JPH01108967A

JPH01108967A - タバコ

Info

Publication number: JPH01108967A
Application number: JP63237467A
Authority: JP
Inventors: Anthony J N Bolt; アンソニー、ジョン、ネルソン、ボールト; John S Sadd; ジョン、スタンリー、サド
Original assignee: Imperial Group PLC
Current assignee: Imperial Group PLC
Priority date: 1987-09-22
Filing date: 1988-09-21
Publication date: 1989-04-26
Also published as: US4881555A; GB8722309D0; EP0309220A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、フィル多付きのタバコその他の喫煙物に係り
、より詳細には、外観及び喫煙特性が従来の喫煙物に極
めて類似しており、煙草が燃えた時に発生する臭ではな
く、所望の芳香を大気中に放散するために取り付けられ
ている喫煙物に関する。

〔従来の技術〕

紙巻きタバコその他の喫煙物は、喫煙した時に、喫煙者
に対して心地好い芳香を発生させるものである。タバコ
の煙の香り、特にブレンドされた品質の良いタバコから
放散される谷りは、喫煙者にとっても、非喫煙者にとっ
ても、心地好いものである。芳香を有するバイブタバコ
を詰めたパイプ或いはブレンドされた紙巻きタバコその
他の喫煙物には、喫煙時の風味を良くするために、最上
級の芳香成分が加えられており、この呑りは、喫煙者以
外の人に好まれている。しかしながら、タバコを喫煙し
た後のムラとするような臭は、多くの人に嫌われている
といわざるを得ない。

〔発明が解決しようとする課題〕

喫煙時にその周囲に拡がる煙の不快臭を緩和するための
物質又はその混合物を、喫煙物に加えることは公知であ
る。しかしながら、このような添加剤は比較的高級なも
のでなければならず、それが喫煙の主な煙の香りに不自
然な感じを与えないものでなければならない。例えば、
米国特許第４．６２７，４４９号（インターナショナル
・フレーバー・アンド・フラグランス社）には、喫煙物
が周囲に放散する芳香を強めるための方法が開示されて
いる。この方法は、喫煙物に成る種のアルデヒドを混合
したものを加えて、煙たい感じ、フェノール臭、或いは
クレゾール臭を緩和し、又は、気にならない程度にまぎ
られせるようにし、柑橘類に類似した香りを放散させる
ことによって、爽やかな感じを与えるものである。しか
しながら、このような性質は、喫煙の主な煙の香りにも
影響を与え、しかも、それが喫煙者にとって常に心地良
いものであるとは限らないという問題点があった。

不幸なことであるが、このような芳香成分を喫煙物に加
えても、その香りを適当に、タバコの煙の香りと同程度
まで強めることができないことは明らかである。この欠
点を解決する方法は、過去にも試みられている。その方
法は、噴霧装置、芳香を発する蝋燭若しくは６料、又は
、芳香発生物を入れた灰皿を用いて、芳香成分を、喫煙
する場所に散布するという方法であった。しかしながら
、このような装置は、常に使用できるとは限らず、或い
は、使用するには不便であり、さらに、使用できるとし
ても、喫煙者が自由に制御できるものではなかった。

本発明は、紙巻きタバコ、葉巻等の煙草の葉、調整され
た煙草、又は、煙草に類似するものを含む喫煙物に対し
て、芳香を放散させる装置を一体に取り付けることによ
って、上記従来の喫煙物及び芳香発生装置の欠点を除去
し、しかも、外観的においても、芳香放散性能において
も、従来の喫煙物と同等である喫煙物を提供することを
目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の喫煙物においては
、棒状にした喫煙材料と、芳香を放散させる感熱性の芳
香発生部分とを有し、喫煙材料の火が上記芳香発生部分
の近傍に到達した時に、芳香発生部分が芳香を気化させ
て大気中に放散させるタバコにおいて、喫煙材料が完全
に、又は、概ね燃え尽きた後にのみ、気化した芳香を放
散させる。

