JPH01124380A - 帯電粒子を用いた細胞培養液のメンブランフイルトレ−シヨン法 - Google Patents

帯電粒子を用いた細胞培養液のメンブランフイルトレ−シヨン法

Info

Publication number
JPH01124380A
JPH01124380A JP62106172A JP10617287A JPH01124380A JP H01124380 A JPH01124380 A JP H01124380A JP 62106172 A JP62106172 A JP 62106172A JP 10617287 A JP10617287 A JP 10617287A JP H01124380 A JPH01124380 A JP H01124380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culture medium
particulate material
resin
charged
fermentation broth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62106172A
Other languages
English (en)
Inventor
Joaquim M S Cabral
ホアクィム・マヌエル・サムピオ・カブラル
Elizabeth M Robinson
エリザベス・マリー・ロビンソン
Charles L Cooney
チャールズ・レランド・クーニー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm and Haas Co filed Critical Rohm and Haas Co
Publication of JPH01124380A publication Critical patent/JPH01124380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は細胞層gI液たとえば発酵ブイヨン(f−デt
hastatios broths )を、濾過助剤と
しての帯電粒子の使用により濾過する方法、より詳細に
は帯電粒子が正および負に帯電した微小粒子の組合わせ
でるるメンプランフイルトレーシヨン法に関する。
発明の背景 細胞培養液、たとえば発酵液のメンプランフイルトレー
シヨンに濾過助剤として帯電粒子を使用することは知ら
れている。米国特許第4,200゜695号明細′4!
(チヨンら)には正および負に帯電した微小粒子を混合
することによp調製されたフロックおよびこれらのあら
かじめ調製されたフロックを発酵ブイヨンの濾過助剤と
して用いることが記載され、負または正に帯電した粒子
を個々に中空ファイバーの内腔で限外濾過しうることが
示唆されている(9欄59行〜10欄44行)。
チヨンらの明細書の他の箇所(12欄、17〜30行)
には負および正に帯電した粒子を液体に添加することに
より処理および濾過すべきその液体中でフロックを調製
することが記載されている。
微粒状の正および負に帯電した高分子吸着剤の組合わせ
も順次他の目的のために、たとえば飲料水から、塩素と
反応して有毒なトリハロメタンを生成させる腐植質を除
去するために(米国特許第4.537,683号明細書
に記載、イサコフおよびニーレイ)、あるいは不純な糖
液を同時に脱色および澄明化するために(米国特許第4
,247.340号明細書に記載、カーテイヤー)用い
られている。
発明の概要 本発明者ちは意外にも、第1の微小帯電粒状物質を細胞
培養液と混合し、得られた懸濁液をメンプランフイルト
レーシヨン処理すると、幾つかの重要な利点が得られる
ことを見出した。これらおよび他の利点Fiまた、混合
物を次いで第1の帯電粒状物質のものと反対の電荷をも
つ第2の微小帯電粒状物質と混合した場合にも得られ、
あるいは向上させることができる。
このような利点は濾過膜を通る流量が20%ないし数倍
増加することである。これは、少なくとも一部は膜の表
