JPH01131636A - 食品の加熱処理装置 - Google Patents

食品の加熱処理装置

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JPH01131636A
JPH01131636A JP29095087A JP29095087A JPH01131636A JP H01131636 A JPH01131636 A JP H01131636A JP 29095087 A JP29095087 A JP 29095087A JP 29095087 A JP29095087 A JP 29095087A JP H01131636 A JPH01131636 A JP H01131636A
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steaming
steaming chamber
food
chamber
screw
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 穀類、J4類等の農産物や魚獣肉等の畜産物を加熱処理
する食品の原点に関するもので1缶詰食品・袋詰食品の
蒸煮・殺菌に利用可能な装置である。 (従来の技術) 食品を加熱処理し、−包装単位で包装機等へ排出する装
置には次の二つがある。 (a)食品〃x料を無端ベルトコンベヤー上に受け、載
置したまま蒸煮トンネルに入り加熱処理し、トンネルを
出た食品を一包装゛単位ずつに計量し冷却・水切り等の
各工程を経て排出するサイクルを繰り返す連続蒸煮装置 (b)JM列した二本の無端チェーンの間に多数取付け
た複数に分画したバスケットの各分画に、−包装単位又
は1/2.1/3包装単位(以下−包装単位という)の
原料を受は入れ加熱槽内を回動させ、加熱終了後に冷却
・水洗・水切り等の各工程を経て包装機等へ−包装単位
ずつ排出するサイクルを繰り返す連続蒸煮装置 (発明が解決しようとする問題点) これらの従来の方法は1次のような問題点を有していた
。 (a)蒸煮室である蒸煮トンネルや加熱槽には、ベル1
−コンベヤやバスケット付きチェーンが出入りする人「
1や出口の開口部があり、これらは常時開14シたまま
で閉鎖することができないので、熱がこの開口部から逃
げ熱損失が大であった。 即ち完全密封することは不可能であり加圧蒸煮も不可能
な構造であった。 (b)蒸煮トンネルや加熱槽を通過中に加熱されたベル
1−コンベヤやバスケット付きチェーンは大気中で放冷
するか、付設した冷却槽等で冷却されるかのいずれかに
よって必ず冷却されており。 −サイクルごと加熱・冷却が繰り返されている。 このため冷却水が必要以」二に多くなったり、再加熱の
ため熱エネルギーを浪費していた。 (c)蒸煮トンネルや加熱槽内にはベルトコンベヤやバ
スケット付きチェーンの駆動に必要な案内板や案内ロー
ル、スプロケット、l1iIll、軸受等があリ、これ
らを収容するため蒸煮室の容積が大きくなっていた。こ
のため蒸煮に必要な立上り初期の加熱エネルギーが大き
く、かつ立上り時ff1lが長くなっていた。 (d)蒸煮トンネルや加熱槽内の構造は短時間で使用者
が分解・組立を行えるものではなく、故障部位の発見・
修理も容易と言えないものであった。 又衛生管理上も長時間の高圧水による洗浄を行っても完
全な清浄は至難であった。 本発明は前記従来の欠点を除くため蒸煮装置の稼働中は
、蒸煮室内に出入する蒸煮装置の構成品を一切なくし蒸
煮室内の構成品は蒸煮室内に止まり出入せず、次工程の
冷却装置等も蒸煮装置と同様の構成とすることによって
開口部からの放熱1部品等の冷却−再加熱の反復による
熱損失をなくし、加熱初期の立上り時間を短縮し、立上
りの熱損失を減じ、かつ加圧蒸煮も可能で整備性よく衛