上記芳香を放散させるための感熱性の芳香発生部分が可
燃性であり、喫煙材料の燃焼の火がこの芳香発生部分近
傍に到達した時に、この喫煙材料の燃焼の火が芳香発生
部分に点火し、この芳香発生部分がくすぶり続けること
を支援するようにすることが好ましい。

タバコがフィルタ付きの紙巻きタバコであり、芳香発生
部分がフィルタと喫煙材料充填部との間に位置付けられ
、吸口の紙の部分がフィルタから喫煙材料充填部まで延
び、芳香発生部分に被せられているようにすることが好
ましい。

喫煙材料が煙草の葉、調質された煙草、煙苧の代用物、
又は、これらを任意に組み合わせたものである。

芳香発生部分を円筒形とし、喫煙用の煙を喫煙材料充填
部から喫煙者の口まで通すことができるようにするのが
好ましい。また、芳香発生部分による吸込み抵抗又は圧
力低下を、ゼロ、又は、従来のタバコより非常に小さく
することは好ましいことである。さらに、芳香発生部分
が実際にフィルタとして作用すると共に、喫煙材料充填
部から発生する喫煙用成分を保持する作用をすることが
でき、しかも、芳香発生部分が、タバコがくゆらされて
いる時に放散する芳香を殆ど濾過せずに通過させ、タバ
コの煙の成分に殆ど影響を与えないようにすることが好
ましい。

〔実施例〕

実施例について図を参照して説明すると、第１図におい
て、本発明に基づくフィルタ付きのタバコ１０は、煙葉
充填部分１２と、吸口部分１４と、芳香発生部分１６と
を有する。煙葉充填部分１２は刻まれたタバコの葉が充
填されている部分であり、吸口部分１４は栓のような形
状であってフィルタから成り、芳香発生部分１６は円筒
形であって多孔質である。この芳香発生部分１６は、芳
香発生剤を含み、煙葉充填部分１２とフィルタ部分１４
との間に取り付けられている。この芳香発生剤は、芳香
発生部分が燃える時に発生する熱で加熱されるものであ
り、この熱によって好ましい香りを大気中に発散させる
。

煙葉充填部１２は紙巻きタバコ用の巻紙１８で巻かれて
おり、栓のような形状のフィルタから成る吸口部分１４
は、被覆部分２０で被覆されている。この被覆部分２０
は芳香発生部分１６をも被覆している。吸口の紙の部分
２１は被覆部分２０に被覆されたフィルタ１４と、芳香
発生部分１６とを取り囲み、紙巻きタバコ用巻紙で巻か
れた煙葉充填部１２を被覆すると共に、この煙葉充填部
１２をフィルタ１４及び芳香発生部分１６に保持する作
用をしている。吸口の紙の部分２１、又は、芳香発生部
分１６の多孔質部分には、孔２４が設けられている。

第２図に、紙巻きタバコ１０の、火が付けられてくゆら
され、吸口部分まで燃えた時の状態の示す。煙葉充填部
の吸いさし部分２２は、芳香発生部分１６又はその付近
まで燃え続け、この芳香発生部分１６に含まれている芳
香成分を気化させて大気中に発散させる。

第３図に、ランダムに多孔質である芳香発生部分１６を
示す。この芳香発生部分において、この芳香発生部分の
内部の間隙はランダムに形成されており、その状況は煙
葉充填部の繊維間のランダムな間隙と同様である。

第４図に、喫煙用の煙を通すための通煙路２６が設けら
れている芳香発生部分１６を示す。この通煙路２６は芳
香発生部分１６の周囲に設けられ、端部が開いており、
芳香発生部分１６の軸線に平行である。

第５図に、押出し成型又はモールド成型によって作られ
た通煙路２８．３０と一体構造にされている芳香発生部
分１６を示す。この芳香発生部分１６は、１本の通煙路
２８（第５図）が軸線に平行に設けられる場合と、複数
の通煙路３０（第６図）が軸線に平行に設けられる場合
とがある。

第７図にも、押出し成型又はモールド成型によって作ら
れた通煙路３２と一体構造にされた芳香発生部分１６を
示す。この通煙路３２は芳香発生部分１６の周囲の面と
一体である。

