JPH01123602A - 蒸気・液体の同伴のない装置 - Google Patents

蒸気・液体の同伴のない装置

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JPH01123602A
JPH01123602A JP63159587A JP15958788A JPH01123602A JP H01123602 A JPH01123602 A JP H01123602A JP 63159587 A JP63159587 A JP 63159587A JP 15958788 A JP15958788 A JP 15958788A JP H01123602 A JPH01123602 A JP H01123602A
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JP
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inlet
horn
liquid
vapor
distillation
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JP63159587A
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Inventor
Herbert M Muller
ハーバート・マシュー・ミュラー
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ExxonMobil Oil Corp
Original Assignee
Mobil Oil Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/008Liquid distribution
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/06Flash distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G7/00Distillation of hydrocarbon oils

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明°は、蒸留ゾーンへ供給ストリームを導くための
周辺ホーン状入口の接線方向の入口を使用する炭化水素
の蒸留塔における同伴する蒸気と液体の分離に関するも
のである。
石油原油の常圧蒸留塔および原油の減圧蒸留塔の設計は
、慣例的に、供給し−タからその中へ蒸気−液体の混合
相供給物が導かれる蒸留ゾーンを必要としている。蒸留
ゾーンは上部精留ゾーンと下部ストリッピングゾーンと
を分けている。揮発性の蒸気組成は精留底部トレイへ上
昇し、液状非揮発性残渣は、降下した液体のより揮発性
の成分がストリップされ、蒸発させられる底部水蒸気ス
トリッピングトレイに落ち込む、底部製品は、蒸気−液
体の平衡状態にある蒸留ゾーンのストリーム(ガスオイ
ルストリーム)から底部にそらされる程充分揮発性でな
く、特に全原油または減圧原油に極度にカットされる時
には、与えられた一定の直径の蒸留塔の高い供給割合に
おいて、好ましくない非揮発性の液体が蒸気の非揮発性
液体の同伴によるガスオイルの引きのために運ばれる。
望ましくない同伴非揮発性炭化水素は、一般に、分解触
媒の効力を減じる有機金属組成物を含んでいる。また、
非揮発性の炭化水素に含まれる重炭素質炭化水素は高い
グレードの蒸留油または潤滑油カット分を制限する。も
し、重質成分の同伴が顕著に減少または排除されるなら
ば、ガスオイル蒸留油や潤滑油を生産する水素転換装置
、触媒分解装置および減圧蒸留塔への供給物の品質にお
いで、収量と品質の両方において重大な改良となるであ
ろう。
原油蒸留塔における同伴液体を少なくする従来の方法は
、内部の周辺ホーン状入口へノズルによって蒸留ゾーン
へ蒸気−液体供給物を接線方向で案内することである。
典型的な周辺ホーン状入口において、従来の端部開口、
底部開放弧状ホーン状またはフード状のタイプは蒸留塔
の外殼壁に接している。ホーン状入口は加熱された供給
物の液体成分を遠心力によって蒸留塔の壁に対して押圧
