JPH01115873A - 立方晶窒化ホウ素含有焼結体 - Google Patents

立方晶窒化ホウ素含有焼結体

Info

Publication number
JPH01115873A
JPH01115873A JP62272210A JP27221087A JPH01115873A JP H01115873 A JPH01115873 A JP H01115873A JP 62272210 A JP62272210 A JP 62272210A JP 27221087 A JP27221087 A JP 27221087A JP H01115873 A JPH01115873 A JP H01115873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boron nitride
sintered body
cubic boron
aluminum
binder phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62272210A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH075382B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Uchiumi
義之 内海
Ryo Yamaya
山家 菱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tungaloy Corp
Original Assignee
Toshiba Tungaloy Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Tungaloy Co Ltd filed Critical Toshiba Tungaloy Co Ltd
Priority to JP62272210A priority Critical patent/JPH075382B2/ja
Publication of JPH01115873A publication Critical patent/JPH01115873A/ja
Publication of JPH075382B2 publication Critical patent/JPH075382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/58Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
    • C04B35/583Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on boron nitride
    • C04B35/5831Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on boron nitride based on cubic boron nitrides or Wurtzitic boron nitrides, including crystal structure transformation of powder

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ドリル、フライス工具又は旋削工具などに用
いる切削工具用材料、もしくはスリッター、ダイスなど
の耐摩耗工具用材料として適する立方晶窒化ホウ素含有
焼結体に関するものである。
(従来の技術) 立方晶窒化ホウ素は、ダイヤモンドに次いで高硬度であ
り、しかもダイヤモンドが鉄との親和性に高いという短
所を有するのに対し、鉄との親和性に低いという長所を
有している。このことから立方晶窒化ホウ素に結合相を
加えてなる立方晶窒化ホウ素基焼結体が主として鉄系材
料を加工する工具材料の1つとして実用化されている。
この実用化されている立方晶窒化ホウ素基焼結体を結合
相成分で大別すると、第1に結合相がセラミックス成分
と金属又は合金とからなる、所謂サーメット系結合相と
、第2に結合相がセラミックス成分からなる、所謂セラ
ミックス系結合相とがある。
この内、サーメット系結合相からなる立方晶窒化ホウ素
箔焼結体の代表的なものとしては、特公昭57〜496
21号公報及び特開昭587164750号公報があり
、セラミックス系結合相からなる立方晶窒化ホウ素箔焼
結体の代表的なものとしては、特開昭55−31517
号公報及び特開昭58−176173号公報がある。
(発明が解決しようとする問題点) 特公昭57− 49621号公報は、立方晶窒化ホウ素
を体積%で80〜20%含有し残部が周期律表4a。
