JPH01113836A - トランザクション処理方式 - Google Patents

トランザクション処理方式

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JPH01113836A
JPH01113836A JP62270220A JP27022087A JPH01113836A JP H01113836 A JPH01113836 A JP H01113836A JP 62270220 A JP62270220 A JP 62270220A JP 27022087 A JP27022087 A JP 27022087A JP H01113836 A JPH01113836 A JP H01113836A
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checkpoint
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JP62270220A
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English (en)
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Teizaburo Kanai
金居 貞三郎
Toshiaki Tsuboi
俊明 坪井
Hiroyuki Kitajima
北嶋 弘行
Takashi Sumiyoshi
住吉 孝史
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトランザクション処理を行うデータ処環システ
ムに係り、特に処理に長期間を要するトランザクション
を含むデータ処理システムに好適なトランザクション処
理方式に関する。
〔従来の技術〕
オンラインシステム等のトランザクション処理を行うデ
ータ処理システムでは、電源断やシステムダウン等の障
害が発生した場合にもシステムの論理的一貫性を保つ必
要が有る6通常、システムの各種状態を管理している情
報は主記憶装置あるいは仮想記憶装置上に保持されてお
り、これらは上記障害時に消失する。このため、従来よ
り、システム稼動中にシステムの各種履歴情報を取得す
ることが一般に行われてyNる。そして、回復処理の高
速化を目的゛とし、システム稼動中に一定間隔でチェッ
クポイントを設け、チェックポイント時に主記憶装置や
仮想記憶装置上の各種情報を不揮発性記憶媒体に記録す
ることが広く行われている。
(J、N、プレイ著、ノーツ オン データベースオペ
レーティング システムズ(1978)。
オペレーティング システムダウン アドバンスト コ
ース、R,ベイヤー、R,M、グラノ)ム、&G、シー
グミュラー編、シュプリンガー フエアラーク(J、N
、Gray、Notes on Data Ba5e 
OperatingSystems(197g)、Op
erating 5yste+ns : An Adv
ancedCourse、 R,Baysr、R,M、
Graham、 and G+Seegmuller(
eds、) Springer−Verlag))、こ
の方式によれば、障害によりシステムが停止した場合、
上記の不揮発性記憶媒体に格納した内容と履歴情報によ
りシステムを障害発生前の論理的一貫性を保った状態に
回復することが可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術において、チェックポイント時の処理方法
として、主記憶装置/仮想記憶装置上の情報(以下、チ
ェックポイントダンプ情報、略してCD情報という)の
取得動作の間システムの他の動作を停止する方式と上記
CD情報取得動作の間もシステムの他の動作を続行する
方式がある。
前者の場合、CD情報取得時にシステム静止状態を作る
必要があり、CD情報取得中は新たにトランザクション
あるいはトランザクション中のデータ操作等の各処理を
開始することができない、このため、大規模オンライン
システムのよう番二〇D情報が大量であり、しかも大量
のトランザクションを高速に処理しなければならないシ
ステムには適さない、したがって、このようなシステム
の場合には、後者のシステムの通常処理と並行してCD
情報取得を行う方式が一般的に採用されることが多い、
この方式では、CD情報取得中もトランザクションの各
処理は行われており、これらのトランザクションの処処
途中で該トランザクション処理を行うプログラムの誤り
