JPH0110417Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0110417Y2
JPH0110417Y2 JP14971883U JP14971883U JPH0110417Y2 JP H0110417 Y2 JPH0110417 Y2 JP H0110417Y2 JP 14971883 U JP14971883 U JP 14971883U JP 14971883 U JP14971883 U JP 14971883U JP H0110417 Y2 JPH0110417 Y2 JP H0110417Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
water
gas
pressure
steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14971883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6057750U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14971883U priority Critical patent/JPS6057750U/ja
Publication of JPS6057750U publication Critical patent/JPS6057750U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0110417Y2 publication Critical patent/JPH0110417Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は再熱ガスタービンの改良に関するもの
である。
高効率の複合サイクル用ガスタービンとしては
再熱(レヒート)ガスタービンが優れている。工
業技術院のムーンライト計画ではレヒートガスタ
ービンの開発が進められている。
この場合に、将来の高性能化に対し、再燃焼器
に入るガス温度の上昇が技術上の一つのネツクと
なる。
再燃焼器に流入するガスは、高圧燃焼器による
高温ガス(1400〜1500℃)が高圧タービン及び中
圧タービンで部分膨脹仕事をした後、再燃焼器で
再加熱されるもので、再燃焼器出口ガス温度は
1200〜1300℃程度で、特別な超高温ではないが流
入ガス温度は800〜850℃と従来の常識を超えるも
のとなり、このガス自身を再燃焼器メタルの冷却
用ガスとして利用することは不可能に近い。
そこで、本考案では再燃焼器を高圧水による水
冷壁構造とし、壁温を金属材料の許容限界温度
900℃に保持しようとするものである。
冷却水は受熱加温された後、フラツシユタンク
に噴出し、その一部は約10Kg/cm2程度の蒸気に変
換させた後、再燃焼器に後続する低圧タービンの
第1段静翼(1200〜1300℃)の冷却用に使用す
る。
これにより、再燃焼器の水冷却に必要な熱量と
低圧タービンの第1段静翼の冷却に必要な蒸気消
費量は概算結果からも好都合なバランスが得られ
るので、冷却水は有効に活用され、従来の冷却空
気(ガスタービン圧縮機の中間段から抽気する)
を使用する冷却システムに比し、ガスタービン効
率も上昇する。
また本考案は、再熱式ガスタービンの再燃焼器
壁面冷却に最適であるが、単純サイクルガスター
ビンでも将来高温高圧化が進むと燃焼器の冷却に
利用可能となる。
第1図は現状のレヒートガスタービンの一例で
ある。
図において、符号1は低圧圧縮機、2は中間冷
却器、3は高圧圧縮機、4は高圧燃焼器、5は高
圧タービン、6は中圧タービン、7は再燃焼器、
8は低圧タービン、9は発電機を示す。
空気、ガスの流れは管11より19の順で、管
19の排気は排熱ボイラ(図示せず)で蒸気を作
り、蒸気タービン発電機で複合サイクルを構成す
る。
図中、符号15は高圧燃焼器4の出口ガスで、
現状は1300℃×55Kg/cm2であるが、将来1400〜
1500℃に上昇させる計画である。
17は中圧タービン6の出口ガスで、再燃焼器
入口ガスでもある、現状は730℃であり、再燃焼
器7はこのガス17を利用して壁面を冷却し、
1200℃のガス管18から低圧タービン8に供給さ
れている。しかし、管15のガス温度が1400〜
1500℃に上昇すると、高圧タービン5、中圧ター
ビン6の設計を如何に工夫にしても管17の温度
は800〜850℃以下に下げることは困難である。他
方、再燃焼器7を金属板構造とする以上は表面温
度900℃は実用上の上限に近く、管17の温度で
は、冷却は不可能に近いことが知られる。
第2図に本考案の具体例を示し、これを参照し
て詳述する。
図において、符号21は冷却水(純水)供給ポ
ンプ、22は冷却水フラツシユタンク(蒸気発生
器)、23は高温冷却水加圧ポンプ、24は再燃
焼器(複数個)の一個分、25は冷却水制御弁、
26は高圧水循環弁、27は蒸気制御弁を示す。
配管31から常温常圧の冷却水が供給され、供
給ポンプ21で加圧され、制御弁25で制御され
て管32からフラツシユタンク22に供給され
る。フラツシユタンク22の圧力は低圧タービン
8の冷却蒸気必要圧力で異なるが、一例として10
Kg/cm2とする。制御弁25はフラツシユタンク2
2の水位調整弁を兼ねている。
通常にプラントが作動している場合、フラツシ
ユタンク22の上半部には10Kg/cm2の飽和蒸気が
下半部には183℃の高温水が保持されている。管
33から加圧ポンプ23で約50Kg/cm2に加圧され
た高温水は管34からガスタービンケーシンク内
部の分配管35を通つて各再燃焼器24へ管36
で供給され、再燃焼器24の表面を冷却して、更
に加温された後、管37から集合管38を経て管
39でフラツシユタンク22の上部に導かれ、タ
ンク22のノズル40から減圧噴射される。
噴射された高圧高温水の一部は蒸発して蒸気と
なる。この蒸気は圧力調整弁27で制御され、低
圧タービン静翼(図示せず)に冷却蒸気として供
給される。
高温冷却水加圧ポンプ23の高圧水の一部は高
圧水循環弁26により管41からフラツシユタン
ク22に還流される。高圧水循環弁26は再燃焼
器24を冷却後の高温水温度を指定温度、例えば
260℃に制御するための温度調整弁を兼ねている。
これにより、高圧水温は飽和温度以下に制限さ
れ、水管中での蒸発を防止する。
第2図のシステムで、管31の供給水量は管4
2での蒸気量とバランスし、これをG1Kg/sと
