JPH01103703A - 最大値演算装置及びその制御方式 - Google Patents
最大値演算装置及びその制御方式Info
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- JPH01103703A JPH01103703A JP26083487A JP26083487A JPH01103703A JP H01103703 A JPH01103703 A JP H01103703A JP 26083487 A JP26083487 A JP 26083487A JP 26083487 A JP26083487 A JP 26083487A JP H01103703 A JPH01103703 A JP H01103703A
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- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、あいまいな情報であいまいなままで処理可能
なファジィ論理演算に用いることができる最大値演算装
置及びその制御方式に関する。
なファジィ論理演算に用いることができる最大値演算装
置及びその制御方式に関する。
(従来の技術)゛
パターン認識、医療診断、人工知能等のシステムでは、
あいまいな情報をもとに、あいまいなままの状態で処理
を行い、総合的に適確な推論を行うために、ファジィ論
理を適用しようという動きがある。この論理手法により
演算を行うと、いくつかの異なったメンバーシップ関数
からなるあいまい集合の間で行なわれる多値あるいはア
ナログあるいはディジタル演算により容易に推論が行え
る。
あいまいな情報をもとに、あいまいなままの状態で処理
を行い、総合的に適確な推論を行うために、ファジィ論
理を適用しようという動きがある。この論理手法により
演算を行うと、いくつかの異なったメンバーシップ関数
からなるあいまい集合の間で行なわれる多値あるいはア
ナログあるいはディジタル演算により容易に推論が行え
る。
例えば、第5図に示すように体温Tを変数としたメンバ
ーシップ関数’1(T)+f2fT+及び血圧Pを変数
としたメンバーシップ関数fl(Pl+f2fPlがI
I風邪パ、゛肺炎“を表わす規則1fA1thenB1
,1fA2thenB2を満たすあいまい集合であるも
のとする。今、入力化″号として被験者の症状Axを表
わすメンバーシップ関数f×が入力された場合、このA
xがどの病名であるかを判断(推論)するのに、ファジ
ィ論理演算を行うと簡単である。演算は次のようにして
行なわれる。即ち、各規則の確がらしさの度合いを求め
るために、まず条件部で、fxとfl(Tl+f2(T
1等との論理積を演算することにより、異なる関数間の
最小値fxΔfltt)、 fχΔf2fTlを求め、
この中の最大値α濁を選択する。そして、この値をルー
ルを形成する結論部へ写像する。
ーシップ関数’1(T)+f2fT+及び血圧Pを変数
としたメンバーシップ関数fl(Pl+f2fPlがI
I風邪パ、゛肺炎“を表わす規則1fA1thenB1
,1fA2thenB2を満たすあいまい集合であるも
のとする。今、入力化″号として被験者の症状Axを表
わすメンバーシップ関数f×が入力された場合、このA
xがどの病名であるかを判断(推論)するのに、ファジ
ィ論理演算を行うと簡単である。演算は次のようにして
行なわれる。即ち、各規則の確がらしさの度合いを求め
るために、まず条件部で、fxとfl(Tl+f2(T
1等との論理積を演算することにより、異なる関数間の
最小値fxΔfltt)、 fχΔf2fTlを求め、
この中の最大値α濁を選択する。そして、この値をルー
ルを形成する結論部へ写像する。
即ち、最大値α1と結論部におけるメンバーシップ関数
fl(Pl、f2(Pi (P’血圧)等との最小値
演算により得られた特性f1(Pl+f2(Piのうち
の最大値を求め、その重心や頂点を選定することによっ
て、どの病名かが推論決定される。
fl(Pl、f2(Pi (P’血圧)等との最小値
演算により得られた特性f1(Pl+f2(Piのうち
