JPH0117363Y2 - - Google Patents

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JPH0117363Y2
JPH0117363Y2 JP2663983U JP2663983U JPH0117363Y2 JP H0117363 Y2 JPH0117363 Y2 JP H0117363Y2 JP 2663983 U JP2663983 U JP 2663983U JP 2663983 U JP2663983 U JP 2663983U JP H0117363 Y2 JPH0117363 Y2 JP H0117363Y2
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oil
bridge member
casing
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feeding mechanism
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JP2663983U
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、可変クラウンロールのロータリジヨ
イントに関し、特に、ロール本体に取り付けられ
るケーシング内での送油機構との摺接部における
油漏れを防止する可変クラウンロールのロータリ
ジヨイントに関する。
可変クラウンロールは、その作動時にロール本
体内に圧油が作用するように構成されているもの
であるから、このロール本体に取り付けられるロ
ータリジヨイントにあつては、可変クラウンロー
ルの作動時にジヨイント部分からの油漏れがあつ
てはならないこと勿論である。特に、ロータリジ
ヨイントにあつては、ロール本体にこれと同時回
転するように取り付けられたケーシング内に送油
機構を静止して保持するものであるから、ケーシ
ング内での送油機構との摺接部における油漏れ
は、可変クラウンロールの作動時には絶対的に避
けられなければならない。
このような要請に応じるものとして、従来より
第1図に示すものが提案されているが、このロー
タリジヨイント1は、ケーシング2と送油機構3
とからなり、ケーシング2はロール本体4にこれ
と同時回転するように取り付けられており、送油
機構3はケーシング2に静止して保持されている
ものである。そして、送油機構3の先端にはケー
シング2の先端部5に摺接する駒部材6を有して
おり、当該駒部材6は、送油機構3の後端からの
圧油の通過を可とするとともにケーシング2の先
端部5に向けてコイルばね7によつて附勢されて
いる。この駒部材6は、ロール本体4内に圧油を
送油するとき前進して先端部5に押圧されその摺
接部分からの油漏れを防止し、かつ、作動油が無
圧状態のときもコイルばね7の反発力によつて駒
部材6を前進させておき先端部5との摺接部分か
らの油漏れを防止するとされているものである。
しかしながら、以上のように構成されていると
きにロール本体4内への圧油の送油後にこれを一
旦停止すると、ロール本体4内の作動油が駒部材
6を介して逆流しようとすることとなり、その際
にその油圧が駒部材6に受圧されて駒部材6が後
退されることとなる。従つて、この駒部材6の後
退によつてその先端部との摺接が解除されること
となり、そこからの油洩れを生じる虞れがある。
この場合に、コイルばね7の反発力をその油圧に
勝るものとする場合には、先端部5と駒部材6と
の間の油漏れは防止できるが、その摺接時の摩擦
抵抗はこれが増大することとなり、ロール本体4
の円滑な回転作動を妨げることになる。従つて、
コイルばね7の反発力はその精度管理が極めて困
難となり、先端部5と駒部材6との摺接部分から
の油漏れを効果的に防止することができなくなる
虞れがあつた。
そこで本考案は、ロール本体内に一旦圧油を送
油した後にこれを停止したときにもケーシングの
先端部と送油機構の駒部材との摺接部分からの油
漏れを効果的に防止しかつロール本体の円滑な回
転作動を妨げることのない可変クラウンロールの
ロータリジヨイントを提供することを目的とす
る。
そしてこの目的達成のため本考案の構成を、ロ
ール本体にこれと同時回転するように取り付けら
れるケーシングに送油機構を静止して保持すると
ともに、当該送油機構の先端には送油機構の後端
からの圧油の通過を可とし、かつ、ケーシングの
先端部に摺接するように附勢された駒部材を有し
てなる可変クラウンロールのロータリジヨイント
において、ケーシングの先端部は上記駒部材から
の圧油のロール本体内への通過を可とするととも
に、上記駒部材に摺接するように附勢された駒部
材を有してなることを特徴とするとしたものであ
る。
以下、図示した実施例に基づいて本考案を説明
する。
第2図に示すように、本考案に係る可変クラウ