5a、 6a族遷移金属の炭化物、窒化物、ホウ化物。
ケイ化物もしくはこれらの混合物または相互固溶体化合
物を第1の結合相とし、N1. Si、 Ni、 Co
Feまたは、これらを含む合金、化合物を第2の結合相
として、該第1、第2の結合相が焼結体組織中で連続し
た結合相をなし、前記4a、 5a、 6a族金属の化
合物が結合相中の体積で50%以h 99.9%以下で
あることを特徴とする立方晶窒化ホウ素箔焼結体である
。この特公昭57−49621号公報の立方晶窒化ホウ
素箔焼結体は、従来の立方晶窒化ホウ素箔焼結体が金属
又は合金でなる結合相であるために、高温で軟化して耐
摩耗性及び耐溶着性に劣ることから工具用材料として用
いると損傷しやすいという欠点があるのに対し、周期律
表4a、 5a、 6a族遷移金属の化合物とM、 S
i、 Ni、 Go、 Fe又はこれらの合金、化合物
とでなる結合相にすることにより解決したものであるけ
れども、金属又は11M3.TiAl2.  TiaA
9N、 T1Ni、 TiJiのような金属間化合物の
残在した焼結体であること、及び他の結合相成分から1
例えば高速切削用工具材料又は高硬度材料を切削するた
めの工具材料として用いると結合相と被削材との相互反
応、結合相の酸化もしくは結合相の軟化などが進行して
耐摩耗性の低下になるという問題がある。また、特公昭
57−49621号公報の焼結体は、/v2の化合物を
多量に含有させる場合、立方晶窒化ホウ素と結合相との
密着性が低下して欠損しやすくなるという問題がある。
特開昭58−164750号公報は、Tiの炭化物、窒
化物及び炭窒化物、さらにTiと■の複炭化物及び複炭
窒化物のうちの1種又は2種以上20〜70wt%。
ホウ化アルミニウム1〜10Wシ%、 /’A、 Fe
、Ni及びCoのうちの1種または2種以上0.5〜1
0wt%を含有し、残りが立方晶窒化ホウ素と不可避不
純物からなる組成(ただし立方品窒化ホウ素40〜80
voI2%含有)を有することを特徴とする切削工具用
超高圧焼結材料である。この特開昭58−16475(
1号公報の立方晶窒化ホウ素箔焼結体は、靭性及び耐溶
着性を向上させるTiの化合物、又はTiとWとでなる
化合物と、耐熱衝撃性を向上させるホウ化アルミニウム
と、さらに必要に応じて耐溶着性及び耐熱衝撃性を向上
させる窒化アルミニウムとでなるセラミックス成分に焼
結性及び靭性な向上させるN2. Fe、 Ni、 C
oの金属又は合金を含有した結合相と立方晶窒化ホウ素
とからなる焼結体で、その結果靭性、耐溶着性及び耐熱
衝撃性にすぐれる焼結体になっているものであるけれど
も、I)l酸化性及び高温における化学的安定性に劣る
こと、及び金属又は合金を多量に含有させた場合は高温
での耐摩耗性に劣るという問題がある。
特開昭55−31517号公報は、周期律表の4a、 
5a。
6a族の金属の炭化物、窒化物、炭窒化物、炭酸化物、
または炭窒酸化物からなる高融点金属化合物5〜5Qv
o、9%、酸化アルミニウム10〜70vO℃%、立方
晶窒化ホウ素及び不可避不純物25〜115vof1.
%からなる切削工具用焼結体材料である。この特開昭5
5−31517号公報の立方晶窒化ホウ素箔焼結体は、
靭性及び耐摩耗性の両方がすぐれる焼結体ではあるけれ
ども、製造時において、特に窒化アルミニウムが含有し
ていないために立方晶窒化ホウ素の表面が逆変換して六
方晶窒化ホウ素になりやすく、このために立方晶窒化ホ
ウ素と結合相との密着性が低下して欠損しやすくなるこ
と、又は立方/2.窒化ホウ素と結合相との相互拡散が
生じ難いために立方晶窒化ホウ素と結合相との結合強度
が低いという問題がある。
特開昭58−176173号公報は、高圧相型窒化ホウ
素を20〜80voA%含有し5残結合相においてAj
22Offを50〜80wt%及び周期律表4a、 5
a、 6a族の金属の1種以上の炭化物、窒化物、炭窒
化物を15〜40wt%及び鳩を5〜20wt%含有し
ている工具用高硬度焼結体である。この特開昭58−1
76173号公報における焼結体は、MがAA Baや
ARNのM化合物を形成することが開示されていること
から上述の成分を出発物として焼結した焼結体と考えら
れる。このことから、特開昭58−176173号公報
の焼結体は、結局セラミックス系結合相からなる焼結体
で、強度、耐溶着性、耐熱性及び熱伝導性を考慮したす
ぐれた焼結体であるけれども、高温における結合相強度
が低いことから欠損しやすいという問題、又は高圧相型
窒化ホウ素が焼結工程中に逆変換して、結合相との結合
強度を低下することから欠損しやすいという問題がある
本発明は、上述のような問題点を解決したもので、具体
的には、立方晶窒化ホウ素とセラミックス系結合相とか
らなる焼結体の結合相組成及びその含有量を制御するこ
