JPH01142281A - 過給式圧縮機 - Google Patents

過給式圧縮機

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JPH01142281A
JPH01142281A JP29761387A JP29761387A JPH01142281A JP H01142281 A JPH01142281 A JP H01142281A JP 29761387 A JP29761387 A JP 29761387A JP 29761387 A JP29761387 A JP 29761387A JP H01142281 A JPH01142281 A JP H01142281A
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compressor
suction pipe
pipe
sectional area
suction
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JP29761387A
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Tsuneo Suga
菅 恒夫
Yozo Nakamura
中村 庸藏
Hiroaki Hatake
裕章 畠
Mitsuru Nakamura
満 中村
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷蔵庫、空調機に使用さているロータリ圧縮
機に係り、特に圧縮機の高速運転域での性能を向上する
のに好適な慣性過給に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種装置は、実開昭57−40679号、実開
昭57−40680号、実開昭57−40681号及び
実開昭57−40682号公報に記載のように、吸入管
の長さを変えるために、圧縮機の吸入管と蒸発器の出口
側の管の両管に対し摺動自在に嵌合したU字形吸入管を
駆動装置で動かす方法、吸入管の長さを長くすると共に
吸入室の中間に開口する中間ポートを設けて中間チャン
バを接続する方法、吸入側の脈流の周波数とほぼ等しい
遅れ要素を取りつける方法などである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、これらに開示のものでは、脈流を生じさせるた
めには付加的な装置を設ける必要がある。
前に述べた第1の例では、U字形吸入管を摺動自在にす
るためには、駆動するモータが必要である他、気体の洩
れを防止するためシールが必要であり、吸入管等の加工
精度が要求される。第2の例では、圧縮機の運転条件が
共振周波数からずれた場合は、デッドボリュームとして
作用するため却って圧縮機の効率が低下する。第3の例
では、遅れ要素として、バネ・マス系を利用しているた
め共振する周波数帯域は狭い、又、これらの考案は。
長い吸入管を有しており、圧縮機の低速側の体積効率の
向上に重点をおいており高速側については、特に配慮さ
れていない。
圧縮機をインバータを用いて回転数制御した場合、高速
運転域では、第2図に示したように吸入側の圧力損失な
どのため体積効率は低下する。そのため、必要な冷媒循
環量を得るためには、圧縮機の理論容量を大きくするか
圧縮機をより高速化させる必要がある。理論容積を大き
くすると低速側はより低速で運転することになり、主に
洩れのため体積効率が低下する問題が生じてくる。又。
圧縮機をより高速化すると軸受の寿命が短くなり、信頼
性上問題となる。従来の技術はこれらの点について配慮
がなされておらず、圧縮機をより高速化して運転するこ
とが課題となっていた。
本発明の目的は、上記の問題を解決するために、圧縮機
の高速運転域において、体積効率を向上することにある
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の特徴は、圧縮機構部
と、その圧縮機構部の吸入側に設けられた緩衝空間容器
と吸入管を備えた、過給式圧縮機において、吸入管内の
1次モードの気柱振動数と圧縮機の最高回転数が同調す
るように吸入管の長さを定め、かつ、圧縮機の充填効率
が1を超える範囲の吸入管の流動抵抗係数μと慣性過給
特性数Zoを満たすように吸入管の断面積を定めたこと
にある。
〔作用〕
吸入管の長さを1次モードの気柱振動数と圧縮機の最高
回転数が同調するように定め、かつ、圧縮機の充填効率
が1を超えるように吸入管の断面積を定めているため、
圧縮機の体積効率を向上することができる。
〔実施例〕
ロータリ圧縮機の吸入側は、第1図に示したように圧縮
機に液冷媒が吸入されるのを防止するためのアキュムレ
ータ10.アキュムレータ出口から圧縮機の吸入口まで
をつなぐ吸入パイプ12、圧縮機構部3などからなる。
また、ケーシング1内に電動機部2.シリンダ5.上部
軸受6.下部軸受7.ローラ8.吐出口9がそれぞれ図
のように配置されている。第9図に示すインバータ駆動
装置14により圧縮機13が駆動され、シャフトが回転
すると吸入行程での吸入室の容積は第3図で示したよう
に変化する。吸入行程に入ると吸入室内の圧力が低下す
るため吸入パイプ内の冷媒ガスは圧縮機構部へ向って加
速されはじめる。ガスの流れが生じるとパイプ内面での
摩擦が生じる。
加速された冷媒ガスは慣性力を与えられ、圧縮機構部に
一度吸入されたガスはガスばねように作用する。これを
式で表わすと となる。ここで、X:吸入パイプ内気柱の移動距離、r
:管摩擦や吸入パイプの絞りなどを含んだ抵抗係数、 
Lv :吸入パイプの有効長さ、ρ0 :気体の密度で
ある。これを無次元化するととなる。又、 である、ここで、Asは管路の断面積、Vhは行ωはシ
ャフトの回転角速度、■(θ)は回転角度θでの吸入側
のシリンダ容積、aoは音速である。
慣性過給効果は、吸入行程が終了するときに加速された
ガスが慣性力によりガスばね作用、摩擦力に打ち勝って
余分に押し込まれる現象で、圧縮機の充填効率向上とな
って現われる。しかし、その効果を最大にするためには
、吸入行程が終了する時に閉じ込み寸前の上式で示すq
の値が大きくなければならない、慣性過給特性数Zoは
、シャフトの回転角速度とガスばね、気柱を集中質量と
