JPH01173523A - スイツチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の対象技術分野〕 この発明は電流の逆流を防止するスイッチに関し、たと
えば複数個のスナップアクションスイッチを並列に接続
するばあいに利用される。

〔従来技術〕

従来この種のスイッチは第５図に示すようにスイッチ３
０たとえば３０ａないし３０ｄを制御回路３２に対して
共通の母線３３を介して複数個並列に接続するばあい、
通常スイッチ３０と制御回路３２とは同期信号をもって
スキャニングされる。ところがこの状態においてスイッ
チ３０の中、たとえば第１と第２のスイッチ３０ａと３
０ｂが同時に動作したばあい、一方のスイッチ３０ａか
ら他方のスイッチ３０ｂに、あるいはその逆方向に電流
が流れるいわゆる逆流現象が生じる。

そこで使用者は第６図に示すようにスイッチ３０と母線
３３との間にダイオードボックス３１を設け、このダイ
オードボックスとスイッチ３ｏとをコネクター３４．３
４を介して接続し、ダイオードボックス３１内に配設し
たダイオード２１．２１によってスイッチ相互間の電流
の逆流あるいは回り込みを防止している。

また１つのスイッチの負荷として複雑な回路を有する機
器たとえば計算機等を接続するばあいにも第５図に示す
ものと同様な現象、とくにこのばあいには誤信号の発生
を起すことがあるので、スイッチ３０の外部においてそ
の端子にダイオード２１を接続し、その現象の発生を防
止し工いる。

〔この発明が解決しようとする問題点〕従来のスイッチ
のようにダイオードボックスを用いるものにあっては、
このダイオードボックスはこれをスイッチとは別に用意
しなければならない。このため結線作業において結線誤
り、たとえば結線忘れや誤接続等を起したり、余分な配
線空間を必要とするばかりか接触部分の増加により接触
信頼性が低下し、さらにはダイオードボックスの配線空
間をも考慮しなければならない。

〔発明の目的〕

この発明は従来の欠点にかんがみ、ダイオードボックス
を不要とし、これによってスイッチの使用場所でのスイ
ッチとダイオードとの結線作業なな（シ、もって信頼性
の高いスイッチを提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

この発明はその目的を達成するために、固定接点板を接
点部と接続端子部の２つの部分に分割して形成し、これ
ら両者を電気絶縁性を有する連結部を介し工機械的に一
体に連結し、さらにハウジング内において接点部と接続
端子部との間にダイオードを接続したもので、これによ
ってスイッチの使用場所でのスイッチとダイオードの接
続が不要となり、いきおいそのための配線の誤りが防止
される。

〔実施例〕

以下図によってこの発明の一実施例を説明するすなわち
第１図において、一方の面に開口部を有するハウジング
１にはアンカー２が嵌合され、かつハウジング１から突
出する部分には共通端子３が形成される。そしてアンカ
ー２にはレバー４の一端が回動支点を形成するように当
接し、その他端はプランジャー５の一端と当接している
。このプシンジャーはハウジングｌに往復動可能に支持
され、かつその他端はハウジング１の外方に突出してい
る。またレバー４の他端側には可動接点板６の引張り部
材６ａの一端が係合し、一方アンカー２には可動接点板
６の圧縮部材６ｂの一端が係合している。さらに可動接
点板６の自由端部には可動接点７が設けられる。ハウジ
ング１の側壁には一対の固定接点板１１．１１がその側
壁と交差するように嵌合され、これによって固定接点板
１１．１１はハウジング１に支持される。

そしてこの固定接点板は第２図および第３図に示すよう
に構成される。すなわち接点部１３と接続端子部１４は
たがいに分離した状態で独立して、換言すれば別体に形
成される。そして接点部１３は板状体をＬ字形に折曲げ
て形成した接点板１５とこの接点板に固定され、可動接
点７すなわち可動接点板６と選択的に接触する固定接点
１７とから構成される。また接続端子部１４は接点板１
５と同一材料により形成され、より詳細には板状体を打
抜（ことにより接点板１５と同時に形成される。なお接
点板１５の他端と接続端子部１４の一端は固定接点１７
とほぼ同心円状に形成される。

また接点部１３と接続端子部１４とは弧状の間隙１８に
より所定の寸法だけ離間した状態で絶縁物からなる連結
部１９により機械的に連結され、これによって接点部１
３と接続端子部１４とは電気的に絶縁された状態で一体
に形成される。