とにより、結合相組成の相n:間、及び結合相と1γ方
品窒化ホウ素との相斤間における結合強度を高め、その
結果強度、耐摩耗性、耐酸化性、耐溶着性、耐熱衝撃性
、熱伝導性及び化学的安定性にすぐれるようにしたス1
6方品窒化ホウ累基焼結体の提供を「1的とするもので
ある。
(問題点を解決するための丁段) 本発明考らは、q方晶窒化ホウ素箔焼結体の強度及び耐
摩耗性の両方を高めることについて検討していた所、耐
摩耗性を高めるためにはサーメット系結合相よりもセラ
ミックス系結合相の方がすぐれており、このセラミック
ス系結合相に酸化アルミニウムと高融点金属化合物、特
にT1の含有した化合物との両方が一定比率内で含まれ
ていると耐摩耗性及び強度にすぐれる傾向が著しいとい
う第1の知見、と、セラミックス系結合相の中でも酸化
アルミニウムと窒化アルミニウムとホウ化アルミニウム
とを含有していると強度を高める効果があるという第2
の知見と、さらに、ホウ化アルミニウムどホウ化チタン
との両方を含有させて組合わせると高温における強度及
び耐摩耗性が著しくすぐれるという第3の知見を得たも
のである。
この第1の知見と第2の知見と第3の知見に基づいて本
発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体は、立
方晶窒化ホウ素10〜80vo!%と、酸化アルミニウ
ム7.5〜80vol%と、窒化アルミニウム3〜20
voβ%と、ホウ化アルミニウム1〜5voI2%と、
ホウ化チタン1〜5vc1%と、 Ti。
Zr、 Iff、 Ta、 Nb、 Vの炭化物、窒化
物、Wの炭化物及びこれらの相互固溶体の中の少なくと
も1種の高融点金属化合物3.75〜40voA%と、
不可避不純物とからなる焼結体であって、かつ前記酸化
アルミニウムと前記高融点金属化合物との体積比が酸化
アルミニウム:高融点金属化合物=0.5〜0.956
 : 0.5〜0.044であることを特徴とするもの
である。
本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体における立方晶窒
化ホウ素は、平均粒径が15μm以下、特に強度及び耐
摩耗性の両方を高めるために平均粒径が1μm〜5μm
にあることが好ましいことである。この立方晶窒化ホウ
素の含有量は、 l0voj2%未満では耐摩耗性の低
下が著しく、逆に80vofi%を超えて多くなると耐
欠損性の低下が著しくなる。また、立方晶窒化ホウ素の
含有量が10〜43vofi%の場合には、平均粒径[
1,5μm〜2μmの微細な立方晶窒化ホウ素にすると
、特に乾式切削における切削工具材料に適し、立方晶窒
化ホウ素の含有量が43〜80voA%の場合には、平
均粒径2〜5μmの立方晶窒化ホウ素にすると、特に湿
式切削における切削工具材料として適するものである。
本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体における酸化アル
ミニウムは、平均粒径が1.0μm以下、特に緻密な焼
結体にするために平均粒径が0.5μm以下であること
が好ましいことである。この酸化アルミニウムの含有量
は、7.5vol%未満では耐摩耗性の低下が著しく、
逆に80voA%を超えて多くなると立方晶窒化ホウ素
及び他の結合相の含有量が相対的に少なくなり、そのた
めに耐摩耗性及び耐欠損性の低下が著しく短寿命になる
本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体における窒化アル
ミニウムは、昇圧昇温時に立方晶窒化ホウ素の六方品窒
化ホウ素への逆変換を防止し、ホウ化アルミニウムと共
に立方晶窒化ホウ素と他の結合相との結合の媒介的役割
をし、その蚤が3vo、9%未満ではその効果が弱く、
逆に20von%を超えると焼結し難くなる。
本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体におけるホウ化ア
ルミニウムは、A9Bt、 AgB+xの中の少なくと
も1種からなるもので、この含有量がIvoJ2%未満
では立方晶窒化ホウ素と結合相との結合強度を低下し、
その結果焼結体の強度を低下する。
逆に、ホウ化アルミニウムの含有量が5vol%を超え
て多くなると焼結性を阻害して緻密な焼結体になり難く
なる。
本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体におけるホウ化チ
タンは、上述のホウ化アルミニウムと共に適量に組合わ
せることにより高温における耐摩゛耗性及び強度が著し
くすぐれるもので、特にN2B。
と組合わせると強度を高める傾向が強(、N213+a
と組合わせると耐摩耗性を高める傾向が強いものである
。このホウ化チタンが1 vaA%未満では高温におけ