の最大値を求め、その重心や頂点を選定することによっ
て、どの病名かが推論決定される。
このような論理演算を行うのに必要な論理関数としては
、限界差と算術和だけがあればよいことが示されている
([システムと制御J 、 Vol、30゜No4.P
P、205−212.1986)が、最小値、最大値を
求める演算装置があればより短時間で処理可能になるた
め好都合である。
、限界差と算術和だけがあればよいことが示されている
([システムと制御J 、 Vol、30゜No4.P
P、205−212.1986)が、最小値、最大値を
求める演算装置があればより短時間で処理可能になるた
め好都合である。
この演算が簡単にICで実現されれば、高速処理ができ
、かつ低コストなシステムを構成することが可能になる
。このようなファジィ論理演算を多値またはアナログの
状態で処理できるICとしては、電流ミラー回路とMO
3FET″′C構成したダイオードとで構成された限界
差回路が提案されている(電子通信学会誌Vo1.J6
7−C,No、12.PP、−1022−1029,1
984) (発明が解決しようとする問題点) 最大値演算回路は、限界差回路と加算回路の組合せによ
り構成できるが、複雑にならざるを得ない。また、この
限界差回路では、電流モードで動・−−,へ− 作するため、動作中には必ず直流電流が流れるため、消
費電力が大きくなる。また、入出力電流特性(Io=I
8 IY)が維持されるある条件があり、論理振幅を大
きくとれない(ダイナミックレンジが狭い)欠点がある
。さらに、メンバーシップ関数RAM (あるいはD/
A変換器との組合せ)を介して電圧信号で与えられるの
に、さらにこれを電流に1対1で変換することはほとん
ど不可能である(MOSFETのゲート電圧と出力電流
の関係はリニアではない)ことから、入力インタフェイ
スが複雑になる。同様に、電流を電圧に変換するための
出力インタフェイスも簡単な回路では実現できない。さ
らに、電流ミラー回路を構成するMOSFETのチャネ
ル長を短くすると、入出力間の電流特性は広い動作範囲
でリニア性を保持できなくなる(ドレイン電圧が変われ
ば、電流値が変化する)から、短チヤネル化(高密度I
C化)が不可能である。
、かつ低コストなシステムを構成することが可能になる
。このようなファジィ論理演算を多値またはアナログの
状態で処理できるICとしては、電流ミラー回路とMO
3FET″′C構成したダイオードとで構成された限界
差回路が提案されている(電子通信学会誌Vo1.J6
7−C,No、12.PP、−1022−1029,1
984) (発明が解決しようとする問題点) 最大値演算回路は、限界差回路と加算回路の組合せによ
り構成できるが、複雑にならざるを得ない。また、この
限界差回路では、電流モードで動・−−,へ− 作するため、動作中には必ず直流電流が流れるため、消
費電力が大きくなる。また、入出力電流特性(Io=I
8 IY)が維持されるある条件があり、論理振幅を大
きくとれない(ダイナミックレンジが狭い)欠点がある
。さらに、メンバーシップ関数RAM (あるいはD/
A変換器との組合せ)を介して電圧信号で与えられるの
に、さらにこれを電流に1対1で変換することはほとん
ど不可能である(MOSFETのゲート電圧と出力電流
の関係はリニアではない)ことから、入力インタフェイ
スが複雑になる。同様に、電流を電圧に変換するための
出力インタフェイスも簡単な回路では実現できない。さ
らに、電流ミラー回路を構成するMOSFETのチャネ
ル長を短くすると、入出力間の電流特性は広い動作範囲
でリニア性を保持できなくなる(ドレイン電圧が変われ
ば、電流値が変化する)から、短チヤネル化(高密度I
C化)が不可能である。
本発明の目的は、高消背電力、めんどうな物理量変換、
リニアリティの悪さ、集積度の悪さ等電6一 流値を用いた2つの信号(2値(バイナリ)あるいは多
値あるいはアナログ信号)間の演算を行う回路によって
生じる種々の問題を除去するために、電流の代わりに電
荷を用いて最大値演算処理を行うように構成した最大値
演算装置及びその制御方式を提供することにある。
リニアリティの悪さ、集積度の悪さ等電6一 流値を用いた2つの信号(2値(バイナリ)あるいは多
