部材からな
るシールをポンプボディに取り付け、これらの両先端を
斜板と前記軸受との間で回転軸に摺接させるとともに、
環状部材に小孔を形成したバッファをこのシールと斜板
との間の回転軸外周部に臨んでポンプボディに固設して
いる。
(作用) シールを構成するリップ状弾性部材の一方の先端が流体
の軸受方向への侵入を阻止し、もう一方の先端が軸受の
潤滑油の斜板方向への漏出を阻止する。また、スペーサ
はこれらのリップ状弾性部材を離間保持することにより
回転軸上で流体と潤滑油が混合するのを防止する。また
、環状部材に小孔を形成したバッファがシールに至る流
体の勢いを緩和する。
(実施例) 第1図に本発明の実施例を示す。
1は!IMされたポンプボディであり、内側の作動室I
A内には中心線の周囲に複数のシリンダ2が等間隔に固
設され、各シリンダ2の内側にピストン3が摺動自由に
挿入される。シリンダ2はチエツクパルプ4を介してポ
ンプボディ1に形成した吸込口5に連通し、また、図示
されないチエツクバルブを介して吐出口6に連通する。
また、ピストン3の基端には球状継手7を介してシュー
8が取り付けられ、このシュー8がシリンダ2に相対し
て回転する斜板9に摺接する。
斜板9は回転軸10の先端に形成される0回転軸10は
斜板9に連続する大径部10Aとその後方に形成された
小径部10B及びこれらの間の段付部10Cからなり、
回転軸10をポンプボディ1に回転自由に支持する軸受
として、小径部10Bに当接するラジアルベアリング1
1と段イ寸ff510Cに当接するスラストベアリング
12が設けられる。また、ラジアルベアリング11とス
ラストベアリング12の潤滑のためにポンプボディ1の
内部に潤滑油通路13が形成される。なお、小径部10
Bはポンプボディ1がら突出し、突出端に図示されない
モータが連結される。
一方、シリンダ2の内側と斜板9に面してシュー8に四
段した油室15とを連通する圧力伝達通路14がピスト
ン3を縦貫して形成される。また、各シ1−8を斜板9
に向けて付勢するためのピストン16が、斜板9に相対
して回転軸10の中心軸の延長上にシリンダ2と平行に
配設される。このピストン16の基端は球状継手7を横
方向に連結するブラケット18に球状継手19を介して
連結し、先端にはピストン16を斜板9に向弁けて付勢
するスプリング17が当接する。なお、ピストン16の
両側はピストン16を縦貫する通路20により連通する
ポンプボディ1の内側には回転軸10の大径部10Aに
臨んでバッフT21とシール22とが隣設される。バッ
ファ21は外周部→をポンプボディ1に支持され、内周
部を大径部10Aの外周に近接する環状部材を二重に配
設したもので、それぞれの部材には複数の小孔21Aが
互いに位置をずらして形成され、バッフT21の前後は
これらの小孔21Aを介して連通する。
また、シール22はバッファ21の小径部10B@に環
状に配設される。シール22はスペーサ24を介して軸
方向に離間保持された2片のリップ状の弾性部材23A
と238かC)なり、弾性部材23Aと23Bの基端が
ポンプボディ1の内側に支持され、先端が大径部10A
にそれぞれ摺接する。
次に作用を説明する。
このポンプにおいて、シュー8はピストン16及びブラ
ケット18を介して作用するスプリング17の反発力に
より斜板9に摺接保持され、図示されないモータの運転
により回転軸10を介して斜板が回転すると、シュー8
は回転する斜板9の表面を摺動しながら、順次軸方向に
往復運動を繰り返す。そして、シュー8に連結したピス
トン3が伸張行程で吸込口5からチエツクバルブ4を介
してシリンダ2に流体を導き入れ、圧縮行程でこの流体
を加圧して、図示されないチエツクバルブを介して吐出
口6に吐出する。
したがって、シリンダ2内の流体圧力はピストン3のこ
れらの行程により当然変化するが、この流体圧力はピス
トン3を縦貫する圧jノ伝達通路14を介してシュー8
に形成した油室15に伝達されるため、シュー8に働く
流体圧力は相殺され、シュー8はピストン3の行程によ
らず、スプリング17の反発力に基づく一定の力で斜板
9に慴接保持される。
ところで、この油室15に導かれた圧力流体はシュー8
と斜板9が摺動するのに伴い摺接部から外側に浸出する
