JPH01121697A - ダブルバレル型ショットガン用係止機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般にショットガン及び猟銃に関し特にハンマ
ーを選択的に解放する装置を備えたこの種のダブルバレ
ル型銑の係止機構に関する。

従来の技術及びその問題点 ダブルバレル型ショットガン及び猟銃の分野において、
バレルがお互いに上下に重なっている場合、及び横に並
んで位置する場合のいずれにおいても、従来２個のハン
マーがアンダーガードにピボット接続し、且つ２個のバ
レルに対応する発砲ピンとそれぞれ整合するように構成
された種々の係止機構が既に知られている。これらの従
来の係止機構はまた、ハンマーを起立位置に係止する一
対の係止杆を有し、更に２個のハンマーを順次解放する
ため、慣性質量によってはじめに片方の係止杆の移動を
、次に他方の係止杆の移動を制御するトリガーを有する
。そのような従来の機構において、トリガーは、該トリ
ガー足部に装着されて該足部と共に高さ方向へ移動でき
る慣性質量付与部材、即ち揺動部材に接続される。

モノトリガーバッテリーと呼ばれる同様の係止機構もま
た、使用者の要求に従ってはじめに片方のバレルに関連
するハンマーを解放し、それから他方のバレルに関連す
るハンマーを解放し、その順序を逆にするといった具合
に選択的に解放できるようなセレクター装置を有する。

米国特許第４０９１５５６号明細書は前述の型の機構を
開示しており、その特許明細書記載の実施例によれば、
トリガーを慣性質量、即ち揺動部材に接続する往復動コ
ネクターは、ハンマーの杆と相互に作用する段部を備え
、横断方向へ移動できるので、はじめに片方のハンマー
を、それから他方のハンマーを任意の順序で解放するこ
とができるようになっている。実際上、ハンマーを解放
する順序は、慣性質量、即ち揺動部材に装着されかつそ
の上を横方向へ移動できるそり状制御セレクターを介し
てコネクターを右方へ、或いは左方へ移動させることに
よって変えることができる。

そのような構造は、比較的複雑である。それはコネクタ
ーが２つの直交する方向へ、即ち縦方向と横方向へ往復
動することを要求し、そり状セレクターを装着するため
に慣性質量、即ち揺動部材が成る操作を行なうことを必
要とする。

発明の概要 そこで本発明の目的は、前述のモノトリガー型の係止機
構であって、セレクターは、トリガーを慣性質量付与部
材、即ち揺動部材に接続するコネクターに直接装着され
コネクター上を横方向へ移動できるように構成されてい
る係止機構を提供することにある。

そのような配置にすることによって、慣性質量、即ち、
揺動部材の形、取付け、機能を変更しないでよいという
効果がある。もう一つの効果は、装置全体の構造、特に
コネクターとセレクターの構造が簡単なことである。さ
らにもう一つの効果は、慣性質量付与部材、即ち揺動部
材と共にバッテリーの中心軸の方向へのみ揺動するよう
なコネクターを利用できるということである。

この目的の達成のため、本発明は、 （ａ）アンダーガードにピボットを接続し、バレルの発
砲機構と共働する２個のハンマーと、（ｂ）前記ハンマ
ーを構えた位置（起立位置）でブロックする２個の係止
杆と、 （ｃ）前記２個のハンマーを順次解放するように前記係
止杆の移動を別々にコントロールするトリガーと、 （ｄ）前記係止杆に対して前記トリガーを作用させる揺
動部材（慣性質量付与部材）と、（ｅ）前記トリガーの
尾部端に装着され、前記トリガーを前記揺動部材に接続
させる往復動コネクターと、 （ｆ）前記コネクターに装着され、該コネクター上を２
つの異なる位置へ横断方向へ移動することができるセレ
クター装置と を備え、 該セレクター装置は、トリガーの動きに従って、前記係
止杆によりはじめに片方のハンマー、次に他方のハンマ
ーに対し、相互に作用し、離脱させるようになっている
ことを特徴とするダブルバレル型ショットガン用係止機
構を提供する。

