JPH01105023A - ドラムブレーキ - Google Patents
ドラムブレーキInfo
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- JPH01105023A JPH01105023A JP25949987A JP25949987A JPH01105023A JP H01105023 A JPH01105023 A JP H01105023A JP 25949987 A JP25949987 A JP 25949987A JP 25949987 A JP25949987 A JP 25949987A JP H01105023 A JPH01105023 A JP H01105023A
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、ブレーキ効率の低下を防止するようにした
ドラムブレーキに関するものである。
ドラムブレーキに関するものである。
従来のドラムブレーキとして、ホイールシリンダのピス
トンとブレーキシューのウェブとの間、又はアンカ部ど
該ウェブとの間に、中間部材を介在させたものが知られ
ている。
トンとブレーキシューのウェブとの間、又はアンカ部ど
該ウェブとの間に、中間部材を介在させたものが知られ
ている。
前者の例としては、実公昭45−827号、特公昭4B
−272号公報等に開示されるものがある。
−272号公報等に開示されるものがある。
即ち、ホイールシリンダのピストンとブレーキシューの
ウェブとの間に中間部材を介在させた従来のドラムブレ
ーキは、該ピストンと該ウェブとの摺接係合面間に、中
間部材を介在させて構成され、この中間部材は、金属製
の接触片を固定した硬質高分子物質、多孔性の金属焼結
板等の中間板から成る。しかして、実公昭45−827
号にあっては、ブレーキシュ;の弾性振動による金属的
騒音の発生が、硬質高分子物質の存在によって効果的に
防止できる、とし、また特公昭4B−272号にあって
は、金属焼結板より成る接触片の介在によって、該ピス
トンと該ウェブとの摺接係合面間の摩擦に起因しプレニ
キシューを振動させブレーキ鳴き音を発生する現象を防
止することができる、としている。
ウェブとの間に中間部材を介在させた従来のドラムブレ
ーキは、該ピストンと該ウェブとの摺接係合面間に、中
間部材を介在させて構成され、この中間部材は、金属製
の接触片を固定した硬質高分子物質、多孔性の金属焼結
板等の中間板から成る。しかして、実公昭45−827
号にあっては、ブレーキシュ;の弾性振動による金属的
騒音の発生が、硬質高分子物質の存在によって効果的に
防止できる、とし、また特公昭4B−272号にあって
は、金属焼結板より成る接触片の介在によって、該ピス
トンと該ウェブとの摺接係合面間の摩擦に起因しプレニ
キシューを振動させブレーキ鳴き音を発生する現象を防
止することができる、としている。
しかしながら、このような従来のドラムブレーキにあっ
ては、所謂ブレーキの鳴き現象の防止を目的とし、この
目的についてはある程度解決できるかもしれないが、該
ピストンと該ウェブとの圧接状態での摺接が金属対金属
によるため、ブレーキシューの円滑な拡開運動を長期間
に亘って良好に得るという点では不充分であるという問
題点があった。即ち、圧接状態での金属対金属による摺
接−では、長期使用により、先ず接触面に僅かの凹凸を
生起し、硬度の低い金属面に摺動傷や凹み(偏摩耗)を
成長させ、柊には実用上の円滑な摺動を阻害するに至る
。金属の腐食がこの摺動傷や凹み(偏摩耗)の成長を促
すように作用する。その結果、ブレーキシューのブレー
キドラムへの片当り等を生じ、ブレーキ効率が低下する
のみならず、ブレーキシューの偏摩耗の原因となる。
ては、所謂ブレーキの鳴き現象の防止を目的とし、この
目的についてはある程度解決できるかもしれないが、該
ピストンと該ウェブとの圧接状態での摺接が金属対金属
によるため、ブレーキシューの円滑な拡開運動を長期間
に亘って良好に得るという点では不充分であるという問