値あるいはアナログ信号)間の演算を行う回路によって
生じる種々の問題を除去するために、電流の代わりに電
荷を用いて最大値演算処理を行うように構成した最大値
演算装置及びその制御方式を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明の最大値演算装置は、ファジィ論理演算のために
、メンバーシップ関数記憶手段を通して与えられる2つ
の2値あるいは多値あるいはアナログ入力信号X、Yの
最大値を求める最大値演算装置であって、電荷注入手段
と、これと直列に接続される第1と第2の電荷蓄積手段
及び第3と第4の電荷蓄積手段と、前記第1と第2の電
荷蓄積手段に前記2つの入力信号X、YをX、Yの順序
で印加するための第1と第2の電極と、前記第3と第4
の電荷蓄積手段に基準電位V refと入力信号XをV
rer + Xの順序で印加するための第3と第4の
電極と、前記第2と第4の電荷蓄積手段に蓄えられた電
荷を転送制御するための転送手段及び転送電極と、転送
される電荷を加算して蓄積するための蓄積手段及び加算
電極とで構成されることを特徴とする最大値演算装置で
ある。
、メンバーシップ関数記憶手段を通して与えられる2つ
の2値あるいは多値あるいはアナログ入力信号X、Yの
最大値を求める最大値演算装置であって、電荷注入手段
と、これと直列に接続される第1と第2の電荷蓄積手段
及び第3と第4の電荷蓄積手段と、前記第1と第2の電
荷蓄積手段に前記2つの入力信号X、YをX、Yの順序
で印加するための第1と第2の電極と、前記第3と第4
の電荷蓄積手段に基準電位V refと入力信号XをV
rer + Xの順序で印加するための第3と第4の
電極と、前記第2と第4の電荷蓄積手段に蓄えられた電
荷を転送制御するための転送手段及び転送電極と、転送
される電荷を加算して蓄積するための蓄積手段及び加算
電極とで構成されることを特徴とする最大値演算装置で
ある。
本発明の制御方式は、ファジィ論理演算のために、2つ
の入力信号X、Yの最大値を求める前記最大値演算装置
を制御する方式であって、電荷注入期間では、第1と第
4の電極、第2の電極及び第3の電極にそれぞれ入力信
号X、Y及び基準電位V refを印加し、転送電極に
はOVを印加してその直下にバリア電位を形成し、こ゛
の状態で電荷注入手段より前記第2、第4の電極直下の
電荷蓄積手段に電荷を蓄え、電荷転送期間では、前記転
送電極及び加算電極下の電位を深くすることによって前
記加算電極下に前記第2、第4の電極下の電荷蓄積手段
に蓄えられた電荷を転送して加算することを特徴とする
最大値演算装置の制御方式である。
の入力信号X、Yの最大値を求める前記最大値演算装置
を制御する方式であって、電荷注入期間では、第1と第
4の電極、第2の電極及び第3の電極にそれぞれ入力信
号X、Y及び基準電位V refを印加し、転送電極に
はOVを印加してその直下にバリア電位を形成し、こ゛
の状態で電荷注入手段より前記第2、第4の電極直下の
電荷蓄積手段に電荷を蓄え、電荷転送期間では、前記転
送電極及び加算電極下の電位を深くすることによって前
記加算電極下に前記第2、第4の電極下の電荷蓄積手段
に蓄えられた電荷を転送して加算することを特徴とする
最大値演算装置の制御方式である。
(作用)
本発明の最大値演算装置及びその制御方式では、電荷注
入手段と隣接させて、2つの入力電極対を並列に設け、
一方の電極対のうちの電荷注入手段に近い電極と他方の
電極対のうちの電荷注入手段より遠い電極とを共通の電
極とする。共通に結んだ電極には多値あるいはアナログ
の入力記号Xを、それ以外の電荷注入手段に近い電極に
基準電位V refを、遠い電極に他の入力信号(2値
あるいは多値あるいはアナログ)Yを印加する。Y〉X
なる電圧信号が入力される時、X、Yの信号が供給され
ている電極対のうちのYの電極下には、電荷注入手段か
ら電位平衡法(アイ・イーイー・ジャーナル オブ ソ
リッド ステート サーキッツ(IE’J、of 5o
lid−3tate C1rcuits) 、Vol、
5C−10,No、2. pp、l111−92. A