面で粒子および/または溶質の二次層(ゲル化して膜を
目詰りさせる傾向を示す)が形成される〔濃淡分極現象
(concentデαtio%polaデ1tatto
n phasomanos)〕のが実質的に減少するこ
とにより、また一部は膜の除去率(rejection
 coefficient )が変化することにより生
じるものである。このような利点の商業上の利点は自明
である。
この明細書中で′″細胞培養液”という表現は発酵ブイ
ヨンを意味する。すなわち、生物学的物質が増殖した液
体培地、または発酵ブイヨンから得6た戸液もしくは液
体画分であり、これらは細胞、細胞溶解(行った場合)
により生じる細胞破片その他の物質を含むか、あるいは
含まない。生物学的物質には植物、動物および微生物の
細胞、遺伝子工学的に・処理された細胞、ならびにそれ
らの産生物が含まれる。
本発明方法に有用な好ましい帯電粒状物質は粒径の小さ
な樹脂であり、たとえば前記の特許明細書:木国特許第
4,200,695号明細書(チヨンら)、および米国
!許第4,537,683号明細書(イサコフら)に記
載されている。これらの明細書をここに診考のため引用
する。他の型、機能および/または交換容tをもつ微小
帯電粒子も使用できる。これらはたとえば@濁重合法そ
の他の方法で製造された一般的な樹脂である。ただしこ
れらの樹脂は本発明に用いるために有効な電荷密度およ
び粒径をもつものである。これらの樹脂の粒径は必璧に
応じ既知の方法で粉砕することにより低下させることが
できる。この種の樹脂はたとえば米国特許第3,037
,052号;同第3,637゜535号;同第3,84
3,566号;同第3,791゜866号;同第3,2
75,548号;および同第3.357,158号明細
書に記載されている。これらをすべてここに参考のため
引用する。本発明に有用な他の帯電粒子には2.5μ偽
以下の直径をもち、液体培地(この中でこれらの粒子を
使用する予定のもの)に不溶性であり、それらの界面に
液体培地中の他の成分との相互作用に用いられる電荷を
備えた粒子が含まれる。たたしこれらに限定されない。
チョンらおよびイサコフらの特許における樹脂は、それ
らが正または負のいずれに帯電しているものであっても
、約0.01〜1.5μmの範囲の直径をもつほぼ球形
ビーズの形の架橋ポリマーからなる。有用な樹脂はモノ
マー単位当たり約0.1〜1.5個の官能基を保有する
。これらの基は強酸性(たとえば−8O,H基)、弱酸
性(たとえば−COOH基)、強塩基性(たとえば第四
アンモニウム基)、捷たは弱塩基性(たとえば第三アミ
ン、基)のいずれであってもよい。
本発明により濾過てきる発酵ブイヨンは真菌、酵母、細
菌その他の生物学的由来の細胞を一般の液体培地中で増
殖させることによ#)調製される。
微生物の増殖および発酵が終了したのち、ブイヨンは細
胞、細胞破片、使用隣み栄養素、生物学的産物、および
%種汚染物質を含有するでおろう。
ブイヨン自体を本発明方法により濾過するか、あるいは
固形物質をまず遠心分離、一般の濾過法、その他の分離
法により除去し、その上層成またはいずれかの画分につ
いて本発明を実施することができる。本発明は発酵ブイ
ヨンについて、またその液体部分または一分(上層液を
含む)の双方について実施することもできる。
いずれの特定の場合においても使用する個々の帯電粒子
は、細胞培養液中の固体および溶質の電荷および電荷密
度を考慮して、周知の微生物学および発酵生化学の原理
に基づいて選ばれ、これは当業者が容易になし5るもの
である。ここで用いる1g電粒子”および1帯電粒状物
質”という語は液体培地中の他の成分との相互作用に用
いられる電荷(粒子界面に限定された電荷を含む)を保
有するすべての粒子を含むと解されるものである。
これは意図的に官能化した粒子および天然の電荷をもつ
もの双方、ならびに液体培地に可溶性および不溶性の粒
子の双方を含む。
本発明方法は、選ばれた第1帯電粒状物質を細胞培養液
に添加し、次いで混合物を懸濁液が均質になる1で撹拌
することにより行われる。好ましい実施態様においては