題点があった。即ち、圧接状態での金属対金属による摺
接−では、長期使用により、先ず接触面に僅かの凹凸を
生起し、硬度の低い金属面に摺動傷や凹み(偏摩耗)を
成長させ、柊には実用上の円滑な摺動を阻害するに至る
。金属の腐食がこの摺動傷や凹み(偏摩耗)の成長を促
すように作用する。その結果、ブレーキシューのブレー
キドラムへの片当り等を生じ、ブレーキ効率が低下する
のみならず、ブレーキシューの偏摩耗の原因となる。
また後者、即ちアンカ部とブレーキシューのウェブとの
間に中間部材を介在させたもの(例えば特開昭54−1
24162号)にあっては、耐摩耗性のある鋼製の当接
部材と内部摩擦の大きい防振鋼板とを重ね合せてアンカ
部に設け、該当接部材にてブレーキシューを支持するよ
うになっている。しかして、防fi鋼板によって振動エ
ネルギが減衰し、共振現象によるブレーキの鳴きが防止
される、としている。
間に中間部材を介在させたもの(例えば特開昭54−1
24162号)にあっては、耐摩耗性のある鋼製の当接
部材と内部摩擦の大きい防振鋼板とを重ね合せてアンカ
部に設け、該当接部材にてブレーキシューを支持するよ
うになっている。しかして、防fi鋼板によって振動エ
ネルギが減衰し、共振現象によるブレーキの鳴きが防止
される、としている。
しかしながら、このような従来のドラムブレーキにあっ
ても、アンカ部とブレーキシューのウェブとの圧接状態
での摺接が金属対金属によるため、ブレーキシューの円
滑な拡開運動を長期間に亘って良好に得ることができな
いという上記と同様の問題点があった。
ても、アンカ部とブレーキシューのウェブとの圧接状態
での摺接が金属対金属によるため、ブレーキシューの円
滑な拡開運動を長期間に亘って良好に得ることができな
いという上記と同様の問題点があった。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕この発明は、
かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その
構成は、バッキングプレートに対峙して配置された一対
のブレーキシューのウェブの端部を支持する、ホイール
シリンダのピストン又はアンカ部のうちの少なくとも一
方の摺接係合面と、前記ウェブの端部の摺接係合面との
間に、滑らかな摺接面を有するセラミ5ツク成形体を介
在させたドラムブレーキである。
かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その
構成は、バッキングプレートに対峙して配置された一対
のブレーキシューのウェブの端部を支持する、ホイール
シリンダのピストン又はアンカ部のうちの少なくとも一
方の摺接係合面と、前記ウェブの端部の摺接係合面との
間に、滑らかな摺接面を有するセラミ5ツク成形体を介
在させたドラムブレーキである。
しかして、セラミック成形体は、金属と比較して、硬く
て耐摩耗性に優れると共に腐食を生じ難い特性を有する
ため、ブレーキシューのウェブ。
て耐摩耗性に優れると共に腐食を生じ難い特性を有する
ため、ブレーキシューのウェブ。
ホイールシリンダのピストン又はアンカ部の摺接係合面
に摺動傷、凹み、偏摩耗、腐食等を生じ難く、これらが
原因となってブレーキシューの円滑な拡開運動が阻害さ
れることが実用゛上解消した。
に摺動傷、凹み、偏摩耗、腐食等を生じ難く、これらが
原因となってブレーキシューの円滑な拡開運動が阻害さ
れることが実用゛上解消した。
なお、滑らかな摺接面を有するセラミック対セラミック
による摺接であれば、上記作用が効果的に得られるが、
滑らかな摺接面を有する金属対セラミックによる摺接で
あっても、実用上の問題とならない程度に上記作用が得
られるものである。
による摺接であれば、上記作用が効果的に得られるが、
滑らかな摺接面を有する金属対セラミックによる摺接で
あっても、実用上の問題とならない程度に上記作用が得
られるものである。
即ち、ブレーキシューの摺接係合面又はピストンの摺接
係合面若しくはアンカ部の摺接係合面のうちのいずれか