みた場合の固有振動数の比を意味する。ロータリ圧縮機
は、往復動形圧縮機がシャフト回転角度180@で吸入
行程を完了するのに比べて、360゜1回転で吸入行程
を完了する違いがある。従って、上式の第3項を線形化
した結果から、往復動形圧縮機では、加振力に対し位相
が90″遅れる慣性過給特性数Zo O,5近傍が最適
となり、ロータリ圧縮機では、流動抵抗係数μが小さい
場合、加振力に対し位相が180”遅れるZoが1より
少し大きい値が最適と推定できる。上式は、非線形方程
式であり、厳密にはこれを解く必要がある。
計算結果を第4図に示す。流動抵抗係数μが大きくなる
と慣性力そのものが小さくなるため、慣性過給の効果は
なくなる。従って、流量抵抗係数はできるだけ小さくし
なければならず、効果が見込めるのは、充填効率qが1
を越えるμ±0.5未満である6例えばμ=0.5では
、慣性過給特性数Zoを大きくして充填効率qは1を越
えない。
又、慣性過給効果がある慣性過給特性数Zoの範囲は約
0.6以上とすれば良い。
しかし、慣性過給効果を得るためには、これだけでは不
十分であり、第5図に示した実験結果で分るように、慣
性過給特性数Zoに対し、体積効率η9がピークを示す
条件がある。すなわち、十分な慣性過給効果を得るため
には、吸入行程が周期的に変動するため生じる管内の圧
力変動を大きくして脈動効果を併用し、吸入行程終了時
の閉じ込み圧力を高くしてやる必要がある。吸気管系の
m次の固有振動数f、は、行程容積を加味した等価な管
路長をLv(Lv=Ls+Vh/As) 、音速をaO
として 4L。
となる、圧縮機の運転周波数をnとしてその比を振動数
比にと定義し、m=1の1次モードについて第5図の実
験データを振動数比に対して整理すると、第6図に示し
たように振動数比が1近傍で効果があることが分る。
このように、慣性過給効果を得るためには、(1)流動
抵抗係数μを0.5未満、 (2)慣性過給特性数Zoを0.6以上、(3)管路系
の共鳴周波数の1次モードと圧縮機の運転周波数Φ比を
1近傍とすることが必要である。
以下、本発明の実施例を第7〜8図により説明する。
本発明は、ローリングピストン形ロータリ圧縮機に適用
でき、冷蔵庫に用いられる行程容積3d/revぐらい
の小形の圧縮機から空調機に用いられる5 0 al 
/ revぐらいまでの中形圧縮機にまで通常適用する
。又、ガスは普通冷蔵庫では冷媒R−12が用いられ、
空調機では冷媒R−22が用いられる。
本発明を実施する上で最も簡単な構成は、〔作用〕の項
で説明した3つの条件を満たす寸法諸元の吸入パイプを
取りつける構成である。慣性過給効果をねらう圧縮機の
回転速度N(+ 、行程容積Vh、を決め、サイクル構
成機器を決めると圧力条件が定まるから音速aが決まる
。モード1次の共鳴周波数と圧縮機の回転周波数の比が
ほぼ1となるように等価な管路長さLvをLv〜□とす
 n る、又、流動抵抗係数μは0.5 以下としなければな
らない。
であり、 であるから、吸入パイプ断面積Asを、管の出入口等の
抵抗係数をλ、管摩擦係数をνとしてとなる範囲で選ぶ
。断面積Asが大きい程、流動抵抗係数μは小さくなる
が、慣性過給特性数Z。
を0.6  より大きくするためにはAsをとなるよう
な値以下とする。
このような寸法諸元の吸入パイプを取り付けた圧縮機の
構造を第7図に体積効率を第8図に示す。
曲線Aで示すように慣性過給効果をきかす設定回転速度
Nυにおいて体積効率は100%を越える高い値を示す
。従来の慣性過給機能を持たない吸入パイプを取りつけ
た圧縮機の体積効率は曲線Bで示しであるように、吸入
通路の圧力損失などのために圧縮機の回転速度が高速に
なるほど低下していく、慣性過給効果は、設定回転速度
Nυでピークとなり、その高・低速側に効果の拡がりを
有しているので、回転速度の広い範囲で慣性過給を行わ
ない場合に比べて、かなり体積効率を向上できる。
又、流動抵抗係数μは0.5 未満、慣性過給特性数Z
oは0.6 以上としなければならない。
であり、 であるから、断面積Asが大きい程、流動抵抗係数μは
小さくなるが、慣性過給特性数も小さくなる。このこと
から、上記条件を満たす管断面積の範囲があることが分
る。管断面積の範囲の決定方法は、次のようにする。管
の出入口等の抵抗係数をλ、管摩擦係数をνとすると dθ  2π となる。従って、管断面積Asを小さくするに従い、μ
は単調増加となり、μ=0.5 とする管断面As五を
、ただ1つ決定できる。又、Zo=0.6とする管断面
積AS12は。
となる1以上より吸気管断面積は。
As1<As<Ass の範囲に選定する。
このような範囲に吸入管を設定することにより。
圧縮機の体積効率を向上することができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、圧縮機の体積効率、特に
高速運転域における体積効率を著しく向上できる。その
付随効果として圧縮機の最高回転速度を慣性過給を適用
しない場合よりかなり低くできるため、圧縮機の信頼性
向上につながる他、全断熱効率のより良い領域で運転す
るので圧縮機入力を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、圧縮機の縦断面図、第2図は、圧縮機の回転
速度に対する効率の変化を示す図、第3図は、吸入室の
容積変化を示す図、第4図は、慣性過給特性数と充填効
率の関係を示す図、第5図は慣性過給特性数と体積効率
との関係を示す図。 第6図は、振動数比と体積効率との関係を示す図、第7
図は、本発明の一実施例の要部断面図、第8図は、回転
速度と体積効率との関係を示す図、第9図は、サイクル
の構成を示す図である。 1・・・ケーシング、2・・・電動部、3・・・圧縮機
構部。 4・・・シリンダ、5・・・シャフト、6・・・上部軸
受、7・・・下部軸受、8・・・ローラ、9・・・吐出
室、10・・・アキュムレータ、11・・・吐出パイプ
、12・・・吸入パイプ、13・・・ロータリ圧縮機、
14・・・インバータ駆動装置、15・・・凝縮器、1
6・・・膨張弁、17・・・口承 入 室 〉i辷 オ
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冨 4 図 ■ 5 口 1嘗性A給特)玉数 Zθ 第 6 図 才辰  ゛重オ @ 耳ヒ k