第３図ないし第７図に示した芳香発生部分１６は、それ
ぞれ、吸口被覆部分２０と吸口の紙の部分２１とが設け
られ、この吸口被覆部分２０及び吸口の紙の部分２１は
芳香発生部分を覆っており、この芳香発生部分と共に燃
える。この吸口被覆部分２０と、吸口の紙の部分２１と
、°芳香発生部分を覆う部分とに対して、要求に応じて
、公知の燃焼促進剤による処理を施しても差し支えない
。

第８図に示す芳香発生部分は、既に説明した方法、又は
、その他で方法で作られ、直径が既に説明したタバコの
外径に比例して細くなっている。

この第８図においては、可燃性の芳香発生部分１６はウ
ェブ３４によって軸線方向に保持されている。このウェ
ブ３４は波形であり、複層構造であって、芳香発生部分
とフィルタ部分２０と吸口の紙の部分２１との間に設け
られおり、縦方向の通煙路３６を形成している。芳香発
生部分１６のみをくゆらし、ウェブ３４と、選択的に設
けられる被覆部分の紙２０と、選択的に設けられる吸口
の紙の部分２１との原形を残すように、ウェブ３４と、
被覆部分の紙２０と、吸口の紙の部分２１とを、公知の
燃焼制限剤を用いて処理しても差し支えない。

フィルタ付きのタバコ１０を使用する時には、このフィ
ルタ付きのタバコ１０を通常の方法で喫煙し、吸いさし
部分が燃え尽きるまで、吸いさし部分を手で保持するか
、又は、灰皿等に栽せておくことができる。芳香発生部
分１６は、フィルタ付きのタバコ１０の吸いさし部分の
火２２によって自動的に点火され、この点火によって、
この芳香発生部分１６から芳香が気化されて大気中に放
散される。この芳香発生部分１６は、フィルタ付きのタ
バコ１０に含まれている煙草がほぼ燃え尽きた時に、く
すぶり始める。従って、芳香を放散させる吸いさし部分
が燃え上がることはない。芳香発生部分１６のくすぶり
をタバコをほぼ吸い終わるまで遅延させることによって
、喫煙による空気の汚損を防止し、喫煙中に、くすぶり
の煙が喫煙者の所まで流れないようにすることができる
。

くすぶっている芳香発生部分１６から出た芳香はフィル
タの中に浸透し、このフィルタから徐々に空気中に出る
。この方法によって、周囲の悪臭、及び、吸いさしの吸
殻や灰皿から出る悪臭を殆ど消すことができる。

芳香発生部分がくすぶっている時間の長さは、その芳香
発生部分に含まれている可燃性材料の量によって決まり
、また、その可燃性材料の化学的及び物理的性質によっ
ても決まる。芳香発生部分は、モールド成型又は押出し
成型によって、ランダムな多孔質の構造、又は、明瞭な
形の１つ以上の通煙路を有する形状であって、一体構造
の円筒形に作ることができる。この通煙路はタバコの煙
を通すためのものである。このような形状にする代りに
、芳香発生部分を繊維性の材料を使用し、タバコ製造用
材料と同様の材料を使用し、或いは、従来のタバコ用フ
ィルタを作る時と同様の連続的な乾式若しくは湿式のト
ー又はウェブの製造方法に使用する材料を使用して製造
することができる。

このいずれの場合においても、吸込みに対する抵抗を減
少ないし排除することができる。そのためには、芳香発
生部分を製造する時に、その芳香発生部分の中に１個以
上の可燃性の筒状材料を使用し、又は、１個以上の可燃
性の筒状材料を通煙路の周囲に設ける。芳香発生部分を
製造する時に、上記以外の方法を採用することもできる
。

芳香発生部分には、さらに、芳香を放散させるために、
木粉、煙草の茎の粉末、繊維素、再生繊維素、繊維索誘
導体、炭素等の燃料成分、チョーク、アルミナ等のフィ
ルタ成分、硝酸カリウム、炭酸カルシウム等の燃焼調整
剤、粘着剤、カルボキルやメチル・セルローズＱナトリ
ウム等の接着剤が含められる。実際には、インセンス・
コーン、インセンス・スティック、固形香料、紙状香料
、燻蒸剤等を製造するための材料、或いは、これらに類
似する材料が含められる。