、第1物質のものと反対の電荷をもつ選ばれた第2帯電
粒状物質を、次いで撹拌下にブイヨンに添加する。培地
中に生じたフロックは帯電粒子、微生物細胞(存在する
場合)、ならびに粒状成分および帯電成分(存在する場
合)を含めて他のブイヨン成分を含有する。
本発明方法のより好ましい実施態様においては、第1帯
電粒状物質は正に帯電して訃り、ブイヨンの負に帯電し
た成分と共に速やかにフロックを形成する。所望により
その後添加される負に帯電した物質は、正に帯電した物
質および他のブイヨン成分と相互作用することにより、
先きに形成されたフロックを安定化し、その寸法を増大
させる。
帯電粒子それぞれの量は通常はブイヨンの約0.01〜
0.5容量%、好ましくは0.1〜0.25%の範囲で
ある。
次いで、得られた懸濁液を常法によりメンブランフィル
タ−に導通する。一般にメンブランフィルタ−は溶解ま
たは分散した物質を限外濾過またはミクロフィルトレー
ジョンにより除去しつることが当技術分野で知られてい
る半透膜である。ただし溶存塩類を逆浸透として知られ
ている方法により分離するものは除外される。
以上要約すると、細胞培養液の経膜フラックス量(/j
%zrata)が本発明により微小帯電粒子を組合わせ
て使用することによって大幅に改善され、この高いフラ
ックス量が場合により少なくとも培地の5倍儂度にわた
って一定に保たれる。同時に蛋白質、酵素その他のfR
裂または回収すべき産生物を含有する培養液について本
発明を実施する場合、濃淡分極が減少し、かつメンズラ
ンプイルトレーションによるこれらの産生物の除去率が
低下する。これによシ、これらの生成物がより完全に分
離され、回収率が改善される。これらの利点は第1帯電
粒状物質を添加した際のフロックの形成による。他の利
点は後続の第2帯電粒状物質の添加によるフロックの安
定化による。この安定化は、複合体を形成した細胞(ま
たは他の物質)、正に帯電した粒子、溶質および負に帯
電した粒子がイオン性相互作用により結合した結果であ
ると考えられる。フロックが未処理培養液のフラックス
量の低さに関与する成分を吸着し、液体培地から除去す
ると考えられる。細胞培養液の粘度がフロックの存在下
で高まった場合ですら、結果として起こるフラックス量
の減少は濃淡分極により膜上に形成されるゲル層の減少
によって相殺される。
以下の具体例を参照することにより当業者は容易に本発
明を実施しつるであろう。当業者は示された主題に基づ
いて種々の変法を構成すること、たとえば成分の蛍を提
示されたものかられずかに、ただし有意でない程度に変
更すること、無害な物、質を添加すること、あるいは提
示されたものを均等なまたはtlぼ均等な成分と置換す
ることができるであろう。これらの変更はすべて本発明
の着想の一部であると考えられる。これらの具体例にお
いて部および%はすべて特に指示しない限9重量による
各実施例の帯電粒状物質は米国特許第4,200゜69
5号および同第4,537,683号明細書に記載され
た乳化1(合法により製造され、下記の特性をもつ。
樹脂A:強塩基、第四アミン官能化、スチレン−ジビニ
ルベンゼン−アミノアルキルメタクリレートゲル状コポ
リマー、架橋剤5%、陰イオン交換容fi(= 2.8
 mmq / t (乾燥)および平均粒子直径=0.
11±0.02μmをもつ、クロリド形。
樹脂B:強酸、スルホン酸官能化、スチレン−ジビニル
ベンゼンゲル状コポリマー、架橋剤7.3%、陽イオン
交換容量=5.1情−q/?(乾燥)および平均粒子直
径=0.26±0.02μ偽をもつ、水素形。
SaC:強塩基、第四アミン官能化、スチレン−ジビニ
ルベンゼン、ゲル状コポリマー、架橋剤1.8%、陰イ
オン交換容量=3.8倶−q/2(乾燥)および平均粒
子直径=O122±0.02μ鴬をもつ。
樹脂り二強塩基、第四アミン官能化、スチレン−ジビニ
ルベンゼン巨大網状コポリマー、架橋剤3%、陰イオン
交換容量=4.0憔−q/ff(乾燥)をもつ、平均粒
径1.1μ溝、および0.4μ溝未満から5μ倶までの
範囲に粉砕。