し、それが液体を底部の水蒸気ストリッピングトレイを
横切って分配するために集められるように、重量で下方
に流すことを意図している。蒸気は90から100回程
程度および80回程度の回転でホーン状入口の内側を下
方に流れ、その後、蒸留ゾーンを大体均一な速度で底部
精留トレイの方向へ上昇することを意図されている。し
かしなから、最新の技術を代表する周辺ホーン状入口の
最近の調査では、入って来る蒸気の90から95%がホ
ーン状入口の終端を通って出現し、蒸留ゾーンで不均一
な蒸気分布の旋風を確立しなから、精留トレイへ上昇す
ることが分かっている。さらに、蒸留されない、非揮発
性の炭化水素の液体の一部だけが、蒸留ゾーンに対して
蒸気が掃き寄せられるべき大半の残留液体を残して、ス
トリッピングトレイに向けて下方へ流れるように蒸留塔
の外殻の内側へ追い立てられる。精留ゾーンの底部トレ
イすなわち非同伴トレイに突き当たる不均一速度のなめ
に、その断面積の20から30%だけでも、高い同伴が
底部の数個のトレイにおいて生ずる。
他の数種の装置が同伴を減少するための先行技術、例え
ばデミスタ−パッド、非同伴トレイおよび防止板などと
して使用されている。
非同伴のためのデミスタ−の利用は次のような多くの理
由により完全な満足が得られながった。
(1)多くのケースにおいて同伴はそれ程減少しない、
(2)ワイヤメツシュパッドは重油や他の材料、例えば
コークスで詰まる傾向がある。(3)ワイヤメツシュパ
ッドは腐食の結果として孔を形成する傾向がある。
非同件トレイの種々のタイプの例示はプロデイに対する
米国特許第3,501,400号に記載されている。非
同伴トレイは、非同伴トレイに対する蒸気速度が均一で
ないという問題を経験している。蒸気はそれと一緒に相
当の量の同伴液体を上方の数個の精留トレイにまで運び
上げることができる。
ギヤハルトに対する米国特許第4,315,815号に
は、溶剤回収操作において溶剤から固体の微粒子を分離
するために多数の波形入口ベーンを含むホーン状入口が
開示されている。波形ベーンは溶剤と固体の両方をスト
リッパーの壁に流下させるように設計されている。この
装置においては、波形ベーンの使用によって液体−蒸気
の分離を意図しておらず、また直接的に達成されるもの
でない。
商業的に利用できる原油蒸留塔における蒸気・液体非同
伴を達成するための蒸留ゾーン眉辺ホーン状入口または
ダクトは、ホーン状入口のダクト通路に垂直方向に取り
つけられた多数の半径方向のベーンを含む、それらのベ
ーンは、ホーン状入口の底部からそのダクトの閉鎖端に
近付くにつれて高さを大きくしなからホーン状入口の周
りへ徐々に延びている。しかしなから、この設計はベー
ンを通じて示される蒸気の均一な分布を必ずしも確実と
しない。
蒸留塔、例えば、原油常圧蒸留塔、原油減圧蒸留塔、お
よび、蒸気と液体を初めに分離するための蒸留ゾーンに
蒸気−液体の混合物を供給するために使用される蒸気−
液体分離器においてよ<mられる他の炭化水素蒸留塔に
おいて、蒸留製品の液体の同伴を顕著に減少する改良さ
れたホーン状入口が考え出された。ホーン状入口は、液
体同伴を減少または排除するように蒸留ゾーンを通して
底部精留トレイにまで均一な蒸気を提供することができ
、また、蒸留可能な化学品およびその混合物の蒸気−液
体の改良された分離を提供することができる。
本発明によれば、ホーン状入口は、蒸留ゾーンの内側外
殼壁の周りに配置された、長く延びた弧状の、概して水
平の通路からなっている。ダクトは底部開口を定める頂
壁と側壁とを有している。
開口端が原油供給物を受け取るために設けられ、閉鎖端
は入口から遠くはなれて設けられている。
通路には、ダクトのrM壁部分を連結し、水平方向およ
び垂直方向に角度をつけて配置された多数の横断ベーン
を有し、これらのベーンは入って来る液体を外殼壁の方
向へ偏向させ、一方、蒸気を下方に偏向させるのに役立
っている。典型的には、ダクトはその開口端からvR鎖
端まで均一な断面の通路面積をもつか、または、その代
わりに、その方向ヘテーパをつけられている。角度をつ
けて配置された横断ベーンと通路の頂部壁間に、垂直方
向においてずらして組まれた隣接ベーンの上部を有する
ことによって多数の開口を画定することが有利である。