一方が、滑らかな摺接面を有するセラミックとの摺接に
なれば、他方の金属製の摺接係合面は、滑らかな摺接を
受けるため、摺動傷。
係合面若しくはアンカ部の摺接係合面のうちのいずれか
一方が、滑らかな摺接面を有するセラミックとの摺接に
なれば、他方の金属製の摺接係合面は、滑らかな摺接を
受けるため、摺動傷。
凹み、偏摩耗等を生じ難い。このため、一対のブレーキ
シューの円滑な拡開運動が、長期間に亘って確保される
。
シューの円滑な拡開運動が、長期間に亘って確保される
。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1〜4図は、この発明を片開き型のホイールシリンダ
を備えるツーリーディングブレーキに適用した第1実施
例を示す0図中に於いて符号1は、図外の車両の非回転
部に取付けられるバッキングプレートを示し、一対のブ
レーキシュー2.3が対峙して配置されている。該ブレ
ーキシュー2.3のウェブ2a、3aの各端部の間のバ
ッキングプレート1には、該プレート1に関して点対称
を成すように一組のホイールシリンダ4が固設される。
を備えるツーリーディングブレーキに適用した第1実施
例を示す0図中に於いて符号1は、図外の車両の非回転
部に取付けられるバッキングプレートを示し、一対のブ
レーキシュー2.3が対峙して配置されている。該ブレ
ーキシュー2.3のウェブ2a、3aの各端部の間のバ
ッキングプレート1には、該プレート1に関して点対称
を成すように一組のホイールシリンダ4が固設される。
ホイールシリンダ本体5には、カップシール6を介在し
てピストン7が摺動自在に嵌挿され、ピストン7の先端
の二股状の係止部8に一方のブレーキシュー2のウェブ
2aの一端部が受入れられる。9はピストン7の肩部と
ホイールシリンダ本体5との間を覆うゴム製のブーツで
ある。
てピストン7が摺動自在に嵌挿され、ピストン7の先端
の二股状の係止部8に一方のブレーキシュー2のウェブ
2aの一端部が受入れられる。9はピストン7の肩部と
ホイールシリンダ本体5との間を覆うゴム製のブーツで
ある。
そして、ピストン7の係止部8の底面が形成する摺接係
合面10とブレーキシュー2のウェブ2aの一端面が形
成する摺接係合面11との間にアバツトメント部材12
を介装する。アバットメント部材12は、第2〜4図に
示すようにコ字状断面を成す金属製の支持板13にブロ
ック状(厚さ:2mm以上。)のセラミック成形体14
を固着して構成されている。このように、セラミック成
形体14の厚さを2mm以上に設定する理由は、破損等
を生じない充分な厚さを確保するにあり、例えばセラミ
ックを溶射したものでは耐久性に劣る。また、セラミッ
ク成形体14は、具体的には窒化珪素、ジルコニア、炭
化珪素等であり、硬さH,(ビッカース硬度)=110
0〜1700程度、靭性に+c−5MN/m%以上のも
のが望ましい。
合面10とブレーキシュー2のウェブ2aの一端面が形
成する摺接係合面11との間にアバツトメント部材12
を介装する。アバットメント部材12は、第2〜4図に
示すようにコ字状断面を成す金属製の支持板13にブロ
ック状(厚さ:2mm以上。)のセラミック成形体14
を固着して構成されている。このように、セラミック成
形体14の厚さを2mm以上に設定する理由は、破損等
を生じない充分な厚さを確保するにあり、例えばセラミ
ックを溶射したものでは耐久性に劣る。また、セラミッ
ク成形体14は、具体的には窒化珪素、ジルコニア、炭
化珪素等であり、硬さH,(ビッカース硬度)=110
0〜1700程度、靭性に+c−5MN/m%以上のも
のが望ましい。
このアバツトメント部材12は、支持板13の折り曲げ
片13a、13bにてピストン7の係止部8の基部を挟
装して取付けられ、セラミック成形体14の平滑な表面
がウェブ2aの湾曲した摺接係合面11に摺接するよう
になっている。
片13a、13bにてピストン7の係止部8の基部を挟
装して取付けられ、セラミック成形体14の平滑な表面
がウェブ2aの湾曲した摺接係合面11に摺接するよう