生管理しやすくする装置を得るために行われたものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明の第1は、搬送用構成品が常時はぼ蒸煮室内にあ
り、かつ動力は外部から駆動軸を介して取り入れろもの
である。本発明の第2は上記蒸煮室を完全密閉とし加J
E蒸煮を行うものである。 第1の発明を第1,2図にもとずいて説明する。 1は蒸煮室、La、lb、lcはそれぞれ前部蒸煮室構
成品、中間部蒸煮室構成品、後部蒸煮室構成品、2は搬
送スクリュー、2a、2b、2cはそれぞれ前部スクリ
ュー構成品、中間部スクリュー枯成品。 後部スクリュー構成品、3は供給装置、4は遮断板、5
は#l:出装置、6はl’+77端部密封板、7は前部
蒸煮室構成品と中間部蒸煮室構成品の接続部、8は終端
部密封板、9は動力源、10は動力源架台である。 蒸煮室1は第1図では水平に、第2図では上り傾斜に設
置した円筒である。内蔵するスクリュー2(第1図では
一条ねじスクリューを示し、第5図に二条ねじスクリュ
ーを示す)は蒸煮室1の円筒内面をスクリュー外周の線
又は面で滑るようにスクリュー外形を蒸煮室1の内径よ
りやや小さくした耐熱食品用合成樹脂で固めた炭素繊維
やガラス繊維の成形品、セラミック成形品又はステンレ
ス製品とする。 原料の付着がある場合は、全面テフロンやシルバースト
ーンの被覆加工をする。スクリュー2は密封板6に取付
けた駆動軸14に蒸煮室内始端で噛み合い蒸煮室1の内
面を軸受として回転するようになっている。(蒸気の供
給については図を省略した)第1図は蒸し用、第2図は
茹で用の例である。第2図は円筒の蒸煮室1を後端に向
かって、終端を始端より1/2内径よりやや高く昇り傾
斜に設置し、蒸煮室内に熱湯が溜りを形成し排出端では
食品が湯切れして排出できるようにしたものである。1
1は水や湯の注湯口、12は濁った排湯の溢流口、13
は蒸煮室1内の熱湯水面を示す。第3図は第1.2v4
の蒸煮室lの始端部の断面図で、14は駆動軸、15は
軸受、16はシール用リング、17は動力源の軸と駆動
軸14の噛み合い部、18は駆動軸14と前部スクリュ
ー構成品2aとの噛み合い部である。 したがって蒸煮室1は始端を密封板6で密封され、外部
の動力は駆動軸14を介して蒸煮室内の搬送スクリュー
2へ伝導さ九る。 溢流口12は蒸煮室1の始端に近く、熱湯水面13が蒸
煮室始端の搬送スクリュー軸」二面を維持できる高さに
開11シである。開
【−1の大きさは注湯1」11から
注入される水II七と原料の吸水量・熱湯の汚れの許容
限度等によって決定することとなるが、通常は注PJJ
+n1からの注入量がh’l nの吸水量と同じか若干
−1−回る程度でよく、大きな開[1とはならない。溢
流「1[2は下向き排出パイプ(図示せず)で下方へ排
水する。 遮断板4はスクリュー2の回転位相に同期して開閉する
。開閉は駆動軸14にスクリュー位相に応じ、かつ原料
投入所要時間を考慮した開放時間をとるように突起を設
けるかカムを設けて信号を取り出し。 その信号によって遮断板の開閉機端を作動させて開閉を
行う。第1,2図に示す供給装置3の遮断板4は横に往
復運動する構造となっているが、供給装置3をロータリ
ーフィーダーとしてもよい。 生産能力を増加させる場合や加熱時間の大なる食品を蒸
煮する場合は中間蒸煮室1b、中間スクリュー枯成品2
bの数を増し蒸煮室の長さを増すことによって行う。能
力を下げる場合などはそれぞれこれらを減じ蒸煮室を短
縮すればよい。蒸煮室1の終端は密封板8で密封し、排
出装置5が取付けられている。 排出装置は下向きシュートとし遮断板を設ける場合と設
けない場合あるいは排出装置をロータリーフィーダーと
する場合がある。遮断板のない下向きシュートでは熱損
失が多少増加する。蒸煮室1内の加熱は、蒸しにあって
は蒸気の吹き込み、茹でにあっては火力・電熱線等の直
