JPH01202116A - 保護継電器 - Google Patents

保護継電器

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JPH01202116A
JPH01202116A JP63282667A JP28266788A JPH01202116A JP H01202116 A JPH01202116 A JP H01202116A JP 63282667 A JP63282667 A JP 63282667A JP 28266788 A JP28266788 A JP 28266788A JP H01202116 A JPH01202116 A JP H01202116A
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phase
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JP63282667A
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Stanley B Wilkinson
スタンレイ・ブルース・ウィルキンソン
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Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/38Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to both voltage and current; responsive to phase angle between voltage and current
    • H02H3/385Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to both voltage and current; responsive to phase angle between voltage and current using at least one homopolar quantity
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/26Sectionalised protection of cable or line systems, e.g. for disconnecting a section on which a short-circuit, earth fault, or arc discharge has occured

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は交流配電系統に使う保護継電器回路、更に具
体的に云えば、送電線路を保護する為の距離継電器に関
する。
距離継電器は保護継電器の分野で周知である。
例えば、1956年にジョン・ワイリ・アンド・サンズ
・インコーボレーテット社から出版されたメーソンの著
書「保護継電器の技術と科学」、特に第14章を参照さ
れたい。従来の距離継電器の中には、位相比較器の測定
方法を用いるものがある。位相比較器距離継電器の回路
例が、米国特許第4.03.4,269号及び同第4,
420.788号に記載されている。
交流送電線路に対する保護装置には、送電線路の被保護
区間又は部分内の3相の障害を検出する為に正相距離継
電器が用いられている。継電器の区間又は到達範囲内に
障害が検出されると、正相距離継電器が3極遮断器を作
動して、送電線路の3相全部を引きはずす。これと対照
的に、接地継電器は、やはり選定された区間又は到達範
囲内の1相と大地の間の障害を検出し、障害を検出する
と、それが発生する信号により、遮断器を作動して、障
害を起した相だけを引きはずすことが出来る。
上に述べた様に、各々の特定の正相距離継電器は、その
被保護区間又は到達範囲内の障害だけを検出すべきであ
る。距離継電器のパラメータは、送電線路のパラメータ
に対応する様に選ぶのが普通である。例えば、パラメー
タは、特定の継電器によって保護される送電線路の区間
の順方向の距離に対応する様な順方向の到達範囲を持つ
様に選ばれる。距離継電器が選ばれた順方向の到達範囲
内で動作して、特定の距離継電器の保護作用を、保護さ
れる系統内の選択された区間に局限することが望ましい
内部及び外部の障害の識別が出来ない為に、距離継電器
の所望の動作が妨げられることがある。
内部の障害は、継電器の被保護区間又は到達範囲内で起
る障害であり、外部の障害はこの区間又は継電器の到達
範囲の外側で起る障害である。例えば、直列補償線路の
容量性電圧変成器又は直列コンデンサによって発生する
過渡状態は、外部の障害が、距離継電器にとって内部の
障害と見える様にすることがよくある。
従来、多くの距離継電器は位相角比較回路を用いていた
。場合によっては、こう云う継電器は位相角比較器と共
に振幅比較器をも用いている。位相角比較器では、作動
信号、例えば、Vo、−I Z−Vと分極信号VPOL
の間の角度を測定することによって、特性を発生するこ
とが典型的である。
この測定は、一致論理回路及び特性タイマを使うことに
よって行なうことが出来る。例えば前に引用した米国特
許第4,034,269号を参照されたい。最も簡単な
位相角比較器では、作動時間が、障害の烈しさ(即ち、
作動信号の大きさ)ではなく、vo、とV、。、の間の
位相角と障害の入射角の関数である。従って、継電器の
直ぐ前の障害と遠隔の場所(例えば、継電器の到達範囲
の90%の所)の障害が、接近した障害に対する作動信
