JPH01129405A

JPH01129405A - ガス絶縁静止誘導電器

Info

Publication number: JPH01129405A
Application number: JP28745787A
Authority: JP
Inventors: Minoru Yokoyama; 実横山
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-11-16
Filing date: 1987-11-16
Publication date: 1989-05-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は、導体シートと絶縁シートとを重ねて多数回巻
回して成る巻線を備え、この巻線の冷却を巻線内に巻装
した冷却パネルにて行うガス絶縁静止誘導電器に関する
。

（従来の技術）従来から地下変電所などに設置される静止誘導電器にお
いて油入静止誘導電器の場合、万一の事故時、火炎発生
などの恐れがある所から、その防炎設ｆｆ１ｌＩＤ２置
のため多額の費用を要していた。

これに対し、絶縁油の代りに絶縁媒体として六フッ化硫
黄（以下ＳＦ６ガスと称する）などの不燃性の絶縁ガス
を用いるガス絶縁変圧器は、油入変圧器に比べて多少割
高となるものの、火炎発生の恐れがなく、防炎設備が不
要で安全面に優れているため、油入変圧器に代えて使用
されることがあった。

しかしながら、従来のガス絶縁変圧器は、絶縁媒体であ
る絶縁ガスを冷却媒体としても兼用していたことから、
絶縁油を冷却媒体とする油入変圧器に比べて巻線や鉄心
の冷却効率が悪く、数万ＫＶＡの小容量の変圧器でのみ
しか実用化できなかった。

このため、最近のガス絶縁変圧器においては、絶縁媒体
である絶縁ガスをそのまま冷却媒体として兼用する代り
に、専用の冷却媒体としてフロン（Ｃ２Ｃ愛３Ｆ３）や
フロリナ−１〜（Ｃ８Ｆ１６０）などの絶縁特性を有す
る液体を使用する方式が採用されている。これは、第４
図に示すような冷却パネル１を、第５図に示すように巻
線２内に少数枚巻装し、冷却パネル１内に前記冷却媒体
（絶縁液体）を循環させ、強制的に巻線２の冷却を行う
方式である。ここで、第４図及び第５図中３は、冷却パ
ネル１において冷媒の入口及び出口として上下に設けら
れたヘッダー、４はヘッダー３に接続された絶縁チュー
ブ、５はタップ巻線の口出しである。このような冷却方
式は、）Ｒれた冷却効率を有するため、大容量の変圧器
に適用可能である。

従って、このような冷却方式を採用することにより、現
在では、大容量のガス絶縁変圧器が実用化されるに至っ
ている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、以上説明したようなガス絶縁変圧器にＪ−ｊ
いては、大官Ｌｄの変圧器になるほど発熱中が大ぎくな
るため、冷却パネル１の数が増大し、）ネ゛媒の出入口
でおるヘッダー３の数も増大する。また、タップ巻線が
多い場合、第５図に示すように、タップ巻線の日出（）
５の数が増大する。このように、冷却パネル１のヘッダ
ー３の数やタップ巻線の口出し５の数が増大すると、冷
却パネル１のハ、ラダー３間及び冷却パネル１のヘッダ
ー３とタップ巻線の口出し５との間に必要な絶縁距離が
確保できなくなるため、巻線の径を大ぎくしで絶縁距離
を大ぎくするか、冷却パネル１のヘッダー：、３やタッ
プ巻線の口出し５を絶縁物でカバーし、充分な絶縁耐性
を確保しなければならない。

しかしながら、巻線の径を大きくする方法や絶縁物でカ
バーする方法では、巻線の冷却能力か低下するため、冷
却パネルを追加しなければならず、巻線がますます大き
くなる問題を生ずる。

本発明は、以−上のような従来技術の問題点を解決する
ために提案されたものであり、その目的は、冷却パネル
を使用したガス絶縁静止誘導電器において、巻線を大型
化することなく、絶縁信頼性及び冷却能力に優れたガス
絶縁静止誘導電器を提供することである。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）本発明のガス絶縁静止誘導電器は、冷却パネルの冷媒入
口と冷媒出口を巻線の上下いずれか片側にのみ設けるこ
とを構成の特徴としている。

（作用）以上のような構成を有する本発明においては、タップ巻
線及び冷却パネルの数が多い場合においても、冷却パネ
ルのヘッダーをタップ巻線の口出しと反対側の片側にの
み設けることにより、ヘッダーと口出しとの間に電気的
な問題を生ずることがなくなり、また、ヘッダー間に充
分な絶縁距離を確保できるため、絶縁信頼性を向上でき
る。従って、絶縁距離を確保するために巻線を大きくす
る必要はない。また、ヘッダーや口出しを絶縁物でカバ
ーする必要もないため、冷却能力を低下する問題もない
。

