JPH01113210A

JPH01113210A - 石材切削装置

Info

Publication number: JPH01113210A
Application number: JP27053787A
Authority: JP
Inventors: Keigo Miyamoto; 宮本　計吾
Original assignee: SYST KOGYO KK
Current assignee: SYST KOGYO KK
Priority date: 1987-10-27
Filing date: 1987-10-27
Publication date: 1989-05-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、石材切削装置に係り、より詳細には、石材切
削中の切削溝内に切削粉が溜まるのを防止すると共に、
砥粒が切削ブレードの小さなストロークでも切削面全体
に行きわたり、切削粉による作業障害のないスムーズな
切削が行えるようにした石材切削装置に関する。

〔従来の技術〕

石材切削・切断’ｊｔＦｕとしては、石材の硬度などに
応じて、丸鋸によるものや、ダイヤモンドソー、バンド
ソー、或いは帯状の切削ブレードなどによるもの等、種
々の構成のものがある。

そして、大理石等の自然石を薄板状に切削・切断するに
は、直線往復動する切削ブレードを用いた石材切削装置
が採用されている。この種の石材切削装置としては、例
えば、第３図に示すように、通常、クランク１１に接続
された連接棒にピン等を介して切削ブレード２を設け、
該切削ブレード２を直線往復動させつつ、上からはシリ
ンダー或いは螺子による螺進、螺退などで切削ブレード
２を石材に押しつけると共に、砂鉄その他の砥粒を切削
ブレード２と石材間に噴射（供給）し、これによって石
材を鋸引き切削する構成となっている。そして、上述の
ような石材切削装置の場合、同時に直線往復動する切削
ブレード２を多数本列設して一度に多数枚の大理石等自
然石の薄板を得ることができるという利点を有する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上述した直線往復動する切削ブレードに
よる石材切削装置の場合、石材ｓＩ置台が水平に配設さ
れて、石材を該ｉ３２置装に載せると共に、切削ブレー
ドを地面に対し水平若しくは垂直位置に配設し、該切削
ブレードによって石材を切削するようにしているので、
次ぎのような問題が指摘されている。すなわち、 ■　石材切削中の切削粉が切削溝内に溜まって、切削ブ
レードによるスムーズな切削作業を阻害する。

■　石材と切削ブレードとの間に砥粒をスムーズに入れ
るのに、切削ブレードのストロークが石材の大きさの２
〜３倍程度必要で、また、該切削粉が切削溝内に溜まっ
た状態となり切削作業がスムーズに行えない。

ところで、上記の問題点は、切削ブレードの往復ストロ
ークを大きくすることで解決することができる。しかし
、その反面、切削装置自体の構成が大きくなるという新
たな問題が生じる。また、切削ブレードを地面に対し垂
直方向に配設したものにあっては、切削粉が砥粒と一緒
に自然流下するので、該切削粉が切削溝内に残存すると
いう問題が生じないものの砥粒も流下するので、切削ブ
レードによる切削ができなくなるという問題がある。

本発明は、上述の問題点に対処するため創案したもので
あって、その目的とする処は、砥粒によっる切削効果を
保持したままで、石材の切削に際して切削溝内に溜まる
切削粉を砥粒と共にほぼ完全に除去し、スムーズな切削
作業が行えるようにした石材切削装置を提供することに
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

そして、上記目的を達成するための手段として本発明の
石材切削装置は、切削ブレードと石材載置部および砥粒
供給部とを有し、該切削ブレードを直線往復動させると
共に該砥粒供給部より砥粒を切削ブレードと石材間に供
給しながら石材載置部にＲ置した石材を板状に切削する
石材切削装置において、該切削ブレードを水平面に対し
て傾斜角度を保持した状態で直線運動するように配設し
、砥粒を切削ブレードと石材間に供給しながら該切削ブ
レードを石材に圧入して、該砥粒および切削粉を切削ブ
レードにより切削された切削溝を介して流下させること
により該石材の切削を行うようにした構成よりなる。

ここで、上記構成において、通常、砥粒供給部としては
、砥粒供給ノズルと切削粉・砥粒収容タンクおよび砥粒
タンクとを有し、該砥粒供給ノズルより供給した砥粒を
切削粉・砥粒（あるいは砥粒液）収容タンクに収容する
と共に砥粒（液）を取り出して砥粒タンクを介して低粒
供給ノズルに循環供給するようにした構成としている。

