JPH01180782A - Tig溶融処理法 - Google Patents

Tig溶融処理法

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JPH01180782A
JPH01180782A JP33012687A JP33012687A JPH01180782A JP H01180782 A JPH01180782 A JP H01180782A JP 33012687 A JP33012687 A JP 33012687A JP 33012687 A JP33012687 A JP 33012687A JP H01180782 A JPH01180782 A JP H01180782A
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tig
arc
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Mitsumasa Ishida
石田 光正
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数のTIG(タングステン・イナートガス
)アークトーチを用いて母材である被処理物に同時に加
熱溶融処理を施こす方法に関するものである。
〔従来の技術〕
1本のTIGアークトーチのみによる加熱溶融処理では
生産性が低いので、複数のTIGアークトーチを用意し
て同時に働かせて生産性を高めることが、例えば、第2
図および第3図に示すように、行なわれている。この場
合には、同時に同一方向に移動する4本のTICアーク
トーチIA。
IB、IC,IDを用意して、被処理物である母材(例
えば、鋼板)2の上方に所定相互間隙で配置する。TI
GアークトーチIA〜IDは直流電源3のマイナス極に
平列に接続する。母材2にはその下面、上面又は側面に
固定接続端子を取付けて、直流電源3のプラス極へ接続
する。第2図では4つの固定接続端子4A、4B、4C
,4Dが母材2の下面に取付けられている。直流電流I
を流すことによってTIGアークトーチIA〜IDと母
材2との間にアーク5が発生して、このアークによって
母材(被処理物)2の表面が溶融する。
アーク発生と同時にアークトーチIA〜IDを所定方向
Y(第3図)に移動させるので、新らたにアークが発生
するところで溶融が起こり、先に溶融したところでは冷
却して凝固する。このようにして電極棒マイナスで複数
のTIGアークトーチを動かして母材(鋼材、鋳鉄材な
ど)2の加熱溶融処理を行なっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
アーク5は一種の電流であり、第2図および第3図によ
れば、各TIGアークトーチIA〜IDでは下方の接続
端子4A〜4Dから電流■が母材2を通って平列に流れ
る。このような場合に、トーチ間の距離が大きいときに
は問題ないが、トーチ間距離が短かくなると、例えば、
第2図で左端の第1TIGアークトーチIAにおいては
、そのアークは第2TIGアークトーチIBによる磁界
の影響を受け、フレミングの左手の法則により第2図で
右側へつまり第27IGアークトーチIB側へ引き寄せ
られる(いわゆる磁気吹きが生じる)。
第2TIGアークトーチIBでのアークはその両側にあ
る第1および第3TIGアークトーチIA。
ICの磁界の影響を受けるが、その影響は打消し合うこ
とになって所定のアークとなる。第3TIGアークトー
チICでのアークは第2TIGアークトーチのアークと
同様に所定のアークとなる。
そして、右端の第4TIGアークトーチIDのアークは
第37IGアークトーチIC側へ引き寄せられる。この
ように第1および第47IGアークトーチでのアークは
磁気吹きによって内側へ引き寄せられるので、溶融面が
当初設定域よりずれる。
このために、場所によっては(例えば、角部、凹所では
)溶融ブレを起こし、品質問題(仕上切削加工での黒皮
残りなど)を招いていた。
また、従来は被処理物である母材を電源に接続するため
の接続端子がこの母材に固定取付けられているので、処
理が進むにつれてTIGアークトーチは接続端子から離
れてトーチと端子との距離が長くなって母材中を流れる
電流が変化するなどしてアークが不安定となる。
本発明の目的は、複数のTIGアークトーチによる加熱
溶融処理において生じる上述したような不所望の磁気吹
きによる溶融面ずれを防止することである。
本発明の別の目的は、従来のTTGアークトーチと被処
理物の接続端子との距離が長くなってアークが不安定と
なるのを回避した複数TIGアークトーチによるTIG
溶融処理法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的が、複数のTIGアークトーチを電源の一方
の極にそして被処理物を他方の極に接続してアークを発
生させて前記被処理物の表面を処理するTIG溶融処理
法において、前記TIGアークトーチの進行方向の前方
又は後方で、該TIGアークトーチのそれぞれに近接し
て、該TIGアークトーチと同速で同一方向に移動する
接触具を設け、該接触具を介して前記被処理物を前記電
源の他方の極に接続することを特徴とするTIG溶融処
理法によって達成される。
接触具はローラを備えており、該ローラがスプリング等
によって被処理物へ押付けられていることは好ましい。
〔作 用〕
複数のTIGアークトーチのそれぞれに近接して電源に
つながる接触具(すなわち、接続端子)をTIGアーク
トーチと同速かつ同一方向に移動するように設けるので
、アーク電流は主として近接の接触具から被処理物を通
ってTIGアークトーチへ流れる。このため、接触具を
流れる電流によって生じる磁界の影響で、アークは進行
方向線上で接触具から離れるように曲げられる。すなわ
ち、複数のトーチで同時にTIG溶融処理を行なっても
、H=1/πrZ  (電流Iが流れたときの距離rで
の磁界)の式より、至近距離の接触具による磁界の影響
を特に受けて他トーチの磁界の影響はそれほどでなく、
常に一定方向の安定な磁気吹きとなっている。このよう
に、本発明では複数TIGアークトーチのそれぞれにつ
いて磁気吹き方向を常に一方向に安定させかつトーチと
接触具の距離も一定に維持される。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本発明の実施態様例によって
本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明に係るTIG溶融処理法にしたがって
母材(被処理物)を加熱溶融する装置の側面概略図であ
る。
このTIG溶融処理装置は、従来と同じTIGアークト
ーチ11を複数本有し、各トーチが直流電源13のマイ