する。他方、再燃焼器の冷却水量は管34=管3
9で、これをG2Kg/sとすると、図示の計算例
ではG2≒7.7G1となる。
次に一例として、再燃焼器入口ガス温度(第1
図の管17参照)を800℃、再燃焼器出口ガス温
度(第1図の管18参照)を1200℃とした場合、
再燃焼器の壁温を900℃に保持するために必要な
冷却水量G2=21.4Kg/sが得られた(約130MW
のガスタービンの場合)。従つて発生蒸気量G1
2.8Kg/sとなる。
これに対し、低圧タービン1段静翼を空冷とし
た場合に必要な冷却空気量は約5Kg/s×187℃
であり、蒸気と空気の比熱差を考慮すると同等の
冷却蒸気消費量は2.5Kg/s×183℃で発生蒸気量
と極めて好都合に対応する。
なお、部分負荷時にも発生蒸気量の減少とター
ビン静翼の必要冷却蒸気量の減少が好適にバラン
スするので、安定した制御性が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は現状のレヒートガスタービンの系統
図、第2図は本考案による再熱罪スタービンの系
統図である。 21……冷却水供給ポンプ、22……冷却水フ
ラツシユタンク、23……高温冷却水加圧ポン
プ、24……再燃焼器、25……冷却水制御弁、
26……高圧水循環弁、27……蒸気制御弁、3
1,32,33,34,36,37,39,41
……管、35……分配管、38……集合管、40
……ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧水で冷却される水冷壁構造とした再燃焼
    器、壁面冷却後の高温水を蒸気に変えるフラツシ
    ユタンク、同蒸気を低圧タービンの静翼の冷却用
    としたことを特徴とする再熱ガスタービン。
JP14971883U 1983-09-29 1983-09-29 再熱ガスタ−ビン Granted JPS6057750U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14971883U JPS6057750U (ja) 1983-09-29 1983-09-29 再熱ガスタ−ビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14971883U JPS6057750U (ja) 1983-09-29 1983-09-29 再熱ガスタ−ビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6057750U JPS6057750U (ja) 1985-04-22
JPH0110417Y2 true JPH0110417Y2 (ja) 1989-03-24

Family

ID=30332268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14971883U Granted JPS6057750U (ja) 1983-09-29 1983-09-29 再熱ガスタ−ビン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6057750U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2938506B2 (ja) * 1990-03-14 1999-08-23 株式会社東芝 タービン静翼
JP4938903B1 (ja) * 2011-06-28 2012-05-23 輝男 西原 発電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6057750U (ja) 1985-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6782703B2 (en) Apparatus for starting a combined cycle power plant
AU761481B2 (en) Gas turbine power generation equipment and air humidifying apparatus
US6644011B2 (en) Advanced Cheng Combined Cycle
US6089012A (en) Steam cooled gas turbine system
JP3652962B2 (ja) ガスタービンコンバインドサイクル
JPH0586898A (ja) 半開放サイクル動作型天然ガス蒸気タービンシステム
US7096659B1 (en) Gas turbine electric power generation equipment and air humidifier
US6578354B2 (en) Gas turbine electric power generation equipment and air humidifier
JPH11324710A (ja) ガスタービン発電プラント
US8943836B2 (en) Combined cycle power plant
JPH10159584A (ja) 蒸気冷却ガスタービンシステム
JPH01253531A (ja) 機械的エネルギ発生装置
CN104533623A (zh) 一种部分氧化注蒸汽正逆燃气轮机联合循环
JPH11247669A (ja) ガスタービンコンバインドサイクル
JPH0110417Y2 (ja)
CN102278205A (zh) 可用于分布式的空气及燃料湿化燃气轮机联合循环方法
JP3697476B2 (ja) ガス圧力エネルギを利用した複合発電システム
JP4208397B2 (ja) コンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置
CN216111019U (zh) 一种新型的燃机tca冷却系统
JPS61201831A (ja) 動力発生法
JPH11270347A (ja) Lngを用いるガスタービンコンバインド発電装置
JP4619563B2 (ja) ウルトラタービン
JPS55134716A (en) Gas-turbine system
JP3230567U (ja) 補助燃焼および再熱ピークシェービング蒸気タービンセット
Takeya et al. Performance of the integrated gas and steam cycle (IGSC) for reheat gas turbines