JPH0117288Y2 - - Google Patents
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- JPH0117288Y2 JPH0117288Y2 JP1984054007U JP5400784U JPH0117288Y2 JP H0117288 Y2 JPH0117288 Y2 JP H0117288Y2 JP 1984054007 U JP1984054007 U JP 1984054007U JP 5400784 U JP5400784 U JP 5400784U JP H0117288 Y2 JPH0117288 Y2 JP H0117288Y2
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- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、心電計などに利用される生体電気計
測用電極特に心電計用クリツプ型電極に関するも
のある。
測用電極特に心電計用クリツプ型電極に関するも
のある。
(従来技術)
従来心臓の異常を診断するために心電計が広く
利用されている。この心電計は例えば人体の皮膚
面に誘起した微電流を外部の心電計に導出して、
人体に発生する電位変化量を心電計で測定して心
臓の異常を診断していた。
利用されている。この心電計は例えば人体の皮膚
面に誘起した微電流を外部の心電計に導出して、
人体に発生する電位変化量を心電計で測定して心
臓の異常を診断していた。
この心電計による電位変化の測定方法を、第1
図に従つて説明すると、1は心電計で、この心電
計1から導線管2が配電器3へ導かれ、この配電
器3から4本の導線コード41,42,43,44が
配出され、この4本の導線コード41,42,43,
44はベツドに横臥している患者の四肢、即ち手
首,足首に挾持されているクリツプ型電極51,
52,53,54のそれぞれの一端に接続している。
このクリツプ型電極5の他端には導線コード61,
62,63,64の一端が接続され、この導線コー
ド61,62,63,64の他端は表示器7に接続さ
れている。このようにして人体の足首、手首等に
クリツプ型電極を挾持し、皮膚面に誘起した微電
流を外部の心電計に導出し、表示器7に映された
波形を視認して心臓の異常を診断している。
図に従つて説明すると、1は心電計で、この心電
計1から導線管2が配電器3へ導かれ、この配電
器3から4本の導線コード41,42,43,44が
配出され、この4本の導線コード41,42,43,
44はベツドに横臥している患者の四肢、即ち手
首,足首に挾持されているクリツプ型電極51,
52,53,54のそれぞれの一端に接続している。
このクリツプ型電極5の他端には導線コード61,
62,63,64の一端が接続され、この導線コー
ド61,62,63,64の他端は表示器7に接続さ
れている。このようにして人体の足首、手首等に
クリツプ型電極を挾持し、皮膚面に誘起した微電
流を外部の心電計に導出し、表示器7に映された
波形を視認して心臓の異常を診断している。
ところでこのように心電図をとる場合、第2図
に示されるように、クリツプ型電極5′を人体の
手首、足首等に取着けるが、手首や足首は完全な
円筒形ではなく長手方向にテーパーがついていた
り、断面形状も真円でなく、また大きさも大小様
様なものである。
に示されるように、クリツプ型電極5′を人体の
手首、足首等に取着けるが、手首や足首は完全な
円筒形ではなく長手方向にテーパーがついていた
り、断面形状も真円でなく、また大きさも大小様
様なものである。
このような手首や足首に取着けられる従来の電
極を第2図に従つて説明すると、8,8′は支点
5aで係合するクリツプ型電極5′の一対の挾持
板である。
極を第2図に従つて説明すると、8,8′は支点
5aで係合するクリツプ型電極5′の一対の挾持
板である。
この挾持板8,8′の一方の挾持板8の内側に
電極板9をナツト(図示せず)で固定したもの
で、10,10′は導線コード(図示せず)を接
続する端子である。この種のクリツプ型電極を足
首や手首に挾持する場合、実線で示されたM1の
位置で挾持するのであるが、前記したように手首
や足首の形状が一様でないため点線で示された
M2の位置で挾持することが適当な場合もあるが、
電極板9は挾持板8に固定されているので滑動で
きず、その結果電極板9が生体の皮膚面と十分に
接触すること不可能となり、心電図がひずんだ
