JPH01214616A - アースアンカーにおけるシール材の注入器及びその止水方法 - Google Patents

アースアンカーにおけるシール材の注入器及びその止水方法

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JPH01214616A
JPH01214616A JP3970088A JP3970088A JPH01214616A JP H01214616 A JPH01214616 A JP H01214616A JP 3970088 A JP3970088 A JP 3970088A JP 3970088 A JP3970088 A JP 3970088A JP H01214616 A JPH01214616 A JP H01214616A
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sealing material
sealant
nozzle
water
sheath tube
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JP3970088A
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Seiji Naito
内藤 清司
Masataka Oka
岡 正隆
Rikio Kuroda
黒田 力雄
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Taisei Corp
Eneos Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はアースアンカーにおけるシール材の注入器及び
その止水方法に関するものである。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 PC鋼線を内蔵したシース管内部への水の浸入を防止す
るため、シース管の両端部にシール材を注入するアース
アンカーの止水方法が存在する。
このシール材の注入方法において、従来は、シース管の
両端の開口部から、加熱溶融したシール材を流し込むよ
うに注入していた。
そのため、シール材がシース管の開口部からシース管内
部の止水部分に到達する間に、半固化状態になってしま
う。
従って、シール材が止水部分の隅々まで充分に注入され
ず、完全な止水ができないおそれがある。
く本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、PC鋼線を内蔵したシース管内部への水の浸入
を完全に防止できるアースアンカーにおけるシール材の
注入器及びその止水方法を提供することを目的とする。
く本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
くイ〉アンカ一体(第2.3図) 本発明を実施するアンカ一体1は、PC鋼線11群及び
グラウトホース15の周囲にシース管であるコルゲート
シース管12が位置している。
コルゲートシース管12は、ポリオレフィン系樹脂など
から形成された弾性のある波形シース管である。
本実施例ではコルゲートシース管12を使用する場合に
ついて説明するが、本発明はストレートシース管の場合
でも実施できる。
アンカ一体1の先端部を第2図に示す。
コルゲートシース管12の内部に位置するPC鋼線11
群及びグラウトホース15は、途中でスペーサー13に
保持され、最先端部よりやや手前には、止水用のシール
ディスク14が位置している。
シールディスク14は、コルゲートシース管12の径と
ほぼ等しい径の円形板状体であり、PC鋼線11やグラ
ウトホース15を挿入する孔を有する。
次に、アンカ一体1の地表に露出した基端部を第3図に
示す。
アンカ一体1の基端部のコルゲートシース管12には、
公知のトランペットシース管16を取り付ける。
このとき、コルゲートシース管12の外周面と、トラン
ペットシース管16の内周面との間には間隙が設けられ
る。
〈口〉シール材 シール材は、上記のように構成されたコルゲートシース
管12の先端及び基端部に栓体を形成し、止水を行うた
めに使用するものである。
シール材に要求される性質は次の2点である。
(1)シール材を硬化させて栓体を形成した後に、アン
カーグラウトの注入が行われるが、この際、注入圧によ
ってコルゲートシース管12が膨脹する。
そのため、止水効果を高めるためには、コルゲートシー
ス管12との接着性が良好であり、しかも弾力性を有す
る栓体を形成できるシール材が必要である。
(2)シール材は常温では固体状態であることが必要で
あるが、シール材を注入するためにはある程度の流動性
が必要である。
そこで、シール材を加熱して溶融させ、流動性を高める
ことができるが、温度が高すぎると、コルゲートシース
管12が変形するおそれがある。
そのため、シール材はできるだけ低温で溶融する物質で
あることが望ましい。
以上の2点の性質を満たすシール材について鋭意検討し
た結果、ポリオレフィン系樹脂を基材としたホットメル
ト型接着剤が好適であることを見い出した。
具体的には、エチレン、酢酸ビニル共重合体(EVA)
を基材とした、テルペン系樹脂や脂肪族系樹脂などを混
合したホットメルト材が、シール材として好適である。
くハ〉シール材注入器(第1図) シール材注入器は次の3つの部分からなる。
(1)溶融槽 溶融槽2は、槽内に投入したシール材3を加熱して溶解
する装置である。
この溶融槽2は保温壁21で構成し、内部にはヒーター
22を取り付ける。
そして、温度調節器(図示せず)によって内部の温度を
コントロールすることができる。
また、撹拌器を取り付けてシール材3を撹拌する。こと
によって、均一な温度と粘度でシール材3を溶融するこ
とも考えられる。
(2)圧送器 圧送器4は、溶融槽2の底部または側部に取り付け、溶
融したシール材3を圧送するポンプなどである。
圧送器4には圧送ホース41が連結されており、この圧
送ホース41内にもヒーター及び温度調節器を内蔵する
ことが望ましい。
そして圧送ホース41の先端には、手動バルブ42が取
り付けである。
ル材3の注入用ノズルである。
この加熱ノズル5の一方端部には小径の注入口52を開
口し、他方端部には連結口53を開口して手動バルブ4
2を取り付ける。
加熱ノズル5の外径は、後述するように、コルゲートシ