号が遠隔の障害に対するものよりもずっと大きいけれど
も、大体半サイクルの同じ定常状態のタイマ入力ブロッ
クを生ずる。
継電器の到達範囲を越えたばかりの所の障害の場合、作
動信号及び分極信号は180’位相がずれており、従っ
て特性タイマに対する入力を発生しない。更に、作動信
号の大きさが非常に小さく、従って、容量結合した電圧
変成器等による様な作動信号の誤差があると、作動信号
が反転し、こうして測定装置の望ましくない動作を発生
することがある。区間1継電器のこの様な範囲外の状態
を防止する為に、作動信号を十分フィルタに掛けて、誤
った信号を除くか、又は到達範囲を縮小しなければなら
ない。
振幅比較器は典型的には逆相距離装置及び拘束形過電流
装置に使われている。この設計では、最小作動時間は、
位相角比較器の場合と同じ様に、特性タイマの設定によ
って決定される。然し、この機能が信号の大きさの比較
で作用するが、動作速度は障害の烈しさと直接的な関係
を持たない。
この点で、振幅比較器回路は位相角比較器形の構成と同
様である。
従って、この発明の目的は、交流送電線路の被保護区間
に於ける3相障害を検出する為の距離継電器として、障
害の烈しさに基づく作動時間を持つ様な距離継電器を提
供することである。
この発明の別の目的は、交流送電線路の被保護区間内で
、遠隔の末端の障害に比べて、接近した障害に対しては
、−層敏速に作動する距離継電器を提供することである
この発明の別の目的は、内部及び外部の障害の弁別作用
を改善して、継電器の動作の信頼性並びに保護装置の安
全性を高める距離継電器を提供することである。
この発明の別の目的は、直列容量補償形交流送電線路に
於ける内部及び外部の障害の弁別作用を改善した距離継
電器を提供することである。
この発明の別の目的は、内部の3相障害と、接近した内
部の1本の線路の対地障害の弁別作用を改善して、単極
引きはずし方式に於ける相選択を改善する距離継電器を
提供することである。
この発明の上記並びにその他の目的は、この発明につい
て以下説明する所から、当業者に明らかになろう。
発明の要約 この発明は、3相交流送電線路の予定の被保護区間内の
3相障害を検出することを目的とする正相距離継電器を
提供する。正相距離継電器が、積分回路及びレベル検出
回路で構成されたエネルギ比較器を含む。積分回路の出
力は、作動信号及び拘束信号等の間の差の大きさの関数
として変化し、それが故障の烈しさに基づく作動時間を
作る。積分回路の出力がレベル検出回路の入力に結合さ
れ、このレベル検出回路は、入力信号の大きさが予定の
引きはずしレベルを越える時に出力信号を発生する。遠
隔の末端の障害ではなく、接近した障害は、信号が一層
大きくなり、積分回路の出力を一層敏速に引きはずしレ
ベルまで駆動する。
この発明の正相距離継電器は、分極信号(V、。、)と
相電流(11)の正相分に送電線路の被保護区間のレプ
リカ・インピーダンス(ZR)を乗じた値との間の正の
一致によって決定される作動信号を利用することが好ま
しい。■、。、及びI、ZRの負の一致を利用して、1
つの拘束を決定し、電圧(vl)の正相分を第2の拘束
として利用する。
この発明の新規と考えられる特徴は特許請求の範囲に具
体的に記載しであるが、この発明自体の構成、作用及び
その他の目的並びに利点は、以下図面について説明する
所から、最もよく理解されよう。
好ましい実施例の詳しい説明 第1図には、(A)相、(B)相、(C)相及び大地(
G)を持つ3相交流送電線路10が示されている。3相
の各々には、その特定の相の電流を感知する手段12と
、その相の電圧を感知する手段20とが付設されている
。保護継電器及び送電の分野の当業者であればよく知ら
れているが、電流感知手段12は変流器であってよく、
電圧感知手段20は逓降計器用変成器であってよい。第
1図に示す様に、電流感知手段が各相に付設されている
。手段12aがA相に付設され、手段12bがB相に付
設され、手段12cがC相に付設されている。同様に、
A相に付設された電圧感知手段20a、B相に付設され
た電流感知手段20b及びC相に付設された電流感知手
段20cが別々にある。然し、第1図には特定の形式の
電流及び電圧感知方式を示したが、図示のもの一代りに
公知の他の方式を用いてもよいことは云うまでもない。
目的は、各相電圧及び各相電流に関係する信号を求める
ことである。
電流感知手段12aの出力が第1のトランザクタ13a
に結合される。電流感知手段12bの出力が第2のトラ
ンザクタ13bに結合される。電流感知手段12cの出
力が第3のトランザクタ13cに結合される。公知の様
に、トランザクタの2次側電圧出力は入力電流に対し、
複素数の比例定数、又はトランザクタの伝達インピーダ
ンスと呼ばれるベクトル演算子によって関係づけられる
第1図に示すトランザクタ13a、13b、13Cでは
、夫々の伝達インピーダンスは一定の伝達比及び一定の
角度、例えば85°になる様に選ばれている。従って、
トランザクタ13aの出力は、例えば入力IAに対して
一定の85″の移相を持つ信号IATである。夫々トラ
ンザクタ13b、13cの出力信号IBT及びI。、も
夫々の入力IP及びIcに対して同様な関係を持つ。ト
ランザクタについて更に詳しいことは米国特許節3,3
74゜399号を参照されたい。
トランザクタ13 a、  13 b、  13 cの
出力が第1の正相回路14及び第1の3人力加算増幅器
16の入力に結合される。加算増幅器16の出力は、入
力の和に予定の利得を乗じた値に等しく、好ましい実施
例では、この利得は一1/3である。
従って、加算増幅器16の出力はMIoである。
ニーで10は、送電線路の相電流の零相分であり、Mは
、この明細書の用法として、信号が反転していることを