等のために処理を続行できなくなった場合や障害による
システム停止が□発生した場合には、取得したCD情報
は不正あるいは無意味なものになる可能性がある。この
問題に対する解決策として次の2つの方法がある。
(1)CD有効監視方式 CD取得後、CD取得時に実行中であったトランザクシ
ョンの実行状態を監視し、これらのトランザクションが
すべて正常に終了した時点で取得したCD情報を有効と
する。監視対象のトランザクションに途中で障害が発生
した場合。
再度CD情報を取得する。システム回復時は、最終の有
効CD情報に履歴情報中の完了トランザクションの更新
後情報を反映させることにより、システム停止前の論理
的−員性を保った状態を回復する。
(2)CD強制有効化方式 CD取得後、CD取得時に実行中であったトランザクシ
ョンに関する履歴情報を不揮発性記憶装置に取得し、取
得したCD情報を有効化する。システム回復時は、最終
の有効CD情報に対して(1)と同様に完了トランザク
ションによる更新を反映させるとともに、履歴情報中の
更新前情報を用いて未完了トランザクションによって更
新された情報を更新前の内容に回復する。
上記(1) (2)の方法は、従来のようにトランザク
ションの処理内容が定型的で簡単なものならば特に問題
はない。しかし、近年はオンラインシステムに要求され
る処理内容も多様化しており、外扉に長時間を要するト
ランザクション(以下、ロングトランザクションという
)も存在するようになりつつある。ロングトランザクシ
ョンに対しては、これらの方法は以下の問題点が存在す
る。
(1)CD有効監視方式の問題点 ロングトランザクションが実行中であると、取得したC
D情報がなかなか有効にならない。
このため、CD取得間隔が広がり、この状態で障害によ
りシステムが停止すると回復処理に必要な履歴情報の範
囲が広くなり回復に長時間を要する。
(2)CD強制有効化方式の問題点 ロングトランザクションの処理途中で障害によりシステ
ムが停止した場合、システム回復処理で必要となる履歴
情報の遡り範囲が広がり、回復に長時間を要する。これ
は、履歴情報はその目的上客トランザクションの履歴情
報を論理的に1つの記憶装置に一緒に時系列的に取得さ
れるため、ロングトランザクションと同時に実行されて
いたトランザクションの履歴情報もロングトランザクシ
ョンの履歴情報に付随してしまうことか大きな原因であ
る。これを避けるためにはロングトランザクションの更
新前情報を他の履歴情報と分けて取得すればよいが、予
めロングトランザクションかどうかを判定する必要があ
る。また、履歴情報とは別に各トランザクション毎に更
新前情報を分けて取得することは、CD情報取得オーバ
ヘッドの増大を招く問題点が存在する。
本発明の目的は、ロングトランザクションが存在する場
合にも、CD情報取得時のオーバヘッド増大を招くこと
なく、障害によるシステム停止時の高速なシステム回復
を保証するトランザクション処理方式を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、以下の(1)〜(3)により達成される。
(1)CD情報取得後、CD情報取得時に実行中であっ
たトランザクションの実行状態を一定期間(例えば次の
CD情報取得時まで)監視し、監視対象トランザクショ
ンが全部正常に完了した時点で取得したCD情報を有効
とする。
(2)上記一定期間内に完了しないトランザクションが
存在する場合は、該トランザクションに関する更新前情
報を該トランザクションを識別する情報とともに不揮発
性記憶装置に取得し、取得したCD情報を有効化する。
(3)障害によるシステム停止時のシステム回復処理に
おいては、最終の有効CD情報に履歴情報中の完了トラ
ンザクションの更新後情報を反映させるとともに、不揮
発性記憶装置に取得されている更新前情報を用いて未完
了トランザクションによって更新された情報を更新前の
内容に回復する。
〔作用〕
上記手段の作用を以下に述べる。
(1)通常のトランザクション処理のみが行われている
場合、これらのトランザクションの実行時間は取得した
CD情報の有効性を監視する時間と比較して十分短く、
はとんどの場合は上記監視時間内にCD情報取得時に実
行中であったトランザクションは全部正常に終了し、取
得したCD情報は有効となる。この場合、有効となった
CD情報には完了トランザクションによる更新結果のみ
が反映されている。
(2)処理に長時間かかり、取得CD情報の有効監視時
間内に完了しない長大トランザクションが実行中の場合
、監視時間終了時にこれらのトランザクションの更新前