本発明の改良されたダクトである周辺ホーン状入口は、
円筒状蒸留塔の蒸留ゾーンに対する供給ストリームにお
ける液体と蒸気の分離の工程に効果的に使用される。加
熱された供給物は上述のダクトを通過する。供給物が角
度をつけて配置されたベーンに接触すると、供給物の液
体部分は外方へ偏向し、供給物の蒸気部分は下方へ偏向
する。
液体部分はストリッピングのために蒸留塔の下方ゾーン
に行き、一方、蒸気部分は精留のために上方ゾーンに行
き、そして分離された蒸留製品は集められる。
[実施例] 原油、常圧および減圧塔残渣油、重油などの蒸留におい
て、典型的な蒸留塔は、上方精留ゾーン、下方ストリッ
ピングゾーン、および蒸気と液体からなる加熱された蒸
留物が供給される中間の蒸留ゾーンから成っている。蒸
留ゾーンにおいて、液相と蒸気相の分離が不完全である
時には、好ましくない液体が蒸気と一緒に上方の精留ゾ
ーンに運ばれる。このような同伴を緩和し、排除するた
めに、種々の供給入口装置が上述のように開発されて来
たが、最も普通に、加熱された供給物は、塔の外殼壁の
周りの接線方向の入口ダクトを有するホーン状入口を通
って蒸留ゾーンに入れられ、そのダクトは円筒状の外殼
壁に近接して蒸留ゾーンの周囲と一致するように弧状に
カーブしている。
第1Δ図および第1B図を参照するに、周辺ホーン状入
口の代表例が、平面図およびその軸に沿う垂直断面図(
あたかも外殻から解かれているように)として描かれて
いる。ホーン状入口は、頂壁11と塔の内側の側壁12
とを有する底部開放ダクト10である。ダクトの外側の
側壁13は塔の外殻板によって形成されている。多数の
頂端を曲げられた垂直ベーン14は水平面から90°の
角度で側壁に接続されている。ベーンは入口供給開口1
5から入口から遠い閉鎖端16に至るにしたがい高さ、
が増加している。供給物の液体と蒸気の組成の両方がベ
ーンに接触し、蒸気は精留ゾーンへ流れるが液体は下方
のストリッピングゾーンへ流れるところの底部開放のホ
ーン状入口を通って下方に分配されることが意図されて
いる。不幸にも、このタイプの装置は、ベーンを通して
の蒸気の下方への均一な分配に関して問題を提供しつづ
け、かの液体と蒸気の不充分な非同伴を提供しつづけて
いる。
本発明による周辺ホーン状入口は、ホーン状入口の閉鎖
端に向かって徐々に高くなっているずらして組まれた偏
向ベーンを備えている。各ベーンは、垂直面から30°
から60°、通常は約45°の角度、そして水平面でホ
ーン状入口の中心線において塔の半径から30°から6
0°、通常は約45°の角度で傾けられている。ベーン
の垂直の傾きは、供給物における低密度の蒸気に、蒸気
がホーン状入口の内側の側壁の下端の周りからこぼれ、
方向を180° 偏向する時に、逆になる方向の、全体
にわたって下向きの分力を与える。それから蒸気は、下
段精留トレイの方向に垂直上方へと進む。ホーン状入口
の開放端から閉鎖端に至る均一な圧力の傾きは、蒸気が
ホーン状入口の周囲の周りに一様に分配されるように強
制している。偏向ベーンの水平の傾きは、高い密度の液
体に塔壁の方向で外向きの全体にわたって水平の力の分
力を与える。
液体は、したがってその重量によって、塔の底部すなわ
ちストリッピングゾーンへと下方に流れる。
ホーン状入口は、液体の同伴を最小とするかまたは減少
し、精留底部トレイに対する蒸気速度の型を等しくする
ことによって、蒸気/液体の分離をかなり改善する。遠
心力はカーブしたホーン状入口に入る液体蒸気供給物に
影響を与え、例えば、液体と蒸気の組成は外方に向けら
れているが、液体の方が密度が大きいので液体の力は蒸
気に作用する遠心力より本質的に大きく、2つの組成の
分離が起こる。一方、供給ストリームの蒸気組成または
蒸気相は、ベーン上の液体蒸気空間の高い圧力からホー
ン状入口上部の蒸留ゾーンにおける静止低圧に通ずるホ
ーン状入口の底部の低い圧力にまで直ちに進行する周辺
ホーン状入口内の圧力勾配のために、−m的に下方に向
けられる。これが、蒸気をホーン状入口の底部から一掃
し、精留ゾーンの最初のトレイに向けて指向させる理由
である。
第2八図および第2B図を参照するに、ホーン状入口は
、蒸留塔の蒸留ゾーンの内側の外殻21に接して水平に