示す。第1の3人力加算増幅器16の出力が移相回路1
8の入力に結合される。移相回路18の出力は、予定量
、好ましい実施例では、25″の遅相になる様に移相し
た入力信号である。
従って、移相回路18の出力は信号MIoFであり、こ
\でFは、この明細書の用法として、信号が移相してい
ることを示す。
電圧感知手段20aの出力が第1の変圧器゛21aの1
次側に結合され、電圧感知手段2’Obの出力が第2の
変圧器21bの1次側に結合され、電圧感知手段20c
の出力が第3の変圧器21cの1次側に結合される。変
圧器21a、21b、21Cの2次側の信号が、第2の
正相回路22の入力に結合される。送電用継電器の分野
の当業者であれば、3相交流回路の各相電流を、正相分
、逆相性及び零相分と呼ばれる3組の対称平衡電圧及び
電流ベクトルに分解することが出来ることを承知してい
よう。「対称分回路」と呼ばれるある回路を3相電力系
統に接続して、電圧又は電流の3つの相成分の内の選ば
れた1つの大きさに比例する出力信号を発生することが
出来ることもよく知られている。正相回路14.22は
こう云う回路である。− 正相電流及び電圧回路は、前に移相回路18について述
べた様な遅相移相回路をも持っており、その好ましい移
相は25°である。第1の正相回路14の出力は、送電
線路のA相に流れる電流の正相分lAtである。第2の
正相回路22の出力は、送電線路の人相の電圧の正相分
vA1である。こう云う形式の各和回路が米国特許箱4
,342,062号に記載されている。対称分回路の更
に詳しいことは、米国特許箱3,992,651号、同
第4,034,269号及び同第4,342,062号
を参照されたい。
出力信号IAlが正相角度調節回路24の入力に結合さ
れる。正相角度調節回路24の出力(IAIS)は、予
め選ばれた角度、好ましい実施例では、約70乃至85
″の範囲内の角度を持つ入力信号(1)に等しい。lA
15中のSは、この明細書の用法として、零相電流の正
相分が予定の角度に調節されたことを示す。角度真節回
路24は継電器のレプリカ・インピーダンス(ZR)を
保護される線路と同じインピーダンスの角度に調節する
ことが出来る様にする。
第2図には、この発明の正相距離継電器の到達範囲調節
及び分極部分が示されている。前に第1図について説明
した様にして求められた人相電圧の正相分(vAl)が
、第1の2人力加算増幅器30の非反転入力と第1の絶
対値回路32の入力とに結合される。好ましい実施例で
は、第1の2人力加算増幅器30は、その出力が反転及
び非反転入力のベクトル和に等しい演算増幅器である。
好ましい実施例では、各々の絶対値回路32,44゜4
6.68.86は、ハワード・サムズーアンド・カンパ
ニイ・インコーボレーテット社から出版されたW、 G
、 ジャンの著書rlc  Op−Ampタックブック
」の第206頁及び第207頁に示され、記載されてい
る形式の精密級両波整流器で構成される。
第1の絶対値回路32の出力は、入力信号の絶対値に略
等しいが、それが第1の利得選択回路34の入力に結合
される。第1の利得選択回路34の出力は、利得選択入
力に加えられた「高」又は「低」信号によって選択し得
る予定の利得に従って、選択し得る大きさを持つ。好ま
しい実施例では、利得は、利得選択入力に「高」信号を
印加することによって選択し得る1か、又は「低」信号
を印加することによって選択し得るQ、  4である。
従って、出力の大きさは、利得選択制御入力に応じて、
入力信号の大きさに等しいか、又はその0゜4倍である
前に第1図について説明した様にして発生された信号l
Al5が、第1の正相到達範囲調節回路36及び第2の
正相到達範囲調節回路38の入力に結合される。第1及
び第2の正相到達範囲調節回路36.38は、調節自在
の利得を持つ演算増幅器回路である。第1の正相到達範
囲調節回路36は、範囲外保護区間に対するレプリカ・
インピーダンスの大きさ(ZT)が得られる様に選ばれ
た調節自在の利得を持つが、その出力が第1の交流結合
回路40の入力に結合される。第2の正相到達範囲調節
回路38は、区間1を保護する為のレプリカ・インピー
ダンス(zl)が得られる様に選ばれた調節自在の利得
を持っているが、その出力が第2の交流結合回路42の
入力に結合される。
好ましい実施例では、第1及び第2の交流結合回路40
.42は、60Hzの信号に対して1の利得を持つが、
入力信号中のあらゆる直流成分に対する利得がゼロであ
る様な非反転演算増幅器回路で構成される。
第1及び第2の交流結合回路40.42の出力は、何れ
も入力と等しいが、直流成分は除かれており、それが夫
々第2及び第3の絶対値回路44゜46の入力に結合さ
れる。第2及び第3の絶対値回路44.46の出力が第
2及び第3の利得選択回路48.50の入力に夫々結合
される。好ましい実施例では、第2及び第3の利得選択
回路48゜50は、第1の利得選択回路34と同じ形式
であって、好ましい実施例では、第1の利得選択回路3
4と同じ選択自在の利得を持っている。
第2の利得選択回路48の出力が第1の電子スイッチ5
2及び第2の電子スイッチ54の入力に結合される。好
ましい実施例では、電子スイッチ52.54は、何れも
その制御入力に印加された信号によって制御される。制
御入力に制御信号を印加すると、スイッチが作動され、
スイッチの入力に印加された信号が直接的に出力に接続
される。
第1の電子スイッチ52について云うと、制御入力に「
高」信号が印加されると、スイッチの入力が出力に接続
される。第2の電子スイッチ54について云うと、制御
入力に「低」入力が印加されると、電子スイッチの入力
が出力に接続される。