さらに固定接点板１１はハウジング１に嵌合した状態で
接点部１３および連結部１９がハウジング１内に位置し
、また接続端子部１４はハウジング１の側壁を貫通して
その外方に突出する。

ハウジング１内において接点板１５の一端すなわち折曲
げ部１５ａと接続端子部１４には孔２゜、２０が設けら
れる。そしてこの孔にはダイオード２１のリード！２３
．２３が挿入され、この状態で半田付は等により接続さ
れる。これによってダイオード２１はハウジング１内に
おいて接点部１３と接続端子部１４との間に電気的に接
続される。なおそのダイオードの接続方向は接点部１３
にそのアノード側が、また接続端子部１４にそのカソー
ド側が位置するようにされるが、必要に応じてその接続
方向は逆にすることも可能である。

また第１図に示すものは一対の固定接点板１１．１１の
中、一方の固定接点板にのみダイオード２１を接続した
ものを示したが、これは必要に応じその両方に設けるこ
とができる。

さらに、固定接点板工１は１つで構成し又もよく、その
ばあいにもダイオード２１の接続手段は第１図および第
２図に示すものと実質的に何ら変わりない。

今、第１図の状態においてプランジャー５を押圧すると
レバー４がアンカー２上の回動支点を中心に反時計方向
に回動し、レバー４と可動接点板６との係合点が圧縮部
材６ｂとアンカー２との係合点すなわち支点を越えると
可動接点７は上側に位置する常閉の固定接点１７ａから
その下方に位置する常開固定接点１７ｂにスナップアク
ションにより反転し回路を切換える。

このとぎ電流は共通端子３からレバー４および圧縮部材
６ｂ、可動接点板６、可動接点７、下側の固定接点１７
すなわち常開固定接点、ダイオード２１および下側のす
なわち常開の接続端子部１４を通る回路に電流が流れ、
その逆方向には流れない。

もし逆方向に電流を流すばあいにはダイオード２１の接
続方向を変えればよい。

また第４図に示すこの発明の応用例においてはダイオー
ド２１．２１により制御回路３２に対し一方向のみに′
電流が流れる。したがってたがいに他のスイッチからの
電流の回り込みが防止される〔発明の効果〕 この発明は上述のように固定接点板を接点部と接続端子
部の２つの部分に分割して形成し、これら両者を電気絶
縁性を有する連結部により機械的に一体に連結し、さら
にハウジング内において接点部と接続端子部との間にダ
イオードを接続しているので、スイッチの使用場所での
スイッチとダイオードの接続が不要となり、したがって
ダイオードボックス等の配設空間を必要とせず、しかも
配線の誤りも防止され、信頼性の高いスイッチが得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明におけるスイッチの一実施例を示すも
ので、カバーを取外して示すスイッチの正面図、第２図
は第１図における固定接点板の縦断面図、第３図は第２
図のト」線に沿って切断し、これを矢印方向に見た平断
面図、第４図は第１図におけるスイッチを複数個並列に
接続した状態の回路図、第５図および第６図は従来のス
イッチを複数個並列に接続した状態の回路図である。 １・・・ハウジング、２・・・アンカー、３・・・共通
端子、４・・・レバー、５・・・プランジャー、６・・
・可動接点板、７・・・可動接点、１１・・・固定接点
板、１３・・・接点部、１４・・・接続端子部、１５・
・・接点板、１７・・・固定接点、１８・・・間隙、１
９・・・連結部、２０・・・孔、２１・・・ダイオード
、２３・・・リード線、３０・・・スイッチ、３２・・
・制御回路、３３・・・母線。 第１図 第４図 第２図 第３図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハウジング（１）内に収容された可動接点板（６）を反
   転自在に支持するとともに、上記ハウジング（１）の側
   壁に固定接点板（１１）を支持したものにおいて、この
   固定接点板を上記可動接点板（６）と接触する接点部（
   １３）と、この接点部と別体に形成され、上記ハウジン
   グ（１）の側壁を貫通してその外方に突出する配線用の
   接続端子部（１４）により形成するとともに、この接続
   端子部と上記接点部（１３）とを絶縁性を有する連結部
   （１９）により電気的に絶縁した状態で機械的に一体に
   連結し、さらに上記ハウジング（１）内において、上記
   接点部（１３）と上記接続端子部（１４）との間にダイ
   オード（２１）を接続したスイッチ。