JPH01188767A - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

Info

Publication number
JPH01188767A
JPH01188767A JP63011347A JP1134788A JPH01188767A JP H01188767 A JPH01188767 A JP H01188767A JP 63011347 A JP63011347 A JP 63011347A JP 1134788 A JP1134788 A JP 1134788A JP H01188767 A JPH01188767 A JP H01188767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip seal
lip
seal
spacer ring
side end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63011347A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Hashimoto
英治 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority to JP63011347A priority Critical patent/JPH01188767A/ja
Publication of JPH01188767A publication Critical patent/JPH01188767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ギヤポンプ等の軸封部を好適にシールしうる
軸封装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の軸封装置としては、第5図に示す如く、シールケ
ーシング21と回転軸22との間の軸封空間23に複数
の紐状グランドパツキン24・・・を充填したもの(以
下「第1従来装置」という)。
また、第6図に示す如く、軸封空間23に内外周部に環
状のリップシール部25a、25bを備えた断面略V字
状のリップシール25を装填したもの(以下「第1従来
装置」という)がよく知られている。
第1従来装置によれば、パツキン24・・・をパツキン
抑圧体26により軸線方向に圧縮させてケーシング内周
面21a及び回転軸外周面22aに圧接させることによ
って、また第2従来装置によれば、リップシール部25
a、25bがそれ自身の弾性及び被密封流体の圧力によ
りケーシング内周面21a及び回転軸外周面22aに圧
接されることによって、被密封流体領域Aと非密封領域
Bとを遮蔽シールする。なお、リップシール25はシー
ル受体27により受−止保持されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、第1従来装置では、使用経過に伴ってパツキン
24・・・の摩耗等が生じると、パツキン24・・・の
ケーシング内周面21a及び回転軸外周面22aへの圧
接力したがってシール機能が低下することになる。した
がって、所定のシール機能を維持しておくためには、頻
繁に増締作業つまりパツキン抑圧体26を操作してパツ
キン24・・・の圧縮量を増加調整する必要があり、メ
ンテナンスが容易でなく、甚だ煩わしいといった問題が
ある。
一方、第2従来装置では、リップシール部25a、25
bが摩耗しても、その摩耗量に応じてリップシール部2
5a、25bがそれ自身の弾性及び密封流体の圧力によ
り追従変形せしめられるから、上記した如き問題はない
が、その反面、−旦シール機能が低下・喪失するとこれ
を回復させることができず、安全対策上問題がある。
ところで、第2従来装置におけるこのような問題は、複
数のリップシールを並設しておくことができれば解消で
きるものと考えられる。例えば、第7図に示す如く、軸
封空間23に第1及び第2リップシール25.25’ 
を並列配置しておくと。
第1リツプシール25のシール機能が低下・喪失した場
合、引続き第2リツプシール25′によるシール作用が
行われはずであるから、安全対策上有効であり、また寿
命も向上することになる。
しかし、現実には、第1リツプシール25が密封流体の
圧力によりシール受体27方向に抑圧移動されることに
よって、第2リツプシール25′が第1リツプシール2
5とシール受体27との間で挟圧されることになる。そ
の結果、第7図に示す如く、第2リツプシール25′の
リップシール部25a’ 、25b’が第1リツプシー
ル25により抑圧変形されて、所定のシール機能を発揮
し得ない状態となり、第2リツプシール25′による良
好なシール作用は到底期待し得ない。
したがって、従来、−の軸封空間に複数のリップシール
を装填しておくようなことは行われていないのが実情で
ある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、増
締等のメンテナンスを必要とせず、安全性及び寿命を大
幅に向上させた軸封装置を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決した本発明の軸封装置は、内外周部に環
状のリップシール部を備えてなる複数のリップシールを
軸線方向に並列配置すると共に。
リップシール間にスペーサリングを介挿してなり。
このスペーサリングのリップシール部に対向する側端部
には、これと該リップシール部との接触を阻止すべく、
リップシール部間の溝底部に当接する突部が突設されて
いることを特徴とするものである。
〔作用〕
リップシール間にはスペーサリングが介挿されており、
しかもリップシール部とこれに対向するスペーサリング
側端部とが、該側端部に突設した突部がリップシール部
間の溝底部に当接することによって、非接触状態に保持
されるから、複数のリップシールが並列配置されていて
も、−のリップシールが受ける被密封流体による軸線方
向押圧力は、これに隣接するリップシールのリップシー
ル部には何らの影響も与えず、各リップシールのリップ
シール部はシール機能を発揮し得ない状態に変形される
ようなことがない、すなわち、各リップシールは、スペ