第1の電子スイッチ52の出力が第1のインバータ56
の入力に結合される。第1のインバータ56は、反転入
力と、この反転入力信号と略等しい出力とを持つ演算増
幅器であることが好ましい。
従って、第1のインバータ56の出力は、第2の電子ス
イッチ54の出力IZTを反転したものである信号MI
ZTである。
第2の交流結合回路42の出力が第2のインバータ58
の入力にも接続される。第2のインバータ58は、その
出力が入力の反転である演算増幅器であることが好まし
い。第2のインバータ58の出力が順方向オフセット回
路80の入力及び2人カ一致論理回路62の一方の入力
に結合される。
好ましい実施例では、順方向オフセット回路は、0乃至
0.4に選択し得る調節自在の利得を持つ演算増幅器回
路である。順方向オフセット回路60の出力は、区間1
到達範囲の大きさの選択可能な部分(Z)に移相した正
相電流(IAlS)を乗じた値であるが、それがクリッ
プ回路64の入力に結合される。好ましい実施例では、
クリップ回路64は、予め設定したレベルより高い入力
信号の部分を通過させるゼロ抑圧回路と、入力信号から
ゼロ抑圧回路の出力を減算する差動増幅器とで構成され
る。従って、クリップ回路64の出力信号は、入力信号
の内、予め設定したレベルより小さい部分だけで構成さ
れる。好ましい実施例では、クリップ回路64は197
4年にアナログ・デバイセズ・インコーポレーテットか
ら出版されたダニエルH,シャインゴールド編集の[非
線形回路ハンドブック」の1BOUNDS’の見出しの
項に記載されている形式のものである。クリップ回路6
4の出力が第1の2人力加算増幅器30の反転入力に結
合される。
第1の2人力加算増幅器30の出力は、前に述べた様に
、反転入力及び非反転入力の代数和であるが、それが帯
域フィルタ66の入力に結合される。好ましい実施例で
は、帯域フィルタ66は、電力系統の公称周波数、典型
的には50Hz又は60Hzの中心周波数を持ち、約3
.8のQを持っている。帯域フィルタ66の出力が第4
の絶対値回路68の入力と2人カ一致論理回路62の2
番目の入力とに結合されている。好ましい実施例では、
第4の絶対値回路68は、前に述べた第1、第2及び第
3の絶対値回路32,44.46と同じ形式である。
第4の絶対値回路68の出力は、入力の絶対値であるが
、それがレベル検出器70の入力に結合される。レベル
検出器70の出力は、入力が予定のレベル、好ましい実
施例では、0.35単位を越える時に発生される信号で
あるが、それが第1、第2及び第3の利得選択回路34
,48.50の利得制御入力に結合される。レベル検出
器70からの出力信号により、第1、第2及び第3の利
得選択回路が回路の入力信号に高い利得を加える。
レベル検出器70からの出力がないと、第1、第2及び
第3の利得選択回路は入力信号に低い利得を加える。
第3の利得選択回路50の出力が、第3の電子スイッチ
72及び第4の電子スイッチ74の入力に結合される。
第3及び第4の電子スイッチ72゜74は、夫々前に第
1及び第2の電子スイッチ52.54について述べた形
式である。第3の電子スイッチ72が、その制御入力に
高信号が印加された時、その入力に印加された信号をそ
の出力に接続する。これに対して第4の電子スイッチ7
4は、その制御入力に低信号が印加された時、その入力
に印加された信号を出力に接続する。第3の電子スイッ
チ72の出力が第3のインバータ76の入力に結合され
る。第3のインバータ76はその出力が入力の反転であ
る様な演算増幅器であることが好ましい。一致論理回路
62の出力は、2つの入力が一致する間、高信号である
が、それが第1、第2、第3及び第4の電子スイッチ5
2゜54.72.74の制御入力に結合される。
前に第1図について述べた様にして発生される信号ME
oFが、零相到達範囲調節回路78の入力と一定調節範
囲回路80の入力とに結合される。
好ましい実施例では、零相到達範囲調節回路78は、前
に述べた正相到達範囲調節回路36.38と同じ設計で
ある。零相到達範囲調節回路78は、保護区間の1番目
の区間に対するレプリカ・インピーダンスの大きさが得
られる様に選ばれた調節自在の利得を持っているが、そ
れが第3の交流結合回路82に結合される。好ましい実
施例では、第3の交流結合回路82は、第1及び第2の
交流結合回路40.42について述べたのと同じ形式で
ある。零相到達範囲調節回路78の出力が、第2の2人
力加算増幅器84の一方の入力にも結合される。好まし
い実施例では、第2の2人力加算増幅器84は、その出
力信号が、第1及び第2の入力に印加された信号の大き
さの和に等しい大きさを持つ様な演算増幅器であること
が好ましい。
第2の交流結合回路82の出力が第5の絶対値回路86
の入力に結合される。好ましい実施例では、第5の絶対
値回路86は第1、第2、第3及び第4の絶対値回路3
2,44,46.68について述べたのと同じ形式であ
る。第5の絶対値回路86の出力は、入力信号の大きさ
の絶対値の大きさを持つが、それがゼロ抑圧回路88の
入力に結合される。好ましい実施例では、ゼロ抑圧回路
88は、入力信号の内、予め設定したレベルより小さい
部分を除く回路で構成される。従って、ゼロ抑圧回路8
8の出力信号は、入力信号の内、予め設定したレベルよ
り大きい部分だけで構成される。好ましい実施例では、
ゼロ抑圧回路は前に引用した「非線形回路ハンドブック
」の第25頁乃至第26頁所載の’DEAD  ZON
E”の項に記載されている形式のものである。ゼロ抑圧
回路88の出力が立上りが速く、減衰が遅い回路(FR
3D)90の入力に結合される。立上りが速い、減衰の
遅い回路90は、二重の時定数、即ち入力信号が印加さ
れた時の短い時定数と、入力信号が取去られた時の長い
