JPH0111717Y2 - - Google Patents

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JPH0111717Y2
JPH0111717Y2 JP7256487U JP7256487U JPH0111717Y2 JP H0111717 Y2 JPH0111717 Y2 JP H0111717Y2 JP 7256487 U JP7256487 U JP 7256487U JP 7256487 U JP7256487 U JP 7256487U JP H0111717 Y2 JPH0111717 Y2 JP H0111717Y2
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raw material
furnace
distributor
diameter
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はベルを使用しないで原料の装入を行わ
せる竪型炉用原料装入装置の原料分配器に関する
ものである。
竪型炉においてベルのない炉頂装入装置を使用
した原料装入装置は、従来より開発されている
が、最近、これまでのベルのない炉頂装入装置の
うち最新なものとして次の如き構成の原料分配器
が案出されている。即ち分配された原料の粒度編
析の防止、原料落下位置の制御の容易化を目的と
して、原料分配器出口の径を小さくし、原料分配
器から流出する原料の量よりも原料分配器に流入
する原料の流入量が多くなるようにして、原料を
原料分配器内に貯溜しつつ原料分配器出口より原
料を流出させ炉内に装入するものである。この原
料分配器によれば、原料が原料分配器で溜られた
状態で流出させられるため、上記の目的を達成す
ることができるのであり、これまでのベルレスタ
イプの炉頂装入装置の問題点を解決するすぐれた
ものである。
しかしながら、本考案者等の研究により更に次
の点に問題点が見い出されている。
原料分配器出口の径が一定の大きさとして固
定されているため、単位時間当りの原料の流出
量が一定であり、炉内の原料の降下量に瞬間的
に応じた量の原料の装入ができない。これは通
常の操業では問題にはならないが、炉況が不安
定になり大きなスリツプが生じた非常時には短
時間で炉内に原料を装入する必要が生じるため
問題となる。
又、現在はベル式及びベルレス式共に炉内へ
の原料の装入は断続的に行われているが、この
断続的な原料の装入は装入時に炉頂圧力の変動
を引き起し、炉内原料の降下の不均一、燃料比
の増大へとつながつている。従つて炉内への原
料の連続装入が望ましいのであるが、連続装入
を行う場合には炉内の原料の降下量に見合つた
量の原料の装入が必要となる。この点上記最近
の構成のものでは、これに応ずることができな
い。
本考案は、上述した最近の炉頂装入装置の原料
分配器を更に改善し、高炉操業の安定化、燃料比
を低減を図ろうとするもので、複数の原料ホツパ
ーから切出した原料を流入して筒状の出口管から
流出する集合ホツパーの前記出口管を内部に挿入
すると共に、竪型炉上方に位置して水平面内で直
交する二軸により揺動可能につり下げ支持される
入口側の開口を有し、該入口側の開口の下部に円
筒状の中間部を有し、該中間部下端に径方向開閉
自在に枢着されて常時開方向に付勢される周方向
複数の内側片と、前記中間部下端で且つ各内側片
の隣接部分の外周位置に径方向の開度を調節可能
に枢着された複数の外側片とにより、前記集合ホ
ツパー出口管の口径より小径となる範囲内で口径
を変更する円錐状の可変絞り部を取付けた原料出
口側とを有することを特徴とする竪型炉用原料装
入装置の原料分配器に係るものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図は全体の概略を示すもので、炉体1の頂
部に取り付けたケーシング2に、支持フレーム3
を回転軸4を介して回転可能に支持させると共
に、該支持フレーム3に、原料分配器5を支持フ
レーム3の回転軸4と直交する方向の回転軸6に
より回動可能(傾動可能)に取り付けて、原料分
配器5をジンバル式に支持せしめ、ケーシング2
に内蔵した集合ホツパー7の出口管8を上記原料
分配器5内に開口させる。
本考案の特徴は、上記原料分配器5を、原料9
の入口側5a、中間部5b、原料出口側5cに分
け、入口側5aは円錐状に開き、中間部5bは円
筒状とし、更に出口側5cは出口口径Aを可変式
として、出口管8の口径Bよりも小さく保持する
ことにより原料分配器5から流出する原料の量よ
りも入口側5aに入る流入量が多くなるように
し、原料分配器5内に原料が溜るようにし且つ流
出量が調整できるようにしてあることである。1
0は原料ホツパー、11はオン・オフゲート、1
2はシール弁、13は原料受け金物、14はスト
ツクライン、15はレベル検出器、θは原料の安
息角である。