ース管12の両端部の狭い間隙部に挿入できる大きさに
形成する。
また、加熱ノズル5の長さは、コルゲートシース管12
の両端部の隅々にまで、その先端部が到達できるだけの
長さに形成する。
そして、加熱ノズル5には、ヒーター51及び温度調節
器(図示せず)を、その全長にわたって内蔵する。
従って、加熱ノズル5内でシール材3を加熱し、溶融し
たままの状態を保つことができるため、シール材3が加
熱ノズル5内で固化することなく注入できる。
く二〉シール材の注入 上記のシール材注入器を用いて、コルゲートシース管1
2の両端部にシール材3を注入する。
(1)アンカ一体先端部への注入(第2図)コルゲート
シース管12の先端の開口部から加熱ノズル5を挿入し
、注入口52をシールディスク14の近傍に位置させる
溶融槽2内で溶融したシール材3は、圧送器4により圧
送ホース41内に送られる。
そして、手動バルブ42を開放して、シール材3をシー
ルディスク14側からコルゲートシース管12の開口部
に向かって、隅々まで充分にシール材3が行き渡るよう
に注入する。
注入を完了した後、シール材3を冷却して固化させ、コ
ルゲートシース管12の先端に、弾力性のある栓体を形
成することができる。
この栓体の大きさは、シールディスク14の取り付は位
置を変更することによって、自由に選択することができ
る。
なお、グラウトホース15には、ホースの内径よりやや
小さい径の鋼棒を挿入しておくと、シール材3の熱でグ
ラウトホース15が変形するのを防止できる。
(2)アンカ一体基端部への注入(第3図)コルゲート
シース管12の外周面と、トランペットシース管16の
内周面との間に設けた間隙部に注入を行う。
この場合もアンカ一体の先端部と同様に、加熱ノズル5
を間隙部内に位置させ、奥の方から隅々まで充分にシー
ル材3が行き渡るように注入する。
くその他の実施例〉 その他の実施例として、シール材3の注入の際に、第4
〜6図に示すような注入補助具6を使用することができ
る。
注入補助具6は、コルゲートシース管12の凸部外径よ
りやや大きい内径を有する一端開放型の筒体であり、コ
ルゲートシース管12の軸心と平行方向に中央から分割
し、開閉自在に構成する。
注入補助具6の一端の円形面には、シール材3の注入口
61と、グラウトホース15を貫通させる貫通孔62を
設ける。
また、この円形面の内側には、シール材3が接触しない
ように、シールディスク63を取り付けておき、シール
材3の注入補助具6への付着を防止できる。
注入補助具6の内周面は、コルゲートシース管12の外
周面の形状と同一に形成し、コルゲートシース管12の
変形を防止する(第5図参照)。
また、注入補助具6の内周面に加工を施さない場合でも
、使用する際に、コルゲートシース管12の外周面の凹
部に、水を含んだ麻または木綿製のロープ64を巻き付
けた後、注入補助具6を取り付けることによって変形を
防止できる(第6図参照)。
注入補助具6を使用してシール材3を注入する場合には
、開いた状態の注入補助具6にコルゲートシース管12
の先端部とグラウトホース15を挟み込み、注入補助具
6を閉鎖した後、注入口61から加熱ノズル5を挿入し
て注入を行う。
これによって、シール材3の外部への流出を防止し、作
業性を向上させることができる。
く本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効果
を期待することができる。
くイ>PC鋼線を内蔵したシース管の両端部にシール材
を注入する場合、従来は、シース管の両端の開口部から
、溶融したシール材を流し込むように注入していた。
そのため、シール材がシース管の開口部からシース管内
部の止水部分に到達する間に、半固化状態になってしま
い、シール材が止水部分の隅々まで充分に注入されず、
完全な止水ができないおそれがある。
それに対して本発明は、加熱可能なノズルを有する注入
器を用いて、シール材が注入途中で固化することなく、
止水部分の隅々まで充分に注入することができる。
そのため、シース管内に水が侵入するのを完全に防止す
ることができる。
従って、PC鋼線が錆びて切断するような事故を防止し
、安全かつ確実なアースアンカーの施工を行える。
く口〉本発明で使用するシール材注入器のノズルは加熱
手段を有する。
そのため、シール材が固化してノズル内に付着するのを
防止できる。
従って、使用後にノズル内の清掃を行わなくて済み、続
けて使用できるため、作業性が向上する。
くハ〉本発明では、シール材を止水部分の隅々まで充分
に注入し、確実な止水を行うことができる。
そのため、シール材によって形成される栓体は小さいも
ので済み、シール材の減量ができて経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図:シール材注入器の説明図 第2図:アンカー先端部へのシール材注入説明図第3図
:アンカー基端部へのシール材注入説明図第4〜6図:
その他の実施例の説明図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)PC鋼線の周囲に配置したシース管の内部に水が
    浸入するのを防止するため、シース管の両端部にシール
    材を注入するシール材の注入器において、 加熱装置を内蔵する中空棒状体のノズルと、シール材を
    溶解する溶融槽と、 ノズルと溶融槽とを連結し、溶融槽内のシール材をノズ
    ル内に圧送する圧送器とよりなり、ノズルの先端からシ
    ール材をシース管の両端部に注入するよう構成した、 シール材の注入器
  2. (2)PC鋼線の周囲に配置したシース管の内部に水が
    浸入するのを防止するため、シース管の両端部にシール
    材を注入するアースアンカーの止水方法において、 シール材を加熱溶融可能な特許請求の範囲第1項記載の
    シール材の注入器を用いて、 この注入器の中空棒状体のノズルをシース管の両端部内
    に挿入し、 加熱溶融したシール材をシース管の両端部に注入するこ
    とを特徴とする、 アースアンカーの止水方法
JP3970088A 1988-02-24 1988-02-24 アースアンカーにおけるシール材の注入器及びその止水方法 Granted JPH01214616A (ja)

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