JPH01136691A - 洗濯機の回転翼と回転軸の結合構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、洗濯機の回転翼と回転軸との結合部の構造
に関するものである。

【従来の技術】

従来の回転翼を備えた洗濯機の全体構成を第４図に示す
。この洗濯機は二槽式であって洗濯機本体１に洗濯槽２
脱水槽３とが設けられている。洗濯槽２内の底壁４から
、上方に向けて先細まりのラッパ状外形を有する回転翼
５が、大略タワー状に突出して形成されている。この回
転翼５の外側面には上部から下部まで、放射状に、４枚
の羽根６が延設されている。回転翼５ば、洗濯槽の底壁
を貫通する回転軸７によって回転される。この回転軸７
は、ペル１〜機構から成る減速機構８を介して駆動源で
あるモータ９に接続されている。 乙の回転翼５の拡大図を第５Ａ図及び第５Ｂ図に示す。 回転翼５は略中空状であり合成樹脂によって成形される
。回転翼５の内部中央には、回転翼５を回転させる回転
軸７の先端を受けとめる結合部が形成されている。この
結合部は略円筒状のプラスチック製のボス１０であり放
射状に設けられたリブ１１によって回転ｕ５と一体的に
成形されている。このリブ１１は主として半径方向に配
設されるものであり回転翼自体が中空状となっているよ
うに、やはり中空状となっている。これは回転翼５全体
の慣性力を小さくするためである。 すなわち、第４図に示す如く結合部であるボス１０の外
周には向かい合う一対の縦リブｌｌａと乙の縦リブの上
方を結ぶ横リブＩｌｂが存在し、乙の横リブｌｌｂは更
に壁リブ１１Ｃを介して回転Ｈ５に連続している。図で
はリブ１１は羽根６と同じ数の４つ設けられている。 次に第６図及び第７図に於て結合部付近の説明をする。 回転翼５及びリブ１１と一体的に成形されるボス１０は
、略円筒状をしており、内側に別途成形される略円筒状
のプラスチック製インサート１２が挿入される。このプ
ラスチック製インサー　ｌ−１２の更に内側には、略円
筒状の金属製インサート１３が挿入されている。この金
属製インサー　ｌ−１３は通常ステンレス材によって形
成され、内周にセレーション１４を有する。 このようにして構成される結合部の下方から回転軸７が
挿入され、結合部の上方からねしこまれる取付ネジ１５
により前記金属製インサー）・１３の頂部を介して取付
は固定される。 次ニ、この従来例の動作について説明する。モータ９が
回転すると、モータ９の駆動力はモータの伝達軸９ａを
介して減速機構８に伝達され、更に回転軸７、結合部で
あるボス１０、リブ１１を介して回転翼５に伝達される
。回転翼５に一体的に形成されている羽根６が洗濯槽内
の水に渦流を生じせしめて洗濯動作が行われる。 このとき、前記結合部内に於ける駆動力の伝達は、まず
回転軸７からセレーション１４を経由して金属製インサ
ート１３、プラスチック製インサート１２、ボス］０の
順に行われる。 なお、以上のような従来技術を開示する刊行物として例
えば実開昭６０−１７３２７９号公報がある。

【発明が解決しようとする問題点】

このような構成の結合構造上においてモータ９の負担を
軽減するために、回転部の慣性を極力抑制する目的で、
回転翼５を合成樹脂で略中空状に成形しており、ざらに
リブ１１も中空状としてい一３＝ る。しかし、乙のリブ１１について、成形上の制限から
とのリブ１１を構成する諸リブｌｌａ、１１ｂ、Ｉｌｃ
の厚さは一定の限度を超えることができない。このため
、大容量の洗濯機にこのような回転翼を適用すると羽根
６が受ける抵抗によって生じる繰り返し応力の増加を板
厚の増加で吸収することが困難となり、その結果として
回転軸結合部の外周辺、たとえば、ボス１０と縦リブ１
１ａ、横リブｌｌｂとの接合部、あるいは横リブ１１ｂ
と壁リブ１１Ｃの接合部から割れが発生する恐れが生し
る。 この発明は以上の問題点を解決するためになされたもの
でリブにかわる適切な形状の部材を採用することにより
、大容量の洗濯機においても十分な強度を保証する回転
翼を提供することを目的とする。

【問題点を解決するための手段】

この発明は洗濯機の底壁に、外底壁から上方に向けて先
細まりのラッパ状外形を有して突出する回転翼が備えら
れ、この回転翼は合成樹脂によって一体的に成形され略
中空状であり、中央には回転軸を受ける略円筒状のボス
が形成されるものにおいてなされたものである。そして
、このボスは水平面内に配置される円板部材によって回
転翼に一体化されていることを特徴とする。

