JPH01108009A - 超延伸線条体用材料 - Google Patents

超延伸線条体用材料

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JPH01108009A
JPH01108009A JP26366087A JP26366087A JPH01108009A JP H01108009 A JPH01108009 A JP H01108009A JP 26366087 A JP26366087 A JP 26366087A JP 26366087 A JP26366087 A JP 26366087A JP H01108009 A JPH01108009 A JP H01108009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
polyoxymethylene
hollow
outer diameter
sizing
Prior art date
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Pending
Application number
JP26366087A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Terada
淳一 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01108009A publication Critical patent/JPH01108009A/ja
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規な超延伸線条体用材料に関するものであ
る。さらに詳しくいえば1本発明は、超延伸によって高
弾性率、高強度を有する線条体を得るための材料として
好適な、ポリオキシメチレン中空未延伸体に関するもの
である。
従来の技術 従来、ポリオキシメチレン中空未延伸体を超延伸して得
られる高弾性率、高強度線条体は1例えばワイヤーロー
プ、光フアイバーケーブルなどの抗張力体、高圧ホース
の補強材、各種コントロールケーブルなどの産業資材に
適した高分子線条体として知られている。
ポリオキシメチレンの超延伸については、誘電加熱法に
よって超延伸を行い、高弾性率及び高強度を示す延伸体
が得られたことが報告されておシし「工業材料」第32
巻、第92ページ(1984年)〕、ま几、この高弾性
率線条体を産業資材に応用する試みとしては1例えば外
径3m1II、内径Inのポリオキシメチレン中空未延
伸体を誘電加熱しながら、26倍の超延伸を行い、得ら
れた引張弾性率41GPaの線条体を、光フアイバーケ
ーブルの抗張力体用材料に応用することがなされている
(昭和58年度電気通信学会総合全国大会予稿集7〜3
00ページ)。
このような高弾性率、高強度のポリオキシメチレン線条
体を産業資材として用いるためには、該線条体が高速、
高倍率の延伸により得られ、かつ安価に供給されること
が重要であシ、したかつて。
該線条体の母材であるポリオキシメチレン中空未延伸体
は、高速、高倍率の延伸に長時間耐えうる品質を有する
ことが要求される。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、このような要望にこたえ、産業資材に適した
高弾性率、高強度のポリオキシメチレン線条体を容易に
与えうる、高速、高倍率の延伸を長時間行っても、切断
することが極めて少ない材料を提供することを目的とし
てなされたものである。
問題点を解決する念めの手段 本発明者らは、ポリオキシメチレンの超延伸線条体を得
るのに適した材料について種々研究を行った結果、長時
間の高速、高倍率の延伸に耐えうる品質のポリオキシメ
チレン中空未延伸体であるためには、該中空未延伸体の
長手方向の寸法変動及び径方向の形状がある特定の領域
に存在することが必要であることを見出し、この知見に
基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は外径変動率帆4チ以下、内径変動率
6%以下、中空部偏心率1.2未満、外径偏平率1.0
2以下及び内径偏平率1.05以下を育するポリオキシ
メチレン中空未延伸体から成る超延伸線条体用材料を提
供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明におけるポリオキシメチレンについては特に制限
はなく、従来公知の重合方法によって得られたポリオキ
シメチレンホモポリマーやポリオキシメチレンコポリマ
ー、あるいはこれらのブレンド物を用いることができ、
また、改質のための種々の添加剤、帯電防止剤、可塑剤
、耐候性改良剤などを含有し次ポリオキシメチレンを用
いることもできる。
本発明の中空未延伸体においては、外径変動率が0.4
チ以下で、かつ内径変動率が6%以下であることが必要
である。該外径変動率が帆4係を超えると、延伸の際、
線条体の外径変動が著しく大きくなシ、高速、高倍率の
延伸において、あるいは比較的低倍率の延伸においても
切断されやすくなるし、一方向径変動率が6%を超える
と、延伸の際に中空未延伸体を加熱するに当シ、加熱む
らを起こし、比較的低倍率の延伸において切断する原因
にな、b、′iた。線条体の弾性率、強度などの物性の
ばらつきの原因にもなる。
本発明の中空未延伸体においては、中空部偏心率が1.
2未満でなければならない。この中空部偏心率が1.2
以上の場合、径方向の加熱むらが生じやすく、自然延伸
倍率でも切断されやすい。ここでいう中空部偏心率とは
、中空未延伸体の肉厚の最大値と最小値との比をいう。
さらに、本発明の中空未延伸体においては、外径偏平率
が1.02以下で、かつ内径偏平率1.05以下である
ことが必要である。外径や内径の偏平、の度合は、未延
伸体を成形する際の冷却不均一に起因し、外径偏平率が
1.02を超えたシ、内径偏平率が1.05を超えたシ
すると、未延伸体の微細構造が径方向において大きな差
を生じ、その結果延伸の際低い倍率で切断が生じたり、
あるいは長時間の延伸ができないなど、好ましくない事
態を招来する。ここでいう外径偏平率及び内径偏平率と
は、それぞれ外径の最大値と最小値との比、及び内径の
最大値と最小値との比をいう。
