JPH01106079A - レーザービームプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は感光体温度変化に対する該感光体上潜像を常に
一定とする、光出力温度補償機能を備えたレーザービー
ムプリンタに関するものである。

（従来の技術） 従来ゼログラフィプロセスを利用したレーザービームプ
リンタとして第４図に示す構成のものが提案されている
。

第４図のレーザービームプリンタは、例えばレーザーダ
イオードを用いたレーザー発振器１と前記レーザー発振
器１より出射されるレーザービームＬを入力電気信号に
従って強弱に変調する変調器２と、前記変調器２により
変調されたレーザービームＬを光学装置３を介して感光
体５に結像させる感光ドラム４とで構成されていた。

このレーザービームプリンタが安定した画質出力を得る
ための重要点の一つとして、感光ドラム４の帯電過程、
露光過程終了後の表面電位（残留電位）の−走化が必要
であり、従来のレーザービームプリンタにおいては、感
光ドラム４の帯電電圧の制御のみで前記表面電位を一定
とするようにしていた。

（発明が解決しようとする問題点） ところで前記従来のレーザービームプリンタにおいては
、一般に感光体５の持つ温度変化による光減衰特性（以
下ＰＩＤＣと称す。）の変化の補償を行なっていない、
このためＰＩＤＣの温度依存性の影響により、感光体５
４が温度変化をきたし、表面電位が変化して、出力印字
品質に変動があった。

また、感光体５の固体差により、それぞれの感光ドラム
４の使用温度範囲も広くとることができないという問題
があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
、実施例に対応する第１図を用いて説明すると、レーザ
ー発振器１と前記レーザー発振器１より出射されるレー
ザービームＬを入力電気信号に従って強弱に変調する変
調器２と、前記変調器２により変調されたレーザービー
ムＬを光学装置３を介して結像させる感光ドラム４とに
より構成されたレーザービームプリンタにおいて、感光
ドラム４の感光体５の温度を検出するドラム温度検出器
６と、この検出値をレーザー発振器１の光出力制御に用
いるための自動光出力制御回路（以下ＡＰＣ回路と称す
。）７とを備えたものである。

（作　用） 本発明は、温度に対するＰＩＤＣ変化を補償するように
したものであり、温度変化に対する感光体５の有する光
減衰特性を示す第３図より明らかなようにセレン系感光
体の一例のＰＩＤＣは各種感光ドラムに対してそれぞれ
温度対相対感度特性はリニアなデータとして得られてい
る。

この特性を利用してレーザー発振器１の温度に対する光
出力を、ＰＩＤＣの温度対相対感度特性曲線の温度係数
（相対感度／温度）となるように温度検出器６によって
感光体５の温度を検出して、この温度を電圧変換し、Ａ
ＰＣ回路７の基＄電圧で受光して電圧変換された出力電
圧ｄとを、差動増幅回路７ｂで比較し、その正負の比較
出力電圧Ｐをレーザーダイオード電流駆動回路７ａに入
力することによりレーザー発振器１のレーザーダイオー
ド１ａの駆動電流を設定制御する。

即ち、温度変化に対する感光体５の表面電位の変化は少
なくなり、該レーザー発振器１の光出力を感光体５の持
つ光減衰特性を補償するように。

変化させることができる。

（実施例） 以下本発明を図により説明する。第１図は本発明の一実
施例を示し、１はレーザーダイオード１ａとモニタフォ
ト・ダイオード１ｂとより構成されたレーザー発振器、
２は変調器、３は光学装置、４は感光ドラム、５は感光
体、６は感光ドラム４の感光体５の温度を検出するドラ
ム温度検出器、７は感光ドラム温度検出器６よりの検出
値をレーザー発振器１の光出力制御用に用いるＡＰＣ回
路である。尚、第４図にて示した従来例との同一部分に
は同一符号を付して詳細な説明は省略する。