時定数を持つ演算増幅器回路であるのが好ましい。立上
りが速い、減衰の遅い回路90の出力1oZ、は、回路
90に対する入力信号が取去られた後、長い時定数で減
衰する信号である。
第2の2人力加算増幅器84の出力は、前に述べた零相
到達範囲調節回路78及び一定到達範囲回路80の出力
の和に略等しい大きさを持っているが、それが第4の交
流結合回路92の入力に結合される。好ましい実施例で
は、第4の交流結合回路92は前に述べた第1、第2及
び第3の交流結合回路40.42.82と同じ形式であ
る。第4の交流結合回路92の出力が第6の絶対値回路
94の入力に結合される。第6の絶対値回路94は、前
に述べた第1、第2、第3、第4及び第5の絶対値回路
32.44.46,68.86と同じ形式である。第6
の絶対値回路の出力1.ZTは、前に述べた様に、入力
信号の大きさの絶対値の大きさを持つ信号である。
第3図には、引きはずし正相装置102、阻止正相装置
104及び第1区間正相装置106のブロック図が示さ
れている。前に第2図について述べた様にして発生され
た信号trZTが正相引きはずし継電器102の第2の
3人力加算槽幅器108の非反転入力と、正相阻止継電
器104の第3の2人力加算増幅器110の反転入力と
に結合される。前に第2図について述べた様にして発生
された信号IZTが第2の3人力加算槽幅器108の反
転入力と第3の2人力加算増幅器110の非反転入力と
に結合される。前に第2図について述べた様にして発生
される信号1oZTが、第2の3人力加算槽幅器108
の反転入力に結合される。
第2の3人力加算槽幅器108の出力は、反転及び非反
転入力の代数和に等しい大きさを持つ信号であるが、そ
れが第3の3人力加算増幅器112の非反転入力に結合
される。前に第2図について述べた様にして発生される
信号v1が、第3の第3人力加算増幅器112の反転入
力と、正相阻止継電器104の第1の6人力加算増幅器
114の反転入力と、正相区間1継電器106の第2の
6人力加算増幅器116の反転入力とに結合される。バ
イアス信号が第5の電子スイッチ11111を介して、
第3の3人力加算増幅器112の反転入力と第1の6人
力加算増幅器114の反転入力とに結合される。第5の
電子スイッチ118は、制御入力に低信号が印加される
と、スイッチの入力の信号が出力に接続されると云う点
で、前に述べた第2の電子スイッチ54及び第4の電子
スイッチ74と同じ形式である。
理由は後で説明するが、正相装置102,104.10
6で拘束を除外する為に発生される拘束制御信号(RT
CON)が、第5の電子スイッチ11Bの制御入力と第
6の電子スイッチ120の制御入力とに結合される。第
6の電子スイッチ120は、制御入力に低信号を印加す
ると、スイッチの入力に現れる信号が出力に切換えられ
る点で、第2の電子スイッチ54、第4の電子スイッチ
74及び第5の電子スイッチ118について述べたのと
同じ形式であることが好ましい。第3図に示す様に、バ
イアス信号が第6の電子スイッチ120を介して第2の
6人力加算増幅器116の反転入力に結合される。
前に述べた様に、反転及び非反転入力に結合された信号
の大きさの代数和に等しい大きさを持つ信号である第3
の3人力加算増幅器112の出力が、第4の2人力加算
槽幅器122の非反転入力及び第1のフィルタ124の
入力に結合される。
調節自在の大きさを持つバイアス信号が、第4の2人力
加算槽幅器122の反転入力に結合される。
第4の2人力加算槽幅器122の出力は、反転及び非反
転入力の代数和に等しい大きさを持つ信号であるが、そ
れが第1の「積分」回路126の入力に結合される。好
ましい実施例では、第1の「積分」回路126は、その
入力と出力の間にフィードバック回路を接続した演算増
幅器で構成さ。
れる。このフィードバック回路が並列接続の抵抗及びコ
ンデンサで構成される。「積分」回路126に対する入
力が演算増幅器に対する入力であり、「積分」回路12
6の出力が演算増幅器の出力である。
第1の「積分」回路126の出力が第2のレベル検出器
128の入力に結合される。好ましい実施例では、第2
のレベル検出器128は、第1のレベル検出器70と同
じ形式であって、出力の信号(PDT)は、第2のレベ
ル検出器128の入力が予定の値を越えた時に発生され
る。好ましい実施例では、この第2の予定のレベルは、
外来信号に打勝つ閾値とする為に、60mVに等しい。
信号PDTが装置内で遮断器引きはずし信号として利用
される。
好ましい実施例では、フィルタ124は単純なRCフィ
ルタに続く演算増幅器バッファで構成される。フィルタ
124の出力は、あらゆる高周波成分の大きさが減少し
ていることを別とすれば、フィルタの入力と略等しいが
、それが半波整流器130の入力に印加される。半波整
流器の出力は、入力信号の正の半波部分だけで構成され
た信号であるが、それが第1の6人力加算増幅器114
の反転入力に結合される。
第3の2人力加算槽幅器110の出力は、前に述べた様
に反転及び非反転入力に印加された信号の大きさの代数
和の大きさを持つ信号であるが、それが到達範囲調節回
路132に結合される。好ましい実施例では、到達範囲
調節回路132は0゜5乃至2.25の範囲内の調節自
在の利得を持つ演算増幅器である。保護する阻止区間に
対する適正なレプリカ・インピーダンスの到達範囲が得
られる様に大きさを調節した到達範囲調節回路132の
出力が、第1の6人力加算増幅器114の非反転入力に
結合される。
第1図について述べた様にして発生される信号VA1が
、第2の帯域フィルタ134の入力と第5の2人力加算
槽幅器136の非反転入力とに結合される。好ましい実