実施例1および2はそれぞれ樹脂Aおよび樹脂Bによる
発酵ブイヨンの処理がフラックス量および蛋白質回収率
に与える影響を、組合わせた樹脂による処理(実施例3
)と比較するために記載したものである。実施例4は組
合わせ樹脂によ他処理された発酵ブイヨンの限外−過、
および分離、再懸濁されたフロックの限外濾過による#
縮について記載する。実施例5は実施例4の調製物の無
粒子上層液を組合わせ樹脂により限外濾過した場合のフ
ラックス量および蛋白質回収率を示す。実施例6は実施
例5と同様であるが、組合わせ樹脂・による限外濾過が
無細胞上層液に与える影響を示す。実施例7および8は
樹脂Aで処理した発酵ブイヨンのそれぞれ限外濾過およ
びミクロフィルトレージョンのフラックス量に与える影
響ヲ示す。
実施例9は他の微小陰イオン交換樹脂が発酵ブイヨンの
ミクロフィルトレージョンに与える影響を示す。実施例
1Oおよび11は組合わせ樹脂AおよびBが酵母細胞懸
濁液の限外濾過およびミクロフィルトレージョンに与え
る影響を示す。一方、実施例12は組合わせ樹脂Aおよ
びBがアルブミン試料のミクロフィルトレージョンに与
える影響を示す。
実施例1゜ を、デンプン3%、グルコース1%、大豆粉加水分解物
5%、リン酸アンモニウム1%、塩化カリウム0.03
%および硫酸マグネシウム0.02%を含有する液体培
地中で30℃、pH7,0において4日間増殖させた。
最終乾燥細胞fitは102/lであった。培養終了後
に粗発酵ブイヨン1tを室温で牛氾をMWlo 0,0
00の多孔性中空繊維p過モジュール(ロミコン(Ro
micon ) HF −1−43F1−43Fを用い
る限外濾過法によシ濃縮した。中空繊維モジュールはポ
リスルホン族の膜からなっていた。このモジュールは内
径1.111I。
表面積930儂2および長さ40c!lLの繊維25本
を含んでいた。採用した操作パラメーターは平均膜内外
圧差117 kPaおよび再循環流量217分であった
平均フラックス透過量を測定し、樹脂Aの添加により生
成したフロックを発酵ブイヨンに添加した場合に得られ
たものと比較した。初期細胞外蛋白質、膜に吸着された
蛋白質、および蛋白質の除去率もm111定した。
平均経膜戸液フラックス撞をこの実施例および後続の実
施例にシいて既知の方法で、5〜7倍の細胞濃縮に相当
する濾過時間にわたって得られたフラックスInJの積
分の形のシンプソンの法則を用いて計算した。
この式において Jは瞬間フラックス量であり、 Cは時間であり、 t、は特定の濃度に達するのに要する時間である。
測定結果を表1に示す。これから、対照を上回るフラッ
クス蓋の改善が得られ、改善度は樹脂Aの濃度と共に増
大することが認められるであろう。
我   1 微小陰イオン交換樹脂がバチルス・54’yニフオルミ
スのブイヨンの限外濾過特性に与える影響 (%、W/ν)      (t/時間/惰2)0  
          12.5 0.05          19.60.10   
       26.90.25          
3).5実施例2゜ 実施例1の操作を本質的な点すべてにおいて反復した。
ただし樹脂Aの代わりに樹脂Bを用いた。
ブイヨンを樹脂Bと混合した際にフロックは形成されな
かった。結果を表2に示す。これは実施例1で樹脂Aを
用いて達成されたよりも実質的に効率が低かったことを
示す。
表   2 微小陽イオン樹脂がバチルス・ライケニフオルミスブイ
ヨンの限外濾過性に与える影響0          
12.5 0.05        17.0 0.10        19.(1 0,2521,9 実施例3゜ 実施例1の操作を本質的な点すべてにおいて反復した。
ただし樹脂Aおよび樹脂Bの双方を添加することにより
限外濾過性に与えられる影響を調べた。表3は結果を対
照(衣1)と比較したものを示す。同一濃度の樹脂を用
いた処理を比較すると、添加の順序を逆転させた場合に
実質的なフラックス量の増加が得られることが認められ
るであろう。樹脂Aののち樹脂Bの場合は、樹脂Bのの
ち樹脂Aの操作の場合よりも24.7%のフラッグス蛍
