JPH01142901A - ファジイ推論方法 - Google Patents

ファジイ推論方法

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JPH01142901A
JPH01142901A JP62302140A JP30214087A JPH01142901A JP H01142901 A JPH01142901 A JP H01142901A JP 62302140 A JP62302140 A JP 62302140A JP 30214087 A JP30214087 A JP 30214087A JP H01142901 A JPH01142901 A JP H01142901A
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inference
fuzzy
variable
input
variables
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JP62302140A
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English (en)
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Tadashi Iokido
正 五百旗頭
Kenjiro Kuga
久我 健二郎
Masahide Otsuka
大塚 昌秀
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 この発明はプロセス制御系等の制御装置に使用されるフ
ァジィ推論方法に関する。
B0発明の概要 この発明はエキスパート制御システムに使用するファジ
ィ推論方法において、 入力変数の重みに応じてメンバーシップ関数から中間変
数を求めたのち、前記重みに関係しない入力変数と中間
変数とから出力変数の推論を行う多段階の方法でファジ
ィ推論を行うようにしたことにより、 推論規則数の減少を図って推論時間の短縮を図るように
したものである。
C0従来の技術 最近、プロセス制御系等の制御のためにあいまい(ファ
ジィ)推論を行うファジィコントローラがエキスパート
制御システムとして使用されるようになって来た。
ここでファジィ推論とはファジィ集合論におけるファジ
ィ関係とファジィ合成を用いていることである。ファジ
ィ集合論は物事の境界のあいまいさを数学的に取り扱う
ものである。ファジィ集合論を述べるに当たり、まず従
来の集合論である普通集合論について述べる。集合とは
あるものの集まりである。集まりを定義するには2つの
方法があり、1つはその集まりに属する要素共通の性質
を述べることであり、他の1つは集まりに属する要素そ
のものを全て述べることである。
ここで、身長について考えてみる。身長によって「H:
背の高い人J、rM:背の中ぐらいの人」、「L:背の
低い人」の3つの集合に分ける時、普通集合では、集合
Hは175cm以上の人、集合Mは160c+n以上で
175c+++未満の人、集合しは160cm未満の人
というように定義する。すなわち、集合H,M、Lの境
界は明確に定義されている。第5図A、B、Cは普通集
合で表現したときの説明図である。
ところが、我々の感覚では174cmの人が「M:背の
中ぐらいの人」と言われると奇異な感じがする。そこで
、174cmの人は「やや背の中ぐらいの高い人」とか
「中ぐらいの中では背の高い人」と表現した方が自然で
ある。これを解決するには、普通集合では新たな集合r
MH:やや背の高い人」を定義する必要がある。このよ
うに定義して行くと、全ての身長に対しrHH:かなり
青の高い人」、rLL:かなり背の低い人」といったよ
うに、次から次へと定義することになり、非実用的とな
る。この原因は普通集合がrlJ、rOJの2値論理で
構成されているためである。
そこでファジィ集合論を用いて上述の問題を表現して見
る。まず、普通集合と同じ様に「H2:背の高い人のフ
ァジィ集合J、rMy:背の中ぐらいの人のファジィ集
合J、rLvs背の低い人のファジィ集合」の3種類の
集合に分けるとする。
今、174cm+の人は本当に背が高いと言えるかを考
えてみる。もし本当に背が高いと言えるならばファジィ