ンロールのロータリジヨイントは、ロール本体A
にこれと同時回転するように取り付けられるケー
シング10に送油機構20を静止して保持してな
り、ロール本体A内の中央油孔aに外部の油圧ユ
ニツト(図示せず)からの圧油を送油機構20を
介して送油するように形成されている。
ケーシング10は、上記油孔aに定着される先
端部11と、当該先端部11に連設される胴部1
2と、当該胴部12の後端に当該胴部12内に上
記送油機構20が静止して保持されることを可と
するように配設される蓋部13とからなる。上記
先端部11と胴部12および胴部12と蓋部13
はそれぞれボルト14によつて連結されており、
ロール本体Aとケーシング10すなわち胴部12
もボルト15によつて連結されている。そして、
先端部11には上記油孔aに連通する油路16が
形成されている。
送油機構20は、上記胴部12内に配設された
ベアリング部材21を介して静止して保持され、
かつ上記蓋部13によつてシール部材22を介装
して定着されている。そして、送油機構20の中
央軸線方向には作動油の通路23が形成されてお
り、周辺軸線方向には冷却油の導入孔24、排出
孔25がそれぞれ形成されており、上記通路23
および各孔24,25にはそれぞれ連結部材2
6,27が突設されている。
上記送油機構20の先端およびケーシング10
の先端部11には、それぞれ駒部材30,40が
附設されている。この各駒部材30,40は、全
体に断面T字状を呈するように形成されており、
軸部31,41を相応部位に穿設されている円孔
32,42内に挿入させ、かつ円盤部33,43
を互いに対向させるように配置されているもので
ある。そして、各駒部材30,40の中央軸線方
向にはそこを貫通する油孔34,44を有してお
り、この油孔34,44は互いに連通するととも
に先端部11内の油路16と送油機構20内の通
路23との連通を可とするものである。また、各
駒部材30,40は、その円盤部33,43表面
が互いに摺接するように円孔32,42内に装備
されたコイルばね34,45によつてそれぞれ附
勢されているとともに、軸部31,41の油路1
6あるいは通路23に対向する端面もそれぞれ受
圧面36,46としている。尚、各駒部材30,
40は、それぞれを保持する先端部11および送
油機構20との間に差し込まれたピン37,47
をもつてその独立した回転が阻止されているとと
もに、軸部31,41外周および円孔32,42
内周にはそれぞれ適宜にシール部材38,39,
48,49が介装されており、円孔32,42内
からの外部への作動油の漏出が防止されている。
尚、ロール本体Aの油孔aとケーシング10の
先端部11との連結部分には適宜シール部材17
が介装されており、油孔a内の作動油がそこから
漏出されないようになつているとともに、ケーシ
ング10の先端部11と胴部12との間にも適宜
のシール部材18が介装されており、その連設部
分からの冷却油等の漏出がないように配慮され
る。
以上のように構成された本考案に係る可変クラ
ウンロールのロータリジヨイントの作動について
説明する。
すなわち、ロール本体Aに取り付けられたこの
ロータリジヨイントの送油機構20内に外部の油
圧ユニツト(図示せず)から連結部材27を介し
て加圧された作動油が送油されると、当該作動油
は通路23を介して円孔32に至る。そして、円
孔32内に流入した作動油は駒部材30の軸部3
1に穿設されている油孔34内に流入する。その
際、駒部材30は軸部31に作用するコイルばね
35の反発力によつて対向する駒部材40にその
円盤部33を押し付けるようにして隣接している
ものであるが、軸部31の受圧面36には作動油
からの加圧があり、しかも油孔34内を作動油が
追加する際の流路抵抗の発生によつて駒部材30
はより一層強い力で対向する駒部材40に押し付
けられることとなる。そして対向する駒部材40
はそのコイルばね45によつて附勢されてその円
盤部43表面を対向する円盤部33表面から離脱
させることがないので、駒部材30の油孔34内
に流入した作動油は対向する駒部材40との間に
作動油の漏出を惹起することなく駒部材40内の
油孔44内へ流入する。そして、油孔44内の作
動油は円孔42、これに連通する先端部11の油
路16をそれぞれ介してロール本体Aの油孔a内
に流入することとなる。
また、外部の油圧ユニツト(図示せず)の作動
を中止すると、送油機構20内の通路23、これ
に連通する円孔32およびこれに連通する駒部材
30内の油孔34内の作動油さらにはこれと連通
する駒部材40内の油孔44内の作動油はそれぞ
れ減圧されることとなる。従つて、加圧状態でロ
ール本体Aの油孔a内に流入していた作動油は先
端部11の油路16およびこれに連通する円孔4
2を介して駒部材40の油孔44内に流入するこ
ととなる。その際、駒部材40の軸部41はその
コイルばね45によつて隣接する駒部材30に押
し付けられているから、駒部材30,40との摺