り、誘導障害を起したりするという不都合があつ
た。
電極板9をナツト(図示せず)で固定したもの
で、10,10′は導線コード(図示せず)を接
続する端子である。この種のクリツプ型電極を足
首や手首に挾持する場合、実線で示されたM1の
位置で挾持するのであるが、前記したように手首
や足首の形状が一様でないため点線で示された
M2の位置で挾持することが適当な場合もあるが、
電極板9は挾持板8に固定されているので滑動で
きず、その結果電極板9が生体の皮膚面と十分に
接触すること不可能となり、心電図がひずんだ
り、誘導障害を起したりするという不都合があつ
た。
(考案の構成及び目的)
そこでこの考案は、以上の実情に鑑み案出され
たものであつて、枢支軸11に相互に枢支され、
この枢支軸11よりも基端側にはそれぞれ把持部
14,15を有するとともに、前記枢支軸11よ
りも先端側にはそれぞれ互いに協働して生体の肢
部を挾持するための挾持部16,17を有し、前
記枢支軸11部に組み込まれたばね力により前記
先端側が常に互いに接近する方向に付勢された一
対の挾持板12,13を備えているとともに、前
記一対の挾持板12,13のうちの一方の挾持部
16の左右両側縁部に係合する端子保持具19を
備え、この端子保持具19は前記一対の挾持板1
2,13間に配置されて使用時には前記生体の肢
部に圧接される圧接板部20と、この圧接板部2
0の左右両側縁部より立ち上つた状態で前記一方
の挾持板12の左右両側縁部に弾力的に圧接する
左右の側縁係合部21,22を有し、前記一対の
側縁係合部21,22の一方21は、前記圧接板
部20から一定の距離を置いた位置において他方
の側縁係合部22側へ向けて突出する第1の内方
突出部26を有するとともに、この第1の内方突
出部26よりもさらに前記圧接板部20から一定
距離離隔した位置において第2の内方突出部27
を有し、さらに立ち上がり先端部において端子2
5を保持しており、また前記一対の側縁係合部2
1,22の他方22は、前記圧接板部20から一
定の距離を置いた位置において他方の側縁係合部
21側に向けて突出する第1の内方突出部35を
有するとともに、この第1の内方突出部35より
もさらに前記圧接板部20から一定距離離隔した
位置において第2の内方突出部36を有し、さら
に立ち上がり先端部において電極棒33を挿入す
るための係合孔29a,30a,31aを形成し
ている電極棒支持舌片29,30,31を有し、
且つ前記第1の内方突出部26,35と前記第2
の内方突出部27,36との間に前記挾持板12
の左右両側縁部に滑接自在に係合する第2の摺動
部37,37′を有しており、前記端子保持具1
9は、その摺動部37,37′が前記挾持板12
の左右両側縁部と係合するとともに前記挾持板1
2の左右両側縁部の前後方向に沿つて滑動して任
意の位置に係合することができるように構成され
た、心電計用クリツプ型電極を提供して、電極が
生体の皮膚面に良好に接触でき、且つ被挾持体の
変化に応じて電極を任意の位置に選択できるクリ
ツプ型電極を得ることを主な目的とするものであ
る。
たものであつて、枢支軸11に相互に枢支され、
この枢支軸11よりも基端側にはそれぞれ把持部
14,15を有するとともに、前記枢支軸11よ
りも先端側にはそれぞれ互いに協働して生体の肢
部を挾持するための挾持部16,17を有し、前
記枢支軸11部に組み込まれたばね力により前記
先端側が常に互いに接近する方向に付勢された一
対の挾持板12,13を備えているとともに、前
記一対の挾持板12,13のうちの一方の挾持部
16の左右両側縁部に係合する端子保持具19を
備え、この端子保持具19は前記一対の挾持板1
2,13間に配置されて使用時には前記生体の肢
部に圧接される圧接板部20と、この圧接板部2
0の左右両側縁部より立ち上つた状態で前記一方
の挾持板12の左右両側縁部に弾力的に圧接する
左右の側縁係合部21,22を有し、前記一対の
側縁係合部21,22の一方21は、前記圧接板
部20から一定の距離を置いた位置において他方
の側縁係合部22側へ向けて突出する第1の内方
突出部26を有するとともに、この第1の内方突
出部26よりもさらに前記圧接板部20から一定
距離離隔した位置において第2の内方突出部27
を有し、さらに立ち上がり先端部において端子2
5を保持しており、また前記一対の側縁係合部2
1,22の他方22は、前記圧接板部20から一
定の距離を置いた位置において他方の側縁係合部