接加熱あるいは蒸気の吹き込みによって行う。第4図は
円錐筒のみからなる水平横置の蒸煮室の概要を示し第5
図は前部蒸煮室構成品】a、中間部蒸煮室構成品1bま
でを水平横置きし後部蒸煮室構成品1cを1/2内径よ
りやや高く昇り傾斜に結合した蒸煮室の概要を示してあ
り、各構成品は同径の円筒である。又2b、2cは二条
ねじスクリューを示す。第6図は水平設置した大円筒と
円錐筒でつくられた前部蒸煮室構成品1aに同軸に小円
筒の中間部蒸煮室構成品1bを、これに昇り傾斜の同径
小円筒の後部蒸煮室構成品1cを結合した蒸煮室の概要
を示すものである。第7図は一条ねじスクリューの各構
成品が同一軸上にある場合の前後の・−の噛み合い部を
、第8図は一条ねしスクリューのPr構成品がfイ1斜
している場合(第5,6図参照)の1111後の噛み合
い部を示す。傾斜した噛み合いでは多少大きな聞ル;(
を設けろ必要がある。第9,10図は二条ねしスクリュ
ーの各構成晶端面の噛み合い部で第9図は同一軸の場合
、第10図は傾斜軸となる場合の噛み合い部を示してい
る。傾斜噛み合いの場合でも両端の凹溝、凸条が十分深
く高く設けられれば前後のスクリュー構成品の噛み合い
部で間隙を生ずることはない。第14図は、この発明を
加圧蒸煮室とする二段式蒸煮室の概略構成断面図、第1
5図は溢流11から加圧蒸気を失わないようにする排水
手段の例である。■と1′はそれぞれ上段、下段の蒸煮
室、Ia、lb、Lc、ld、la′、lb’。 Lc’、ld′はそれぞれ上段、−上段の蒸煮室を構成
する各構成品、3は二段の密封遮断板を有する供給装置
、5は二段の密封遮断板を有する排出装置、9.9′は
それぞれ」二段、下段の動力源、11,11′は注湯口
、12.12’は溢流口、13.13′は熱湯水面、2
4は圧力計及び圧力調整装置、25は圧力安全弁、26
は下段蒸煮室のスクリューに同期して開閉する一つの遮
断板を有するシュートである。第15図は溢流口12.
12’にf向きに結合された加圧状態を維持する排水装
置の断面図で、27は溢流口12.12’と結ばれた排
湯パイプ、28は排湯制御タンク、29は排湯制御バル
ブ、30.31は水位計である6蒸煮室構成品1a、l
b。 lc、la’、lb’、lc′は水平に設置し、後部蒸
煮室1d、ld’は湯切れできるように昇り傾斜としで
ある。供給装置3.排出装置5は二段の遮断板を有し、
〃X料、加熱完了食品を上段の遮断板を開いて受は入れ
直ちに閉じる。次に下段の遮断板を開いて前者は蒸煮室
内へ原料を投入し、後者は外部へ加熱完で食品を排出し
、直ちに閉じる。このように上下二段の遮断板を開閉作
動させるので、上下二段の遮断板で構成される供給装置
3と排出装置5内の空間は、大気圧−蒸煮室内圧と変化
するが、蒸煮室内を開放しないので蒸煮室内蒸気圧を一
定に維持できるのである6溢流口12,12’からの排
湯はタンク28内に一時貯溜され、その水位が上限水位
計;30に達すると、水位計の信シ」−でバルブ29を
開き、水位が加減水位計;31の位置にトがると、その
信号によってバルブ29を閉じる構造となっているので
、蒸煮室内の蒸気を引き出すことはなく、蒸煮室内の加
圧状態をほぼ一定に維持できる。 (作用) 本発明の作用を第1.2.3図によって詳述する。 −包装単位相当に計量された原料が供給装置3に投入さ
れると、蒸煮室1内と大気とを遮断している遮断板4が
)j’、C料を受は止める。スクリュー2の始端部が〃
;C料を蒸煮室1内に受は入れるに適した位相となった
時に駆動軸14(第3図参照)に設けたカム突起等によ
り同期信号を受けた遮断板4の開閉機構が作動し、遮断
板4は開放し、原料は蒸煮室1内に投入される。原料が
蒸煮室1内に投入されると直ちに遮断板4は閉鎖する。 遮断板開放時は蒸煮室内の蒸気は供給装置から逃げ出そ
うとするが、落下する原料で上昇しようとする蒸気流を