増茄を表わす。
膜によって効果的に除去(デーjaet )された蛋白
質は、濃縮画分中に存在していた蛋白質と膜に付随する
濃淡分極ゲル層中の総蛋白質との総量であると定める。
ゲル層中の蛋白質(P)は出発ブイヨンの清澄化された
上層液中に存在していた総蛋白質と、濾過後の涙液(透
過液)および清澄化された濃縮液中の蛋白質の和との差
により得られる。
この実施例および後続の実施例において蛋白質の除去率
は溶液中の出発蛋白質のうち涙液中に回収できなかった
ものの%として表わされる。計算は次式により行われる
この式において PfはP液画分中の蛋白質(〜)であり、Vfは涙液画
分の容積(−)でちゃ、 Piは溶液中の初期蛋白質(■)であり、Viは初期溶
液容積(−)である。
表   3 濾過性に与える影響 なし   なし   12.5  0.91 0.18
樹脂B   樹脂A (0,10%)  (0,10%)   20−3  
0.89 0.08(0,25%)  (0,10%)
   29.8  0.88 0.14実施例4゜ (A)本質的には実施例1に記載したと同様にして細胞
培養を48時間行った。得られた乾燥細胞重量は42/
lであった。発酵ブイヨン1tに樹脂Aを、次いで樹脂
Bを、それぞれ最終的に0.25%および0.10%濃
度になるように添加した。対照試料は発酵ブイヨンlt
であった。
(B)バエ上Z−−ンフオルぐス細胞および凝集構造物
(混合樹脂、全細胞および媒地成分を含む)を7.00
01’で10分間の遠心分離により上記(A)の対照お
よび処理済み試料から分離した。
粒状物質、全細胞、またはフロックを蒸留水1tで洗浄
し、10分間遠心分離し、初期試料と同容積(1t)で
蒸留水に再懸濁させた。水懸濁した全細胞(対照)およ
び水懸濁したフロックを実施例1に記載したものと同じ
カートリッジを用いて限外濾過することにより濃縮した
。平均フラックス量を弄4に示す。樹脂AとBの組合わ
せが7ラツクス量を大幅に高めたことが認められるであ
ろう。
表   4 混合イオン交換樹脂フロックがバチルス・ライケニフオ
ルミス水懸濁液のフラックス量に与える影響 (洗浄細胞) 樹脂A(0,25%)        104十 実施例5゜ 実施例4の操作を本質的な点すべてにおいて反りした。
ただし実施例4に記載した調製物の上層液の限外濾過能
を測定した(表5)。組合わせ樹脂により得られた実質
的な改良が容易に認められる。
表   5 粗製および樹脂処理済み全細胞ブイヨンの無粒子上層液
の限外濾過 対照           8.13 樹脂A(0,25%)    28.5十 樹脂B(0,10%) 実施例6、 実施例5の操作を本質的な点すべてにおいて反復した。
たたし樹脂Aを、次いで樹脂Bを、無細胞上層液にそれ
ぞれ0.25%および0.10%ノ最終濃度で添加した
。イオン交換処理された無細胞上層液の限外濾過性が改
良されたことが聚6に示される。
宍   6 組合わせ樹脂で処理した無細胞上層液の限外濾過 対照(無細胞上層液)        8.13樹脂A
(0,25%)        22.8+ 樹脂B(0,10%) 実施例7゜ バエ止五PAATCC21536の全細胞を、デンプン
2%、酵母エキス0.5%、ペプトン0.5%、リン酸
−カリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.02%、お
よび炭酸す) IJウム1%を含有する液体培地上で3
7℃、pH10,0において3日間増殖させた。ブイヨ
ン試料中の細胞を沈殿させ、細胞ペレットを洗浄し、こ
れを80℃で30時間乾燥させ、秤量することにより測
定した最終乾燥細胞濃度は4.6t/lであった。培養
終了時に粗発酵ブイヨン1tを実施例1および3に記載
したと同様に限外濾過により濃縮した。用いた樹脂およ
び結果を表7に示す。これは樹脂Aを発酵培地に添加し
た場合に7ラツクス撞が実質的に改良されたことを示す
。すなわち、樹脂Aによりあらかじめ形成されたフロッ
クに樹脂Bを添加することによりフラックス量が59.