情報を不揮発性記憶装置に取得することにより、取得し
たCD情報を強制的に有効化する。したがって、長大ト
ランザクションが実行中の場合にも、取得したCD情報
の一定時間内の有効化が保証される。この場合、CD情
報には未完了トランザクション(長大トランザクション
)による更新結果が含まれている可能性があるが、これ
らの更新部分の更新前情報は不揮発性記憶装置に取得さ
れている。
(3)障害時のシステム回復処理においては、最終の有
効CD情報に、完了トランザクションの更新結果を反映
すること、および未完了トランザクションによる更新部
分を更新前の内容にすること、が必要である。前者は、
当該CD情報取得開始以降の履歴情報中の更新後情報を
用いて行う、後者は、履歴情報とは別に不揮発性記憶装
置に取得されている未完了トランザクションの更新前情
報を用いて行う。したがって、システム回復処理で必要
な履歴情報は最終有効CD情報取得開始以前に遡らず、
システム回復時間が長引くことがない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を引用しながら説明する
最初に、本実施例の構成を説明する。第2図は本実施例
におけるデータ処理システムの全体構成を示す図であり
、CPU/メモリ(主記憶装置あるいは仮想記憶装置)
10に、磁気ディスク等に格納されたデータベース20
、チェックポイントダンプファイル(以下CDファイル
と略)30゜バックアウトファイル40、システム回復
用履歴情報ファイル50、記録用履歴情報ファイル60
が接続されている。
CDファイル30は、障害によるシステム停止時に回復
すべき主記憶装置/仮想記憶装置上の情報を障害に備え
てシステム稼動中に定期的に取得するファイルである。
取得情報をCD情報といい、取得媒体としては磁気ディ
スク等のDASD (直接アクセス記憶装置)を用いる
。CD情報は、通常一定件数の履歴情報を取得する度に
取得される。
バックアウトファイル40は、CD情報時に実行中のト
ランザクションがCD情報取得後の一定時間の監視期間
内に完了しなかった場合、該トランザクションの更新前
情報を取得するファイルである。取得媒体としては、C
D情報同様磁気ディスク等のDASDを用いる。更新前
情報は、更新後データがない点を除き、履歴情報中の更
新履歴情報と同一の形式をしている。本実施例ではバッ
クアウトファイルを共通にしたが、高トラフィツクな場
合には、トランザクション処理を行う業務処理プログラ
ムが動作するタスク対応に複数ファイル/ボリュームを
設けて負荷分散することが可能である。
システム回復用履歴情報ファイル50は、障害によるシ
ステム停止時のシステム回復処理に必要な履歴情報から
なるファイルである。システム回復処理で必要となる履
歴情報には、データベースや主記憶装置/仮想記憶装置
上の常駐テーブル類の更新履歴情報、入出力メツセージ
に関する履歴情報、トランザクションの完了/キャンセ
ルを示す履歴情報1等がある。システム回復用履歴情報
ファイルの媒体としては、磁気ディスク等のDASDを
用いる。高トラフィツクな場合には、バッテリによる半
導体記憶装置を不揮発化した半導体ディスクを用いる。
システム回復処理で必要な履歴情報は、基本的には最終
の有効なCD情報取得開始時点以降の情報である。した
がって、これらの範囲の履歴情報を蓄積するのに十分な
ファイル容量(できれば必要最小限度の数倍程度)を確
保しておけば、システム回復用履歴情報ファイル50を
ラップアラウンド方式で古い情報を消去し繰り返し使用
することができる。
記録用履歴情報ファイル60には、データベース媒体障
害回復用履歴情報、業務処理内容を記録するための履歴
情報、各種業務処理を行うユーザプログラムで用いる履
歴情報、等が含まれる。取得媒体としては、磁気ディス
ク等のDASDあるいは磁気テープを用いる。記録用履
歴情報は保存が必要な期間が長いため、DASDに取得
した場合にも最終的には磁気テープにコピーして保管し
ておく必要がある。
次に、システムの動作を説明する。最初に、システム動
作の概要を第1図を用いて説明する。第1図は本実施例
の特徴を表わす図である。本システムでは、稼動中の各
種障害に備えてトランザクション処理に伴う各種履歴情
報をシステム回復用履歴情報ファイル50および記録用
履歴情報ファイル60に取得している。さらに、障害に
よるシステム停止時の回復処理を短縮するため、システ
ム稼動中に一定間隔で設けたチェックポイント時に、主
記憶装置/仮想記憶装置上の常駐テーブル類の内容をC
Dファイル30に取得している。そして、障害によるシ