上記原料分配器5の原料流出量調整機構の一例
の詳細は、第2図乃至第4図に示すとおりであ
る。
円錐状に開いた原料入口側5aと円筒状とした
中間部5bとを原料分配器本体16にて一体的に
形成し、該本体16の内側にはライナー17を張
ると共に、該本体16の入口側端部外側には、前
記支持フレーム3に回転可能に支持される回転軸
6を固定しているリング18を、支持金物19を
介して取り付け、原料分配器5自体が支持金物1
9、リング18、回転軸6により支持フレーム3
に支持されているようにする。又、原料出口側5
cは円錐状の可変絞り部20とし、出口口径Aを
調節できるようにしてある。即ち、可変絞り部2
0は、4組の内側片21と4組の外側片22と
を、第3図の如く交互に花弁のように円錐状に重
ねて配し、内側片21が第4図のように大きく開
いて各内側片21同志の間に隙間ができても外側
片22でこの隙間を塞ぐことができて口径Aを可
変にできるようにしてある。上記各内側片21
は、本体16の先端部外面に突設してある各ブラケ
ツト23に各々ピン24にて末端部を枢着したレ
バー25と、該レバー25にそれぞれ固着された
ライナー保持板26と、該ライナー保持板26に
内張りしたライナー27とからなり、一方、各外
側片22は、本体16の先端部外面に上記ブラケ
ツト23とは位相をずらして突設したブラケツト
28に各々ピン29にて末端部を枢着したレバー
30と、該各レバー30に固着させたライナー保
持板31と、該ライナー保持板31に内張りした
ライナー32とからなり、上記4組の内側片21
は、常時、外開き方向に力が作用しているよう
に、第2図に示す如く、ロツド33に固着したば
ね座34を圧縮ばね35で押すことによりロツド
33を押出すように作用しているよにしてある内
側片開き装置36を、各内側片21ごとに備え、
該内側片開き装置36を本体16に取り付けて、
ロツド33を、上記レバー25末端部の前記ピン
24枢着点よりも内側に、ピン37にて連結し、
圧縮ばね35により常に押し出し方向に作用を受
けているロツド33を介してレバー25が、ピン
24を中心として開き方向に力を受けているよう
にする。又4組の外側片22は、本体16に取り
付けた油圧シリンダ38のピストンロツド39の
先端を、レバー30末端部にピン40にて連結す
ることにより油圧シリンダ38で開閉作動させら
れるようにしてあり、油圧シリンダ38を伸長作
動させて外側片22を開けば、常時は圧縮ばね3
5により開き方向に力を受けている内側片21
は、圧縮ばね35の弾力により追従して開き口径
Aを大きくでき、逆に、圧縮ばね35の弾力に打
ち勝つ力で油圧シリンダ38にて外側片22を閉
じる方向に作動させることにより、内側片21と
ともに外側片22が閉じられて口径Aが絞られる
ようにする。
41は円筒状の防熱板、42は各油圧シリンダ
38への油圧配管、43は防熱板41の内側の機
器を保護するため冷却水を導く冷却水配管であ
り、油圧配管42は炉外の油圧源に、又冷却水配
管43は炉外の冷却水源にそれぞれ図示しないフ
レキシブルチユーブにより接続してある。
上記構成としてあるので、今、原料分配器5を
回転させている状態でシール弁12を開き、次に
オン・オフゲート11を開くと、原料9は集合ホ
ツパー7、出口管8を通つて原料分配器5内に落
され、該原料分配器5より炉内に分配される。こ
の際、原料分配器5の出口側の口径Aが出口管8
の口径Bよりも小さいので、原料分配器5からの
原料9の流出量は流入量よりも少なく、従つて、
原料9は原料分配器5内に溜り、図示の如く出口
管8の下端まで溜積して来る。原料が出口管8の
下端に達するまで溜ると、そこで原料の安息角θ
により原料分配器5の原料は一定の形状を形成
し、それ以後は、原料分配器5よりの流出量と同
量の原料が自重により自動的に原料分配器5内に
流入する。原料分配器5の出口より原料9が流出
し始めてから上記の定常状態に達するまでの所要
時間は非常に僅かであり、原料分配上問題はな
い。
原料が定常状態に達した場合は、原料分配器5
の円筒状となつている中間部5bでは原料9が一
杯に詰つた状態で流れるため、原料分配器5内で
は原料の櫛分け作用が制限され、原料の粒度偏析
が大幅に少なくなると共に、原料分配器5よりの
原料の流出量は一定となる。又、原料の流出速度
が小さくなるため、原料9はほぼ垂直に落下し、
且つ落下中の原料9の広がりは小さくなる。従つ
て、ストツクライン14のレベルの変動による原
料9の着地点の炉の半径方向の変動がなくなり、
原料分配の制御が非常に簡略化される。
次に、炉況が不安定となり、スリツプ等の非常
事態を発生したとすると、ストツクライン14の
異常な変動がレベル検出器15によりキヤツチさ
れ、油圧源に指令が行き原料分配器5の油圧シリ
ンダ38が作動させられる。油圧シリンダ38が
伸長作動させられると、ピストンロツド39を介
して外側片22のレバー30がピン29を中心に
外方へ回動させられる。外側片22の内側にあつ