また、切削ブレードの傾斜角度は、３０度〜７０度とし
、さらに石材蔵置部または切削ブレードを、昇降自在に
配設した構成としている。なお、切削ブレードは、一定
間隔おきの多数刃列による構成と任意間隔おきの多数刃
列の場合がある。なお、ここで、上記水平面とは地面を
いう。

〔作用〕

そして、上記構成に苓づく、本発明の石材切削装置は、
水平面に対して傾斜角度をもって配設された切削ブレー
ド方向に、＠置部に載せた石材を移動させ、または切削
ブレードを移動させ、該切削ブレードと石材との間に砥
粒を供給し、該砥粒を介して切削ブレードの圧入でもっ
て石材を切削・裁断し、予め立方体あるいは矩形体状等
の任意形状にされた大理石等の自然石を薄板状に切削・
裁断するように作用する。そして、石材の切削によって
生じる切削粉は、切削ブレードと石材との間に供給され
る砥粒と共に、水平面に対して傾斜角度をもって形成さ
れている切削溝を介して流下・除去されるように作用す
る。

以上のように、本発明の石材切削装置は、石材を水平面
（地面）に対して傾斜角度をもって切削ブレードを配設
し、該切削ブレードでもって石材を切削裁断するように
した点に特徴を有し、この点により、砥粒を切削ブレー
ドと石材の間に好ましい状態に入れることができ、また
切削によって生じる切削粉を傾斜した切削溝を介してス
ムーズに切削粉を誘導流下でき、従来の同様の装置に比
べ、石材の表面を傷めることなく、かつ切削速度を向上
させることができるという格別な作用を奏する発明であ
る。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら、本発明を具体化した実施例
について説明する。

ここに、第１〜第２図は本発明の実施例を示し、第１図
は正面図、第２図は切削ブレード部分における右側面図
である。なお、従来の実施例と同一対応個所には同一符
号を付した。

本実施例の石材切削装置は、大略すると、従来の同種の
石材切削装置と同様に石材載置部ｌと切削ブレード２お
よび砥粒供給部３とから構成されている。

石材載置部ｌは、切削・裁断しようとする石材４を載置
し、切削ブレード２の位置する方向に移動させるための
機構である。すなわち、石材載置部ｌは、水平に設置さ
れた機枠５に上方向に傾斜する筒状の石材移動用ガイド
６が設置され、該石材移動用ガイド６の内側に石材４を
移動させるための油圧シリンダ７が設置され、該油圧シ
リンダ７のロッド８の先端には石材４を保持するための
保持板９が設けられた構成となっている。そして、切削
・裁断しようとする石材４を油圧シリンダ７の作動によ
って、石材移動用ガイド６に沿って切削ブレード２の方
向に移動するようになっている。

切削ブレード２は、石材載置部ｌの石材移動用ガイド６
の上方部位に、該石材移動用ガイド６に直交するように
して配設されている。切削ブレード２は、一定間隔おき
の多数刃列によって構成され、それぞれ端部においてブ
レード取付部材１０によって取り付は固定され、下端側
のブレード取付部材１０ａは、クランク１１に連結され
、また上端側のブレード取付部材１０ｂは、滑車１２を
介してバランサー１３に連結されている。ここで、水平
面（地面）■（に対する切削ブレード２の傾斜角度θを
６０度としている。これは、実験した結果による角度で
あって、すなわち、この角度θが、切削粉（あるいは切
削粒）がより好ましい状態で流れ落とされるということ
を認めたことによる。しかし、他の角度（３０〜７０度
の角度範囲が好ましい）としてもよい。

砥粒供給部３は、切削ブレード２と切削・裁断しようと
する石材４との間に砥粒を供給するための機構である。

ここで、砥粒は、砥粒を含んだ液「砥粒液」として用い
ている。また、咳液は切削ブレード２の摩擦熱を軽減す
るために冷却水あるいは冷却薬液を用いている。砥粒供
給部３は、砥粒供給ノズル１４と、切削粉・砥粒収容タ
ンク１５および砥粒タンク１６とを存している。砥粒供
給ノズル１３は切削ブレード２の上端部に配設され、砥
粒タンク１６よりパイプ１７で移送した砥粒を切削ブレ
ード２と石材４との間に噴射（供給）できるようにして
いる。切削粉・砥粒収拾タンク１５および砥粒タンク１
６は、切削ブレード２の下方部位に配置され、砥粒供給
ノズル１４より石材４に供給（噴射等）された砥粒およ
び切削によって生じる切削粉の流下する個所に配置され
ている。そして、切削粉・砥粒収容タンク１５は切削粉
と砥粒（砥粒液）とを分離するための濾過機構（例えば
、遠心分離機等）が付設されていて、該機構によって、
切削粉（切削粒）と砥粒とに分離し、砥粒を隣接する砥
粒タンク（砥粒液タンク）１６に移送し、切削粉（切削
粒）を切削粉収容タンク１８に移送することができるよ
うに構成されている。