になっている。
また、他方のブレーキシュー3のウェブ3aの一端部は
、ホイールシリンダ本体5の溝状のアンカ部16に受は
入れられている。そして、該アンカ部16の底面が形成
する摺接係合面17とブレーキシュー3のウェブ3aの
一端面が形成する摺接係合面1日との間にアバツトメン
ト部材12を介装する。具体的には、アバツトメント部
材12は、支持板13の折り曲げ片13a、13bにて
ホイールシリンダ本体4を挟装して取付けられ、セラミ
ック成形体14の平滑な表面がウェブ3&の摺接係合面
18に摺接する。
、ホイールシリンダ本体5の溝状のアンカ部16に受は
入れられている。そして、該アンカ部16の底面が形成
する摺接係合面17とブレーキシュー3のウェブ3aの
一端面が形成する摺接係合面1日との間にアバツトメン
ト部材12を介装する。具体的には、アバツトメント部
材12は、支持板13の折り曲げ片13a、13bにて
ホイールシリンダ本体4を挟装して取付けられ、セラミ
ック成形体14の平滑な表面がウェブ3&の摺接係合面
18に摺接する。
次に作用について説明する。バッキングプレート1に配
置された1&1のホイールシリンダ4にブレーキ液を供
給し、ピストン7をストロークさせれば、ブレーキシュ
ー2.3が押し出されつつ拡開され、該シュー2,3が
車輪と共に回転する図外のブレーキドラムに強く摺接し
、所要の制動力が得られる。その際、一方のホイールシ
リンダ4に於いて、一方のブレーキシュー2のウェブ2
aの湾曲した摺接係合面11は、アバツトメント部材1
2のセラミック成形体14の平滑な表面上を圧接状態に
て摺動し、他方のブレーキシュー3のウェブ3aの摺接
係合面18は、アバツトメント部材12のセラミック成
形体14の平滑な表面上を圧接状態にて摺動する。セラ
ミック成形体14は、金属と比較して、硬くて耐摩耗性
に優れると共に低摩擦係数を有しまた腐食を生じ難い特
性を有し、かつその表面は平滑であるので、セラミック
成形体14の表面に摺動傷等を生じ難いと共に、ブレー
キシューのウェブ2a、3aの摺接係合面11,1Bに
摺動傷、凹み、偏摩耗、86食等を生成成長させ難(、
これらが原因となってブレーキシュー2.3の円滑な拡
開運動が阻害されることが実用上解消した。
置された1&1のホイールシリンダ4にブレーキ液を供
給し、ピストン7をストロークさせれば、ブレーキシュ
ー2.3が押し出されつつ拡開され、該シュー2,3が
車輪と共に回転する図外のブレーキドラムに強く摺接し
、所要の制動力が得られる。その際、一方のホイールシ
リンダ4に於いて、一方のブレーキシュー2のウェブ2
aの湾曲した摺接係合面11は、アバツトメント部材1
2のセラミック成形体14の平滑な表面上を圧接状態に
て摺動し、他方のブレーキシュー3のウェブ3aの摺接
係合面18は、アバツトメント部材12のセラミック成
形体14の平滑な表面上を圧接状態にて摺動する。セラ
ミック成形体14は、金属と比較して、硬くて耐摩耗性
に優れると共に低摩擦係数を有しまた腐食を生じ難い特
性を有し、かつその表面は平滑であるので、セラミック
成形体14の表面に摺動傷等を生じ難いと共に、ブレー
キシューのウェブ2a、3aの摺接係合面11,1Bに
摺動傷、凹み、偏摩耗、86食等を生成成長させ難(、
これらが原因となってブレーキシュー2.3の円滑な拡
開運動が阻害されることが実用上解消した。
これらの作用は、他方のホイールシリンダ4に於いても
同様に得られる。
同様に得られる。
第5〜7図にはアバツトメント部材12の他の構造例を
示し、支持板13の両側の一部をそれぞれ切り起こして
舌片13c、13dを形成し、該舌片13c、13dに
てセラミック成形体14の両側面を支持しである。これ
により、セラミック成形体14と支持板13との接合強
度を向上させることができる。
示し、支持板13の両側の一部をそれぞれ切り起こして
舌片13c、13dを形成し、該舌片13c、13dに
てセラミック成形体14の両側面を支持しである。これ
により、セラミック成形体14と支持板13との接合強
度を向上させることができる。