pr、、4975)を用いて、Y−Xの電圧レベルに対
応した電荷Q1が入力される。他方のV、ef、Xの信
号が供給されている電極対のうちのXの電極下には、同
様な方法により、X Vref、に比例した電荷Q2
が入力される。これらの電荷Ql、Q2は、同時に隣接
して設けた転送電極及び転送手段を介して加算電極下へ
転送−つ− され、加算される。この時、加算された後の総電荷量Q
は、 Q=Qt+QzメY V、−r で与えられ、Y −V 、、、に比例した電荷となる。
入手段と隣接させて、2つの入力電極対を並列に設け、
一方の電極対のうちの電荷注入手段に近い電極と他方の
電極対のうちの電荷注入手段より遠い電極とを共通の電
極とする。共通に結んだ電極には多値あるいはアナログ
の入力記号Xを、それ以外の電荷注入手段に近い電極に
基準電位V refを、遠い電極に他の入力信号(2値
あるいは多値あるいはアナログ)Yを印加する。Y〉X
なる電圧信号が入力される時、X、Yの信号が供給され
ている電極対のうちのYの電極下には、電荷注入手段か
ら電位平衡法(アイ・イーイー・ジャーナル オブ ソ
リッド ステート サーキッツ(IE’J、of 5o
lid−3tate C1rcuits) 、Vol、
5C−10,No、2. pp、l111−92. A
pr、、4975)を用いて、Y−Xの電圧レベルに対
応した電荷Q1が入力される。他方のV、ef、Xの信
号が供給されている電極対のうちのXの電極下には、同
様な方法により、X Vref、に比例した電荷Q2
が入力される。これらの電荷Ql、Q2は、同時に隣接
して設けた転送電極及び転送手段を介して加算電極下へ
転送−つ− され、加算される。この時、加算された後の総電荷量Q
は、 Q=Qt+QzメY V、−r で与えられ、Y −V 、、、に比例した電荷となる。
この電荷量は、X、Yのうちの大きい方の電位(Y)に
対応した電荷を表わす。
対応した電荷を表わす。
また、X>Yなる電圧信号が入力された場合には、X、
Yの信号が供給されている電極対のうちのYの電極下に
は、全く電荷が入力されない。
Yの信号が供給されている電極対のうちのYの電極下に
は、全く電荷が入力されない。
他方のV 、、、、 Xの信号が供給されている電極対
のうちのXの電極下には、X−V、、、4;:比例した
電荷Q2が入力される。従って、これらの電極対から加
算電極下へ転送された後の電荷Qは、Q2に等しくなる
。
のうちのXの電極下には、X−V、、、4;:比例した
電荷Q2が入力される。従って、これらの電極対から加
算電極下へ転送された後の電荷Qは、Q2に等しくなる
。
Q=、Qzメx −v ref
即ち、これは、X、Yのうちの大きい方の電位(X)に
対応した電荷を表わしている。結局、X、Yの信号レベ
ルに拘らず、いずれか大きい方(最大値)の電位に対応
した電荷が転送される。
対応した電荷を表わしている。結局、X、Yの信号レベ
ルに拘らず、いずれか大きい方(最大値)の電位に対応
した電荷が転送される。
この電荷を検出電極下(本発明では示していなハ
い)に移せば、フローティングゲート法等により電圧信
号に変換することができる。この出力電圧信号は電荷量
に対応する。
号に変換することができる。この出力電圧信号は電荷量
に対応する。
このような論理演算によれば、ダイナミックレンジは電
流ミラー回路のように制御されることもなく、広くとれ
る。しかも、入力信号X、Y及び基準電位V refの
印加される電極部を除けば短チヤネル化が可能なので、
高密度化にも適する。また、電圧信号が電荷を1対1に
対応するので、インタフェイス回路を余分に必要とせず
、信号の変換が簡単に行える。また、電荷の演算を行う
ため、消費電力も非常に少ない。
流ミラー回路のように制御されることもなく、広くとれ
る。しかも、入力信号X、Y及び基準電位V refの
印加される電極部を除けば短チヤネル化が可能なので、
高密度化にも適する。また、電圧信号が電荷を1対1に
対応するので、インタフェイス回路を余分に必要とせず
、信号の変換が簡単に行える。また、電荷の演算を行う
ため、消費電力も非常に少ない。
(実施例)