る耐摩耗性の低下が著しく、逆にSvoβ%を超えて多
くなると強度の低下が著しくなる。
本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体における高融点金
属化合物は、 TiC,ZrC,1lfc、 TaC,
NbC。
VC,■C,TiN、 ZrN、 Ti(C,N]、 
 (Ti、Zr)(C,N)。
(Ti、 Ta) (C,N) 、  (Ti、 W)
 C,(Ti、Wl (C,N)、 (Ti、Ta1c
(Ti、 Ta、 w) (C,N)などを具体的な例
として挙げることができる。この高融点金属化合物は、
特にTiの含有した化合物、例えばTiC,TiN、 
Ti (C,N) 。
(Ti、l1l)C,(Ti、Wl (C,N)、  
(Ti、Tal (C,N)などを主成分とすると耐摩
耗性及び耐欠損性にすぐれるもので好ましいことである
。この高融点金属化合物が3.75vo!%未満になる
と結合相中の酸化アルミニウムとの相互作用により耐摩
耗性を高めるという効果が弱くなり、逆に40vol%
を超えて多くなると強度が低下して短寿命になる。
本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体における立方晶窒
化ホウ素を除いた他成分からなる結合相は、結合相の相
互間及び結合相と立方晶窒化ホウ素との相互間の結合強
度を最適にするためのもので、この結合相の組成の他に
組成比率も耐摩耗性及び強度に及ぼす影響が大きく、特
に酸化アルミニウムと高融点金属化合物との体積比が酸
化アルミニウム:高融点金属化合物=0.5〜0.95
6 :0.5〜0.044の範囲にあることが重要なこ
とである。
この本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体を構成してい
る立方晶窒化ホウ素及び結合相は、後述する出発物を含
めた製造条件により、化学量論的化合物や非化学量論的
化合物でなっているものである。
本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体は、従来から行わ
れている立方晶窒化ホウ素箔焼結体の製造方法により作
成することができる0例えば、出発物としての立方晶窒
化ホウ素は、平均粒径15μm以下の粉末、好ましくは
平均粒径5μm以下の粉末を用い、他の結合相となるも
のはできるだけ微細なサブミクロンの粉末を用いること
が好ましく、特に八2□0.は焼結性の促進から微細粉
末を用いることが必要である。
焼結体中に含有する窒化アルミニウムは、焼結工程の昇
温時における立方晶窒化ホウ素の逆変換を防+hするた
めに出発物中に窒化アルミニウムの粉末として混在して
おく必要があるけれども、窒化アルミニウム粉末の他に
M粉末を出発物中に含有しておいて、焼結工程において
Mと立方晶窒化ホウ素との相互反応から窒化アルミニウ
ムの1部を析出させるという方法でもよい。また、焼結
体中に含有するホウ化アルミニウムは、ホウ化アルミニ
ウム粉末を出発物とする方法、ホウ化アルミニウム粉末
とM粉末とを出発物とする方法又はM粉末のみを出発物
とする方法がある。ここで、M粉末を出発物として用い
て焼結体中にホウ化アルミニウムを形成させるのは、焼
結工程でのMと立方晶窒化ホウ素との相互反応、例えば 3A9+28N→2AQN +sa*の反応により形成
されるものである。出発物としてM粉末を用いる場合は
、焼結を促進させるという効果があるけれども、特にM
粉末の表面に付着又は結合している酸素を除去するため
に還元処理するなど前処理をして5M粉末とTiの含有
した化合物との反応が起らないようにすることが重要で
ある。
さらに、焼結体中に含有するホウ化チタン及び高融点金
属化合物は、それぞれとも焼結体中に含有させる化合物
からなる粉末を出発物として用いることが焼結体の組成
及び焼結体の諸特性の安定性から好ましいことである。
これらの出発物を所定量に配合した後、従来の粉末冶金
法による混合、乾燥、篩別及び成形を行い1次いで従来
の高圧高温装置でもって立方晶窒化ホウ素含有焼結体を
作製するという製造方法により行うことができる。
(作用) 本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体は、結合相中の、
特に窒化アルミニウムが立方晶窒化ホウ素の六方昌窒化
ホウ素への逆変換を防止する作用をし、ホウ化アルミニ
ウムとホウ化チタンとを適量に組合わせたことにより結
合相の相互間並びに結合相と立方晶窒化ホウ素との相互
間における結合強度を高める作用をし、酸化アルミニウ
ムと高融点金属化合物とを最適比率にしたことにより耐
摩耗性及び強度を高める作用をしているものである。