集合HFに属する割合をrl、OJとする。逆に絶対に
背が高いと言えなければHFに属する割合をrO,OJ
とする。ここで、Xcmの人がHvに属する割合をHF
(X)とした時、Xcmの人が、背が高いとも中ぐらい
とも言えない時、1−IF(X)=0.5と表す。この
ようにして、190cm、185cm・・・・・・・・
・の人について、その人が背の高い人の集合にどのくら
いの割合で所属しているかを考えると、次のように表現
できる。
HF(190)=1.0 HF(185)=1.0 HF(180)=0.9 HF(175)=0.8 Hp(155)=0.1 HF(15’0)=0.0 上記において、HF(X)の値をファジィ集合HFにお
けるXのメンバーシップ関数と称し、背の高い人のファ
ジィ集合でのメンバーシップ関数を以下μHF(X)で
表現する。なおMP、LPについても同様に、μM、(
X)、μL F(X )の表現を用いる。
第6図はメンバーシップ関数μHF(X)、μMF(X
)及びμL F(X )を図に表現したものである。
この第6図は身長が168cmの人のあいまい集合での
表現説明図で、この第6図からこの人のメンバーシップ
関数はμHF(16g)= 0 、14 、μMy(1
68)= 0 、98 、μI、 F(168)= 0
 、28  と表されるので、168cmの人は、背が
高いとも、低いとも言えず中ぐらいの人と言うのが最も
適していることになると表現することが出来る。
次にファジィ関係について述べる。ファジィ関係とは例
えば、東京と横浜は近いとか、東京と大阪は遠いとか、
東京と名古屋は少し遠い等の関係を表現するものである
。ここで、ファジィ集合APとファジィ集合BFのメン
バーシップ関数をμAF(a)、μBF(b)とすると
、このファジィ関係RFは次式で表わされる。
μRF(a、 b)=m i n [μAF(a)、μ
BF(b)] ・・・・・−(1)この(1)式の具体
例を表1に示す。
以下余白 表1(ファジィ関係の求め方)     μAr(a)
        μBp(b)μAF(1)=0.5 
   μBy(1)=1.0μAF(2)=0.7  
  μB、(2)=0.7μAF(3)= 1 、0 
   μBy(3)=0.5μAF(4)=0.7  
  μBF(4)=0.3μAF(5)=0.5 △:はMINを表す。
次はファジィ合成について述べる。ファジィ集合APと
ファジィ関係R1のメンバーシップ関数u AF(a)
、 u RF(a 、  b)である時、APとRyの
合成(以下AF−RFと表す)したメンバーシップ関数
をμAF−RF(b)とすると、μAF−RF(b)は
次式のように表わされる。
μAr−Ry(b)−max [ll1in(μAF(
a)、μRp(a、b))コ・・・・・・(2)μAF
−RF(b)=max [mu12(μAF(a)、 
μRr(a、 b)) ] ・−(3)上記(2)式の
具体例を次表に示し、(2)式と(3)式のメンバーシ
ップ関数の表現の違いを第7図に示す。
以下余白 表2(ファジィ合成方法) μAy(a)        μRr(a、b)μAF
(1)=0.3    μR,(1,1)=0.8μA
F(2)=0.9    μR,(1,2)=0.4μ
R,(2,1)=0.5 μRF(2,2)=0.2 [(0,3△0.8)■(0,9△0.5)  (0,
3△0.4)V(0,9八〇、2)][(0,3VO−
5)  (0,3V0.2)]c o、s  0.3] ■:はMAXを表す。
△:はMINを表す。
ファジィ推論はファジィ関係とファジィ合成とを用いて
次式に示す推論規則により行われる。
i f  x+=A and xt=B then y
=C−=(4)但し、X I * X !は入力変数(
前件部変数)yは出力変数(後件部変数) A、B、Cはそれぞれメンバーシップ関数名である。
(4)式に示す推論規則があるときに、X、及びX、の
ノンファジィな値(入力)がX+′+Xt’である時に
出力変数yのノンファジィな値を求めるものである。通
常は推論規則は1つだけでなく、次式のように複数の規
則R+、Rt・・・R,、として表現することが多い。
以下余白 上述の(5)式のように推論規則R1〜Rnがあるとき
、X、・・・Xnに対するノンファジィな値(入力)を
 、l・・・Xn’とする。この時の推論方法の様子を