ーサリングの存在により、あたかも個々に独立して設け
られたかの如き状態に保持されるのであり、常時、所定
のシール機能を発揮しうる状態に維持される。したがっ
て、−のリップシールによるシール機能が低下した場合
にも、これに代って隣接するリップシールにより引続き
シール作用が行われ、軸封装置としてのシール機能は何
ら損なわれることがない。
[実施例] 以下1本発明の構成を第1図〜第3図に示す実施例に基
づいて具体的に説明する。
この実施例の軸封装置は、第1図に示す如く、シールケ
ーシング1とこれを洞貫する回転軸2との間の軸封空間
3に第1及び第2リツプシール4゜4′を軸線方向に並
列配置すると共に、リップシール4 、、4 ’間にス
ペーサリング5を介挿してなり、被密封流体領域Aと非
密封領域Bとを遮蔽シールする。
各リップシール4,4′は、第1図及び第2図に示す如
く、ポリテトラフルオルエチレン樹脂等の樹脂材からな
るシール本体6と金属製のスプリング7とからなる。シ
ール本体6は、内外周部に環状のリップシール部6a、
6bを備えた断面略V字状に構成されている。スプリン
グ7はリップシール部6a、6bに所定の弾性を付与す
べくシール本体6に埋設されている。この実施例では、
スプリング7がリップシール部6a、6bの対向面に沿
うウェブ7a、7bとこれらを連結するフランジ7cと
を備えた断面略V字状の環状体に構成されていて、リッ
プシール部6a、6b間の環状溝6cに添接状に埋設さ
れている。各リップシール4,4′は、リップシール部
6a、6bを被密封流体領域Aに向けた状態で且つリッ
プシール部6a、6bを対向方向に若干弾性変形させて
ケーシング内周面1a及び回転軸外周面2aに圧接させ
た状態で、軸封空間3に装填されている。なお、軸封空
間3の非密封領域B側には、第2リツプシール4′の背
面部を受止保持するシール受体8が装着されている。
スペーサリング5は、第11図及び第3図に示す如く、
第2リツプシール4′のリップシール部6a、6bに対
向する側端部5aに、該シール4′の環状溝6Cに突入
する環状の突部5bを突設してなるもので、成る程度の
強度を有するポリアミドイミド樹脂等の樹脂材又は金属
材で構成されている。突部5bの軸線方向長さは、環状
溝6cの溝深さつまりリップシール部6a、6bの軸線
方向長さより所定量大きく設定されていて、スペーサリ
ング5の側端部5aと第2リツプシール4′のリップシ
ール部6a、6bの先端部とが、突部5bが環状溝6c
の溝底部つまりスプリング7のフランジ7cに当接する
ことによって、非接触状態に保持されるようになってい
る。なお、突部5bには、第3図に示す如く、適宜数の
連通孔5c若しくは連通溝5d(何れも−のみ図示)が
形成されている。
したがって1以上のように構成された軸封装置によれば
、常態においては、第1リツプシール4により被密封流
体領域Aと非密封領域Bとが遮蔽シールされる。すなわ
ち、第1リツプシール4のリップシール部6a、6bが
それ自身及びスプリング7の弾性により更に被密封流体
の圧力によりケーシング内周面1a及び回転軸外周面2
aに圧接することによって、被密封流体をシールする。
このとき、第1リツプシール4は、被密封流体の圧力に
よってシール受体8方向に押圧移動されるが、これによ
っては第2リツプシール4′のリップシール部6a、6
bが変形することはない。
すなわち、第1リツプシール4が抑圧移動されると、第
2リツプシール4′はスペーサリング5を介して第1リ
ツプシール4とシール受体8との間で挟圧される。しか
し、スペーサリング5の突部5bの存在により、この挟
圧力は第2リツプシール4′の環状溝6Cの溝底部分に
作用するのみで、シール作用部たるリップシール部6a
、6bには何ら作用せず、しかも、スペーサリング5と
リップシール部6a、6bとの対向面は非接触状態に維
持される。したがって、第2リツプシール4′のリップ
シール部6a、6bは上記挟圧力によって変形されるこ
とがなく、所定のシール機能を発揮しつる状態に保持さ
れることになり、第1リツプシール4のシール機能が低
下・喪失した場合には、これに代って第2リツプシール
4′が引続きシール作用を行い、軸封装置としてのシー
ル機能は何ら損なわれることがない。
ところで、本発明に係る軸封装置は、上記実施例に限定
されるものではなく1例えば第4図に示す如く構成する
こともできる。
すなわち、第4図に示したものでは、第1及び第2リッ
プシール4,4′をリップシール部が対向するように配
置し、スペーサリング5の両側端部5a、5a’に環状
の第1及び第2突部5b。
5b’ を突設しである。スペーサリング5には。
シールケーシング1のシール流体通路1bに連通ずる連
通路5eが形成されており、また各突部5b、5b’に
は、前記したと同様に連通孔5c若しくは連通溝5dが
形成されている。
したがって、被密封流体に対して不活性であり且つ高圧
のシール流体(例えば窒素ガス)をシ−ル流体通路1b
から連通路5e(及び各連通孔5C若しくは連通溝5d
)を介してリップシール4゜4′間に導くことによって
、各リップシール部6a、6bが主としてシール流体の
圧力により各周面1a、2aに圧接され、被密封流体領
域Aと非密封領域Bとを遮蔽シールすることができる。
かかる構成のものにおいても、上記実施例同様に、第1
リツプシール4のシール機能が低下・喪失した場合、第
2リツプシール4′がこれに代ってシール機能を発揮す
ることになる。
また、軸封空間3に装填するリップシールの数は3以上
とすることもでき、必要に応じて適宜に設定することが
できる。この場合、リップシールは、第1図及び第4図
に示す何れの状態に配置してもよく、さらに両者を組合
せた配置とすることも可能である。勿論、スペーサリン
グの数及び形状(突部の数)はリップシール数及び配置
に応じて設定される。
さらに、使用するリップシールの構造は任意であり、ス
プリングにより補強されていないものを使用することも
できる。
〔発明の効果〕 以上の説明から容易に理解されるように1本発明の軸封
装置は、リップシール間に特殊な形状のスペーサリング
を介挿しておくことにより、各リップシールの機能を損
なわせることなく複数リップシールの並設を可能とした
ものであるから、第1従来装置における如き煩わしいメ
ンテナンスを必要としないものであることは勿論、第2