(実施例) 実施例1 平均粒径1μmの立方晶窒化ホウ素(CBNI粉末と平
均粒径0.5μmのAAaOs粉末と平均粒径1.0〜
L、5u mのA9N粉末、N2B、粉末、 TiBz
粉末9M粉末、高融点金属化合物粉末を出発物として、
それぞれを用いて所定mに配合し、超硬合金で内張すし
た混合容器に配合粉末とボールとヘキサンとを入れて混
合粉砕した。混合粉砕時間は、出発物としてのCBNを
短時間にし、Al2O,を最も長時間混合粉砕するよう
な方法で行った。こうして得た混合粉末を従来の粉末冶
金の方法でもって、乾燥、篩別及び成形した後、従来と
同様に高圧高温装置にセットして圧力45〜50kb、
温度1350〜1550℃、保持時間5〜15分の条件
で焼結体を作成した。こうして得た焼結体をX線回折に
よる解析と配合組成から判断して各試料の焼結体組成と
して第1表に示した。この第1表の内、本発明品No3
及び本発明の範囲から外れた比較品No2は、出発物と
してM粉末を使用し、他は第1表に示した成分を出発物
としたものである。また、45vof2%CBN−セラ
ミックス系結合相でなる市販の焼結体と上述の方法でも
って作成した焼結体をそれぞれ切断して超硬合金の刃先
部になるようにロー付けして、被削材SにDllIRC
60〜62)、切削速度150m/1IIin、切り込
み10,5mm、送り速度0.1mm/rev、乾式に
よる連続旋削試験を行い、平均逃げ面摩耗量が0.3+
nm又は欠損寿命になる迄の切削時間を求めて、その結
果を第1表に併記した。
以下余白 実施例2 11均粒径4μmのCBN粉末と実施例1で用いた出発
物により所定量配合した後、実施例1と同様にして焼結
体を作成した。この焼結体及び60VOβ%C[IN−
セラミックス系結合相の市販品、 81vol2%Cl
1N−セラミックス系結合相の市販品、90voj2%
−CBN−金属系結合相の市販品をそれぞれ実施例1と
同様に超硬合金にロー付けして、被削材、切削速度、切
り込み量、送り速度は実施例Iと同条件で切削油を用い
る湿式による連続旋削試験を行い、実施例1と同様に寿
命になる迄の切削時間を求めた。ここで作成した焼結体
の組成及び切削試験結果を第2表に示した。
以下余白 (発明の効果) 以上の結果から、本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体
は、本発明の焼結体組成から外れた比較品及び従来の立
方品窒化ホウ素箔焼結体に比較して耐摩耗性及び耐欠損
性にすぐれているために約2倍〜23倍も長寿命になる
という効果がある。
このことから、本発明の立方晶窒化ホウ素含有焼結体は
、例えばNC機械用切削工具材料又は自動加工機用の加
工工具材料として適応できる産業上有用な材料である。
特許出願人 東芝タンガロイ株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)立方晶窒化ホウ素10〜80vol%と、酸化ア
    ルミニウム7.5〜80vol%と、窒化アルミニウム
    3〜20vol%と、ホウ化アルミニウム1〜5vol
    %と、ホウ化チタン1〜5vol%と、Ti,Zr,H
    r,Ta,Nb,Vの炭化物,窒化物,Wの炭化物及び
    これらの相互固溶体の中の少なくとも1種の高融点金属
    化合物3.75〜40vol%と、不可避不純物とから
    なる焼結体であって、かつ前記酸化アルミニウムと前記
    高融点金属化合物との体積比が酸化アルミニウム:高融
    点金属化合物=0.5〜0.956:0.5〜0.04
    4であることを特徴とする立方晶窒化ホウ素含有焼結体
  2. (2)上記酸化アルミニウムは、平均粒径が1.0μm
    以下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の立方晶窒化ホウ素含有焼結体。
  3. (3)上記高融点金属化合物は、Tiの含有した化合物
    を主成分とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の立方晶窒化ホウ素含有焼結体。
JP62272210A 1987-10-28 1987-10-28 立方晶窒化ホウ素含有焼結体 Expired - Lifetime JPH075382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62272210A JPH075382B2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28 立方晶窒化ホウ素含有焼結体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62272210A JPH075382B2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28 立方晶窒化ホウ素含有焼結体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01115873A true JPH01115873A (ja) 1989-05-09