そして、上記構成に基づく本実施例の石材切削装置は、
まず、切削・裁断しようとする石材４を石材７１１４Ｗ
部１の石材保持板９に載せ、また切削ブレード２の刃列
の間隔を得ようとする薄板の厚みに調整（あるいは、該
厚みに切削できる切削ブレードを配設）する。そして、
切削ブレード２をクランク１１を稼働させることで、バ
ランサー１３とクランク１１とにより往復動させ、石材
４の切削準備を整える。

次ぎに、石材載置部１の油圧シリンダ７を作動させ、石
材移動用ガイド６のガイドで、石材４を載せた石材保持
板９を切削ブレード２方向に移動させる（上昇させる）
。ここで、砥粒（液）タンク１６内の砥粒（液）を砥粒
供給ノズル１４より切削しようとする石材４の上に供給
（噴射）し、切削ブレード２による石材の切削が行える
ようにする。

そして、石材４が切削ブレード２に接触すると、切削ブ
レード２が石材４に圧入し、砥粒液を介して徐々に鋸引
きのようにして予め立方体あるいは矩形体状等の任意形
状にされた石材４を薄板状に切削できるようにうに作用
する。ここで、砥粒供給ノズル１４より供給された砥粒
（液）は、石材の切削によって生じる切削粉と共に、水
平面（地面）に対して傾斜角度をもって形成される切削
溝を介して流下・除去されるように作用する。すなわち
、切削ブレード２が水平面に対して傾斜角度をもって設
置されていることで、砥粒液が切削ブレード２に充分に
接触した状態を保持すると共に、石材の切削によって生
じる切削粉がｆｌｆｔ　１４角度によってスムーズに下
方向に誘導流下され、石材の切削溝内にへの残存という
問題が解消できるように作用する。また、切削粉がスム
ーズに流下されるので、切削しようとする石材の表面を
傷めることなく、かつ切削速度を向上させることができ
るように作用する。

ここで、流下した砥粒液・切削粉は砥粒液・切削粉収容
タンク１５に収容されて濾過され、砥粒液は砥粒（？＆
）タンク１６に移送され、再び、パイプ１７で砥粒（液
）供給ノズル１４に循環供給される。なお、ここでは、
砥粒を砥粒液として使用しているが、砥粒と冷却水・冷
却薬液とを別々に供給噴射するようにして使用してもよ
く、さらに砥粒液と別個の冷却水を噴射するようにして
もよい。

ところで、上述した実施例において、切削ブレードと石
材載置部とは、切削ブレードを一定位置に設置し、石材
’ＷｉＷ部の石材を移動させることで石材の切削・裁断
を行うようにした構成で説明したが、切削ブレードを移
動させて石材を切削・裁断するようにした構成としても
よい。また、石材Ｒ置部の石材を′Ｒ置する面を切削ブ
レードと同じように傾斜させ、該石材載置部を切削ブレ
ード方向に移動（切削ブレードと石材ｉ３！を部とを逆
構成にして移動）させるようにした構成等としてもよい
。

また、切削ブレードの傾斜角度は上述した実施例で示し
たように６０度位が一番好ましいが、３０度〜７０度の
範囲位内でもよいし、その範囲内で自動的に可変できる
ようにしてもよく、さらに、それぞれの切削ブレードの
隣接間隔に差異を持たせた構成としてもよい。

なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものでな
く、本発明の要旨を変更しない範囲で変形実施できるも
のを含むことは明らかである。

〔発明の効果〕

以上の記載より明らかなように、本発明の石材切削装置
によれば、石材を水平面（地面）に対して傾斜角度をも
って切削ブレードを配設し、該切削ブレードでもって石
材を切削して薄板等を得るようにして、砥粒を切削ブレ
ードと石材の間に好ましい状態に入れることができ、ま
た切削によって生じる切削粉を傾斜した切削溝を介して
スムーズに誘導流下できるようにしたので、従来の同様
の装置に比べ、切削溝内に切削粉が溜まることを解消で
き、スムーズな石材切削を可能にできるという効果を有
する。