第8図に示す。
第8図において、規則R,において、入力 、1に対し
てファジィ集合に属する度合いを求めると、0.5の度
合いで満たされる。また、入力 、1に対してファジィ
集合に属する度合いを求めると、lの度合いで満たされ
る。以後、各入力に対して同様に度合いを求めたとき、
規則R1の満たされる度合いは、各ファジィ集合が満た
される度合いのうちの最も小さい値となる。このことか
ら、規則R1は0.4の度合いで満たされることになる
各規則Rt 、 R3・・・Rnについて上記と同様に
各ファジィ集合が満たされる度合いを求めて合成したも
のが図の右下に斜線で示すものとなる。このようにして
従来のファジィコントローラはファジィ合成結果からそ
の重心をとることにより、出力変数yに対するノンファ
ジィな推論結果を得ている。これを1段階推論という。
D1発明が解決しようとする問題点 ここで従来のファジィコントローラを用いて連続的に変
化する入力変数X□の状態を推論するとき、他の入力変
数の重みが変化するような場合、従来の方法では(5)
大全てを定義し、推論を行う必要がある。(5)式の場
合、全ての推論規則R1〜Rnに入力変数xlが存在す
ることになり、入力変数xlのメンバーシップ関数ラベ
ルの数の倍数だけ推論規則が存在することになる。この
ような事例として例えば車をA地点からスタートさせ燃
費を最大に保ちB地点へ到達させるための推論規則を考
えてみる。今、入力変数を xl:勾配 x!:カーブ とし、これのメンバーシップ関数をそれぞれとし、出力
変数を y皇:スロットル開度 とし、これのメンバーシップ関数をそれぞれとした時の
推論規則は で表現される。
ところが規則(6)式では燃費を最大に保って運転する
事が出来るが、A点からスタートさせB点で停止させる
事が困難である。すなわち現在の車の位置とA点及びB
点との゛距離の概念が入っていない。ここで、入力変数
としてx3 :A点からの車の位置、x4 二B点まで
の距離を考える必要が有る。
そして各々のメンバーシップ関数を Dl:非常に近い り7.やや近い D3:遠い という様に定義する。すると1段推論を用いると少なく
とも次式の推論規則が必要となる。
以下余白 上記(7)式におけるR8〜RI5は(6)式に、X 
s−D 31 X 4= D zを加えたものとなる。
すなわち、XI:D3とX a = D 3が増加して
いる。この様゛ に、A点からの距離が遠くて、B点ま
での距離が遠ければという条件がR1−R16の各推論
規則に付加されてしまい、推論条件が多くなると推論時
間が長くなり、リアルタイム性が損なわれる間層かある
上記(6)式の推論方法を図示すると第9図のようにな
り、また(6)式をブロック図として示すと第1θ図の
ようになる。さらに、(7)式の推論方法を図示すると
第2図のようになる。
第1O図において、MINは各入力に対するメンバーシ
ップ関数記憶部μAl(XI)〜μBs(xt)から最
小値を検出する最小値検出部、MULは最小値検出部M
INで得られた値に、出力変数のメンバーシップ関数記
憶部μC+(yυ〜μCa(yυからメンバーシップ関
数を乗算する乗算部、MAXは各規則RI”” Rnで
得られたメンバーシップ関数のファジィ合成部である。
前述の命題の様に[車をA地点からスタートさせ燃費を
最大に保ちB地点へ到達させるためには・・・・・・」
の様に「A地点からB地点へ車を移動させる」と「走行
中は燃費を最大に保つ」という異なった2つの目的を車
速、すなわちスロットル開度という一つの制御対象で実
現する時に、推論規則における制御条件の削減を行うも
のである。
すなわち、この例ではA地点から現在の車の位置までの
距離X3と現在の車の位置からB地点までの距離x4は
燃費を最大に保つ為には何ら係りのない事柄である。ま
たA地点からB地点の間に存在する勾配X、やカーブX
、は車をA地点から発進させ、B地点で停止させる為に
はやはり係りのない事である。
この様に考えると従来の1段階ファジィ推論方法では(
7)式で示した推論規則となり推論速度及び推論規則を
考える上で問題が有った。
E0問題点を解決するための手段 この発明は一つの入力変数に対して他の複数の入力変数
の重みを変化させて推論規則に基づいて推論を行うとき
に、最初に、他の複数の入力変数についてのメンバーシ