ステム停止時には、CDファイル30中の最終取得CD
情報をもとに上記常駐テーブル類の更新履歴情報を用い
て常駐テーブルの内容を回復している。ただし、取得し
たCD情報には未完了トランザクションによる更新結果
が反映されている可能性があるため、CD情報取得後一
定期間CD情報取得時に実行中であったトランザクショ
ンの実行状態(完了/未完了)を監視している。
例えば、第1図で時刻T1に取得されたCD情報の場合
、トランザクションA−Eが監視対象になる。そして、
一定時間の有効監視期間中にこれらの監視対象トランザ
クションがすべて完了した場合は取得したCD情報をそ
のまま有効とし、第1図のようにそうでない場合は完了
しなかったトランザクションの更新前情報をバックアウ
トファイル40に取得する。第1図の場合には、時刻T
3においてトランザクションCおよびEの更新前情報が
バックアウトファイル40に取得される。
時刻T3後まもなく障害によりシステムが停止しトラン
ザクションC,EおよびFが未完了となった場合、シス
テム回復処理においてトランザクションC,Eが更新し
た常駐テーブル類の情報はバックアウトファイル40中
のこれらのトランザクションの更新前情報を用いて更新
前の状態に回復する。
次に、システム動作を通常時動作、トランザクション障
害時動作、チェックポイント時動作、システム障害時動
作に分けて述べる。
(1)通常時動作 トランザクションの実行開始から終了までの本発明に係
わる処理は以下のとおりである。
(a)履歴情報取得 トランザクション処理中に、データベースや主記憶装置
/仮想記憶装置上の常駐テーブル類の更新、メツセージ
の入出力、トランザ、 クションの完了等の事象が発生
すると、それらに関する履歴情報をシステム回復用履歴
情報ファイル50および記録用履歴情報ファイル60取
得する。各種履歴情報をこれらのファイルのいずれに、
あるいは両方に取得するか、はシステム初期設定時に指
定される。各履歴情報は、ただちに上記ファイルに書出
されるのではなく、メモリ上のバッファに蓄積される。
そして、バッファ満杯時あるいはシステム回復用履歴情
報の場合はトランザクション完了時等の時点で上記ファ
イルの媒体に書出される。
(b)更新前情報の蓄積 データベースや主記憶装置/仮想記憶装置上の常駐テー
ブル類の更新時、更新部分の更新前情報をメモリ上のト
ランザクション毎に設けた更新前情報バッファに蓄える
。なお、トランザクション終了時(ギャンセル処理を含
む)までにデータベースの媒体への書込み(実更新)が
行われる場合は、該トランザクションの更新前バッファ
の内容をバックアウトファイル40中のトランザクショ
ン毎に設けた領域に書込む(本処理は1通常のトランザ
クションではほとんどの場合不要である)。
(c)トランザクション完了処理 トランザクション終了時、以下の手順で処理を行う。
■該トランザクションの未取得履歴情報の取得。
■トランザク、ジョン完了を示す履歴情報の取得。
■データベース更新を媒体に反映させる。
■上記■と並行して、メモリ上およびバックアウトファ
イル40上に蓄積した該1−ランザクジョンに関する更
新前情報を消去する。
また、該トランザクションがCD情報取得時の有効監視
対象ならば、監視対象から外す。
゛ ■トランザクションの全処理が完了したことを示す
履歴情報を取得する。
(2)トランザクション障害時動作 部分的な障害によりトランザクションの処理結果を取り
消す場合、以下の手順で処理を行う。
(a)該トランザクションが更新した常駐テーブル類の
内容を、メモリ上に蓄えた更新前情報を用いて更新前の
状態に回復する。それとともに、常駐テーブルの該デー
タを更新前の内容に戻したことを示す更新履歴情報をシ
ステム回復用履歴情報ファイル50に取得する。
(b)データベースの該トランザクションが更新した部
分を更新前メモリ上に蓄えた更新前情報を用いて更新前
の内容に回復する。
(C)該トランザクションのキャンセル処理完了を示す
履歴情報をシステム回復用履歴情報ファイル50に取得
する。また、該トランザクションがCD情報取得時の有
効監視対象ならば、監視対象から外す。
(3)チェックポイント時動作 システム回復用履歴情報を一定件数(システムの初期設
定時に指定、通常1000〜10000件程度)取得す
る毎にチェックポイントを設ける。チェックポイント時
の処理は以下のとおりである。
(a)CD情報取得 主記憶装置/仮想記憶装置上の常駐テーブル類の内容を
CDファイル30に取得する。
(b)トランザクションの監視 監視対象トランザクションのリストを作成し、リストに