て外側片22と重なつている内側片21は、圧縮
ばね35により常に外方へ開こうとする作用を受
けているので、上記外側片22の開きにより同時
に開き、原料分配器5の出口側5c、即ち、絞り
部20の出口口径Aは調整させられる。この際、
内側片21の各ライナー保持板26間には隙間が
できることになるが、常に外方向への力を圧縮ば
ね35により受けていることから内側片21の自
重によつても口径Aが減少するようなことはな
く、又内側片21同志の間の隙間は外側片22に
よりカバーされる(第4図参照)ので、原料のこ
ぼれはない。
上記により原料分配器5の出口口径Aを調整す
ることによつて原料の流出量を瞬時に調整するこ
とができ、ストツクライン14を正常な位置に復
帰させることができる。これによりスリツプ等の
非常事態が発生しても、それに直ちに即応してス
トツクライン14を正常な位置に復帰させること
ができるため、炉内への原料の連続装入が可能と
なり、又連続装入により単位時間内の原料装入量
を少なくできるため、炉頂圧の変動が小さくな
り、炉内原料の円滑な下降が得られ、燃料比を減
少させることができる。
尚、レベル検出器15としては、原料分配器5
が連続旋回しており、且つ常時ストツクライン1
4を測定する必要があるため、近年実用化された
極超短波式サウンジング装置を使用する。また高
炉では多数の羽口から熱風が炉内に吹き込まれて
いるが、この吹き込み量が均一でないため炉内で
の円周方向での化学反応が不均一となり、従つて
円周方向での原料の降下量が不均一となり、これ
を放置しておくと、高温の熱風が炉頂まで吹き抜
けるいわゆる「吹き抜け」現象を誘発し炉頂の機
器の損傷を招いていた。これの防止のため羽口毎
の重油の吹き込み量を調整し熱風の均一化が行な
われていたが、重油の高騰によりこの方法は困難
となつている。
今、レベル検出器15で検出した円周方向にお
ける炉内原料のレベルのアンバランスの情報によ
り前述したように原料の切り出し量を円周方向で
調整し原料のレベルを均一化すれば重油吹き込み
を行うことなくしてこの問題を解決できる。
以上述べたように、本考案によれば、原料分配
器出口側の口径を変化させた場合にも、集合ホツ
パー出口管の口径より原料分配器出口側口径の方
が常に小径に保たれるため、原料は原料分配器内
に貯溜されつつ徐々に炉内に装入され、従つて装
入直前まで原料の粒度偏析が抑えられると共に、
原料の装入直前の流出速度が遅くなり広がりが少
なく垂直に落下するようになるので原料の落下位
置即ち原料分配の制御性が向上し、このことか
ら、 (i) 炉内原料の降下量に応じ、原料分配器の口径
を変化させ原料の必要量を炉内の正確な位置に
装入することができるため、大きなスリツプに
も即応でき、炉頂温度の異常上昇を短時間でお
さえることができ機器の損傷を防止できる。
(ii) 炉の通常操業時及び炉況が不安定となりスト
ツクラインが異常に変動している時を問わず原
料の流出量を必要量に合わせて変化させながら
炉内に連続装入できるため、単位時間内の原料
装入量を少なくでき、従つて、炉頂圧の変動が
少なくなり、炉内原料の降下が円滑になり、炉
況が安定し、燃料比を減少できる。
等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の竪型炉の原料装入装置の断面
図、第2図は第1図の装置における原料分配器の
一例を示す断面図、第3図は第2図の矢視図、
第4図は第3図の状態から開いた状態図である。 1は炉体、2はケーシング、3は支持フレー
ム、5は原料分配器、15はレベル検出器、16
は原料分配器本体、20は可変絞り部、21は内
側片、22は外側片、35は圧縮ばねを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の原料ホツパーから切出した原料を流入し
    て筒状の出口管から流出する集合ホツパーの前記
    出口管を内部に挿入すると共に、竪型炉上方に位
    置して水平面内で直交する二軸により揺動可能に
    つり下げ支持される入口側の開口を有し、該入口
    側の開口の下部に円筒状の中間部を有し、該中間
    部下端に径方向開閉自在に枢着されて常時開方向
    に付勢される周方向複数の内側片と、前記中間部
    下端で且つ各内側片の隣接部分の外周位置に径方
    向の開度を調節可能に枢着された複数の外側片と
    により、前記集合ホツパー出口管の口径より小径
    となる範囲内で口径を変更する円錐状の可変絞り
    部を取付けた原料出口側とを有することを特徴と
    する竪型炉用原料装入装置の原料分配器。
JP7256487U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH0111717Y2 (ja)

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