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。第1図は、本発明の第1の実施例となる最大値演
算装置の平面構成図である。第2図(a)〜(f)、第
3図(a)〜(f)は、本構成をA−A’面で切断した
時の断面図及び電位分布を示す図である。第2図はY>
X、第3図はX>Yの場合である。さらに、第4図は本
実施例の最大値演算装置の制御方式を説明するための動
作波形を示す図である。演算装置は、電荷注入手段とし
て入力ダイオード11、メンバーシップ関数を記憶して
いるメモリー(RAM等)から与えられる入力信号(2
値(バイナリ)あるいは多値あるいはアナログ)x、y
がそれぞれ印加される第1の入力電極対12.13.基
準電圧V ref及び入力信号Xがそれぞれ印加される
第2の入力電極対14.15.入力電極13.15下の
電極蓄積手段に蓄えられた電荷を転送するための転送電
極16、及びこれらの電荷を加算するための加算電極1
7とから構成される。第1の入力電極対12゜13及び
第2の入力電極対14.15は、入力ダイオード11側
から順次隣接して設けられる。第1の入力電極対のうち
の入力ダイオード側の電極12にXの入力記号が、転送
電極側の電極13にYの入力信号が供給される。また、
第2の入力電極対のうちの入力ダイオード側の電極14
に基準電圧V refが、転送電極側の電極15にXの
入力信号が供給される。
する。第1図は、本発明の第1の実施例となる最大値演
算装置の平面構成図である。第2図(a)〜(f)、第
3図(a)〜(f)は、本構成をA−A’面で切断した
時の断面図及び電位分布を示す図である。第2図はY>
X、第3図はX>Yの場合である。さらに、第4図は本
実施例の最大値演算装置の制御方式を説明するための動
作波形を示す図である。演算装置は、電荷注入手段とし
て入力ダイオード11、メンバーシップ関数を記憶して
いるメモリー(RAM等)から与えられる入力信号(2
値(バイナリ)あるいは多値あるいはアナログ)x、y
がそれぞれ印加される第1の入力電極対12.13.基
準電圧V ref及び入力信号Xがそれぞれ印加される
第2の入力電極対14.15.入力電極13.15下の
電極蓄積手段に蓄えられた電荷を転送するための転送電
極16、及びこれらの電荷を加算するための加算電極1
7とから構成される。第1の入力電極対12゜13及び
第2の入力電極対14.15は、入力ダイオード11側
から順次隣接して設けられる。第1の入力電極対のうち
の入力ダイオード側の電極12にXの入力記号が、転送
電極側の電極13にYの入力信号が供給される。また、
第2の入力電極対のうちの入力ダイオード側の電極14
に基準電圧V refが、転送電極側の電極15にXの
入力信号が供給される。
このような構成からなる演算装置では、第2〜4図に示
すようにまず時刻上!〜t3 [第2図(c)〜(f)
あるいは第3図(c)〜(f)コにおいて入力ダイオー
ド11に注入パルスφ1を印加することにより(電位平
衡入力方式)、入力電極13あるいは15の電荷蓄積手
段に、Y−XあるいはX−V□、の電圧に対応した電荷
QlあるいはQ2が生成される。入力信号の電位関係が
Y>Xの時には、入力電極13の直下にY−Xの電圧に
対応した電荷Q1が生成され[第2図(に)]、入力電
極15の直下にはx −v refの電圧に対応した電
荷Q2が生成される[第2図(h)]。この場合、Vr
efはOVに近い任意の値に設定すればよいが、必ずし
もこれにこだわる必要はない。次に、時刻1−+ [
第2図(i)及び(j)]で制御ペルスφ1を高レベル
に設定することにより、入力電極13.15の直下の電
荷蓄積手段に蓄積されていた電荷Q1.Q2が転送電極
16の直下の転送手段を通過して加算電極17下の蓄積
手段に転送される。この場合、加算電極17下の蓄積手
段には、2つの電荷Ql、Q2が加算された電荷Qが蓄
積される。即ち、Q=Qt”Q2”(Y−X)”(X−
Vref)”Y Vrefなる関係式から、この電荷Q
は、入力信号のうちの大きい方(Y)の信号電圧に対応
する電荷になる。即ち、このようにして得られた電荷Q
= Q 1十Q 2は、2つの入力信号X、Yの最大
値を表わす。