取付けられた、カーブしまたは弧状のダクト20から成
る。入口通路23を画定するダクトの外側の側壁は、頂
壁25に取付けられた内側の側壁24を有する塔の外殼
壁21である。入口26はホーン状入口の一方端に供給
のために設けられ、その入口からはなれた反対端27は
端壁28によって閉じられている。ホーン状入口は、入
口26に近い大きな断面積から閉鎖端27に近い小さな
断面積へとテーパをつけられることができるが、図面に
はテーパのつけられていないダクトすなわち通路が示さ
れている。ホーン状入口の底部は開放し、蒸留ゾーンと
連絡状態にある。底部の開口は、好ましくは側壁から側
壁まで完全に広がっているが、部分的に閉じられていて
も良い。ホーン状入口の頂壁と側壁は3個の長方形の接
続壁として説明されているが、他の幾何学的断面の型の
ものでも適しており、例えば、頂壁と側壁が互いに、開
放底部を有する筒管のほぼ円形断面の頂部と側部である
筒状の周囲ホーン状入口でもよい。
供給入口26は、外殻の外周に対して接線方向に供給物
を受け取るために、塔の外殻21を通して延びている。
方向は閉鎖端2フに達するまでホーン状入口に沿って曲
線的に変化しているので、供給物がホーン状入口に沿っ
て通過する時に遠心力が供給物に及ぼされる。角度をつ
けられて配置されたベーン30^・・・30Jは、ホー
ン状入口の入口から閉鎖端までの供給物の流れを制止し
、供給物の蒸気相および液体相と偏向し、分離するため
に両側壁間のダクトの通路内に接続される。それぞれの
ベーンは10”から80°、通常は30”から60°、
好ましくは45°の角度を形成するように、垂直から入
口開口に向かって傾いている。それに加えて、各ベーン
は、その内側の端部(すなわち、内側の側壁24に取付
けられている端部)を含む水平面においてホーン状入口
の入口に向かって傾いているので、各ベーンの水平中心
線は、第2八図に示されるように、水平面における塔の
半径から、10°から80°、通常は30°から60°
、好ましくは約45゜の角度をなしている。
第2B図に示されるように、各ベーンはダクトの側壁に
連結され、各ベーンの上端と下端の水平中心線は、入口
端における低い高さからホーン状入口の閉鎖端における
より高い高さまで徐々にその高さを増加する。入口26
に近接する第1ベーンの上端の高さは、供給物の最初の
部分を下方に偏向させるために、入口開口の底部の高さ
と重なっている。各連続するベーンの上端の高さは直前
のベーンの上端の高さより高く、直前のベーンの下端の
高さは後続のベーンの上端の高さより低い。この方法で
、各ベーンは、入口端26から閉鎖端27まで進みなか
ら、垂直方向に、ずらせて組まれ、段階状に重なり合う
形状に形成される。各ベーンのずらせて#1まれた形状
は、ベーンの上方の進行的に減少する断面積の通路を画
定し、その中を、液体/蒸気の供給物は、入口から、ベ
ーンによって制止され、下方または外側へ偏向されるま
で流れる。
ホーン状入口は、ホーン状入口の長さに沿う別々の点に
おける供給物の体積減少を考慮するために、垂直面およ
び水平面の両方においてテーパ付けされることができる
。垂直方向のテーパ付けは、ベーンの下方の一向側の側
壁の下部を切り取ることになされ、水平方向のテーパ付
けは、入口から遠い終端に向かって頂壁を狭めることに
よってなされる。
第3図は、ダクト内の偏向ベーン30の一つの配置を示
している。ホーン状入口の外側の壁を形成する容器の内
部外殼壁2!は頂壁25によってホーン状入口の内側の
壁24を連結している。偏向ベーン30は溶接によって
側壁に固定されている。ベーンは、垂直方向に垂直から
45°頷けられ(角度b)、水平方向に塔の半径31か
ら45°傾けられている(角度a)。ベクトル35によ
って示される蒸気−液体供給物は、偏向ベーンに突き当
り、液体は、ベクトル36で示されるように、壁の方へ
偏向させられ、一方、蒸気は、ベクトル37で示される
ように、ホーン状入口の開放底部を通って垂直方向を下
方へ偏向させられる。偏向した蒸気は、ホーン状入口の
内壁29の下端を180°  回転して通過し、蒸留塔
の精留ゾーンに対して上方へ上昇する。外殻に向かって
水平方向外側に偏向した液体は、その重量によって蒸留
塔の底部に外殼壁を下方へ通る。