3%増加した。
表  7 なし       14.1    0.94樹脂A(
0,1%)     19.9     0.93樹脂
A(0,1%) + 樹脂B (0,04%)3).7     0.85実
施例8゜ 実施例7の操作を反復した。ただし全発酵ブイヨンを室
温で、0.1μmの細孔をもつ中空繊維テ過モジュール
(ロミコンHF−1−47MP)を用いるミクロフィル
トレージョンによシ濃縮した。
このモジュールは内径1.1朋、底面積930cがおよ
び長さ40cmの繊維25本を含んでいた。平均フラッ
クス量を測定し、樹脂Aをバチルス属菌発酵ブイヨンに
添加した際に得られた値と比較した。測定結果を表8に
示す。これから対照に比して55%のフラックス量の改
善が得られたことが認められる。
懺  8 なし          15.4 0.05           28.70.10  
         23.9実施例9゜ 実施例8の操作を反復した。ただし他の微小陰イオン交
換樹脂を4日後の濃度のバチルス属菌発酵ブイヨンに用
いた。ミクロフィルトレージョンに際して得た平均フラ
ックス量を表9に示す。これは本発明に有用な微細樹脂
の添加によって実質的な改善が得られることを示す。
表   9 樹脂A(0,10%)   (L12     3).
9樹脂C(0,10%)   0.22     32
.7樹脂D(0,18%)   1.0      2
6.2実施例10゜ t)を0.15M塩化ナトリウム(pH7,0)に懸濁
した。4tずつの2区分を本発明に有用な樹脂で、まず
910に示した量の樹脂Aを添加し、次いで同表に示し
た量の樹脂Bを添加することによって処理した。処理済
み区分および未処理@1@液を実施例1の記載と同様に
限外濾過することにより濃縮した。結果な懺lOに示す
。樹脂のふ加によりフラックス量が53%および82%
増加した。
宍   10 なし            38.4樹脂A(0,0
01%) + 樹脂B(0,0004%)       58.8樹脂
A(0,0O5%) + 樹脂B(0,002%)69゜9 実施例11゜ 実施例10の操作を反復した。ただし酵母細胞懸濁液を
実施例8に記載したと同様にミクロフィルトレージョン
により濃縮した。表11は樹脂Aならびに組合わせ樹脂
AおよびBが平均フラックス量に与える形番を示す。
宍   11 なし           35.0 樹脂A(0,005%)       50.5樹脂A
(0,005%) + 樹脂B(0,002%)       57.0実施例
12゜ 実施例11の操作を反復した。ただし0.5r/lのウ
シ血清アルブミン(BSA)溶液を酵母細胞懸濁液に添
加し、蛋白質除去率を測定した。嚢12は組合わせ帯電
樹脂AおよびBがフラックス量および蛋白質除去率を改
善しうろことを示す。
*   12 なし       45.5    0.75樹脂A(
0,001%) 十

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)細胞培養液に、モノマー単位当たり0.1
    〜1.5個の官能基を保有し、約0.01〜約2.5μ
    mの平均直径をもつ第1帯電粒状物質を有効量添加して
    培養液中に懸濁物を形成させ、そして (b)この懸濁物を含有する培養液をメンプランフイル
    トレーシヨンする ことを特徴とする細胞培養液の成分をメンプランフイル
    トレーシヨンにより分離するための改良法。
  2. (2)工程(a)において、第1帯電粒状物質を培養液
    に導入したのち、第1粒状物質のものと反対の電荷を保
    有し、モノマー単位当たり0.1〜1.5個の官能基を
    保有し、約0.01〜約2.5μmの平均直径をもつ第
    2帯電粒状物質の有効量を培養液に導入する特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)第1粒状物質が陰イオン交換樹脂である特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。
  4. (4)陰イオン交換樹脂が約1.5μm以下の平均粒子
    直径をもつ特許請求の範囲第3項に記載の方法。
  5. (5)第1粒状物質が陰イオン交換樹脂であり、第2粒
    状物質が陽イオン交換樹脂である特許請求の範囲第2項
    に記載の方法。
  6. (6)陰イオン交換樹脂および陽イオン交換樹脂が約1
    .5μm以下の平均粒子直径をもつ特許請求の範囲第5
    項に記載の方法。
  7. (7)第1粒状物質が強塩基性であり、第2粒状物質が
    強酸性である特許請求の範囲第2項に記載の方法。
  8. (8)細胞培養液が発酵ブイヨンからなる特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。
  9. (9)細胞培養液が発酵ブイヨンからなる特許請求の範
    囲第2項に記載の方法。
  10. (10)発酵ブイヨンが細菌のものである特許請求の範
    囲第8項に記載の方法。
  11. (11)発酵ブイヨンが細菌のものである特許請求の範
    囲第9項に記載の方法。
  12. (12)発酵ブイヨンが酵母のものである特許請求の範
    囲第8項に記載の方法。
  13. (13)発酵ブイヨンが酵母のものである特許請求の範
    囲第9項に記載の方法。
  14. (14)第2帯電粒状物質の導入後に、培養液の固体成
    分を培養液から分離し、第2の水性液体培地に再懸濁さ
    せ、次いでメンプランフイルトレーシヨン処理する特許
    請求の範囲第2項に記載の方法。
  15. (15)第2帯電粒状物質の導入後に、培養液の固体成
    分を培養液から分離し、次いでこの培養液をメンプラン
    フイルトレーシヨン処理する特許請求の範囲第2項に記
    載の方法。
JP62106172A 1986-04-28 1987-04-28 帯電粒子を用いた細胞培養液のメンブランフイルトレ−シヨン法 Pending JPH01124380A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US85498186A 1986-04-28 1986-04-28
