JPH01160109A - デジタルフィルタ - Google Patents

デジタルフィルタ

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JPH01160109A
JPH01160109A JP62318200A JP31820087A JPH01160109A JP H01160109 A JPH01160109 A JP H01160109A JP 62318200 A JP62318200 A JP 62318200A JP 31820087 A JP31820087 A JP 31820087A JP H01160109 A JPH01160109 A JP H01160109A
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fourier
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digital filter
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Miyuki Shigehisa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は分光光度計、旋光分散計、フーリエ変換核磁気
共鳴(FT−NMR)、音声スペクトル推定装置、コン
ピュータトモグラフィー(CT)等、データ列としての
波形を取得する装置に用いられ、波形歪を除去するデジ
タルフィルタに関する。
[発明の背景] 第2図(A)に示す如く、滑らかな波形に高周波がさざ
波状に重畳されている場合、これをフーリエ積分してフ
ーリエ成分を求め、これにフィルター関数を乗じたもの
をフーリエ逆変換することにより波形歪を除去すること
が可能である。またフーリエ積分を行う代わりに、フー
リエ級数で展開し、高次の項を除去することによっても
波形歪を除去することが可能である。
しかし、フーリエ変換法を用いた場合には、変域の始端
の波高値または終端の波高値が零でないときに、その端
部付近において、元の波形歪とは異なる新たな波形歪が
生じ、この部分のデータが不正確になる。また、フーリ
エ級数展開法を用いた場合には、変域の始端の波高値と
終端の波高値とが異なるときに、前記同様の問題が生ず
る。
これを簡単な例で説明すれば、第8図に示す如く 、 f (x )= 0   (0≦x≦C)f(x)=1
   (c≦x≦2c) なる関数f(x)をフーリエ級数で展開し、初項から第
0項までの部分和fP(x)と関数f(x)を比較する
と、項数nを極めて太き((300以上)しないと、x
=0.c、2cの近傍で関数fP(x)が大きく振動す
る。これに対し、連続関数で始端と終端の関数値が同一
である場合には、比較的小さな項数nで充分よい近似が
得られる。
本発明の目的は、かかる発明者の知見に基づき、入力デ
ータ列の端部付近の値によらず波形歪を除去することが
できるデジタルフィルタを提供することにある。
[間迎点を解決するための手段] この目的を達成するために、本第1発明に係るデジタル
フィルタでは、フーリエ変換法を用いており、入力デー
タ列からなる、変域a≦x≦bの関数f(x)を一時記
憶する手段と、関数f(x)を、g (a )= g 
(b )= 0が略成立する関数g(x)に変換する手
段と、関数g(x)をフーリエ積分してフーリエ成分G
(ω)を算出する手段と、フーリエ成分G(ω)のフィ
ルタリングされたものをフーリエ逆変換して関数g F
(x )を算出する手段と、関数g(x)から逆に関数
f(x)を求める式において、このg(x)をg −(
x )で置換したときのf(x)をfF(x)として求
め、関数fF(x)をフィルタ出力とする手段とを何し
、該フィルタリングは、フーリエ成分G(ω)にフィル
ター関数を乗じることにより、またはωの特定の範囲の
G(ω)を算出せず該範囲のG(ω)の値を零にするこ
とにより行うことを特徴としている。
また、本第2発明に係るデジタルフィルタでは、フーリ
エ級数展開法を用いており、入力データ列からなる、変
域a≦x≦bの関数f(x)を一時記憶する手段と、関
数f(x)を、g (a )= g (b )が略成立
する関数g(x)に変換する手段と、関数g(x)をフ
ーリエ級数で展開しその部分和g p(x )を算出し
てフィルタリングする手段と、関数g(x)から逆に関
数f(x)を求める式において、このg (x )をg
 t(x )で置換したときのf(x)をf 、(x)
とし、関数fP(x)をフィルタ出力とする手段と、を
有することを特徴としている。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
(+)第1発明の実施例 第1図は、フーリエ変換法を用いたデジタルフィルタを
マイクロコンピュータで構成した場合の機能ブロック図
である。
図中、10は一時記憶部であり、例えばRAMで構成さ
れ、入力データ列を関数f (x )として記憶する。
この関数f(x)は、第2図(A)に示す如く、滑らか