エントリされたトランザクションの実行状態を監視する
。上記リストには、CD情報取得開始時に実行中であっ
たトランザクションおよびCD情報取得中に実行を開始
したトランザクションを登録し、トランザクションが完
了(キャンセルの場合を含む)した時点でリストから削
除する。
(c)CD情報の有効化 CD情報取得終了後一定期間(システム初期設定時に指
定、例えば次のチェックポイントまでの牛用等)上述の
トランザクション監視を行う。一定期間中の監視対象の
全トランザクションが完了した場合、その時点で取得し
たCD情報をそのまま有効とし、以後のシステム回復処
理での使用を可能とする。一定期間中に完了しないトラ
ンザクションが存在する場合、メモリ上に蓄えた該トラ
ンザクションの更新前情報をバックアウトファイル40
中のトランザクション毎に設けた領域に書込む。そして
、更新前情報の書込みが終了した時点で取得したCD情
報を有効とし、以降のシステム回復処理での使用を可能
とする。
(4)システム障害時動作 障害によるシステム停止時には、CDファイル30中の
CD情報、システム回復用履歴情報ファイル50中の各
種履歴情報およびバックアウトファイル40中の更新前
情報を用いて、システム回復処理を行う。システム回復
処理の概略フローを第3図に示す。以下、第3図に従っ
て説明する。
(a)CD情報の読込み(ステップ1001)CDファ
イル30から最終の有効CD情報を読出し、メモリ上に
展開する。
(b)トランザクションの状態解析および未完了トラン
ザクションの戻し処理(ステップ102)システム回復
用履歴情報ファイル50中の履歴情報を最新取得情報か
ら逆方向にCD情報取得開始時点の情報まで読み、各ト
ランザクションの処理状態(完了/未完了)を解析し、
未完了トランザクションについては更新データの戻し処
理を行う。トランザクションの処理状態は、トランザク
ション完了を示す履歴情報、トランザクションの全処理
の完了を示す履歴情報およびトランザクションのキャン
セル処理完了を示す履歴情報の取得有無により解析する
。回復処理の内容により、トランザクションの処理状態
は第4図に示すように7つに分かれる。以下、第4図を
用いて説明する。
■タイプIのトランザクション 第4図中の111のトランザクションのように、CD情
報取得開始以前に完了(キャンセルの場合を含む)した
トランザクションである。タイプIのトランザクション
は、回復処理は不要であり、処理状態解析の対象外であ
る。
■タイプ■のトランザクション 第4図中の112のトランザクションのように、CD情
報取、得開始後に正常に完了したトランザクションであ
る(実行開始時点は無関係)。タイプ■のトランザクシ
ョンの回復処理はステップ103で行う。
■タイプ■のトランザクション 第4図中の113のトランザクションのように、CD情
報取得終了前に始まり、トランザクション障害発生後、
キャンセル処理を完了したトランザクションである。タ
イプ■のトランザクションの回復処理はステップ103
で行う。
■タイプ■のトランザクション 第4図中の114のトランザクションのように、CD情
報取得終了後に始まり、トランザクション障害発生後、
キャンセル処理を完了したトランザクションである。タ
イプ■のトランザクションの場合、データベースの該ト
ランザクションによる更新部分を更新前の内容に戻す処
理は完了している。また、該トランザクションによる常
駐テーブル類の更新結果はCD情報には反映されておら
ず、戻し処理は不要である。よって、タイプIVのトラ
ンザクションの回復処理は不要である。
■タイプ■のトランザクション 第4図中の115のトランザクションのように、トラン
ザクション完了を示す履歴情報取得後、トランザクショ
ンの全処理完了を示す履歴情報を取得する前に障害によ
るシステム停止が発生し、処理が中断したトランザクシ
ョンである。タイプ■のトランザクションの回復処理は
ステップ103で行う。
■タイプ■のトランザクション 第4図中の116のトランザクションのように、CD情
報取得終了前の始まり、トランザクション完了を示す履
歴情報を取得する前に障害によるシステム停止が発生し
、処理が中断したトランザクションである。
タイプ■のトランザクションは、システム回復処理で用
いる最終有効CD情報の有効監視期間中に完了しなかっ
たトランザクションであり、監視期間終了時にトランザ
クションの更新前情報はバックアウトファイル40に取
得されている。タイプ■のトラ″   ンザクションは
1本ステップにおいてデータベース常駐テーブル類の戻