従来装置の如きリップシールを使用したことによる宿命
的な欠点つまり安全性に劣るといった問題を有効に解決
でき、寿命を大幅に向上させ得るものである。
しかも、リップシール間にスペーサリングを介挿するだ
けであるから、装置構造が徒に大形化・複雑化せず、t
f!めで実用性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明に係る軸封装置の一実施例を示
したもので、第1図は装置の一部切欠断面図、第2図は
要部の拡大断面図、第3図は他の要部の斜視図であり、
第4図は他の実施例を示す第1図相当の断面図であり、
第5図〜第7図は夫々従来装置を示す一部切欠断面図で
ある。 4.4′・・・リップシール、5・・・スペーサリング
、5a、5a’・・・リップシール部に対向する側端部
、5b、5b’・・・突部、6a、6b・・・リップシ
ール部、6c・・・環状溝、7c・・・スプリングのフ
ランジ(リップシール部間の溝底部)。 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内外周部に環状のリップシール部を備えてなる複数のリ
    ップシールを軸線方向に並列配置すると共に、リップシ
    ール間にスペーサリングを介挿してなり、このスペーサ
    リングのリップシール部に対向する側端部には、これと
    該リップシール部との接触を阻止すべく、リップシール
    部間の溝底部に当接する突部が突設されていることを特
    徴とする軸封装置。
JP63011347A 1988-01-21 1988-01-21 軸封装置 Pending JPH01188767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63011347A JPH01188767A (ja) 1988-01-21 1988-01-21 軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63011347A JPH01188767A (ja) 1988-01-21 1988-01-21 軸封装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01188767A true JPH01188767A (ja) 1989-07-28

Family

ID=11775503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63011347A Pending JPH01188767A (ja) 1988-01-21 1988-01-21 軸封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01188767A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247292A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Jatco Ltd 回転体支持構造
JP2013053580A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Toyota Motor Corp ターボチャージャ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247292A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Jatco Ltd 回転体支持構造
JP2013053580A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Toyota Motor Corp ターボチャージャ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3469854A (en) Header ring
US8474829B2 (en) Sealing device
US4040636A (en) Composite packing
US4706970A (en) Flexible ring seal with insert in circumferentially extending channel
GB2258276A (en) Seal ring
EP0730713B1 (en) Sealing assembly
EP0490204A1 (en) Seal with spring energizer and method
US3521893A (en) Nonextrusion ring
US4585238A (en) Channeled ring seals with spring rings
US2444119A (en) Packing ring
JP2008506084A (ja) 複合ロータリーシールアセンブリ
US6648337B1 (en) Backup ring with controlled spacing
US4413831A (en) Face seal with elastomeric axial thrust member
JP2002159343A (ja) ブラシ型シール装置
ES8105839A1 (es) Mejoras en una valvula para servicio criogenico.
JP2017172756A (ja) 密封構造及びガスケット
JP2020008088A (ja) バックアップリング
JPH01188767A (ja) 軸封装置
US11221072B2 (en) Arrangement structure for seal member
EP0218394A2 (en) Fluid seals
US3420536A (en) Split ring packing with elastomeric support for rotative and reciprocable parts
US2632624A (en) Valve closure member
JPS61256065A (ja) 軸周形シ−ル装置
JPH026303Y2 (ja)
KR100799256B1 (ko) 운동용 고압 실링장치