な波形に高周波が重畳されて歪んでいる。変数Xは空間
的位置、時刻、周波数又は波長等であり、一時記憶部l
Oのアドレスとl対Iに対応している。変数Xの変域は
ユ≦x≦bである。
デジタル処理を行うので、実際には変数Xは不連続値で
あり、xI(+=112.3・・・、X0≦x +e+
)と表ずべきであるが、説明の簡単化のために、連続変
数であるとする。関数f(x)及び他の関数についても
同様である。
12は波形変換部であり、関数f(x)を、g (a 
)=g (b )= 0     ・・・(1)が成立
する関数g (x )に変換する。円関数は、たとえば
、 g(x)=f(x)−h(x) ・・・(2)の関係に
ある。この関数h (x )は、式(1)を成立させる
連続関数であればよく、第2図(A))こ示す如く、そ
の最も簡単なものは、h(x)=Ax十B    ・・
・(3)である。以下、このh (x )を用いた場合
について説明する。ここにA%Bは未知定数であり、式
(1)により決定される。
14はフーリエ変換部であり、関数g(x)をフーリエ
積分してフーリエ成分G(ω)を算出する。
16はフーリエ疑似逆変換部であり、フーリエ成分G(
ω)にたとえば第3図(A)〜(C)に示すようなフィ
ルタ関数P(ω)を乗じたもの、すなわちG(ω)をフ
ィルタリングしたものをフーリエ逆変換して関数gF(
x)を算出する。第2図(B)にはこのg F(x )
の波形が示されている。フィルタ関数P(ω)は、f(
x)に含まれる波形歪の一般的な周波数に応じて決定す
る。
18は波形逆変換部であり、関数g(x)から逆に関数
「(x)を求める式において、このg(x)をgF(x
)で置換したときのf(x)をfF(x)として求め、
関数fF(x)をフィルタ出力とする。本実施例では、 fF(x)=gP(x) 十h(x)+ H+ (4)
である。第2図(c)にはこの関数f F(x )の波
形が示されている。
このようにして、f(a)≠0またはf(b)≠0であ
っても、X=1、b付近の波形を新たに歪ませることな
くf(x)の波形歪を除去することができる。
(2)試験例 第5図乃至第7図は上記実施例を旋光分散計の出力デー
タに適用してその効果を示す波形図であり、横軸は波長
λ(nm)、縦軸は比旋光度である。
第5図に示す旋光分散曲線をf(x)として第1図に示
すデジタルフィルタに通したところ、第6図に示す波形
が得られた。これに対し、第1図に示す波形変換(14
)及び波形逆変換(18)を行わないデジタルフィルタ
に通したところ、第7図に示す波形が得られた。両デジ
タルフィルタの演算時間はほぼ同一であった。
(3)第2発明の実施例 第1図は、フーリエ級数展開法を用いたデジタルフィル
タをマイクロコンピュータで構成した場合の機能ブロッ
ク図である。
図中、lOは一時記憶部であり、上記実施例のものと同
一である。
12Aは波形変換部であり、関数f(x)を、g (a
 )= g (b )      ・・・(IA)が成
立する関数g(x)に変換する。フーリエ変換法を用い
た場合と異なり、この値を零にする必要はない。したが
って、上式(2)、(3)を用いてもよいが、B=Oに
することができる。
15はフーリエ級数部分和算出部であり、関数g (x
 )をフーリエ級数で展開したときの初項から第1項ま
での部分和g n(x )を算出する。この15は、第
1図の14及び16に対応している。
18Aは波形逆変換部であり、関数g(x)から逆に関
数f(x)を求める式において、このg (x )をg
、(x)で置換したときのf(x)をfn(x)として
求め、関数f。(x)をフィルタ出力とする。本実施例
では、 fP(x)=g、(x)+h(x) ・・・(4Δ)で
ある。
このようにして、f(a)≠f(b)であっても、X=
1、b付近の波形を新たに歪ませることなくr (x 
)の波形歪を除去することができる。
(4)拡張 なお、上記実施例では、h(x)が1次関数でちる場合
を説明したが、関数f(x)に含まれるベースラインに
応じて2次以上の高次の関数、対数関数またはサイン関
数等を用いてもよい。
また、関数g(x)は、 g(x)=f(x)・((x−a)・(x−b)+g)
であってもよい。式中の定数εは、f(x)から逆にg
(x)を求めるときに、x、=a、bで分母が零になら
ないようにするためのものであり、f(x)の平均値に
比し充分小さな値であって、上式(1)が略成立する。
この場合、a、bの値が予め分かっておれば、上式(3
)のように未知定数を用いる必要がない。
さらに、第1図において、14で所定範囲のωについて
G(ω)を算出しないでこれを零にすることによりフィ
ルタリングを行い、16でフィルター関数P(ω)を用
いずにこの範囲の積分を行わない構成であってもよい。
また、第4図において、15で第3図に示すようなフィ
ルタ関数を乗じたものを部分和としてもよい。
[発明の効果] 本第1発明に係るデジタルフィルタでは、入力データ列
からなる、変域a≦x≦bの関数f (x )を、g(
a)=g(b)=0が略成立する関数g(x)に変換し
、関数g(x)をフーリエ積分してフーリエ成分G(ω
