JPH01169134A - 湿式摩擦材 - Google Patents

湿式摩擦材

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JPH01169134A
JPH01169134A JP32653987A JP32653987A JPH01169134A JP H01169134 A JPH01169134 A JP H01169134A JP 32653987 A JP32653987 A JP 32653987A JP 32653987 A JP32653987 A JP 32653987A JP H01169134 A JPH01169134 A JP H01169134A
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JP
Japan
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calcium carbonate
friction
wet friction
friction material
fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP32653987A
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English (en)
Inventor
Atsushi Suzuki
厚 鈴木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、摩擦係数とくに初期摩擦係数の変動の少ない
湿式摩擦材に関する。
し従来の技術〕 従来油中で使用される湿式I?!原材は、有機繊維、無
機IINを基材とし摩擦調整剤、無機添加剤を加えて抄
紙し、この抄紙体にフェノール系樹脂を含浸させて加熱
加圧成形して製造させている(特公昭48−24101
号公報)。この湿式摩擦材の摩擦係数の低下を防ぐため
特開昭59−813/10号公報には、バルブ!lHを
基材IHNとしてこれに摩擦材総重吊部に対して5〜7
0重量部のバルーン状シリカを配合するとともに、I?
!擦調整剤としてのケイソウ土を適量部配合して抄紙し
た後、フェノール系樹脂を含浸させて加熱加圧処理して
なる湿式1?! lli Uの開示がある。
[発明が解決しようとする問題点] 湿式1〒擦祠は、例えばA−トマチック車用の摩擦材と
して使用される場合、従来のらのでは初期の摩擦係数(
以降μと略−リ)が低く、しばらく使用すると安定した
高いμ値となることが知られている。μ値が変化すると
変速ショックの原因となり、この変速ショックを防ぐチ
ューニングを例えば初1111のμ論に合わして行った
場合はしばらくすると湿式Ilj!擦材のμ値が大きく
なりさらに変速シコックが大きくなる。前記と逆に湿式
摩擦材の一定値となるμ値に合せてチューニングをする
と初期に変速ショックが大きくなる。この様にμ値が使
用初期に於て変化する事によりチューニングが行ないに
くいという欠点を有している。
本発明は、上記の欠点をなくしμ値が初期よりほぼ一定
のμ値を有する湿式摩擦材を掟供することを目的と16
゜ [問題点を解決するための手段] 本発明の湿式rIIat材料は、基材繊維と、摩擦調整
剤と、無機添加剤とからなる混合材料を抄紙し、結合樹
脂を含浸して成形して待られる湿式摩擦材において、前
記無機添加剤の少なくとも11は、粒径2〜20μm1
比重0.20/CI3〜0.6g/cm3の中空炭酸カ
ルシウムであり、前記湿式摩擦材料全体を100重ω%
したとき前記該炭酸カルシウムを0.2〜5重量%であ
りかつ前記炭酸カルシウムは主として前記湿式1!Jl
ll材の表面部に存在することを特徴とする。
基材繊維は、有機繊維および無機繊維のいずれも用いる
ことができ両者を併用して使用することができる。有機
繊維としては、リンクパルプ、木材パルプ、合成パルプ
、ポリエステル系mN、アクリル繊維、ポリアミド系4
IiH1芳香族ポリアミド繊維、ポリビニルアルコール
変性繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリプロピレン繊維な
どを181!または複数種類混合して用いることができ
る。また無機繊維としては、チタン酸カリウムII維、
ガラス繊維、力Aリン繊維、シリカ綴紐、ボーキサイト
mH、カヤナイト繊維、ホウ素繊維、炭素繊維などを1
種または複数種類用いることができる。
なお軽量化には有機繊維を主体とするのが効果的である
I9!擦調整剤は、摩擦係数を向上し安定化するための
もので、例えば銅粉、鉄粉などの金属粉、ゴム粉、カシ
ューダスト、グラファイト粉などがあげられる。
無機添加剤としては、シリカ、タルク、酸化マグネシウ
ム、カオリン、硫酸バリウム、リン酸カリウム、炭酸カ
ルシウム、ケインウ土などを用いることができ充填効果
、摩擦調整効果、油保持効果を有する。
本発明の最大の特徴は、無機添加剤の1秒として中空炭
酸カルシウムを用い、この中空炭酸カルシウムを摩wA
@の表面部分に存在させることである。この中空炭酸カ
ルシウムは粒径が2〜20μmで比重が0.20/CI
3〜0.6g/c+e3であることが初期μ値を一定に
保持するのに必要である。特に中空で比重が小分いこと
が抄紙時に水面に浮かせることができ抄紙体の表面層に
付着させるのに有効である。この抄紙体の表面層に付着
させる中空炭酸カルシウム吊は0.2〜5重愚%である
。付着量が0.2重量%未満であると初期μの向上効果
が得られず、5重分%を越えると初期だけでなく中期以
降もμが上ってしまうため好ましくない。
この中空炭酸カルシウムは、「工業技術」1987年8
月号 [今月の写真グラビア」ニラカン1房発行 通商
産業省工業技術院編に記載される合成された中空状の炭
酸カルシウムである。第3図にその拡大模式図を示す。
結合樹脂は、抄紙体を結合固定するもので従来と同様に
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂などが用いられる。この結合樹脂は抄紙体に含浸され