実施例 以下、本発明の実施例につき・添付図面を参照しつつ説
明する。

本発明の機構は２個のハンマー（１）（２）を有し、そ
れらのハンマーは、ピボット（４）によってアンダーガ
ード（３）にピボット接続する。

それらのハンマーは、お互いに重なるが、或いは横に並
んで位置する一対のバレル（図示せず）に対応する発火
ピンを押打する機能を有する。

ハンマー（１）は、よく知られた方法で係止ばね（ｓｎ
ａｐ　ｓｐｒｉｎｇ　）　　（５）により押圧され、係
止杆（６）により構えた位置、即ち起立位置に係止され
、前記係止杆（６）はピボット（７）に揺動可能に取付
けられ、その後端がくちばし形部材（６′）の所で終わ
っている。同様に、ハンマー（２）は係止ばね（８）に
よって押圧され、係止杆（９）により構えた位置、即ち
起立位置に係止され、その係止杆（９）はまた、ピボッ
ト（７）に揺動可能に取付けられ、その後端がくちばし
形部材（９′）の所で終わっている。

構えた位置、即ち起立位置へのハンマー（１）（２）の
移動は、バレルの開放によってコントロールされる可動
レバー（１０）により決定され、押打用ハンマーの解放
、即ち離脱は、後述する交替自在な連続動作に従って単
一トリガー（１１）によりコントロールされる。トリガ
ー（１１）の足部では、往復動コネクター（１２）が符
号（１２’）の所でピボット接続し、そのコネクター（
１２）は２本の係止杆（６）（９）の後部に配置され、
トリガーと共に高さ方向へ移動できる。

コネクター（１２）は更に、コネクター（１２）と一体
的に形成された串杆（１２’）を介してトリガーを慣性
質量付与部材、即ち揺動部材（１３）に接続させ、その
串杆（１２’）は揺動部材（１３）に備わっている対応
する座部（１３’）と接触している。揺動部材（１３）
は符号（１４）の所で下側をアンダーガード（３）にピ
ボット状に取付けられ、ばねによって押圧され、そのば
ねは通常、コネクター（１２）と共に揺動部材（１３）
を係止杆（６）（９）の方へ移動させた状態に保持する
。

この機構は更にはじめに片方のバレルのカートリッジを
、それから他方のバレルのカートリッジを発砲させ、或
いはその逆の順序でカートリッジを発砲させるために、
ハンマー（１）又はハンマー（２）を選択的に解放、即
ち離脱させるセレクター装置（１６）を備えている。

本発明によれば、セレクター装置（１６）はそり状セレ
クター（１７）で構成され、そのセレクター（１７）は
、往復動コネクター（１２）の中間部分に横断方向に備
わっている対応する座部（１８）に取付けられかつ該座
部により案内され、セレクター（１７）はばねで押圧さ
れるピストン（１７’）によって制限される２つの位置
へ移動することができる。

セレクター（１７）はその中間位置に中心係止歯（スナ
ップ係合用）（１９）を備え、その係止歯（１９）はセ
レクターの位置に応じて、係止杆（６）にくちばし形部
材（６′）及び係止杆（９）のくちばし形部材（９′）
のいずれかと共働する。

係止歯（１９）の両側に、セレクターは２個のスナップ
キャッチ（２０）（２１）を有し、そのスナップキャッ
チは、中心係止歯（１９）に対して幾分後方に配置され
、従って、係止杆（６）（９）のくちばし形部材（６”
）（９”）から更に間隔をおいて位置する。

キャッチ（２０）は、中心係止歯（１９）が係止杆（９
）のくちばし形部材（９′）と噛み合う時、係止杆（６
）のくちばし形部材（６′）と共働し、逆にキャッチ（
２１）は、中心係止歯（１９）が係止杆（６）のくちば
し形部材（６′）と噛み合う時、係止杆（９）のくちば
し形部材（９′）と共働する。

係止歯（１９）の少くとも下には、ベベル（２２）が備
わっており、このベベルには、片方の係止杆（６）又は
他方の係止杆（９）の後端が作用して、ハンマーを構え
させる間、即ち起立させる間、つまり、係止杆（６）と
（９）がセレクター（１７）と共働する位置へ移動する
とき、往復動コネクター（１２）と揺動部材とを一時的
に後方へ移動させるようになっている。

実際上、そり状セレクター（１７）が第２図に示すよう
に左方へ移動すると、その中心係止歯（１９）は、ハン
マー（１）の係止杆（６）の後部くちばし形部材の下に
位置してこの部材と共働し、この場合他方のハンマー（
２）の係止杆（９）のくちばし形部材を妨害することは
ない。この状態、すなわちハンマーが構えの姿勢、即ち
起立しているとき、最初のトリガー（１１）への操作に
より、往復動コネクター（１２）は上方へ移動し、係止
歯（１９）の作用による係止杆（６）の動きは、その往
復動コネクターの動きに対応するので、ハンマー（１）
が解放、即ち離脱し、このハンマーに対応するバレル内
のカートリッジが発砲する。