施例では、第2の帯域フィルタ134は中心周波数が電
力系統の定格周波数、典型的には50Hz又は60Hz
と等しくなる様に選ばれた多重フィードバック帯域フィ
ルタであり、これが第5の2人力加算槽幅器136の反
転入力に接続される。第2の帯域フィルタ134は約2
に等しいQ及び1の利得を持つことが好ましい。
Qが2であると、帯域フィルタ134からの出力信号の
変化は、入力の対応する変化より遅れ、こうして変化前
の信号を短期的に記憶する。Qを更に大きくすれば、時
定数が一層長くなり、−層長期の記憶が出来るが、周波
数変化が発生した時、−層大きな位相変化を招き、これ
は第2の帯域フィルタ134の出力が結合された第5の
2人力加算槽幅器136から信号を発生させる慣れがあ
る。
この信号は、障害の結果としてではなく、予想される周
波数変動の結果として発生されることがあるので、継電
器の誤った動作を招く惧れがある。
第5の2人力加算槽幅器136の出力は、増幅器136
の反転及び非反転入力の代数和の大きさを持つ信号Δv
1である。前に述べた様に、帯域フィルタ134が短期
的な記憶作用を持つ為、障害が発生した直後、増幅器1
36からの出力信号Δv1は、最初は電圧の障害後の正
相分から電圧の障害前の正相分を差引いた値、即ち、障
害に帰因する電圧の正相分の変化に等しい。信号Δv1
が第7の絶対値回路138の人力に結合される。
この回路は、前に第1、第2、第3、第4、第5及び第
6の絶対値回路32,44.46.68゜86.94に
ついて述べたのと同じ形式である。
第7の絶対値回路138の出力は、その大きさが入力信
号の大きさの絶対値である様な信号であり、それが第1
の6人力加算増幅器114の非反転入力に結合される。
第1の6人力加算増幅器114の出力が第2の「積分」
回路140の入力に結合される。第2の「積分」回路1
40は前に第1の「積分」回路126について述べたの
と同じ形式である。第2の「積分」回路140の出力が
第3のレベル検出器142に結合される。好ましい実施
例では、第3のレベル検出器は前に述べた第2のレベル
検出器128と同じ形式である。第3のレベル検出器1
42の出力は、第3のレベル検出器142の入力が予定
のレベル、好ましい実施例では、外来信号に打勝つ閾値
とする為に60+aVにした予定のレベルを越える時に
発生される阻止信号(PDB)である。信号PDBを使
って、後で説明する様に、引きはずし信号の発生を阻止
する。第2のレベル検出器142の出力が第7の電子ス
イッチ144の制御入力にも結合される。第7の電子ス
イッチ144は、制御入力に高信号を印加すると、スイ
ッチの入力の信号が出力に接続されると云う点で、第1
及び第3の電子スイッチ52.72について述べたのと
同じ形式である。バイアス信号が第6の電子スイッチ1
44を介して第1の6人力加算増幅器114の非反転入
力に結合される。
第2図について述べた様にして発生される信号MIZ+
が、第2の6人力加算槽幅器116の非反転入力に結合
される。第2図について述べた様にして発生される信号
IZ、が、第2の6人力加算槽幅器116の反転入力に
結合される。第2図について述べた様にして発生される
信号IoZ1が、第2の6人力加算槽幅器116の反転
入力に結合される。この出願と同日に出願された係属中
の米国特許出願に記載される形式の同期外れ阻止継電器
によって、同期外れ阻止信号(POSBR)が発生され
る。同期外れ阻止信号POSBRが第2の6人力加算槽
幅器116の反転入力に印加される。
第2の6人力加算槽幅器116の出力が第6の2人力加
算増幅器146の非反転入力に結合される。調節自在の
大きさを持つバイアス信号が第6の2人力加算増幅器1
46の反転入力に結合される。第6の2人力加算増幅器
146の出力は、反転及び非反転入力に印加された信号
の大きさの代数和と略等しい大きさを持つ信号であるが
、それが第3の「積分」回路148の人力に結合される
第3の「積分」回路148は前に述べた第1の「積分」
回路126と同じ形式・である。
第3の「積分」回路148の出力が第4のレベル検出器
150の入力に結合される。第4のレベル検出器150
は前に述べた第2のレベル検出器128と同じ形式であ
る。第4のレベル検出器150は、入力信号の大きさが
予定のレベル、好ましい実施例では、外来信号に打勝つ
閾値とする為の60mVを越えた時に、出力信号(PD
I)を発生する。信号PDIが装置内で遮断器引きはず
し信号として利用される。
この発明の正相距離継電器の動作は次の通りである。交
流送電線路に何の障害もない正常な状態を仮定すると、
信号M10.F%  IOZ+及び■OZTは、正常な
負荷状態では、各相電流が平衡していて、零相電流(1
0)がゼロに略等しいから、実質的にゼロに等しい。正
常な負荷状態の間、正相電圧に何の変化もないから、信
号Δv1も略ゼロに等しい。信号RTCONは論理0で
あり、従ってスイッチ118,120を介して、拘束バ
イアスが加算増幅器112,114,116に供給され
る。信号lA15の大きさは、被保護系統の正相負荷電
流の大きさに比例する。正常な負荷状態では、被保護系
統の正相電圧及び電流は略同相であるから、信号lAl
5は信号”Alよりも大体レプリカ・インピーダンスの
角度だけ進んでいる。信号VA1及び1AISが略90
°位相がずれているから、一致論理回路62が90°で
MIZT及びM12、を切換え、2番目の90″でlz
T及ヒIz1を切換える。積分回路126,140,1
48に対する正味の入力は拘束方向であり、レベル検出
器128,142,150からの出力はない。
被保護領域の区間1内で単相障害が起ったと仮定する。
障害状態の間、系統の正相電圧及び電流は、電圧が電流