)を算出し、G(ω)のフィルタリングされたものをフ
ーリエ逆変換して関数gF(x)を算出し、関数g(x
)から関数f(x)を求める式においてこのg(x)を
gF(x)で置換したときのf(x)をfF(x)とし
て求め、関数fF(x)をフィルタ出力とするので、f
(a)≠0またはf(b)≠Oであっても、x=a、b
付近の波形を新たに歪ませることなくf(x)の波形歪
を除去することができるという優れた効果がある。
また本第2発明係るデジタルフィルタでは、前記同様の
f(x)を、g(a)=g(b)が略成立する関数g(
x)に変換し、このg(x)をフーリエ級数で展開した
ときの部分和g p(x )を算出し、関数g(x)か
ら関数f(x)を求める式においてこのg(x)をg 
t(x )で置換したときのf(x)をf。
(x)として求め一1関数fP、(x)をフィルタ出力
とするので、f(a)≠f(b)であっても、X=1、
b付近の波形を新たに歪ませることなくf(x)の波形
歪を除去することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本第1発明の実施例に係るデジタルフィルタの
構成を示す機能ブロック図、第2図(A)〜(C)は動
作説明に供する波形図、第3図(A)〜(C)はフィル
タ関数P(ω)の例を示す図、第4図は本第2発明の実
施例に係るデジタルフィルタの構成を示す機能ブロック
図である。 第5図乃至第7図は本第1発明の効果を試す試験例であ
り、第5図は旋光分散曲線図、第6図は第5図の波形を
f(x)として第1図に示すデジタルフィルタに通した
ときの波形図、第7図は第1図に示す波形変換(14)
及び波形逆変換(18)を行わないデジタルフィルタに
通したときの波形図である。 第8図は本発明の詳細な説明する波形図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力データ列からなる、変域a≦x≦bの関数f
    (x)を一時記憶する手段(10)と、関数f(x)を
    、g(a)=g(b)=0が略成立する関数g(x)に
    変換する手段(12)と、関数g(x)をフーリエ積分
    してフーリエ成分G(ω)を算出する手段(14)と、 フーリエ成分G(ω)のフィルタリングされたものをフ
    ーリエ逆変換して関数g_F(x)を算出する手段(1
    6)と、 関数g(x)から逆に関数f(x)を求める式において
    、このg(x)をg_F(x)で置換したときのf(x
    )をf_F(x)として求め、関数f_F(x)をフィ
    ルタ出力とする手段(18)と を有し、該フィルタリングは、フーリエ成分G(ω)に
    フィルター関数を乗じることにより、またはωの特定の
    範囲のG(ω)を算出せず該範囲のG(ω)の値を零に
    することにより行うことを特徴とするデジタルフィルタ
  2. (2)前記関数g(x)はg(x)=f(x)−h(x
    )で表され、 前記関数f_F(x)はf_F(x)=g_F(x)+
    h(x)で表されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のデジタルフィルタ。
  3. (3)入力データ列からなる、変域a≦x≦bの関数f
    (x)を一時記憶する手段(10)と、関数f(x)を
    、g(a)=g(b)が略成立する関数g(x)に変換
    する手段(12A)と、 関数g(x)をフーリエ級数で展開してその部分和g_
    P(x)を算出してフィルタリングする手段(15)と
    、 関数g(x)から逆に関数f(x)を求める式において
    、このg(x)をg_P(x)で置換したときのf(x
    )をf_P(x)とし、関数f_P(x)をフィルタ出
    力とする手段(18A)と、 を有することを特徴とするデジタルフィルタ。
  4. (4)前記関数g(x)はg(x)=f(x)−h(x
    )で表され、 前記関数f_P(x)はf_P(x)=g_P(x)+
    h(x)で表されることを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載のデジタルフィルタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03201757A (ja) * 1989-12-28 1991-09-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声ガイダンス処理方法
JPH03220959A (ja) * 1990-01-26 1991-09-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声ガイダンス処理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266358U (ja) * 1985-10-11 1987-04-24

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