加熱加圧下で硬化されて基材と添加剤を結合させる。
本発明の摩擦材を5!造するには、水中に基材繊維、I
l!r!AVIJ整剤、無機添加剤を分散させて抄紙づ
る。この際中空炭酸カルシウムは比重が小さいため水の
表面に浮かぶため通常抄紙体の表面層に付着される。こ
の抄紙体に結合樹脂を含浸させて加熱加圧により樹脂を
硬化させることによって1!?られる。また抄紙体の表
面に後から必要品の中空炭酸カルシウムを付着させた後
結合樹脂を含浸硬化させて摩擦材を形成することらでき
る。この摩擦材は、中空炭酸カルシウムを表面に付着さ
せた面をI”?!擦而面して使用する。
[発明の作用と効果] 本発明の湿式!”?!擦材料は、無機添加剤の少なくζ
も1種に中空炭酸カルシウムを表面層に含有さぜたもの
である。この湿式摩m材料は、摩擦面に中空炭酸カルシ
ウムが存在するためにr”ita係数μが安定化され初
期と中期以後との間に差がなく変速ショックの発生が認
められないものである。従ってチューニングが容易とな
り使用しやすい湿式摩擦材となる。
[実施例] 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
基材繊維としてセルロース繊維20重分%と芳香族ポリ
アミド繊維30重量%、ff、Ill調整剤としてカシ
コーダス[−10重最%、無機添加剤としてケイソウ上
38fI′lff1%、中空炭酸カルシウム(特開昭6
1−57236号記載の方法で製造されたしのを使用)
2重が%との混合物を水中に分散させて均一の懸濁液と
した。この懸濁液より抄紙して抄紙体を形成した。この
抄紙体にフェノール樹脂30重鎖部を含浸させて加熱加
圧成形を行なってffJ!!m材を(aた。この時中空
炭酸カルシウムは、他の月料を混合して抄紙する直前に
添加して抄紙さぜることが好ましい。中空炭酸カルシウ
ムは比重が小さいので抄紙体表面にのみに存在すること
になる。なj3.19!隙面は、この中空炭酸カルシウ
ムを添加した而を用いる。、(比較例)比較例(よ実施
例の中空炭酸カルシウムをケイソウ上に1dきかえ無礪
添加物を仝tjiケイソウ土とした以外は同様な方法で
摩擦々イを形成した。
(評価) 実施例、比較例で(9た摩擦材について以下の条件で!
?!擦試験を行なった。SAE#2試験(幾を用いライ
ニング内径i o s mm、外径121nl、芯金厚
さ1m11、I!7!擦材片側厚さQ、35mm、相手
材プレート厚さ1.8n+m、油:デスクロン■、継合
回転a:3600rpm、イナーシt’:3.5kLC
II1.5eC2、ライニング枚数:3枚、グラッチ押
付荷重:350kq、油温:100℃、継合(ナイクル
=30秒である。試験結果を第1図に示J0実施例はμ
の初期からあまり変化がないが、比較例は初期のμは低
いが後期はほぼ同一レベルとなる。
この実施例と比較例との2eを数値として表わづだめに
、継合サイクルが1000回以上は変化が少ないので、
1サイクル目のμdをμmとし10001ナイクル目の
μdをμm000としμ+/μ+000の比で比較した
のが第2図である。実施例は1サイクルロと1000ザ
イクル目とがほぼ同じであるため比が1に近いが、比較
例では1サイクル目と1000サイクル目とに差がある
ため比が0.9以下となっている。この効果の理由とし
ては、中空炭酸カルシウムが摩擦材表面にあって、その
層が薄いため初期はそのμの向上効果がありしばらくす
ると*mにより中空炭酸カルシウムが脱落してその効果
が薄れるとともに摩擦材のなじみにJ:り本来のμ値を
発揮して全体として安定したμを示す摩擦材となる。
中空炭酸カルシウム邑が0.2重量%未満であるとその
μ値の向上効果がほとんど認められず、また5重量%を
越えるとてのμ値の向上効果を持続するため全体のμ値
向上となるためμ値を安定させるためには好ましくない
。本発明の17擦材は使用時に安定したμ(心を示すこ
とができる。
4、図面のl1fi1i1な説明 第1図は、実施例と比較例の摩擦材の摩擦継合サイクル
と摩擦係数μとの関係を示すグラフであり、第2図は1
サイクル目と1000サイクル目の摩擦係数μの比を示
すグラフであり、第3図は中空炭酸カルシウムの拡大模
式図である。
特許出願人   トヨタ自動1(株式会社代理人   
 弁即十 入用 宏 ℃ コ、 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材繊維と、摩擦調整剤と、無機添加剤とからな
    る混合材料を抄紙し、結合樹脂を含浸して成形して得ら
    れる湿式摩擦材において、 前記無機添加剤の少なくとも1種は、粒径2〜20μm
    、比重0.2g/cm^3〜0.6g/cm^3の中空
    炭酸カルシウムであり、前記湿式摩擦材料全体を100
    重量%としたとき前記該炭酸カルシウムは0.2〜5重
    量%ありかつ前記炭酸カルシウムは主として前記湿式摩
    擦材の表面部分に存在することを特徴とする湿式摩擦材
JP32653987A 1987-12-23 1987-12-23 湿式摩擦材 Pending JPH01169134A (ja)

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JP32653987A JPH01169134A (ja) 1987-12-23 1987-12-23 湿式摩擦材

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JP32653987A JPH01169134A (ja) 1987-12-23 1987-12-23 湿式摩擦材

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JPH01169134A true JPH01169134A (ja) 1989-07-04

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