接部分における作動油の漏出は防止される。しか
も、円孔42内に流入した作動油が駒部材40の
軸部41の受圧面46に作用するとともに油孔4
4内を通過する際の流路抵抗によつて駒部材40
は一層強い力で対向する駒部材30に押し付けら
れ、また対向する駒部材30はそのコイルばね3
5附勢されているので、その摺接部分からの作動
油の漏出を生じることなく対向する油孔34内へ
の作動油の流入が可能となる。
以上のところを第3図中の付号をもつて詳述す
ると次のようになる。
すなわち、図中駒部材30の対向する駒部材4
0へ作用する力をF1とし、反対の駒部材40の
力をF2とする。そして円孔32の断面積をa1、円
孔42の断面積をa2、円孔32内に作用する油圧
をP1、円孔42内に作用する油圧をP2、摺接部
分における油室の断面積をa3、その油圧をP3とす
ると、 F1=P1・a1−P3・a3であり F2=P2・a2−P3・a3である。
そして、駒部材40の油孔44内における流路
抵抗による圧損がない場合は、F1=F2すなわち、 P1・a1−P3・a3=P2・a2−P3・a3で 両者は同じ押し付け力で釣り合つていることと
なる。
しかし、圧損が生じると、P2>P1となり、 a1=a2=aとすると駒部材40には a(P2−P1)の押し付け力が発生することにな
り、駒部材30,40間が釣り合い状態になるま
で駒部材40が対向する駒部材30側に移動する
こととなる。
従つて、ロール本体Aの油孔a側から外部の油
圧ユニツト(図示せず)側への作動油の流量が増
大すればする程、すなわち両者間の油圧差が大と
なればなる程、駒部材40は対向する駒部材30
に一層強い力で押し付けられることとなり、両者
の摺接部分からの油漏れは一層有効に防止される
こととなるものである。このことは、油圧ユニツ
ト(図示せず)側からロール本体Aの油孔a側に
加圧される場合でも同様に生じる作動であること
は前述した通りである。
以上のように本考案によれば、ロール本体内に
圧油を送油する際にケーシングの先端部と送油機
構との摺接部分からの作動油の漏出を有効に防止
できるとともに、ロール本体内に一旦圧油を送油
した後にこれを停止することとしてもケーシング
の先端部と送油機構の先端との摺接部における作
動油の漏出をも有効に防止できることとなる。そ
して、ロール本体内の油圧と外部との油圧差が大
となればなる程一層確実にその摺接部分からの油
洩れが防止されることとなる利点がある。その結
果、本考案に係るロータリジヨイントを可変クラ
ウンロールに装備することとすれば、可変クラウ
ンロールの作動中における作動油の漏出が予め防
止され、その作動効率を低下させることがない効
果が得られ、圧油の送油を停止する場合にもロー
ル本体内の圧油がロータリジヨイント内に漏出
し、ジヨイントの再度の円滑使用を困難にする虞
れを排除できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロータリジヨイントをロール本
体とともに一部破断して示す断面図、第2図は本
考案に係るロータリジヨイントを第1図と同様に
示す図、第3図は本考案に係るロータリジヨイン
トを部分的に拡大して示す断面図である。 A……ロール本体、10……ケーシング、11
……先端部、20……送油機構、30,40……
駒部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ロール本体にこれと同時回転するように取り
    付けられるケーシングに送油機構を静止して保
    持するとともに、当該送油機構の先端には送油
    機構の後端からの圧油の通過を可とし、かつ、
    ケーシングの先端部に摺接するように附勢され
    た駒部材を有してなる可変クラウンロールのロ
    ータリジヨイントにおいて、ケーシングの先端
    部は上記駒部材からの圧油のロール本体内への
    通過を可とするとともに、上記駒部材に摺接す
    るように附勢された駒部材を有してなることを
    特徴とする可変クラウンロールのロータリジヨ
    イント。 (2) それぞれの駒部材はコイルばねによつて附勢
    されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の可変クラウンロールのロータリジヨイント。 (3) それぞれの駒部材はその軸部に圧油の受圧面
    を有してなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の可変クラウンロールのロータリジヨイン
    ト。
JP2663983U 1983-02-25 1983-02-25 可変クラウンロ−ルのロ−タリジヨイント Granted JPS59135802U (ja)

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