21側に向けて突出する第1の内方突出部35を
有するとともに、この第1の内方突出部35より
もさらに前記圧接板部20から一定距離離隔した
位置において第2の内方突出部36を有し、さら
に立ち上がり先端部において電極棒33を挿入す
るための係合孔29a,30a,31aを形成し
ている電極棒支持舌片29,30,31を有し、
且つ前記第1の内方突出部26,35と前記第2
の内方突出部27,36との間に前記挾持板12
の左右両側縁部に滑接自在に係合する第2の摺動
部37,37′を有しており、前記端子保持具1
9は、その摺動部37,37′が前記挾持板12
の左右両側縁部と係合するとともに前記挾持板1
2の左右両側縁部の前後方向に沿つて滑動して任
意の位置に係合することができるように構成され
た、心電計用クリツプ型電極を提供して、電極が
生体の皮膚面に良好に接触でき、且つ被挾持体の
変化に応じて電極を任意の位置に選択できるクリ
ツプ型電極を得ることを主な目的とするものであ
る。
(実施例)
以下図面に従つて本考案の一実施例を説明す
る。第3図は本考案に基づくクリツプ型電極の一
例を示す斜視図であつて、図中12,13はクリ
ツプ型電極5の一対の挾持板で、その基端部にお
いて枢支軸11により相互に枢支されている。こ
の挾持板12,13はこの枢支軸11よりも基端
側に把持部14,15を備え、この把持部14,
15の外表面は把持した手がすべらないように凹
凸面が形成されてある。
る。第3図は本考案に基づくクリツプ型電極の一
例を示す斜視図であつて、図中12,13はクリ
ツプ型電極5の一対の挾持板で、その基端部にお
いて枢支軸11により相互に枢支されている。こ
の挾持板12,13はこの枢支軸11よりも基端
側に把持部14,15を備え、この把持部14,
15の外表面は把持した手がすべらないように凹
凸面が形成されてある。
また前記枢支軸11よりも先端側にはそれぞれ
互いに協働して生体の肢部例えば足首、手首等を
挾持するための挾持部16,17を備え、前記枢
支軸11に組み込まれたばね18のばね力により
挾持板12,13の先端側は常に接近する方向に
付勢されているとともに、挾持部16,17の内
側は被挾持部を挾持した場合すべらないように凹
凸面が形成されている。
互いに協働して生体の肢部例えば足首、手首等を
挾持するための挾持部16,17を備え、前記枢
支軸11に組み込まれたばね18のばね力により
挾持板12,13の先端側は常に接近する方向に
付勢されているとともに、挾持部16,17の内
側は被挾持部を挾持した場合すべらないように凹
凸面が形成されている。
この一対の挾持板12,13のうちの一方の挾
持板12の左右両側縁部には、生体から発生する
電位を誘出させる端子保持具19が係合される。
この端子保持具19は金属製の導電体で、第4図
に示されるように、前記一対の挾持板12,13
間に配置されて使用時には前記生体の肢部に圧接
される略方形の平板状の圧接板部20と、この圧
接板部20の左右両側縁部より立ち上つた状態で
前記一方の挾持板12に弾力的に圧接する左右一
対の側縁係合部21,22とから構成されてい
る。
持板12の左右両側縁部には、生体から発生する
電位を誘出させる端子保持具19が係合される。
この端子保持具19は金属製の導電体で、第4図
に示されるように、前記一対の挾持板12,13
間に配置されて使用時には前記生体の肢部に圧接
される略方形の平板状の圧接板部20と、この圧
接板部20の左右両側縁部より立ち上つた状態で
前記一方の挾持板12に弾力的に圧接する左右一
対の側縁係合部21,22とから構成されてい
る。
この左右一対の側縁係合部21,22のうちの
一方の側縁係合部21は、その立ち上り板部23
の上端を内方に前記圧接板部20と平行に折曲し
て頂板部24を形成し、この頂板部24の略中央
に端子25が突設され、この端子25に導線コー
ドの一端が接続され、導線コードの他端は表示器
に接続されている。また立ち上り板部23の内側
には、前記圧接板部20から一定の距離を置いた
位置で他方の側縁係合部22側へ向けて突出する
第1の内方突出部26が突設されている。この内
方突出部26よりもさらに前記圧接板部20から
一定距離離隔した位置即ち内方突出部26の上方
に第2の内方突出部27が、立ち上がり板部23
の内方に突設されている。この第2の内方突出部
27と第1の内方突出部26との間には前記挾持
板12の左右両側縁部に滑接自在に係合する摺動
部37が形成されている。
一方の側縁係合部21は、その立ち上り板部23