US854981 1997-05-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01124380A true JPH01124380A (ja) 1989-05-17

Family

ID=25320046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62106172A Pending JPH01124380A (ja) 1986-04-28 1987-04-28 帯電粒子を用いた細胞培養液のメンブランフイルトレ−シヨン法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01124380A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011045812A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Tosoh Corp 微粒径陰イオン交換樹脂及びその製造法、並びにそれを用いたジクロロブテンの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542598A (en) * 1978-09-19 1980-03-25 Rohm & Haas Sugar refining method using emulsion anionic exchange resin

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542598A (en) * 1978-09-19 1980-03-25 Rohm & Haas Sugar refining method using emulsion anionic exchange resin

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011045812A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Tosoh Corp 微粒径陰イオン交換樹脂及びその製造法、並びにそれを用いたジクロロブテンの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Higuchi et al. Separation of proteins by surface modified polysulfone membranes
US4623723A (en) Process for separating ribonucleic acids from a solution containing deoxyribonucleic acids
DE69432859T2 (de) Verfahren zur reinigung von kollagenase
DE3827159C2 (de) Verfahren zur Gewinnung von L-Aminosäuren aus Fermentationsflüssigkeiten
Herath et al. Removal of viruses by microfiltration membranes at different solution environments
JP2002521029A5 (ja)
KR920000097B1 (ko) 대전입자를 이용한 세포배양액의 막여과법
JP6942406B2 (ja) フィルタープレス及びセラミック膜接線濾過によるトリコデルマ・リーゼイからの酵素の分離
JPS59116223A (ja) 膜によるタンパク質混合物の分画分離の方法
CN100480378C (zh) 生产乳过氧化物酶的方法
JPH01124380A (ja) 帯電粒子を用いた細胞培養液のメンブランフイルトレ−シヨン法
Snir et al. pH and cations influence permeability of marsh grapefruit pectinesterase on polysulfone ultrafiltration membrane
DK164916B (da) Fremgangsmaade til rensning eller berigelse af biologisk aktive proteiner og hertil egnet middel
Campinas et al. Comparing PAC/UF and conventional clarification with PAC for removing microcystins from natural waters
SI9500265A1 (en) Process for purification of the aqueous fermented broth filtrate of streptomyces sp. p 6621 ferm p 2804 by ultrafiltration
Kulozik et al. Effects of salt ions and deposit formation on the permeation of organic molecules in complex media in reverse osmosis
Xu-Jiang et al. A technique for the study of the fouling of microfiltration membranes using two membranes in series
JPH03117A (ja) 膜濾過器性能を向上させるためのキトサンの使用
JP3216543B2 (ja) 菌体の分離方法
Ohmori et al. Interactions between cells, proteins, and salts in microfiltration of Corynebacterium glutamicum slurry
JP2001037468A (ja) 発酵生産物の製造方法
JPH01139187A (ja) 発酵廃液の処理方法
JPH04256405A (ja) 懸濁液の清澄化改良法
JPH01153098A (ja) 濾過性の増加を目的とする、多糖類を含む醗酵液の処理方法および石油の二次回収におけるこの液の使用
CN104962531A (zh) 一种采用超滤法辅助硫酸铵盐析提取乳过氧化物酶的方法