すようにまず時刻上!〜t3 [第2図(c)〜(f)
あるいは第3図(c)〜(f)コにおいて入力ダイオー
ド11に注入パルスφ1を印加することにより(電位平
衡入力方式)、入力電極13あるいは15の電荷蓄積手
段に、Y−XあるいはX−V□、の電圧に対応した電荷
QlあるいはQ2が生成される。入力信号の電位関係が
Y>Xの時には、入力電極13の直下にY−Xの電圧に
対応した電荷Q1が生成され[第2図(に)]、入力電
極15の直下にはx −v refの電圧に対応した電
荷Q2が生成される[第2図(h)]。この場合、Vr
efはOVに近い任意の値に設定すればよいが、必ずし
もこれにこだわる必要はない。次に、時刻1−+ [
第2図(i)及び(j)]で制御ペルスφ1を高レベル
に設定することにより、入力電極13.15の直下の電
荷蓄積手段に蓄積されていた電荷Q1.Q2が転送電極
16の直下の転送手段を通過して加算電極17下の蓄積
手段に転送される。この場合、加算電極17下の蓄積手
段には、2つの電荷Ql、Q2が加算された電荷Qが蓄
積される。即ち、Q=Qt”Q2”(Y−X)”(X−
Vref)”Y Vrefなる関係式から、この電荷Q
は、入力信号のうちの大きい方(Y)の信号電圧に対応
する電荷になる。即ち、このようにして得られた電荷Q
= Q 1十Q 2は、2つの入力信号X、Yの最大
値を表わす。
また、入力信号の電位関係がX>Yの時には、第3図に
示す如く電位平衡入力方式によりYの電極下には全く電
荷は生成されず[第3図(g) ]、第2の電極対のう
ちの電極15(Xの記号が印加されている)の直下の電
荷蓄積手段に、X−V refの電圧に対応した電荷Q
2が生成される[第3図(h)]。この電電荷量は、時
刻t4でφlをオンにすることにより、上述の場合と同
様に転送電極16の直下の転送手段を通って加算電極1
7下の蓄積手段に転送される。この電荷Q2は、X−V
r、fに対応した電荷であるから、入力信号のうちの大
きい方(X)の信号電圧に対応する。
示す如く電位平衡入力方式によりYの電極下には全く電
荷は生成されず[第3図(g) ]、第2の電極対のう
ちの電極15(Xの記号が印加されている)の直下の電
荷蓄積手段に、X−V refの電圧に対応した電荷Q
2が生成される[第3図(h)]。この電電荷量は、時
刻t4でφlをオンにすることにより、上述の場合と同
様に転送電極16の直下の転送手段を通って加算電極1
7下の蓄積手段に転送される。この電荷Q2は、X−V
r、fに対応した電荷であるから、入力信号のうちの大
きい方(X)の信号電圧に対応する。
即ち、このようにして得られた加算電極下の電荷Q2も
、2つの入力信号X、Yの最大値を表わす。2つの信号
X、Yの大、小関係に拘らず、本実施例の構成によれば
、最大値に対応する電荷が必ず生成される。
、2つの入力信号X、Yの最大値を表わす。2つの信号
X、Yの大、小関係に拘らず、本実施例の構成によれば
、最大値に対応する電荷が必ず生成される。
この電荷Q、Q2は、時刻t、で転送電極18、蓄積電
極19に印加されるパルスφ2を高レベルに設定するこ
とにより、転送電極18下を介して蓄積電極19下へ移
される。以後、他の信号源からの転送電荷との論理演算
(和算、Min、 Max、絶対差等)を行う場合には
、異なる電荷結合型論理演算装置にかかる電荷を転送し
て処理される。
極19に印加されるパルスφ2を高レベルに設定するこ
とにより、転送電極18下を介して蓄積電極19下へ移
される。以後、他の信号源からの転送電荷との論理演算
(和算、Min、 Max、絶対差等)を行う場合には
、異なる電荷結合型論理演算装置にかかる電荷を転送し
て処理される。
また、かかる電荷を検出して、電圧に変換するには、フ
ローティングゲート法等を用いて容易に行える。
ローティングゲート法等を用いて容易に行える。
このような動作は、電荷結合素子の界面(表面チャネル
)あるいは内部(埋込みチャネル)の電位をうまく制御
することにより得られる。本実施例では、転送電極16
.18の直下に、基板と同一等電型の基板よりもやや高
い不純物濃度の導電層20.20’を設けて、電荷の生
成、転送がうまくなされるように、これらの電極16.