ップ関数を求めたのち、その関数から小さい値を抽出し
て中間変数を得、これら中間変数をファジィ合成して中
間変数のメンバーシップ関数を得る第1段階と、この第
1段階によって得られた中間変数のメンバーシップ関数
を前記−つの入力変数に対して求め、求められた関数の
うち小さい値をファジィ合成する第2段階以後の推論に
よって出力変数の推論を行うようにしたものである。
F1作用 第1段階における推論規則では他の複数の入力変数の重
みを変化させるとき、他の複数の入力変数のメンバーシ
ップ関数を求め、求めた関数のうち小さい値をファジィ
合成して、メンバーシップ関数を備えた中間変数を得る
。この第1段階の処理が終わったなら第2段階以後の処
理に移る。第2段階では、得られた中間変数と、一つの
入力変数に対して求められたメンバーシップ関数とを乗
算する。乗算によって得られた値をファジィ合成して出
力変数の推論を行う。このようにして多段階推論するこ
とにより、推論条件を大幅に低減できるようになるとと
もに推論時間も大幅に短縮できるようになる。
G、実施例 以下図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第1図において、R,、R,・・・I(+tは第1〜第
12推論規則部で、第1〜第9推論規則部R7〜R。
は入力変数X t * X 3のメンバーシップ関数を
求め、求めた関数のうち小さい値から中間変数%yを得
るものである。各規則部R,−R,で得られた中間変数
%yはファジィ合成部M A X +で合成される。
ここで、中間変数とは出力変数と同じ属性をもった推論
機構内部の変数で、ファジィ合成波形の形で記憶するも
ので、この中間変数は疑似入力変数としても疑似出力変
数としても使用できる。
ファジィ合成部M A X +で合成された中間変数は
第10〜第12推論規則部R3゜〜RI2に送られて入
力変数X、のメンバーシップ関数を求めたのち出力変数
yを中間変数%yにする。第10〜第12推論規則部R
IG〜R1?で得た出力変数yを)、アジイ合成部MA
X2で合成し、この合成値から重心計算部ALで重心を
計算する。
次に第1推論規則部R1について述べる。
u B I(X 2)、 u Cl(X 3)は入力変
数X t + X 3のメンバーシップ関数記憶部で、
入力X t’ t X 3′が記憶部μB+(xt)、
μC1(X3)に入力される。入力xfi′、 X3′
が入ると記憶部μB + (x t ) 、u C+(
X、)からファジィ集合(メンバーシップ関数)を求め
て最小値検出部MINに与えられる。最小値検出部MI
Nはファジィ集合から最小の度合いで満たされたファジ
ィ集合を得た後、中間変数%yのメンバーシップ関数記
憶部μZ、(%y)のファジィ集合と乗算部MULで乗
算されて第1推論規則部R1の出力部に中間変数値T1
を得る。なお、第2〜第9推論規則部R2〜R9も第1
推論規則部R,と同様に構成されて、各規則部R3〜R
9の出力部に中間変数値T2〜Teを得る。これら中間
変数値T、−T、は第1ファジィ合成部MAX。
で合成され、出力に中間変数μZ(%y)を得る。
合成された中間変数μZ(%y)は第1O〜第12推論
規則部R+ o−RH2に入力される。各規則部R2゜
〜R1ff1は同じ構成であるから、規則部RIGの構
成について述べる。規則部RIGに入力された中間変数
μZ(%y)は乗算部MULに与えられる。
この乗算部MULには最小値検出部MINの出力が与え
られる。最小値検出部MINはメンバーシップ関数(フ
ァジィ集合)記憶部μA+(X+)に入力 、1が与え
られたときに、その記憶部μA。
(x +)から最小の度合いで満たされるファジィ集合
を得るものである。得られた最小値を乗算部MULで中
間変数μZ(%y)と乗算して第2ファジィ合成部MA
Xtに送る。なお第11.第12推論規則部R11,R
lfにおいても同様に得られた乗算出力は第2ファジィ
合成部M A X、に送られて、第2ファジィ合成部M
 A X *の出力に合成波形Wを得る。この合成波形
Wから重心計算部ALで重心が計算される。
上記第1〜第12推論規則部R1〜R1!を式で表現す
ると次のようになる。
以下余白 次に実施例の動作をメンバーシップ関数(ファジィ集合
)を用いて述べる。第2図において、第1推論規則部R