ニュウコージュから採取される樹脂、ベンゾイン、ミル
ラ樹脂、ラブダナム、ベルビアンΦバルサム、びゃくだ
ん、えごのき、ベチベル草、パチョーリ、シブレ、シー
ク、丁字、肉桂等、及びこれらに類似したインセンス・
タイプの香料製品；レモン、オレンジ、桃、ブラックベ
リー、バニラ、ジャスミン、薔薇、ラベンダ等の果実及
び花の香料、若しくはこれらに類似した香料；はっか、
ユーカリ、磨香等の幻想的な香料等の天然物、天然物類
似品、又は、合成材料（天然には存在しないもの）から
得られる揮発性香料を使用し、又は、含ませることがで
きる。シトロネラ等の虫を寄せ付けないための香料を含
ませることもできる。

本発明の顕著な長所は、芳香成分と感熱部材との協働に
よって、タバコを概ね吸い終わるまで、又は、煙葉充填
部が燃え尽きた後まで、芳香の放散を遅延させることに
ある。この長所は、揮発性の芳香成分を安定化すること
によって具現することができる。この揮発性の芳°香成
分を安定化するためには０、例えば、物理的捕捉、カプ
セル化、複雑な化合物の形成、又は、不揮発性芳香剤へ
の化学的結合等の手法を、１種類ないし数種類使用する
。シクロデキストリンを含む錯化合物を担体として芳香
成分を保持する方法は、本発明においては、特に重要で
ある。

比較的短い芳香発生部分を有するタバコの場合には、そ
の外観が従来のタバコの外観に極めて類似している。芳
香発生部分を比較的長くする場合には、その芳香発生部
分は、特別に長いタバコ、又は、短くても火の進む速度
が非常の遅いタバコに極めて適している。その理由は、
このようなタバコは、吸口の長さを長くしても、それに
応じて、タバコの長さを維持し、又は、長くすることが
できるからである。この形状では、可燃性の芳香発生部
分を、多孔質のフィルタ部分及び（又は）吸口の紙の部
分と組み合わせた周囲の通煙路と協働させることによっ
て、タバコ製造業界において既に周知のように、タバコ
の煙の主な通路を減らすことができる。

第９図に、他の形態のフィルタ付きのタバコ１１０を示
す。この形態のフィルタ付きのタバコ１１０は本発明に
基づくものである。この形態においては、第１図の芳香
発生部分１６を芳香発生部分１１６で置換する。この芳
香発生部分１１６は円盤状の非常に多孔質の２枚のフィ
ルタ・ベーパを有する。この２枚のフィルタ・ベーパは
、直径がそれぞれ１６ミリメードルであり、その周囲の
部分と吸口の紙の部分どの周囲とが波形に成型されてお
り、この波形部分の間に、芳香を放散させる粉末成分が
収容されている。それ以外の部分は、第１図の芳香発生
部分と同じ構造である。

芳香発生部分１１６は、吸口部分１１４と煙葉充填部１
１２との間に、面接触するように配設されている。吸口
の紙の部分１２１は芳香発生部分１１６を越えて、タバ
コの巻き紙部分１１８に被さるように延びている。

芳香発生部分１１６の内部の粉末は、煙葉充填部が燃え
尽き、タバコの吸いさしの部分の火が接近し、この火に
よって点火された時に、適当な芳香を放散する性質を発
揮し得るように配設されている。

試験例第１香料の含浸は、ベータ・シクロデキストリンとラベンダ
油とを用いて、次のように行９た。すなわち、５０グラ
ムのベータ・シクロデキストリンを２リツトルの水に、
摂氏５０度で溶かした。この溶液を放冷した後に、５ミ
クロンのミクロボ□−ルを用いて、上記溶液を濾過した
。この溶液２００ミリリツトルに０．７７グラムのラベ
ンダ油を加えて、摂氏２０度で２時間、激しく攪拌した
。その後に、形成された沈澱物を吸引濾過して集め、こ
の沈澱物を絶対アルコールで洗浄して乾燥し、ヂエチル
エーテルを用いて蒸溜して、４．０グラムの白色無臭の
粉末を得た。