18の直下の電位をこの導電層のない部分に比して浅い
電位に設定している。このような電位関係を形成するた
めに、本実施例に示した如き不純物層を設けなくても、
各電極16.18下の絶縁膜の膜厚を、他の電極下より
も厚くしてもよい。また、埋込みチャネルを形成する場
合には、全面あるいは必要な個所(例えば、φl、φ2
のパルスが印加されている電極16〜19の直下)に基
板と逆導電型の不純物層を設ければよい(図示してない
)。
)あるいは内部(埋込みチャネル)の電位をうまく制御
することにより得られる。本実施例では、転送電極16
.18の直下に、基板と同一等電型の基板よりもやや高
い不純物濃度の導電層20.20’を設けて、電荷の生
成、転送がうまくなされるように、これらの電極16.
18の直下の電位をこの導電層のない部分に比して浅い
電位に設定している。このような電位関係を形成するた
めに、本実施例に示した如き不純物層を設けなくても、
各電極16.18下の絶縁膜の膜厚を、他の電極下より
も厚くしてもよい。また、埋込みチャネルを形成する場
合には、全面あるいは必要な個所(例えば、φl、φ2
のパルスが印加されている電極16〜19の直下)に基
板と逆導電型の不純物層を設ければよい(図示してない
)。
以上述べた最大値演算装置及びその制御方式では、2つ
の2値あるいは、多値あるいはアナログ入力信号の最大
値に対応した電荷が容易に得られ、広いダイナミックレ
ンジの動作が可能である。
の2値あるいは、多値あるいはアナログ入力信号の最大
値に対応した電荷が容易に得られ、広いダイナミックレ
ンジの動作が可能である。
しかも、電圧を電荷に変換するための余分なインタフェ
イス回路が全く不要であるため、従来の電流ミラー回路
の如き複雑なインタフェイスを設けなくてもよいという
メリットを有する。また、2つの入力電極対12.13
及び14.15を除いては、短チヤネル化が可能なので
、高密度IC化に適している。さらに、本演算装置は電
荷をダイナミックに転送する電荷結合モードで動作する
ため、非常に低消費電力なシステムを構成できる。
イス回路が全く不要であるため、従来の電流ミラー回路
の如き複雑なインタフェイスを設けなくてもよいという
メリットを有する。また、2つの入力電極対12.13
及び14.15を除いては、短チヤネル化が可能なので
、高密度IC化に適している。さらに、本演算装置は電
荷をダイナミックに転送する電荷結合モードで動作する
ため、非常に低消費電力なシステムを構成できる。
(発明の効果)
以上詳細に説明したように、本発明によれば従来技術で
は得られない広ダイナミツクレンジ、低消費電力、ダイ
レクトインタフェイス、高密度化可能等の特徴が発揮さ
れる最大値演算装置及びその制御方式が実現される。
は得られない広ダイナミツクレンジ、低消費電力、ダイ
レクトインタフェイス、高密度化可能等の特徴が発揮さ
れる最大値演算装置及びその制御方式が実現される。
第1図は本発明になる最大値演算装置の第1の実施例で
ある平面構成図、第20、第3図は本発明の第1の実施
例である最大値演算装置のA−A“断面構成及び電位分
布を示す図、第4図は本発明の第1の実施例である最大
値演算装置の制御方式を説明するための動作波形を示す
図、第5図はファジィ論理演算により推論を行うのに用
いるメンバーシップ関数を示す図である。図において、
10:半導体基板、 11:入力ダイオード、12〜1
5:入力電極、 16〜19:制御電極、20.20゛
:不純物層。
ある平面構成図、第20、第3図は本発明の第1の実施
例である最大値演算装置のA−A“断面構成及び電位分
布を示す図、第4図は本発明の第1の実施例である最大
値演算装置の制御方式を説明するための動作波形を示す
図、第5図はファジィ論理演算により推論を行うのに用
いるメンバーシップ関数を示す図である。図において、
10:半導体基板、 11:入力ダイオード、12〜1
5:入力電極、 16〜19:制御電極、20.20゛