8に入力X *’ + X 3′が入ったとする。各々
の入力xt’、 X3’に対してメンバーシップ関数(
ファジィ集合)を求めると、μBlは0.4の度合いで
満たされ、μC3は0.5の度合いで満たされるから、
最小検出部MINは二つのメンバーシップ関数(ファジ
ィ集合)のうち小さい値を検出する。この最小値検出部
MINの出力と、中間変数%yのメンバーシップ関数μ
Z3(%y)とを乗算部MULで乗算して、第2図の右
端上部の中間変数値T、を得る。以下同様にして第2〜
第9推論規則部R3〜R9も動作して右端に示す中間変
数値T、〜T8を得る。得られた中間変数値T、−T、
を第1ファジィ合成部M A X +で合成する。μZ
(%y)は合成された中間変数である。
この合成された中間変数μZ(%y)を第1O推論規則
部R1゜で入力X+′に対するメンバーシップ関数の最
小値と乗算して図示右端の斜線の波形W+を得る。以下
第11.第12推論規則部R+ r +Retでも同様
に動作して図示右端の下部に示すファジィ合成波形(斜
線W、)が得られる。この合成波形から重心が計算され
る。
ここで、この実施例のように中間変数を用いた推論方法
と、従来の推論方法とを比較して見る。
推論規則数において、(7)式と(8)式とを比較する
と、この実施例による方法が、従来方法に比較して推論
規■1■が低減している。このことから、推論時間が以
下のように短縮され、リアルタイムが可能となる。
入力変数1つに対して1.秒 出力変数1つに対してt2秒 推論規則1つのスイッチングに対しt8秒かかるとする
と、(7)式と(8)式の推論時間は次式のようになる
(7)式では T?=(4t++tt)X15+(2t
++tJX2+16ts(8)式では TI=(2t、
+tt)X9+(3tl+tt)X3+11t3ここで
、T7とT8の差をとると次のようになる。
T?  T11 =37 t+ +  5 tt + 
5 ts上記差からこの実施例によれば推論時間が37
t++5 t、+5 ts秒も従来方法より短縮される
次に上述した実施例を発明が解決しようとする問題点の
項で述べた「車をA地点からスタートさせ、燃費を最大
に保らB地点へ到達させるためには・・・・・・」の場
合に適用した具体例を述べる。
この例では(1)燃費を最大に保つ、(2)A地点から
発進してB地点で停止させるという2つの推論規則に分
けて考え、その後制御対象であるスロットル開度をどう
するかを考えるものとする。
ここで、ある推論規則から上記(1)を満足するスロッ
トル開度を1段推論にてメンバーシップ関数の形で求め
、これを中間変数として推論機構内部に保ち、2段推論
以後に使用するものである。
もちろんこの中間変数は入力変数にも出力変数にもその
メンバーシップ関数として使用できるものである。
ここでは前述の命題を用いて中間変数を使用した時の例
を示す。前記(7)式で示した推論規則に中間変数%y
、を用いると次式のように表現できる。
上記(9)式において%y、はylと同じ属性をもつ中
間変数である。この(9)式と前記(7)式を比べると
、明らかなようにR,−R,5における制御条件が半減
される効果を有する。ここで(7)式と(9)式の推論
規則において、次のような時間がかかるものとした場合
の(7)式と(9)式の推論時間を求めて見る。
1+(秒):入力変数1つに対するメンバーシップ値を
判定する時間、 tt(秒):入力変数2つにメンバーシップ値の比較に
要する時間、 t3(秒)二入力規則処理のスイッチングに要する時間
としたとき、(7)式における推論時間T7は次式のよ
うになる。
tlX(4X15+2)+t、x(3x15)+t、X
16(秒)=T7また、(9)式における推論時間T8
は次式のようになる。
t、x(2x15 +1x4)+ttx(1x15)+
t+X18(秒)=T9上記両式の差をとると TV  Tll =t+(6234) + tt(45
−15) + t3(161g)=28t、 + 30
tt −2t3  となる。
上記差から(9)式のものが(7)式の推論時間より短
縮されることになる。これにより、リアルタイム性が実
現可能となる。なお、(9)式の推論方法を図示すると
第12図のようになる。
第3図はこの発明の他の実施例を示すブロック図で、第
1図の実施例が中間変数を疑似出力変数として用いるの