ずらせて組まれた形式で、周辺ホーン状入口に沿って取
付けられた偏向ベーンは、蒸気と液体とを効果的に分離
し、その分離はホーン状入口の円弧長さに沿って均一に
起こる。したがって、分離後、ホーン状入口の内側端部
を越えて蒸留ゾーンにこぼれる蒸気の量は内側端部の弧
状長さに沿っていかなる時でも基本的に一定である。こ
のようにして、精留ゾーンの最初の精留トレイは、いか
なる時もそのトレイの面積を均一に横切って基本的に一
定量の蒸気を受け取り、蒸気の分離における一層の改善
を提供し、液体と蒸気のさらなる同伴を避ける。周辺ゾ
ーンからのこの蒸気の有利かつ均一な配分は独特の偏向
ベーンの配置によって達成される。ベーンの設計は、入
口端から閉鎖端までの供給圧力の下降を制御し、それに
よって、周辺ホーン状入口内で分離し、偏向された時に
蒸気についての駆動力を制御している。
第2図に示される型のホーン状入口の操作の特定例とし
て、10枚ベーンのホーン状入口の各ベーンにおいて決
定された、ホーン状入口を通じての供給圧力の下降は下
記の表1に表わされる。
入口      207     (30,0)30^
      206     (29,96)3082
06     (29,92>30C206(29,8
8) 300     、 206     (29,84)
30E       205     (29,80)
30F       205     (29,76)
30G       205     (2,9,72
>30H205(29,68) 301      204     (29,64)3
0J       204     (29,80)周
辺ホーン状入口に沿う圧力下降は1ベーンに付0.28
KPa (0,04psi)と等しく、かつ、その圧力
下降はホーン状入口の長さに沿って一定である。
さて、第4図を見てみるに、図は、精留トレイ51、5
2および蒸気/液体周辺ホーン状人口54の一端におけ
る入口53とを有する蒸留塔における蒸留ゾーン50の
側面を示している。供給物は約207KPa(30,0
psi)の典型的な圧力で入口53を通って入る。
蒸気はベクトル58に沿い、液体はベクトル59に沿っ
てホーン状入口を離れる。蒸留ゾーンの平均圧力が約2
04KPaであるので、入口の207KPa (29,
56psi)と蒸留ゾーンの平均圧力の差は、周辺ホー
ン状入口で分離された蒸気を蒸留ゾーンへ追いやり、精
留トレイ51.52に向けて上方へ追い立てる。精留ト
レイを通じての圧力下降は1トレイ当たり約1.4KP
a (0,2psi)である、したがって、示される例
においては、さらにベーンを通じ、分留トレイを通じて
の圧力勾配の範囲を例示するならば、第2精留トレイ上
の圧力は約201KPa (29,16psi)である
ホーン状入口は、超常圧、常圧、常圧以下の圧力下にお
いて行な″われる蒸留に利用されることができる。そし
て、例えば石油原油、天然ガス濃縮物、残渣油、重油な
どの供給物の蒸留に応用することができる。それは、ま
た、石油と石油精製誘・導液体および液体−蒸気混合物
以外の供給物の蒸留においても用いられる。このような
供給物は、有機および無機溶剤の混合物、有機酸化物、
有機酸化物と水の混合物、および蒸留できる天然製品の
混合物を含んでいる。
周辺ホーン状入口の正確な寸法は、最初の実例において
、タイプ、量、および蒸留されるべき供給物の蒸留割合
に依るものである。また、蒸気−液体の供給割合、蒸気
と液体の密度、および蒸留ゾーンの圧力も考慮されるべ
きである。前述の要因によって、ホーン状入口における
偏向ベーンの設計寸法は決定されることができる。これ
らの設計寸法は、ホーン状入口の中心線の半径、ホーン
状入口の半径、蒸留塔外殻の半径、偏向ベーン間の中心
角、入口ノズルの直径、ホーン状入口の中心線の円周、
ホーン状入口の幅、ホーン状入口の高さ、偏向ベーンの
数、ベーン上端間の垂直距離の重なりの程度、および入
口ノズルの底部から第1ベーンの上端までの距離を含ん
でいる。
ホーン状入口の利用において、上述のような供給物は、
前もって加熱され、ホーン状入口の入口へ通される。供
給物の蒸気と液体の組成は、蒸留塔の蒸留ゾーン内にあ
る周辺ホーン状入口において、蒸気−液体供給物をホー
ン状入口の角度をつけて配置されたベーンに接触させる