トリガーが戻されると、往復動コネクター（１２）は下
方へ移動し、ばね式揺動部材（１３）により押圧されて
、杆へ向かって前方へ移動し、該コネクター（１２）は
セレクターのキャッチ（２１）を他方の杆（９）のくち
ばし形部材（９′）の下に位置づける。

このようにして、トリガー（１１）をもう−度押圧する
ことによって、キャッチ（２１）により、杆（９）を移
動させ、他方のハンマー（２）を解放、即ち離脱させる
ようになっている。

セレクター（１７）が第３図に示すように右へ移動する
とき、その反対の作動が生じる。係止歯（１９）はハン
マー（２）の係止杆（９）のくちばし形部材（９′）の
下に位置し、この部材と共働して、トリガー（１１）の
最初の操作即ち第１作用の結果としてまず初めにハンマ
ー（２）を離脱させる。

続いてトリガー（１１）が戻された後セレクター（１７
）のキャッチ（２０）は杆（６）のくち７　ばし形部材
（６′）と接触するので、トリガーが再び押圧されると
ハンマー（１）が離脱する。

従って、そり状セレクター（１７）を２つの所定の位置
の片方又は他方に単に位置づけるだけで、左右いずれの
バレルのカートリッジを発砲させるべきかに応じて２つ
の相反する順序に従ってハンマーの解放を制御し得るこ
とが明かである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、 第１図は係止機構の斜視図、 第２図はハンマーのばねを除去し、セレクター装置を第
１使用位置で示す係止機構の平面図、第３図はセレクタ
ー装置を第２使用位置で示す係止機構の平面図、 第４図は係止機構の要部の側面図、 第５図は第４図の矢印ｖ−ｖ線に沿う断面図である。 （１）、（２）・・・・・・ハンマー （３）・・・・・・アンダーガード （４）・・・・・・ピボット （５）、（８）・・・・・・係止ばね （６）（９）・・・・・・係止杆 （６’　＞　　（９’　）・・・・・・くちばし形部材
（７）・・・・・・ピボット （１０）・・・・・・レバー （１１）・・・・・・トリガー （１２）・・・・・・コネクター （１３）・・・・・・揺動部材 （１３’）・・・・・・座部 （１６）・・・・・・セレクター装置 （１７）・・・・・・そり状セレクター（１９）・・・
・・・中心係止歯 （２０）、（２１）・・・・・・スナップキャッチ（以
　上）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］（ａ）アンダーガードにピボットを接続し、バレ
   ルの発砲機構と共働する２個のハンマーと、 （ｂ）前記ハンマーを構えた位置（起立位置）でブロッ
   クする２個の係止杆と、 （ｃ）前記２個のハンマーを順次解放するように前記係
   止杆の移動を別々にコントロールするトリガーと、 （ｄ）前記係止杆に対して前記トリガーを作用させる揺
   動部材（慣性質量付与部材）と、（ｅ）前記トリガーの
   尾部端に装着され、前記トリガーを前記揺動部材に接続
   させる往復動コネクターと、 （ｆ）前記コネクターに装着され、該コネクター上を２
   つの異なる位置へ横断方向へ移動することができるセレ
   クター装置と を備え、 該セレクター装置は、トリガーの動きに従って、前記係
   止杆によりはじめに片方のハンマー、次に他方のハンマ
   ーに対し、相互に作用し離脱させるようになっているこ
   とを特徴とするダブルバレル型ショットガン用係止機構
   。 ［２］前記セレクター装置は、前記コネクターの中間位
   置に装着されたそり状セレクターからなり、そのそり状
   セレクター装置は、ばねで押圧されるピストンによって
   前記２つの異なる位置の各々に係止されることを特徴と
   する請求項１に記載の係止機構。 ［３］前記そり状セレクター装置は前記係止杆を交互に
   制御する中心係止歯を有し、前記中心係止歯は、その歯
   に対して後方に配置された２個のキヤッチをその両側に
   有し、該キヤッチは前記係止杆と相互に作用して、２個
   の杆のうち前記歯によって解放されない方の係止杆を制
   御することを特徴とする請求項２記載の係止機構。