次に、円形の非常に多孔質の２枚の軽い紙の間に上記粉
末を挾んで芳香発生部分１１６を作った。

この２枚の紙はそれぞれ直径が６ミリメードルであり、
その縁を波形にした。

芳香発生部分１１６を、手作りの紙巻くタバコの吸口部
分と煙葉充填部との間に入れ、吸口の紙の部分を芳香発
生部分の位置を越えて延ばした。

吸口の紙の部分まで吸った後に、そのタバコを灰皿に載
せて（ゆらし続けたところ、タバコが燃え尽きる前にラ
ベンダの好ましい香りが漂った。

試験同第２インセンス・スナックとコーンから成る芳香成分と同様
の芳香材料を次のようにして作った。すなわち、鋸屑の
微粉末９５部とレモン油５部とを混合し、充分な量のカ
ルボキシメチルセルローズナトリウムの２パーセント溶
液を用いて、上記芳香成分に結合させ、この混合物を室
温で乾燥させた後に、粉末になるまで粉砕した。

吸口の紙の部分まで吸った後に、そのタバコを灰皿に載
せてくゆらし続けたところ、タバコが燃え尽きる前に心
地好いレモンの香りが発生した。

第１０図に本発明に基づく他の形態であるフィルタ付き
のタバコ２１０を示す。このタバコは第１図及び第９図
を参照して説明したタバコと同様であるが、この形態の
タバコにおいては、芳香発生部分２１６を小さい寸法の
インセンス・スナックで作り、インセンス・スナック２
１５を吸口部分２１４の上流側の端部に埋め込み、この
インセンス・スナックの端部からチャンバ２１９の中に
活性剤２１７を突出させた。このチャンバ２１９は吸口
部分２１４と煙葉充填部２１２との間に形成した空間で
ある。インセンス・スナックの先端を煙葉充填部２１２
の端面に接触させて、吸いさしの煙菓充填部の残り火で
インセンス・スナックに点火し、このインセンスψスチ
ックをくゆらせ得るようにした。

試験同第３インセンス・スナックは、市販のインセンスΦスナック
を使用して作った。この市販のインセンス・スナックは
本粉末、薔薇部、及び、ヂエチルフタレートを主成分と
するものである。このインセンス・スナックを切断し、
小さく切って、フルサイズのミニアチュア・インセンス
・スナックを作った。このフルサイズのミニアチュア・
インセンス・スナックは、長さを１４ミリメートルとし
、これに６ミリメードルのステムを付け、上記混合物で
８ミリメートル被覆した。

ミニアチュアΦインセンス命スチックを、既に説明した
方法と同じ方法で、手作りの紙巻きタバコの中に入れた
。

使用する時には、煙葉充填部２１２を吸った。

タバコの火が吸口の紙の部分に到達した時に、煙葉充填
部が燃え尽き、そのタバコの火がインセンス・スナック
に点火し、このインセンス争スチックが燻った。タバコ
が燃え尽きた時に、インセンス・スナックが燻り続け、
心地好い薔薇の香りが発生した。

第９図及び第１０図を参照して説明した３例で、煙葉充
填部がほぼ燃え尽きた後に、心地好い芳香が放散された
。煙葉充填部がほぼ燃え尽きる前に、心地好い芳香が放
散されることはなかった。従って、喫煙者の心地好さが
芳香によって妨げられることはなく、不快臭が発生した
「後」の不快な時に、心地好い芳香が放散された。