ことによって、分離する0分離された液体は蒸留塔の下
部へ行き、そこでさらなる分離を達成するために集めら
れ、またはストリップされることができる。ホーン状入
口において分離された供給ストリームの蒸気組成は、精
留と蒸留分離製品の収集のために塔の上部ゾーンへ行く
、精留と分離の程度は、蒸留製品の純度との関連で予定
の要求に適合する適宜の手段によって決定されることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1八図は蒸留塔の従来のホーン状入口の水平断面図で
あり、第1B図は第1八図のホーン状入口のその軸に沿
う垂直断面図(尺度は異なっている。)であり、第2八
図は角度をつけて配置された偏向ベーンを有するホーン
状入口の水平断面図であり、第2B図は第2八図のホー
ン状入口のその軸に沿う垂直断面図(尺度は異なってい
る。)であり、第3図は1つの偏向ベーンの角度つき配
列を示す拡大斜視図であり、第4図は角度をつけた偏向
ベーンを備えたホーン状入口を有する蒸留塔の蒸留ゾー
ンの要部縦断面図である。 10、20・・・ダクト、11.25・・・頂壁、12
.24・・・内側側壁、13.21・・・外殼壁、14
・・・垂直ベーン、15.26・・・入口、16.28
・・・閉鎖端、30・・・偏向ベーン、50・・・蒸留
ゾーン、51.52・・・精留トレイ、54・・・周辺
ホーン状入口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)次の各構成からなる、円筒状蒸留塔の蒸留ゾーン
    における液体−蒸気の分離と分配のためのホーン状入口 a、蒸留塔の蒸留ゾーンの内側の外殼壁の周りに配置さ
    れた、底部開放の通路を定める延長された弧状の、概し
    て水平のダクト b、液体と蒸気の組成物からなる供給物を受け取るため
    の入口 c、入口から遠く離れた閉鎖端 d、蒸気組成を下方に偏向させるために、供給物の蒸気
    組成に対して下方方向の分力を与えるように垂直に関し
    て角度をつけて配置され、そして、液体組成を外殼壁の
    方向へ偏向するために、供給物の液体組成に対して半径
    方向外向き分力を与えるように水平に関して角度をつけ
    て配置された複数の横断偏向ベーン。 (2)通路の断面積が入口端から閉鎖端へと減少してい
    る請求項1記載のホーン状入口。(3)角度をつけて配
    置された横断偏向ベーンの上端と通路が、それらの間に
    、通路の入口端から閉鎖端に至るにしたがい継続的にそ
    の面積を減少する複数の開口を定める請求項1記載のホ
    ーン状入口。 (4)各ベーンが隣接するベーンの上端と下端とが重な
    り合うようにずらして組まれた請求項1、2あるいは3
    記載のホーン状入口。 (5)各偏向ベーンが水平に関して30゜から60゜の
    角度をもって配置されている請求項1から4のいずれか
    に記載のホーン状入口。 (6)各偏向ベーンが、蒸留塔半径に関して水平面にお
    いて30゜から60゜の角度をもち、供給入口に向かっ
    て傾けられた各偏向ベーンの内側端を有して配置されて
    いる請求項1から5のいずれかに記載のホーン状入口。 (7)ダクトが、断面長方形の底部開放通路を定めるた
    めに、内側の弧状側壁、外側の弧状側壁および内側と外
    側の側壁を連結する頂壁とからなる請求項1から6のい
    ずれかに記載のホーン状入口。 (8)外側の側壁が蒸留ゾーンの外殼壁からなる請求項
    1から7のいずれかに記載のホーン状入口。 (9)供給入口において弧状のダクトに接線方向の入口
    ダクトを含んでいる請求項1から8のいずれかに記載の
    ホーン状入口。 (10)上部精留ゾーン、下部ストリッピングゾーン、
    および蒸気−液体供給物が蒸留ゾーン内部の周辺に配置
    された入口ダクトを通じて蒸留ゾーンへ供給される中央
    蒸留ゾーンからなる円筒状原油蒸留塔において、請求項
    1から9項のいずれかに記載のホーン状入口からなる改
    良された入口ダクト。
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