押さえることができるし又短時間の開放とすることがで
きるので熱損失は少ない。ついで原料は蒸煮室1の内壁
下方半円形部とスクリュー2の前後の翼で区分された区
画内をスクリュー翼の送りによって加熱されながら終端
へ輸送され、供給装置の作用と同じように排出装置5か
ら排出される・ このサイクルの間もスクリューの一回転ごとに(二条ね
しスクリューにあっては1部2回転ごとに原料は引き続
き投入されるので、連続して加熱され食品として一包装
単位ごと排出される。原料が蒸煮室内にある間は、スク
リュー軸の」ユ面を超える高さに原料が盛りトがると、
原料の一部が前後の区画へ移動し計量誤差を生ずる場合
があるので、茹でのための熱湯水面13を蒸煮室始端の
スクリュー軸上面以下に常時維持する高さ位置に溢流口
12が蒸煮室始端に開けられている。ただし原料が投入
された初期にある程度の時間、熱湯中で沈下する食品の
場合は。 蒸公による熱湯の撹拌、熱湯の対流で原料が浮上現象を
いつ起こすかによって熱湯水面13を高くすることも第
2図の昇り傾斜に設置した場合は可能であり溢流口12
はこれに合わせて高位置にすることができる。 さらに溢流1412は注湯1411からの給湯・給水の
量、〃;C料の吸水:1(、熱湯のIQれ具合等を考慮
した開11の中高さが決められるが、溢流1112から
の溢流水は下向きパイプによって排水されるので下方へ
の蒸気熱エネルギーの損失は少ない。 このようにこの発明の蒸煮室には常時開「:1している
のは、小さな開口でかつ下向きの溢流口12のみである
。供給装置:3と排出装置?75は、原料受は入れ時と
排出時のみ短時間開閉するのみであるから、この発明の
蒸煮室はほぼ完全な密閉容器となり、従来技術のような
大きな常時開14部を有しないので、蒸気エネルギーや
蒸発潜熱の損失を極めて少なくすることができる。本発
明は上述のような構造となっているので、蒸煮室1に出
入する構成品がなく、構成品が冷却・加熱を繰り返すこ
ともないので、+IT加熱の要がなく放冷・冷却による
熱損失が全くない構造となっている。 本発明は蒸煮室l内にあるものはスクリュー2のみであ
り、ベルトコンベヤーやバスケット付きチェーン使用の
蒸煮装置のような案内板、案内ロール、スプロケット、
軸、軸受等が蒸煮室には全くないので室内容積は食品の
処理に必要な最小限の容積とすることができる。したが
って加熱初期の立りりに要する熱エネルギーと立りり時
間を短縮することができる。又本発明は前述のように分
解・組立を容易に行える構造となっているので2作業前
後の各構成品・部品の清浄作業が容易であり1食品衛生
管理の面からも優れている。 この発明を加圧蒸煮室とした場合について、第14゜1
5図によりその作用を説明する。第14図の上段蒸煮室
l始端の上下二段の密封遮断板の開閉によって蒸煮室内
の圧力を減することなく投入された原料は、上段蒸煮室
1の終端からシュート26を経て下段蒸煮室1′の始端
に投入され、加熱終了して同終端の排出装置5から排出
される。排出装置5は上下二段の密封遮断板により蒸煮
室内の圧力を減じないように開閉する。 溢流口12.12’には下向きパイプ27によって第1
5図の構造体が接続され溢流する排湯を制御するのでタ
ンク28内には常時溢流水が残存し、蒸煮室内の圧力を
低ドさせることはない。したがって蒸煮室1,1′の内
圧には大きな変動がなく加圧下で食品の加熱処理が行え
る。加圧上での蒸煮は、加圧による蒸気・湯温を100
℃以上にすることができるので加熱時間の短縮、加熱所
要エネルギーの節減に多大の効果があることは家庭用圧
力釜の効用として常識となっているので説明を省略する
。第14図では各蒸煮室構成品、スクリュー構成品(図
は省略)が一定長ずつの構成部品として容易に分解でき
るので洗浄・消毒が容易かつ完全に行えるので衛生管理
