JPH01131601A

JPH01131601A - スキー靴の外靴

Info

Publication number: JPH01131601A
Application number: JP28973087A
Authority: JP
Inventors: Yasushi Shimizu; 清水　泰史
Original assignee: Mizuno Corp
Current assignee: Mizuno Corp
Priority date: 1987-11-17
Filing date: 1987-11-17
Publication date: 1989-05-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（、産業上の利用分野）本発明はスキー靴の外靴の改良に関するものである。

（従来の技術）近年普及しているプラスチック製スキー靴の構造には、
大きく分けてフロントエントリー式とリアーエントリー
式の２種類がある。

前者は古くから普及している形式で、スキー靴の甲部上
面から履口前面にかけての外靴（シェル）が割れており
、この部分を押し広げて足を内靴（インナーブーツ）に
挿脱すると共に、シェルの割れ目に渡したバックルを締
めることによって足をスキー靴に固定するようにした構
造のものである。

後者は近年増加してきた形式のスキー靴で、フロントカ
フ、リアーカフ、シェルから外靴が構成されており、フ
ロントカフとリアーカフはその下部をリベットでシェル
に軸着され、リアーカフは拡開自由になっているもので
、リアーカフを拡開してインナーブーツに足を挿脱する
と共に、フロントカフとリアーカフとをバックルで締め
ることによって足をスキー靴に固定するようにした構造
のものである。

この２種類のスキー靴は以下に述べるような特徴と欠点
を有していた。まず、フロントエントリー式のスキー靴
は、バックルを締めることによってシェル全体を均等な
圧力で締めることができるので、履用したときに外靴と
インナーブーツ間に一体感が生じ、スキーの操縦がしや
すいという特徴を有していた。反面、シェルを押し広げ
て足を挿脱する必要があるところから、足が挿脱しにく
いという欠点があった。他方、リアエントリー式のスキ
ー靴は足の挿脱は容易になる特徴を有するが、バックル
はほぼフロントカフとリアーカフを締める役目を果たす
のみで、足全体を均等な圧力で締めることができないた
め、足甲部上面のシェルとインナーブーツとの間にカウ
ンターを設け、それをワイヤーで牽引したり、外靴の甲
上部に設けたねじを締めるという足固定装置を設けるこ
とによって足を靴に固定するという方法がとられていた
。

ひかし、このような足固定装置では第７図に示すように
足の甲上部は押圧できても左右側面は押圧することがで
きないため、スキー靴と足との一体感がフロントエント
リー式に比較して劣り、スキーの操縦性が良くないとい
う問題点を有していた。

さらに足固定装置でカウンターを締めれば締める程、シ
ェルとインナーブーツとの間に隙間ができるという欠点
もあった。

（発明が解決しようとする問題点）そこで、本発明はリアーエントリー式のスキー靴の外靴
を基本とし、足の挿脱がしやすいという特徴を生かしな
がら、リアーエントリー式スキー靴の欠点である靴と足
との一体感が悪いという点を改良して、スキーの操縦性
を向上せしめようというものである。

（問題点を解決するための手段）フロントカフ、リアーカフ、シェルから外靴が構成され
ており、フロントカフとリアーカフはその下部をリベッ
トでシェルに軸着され、リアーカフは拡開自由になって
いるリアーエントリー式スキー靴において、前記シェル
はロアーボディとアッパーボディから構成し、前記ロア
ーボディ゛の左右側縁に舌片状部を設けたスキー靴の外
靴である。

前記舌片状部は２以上に分割して、補強のため舌片状部
の一部または全部を中央で連結してもよい。

なお、ロアーボディとアッパーボディとはリベットその
他の方法で結合するものである。又、靴甲部上面のシェ
ルとインナーブーツの間にカウンターを設け、それをワ
イヤーで牽引したり、外靴の甲上部に設けたねじで締め
たりする足固定装置は、本発明スキー靴にも実施するも
のである。