の上端を内方に前記圧接板部20と平行に折曲し
て頂板部24を形成し、この頂板部24の略中央
に端子25が突設され、この端子25に導線コー
ドの一端が接続され、導線コードの他端は表示器
に接続されている。また立ち上り板部23の内側
には、前記圧接板部20から一定の距離を置いた
位置で他方の側縁係合部22側へ向けて突出する
第1の内方突出部26が突設されている。この内
方突出部26よりもさらに前記圧接板部20から
一定距離離隔した位置即ち内方突出部26の上方
に第2の内方突出部27が、立ち上がり板部23
の内方に突設されている。この第2の内方突出部
27と第1の内方突出部26との間には前記挾持
板12の左右両側縁部に滑接自在に係合する摺動
部37が形成されている。
前記側縁係合部21,22のうちの他方の側縁
係合部22は、その立上り板部28の先端部に係
合孔29a,30a,31aを有するスリツト3
4,34′により互いに独立した3個の支持舌片
29,30,31を形成している。この係合孔2
9a,30a,31aに、基端部にコード32が
接続され、そのコード32の他端は心電計に接続
されている電極棒33を挿入すると、支持舌片2
9,30,31のうち中央の支持舌片29は、他
の支持舌片30,31と比較して外方へ偏してい
るので、係合孔29a,30a,31aに挿入さ
れている電極棒33は支持舌片29に押され容易
に係合孔29a,30a,31aから抜脱しない
ようになつている。さらに立ち上がり板部28の
内側には、前記圧接板部20から一定の距離を置
いた位置の他方の側縁係合部21の立ち上がり板
部23に突設されてある第1の内方突出部26と
相対向して、他方の側縁係合部21へ向けて突出
する第1の内方突出部35が突設されている。こ
の第1の内方突出部35よりもさらに前記圧接板
部20から一定距離離隔した位置即ち前記第1の
内方突出部35よりも上方に、前記他方の側縁係
合部21の立ち上がり板部23に突設されてある
第2の内方突出部27と相対向して、他方の側縁
係合部21へ向けて突出する第2の内方突出部3
6が突設されている。この第2の内方突出部36
と前記第1の内方突出部との間には、前記挾持板
12の左右両側縁係合部に滑接自在に係合する摺
動部37′が形成されている。
係合部22は、その立上り板部28の先端部に係
合孔29a,30a,31aを有するスリツト3
4,34′により互いに独立した3個の支持舌片
29,30,31を形成している。この係合孔2
9a,30a,31aに、基端部にコード32が
接続され、そのコード32の他端は心電計に接続
されている電極棒33を挿入すると、支持舌片2
9,30,31のうち中央の支持舌片29は、他
の支持舌片30,31と比較して外方へ偏してい
るので、係合孔29a,30a,31aに挿入さ
れている電極棒33は支持舌片29に押され容易
に係合孔29a,30a,31aから抜脱しない
ようになつている。さらに立ち上がり板部28の
内側には、前記圧接板部20から一定の距離を置
いた位置の他方の側縁係合部21の立ち上がり板
部23に突設されてある第1の内方突出部26と
相対向して、他方の側縁係合部21へ向けて突出
する第1の内方突出部35が突設されている。こ
の第1の内方突出部35よりもさらに前記圧接板
部20から一定距離離隔した位置即ち前記第1の
内方突出部35よりも上方に、前記他方の側縁係
合部21の立ち上がり板部23に突設されてある
第2の内方突出部27と相対向して、他方の側縁
係合部21へ向けて突出する第2の内方突出部3
6が突設されている。この第2の内方突出部36
と前記第1の内方突出部との間には、前記挾持板
12の左右両側縁係合部に滑接自在に係合する摺
動部37′が形成されている。
そしてこの端子保持具19は、第5図に示され
るように、その第1の内方突出部26,35と第
2の内方突出部27,36との間に形成されてい
る摺動部37,37′が、挾持板12の左右両側
縁部と滑接自在に係合し、その左右両側縁部をb
のごとく滑動し点線に示す基端部近傍に位置する
ことができる。また図示されていないが端子保持
具19は、前記圧接板部20と第1の各内方突出
部26,35とで挾持板12の両側縁部と係合で
きる。
るように、その第1の内方突出部26,35と第
2の内方突出部27,36との間に形成されてい
る摺動部37,37′が、挾持板12の左右両側
縁部と滑接自在に係合し、その左右両側縁部をb
のごとく滑動し点線に示す基端部近傍に位置する