次に、添付図面に従って、本発明の中空未延伸体の製造
方法の好適な1例について説明する。第1図は1本発明
の未延伸体を製造するための装置の概略図であって、ホ
ッパー1から供給されたポリオキシメチレンは、押出機
2で溶融可塑化されたのち、加熱化された二重ダイ3を
へて、空中に露出することなくサイジング4にみちびか
れ、未延伸体は、その外面と内面とから同時に冷却され
ながら製造される。サイジング4を出た中空未延伸体6
は、水のような冷媒を満たした冷却槽5で完全に固化す
る。その後膣中空未延伸体は引取機7によって引き取ら
れ、次いでガイド8を通って巻取機9に巻き取られる。
第2図は、第1図の二重ダイ3の先端部付近の概略断面
図であって、二重ダイ3は、孔10を有する内ダイ11
と、その外側に円環状の隙間12を隔てて設けられた外
ダイ13と、該外ダイ13の端部に隣接して設けられた
サイジング4と、冷却槽5とから成っている。該内ダイ
11の孔10は、例えば流体として空気、あるいは水を
送入するものである。該サイジング4は、例えば冷媒1
4として水を流通するものであシ、また冷却槽5には、
冷媒15として例えば水が満几されている。
外ダイ13とサイジング4との接続は、第2図に示すよ
うに直接1機械的に接続してもよいし、断熱材を介して
接続してもよく、また一体化してもよい。いずれにして
もサイジング4の内径が外ダイ13の内径と一致し、か
つ樹脂が外ダイ13とサイジング4との接続面で外部に
露出しない密閉構造になっていることが必要である。
また外ダイ13とサイジング4は、独立して温度制御で
きるようにある程度断熱されていることが好ましい。さ
らにこのサイジング4は、前記のような水冷手段を備え
た二重円筒形のものであるが、これに真空だまシと連通
し念真空サイジングスリットを設け7’C!り、真空サ
イジング孔を設け。
真空ポンプ配管用呼出しを介して真空ポンプにより減圧
にすることにより、成形性を向上することができる。ま
た、サイジング4の冷却手段として、該サイジングを単
管状にして冷却槽5内の冷媒15に直接浸せきし冷却し
てもよい。
本発明の未延伸の製造において、二重ダイから溶融ポリ
オキシメチレンを押出す際の温度は、ポリオキシメチレ
ンの種類(ホモポリマー又は、コポリマー)、分子量に
よシ異なるが、180〜220℃の範囲が好適である。
また、内ダイから送入する冷媒は気体、液体のいずれで
もよいが、通常空気あるいは窒素を用い、その圧力をI
 Kp / a/1以上にすることが好ましい。
なお、本発明のポリオキシメチレン中空未延伸の各特性
は、次のようにして求めた値である。
(1)外径変動率 1mの長さのポリオキシメチレン中空未延伸体から5c
n1の長さで20本切り出し、試験片とする。
試験片の中央の位置で4方向の外径をマイクロメーター
で測定する。(DOij、 i −1〜20、j=1〜
4)4方向の外径の平均値DOi・とDOi・の平均値
DOavとから、下式を用いて外径変動率を算出する。
(2)内径変動率 外径変動率測定で用いた試験片の片端の中空部の内径を
ダイアゲージで2方向測定する。(D工1j。
i−1〜20、j−1,2)2方向の内径の平均値り工
i・とD工1・の平均値り工avとから、下式を用いて
内径変動率を算出する。
(3)中空部偏心率 薄片に切り出した中空未延伸の肉厚を光学顕微鏡に備え
た測微計で測定する。肉厚の最大値と最小値の比を中空
部偏心率とする。
・(4)外径偏平率、内径偏平率 外径変動率測定で用いた試験片ごとの外径、内径の最大
値、最小値の比(DO1jmax/DO1jmin 。
D工ijmax / D工1jmin  )の平均値を
、それぞれ外径偏平度、内径偏平度とする。
発明の効果 本発明の超延伸線条体用材料は、超延伸によって、高強
度かつ高弾性率の線条体を長時間にわたシ、連続的に安
定して製造することができる上に。
その線条体の引張強度、引張弾性率などの物性の変動も
制御できるなど、優れた特徴を有している。
本発明の超延伸線条体用材料から得られる高強度かつ高
弾性率の線条体は1例えばワイヤーロープ、光フアイバ
ーケーブルなどの抗張力体、高圧ホースの補強材、各種
コントロールケーブルなどの産業資材として、好適に用
いられる。
実施例 次に実施例によシ本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
実施例1.2.比較例1〜4 ポリオキシメチレン(旭化成工業■製、テナツり(登録
商標)3010)を用い、第1図及び第2図に示す装置
で外径4.61111.及び6.Onのポリオキシメチ
レン中空未延伸体を成形した。得られた中空未延伸体を
延伸しく延伸方法は、特開昭60−183122号公報
記載の方法による)、その延伸性を評価した。次表に成
形条件、成形品の状態、及び延伸性を示す。実施例1及
び2では、得られた線条体の引張強度がそれぞれ1.8
GPa、引張弾性率がそれぞれ49GPa 、 47G
Paに達し、しかもいずれの実施例に訃いても引張強度
1.7GPa以上、引張弾性率40GPa以上の線条体
を長時間にわたシ連続で製造することができ、本発明の
中空未延伸体が優れた母材であることが分かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の線条体材料を製造するための装置の
1例の側面概略図、第2図は第1図の装置の二重ダイの
先端部分付近の断面図であシ、図中符号1はホッパー、
2は押出機、3は二重グイ。 4はサイジング、5は冷却槽、6は中空未延伸体、7は
引取機、9は巻取機、11は内ダイ、13は外ダイ、1
4はサイジングの冷媒、15は冷却槽の冷媒である。 特許出願人  旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外径変動率0.4%以下、内径変動率6%以下、中
    空部偏心率1.2未満、外径偏平率1.02以下及び内
    径偏平率1.05以下を有するポリオキシメチレン中空
    未延伸体から成る超延伸線条体用材料。
JP26366087A 1987-10-21 1987-10-21 超延伸線条体用材料 Pending JPH01108009A (ja)

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