ナス極に並列に接続され、そして被処理物の母材12に
接触しかつ直流電源13のプラス極に接続された接触具
14をトーチ数と同じ数有する。接触具14は、母材1
2と直接接触するローラ16および該ローラを母材に押
付けるためのスプリング17からなり、かつTIGアー
クトーチ11の担持板18に固定されている。この担持
板18には全てのトーチと接触具が所定間隙で固定され
ており、駆動機(例えば、モータ)19によって所定移
動方向Yへ動かされる。第1図においては、ねじ機構に
よるネジ棒20の回転によって担持板18が移動するよ
うになっている。
接触具14は、第1図に示すように、移動方向YでTI
Gアークトーチ11の前に設置されているが、後に設置
してもよい。アークトーチ11の前方に接触具14を設
置するほうが、溶融処理による黒皮などの酸化物皮膜の
形成、熱い処理部によるローラ加熱などがないので好ま
しい。
TIG溶融処理装置を母材(被処理物)12上の所定位
置に設置してから直流電流を流して同時に複数のTIG
アークトーチ11にアーク15を発生させる。このとき
、電流■は接触具14、母材12そしてトーチ11を通
って流れる閉ループを形成する。すると、トーチ11と
母材12との間のアーク15は、接触具14を流れる電
流Iによって生じる磁界の影響を受けて、フレミングの
左手の法則にしたがってアーク15はトーチ進行方向Y
とは反対の後方へ曲げられる。また、TIGアークトー
チ11 (アーク発生箇所)と接触具14との距離は至
近でかつ一定になっている。したがって、アーク15は
一定の磁気吹き状態で安定して推移するので、安定した
TIG溶融面を形成することができる。
上述の実施例では、いわゆる棒マイナスであるTIGア
ークトーチを直流電源のマイナス極に接続しているが、
母材が、例えば、アルミニウムの場合のように酸化膜が
その表面にあるならば、クリーニング作用のある棒プラ
スとしてTIGアークトーチを直流電源のプラス極に接
続してもよい。
さらに、直流よりも磁気吹きが起こりにくい交流を用い
ることもできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、複数TIGアークトーチの同時TTG
溶融処理において他のアークトーチによる磁界の影響は
近接設置の可動接触具による磁界の大きな影響によって
問題なくなり、常に進行方向線上で接触具とは反対方向
に安定な磁気吹きアークが発生する。さらに、TIGア
ークトーチと接触具との距離(母材中の電流の流れる距
離)が小さくかつ一定なので、母材(被処理物)の表面
あらさ、鋳造上の寸法のバラツキなどによる電流変化を
とても小さくできる。したがって、TIG溶融処理が安
定して良好な品質の加熱溶融処理面が得られる。
46  図面の簡単な説明 ゛ 第1図は本発明に係るTIG溶融処理法を実施している
装置の側面概略図であり、 第2図は従来のTIG溶融処理法を実施している装置の
正面概略図であり、 第3図は第2図の装置の側面概略図である。
11・・・TIGアークトーチ 12・・・母材(被処理物)、13・・・直流電源、1
4・・・接触具、      15・・・アーク、16
・・・ローラ、      17・・・スプリング。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.複数のTIGアークトーチを電源の一方の極にそし
    て被処理物を他方の極に接続してアークを発生させて前
    記被処理物の表面を処理するTIG溶融処理法において
    、前記TIGアークトーチの進行方向の前方又は後方で
    、該TIGアークトーチのそれぞれに近接して、該TI
    Gアークトーチと同速で同一方向に移動する接触具を設
    け、該接触具を介して前記被処理物を前記電源の他方の
    極に接続することを特徴とするTIG溶融処理法。
  2. 2.前記接触具はローラを備えており、該ローラはスプ
    リングによって前記被処理物へ押付けられていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のTIG溶融処理
    法。
  3. 3.前記電源に直流電源を用いて、前記複数のTIGア
    ークトーチをマイナス極にそして前記処理物をプラス極
    に接続することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のTIG溶融処理法。
  4. 4.前記電源に直流電源を用いて、前記複数のTIGア
    ークトーチをプラス極にそして前記処理物をマイナス極
    に接続することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のTIG溶融処理法。
  5. 5.前記電源に交流電源を用いることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のTIG溶融処理法。
JP33012687A 1987-12-28 1987-12-28 Tig溶融処理法 Expired - Lifetime JPH06104886B2 (ja)

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JPH01180782A true JPH01180782A (ja) 1989-07-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
HRP20140363B1 (hr) * 2014-04-17 2018-10-05 ĐURO ĐAKOVIĆ TERMOENERGETSKA POSTROJENJA d.o.o. Poboljšani postupak mehaniziranog elektrolučnog zavarivanja korijena spoja priključak na sabirnik

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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HRP20140363B1 (hr) * 2014-04-17 2018-10-05 ĐURO ĐAKOVIĆ TERMOENERGETSKA POSTROJENJA d.o.o. Poboljšani postupak mehaniziranog elektrolučnog zavarivanja korijena spoja priključak na sabirnik

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