も徹底できる。 (実施例) 第4図は、水平に設置した蒸煮装置の例で1は蒸煮室、
13は熱湯水面、3は供給装置、5は排出用シュートで
ある。蒸煮室1及びスクリュー(図示を省略)は、それ
ぞれ円錐fli、外周円錐状である。加熱を終了した食
品を排出するときに水切りを行う加工方法では、熱湯水
面13は第1,2図の蒸煮装置の場合に比しスクリュー
軸線よりさらに低くする。このため貯溜湯量が少なくな
るが、蒸煮室を水平に。 かつ各蒸煮室構成品を同軸上に設定でき、始端部のtJ
JI′iAを多くできるので原料投入による一時的な湯
温低下を少なくできる利点がある。排出用シュート5は
下向きとなっているので蒸発潜熱や蒸気の流出を少なく
するので熱損失は少ない。第5図は1a、1bが水平に
設置された前部と中間部蒸煮室構成品、1cが昇り傾斜
に設置した後部蒸煮室構成品、5は遮断板を有する排出
装置、2bは中間部スクリュー構成品、2Cは後部スク
リュー構成品、7は中間部蒸煮室構成品1bと後部蒸煮
室構成品ICの連結部であり、中間部スクリュー構成品
2bと後部スクリュー枯成品2cの噛み合い位置を示し
ている。13は熱湯水面、3は供給装置を示す。本図は
二条ねじスクリューであるが、一条ねじ、二条ねじの噛
み合い部の相違について述べると、一条ねじスクリュー
では二条ねじスクリューに比し捻じれ角が大きく。 スクリュ一端面での噛み合わせは肉厚の翼断面を有しな
いかぎり加工できないし、回転力の伝達が片効きどなる
ので軸の噛み合いによることとなる。第8図は一条ねじ
の場合で軸が傾斜した噛み合いを示す図であって、第7
図は同一軸心の一条ねしスクリューの噛み合いを示す。 第8図のように傾斜した角度に回転を伝達するには一方
の西条にだいし他方のスクリュー軸の溝は、傾斜角によ
るこじれを生じないように噛み合いの間隙を広くし、ス
クリュー翼端が1一方位置で押しあうことを防ぐためス
クリュー翼の接触部を切除する。このため翼が下方にな
った場合、スクリュー翼間に間隙が生ずるので原料の粒
径や線径以下の最大間隙となるように後部蒸煮室1c、
後部スクリュー構成品2Cの昇り傾斜角を設定する。 第9.10図は二条ねしスクリューの噛み合い部を示す
斜視図で、第9図は同軸、第10図は傾斜角の場合であ
る。二条ねじスクリューの噛み合い部は、一方のスクリ
ュ一端面に凸条を、他方のスクリュー端面に凹溝を設は
傾斜角によるこじれが生じない程度に噛み合いの深さを
もたせである。西条のあるスクリュ一端面は設置したイ
イ(斜角相当の山形とし、凸条の突出高さは設置傾斜角
によるスクリュ一端の隙間を生じない高さとし、凹溝の
あるスクリュ一端面ば西条高さより深くして、いかなる
回転位相にあってもスクリュー噛み合い端面で隙間を生
じないようになっている。このように二条ねじスクリュ
ーを使用すると一条ねじスクリューのように丸軸を設け
る必要がなくスクリュ一端で隙間を生ずることがなくな
り、dJ力の伝達も噛み合いの全部分で行えるので、原
料の粒径、線径に左右されない円滑なスクリューの回転
が得られる。第6図は始端に大径円筒9円錐筒からなる
前部蒸煮室構成品1aと小径円筒の中間部蒸煮室構成品
1bを水平に連結設置し、昇り傾斜の小径円筒の後部蒸
煮室構成品1cを接続した例を示す。熱湯水軟が水平設
置の蒸煮室1a、lb内でほぼ1/2容積まで占めるこ
とができるので第4図のrli−円錐筒からなる蒸煮室
よりも蒸煮室内容積を有効に利用できる。なを図示を省
略したが、スクリューの外周縁や蒸煮室内壁に軸方向の
浅溝を設け、湯や蒸気の流通をよくしてやると各分画内
の水位を一定に保ちやすくなる。この場合溝の断面は原
料が通過できない小さなものにしなければならない。第
11,12.13図は、円筒2円錐筒を各種組合せて冷
却室と水洗水切り室に使用し、この発明と同じ1段のス
クリュー搬送によって、加熱処理の後連続して冷却・水