ところで、アバツトメント部材12を、ブレーキシュー
のウェブ2a、3aの摺接係合面11゜18上に取付け
、セラミック成形体14の平滑な表面がピストン7の摺
接係合面10又はアンカ部16の摺接係合面17に対し
て摺動するように構成しても、略同様の作用が得られる
。また、アバツトメント部材12を、ピストン7の係止
部8及びブレーキシューのウェブ2aの両者並びに、ホ
イールシリンダ本体5の摺接係合面17及びプレーキシ
ニーのウェブ3aの両者に固設し、制動作動時に、セラ
ミック対セラミックによる摺接が得られるように構成す
れば、上記した作用がさらに良好に得られる。これらの
場合に於いて、セラミック成形体14の表面にグリース
等の潤滑剤を塗布し、摺動1B擦の低減を図ることがで
きる。
のウェブ2a、3aの摺接係合面11゜18上に取付け
、セラミック成形体14の平滑な表面がピストン7の摺
接係合面10又はアンカ部16の摺接係合面17に対し
て摺動するように構成しても、略同様の作用が得られる
。また、アバツトメント部材12を、ピストン7の係止
部8及びブレーキシューのウェブ2aの両者並びに、ホ
イールシリンダ本体5の摺接係合面17及びプレーキシ
ニーのウェブ3aの両者に固設し、制動作動時に、セラ
ミック対セラミックによる摺接が得られるように構成す
れば、上記した作用がさらに良好に得られる。これらの
場合に於いて、セラミック成形体14の表面にグリース
等の潤滑剤を塗布し、摺動1B擦の低減を図ることがで
きる。
なお、ホイールシリンダ4がシュー間隙を自動調整する
間隙調整装置を備える場合には、ピストン7のアジヤス
ティングスクリュとブレーキシューのウェブ2aとの間
にアバツトメント部材12を介在させる。
間隙調整装置を備える場合には、ピストン7のアジヤス
ティングスクリュとブレーキシューのウェブ2aとの間
にアバツトメント部材12を介在させる。
第8.9図は、この発明をリーディングトレーリングブ
レーキのフローティングアンカに適用した第2実施例を
示す。アンカ部20は、ピン22によってバッキングプ
レート21に固着され、ブレーキシュー23のウェブ2
4の一端の摺接係合面27は、セラミック成形体より成
るアバツトメント部材25を介在させてアンカ部20の
一方の摺接係合面26に浮動可能に係合している。
レーキのフローティングアンカに適用した第2実施例を
示す。アンカ部20は、ピン22によってバッキングプ
レート21に固着され、ブレーキシュー23のウェブ2
4の一端の摺接係合面27は、セラミック成形体より成
るアバツトメント部材25を介在させてアンカ部20の
一方の摺接係合面26に浮動可能に係合している。
アバツトメント部材25は、半円柱状を成し、平滑な摺
接平面25aがアンカ部20の平面状の摺接係合面26
に摺動自在に係合し、滑らかな摺接円筒面25bが該摺
接円筒面25bよりも大径の四半円形を成すブレーキシ
ュー23の摺接係合面27に摺動自在に係合している。
接平面25aがアンカ部20の平面状の摺接係合面26
に摺動自在に係合し、滑らかな摺接円筒面25bが該摺
接円筒面25bよりも大径の四半円形を成すブレーキシ
ュー23の摺接係合面27に摺動自在に係合している。
このアバツトメント部材25を構成するセラミック成形
体も、窒化珪素、ジルコニア、炭化珪素等であり、硬さ
Hv(ビッカース硬度)=1100〜1700程い。
体も、窒化珪素、ジルコニア、炭化珪素等であり、硬さ
Hv(ビッカース硬度)=1100〜1700程い。
なお、アバツトメント部材25及びプレーキシニー23
のウェブ24の一端部は、バッキングプレート21と平
行に突出延在するアンカ部20の一対の支持片20a、
20bにて、該プレート21の中心軸線方向の移動が拘
止されている。
のウェブ24の一端部は、バッキングプレート21と平
行に突出延在するアンカ部20の一対の支持片20a、
20bにて、該プレート21の中心軸線方向の移動が拘
止されている。
しかして、この実施例によれば、制動作動時に、ブレー
キシュー23が拡開され、該シュー23がブレーキドラ