その結果、本発明の石材切削装置によれば、作業時間の
短縮、切削面の平滑性、切削ブレードの耐久性の向上な
ど波及的効果が期待できる。加えて、切削ブレードを短
く形成できるし、該ブレードの往復動ストロークも小さ
くて済むと共に切削面が切削粉による摩擦にて波打つこ
とを防げるなどの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１〜第２図は本発明の実施例を示し、第１図は正面図
、第２図は切削ブレード部分の右側面図、第３図は従来
例の概略図である。ｌ・・・石材＄３１置装、２・・・切削ブレード、砥粒
供給部、４・・・石材、５・・・水平に設置された機枠
、６・・・石材移動用ガイド、７・・・油圧シリンダ、
８・・・油圧シリンダのロンド、９・・・保持板、１Ｏ
１１０ａ、１０ｂ−−・ブレード取付部材、１１・・・
クランク、１２・・・滑車、１３・・・バランサー、１
４・・・砥粒（液）供給ノズル、１５・・・切削粉・砥
粒収容タンク、１６・・・砥粒（液）タンク、１７・・
・パイプ、１８・・・切削粉（粒）収容タンク特　許　
出願人　シスチムニ業株式会社代理人　弁理士　　　吉
　村　博　文筆１図第２図ｇｉ３図幌午庁長官吉田文毅殿１．１耳牛のｊし舌昭和６２年特許願第２７０５３７号２、発明の名称石材切１１１酸置３、＋鉦をする者羽生との関係　　特許出願人住所　　山ロ県宇部市大字善和字大旦１８７番地の２名
　称　　　シスチムニ業株式会社・イ慎卿貨　宮本計吾４、　イ６町Ｐ５＾、住所　山ロ県吉敷郡／Ｊ’＄ア漬ア町２番１１号５、補
正命令の日付　　　自発１、補正の内容（１）明細書第１３頁第１５行目〜第１４頁第１行目を
、次ぎのように補正する。「だが、石材載置部を定位置に配設した状態とし、切削
ブレードのみを移動させて石材を匂猜ト裁断するように
した構成、あるいは、石材載置部と切削ブレードをそれ
ぞれ移動させて石材をｎｌＪ裁断するようにした構成と
してもよい。また、石材載置部の石材を載置する面を傾
斜させ、該石材載置部自体を左右方向に移動さる等して
、傾斜する切削ブレード方向に石材を移動して、該石材
の切削・裁断を行うようにした構成、また石材載置部の
石材を載置する面を傾斜させ、該切削ブレードを左右方
向に移動さる等して、石材方向に移動して、石材の切削
・裁断を行うようにした構成としてもよい。また、切削
する石材の大きさ、ＹＡ痔よ、矩形状のものに限られる
ものでなく、多角形状、丸形状等あらゆる形状のもので
もよいことは当然であり、また石材の切浄坊゛向は、矩
形状石材σ飴、その角部より対角線にそって切削等する
ようにしてもよいことは自明である。なお、第４図は、
第１図を具体化し別の実施例である。（２）明細書第１５頁第１３行目「である。」との記載
を「、第４図は、他の実施例の正面図である。」と補正
する。（３）図面の第４図を新たに追加・補正致します。８、汗□□□ｈ甜順の目録（１）図面の第４図　　　　　　　　　　　　　　　　
１通以」ニ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）切削ブレードと石材載置部および砥粒供給部とを
有し、該切削ブレードを直線往復動させると共に該砥粒
供給部より砥粒を切削ブレードと石材間に供給しながら
石材載置部に載置した石材を板状に切削する石材切削装
置において、該切削ブレードを水平面に対して傾斜角度
を保持した状態で直線運動するように配設し、砥粒を切
削ブレードと石材間に供給しながら該切削ブレードを石
材に圧入して、該砥粒および切削粉を切削ブレードによ
り切削された切削溝を介して流下させることで該石材の
切削を行うようにしたことを特徴とする石材切削装置。
（２）砥粒供給部が、砥粒供給ノズルと切削粉・砥粒収
容タンクおよび砥粒タンクとを有し、該砥粒供給ノズル
より供給した砥粒を切削粉・砥粒収容タンクに収容する
と共に砥粒を取り出して砥粒タンクを介して砥粒供給ノ
ズルに循環供給するようにした特許請求の範囲第１項に
記載の石材切削装置。
（３）切削ブレードの傾斜角度が、３０度〜７０度であ
る特許請求の範囲第１項に記載の石材切削装置。
（４）石材載置部または切削ブレードが、昇降自在に配
設されている特許請求の範囲第１項に記載の石材切削装
置。