切り処理を行うもので、14は冷却室。 14a、14b、14cは冷却室構成品、16は水洗水
切り室、17は冷却水の給水口、19は水洗用シャワー
噴出r1.21は冷却室14の冷却水面、5は蒸煮室か
らの遮断板付つきシュート 22は製品排出用シュート
 18はシ(、温した冷却水のcL7AE口。 20は水洗水fuJ室16の全長にわたり設けた多数の
排水11を示す。排水[120はパンチングプレー1・
や金網によって設ける。 第13図は蒸煮室に第12図
の冷却室14と水洗水9)室16を軸方向に直接連結し
た例である。第11.12図は加圧加熱の場合と無加圧
加熱の場合の両者に使用できるが、第13図は無加圧加
熱の場合のみに使用できる。第13図では、蒸煮室1d
内の蒸発潜熱や蒸気そのものが冷却室14へ流出するの
で、蒸煮室1と冷却室14の境界に近い蒸煮室終端部に
水幕状に水を噴出する噴射1]23を設は流出しようと
する熱エネルギーを吸収させて蒸煮室への給湯を行うも
のである。水幕噴射[123は、スクリューの回転位相
によってスクリュー翼面に水幕をさえぎられるので同一
円周上に数個所、軸方向に数段ずつ設けるとよい。 (発明の効果) 以上説明したように、この発明は円筒1円錐筒、円筒と
円錐筒の組合せからなる筒である蒸煮室と、蒸煮室内壁
面を軸受面とする搬送スクリューを主構成品としたので
次の効果を有する。 (il ) IV、i料は供給装置の遮断板の開閉によ
って蒸煮室へ−包装単位ずつ投入され、排出は開閉口も
しくは下向きシュートで行うので、遮断板の閉鎖時、開
閉[Jの閉鎖時は内部から蒸気や蒸発潜熱の漏洩はない
。下向きシュートを排出用に設けた場合も同様であり、
熱損が少なく熱動・餡は極めて良い。 (b)蒸煮室に出入りする構成品がないから、無用な熱
損失が全くない。 <c>=煮室内にはスクリュー以外に補助または付属の
構成品が全くないから、蒸煮室容積を加熱に必要な最小
限の容積とすることができる。 このため必要最小限のエネルギーで初期立上す加熱を行
うことができるし、立りり加熱時間も短縮されるので稼
働開始までの待ち時間が短くなる。 (d)蒸煮室は接続部で、搬送スクリューは噛み合い部
で容易に分解・組1γが行えるので洗浄・殺菌がし易く
食品衛生管理面の効果が大きい。 ((り蒸煮室を完全密閉することができるので加圧蒸煮
室とすることができ、加熱時間の短縮・加熱所要エネル
ギーの節減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は蒸し川として使用する場合の水・11設置の蒸
煮装置の断面図、第2図は茹で加工に使用する場合の昇
り傾斜に設置した蒸煮装置の断面図、第33図は蒸煮室
始端部の拡大断面図、第4図は蒸煮室を円錐筒として水
qzに設置した蒸煮装置の+Cf1l18断面図、第5
図は円筒を水車に、設置し、これに昇り傾斜の円筒を連
結した蒸煮室内に、二条ねじスフIに一を搬送スクリュ
ーとした蒸煮装置の概略断面図、第7,8図はそれぞれ
一条ねしスクリューの同軸の前後のスクリュー構成品の
軸噛み合い部、一条ねしスクリューの傾斜軸のスクリュ
ー構成品の軸噛み合い部を示す図2第9,10図はそれ
ぞれ同軸の二条ねじスクリュー構成品の噛み合い部、傾
斜軸の二条ねじスクリュー構成品の噛み合い部を示す斜
視図、第11.12図は冷却、水洗、水切り装置の概略
断面図、第13図は蒸煮室に直接冷却。 水洗、水切り装置を連結した場合の概略断面図、第14
図は加圧蒸煮の場合の二段式蒸煮装置の概略断面図、第
15図は加圧蒸煮の場合の溢流水処理装置の概要を示す
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)始端部に供給装置(3)を、終端部に排出装置(
    5)を設け、駆動軸(14)を配した密封板(6)で始