第１図において、レーザー発振器１により出射されたレ
ーザービームＬによって、出力画像の潜像を感光ドラム
４の感光体５上に得るのであるが、このときレーザー発
振器１の光量出力制御を、各種感光体が持つＰＩＤＣの
温度対相対感度特性を利用して行なうものである。即ち
、感光ドラム温度検出器６によって感光体５の温度を検
出し、この温度を電圧変換して第２図に示すＡＰＣ回路
７の基準電圧源７ｃとするものであり、ＡＰＣ回路７は
、レーザーダイオード電流駆動回路７ａと差動増幅回路
７ｂと基準電圧源７Ｃとで構成される。

レーザー発振器１のモニタフォト・ダイオード１ｂはレ
ーザーダイオード１ａより出射された、モニタービーム
１ｃを受光し、出力電圧変換された出力電圧ｄと基準電
圧源７ｃの出力電圧Ｖとが差動増幅回路７ｂにて比較さ
れる。比較された出力電圧は差動増幅回路７ｂよりレー
ザーダイオード電流駆動回路７ａに供給され、比較され
た出力電圧に比例する電流がレーザーダイオード駆動電
流としてレーザーダイオード１ａに供給される。

この場合、モニタフォト・ダイオード１ｂの出力電圧ｄ
が、基準電圧源７ｃの出力電圧Ｖよりも正なる場合、負
なる場合及び等しい場合があり。

差動増幅回路７ｂの出力電圧Ｐは上述の２つの出力電圧
Ｖと出力電圧ｄとの差に比例した値として得られ、レー
ザーダイオード電流駆動回路７ａに入力される。

レーザーダイオード電流駆動回路７ａは、出力電圧Ｖを
基準とし、出力電圧ｄとの差の電圧が等しい場合のレー
ザーダイオード１ａを駆動する駆動電流工０に対して（
出力電圧Ｖ−出力電圧ｄ）に比例した駆動電流Δ１１を
増加するものであり、これに対して差の電圧が負であれ
ば（出力電圧ｄ−出力電圧Ｖ）に比例した駆動電流Δ１
２を減するものである。尚、上述の例は温度検出器６が
正の温度係数を有する場合について述べたものであるが
、温度検出器６が負の温度係数を有する場合にはレーザ
ーダイオード１ａの駆動電流の値は上述とは逆になるも
のである。

即ち、レーザー発信器１のレーザーダイオード１ａの駆
動電流を制御するフィード・バック回路によって実現さ
れているもので、温度変化に対する感光ドラム４の表面
電圧の変化は少なくなり、感光体５上の潜像が常に一定
になるようにする。

尚、温度検出器６の温度検知には、サーミスタやダイオ
ードを使用する。

（発明の効果） 本発明によれば、レーザービームプリンタにおいて、感
光ドラム温度を検出し、感光体のＰＩＤＣ補償を行なう
構成としたので、既存のレーザービームプリンタよりも
広い温度範囲で、安定な印字出力を行なわせることを、
低コストで実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例を示す概略構成図、第２
図はＡＰＣ回路の基本構成を示すブロック図、第３図は
各温度でＰＩＤＣが一致するように露光量を変化させた
ときの特性図、第４図は従来の一例を示す概略構成図で
ある。 １・・・・・・レーザー発振器 １ａ・・・・・・レーザーダイオード １ｂ・・・・・・モニタフォト・ダイオード１ｃ・・・
・・・モニタビーム ２・・・・・・変調器 ３・・・・・・光学装置　　　　　４・・・・・・感光
ドラム５・・・・・・感光体　　　　　　６・・・・・
・温度検出器７・・・・・・自動光出力制御回路 ７ａ・・・・・・レーザーダイオード電流駆動回路７ｂ
・・・・・・差動増幅回路 ７ｃ・・・・・・基準電圧源 Ｌ・・・・・・レーザービーム 特許出願人　　コバル電子株式会社 第１図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. レーザー発振器と前記レーザー発振器より出射されるレ
   ーザービームを入力電気信号に従って強弱に変調する変
   調器と、前記変調器により変調されたレーザービームを
   光学装置を介して結像させる感光ドラムと、より構成さ
   れたレーザービームプリンタにおいて、前記感光ドラム
   の感光体の温度を検出する感光ドラム温度検出器と、こ
   の検出値を前記レーザー発振器の光出力制御用に用いる
   ための自動光出力制御回路と、を備えたことを特徴とす
   るレーザービームプリンタ。