ことができる。また図示されていないが端子保持
具19は、前記圧接板部20と第1の各内方突出
部26,35とで挾持板12の両側縁部と係合で
きる。
次に以上の構成のクリツプ型電極5の使用法を
説明すると、第4図に示されている端子保持具1
9を、多少その左右両側縁係合部21,22を外
方へ拡開して、第5図に示すように、その両側縁
係合部21,22にそれぞれ突設されてある第1
の内方突出部26と第2の内方突出部27および
第1の内方突出部35と第2の内方突出部36と
で、実線に示す位置に前記挾持板12の左右両側
縁部を挾持して摺動部37,37′を係合してク
リツプ型電極5を肢部例えば手首、足首等に取着
けることができる。
説明すると、第4図に示されている端子保持具1
9を、多少その左右両側縁係合部21,22を外
方へ拡開して、第5図に示すように、その両側縁
係合部21,22にそれぞれ突設されてある第1
の内方突出部26と第2の内方突出部27および
第1の内方突出部35と第2の内方突出部36と
で、実線に示す位置に前記挾持板12の左右両側
縁部を挾持して摺動部37,37′を係合してク
リツプ型電極5を肢部例えば手首、足首等に取着
けることができる。
また手首、足首等はその形状が一定でないため
実線の位置で確実に生体の皮膚面で接触できない
場合は、端子係合部19を矢印bに示されるよう
に、挾持板12の基端部に滑動して点線の位置す
ることにより手首、足首等の皮膚面に十分接触す
ることができる。
実線の位置で確実に生体の皮膚面で接触できない
場合は、端子係合部19を矢印bに示されるよう
に、挾持板12の基端部に滑動して点線の位置す
ることにより手首、足首等の皮膚面に十分接触す
ることができる。
(考案の効果)
以上本考案によれば、一方の挾持板に係合する
端子保持具の両側縁係合部に摺動部を設け、挾持
板12の左右両側縁部の前後方向に沿つて滑動し
て任意の位置に係合するようにしたので、生体の
形状に応じて端子保持具を生体の表面に十分に接
触することができ、その結果心電図がひずんだ
り、誘導障害を起すことがなくなるので心臓の診
断に有効である。
端子保持具の両側縁係合部に摺動部を設け、挾持
板12の左右両側縁部の前後方向に沿つて滑動し
て任意の位置に係合するようにしたので、生体の
形状に応じて端子保持具を生体の表面に十分に接
触することができ、その結果心電図がひずんだ
り、誘導障害を起すことがなくなるので心臓の診
断に有効である。
また端子保持具は弾性的に形成されているので
挾持部に対する装着が簡単に行える等の利点があ
る。
挾持部に対する装着が簡単に行える等の利点があ
る。
図面は本考案の一実施例であつて、第1図はク
リツプ型電極の使用状態を示す説明図、第2図は
従来のクリツプ型電極の一例の使用状態を示す要
部拡大断面図、第3図は本考案のクリツプ型電極
の一例を示す斜視図、第4図は本考案の端子保持
具の一例を示す斜視図、第5図はクリツプ型電極
の使用状態を示す説明図。 5……クリツプ型電極、11……枢支軸、1
2,13……挾持板、16,17……挾持部、1
9……端子保持具、21,22……側縁係合部、
26,35……第1の内方突出部、27,36…
…第2の内方突出部、29,30,31……電極
棒支持舌片、29a,30a,31a……係合
孔。
リツプ型電極の使用状態を示す説明図、第2図は
従来のクリツプ型電極の一例の使用状態を示す要
部拡大断面図、第3図は本考案のクリツプ型電極
の一例を示す斜視図、第4図は本考案の端子保持
具の一例を示す斜視図、第5図はクリツプ型電極
の使用状態を示す説明図。 5……クリツプ型電極、11……枢支軸、1
2,13……挾持板、16,17……挾持部、1
9……端子保持具、21,22……側縁係合部、
26,35……第1の内方突出部、27,36…
…第2の内方突出部、29,30,31……電極
棒支持舌片、29a,30a,31a……係合
孔。
Claims (1)
- 枢支軸11に相互に枢支され、この枢支軸11
よりも基端側にはそれぞれ把持部14,15を有
するとともに、前記枢支軸11よりも先端側には
それぞれ互いに協働して生体の肢部を挾持するた
めの挾持部16,17を有し、前記枢支軸11部
に組み込まれたばね力により前記先端側が常に互
いに接近する方向に付勢された一対の挾持板1
2,13を備えているとともに、前記一対の挾持
板12,13のうちの一方の挾持部16の左右両
側縁部に係合する端子保持具19を備え、この端
子保持具19は前記一対の挾持板12,13間に