し処理を行う。
すなわち、バックアウトファイル40中の該トランザク
ションの更新前情報を用いて、該トランザクションによ
るデータベースおよび常駐テーブル類の更新部分を更新
前の内容に回復する。
■タイプ■のトランザクション 第4図中の1゛17のトランザクションの  ・ように
、CD情報取得終了後に始まり、トランザクション完了
生爪す履歴情報を取得  1する前に障害によるシステ
ム停止が発生し、処理が中断したトランザクションであ
る。   ・タイプ■のトランザクションは、該トラン
ザクションによる常駐テーブル類の更新結果はCD情報
には反映されておらず、常駐テーブル類の戻し処理は不
要である。しかし、データベースの実更新を行っている
可能性があり1本ステップにおいてバックアウトファイ
ル40中の該トランザクションのデータベース更新前情
報を用いて更新前の内容に戻す。
(c)完了トランザクションの更新結果反映およびキャ
ンセルトランザクションの戻し処理(ステップ103) システム回復用履歴情報ファイル5o中の履歴情報を、
CD情報取得開始時点の情報(正確には、上記のタイプ
Vのトランザクションに関する最初のM層情報とCD情
報取得開始時点の情報の古い方)から順方向に最終取得
情報まで読み、完了トランザクションの更新結果反映お
よびキャンセルトランザクションの戻し処理を行う0本
ステップで回復処理が必要なトランザクションは、タイ
プ■、■および■のトランザクションである。
■タイプ■のトランザクション タイプ■のトランザクションの場合、データベースの実
更新は完了している。したがって、システム回復用履歴
情報ファイル50から読出した該トランザクションのC
D情報取得開始以降の常駐テーブル類の更新履歴情報を
用いて、常駐テーブル類に該トランザクションの更新結
果を反映させればよい。
■タイプ■のトランザクション タイプ■のトランザクションの場合、データベースの該
トランザクションによる更新部分を更新前の内容に戻す
処理は完了している。
したがって、システム回復用履歴情報ファイル50から
読出した該トランザクションのCD情報取得開始以降の
常駐テーブル類の更新履歴情報(更新データを更新前の
内容に戻したことを示す更新履歴情報)を用いて、常駐
テーブル類の戻し処理を行う。
■タイプVのトランザクション タイプVのトランザクションの場合、外部からは完了ト
ランザクションであるが、システムの内部ではデータベ
ースの実更新が終了していない可能性がある。したがっ
て、タイプIIのトランザクションで行った常駐テーブ
ル類への更新結果の反映の他に、システム回復用履歴情
報ファイル50中の該トランザクションのデータベース
更新履歴情報を用いて、該トランザクションによるデー
タベース更新を媒体に反映させる。なお1本処理を行う
ために該トランザクションに関する最初の履歴情報まで
は戻る必要があり、CD情報取得開始以前に遡る可能性
がある。これを避けるためには、有効監視期間を含めた
CD情報取得処理の全期間に及ぶ長大トランザクション
の場合には、CD情報取得開始までのデータベース更新
を有効監視期間終了までに媒体に反映させるようにすれ
ばよい。
以上、本実施例によれば、システム回復処理で必要とな
る履歴情報をシステム初期設定時に指定した範囲内に抑
えることができるため、システム回復用履歴情報ファイ
ル50の媒体として高速かつ小容量な不揮発性半導体記
憶装置の使用が可能となり、システムの履歴情報取得能
力向上およシステム回復時間の大幅な短縮が可能になる
〔発明の効果〕
本発明によれば、処理に、長時間を要するロングトラン
ザクションが存在する場合にも、CD情報取得時のオー
バヘッド増大を招くことなく、障害によるシステム停止
時の高速なシステム回復を保証することができる。以下
具体的な例について効果を見積もる。
(a)前提条件 ■システム回復用履歴情報 1トランザクシヨン当たりの取得量 12KB取得媒体
は、従来方式では磁気ディスク、本発明の方式では磁気
ディスクと半導体ディスクの両方の場合を考える。
■CD情報 システム全体のCD情報取得量  40MB取得媒体は
磁気ディスクとする。
■半導体ディスクの性能 平均アクセル時間    0.7ミリ秒データ転送速度
     6MB/秒 ■磁気テイスクの性能 回転時間        16.5ミリ秒データ転送速
度     3Ml3/秒トラック容量      4
KBの物理レコードを10個格納 可能 システム回復用履歴情報およびCDfl報ともに、シス
テム回復処理では1トラツクを一括して読むとする。な