より進む形で、送電線路のインピーダンスだけ、実質的
に位相がずれている。従って、信号v1及びlA15が
略同相であり、一致論理回路の出力により、信号MIZ
T及びMIZ+が夫々の回路内に接続され、これに対し
て信号IZT及びIZ+は略ゼロに等しい。従って、加
算段108,116に作動信号が印加される。関連する
障害検出器が動作して、信号RTCONを論理1にし、
こうして加算増幅器112,114゜116からバイア
ス信号を取去る。対地単線障害の間、被保護送電系統の
電流に不平衡が生じ、加算増幅器16によって零相電流
が発生される。この零相電流信号が信号■oZT及びI
oZ、を発生し、それが加算増幅器108,116に対
して拘束信号を供給する。この様に追加された拘束信号
は、PDT及びPDI装置が対地単線障害で動作しない
様にする。
次に被保護領域の区間1内で3相障害があったと仮定す
る。障害状態の間、系統の正相電圧及び電流は送電線路
のインピーダンスの角度だけ実質的に位相がずれ、電圧
が電流より進んでいる。従って、信号V1及びlA15
は実質的に同相であり、一致論理回路の出力により、信
号MIZT及びMIZ+が夫々の回路内で接続され、こ
れに対して信号IZT及びIZIは略ゼロに等しい。従
って、加算段108,116に作動信号が印加される。
関連する障害検出器が動作して、信号RTCONを論理
1にし、こうして加算増幅器112,114.116か
らバイアス信号を取去る。3相障害の間、被保護送電線
路の電流には実質的な不平衡が存在しない。従って、実
質的に零相電流がなく、信号!。ZT及びIo 2.+
は略ゼロである。区間1の継電器の到達範囲内の障害に
対しては、信号MIZ+の大きさは拘束信号v1の大き
さよりも大きく、PDIの積分回路148に対する正味
の入力は作動方向である。積分回路の出力のレベルがレ
ベル検出器の設定値より高いと、PDIの出力が発生さ
れる。区間1装置の到達範囲は常に範囲外装置の到達範
囲より小さいから、PDTもこの障害に対して出力を発
生する。
次に継電器の逆方向(その背後)に3相障害があったと
仮定する。障害状態の間、系統の正相電圧及び電流は、
送電線路のインピーダンスの角度だけ実質的に位相がず
れ、電圧が電流より遅れる。
従って、信号V1及びlAl5は実質的に180’位相
がずれ、一致論理回路の出力により、信号IZT及びI
ZIが夫々の回路内で接続され、これに対して信号MI
ZT及びMIZ+は略ゼロに等しい。この為、加算段1
10に作動信号が印加される。関連する障害検出器が動
作し、信号RTCONを論理1にし、こうして加算増幅
器112゜114.116からバイアス信号を取去る。
3相障害の間、被保護送電線路の電流に実質的な不平衡
は存在せず、従って零相電流は実質的になく、信号■。
ZT及び■。Zlは略ゼロである。阻止装置の到達範囲
内の障害に対しては、信号IZTの大きさが拘束信号V
1の大きさより大きく、PDBの積分回路140に対す
る正味の入力は作動方向である。積分回路の出力のレベ
ルがレベル検出器の設定値より高くなると、PDBの出
力が発生される。障害が発生した時、信号Δv1により
、加算増幅器114に対して別の作動信号が印加される
。この信号は、作動信号IZTの大きさが小さい様なあ
る外部の障害でも、速い動作を保証する。PDBの装置
が動作した後、別の作動バイアス信号がスイッチ144
を介して追加され、外部障害に対して連続的な阻止信号
を保証する。
最後に、第1の区間を越えているが、範囲外継電器PD
Tの到達範囲内で、順方向に3相障害があったと仮定す
る。障害状態の間、系統の正相電圧及び電流は、送電線
路のインピーダンスの角度だけ、実質的に位相がずれ、
電圧が電流より進む。
従って、信号V1及びlA15は略同相であり、−致論
理回路の出力により、信号MIZT及びMIZ+が夫々
の回路に接続され、これに対して信号IZT及び121
は略ゼロに等しい。従って、加算段108.116に作
動信号が印加される。関連する障害検出器が動作し、信
号RTCONを論理1にし、こうして加算増幅器112
,114゜116からバイアス信号を取去る。3相障害
の間、被保護送電線路の電流には実質的な不平衡が存在
しない。従って、実質的に零相電流はなく、信号1、Z
T及びIoZ、は略ゼロである。範囲外継電器の到達範
囲内の障害に対しては、信号MIZTの大きさが拘束信
号v1の大きさより大きく、PDTの積分回路126に
対する正味の入力は作動方向である。積分回路の出力の
レベルがレベル検出器の設定値より大きくなると、PD
Tの出力が発生される。仮定した障害は区間1の到達範
囲を越えるものであるから、信号MIZ、が拘束信号v
1より小さくなり、PDIの積分回路148に対する正
味の信号は非作動方向であり、こうしてPDIの出力を
防止する。
正相距離装置に積分回路及びレベル検出器の組合せを使
うと、従来の位相角比較器形の装置に較べて、多数の利
点がある。その利点の中には、接近した烈しい障害に対
する動作速度が高くなることが挙げられる。継電器装置
の速度は主に、CCVT過渡状態の誤差に起因する過渡
的な範囲超過による不正の引きはずしを防止する必要に
基づいている。位相角比較器を用いた時の1つの解決策
は、一定の遅延時間を設けて、CCVTの過渡状態が正
味の作動信号として現れる最大期間を越える様にするこ
とである。別の位相角比較器形の継電器は、フィルタの
遅延と、特性的なタイマによって加えられる一定の作動
時間とを用いている。
この発明の継電器は、特性的なタイマに伴う一定の作動
時間を実質的に除き、こうして系統の安定性にとって最
も重要な、接近した烈しい障害に対し、2乃至3ミリ秒
程度の作動時間が得られる様にする。