配置されて使用時には前記生体の肢部に圧接され
る圧接板部20と、この圧接板部20の左右両側
縁部より立ち上つた状態で前記一方の挾持板12
の左右両側縁部に弾力的に圧接する左右の側縁係
合部21,22を有し、前記一対の側縁係合部2
1,22の一方21は、前記圧接板部20から一
定の距離を置いた位置において他方の側縁係合部
22側へ向けて突出する第1の内方突出部26を
有するとともに、この第1の内方突出部26より
もさらに前記圧接板部20から一定距離離隔した
位置において第2の内方突出部27を有し、さら
に立ち上がり先端部において端子25を保持して
おり、また前記一対の側縁係合部21,22の他
方22は、前記圧接板部20から一定の距離を置
いた位置において他方の側縁係合部21側に向け
て突出する第1の内方突出部35を有するととも
に、この第1の内方突出部35よりもさらに前記
圧接板部20から一定距離離隔した位置において
第2の内方突出部36を有し、さらに立ち上がり
先端部において電極棒33を挿入するための係合
孔29a,30a,31aを形成している電極棒
支持舌片29,30,31を有し、且つ前記第1
の内方突出部26,35と前記第2の内方突出部
27,36との間に前記挾持板12の左右両側縁
部に滑接自在に係合する摺動部37,37′を有
しており、前記端子保持具19は、その摺動部3
7,37′が前記挾持板12の左右両側縁部と係
合するとともに前記挾持板12の左右両側縁部の
前後方向に沿つて滑動して任意の位置に係合する
ことができるように構成された、心電計用クリツ
プ型電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984054007U JPS60166304U (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 心電計用クリツプ型電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984054007U JPS60166304U (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 心電計用クリツプ型電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60166304U JPS60166304U (ja) | 1985-11-05 |
JPH0117288Y2 true JPH0117288Y2 (ja) | 1989-05-19 |
Family
ID=30575385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984054007U Granted JPS60166304U (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 心電計用クリツプ型電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60166304U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008220830A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Fukuda Denshi Co Ltd | 医用測定器具および生体情報測定装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5094131B2 (ja) * | 2007-01-15 | 2012-12-12 | フクダ電子株式会社 | クリップ式電極 |
-
1984
- 1984-04-12 JP JP1984054007U patent/JPS60166304U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008220830A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Fukuda Denshi Co Ltd | 医用測定器具および生体情報測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60166304U (ja) | 1985-11-05 |
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