JPH075382B2 JPH075382B2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=17510642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62272210A Expired - Lifetime JPH075382B2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28 立方晶窒化ホウ素含有焼結体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH075382B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112661517A (zh) * 2020-12-31 2021-04-16 富耐克超硬材料股份有限公司 一种散热复合材料的制备方法
CN114787104A (zh) * 2019-12-16 2022-07-22 住友电气工业株式会社 立方晶氮化硼烧结体
CN114867700A (zh) * 2019-12-16 2022-08-05 住友电工硬质合金株式会社 立方晶氮化硼烧结体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114787104A (zh) * 2019-12-16 2022-07-22 住友电气工业株式会社 立方晶氮化硼烧结体
CN114867700A (zh) * 2019-12-16 2022-08-05 住友电工硬质合金株式会社 立方晶氮化硼烧结体
CN114867700B (zh) * 2019-12-16 2023-06-27 住友电工硬质合金株式会社 立方晶氮化硼烧结体
CN112661517A (zh) * 2020-12-31 2021-04-16 富耐克超硬材料股份有限公司 一种散热复合材料的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH075382B2 (ja) 1995-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0860201A (ja) タングステンを基にした浸炭処理された炭化物粉末混合物およびそれから製造される浸炭処理された炭化物生成物
US6634837B1 (en) Ceramic cutting insert of polycrystalline tungsten carbide
WO2010104094A1 (ja) サーメットおよび被覆サーメット
JP2000044348A (ja) 鋳鉄切削加工用高硬度焼結体
JPH0292868A (ja) 高強度立方晶窒化ホウ素含有焼結体
JPH01115873A (ja) 立方晶窒化ホウ素含有焼結体
JPS644988B2 (ja)
JPH01122971A (ja) 立方晶窒化ホウ素基焼結体
JPS644989B2 (ja)
JPH01122970A (ja) 立方晶窒化ホウ素系焼結体
JP2805339B2 (ja) 高密度相窒化ホウ素基焼結体及び複合焼結体
US5036028A (en) High density metal boride-based ceramic sintered body
JPH0450373B2 (ja)
JP2004223666A (ja) 荒加工用切削工具
JPS6335591B2 (ja)
WO2023188871A1 (ja) 焼結体、及び切削工具
JPH01119564A (ja) 立方晶窒化ホウ素を含む焼結体
JPS58113349A (ja) 切削および耐摩耗工具用立方晶窒化硼素基超高圧焼結材料
JPS6330983B2 (ja)
JPS60131867A (ja) 高耐摩耗性超硬質材料
JPH04304332A (ja) 耐摩耗性および耐欠損性に優れた超硬合金
JPS6146542B2 (ja)
JPS644986B2 (ja)
JPH02208259A (ja) 高密度相窒化ホウ素基反応焼結体及びその製造方法
JPS589957A (ja) 高温特性のすぐれた切削工具用材料

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125

Year of fee payment: 13