【図面の簡単な説明】

第１図は円筒形の芳香発生部分１６を含む本発明に基づ
くフィルタ付きのタバコの縦断面図、第２図は第１図の
タバコの部分的に燃えた状態おける縦断面図、第３図な
いし第８図は第１図及び第２図の芳香発生部分１６の異
なる形態の横断面図、第９図及び第１０図は本発明に基
づくさらに他の形態を含むフィルタ付きのタバコの縦断
面図である。１０・・・フィルタ付きのタバコ、１２・・・煙草充填
部分、１４・・・吸口部分、１６・・・芳香発生部分、
１８・・・紙巻きタバコ用の巻紙、２０・・・被覆部分
、２１・・・吸口の紙の部分、２２・・・煙葉充填部の
吸いさし部分、２４・・・孔、２６．２８．３０．３２
・・・通煙路、３４・・・ウェブ、３６・・・通煙路、
１１０・・・他の形態のフィルタ付きのタバコ、１１２
・・・煙葉充填部、１１４・・・吸口部分、１１６・・
・芳香発生部分、１１８・・・タバコの巻き紙部分、２
１０・・・本発明に基づく他の形態であるフィルタ付き
のタバコ、１２１・・・吸口の紙の部分、２１２・・・
煙葉充填部、２１４・・・吸口部分、２１５・・・イン
センス・スチック、２１６・・・芳香発生部分、２１７
・・・活性剤、２１９・・・チャンバ。出願人代理人　　佐　　藤　　−雄Ｆｔｃｙ、１

Claims

【特許請求の範囲】１、棒状にされた喫煙材料と、芳香を放散させるための
感熱性の芳香発生部分とを有し、喫煙材料の火が芳香発
生部分の近傍に到達した時に、芳香発生部分が芳香を気
化させて大気中に放散させるタバコにおいて、喫煙材料
が完全に又は概ね燃えた後にのみ、気化した芳香が放散
されることを特徴とするタバコ。２、芳香発生部分が可燃性であり、芳香発生部分の近傍
における喫煙材料の火によって着火してくすぶることを
特徴とする請求項１に記載のタバコ。３、タバコがフィルタ付きの紙巻きタバコであり、芳香
発生部分がフィルタと喫煙材料充填部との間に位置付け
られ、吸口の紙の部分がフィルタから喫煙材料充填部ま
で延びており、芳香発生部分に被せられていることを特
徴とする請求項１又は２に記載のタバコ。４、喫煙材料が煙草の葉、調質された煙草、煙草の代用
物、又は、これらを任意に組み合わせたものであること
を特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載のタバ
コ。５、芳香発生部分による吸込み抵抗又は吸込みによる圧
力の低下がゼロであるか、又は、従来のタバコとの比較
において極めて小さいことを特徴とする請求項１ないし
４のいずれかに記載のタバコ。６、芳香発生部分が、喫煙材料充填部から喫煙者の口ま
で、喫煙用の煙を通すことができるように多孔質である
ことを特徴とする請求項４記載のタバコ。７、芳香発生部分がフィルタとして作用と、喫煙材料充
填部から発生する喫煙用成分を保持する作用とを行うこ
とを特徴とする請求項１ないし６のいずれかに記載のタ
バコ。８、タバコが１つ以上の明確な通煙路を有し、通煙路が
喫煙用の煙を芳香発生部分に入れ、及び（又は）、喫煙
用の煙を芳香発生部分の中を通すことを特徴とする請求
項５記載のタバコ。９、芳香発生部分が非常に多孔質である紙を用いて作ら
れており、この紙が芳香放散剤を取り囲んでいることを
特徴とする請求項５記載のタバコ。１０、芳香発生部分が芳香放散剤と燃料成分との混合物
によって作られており、吸口部分と喫煙材料との間の空
間に配設されていることを特徴とする請求項３又は５に
記載のタバコ。１１、芳香発生部分が芳香を放散する芳香剤と、芳香発
生部分をくすぶらせるための燃料とを含んでいることを
特徴とする請求項１ないし１０のいずれかに記載のタバ
コ。１２、芳香発生部分が燃焼調整剤を含んでいることを特
徴とする請求項１１記載のタバコ。１３、芳香発生部分がフィルタと結合剤とを含んでいる
ことを特徴とする請求項３又は５に記載のタバコ。