。一方、回転軸10の小径部10Bを支持するラジアル
ベアリング11と段付部10Cを支持するスラストベア
リング12には潤滑油通路13から潤滑油が供給されて
おり、このために小径ff1s10B、!:段付部10
Cは潤滑油に浸された状態となっている。
しかしながら、作動室IAに浸出した流体の段付部10
C方向への移動は、回転軸10の大径部10Aに摺接す
るシール22のリップ状の弾性部材23 Aに阻止され
、また小計部10Bと段付部10Cを浸す潤滑油の作動
室IAh向への移動は同じく大径部10Aに摺接するシ
ール22のもう一方の弾性部材23Bに阻止される。
またこの時、スペーサ24により弾性部材23Aと23
Bとが軸方向に離開して保持されているため、これらの
間に位置する大径部10Aの外周部には流体も潤滑油も
侵入せず、この部号はドライな状態を保つ。したがって
、シール22の前後で流体と潤滑油とが混じり合う恐れ
もない。
さらに、大径部10に近接するバッファ21がシール2
2に向けて大径部10Aを伝う流体の流れを妨害し、大
量の流体が弾性部材23Δに直接衝突するのを阻止する
ので、斜板9の回転数の変化やシュー8の摩耗などのた
め流体の油室15からの漏出量が変化してもシール22
には過大な負担がかからず、安定したシール機能を発揮
する。
したがって、ラジアルベアリング11やスラストベアリ
ング12の潤滑状態は常に良好に維持され、腐食の恐れ
もない6 (発明の効果) 以上のように、本発明は離間保持された2片のリップ状
弾性材からなるシールとこれに隣接するバッファとを斜
板の回転軸に臨ませて、ポンプの扱う流体と回転軸軸受
の潤滑油とを分離したため、2片のリップ状部材が流体
と潤滑油とをそれぞれ個別にシールするとともに、バッ
ファがシールに達する流体の勢いを殺してシールの負担
を軽減する。このため、流体と潤滑油は混合することな
く完全に分離され、流体が斜板回転軸の紬受部に侵入す
る恐れがないので、水や海水を、対象としたポンプにお
いても回転軸と軸受とが潤滑不良や腐食を起こさず、十
号な耐久性が得られる。
また、本発明はポンプの基本構造に何等の変化を加える
ことなく、ポンプボディの内側にシールとバッファを取
り付けるのみで良いため、構造が極めて簡単で僅かなコ
ストで実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す回転斜板式ポンプの縦断
面図である。 1・・・ポンプボディ、2・・・シリンダ、3・・・ピ
ストン、8・・・シュー、9・・・斜板、10・・・回
転軸、IOA・・・大径部、IOB・・・小径部、1(
)C・・・段付部、11・・・ラノフルベアリング、1
2・・・スラストベアリング、13・・・潤滑油通路、
14・・・圧力伝達通路、21・・・バッファ%21A
・・・小孔、22・・・シール、23 A、23 B・
・・弾性部材、24・・・スペーサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポンプボディの内側に軸方向に固定したシリンダと、
    このシリンダに相対して回転する斜板と、斜板の回転軸
    をポンプボディに回転自由に支持する軸受と、基端をシ
    ューを介して斜板に摺接しつつシリンダに摺動自由に挿
    入されたピストンと、このピストンを縦貫してシリンダ
    内の流体圧力をシューと斜板との間に伝達する圧力伝達
    通路とを備えた回転斜板式ポンプにおいて、スペーサに
    より軸方向に離間保持した2片のリップ状の弾性部材か
    らなるシールをポンプボディに取り付け、これらの両先
    端を斜板と前記軸受との間で回転軸に摺接させるととも
    に、環状部材に小孔を形成したバッファをこのシールと
    斜板との間の回転軸外周部に臨んでポンプボディに固設
    したことを特徴とする回転斜板式ポンプのシール構造。
JP63041270A 1988-02-24 1988-02-24 回転斜板式ポンプのシール構造 Expired - Lifetime JP2579990B2 (ja)

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