（実施例）以上説明したような本発明の一実施例を第１図乃至第３
図を参照して具体的に説明する。なお、第４図及び第５
図に示した従来技術と同一部分には同一符号をイｑし、
説明を省略する。

；に実施例の４Ｍ成＊第１図に示すように、本実施例の冷却パネル１において
は、冷却媒体の入口と出口でおるヘッダー３が、冷却パ
ネル１の下側両端部にそれぞれ設けられている。

そして、この冷却パネル１が、第２図に示づように、上
側に口出し５を設けられた巻線２内に巻装されている。

ここで、冷却パネル１は、そのヘッダー３にて、それぞ
れ絶縁チューブ４及び共通配管６を介し、巻線外部に設
けられた冷媒タンクに接続されており、この冷媒タンク
と冷却パネル１との間を冷媒が循環するようになってい
る。

ところで、第゛３図に示すように、冷却パネル１内に冷
媒流路を形成している間隔片７の間隔は−１ヘッダー３
に近い下側程狭められ、ヘッダー３から遠い上側に向か
って広げられてあり、これによって、流速抵抗が大きく
なるのを防ぎ、冷媒が均一に流れるように計られている
。

本実施例の作用＊以上のような構成を有する本実施例の作用は次の通りで
おる。

まず、冷却パネル１のヘッダー３を巻線２の下側のみに
設けると共に、巻線２の口出しを上側に設けているため
、タップ巻線数が多く、また冷却パネル１の数が多い変
圧器においても口出し５とヘッダー３との絶縁距離、及
びヘッダー３間の絶縁距離を充分に確保できる。従って
、従来のように、絶縁距離を確保するためにのみ巻線径
を大きくすることにより変圧器が無駄に大型化してしま
うという問題が解消されている。また、絶縁距離を確保
する代りに口出しやヘッダーを絶縁物でカバーする必要
もないため、この絶縁物カバーを原因として冷却能力を
低下する問題がなく、充分な冷却能力を得ることができ
る。

ざらに、本実施例においては、冷却パネル１の間隔片７
の配置間１１Ｂを工夫し、冷媒が均一に流れるようにし
ているため、巻線の均一な冷却を行える利点もある。

＊他の実施例１；なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく
、例えば、冷却パネルのヘッダーを上側に、タップ巻線
の口出しを下側に設ける構成も同様に可能でおる。また
、本発明は、冷却パネルのヘッダーの配置に関するもの
でおるため、その他の変圧器中身の構成、冷却系の接続
構成、或いは、変圧器の定格等は適宜選択可能である。

「発明の効果］以上説明したように、本発明においては、冷却パネルの
冷媒入口及び出口を上下のいずれか片側にのみ設けると
いう簡単な構成の改良により、無駄に巻線を拡大する問
題がなく、コンパクトで、絶縁信頼性及び冷却能力に優
れたガス絶縁静止誘導電器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のガス絶縁静止誘導電器の一実施例に使
用する冷却パネルを示す斜視図、第２図は、同実施例の
冷却パネルを巻装した巻線を示す斜視図、第３図は同実
施例の冷却パネルの内部を示す平面図、第４図は従来の
ガス絶縁静止誘導雷−器に使用されている冷却パネルを
示す斜視図、第５図は第４図の冷却パネルを巻装した巻
線を示す斜視図である。１・・・冷却パネル、２・・・巻線、３・・・ヘッダー
（冷媒の入口・出口）、４・・・絶縁チューブ、５・・
・タップ巻線の口出し、６・・・共通配管、７・・・間
隔片。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）導体シートと絶縁シートを巻回して成る巻線を備
えた電気機器中身を、絶縁ガスを充填したタンク内に収
納し、前記巻線内には冷却パネルを巻装し、この冷却パ
ネル内に絶縁媒体を循環させて巻線冷却を行うガス絶縁
静止誘電電器において、前記冷却用パネルの冷媒入口と
冷媒出口が巻線の上下いずれか片側にのみ設けられたこ
とを特徴とするガス絶縁静止誘導電器。
（２）冷却パネルとして、ヘッダーから遠ざかる側に向
かって冷媒流路の幅を広くした冷却パネルを使用する特
許請求の範囲第１項記載のガス絶縁静止誘導電器。