（作用）本発明は、以上のように構成したから、このスキー靴の
インナーブーツとアッパーボディの間にはロアーボディ
の舌片状部及びカウンターが存在することになる。カウ
ンターは舌片状部の上に取付けられているので、このカ
ウンターを足固定装置であるワイヤーで牽引したり、外
靴の甲上部に設けたねじで締めると、カウンターは舌片
状部を押圧し、舌片状部はインナーブーツを包み込むよ
うに締まることになるから、足全体を均等な圧力で締め
ることができるものである。従って、足とスキー靴との
一体感が高まり、スキーの操縦もしやすくなるものであ
る。

さらに、前記舌片状部を２以上に分割すると、それぞれ
の舌片状部が足の形状に応じて独立して足を押圧するこ
とになるので、より均等な圧力で足を締めることができ
る。又、前記舌片状部の一部を中央で連結すると、ロア
ーボディの強度を高めることができる。

（実施例）第５図、第６図は本発明のロアーボディに関する実施例
で、第５図はロアーボディ２の左右側縁に２つに分割し
た舌片状部２ａを設けたものであり、第６図はロアーボ
ディ２に３つに分割した舌片状部２ａを設け、その一部
または全部の舌片状部を中央で連結した上、さらにその
連結部とロアーボディ前部とを梁２ｂで結合したもので
ある。

（発明の効果）本発明は以上の構成にしたから、このスキー靴の履用者
はバックル８を開放してリアーカフ６を拡開し、足を挿
脱すればよいから足の挿脱は容易である。足を挿入する
と、インナーブーツ７とアッパーボディ３の間に介在す
るカウンター１０を、足固定用ワイヤー１２を介してリ
ア−カフ６背部に取付けられた足固定装置１１で牽引す
るか、外靴の中上部に設けたカウンター固定装置１３の
ねじを締めるかあるいはその両方を行うことによって押
圧すれば、カウンター１０はロアーボディ２の舌片状部
２ａを押圧することになり、舌片状部２ａはインナーブ
ーツ７を包み込むように締まることになる。従って、従
来のカウンターを備えたリアーエントリー式のスキー靴
とは異なり、足の中上部はもちろん左右側面も均等な圧
力で締めることができるので、足とスキー靴との一体感
は高まり、リアーエントリー式のスキー靴でありながら
、フロントエントリー式のスキー靴とかわりのない履用
感がえられるものである。そして、足とスキー靴との一
体感が高まることによって、スキーの操縦性も向上する
という効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施したスキー靴の側面図、第２図は
同化のＡ−Ａ線断面図、第３図は同化の一部切欠側面図
、第４図はアッパーボディの側面図、第５図はロアーボ
ディの一実施例の側面図、第６図はロアーボディの他の
実施例の斜視図、第７図は従来のリアエントリー式スキ
ー靴を第１図のＡ−Ａ線と同じ位置で切断した断面図で
ある。１ニジエル、２：ロアーボディ、２ａ：舌片状部、２ｂ
：梁、３ニアツバ−ボディ、５：フロントカフ、６：リ
アーカフ、７：インナーブーツ、８：バックル、９：リ
ベット、１０：カウンター、１１：足固定装置、１２：
足固定用ワイヤー、１３：カウンター固定装置。第３図ノｑ７− 第望図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）フロントカフ、リアーカフ、シェルから外靴が構
成されており、フロントカフとリアーカフはその下部を
リベットでシェルに軸着され、リアーカフは拡開自由に
なっているリアーエントリー式スキー靴において、前記
シェルはアッパーボディ（３）とロアーボディ（２）と
の２つの部材から構成されており、該ロアーボディの左
右側縁には舌片状部を設けたことを特徴とするスキー靴
の外靴。
（２）前記舌片状部は２以上に分割されている特許請求
の範囲第１項記載のスキー靴の外靴。
（３）前記分割した舌片状部の一部または全部が中央で
連結されている特許請求の範囲第１項記載のスキー靴の
外靴。
（４）前記分割した舌片状部の一部または全部が中央で
連結され、その連結部とロアーボディとに梁（２ｂ）を
設けた特許請求の範囲第１項、第２項、第３項の何れか
に記載のスキー靴の外靴。