【作　　用】

従来のボスは複数のリブによって回転翼に一体化されて
いた（第５Ｂ図、第６図）。この放射状のリブは、回転
力がボスからリブを介して回転翼に伝わる際に曲げを受
け、大きな曲げ応力を生じていた。 これに対しこの発明のように、リブのかわりに円板部材
すなわち板材を採用することにより、このような曲げ応
力を極めて低くすることができる。

【実施例】

乙の発明の第１実施例を第１Ａ図〜第１Ｃ図において説
明する。第１Ａ図は従来の第５Ｂ図に対応するものであ
るが第５Ｂ図に比べ回転翼の切欠き部分が大きくなって
いる。第１Ｂ図は第１Ａ図の底面図である。従来４つの
放射状のリブが設けられていたところに、円板部材２０
が設けられている。円板部材２０付近の拡大図を第１Ｃ
図に示す。この第１Ｃ図は従来の第７図に対応するもの
である。図では円板部材は１枚のみが設けられているが
、平行に複数枚の円板部材を設けることも可能である。 この発明の第２実施例を第２Ａ図および第２Ｂ図によっ
て説明する。前記第１実施例においては円板部材２０ｔ
′！けが設けられていたが、第２実施例においては円板
部材２０と、従来から用いられているリブ１１とが併用
されている。また円板部材２０には小円孔２１が開けら
れている。 リブ１１のみならず円板部材２０を設けたことにより、
従来回転翼５の先端が左右あるいはするこぎ状に振動し
たのを、低減することができる。 また小円孔２１によって、図中矢印で示す水の流れを許
すことになり、小円孔２を設けない場合に比べ糸くずの
回収や洗剤の溶かしこみの効果が損なわれることがない
。 なおリブ１１は従来（第６図）同様に中空状のものとし
てもよいし、−枚のものとしてもかまわない。 この発明の第３実施例を第３Ａ図および第３Ｂ図に示す
。前記第２実施例においては円板部材２０はリブ１１の
下方に位置していたが、乙の第３実施例においてはリブ
１１の上下方向中間に位置している。また図示ばしない
が、リブ１１の上方に円板部材２０を設けることも勿論
可能である。 以上の第２．第３実施例においては円板部材２０はボス
１０と同様に回転翼５と合成樹脂によって一体的に成形
されるものであったが、他の実施例においては円板部材
２０のみを別途成形して、ボス１０に下方よりはめ合せ
る構造とすることも可能である。

【発明の効果】

以上のように乙の発明によれば従来複数の放射状のリブ
が設けられていたところに円板部材を設けたので回転力
に伴う曲げ応力によって割れが生じることを抑えること
ができ、大容量の洗濯機においても十分な強度を保証す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図はこの発明の第１実施例を示す一部切欠き正面
図、第１Ｂ図は第１Ａ図の底面図、第１Ｃ図は第１Ａ図
の要部拡大図、第２Ａ図は第２実施例を示す一部切欠き
正面図、第２Ｂ図は第２Ａ図の底面図、第３Ａ図は第３
実施例を示す一部切回転翼を示す平面図、第５Ｂ図は第
５Ａ図のＢ−Ｂ断面正面図、第６図は第５Ｂ図の結合部
の一部を切欠いた斜視図、第７図は第６図の■−■断面
図である。 １　洗濯機本体、２　洗濯槽、３　脱水槽、４底壁、５
・回転翼、６　羽根、７−・回転軸、８ベルト機構、９
　モータ、１０　ボス、１１リブ、１２・　プラスチッ
ク製インサー１〜．１３・金属製インサート、１４　セ
レーション、１３ａ金属製円筒、２〇　−円板部材、２
１　・小円孔。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　　大　岩　増　雄（外２名） 第４図 第７図 壓ぷ　ｌθ ７７゛′

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗濯機の底壁に、該底壁から上方に向けて先細ま
   りのラッパ状外形を有して突出する回転翼が備えられ、
   この回転翼は、合成樹脂によって一体的に成形され略中
   空状であり、内部中央には回転軸を受ける略円筒状のボ
   スが形成されこのボスは水平面内に配置される円板部材
   によって前記回転翼に一体化されていることを特徴とす
   る洗濯機の回転翼と回転軸の結合構造。
2. （２）円板部材には円孔が開けられていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の洗濯機の回転翼と回転
   軸の結合構造。