    端を密封した円筒や円錐筒を単独又は複数結合した断面
    円形をなす筒状の蒸煮室(1)を横置きし、その内部に
    駆動軸(14)と噛み合い蒸煮室内面に滑合する搬送ス
    クリュー(2)を配し、蒸煮室(1)の下方半円形部内
    面と搬送スクリュー(2)の前後の翼で形成する区画内
    を始端から終端に向かって食品を移送しつつ食品を蒸煮
    することを特徴とする食品の蒸煮装置 (2)蒸煮室(1)を形成する前部蒸煮室と中間部蒸煮
    室の全構成品又は一部構成品を水平に横置きし、中間部
    蒸煮室の一部構成品と後部蒸煮室又は後部蒸煮室のみを
    蒸煮室終端内面の下端が始端の軸心と同高位もしくはや
    や高く傾斜結合した特許請求の範囲第1項記載の食品の
    蒸煮装置 (3)搬送スクリュー(2)を一条ねじとした特許請求
    の範囲第1、2項記載の食品の蒸煮装置(4)搬送スク
    リュー(2)を多条ねじとした特許請求の範囲第1、2
    項記載の食品の蒸煮装置(5)蒸煮室(1)を上下複数
    段に配置し上段排出端と下段供給端をシュートで連結し
    た特許請求の範囲第1、2、3、4項記載の食品の蒸煮
    装置 (6)蒸煮室(1)を複数並列した特許請求の範囲第1
    、2、3、4、5項記載の食品の蒸煮装置 (7)供給装置(3)排出装置(5)をロータリーフィ
    ーダーもしくは上下二段の交互に開閉する遮断板を設け
    たフィーダーとし、搬送スクリュー(2)の廻転位相に
    より上下交互に開閉して供給及び排出を行う特許請求の
    範囲第1、2、3、4、5、6項記載の食品の蒸煮装置 (8)始端部及び終端部に、それぞれ交互に開閉する上
    下二段の気密性遮断板を有するフィーダー又は気密性ロ
    ータリーフィーダーを供給装置(3)排出装置(5)と
    して設け、駆動軸(14)を配した密封板(6)で始端
    を密封し、密封板(8)で後端を密封した円筒や円錐筒
    を単独又は複数結合した断面円形をなす筒状の蒸煮室(
    1)を横置きし、その内部に駆動軸(14)と噛み合い
    蒸煮室内面に滑合する搬送スクリュー(2)を配し、蒸
    煮室 (1)の下方半円形部内面と搬送スクリュー(2)の前
    後の翼で形成する区画内を始端から終端に向かって食品
    を移送しつつ加圧蒸煮することを特徴とする食品の蒸煮
    装置 (9)蒸煮室(1)を形成する前部蒸煮室と中間部蒸煮
    室の全構成品又は一部構成品を水平に横置きし、中間部
    蒸煮室の一部構成品と後部蒸煮室又は後部蒸煮室のみを
    蒸煮室終端内面の下端が始端の軸心と同高位もしくはや
    や高く傾斜結合した特許請求の範囲第8項記載の食品の
    蒸煮装置 (10)搬送スクリュー(2)を一条ねじとした特許請
    求の範囲第8、9項記載の食品の蒸煮装置(11)搬送
    スクリュー(2)を多条ねじとした特許請求の範囲第8
    、9項記載の食品の蒸煮装置(12)蒸煮室(1)を上
    下複数段に配置し上段排出端と下段供給端をシュートで
    連結した特許請求の範囲第8、9、10、11項記載の
    食品の蒸煮装置 (13)蒸煮室(1)を複数並列した特許請求の範囲第
    8、9、10、11、12項記載の食品の蒸煮装置
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JP2011510730A (ja) * 2008-02-04 2011-04-07 エヌ アンド ダブリュ グローバル ヴェンディング ソシエタ ペル アチオニ 飲料自動販売装置のための可溶性材料コンテナ

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