ムに摺接する際、ブレーキシュー23のウェブ24の摺
接係合面27は、セラミック製のアバツトメント部材2
5の滑らかな摺接円筒面25b上を圧接状態にて摺動し
、アバツトメント部材25の平滑な摺接平面25aは、
アンカ部20の摺接係合面26上を圧接状態にて摺動す
る。前記したセラミックの特性から、セラミック製のア
バツトメント部材25の滑らかな表面に摺動傷等を生じ
難いと共に、ブレーキシューのウェブ24の摺接係合面
27及びアンカ部20の摺接係合面26の両者に摺動傷
、凹み、偏摩耗、14食等を生成成長させ難く、これら
の生成が原因となってブレーキシュー23の円滑な拡開
運動が阻害されることが実用上解消した。
キシュー23が拡開され、該シュー23がブレーキドラ
ムに摺接する際、ブレーキシュー23のウェブ24の摺
接係合面27は、セラミック製のアバツトメント部材2
5の滑らかな摺接円筒面25b上を圧接状態にて摺動し
、アバツトメント部材25の平滑な摺接平面25aは、
アンカ部20の摺接係合面26上を圧接状態にて摺動す
る。前記したセラミックの特性から、セラミック製のア
バツトメント部材25の滑らかな表面に摺動傷等を生じ
難いと共に、ブレーキシューのウェブ24の摺接係合面
27及びアンカ部20の摺接係合面26の両者に摺動傷
、凹み、偏摩耗、14食等を生成成長させ難く、これら
の生成が原因となってブレーキシュー23の円滑な拡開
運動が阻害されることが実用上解消した。
以上の説明によって理解されるように、この発明によれ
ば、下記の効果が得られる。
ば、下記の効果が得られる。
即ち、ブレーキシューのウェブの摺接係合面は、セラミ
ック成形体を介してピストンの摺接係合面又はアンカ部
の摺接係合面と摺動するようになるため、ブレーキシュ
ーの円滑な拡開運動が長期間に亘って安定的に得られる
。その結果、ブレーキシューがブレーキドラムへ所定の
摺接を安定的に生じるようになり、最高面圧位置が設定
されたドラムブレーキに於ける最高面圧位置の変動を解
消し、或いはブレーキシューの片当りを防止でき、ブレ
ーキ効率の低下が防止され、更にはプレー・キシニーの
偏摩耗が解消する。また、セラミックは振動減衰率が高
いこととも相俟って、ブレーキシューとピストン又はア
ンカ部との間の振動エネルギの伝達が遮断され、ブレー
キノイズの低減が良好に図れる。
ック成形体を介してピストンの摺接係合面又はアンカ部
の摺接係合面と摺動するようになるため、ブレーキシュ
ーの円滑な拡開運動が長期間に亘って安定的に得られる
。その結果、ブレーキシューがブレーキドラムへ所定の
摺接を安定的に生じるようになり、最高面圧位置が設定
されたドラムブレーキに於ける最高面圧位置の変動を解
消し、或いはブレーキシューの片当りを防止でき、ブレ
ーキ効率の低下が防止され、更にはプレー・キシニーの
偏摩耗が解消する。また、セラミックは振動減衰率が高
いこととも相俟って、ブレーキシューとピストン又はア
ンカ部との間の振動エネルギの伝達が遮断され、ブレー
キノイズの低減が良好に図れる。
第1図はこの発明の第1実施例を示す断面図、第2図は
同じくアバツトメント部材を示す平面図、第3図は同じ
く正面図、第4図は同じく側面図、第5図はアバツトメ
ント部材の他の構造例を示す平面図、第6図は同じく正
面図、第7図は同じ(側面図、第8図はこの発明の第2
実施例の半部を示す図、第9図は第8図のIX−IX線
断面図である。 1.213バツキングプレート、2,3.23=ブレー
キシユー、2a、3a、24:ウェブ、4:ホイールシ
リンダ、7:ピストン、10,11.17,18,26
,21:摺接係合面、12:アバツトメント部材、13
:支持板、14:セラミック成形体、16,20:アン
カ部、25:アバツトメント部材(セラミック成形体)
、25a:摺接平面、25b:摺接円筒面。 代理人 弁理士 前 1)宏 之 第1図 箒5図 第6図 第8図 第9図
同じくアバツトメント部材を示す平面図、第3図は同じ
く正面図、第4図は同じく側面図、第5図はアバツトメ
ント部材の他の構造例を示す平面図、第6図は同じく正