に対して、この第3図は疑似入力変数として利用する実
施例である。なお、第1図と同一部分は同一符号を付し
てその説明を省略する。
第3図において、第10推論規則部R1゜は合成された
中間変数のメンバーシップ関数記憶部μZ(%y)に入
力%y′が入ったとき、その記憶部μZ(%y)から最
小値を検出部MINで検出し、検出された最小値に入力
変数xIのメンバーシップ関数記憶部μA t(xυの
メンバーシップ関数を乗算部MULで乗算するものであ
る。この規則部RIGと同様に、第11推論規則部R1
1も動作し、第2ファジィ合成部M A X *でファ
ジィ合成される。この第3図の実施例の場合も前記実施
例と同様に推論規則を低減でき、これにより推論時間の
短縮が図れる。
第4図はこの発明をプロセス制御系に適用したブロック
図で、1はプロセスで、このプロセスlはファジィコン
トローラ2で制御される。ファジィコントローラ2は知
識データベース3となる推論規則部4とメンバーシップ
関数記憶部5から構成される。6は中間変数部で、この
中間変数部6と知識データベース3の内容はファジィ推
論部7に入力されるプロセス値に応じて推論され、その
出力にプロセスlを制御する量が得られる。この制御量
は(7)式に示した推論規則によって得られ゛る。
第4図に示すプロセス制御系に中間変数付きのファジィ
コントローラ2を設けることにより、プロセスの変化に
よるダイナミックなメンバーシップ関数の生成(中間変
数を意味する)が可能となり、リアルタイム性を損なわ
ないよりフレキシブルなファジィ推論が実現できる。
H3発明の効果 以上述べたように、この発明によれば、一つの入力変数
に対して他の複数の入力変数の重みを変化させて推論規
則に基づいて推論を行うときに、最初に他の入力変数に
ついてのメンバーシップ関数を求めた後に、その関数か
ら小さい値を抽出して中間変数を得てから推論を行うよ
うにしたので、推論規則を大幅に低減して推論時間を飛
躍的に短縮することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は動作を説明するための波形図、第3図はこの発明の他
の実施例を示す要部のブロック図、第4図はこの発明を
プロセス系に適用したときのブロック図、第5図A、B
、Cは普通集合で表現したときの説明図、第6図はメン
バーシップ関数を表現した説明図、第7図は、(2)式
と(3)式のメンバーシップ関数の表現の違いを示す説
明図、第8図は(5)式の推論規則における推論方法の
様子を示す説明図、第9図は(6)式の推論規則におけ
る推論方法の様子を示す説明図、第10図は(6)式を
ハードウェア的に表現したときのブロック図、第11図
および第12図は(7)式および(9)式の推論規則に
おける推論方法の様子を示す説明図である。 R1−R1ff1・・・推論規則、MIN・・・最小値
検出部、M U L ・・・乗算部、M A X 1.
 M A X *−第1.第2ファジィ合成部、AL・
・・重心計算部。 16一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一つの入力変数に対して他の複数の入力変数の重
    みを変化させて推論規則に基づいて推論を行うとき、最
    初に、他の複数の入力変数についてのメンバーシップ関
    数を求めた後に、その関数から小さい値を抽出して中間
    変数を得、これら中間変数をファジィ合成して中間変数
    のメンバーシップ関数を得る第1段階と、この第1段階
    によって得られた中間変数のメンバーシップ関数を前記
    入力変数に対して求め、求められた関数のうち小さい値
    をファジィ合成する第2段階以後の推論とによって出力
    変数の推論を行うことを特徴とするファジィ推論方法。
JP62302140A 1987-11-30 1987-11-30 ファジイ推論方法 Pending JPH01142901A (ja)

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JP62302140A JPH01142901A (ja) 1987-11-30 1987-11-30 ファジイ推論方法

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