お、順アクセスであるので、シーク時間は無視する。
■各種情報の媒体格納形式 ° 物理レコード長     4KB ■CD情報取得間隔 トランザクション件数で5000件 ■システム回復時間の見積り CD情報を読む時間およびシステム回復用履歴情報を順
、逆の両方に読む時間の合計とする。
(b)効果見積り 従来方式および本発明の方式の各々について。
システム回復時間を求める。
■従来方式 ・CD情報を読む時間  33.0秒 ・システム回復用履歴情報を読む時間 49.5X2=99.0秒 ・合計 132.0秒 ただし、この値は取得したCD情報が正常に有効となっ
た場合の時間であり、ロングトランザクションが実行中
にシステムが停止した場合には、システム回復時間は上
記の値よりも長くなる。例えば、システム回復処理で必
要なシステム回復用履歴情報の範囲が、CD取得間隔の
2倍になった場合のシステム回復時間は以下のとおりで
ある。
33.0+99.0x2=231.0秒■本発明の方式 システム回復用B歴千n報の取得媒体により異なる。
・磁気ディスクの場合    132.0秒・半導体デ
ィスクの場合    74.0秒以上のとおり、ロング
トランザクション実行中にシステムが停止した場合でも
1本発明の方式では高速にシステムを回復することがで
きる。また。
システム回復用履歴情報の取得媒体として、半導体ディ
スクを用いた場合には、さらにシステム回復時間を短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1施例の概略の説明図、第2図は本実
施例におけるシステムの全体構成図、第3図はシステム
回復処理の概略フロー、第4図はトランザクションの処
理状態の分類の説明図である。 10・・・CPTJ/メモリ、20・・・データベース
。 30・・・チェックポイントダンプファイル、40・・
・バックアウトファイル、50・・・システム回復用履
歴情報ファイル、60・・・記録用履歴情報ファイル。 −/゛ \− 第 2 図 I ノ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、トランザクション処理を行うデータ処理システムに
    おいて、トランザクション処理の履歴情報を不揮発性記
    憶装置に取得する履歴情報記憶手段、システム運転中に
    定期的に設けたチェックポイント時にシステム障害時の
    回復処理で用いる情報を不揮発性記憶装置に取得するチ
    ェックポイント処理手段、チェックポイント時に取得し
    た情報の有効性を監視するチェックポイント有効監視手
    段、およびシステムの障害時にシステム内の各種データ
    を障害発生前の論理的に一貫した状態に回復するシステ
    ム回復手段を備え、上記チェックポイント処理手段はシ
    ステム障害時に回復する必要がある主記憶装置あるいは
    仮想記憶装置上の情報を不揮発性記憶装置に取得するこ
    と、上記チェックポイント有効監視手段はチェックポイ
    ント処理中に実行状態にあつたトランザクションの実行
    状態を一定期間監視して監視対象トランザクションが全
    部完了した時点で該チェックポイント処理を有効化し、
    一定期間内に完了しない監視対象トランザクションが存
    在する場合は該トランザクションによる更新前情報を不
    揮発性記憶装置上の領域に書込み該チェックポイント処
    理を有効にすること、上記システム回復手段は、システ
    ムの障害時に最新の有効なチェックポイントで取得した
    情報および該チェックポイント処理開始後に不揮発性記
    憶装置に取得したトランザクション処理履歴情報の他に
    、該チェックポイント処理時に実行状態中のトランザク
    ションが障害時に未完了であつた場合には不揮発性記憶
    装置上の領域に取得した該トランザクションの更新前情
    報を用いてシステム回復を行うこと、を特徴とするトラ
    ンザクション処理方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04256062A (ja) * 1991-02-08 1992-09-10 Nec Corp メモリテーブル復元処理方式
JPH05197598A (ja) * 1991-06-18 1993-08-06 Digital Equip Corp <Dec> トランザクション処理方法及び装置

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