この発明の積分器−レベル検出器方式の作動時間は、次
の様に推定することが出来る。
t−T ln[(lVRI+1VoPl)/IVoPl
]C 二\でVRは障害前の拘束電圧、 ■ は(I   Z    −V)の大きさ、OP  
  障害 継電器 ”RCは積分器の時定数、 Inは自然対数を表わす。
例えば、拘束が単位当たり0.5に制限され、TRCが
10ミリ秒であり、IZ−Vの値が単位当たり1.5で
ある様な距離装置では、作動時間は約2.9ミリ秒であ
る。この計算はI Z−Vの平均値を仮定している。障
害の入射角に基づいて、作動時間に若干の変動があり、
正相回路に取入れた低域フィルタには若干のフィルタ遅
延がある。
この発明の積分器/レベル検出器方式の別の利点は、継
電器方式の全体的な性能を高める為に、継電器装置を変
更するのが容易であることである。
1つの例として、単極引きはずし及び閉路方式に拘束信
号IoZR1を追加するのが簡単である。拘束IoZR
1が、正相距離装置が、対地単線障害で動作するのを阻
止し、こうして装置が相間障害で直接的に3極引きはず
しを開始することが出来る様にする。この発明の積分器
/レベル検出器方式を使うと、従来の方式に較べて、系
統の保安性が高まる。積分器/レベル検出器の組合せに
より、遠隔の外部障害の作動時間が比較的長くなる。こ
の様に保安性が高まるのは、継電器が動作する前に、外
部の障害が除かれ、この為障害の間に不正のチャンネル
動作が起る様な誤操作の可能性を少なくする確率の為で
ある。
公知の様に、負荷の最大の流れによる装置の動作を防止
する為に、正相距離装置に対するR−X線図上の定常状
態のカバー範囲は制限しなければならない。従来の方式
では、位相角比較器に付設された特性的なタイマの設定
は、第4図に示す様に、特性を最大負荷インピーダンス
の点から遠ざける様なレンズ特性が得られる様に増加す
る。それによる犠牲として、装置の作動時間が長くなる
この発明は、積分器/レベル検出器方式を使うと共に、
作動信号として、vPoL及びI、ZRの正の一致を利
用し、正の一致に較べて、加重を強めた1つの拘束とし
て、vPoL及びrlzRの負の一致を利用し、レンズ
形特性を得る為の2番目の拘束としてvlを利用するこ
とにより、作動時間の増加がほとんと或いは全くない。
然し、非常に強い負荷の流れに対しては、関連する積分
器の時定数を長くすることが必要になることがあり、そ
れによって作動時間が長くなる。
POSB同期外れ阻止継電器の積分信号の一部分が、P
DI継電器に対する拘束信号として使われる。この余分
の拘束は、PO3Bの動作の固有の遅延の後、PDI継
電器の区間を越えたばかりの所の外部障害を除いたこと
に伴う過渡状態に対し、PDI継電器の保安性を高める
以上の詳しい説明から判る様に、この発明は、障害のき
びしさに基づいて作動時間をよくすると共に、被保護区
間内の遠隔の末端に於ける障害に較べて、接近した障害
に対して一層敏速に動作する正相距離継電器を提供した
。この発明の距離継電器は、内部及び外部の障害の弁別
作用も改善し、こうして継電器動作の信頼性並びに保護
装置の保安性を高める。更にこの継電器は、直列容量補
償形交流送電線路に於ける内部及び外部の障害の弁別作
用も改善されている。
この発明を特定の実施例について説明したが、当業者に
は、この発明の範囲内で、種々の変更が可能であること
は明らかであろう。特許請求の範囲は、この発明の範囲
内に含まれるこの様な全ての変更を包括するものである
ことを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の好ましい実施例の電流及び電圧処理
部分を1本の線で表わしたブロック図、第2図はこの発
明の好ましい実施例の到達範囲調節及び分極部分のブロ
ック図、 第3図はこの発明の好ましい実施例の正相装置のブロッ
ク図、 第4図はこの発明の正相距離継電器のモー/レンズ特性
を示すR−X線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、3相交流配電系統の予定の被保護区間内の障害を検
    出する為の保護継電器に於て、 前記3相配電系統の相電圧の正相分に関係する信号V_
    1を含む分極信号V_P_O_Lを発生する手段と、前
    記3相配電系統の相電流の正相分に関係する信号に、前
    記3相配電系統の被保護区間のレプリカ・インピーダン
    スに関係する信号を乗じた信号I_1Z_Rを発生する
    手段と、 V_P_O_L及びI_1Z_Rの一致を比較し、正の
    一致の結果として作動信号を発生すると共に、負の一致
    の結果として第1の拘束信号を発生する手段と、相電圧
    の正相分に関係する信号V_1で構成された少なくとも
    第2の拘束信号を発生する手段と、前記作動信号の大き
    さが、前記第1及び第2の拘束信号の大きさの和を越え
    た時に正味作動信号を発生する手段とを有する保護継電
    器。 2、更に、前記正味作動信号を受取るエネルギ比較手段
    を有し、該エネルギ比較手段は、 前記正味作動信号を受取る入力、出力、及び該入力及び
    出力の間に接続されたフィードバック回路を持っていて
    、該フィードバック回路が電気的に並列接続された抵抗
    手段及び静電容量手段で構成されている演算増幅器を有
    する積分回路手段と、該演算増幅器の出力からの出力信
    号が予定のレベルを越えた時に、継電器出力信号を発生
    するレベル検出手段とで構成されている請求項1記載の
    保護継電器。
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