面図、第7図は同じ(側面図、第8図はこの発明の第2
実施例の半部を示す図、第9図は第8図のIX−IX線
断面図である。 1.213バツキングプレート、2,3.23=ブレー
キシユー、2a、3a、24:ウェブ、4:ホイールシ
リンダ、7:ピストン、10,11.17,18,26
,21:摺接係合面、12:アバツトメント部材、13
:支持板、14:セラミック成形体、16,20:アン
カ部、25:アバツトメント部材(セラミック成形体)
、25a:摺接平面、25b:摺接円筒面。 代理人 弁理士 前 1)宏 之 第1図 箒5図 第6図 第8図 第9図
Claims (1)
- 1、バッキングプレートに対峙して配置された一対のブ
レーキシューのウェブの端部を支持する、ホィールシリ
ンダのピストン又はアンカ部のうちの少なくとも一方の
摺接係合面と前記ウェブの端部の摺接係合面との間に、
滑らかな摺接面を有するセラミック成形体を介在させた
ことを特徴とするドラムブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62259499A JP2651418B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | ドラムブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62259499A JP2651418B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | ドラムブレーキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105023A true JPH01105023A (ja) | 1989-04-21 |
JP2651418B2 JP2651418B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=17334944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62259499A Expired - Lifetime JP2651418B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | ドラムブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2651418B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5773433U (ja) * | 1980-10-24 | 1982-05-06 | ||
JPS60110742U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-27 | 日信工業株式会社 | ドラムブレ−キ装置 |
JPS61131540U (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-16 |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP62259499A patent/JP2651418B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5773433U (ja) * | 1980-10-24 | 1982-05-06 | ||
JPS60110742U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-27 | 日信工業株式会社 | ドラムブレ−キ装置 |
JPS61131540U (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2651418B2 (ja) | 1997-09-10 |
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