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、圧縮機構部と、その圧縮機構部の吸入側に設けられ
    た緩衝空間容器と吸入管を備えた過給式圧縮機において
    、前記吸入管内の1次モードの気柱振動数と圧縮機の最
    高回転数が同調するように前記吸入管の長さを定め、圧
    縮機の充填効率が1を超える範囲の前記吸入管の流動抵
    抗係数μ及び慣性過給特性数Z_oを満たすように前記
    吸入管の断面積A_sを定めたことを特徴とする過給式
    圧縮機。 2、特許請求の範囲第1項において、前記吸入管の断面
    積A_sと前記流動抵抗係数μは ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、V_hは行程容積、L_vは管路長、λは管
    の出入口の抵抗係数;νは 管摩擦係数とする。) の関係があることを特徴とする過給式圧縮機。 3、特許請求の範囲第1項において、前記吸入管の断面
    積A_sと前記慣性過給特性数Z_oはZ_o=(ω/
    a_o)√V_h・L_s/A_s(ただし、ωはシャ
    フトの回転角速度、 a_oは音速、V_hは行程容積、L_sは吸入管の有
    効長さとする。) の関係があることを特徴とする過給式圧縮機。 4、特許請求の範囲第1項において、流動抵抗係数μを
    0.5以下、慣性過給特性数Z_oを0.6以上とした
    ことを特徴とする過給式圧縮機。
JP29761387A 1987-11-27 1987-11-27 過給式圧縮機 Granted JPH01142281A (ja)

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JP29761387A JPH01142281A (ja) 1987-11-27 1987-11-27 過給式圧縮機

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JPH01142281A true JPH01142281A (ja) 1989-06-05
JPH0575915B2 JPH0575915B2 (ja) 1993-10-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005171847A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Toshiba Kyaria Kk 冷凍サイクル装置
KR100765265B1 (ko) * 2006-08-25 2007-10-09 삼성전자주식회사 에어컨

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005171847A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Toshiba Kyaria Kk 冷凍サイクル装置
JP4504667B2 (ja) * 2003-12-10 2010-07-14 東芝キヤリア株式会社 冷凍サイクル装置
KR100765265B1 (ko) * 2006-08-25 2007-10-09 삼성전자주식회사 에어컨

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JPH0575915B2 (ja) 1993-10-21

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