:不純物層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ファッジ論理演算のために、メンバーシップ関数記
憶手段を通して与えられる2つの2値あるいは多値ある
いはアナログ入力信号X、Yの最大値を求める最大値演
算装置であって、電荷注入手段と、これと直列に接続さ
れる第1と第2の電荷蓄積手段及び第3と第4の電荷蓄
積手段と、前記第1と第2の電荷蓄積手段に前記2つの
入力信号X、YをX、Yの順序で印加するための第1と
第2の電極と、前記第3と第4の電荷蓄積手段に基準電
位V_r_e_fと入力記号XをV_r_e_f、Xの
順序で印加するための第3と第4の電極と、前記第2と
第4の電荷蓄積手段に蓄えられた電荷を転送制御するた
めの転送手段及び転送電極と、転送される電荷を加算し
て蓄積するための蓄積手段及び加算電極とで構成される
ことを特徴とする最大値演算装置。 2、ファジィ論理演算のために、メンバーシップ関数記
憶手段を通して与えられる2つの2値あるいは多値ある
いはアナログ入力信号X、Yの最大値を求める最大値演
算装置であって、電荷注入手段と、これと直列に接続さ
れる第1と第2の電荷蓄積手段及び第3と第4の電荷蓄
積手段と、前記第1と第2の電荷蓄積手段に前記2つの
入力信号X、YをX、Yの順序で印加するための第1と
第2の電極と、前記第3と第4の電荷蓄積手段に基準電
位V_r_e_fと入力信号XをV_r_e_f、Xの
順序で印加するための第3と第4の電極と、前記第2と
第4の電荷蓄積手段に蓄えられた電荷を転送制御するた
めの転送手段及び転送電極と、転送される電荷を加算し
て蓄積するための蓄積手段及び加算電極とで構成される
最大値演算装置を制御する方式であって、電荷注入期間
では、第1と第4の電極、第2の電極及び第3の電極に
それぞれ入力信号X、Y及び基準電位V_r_e_fを
印加し、転送電極にはOVを印加してその直下にバリア
電位を形成し、この状態で電荷注入手段により前記第2
、第4の電極直下の電荷蓄積手段に電荷を蓄え、電荷転
送期間では、前記転送電極及び加算電極下の電位を深く
することによって前記加算電極下に前記第2、第4の電
極下の電荷蓄積手段に蓄えられた電荷を転送して加算す
ることを特徴とする最大値演算装置の制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26083487A JPH01103703A (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 最大値演算装置及びその制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26083487A JPH01103703A (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 最大値演算装置及びその制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01103703A true JPH01103703A (ja) | 1989-04-20 |
Family
ID=17353405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26083487A Pending JPH01103703A (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 最大値演算装置及びその制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01103703A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5402568A (en) * | 1992-07-31 | 1995-04-04 | Fuji Oozx Inc. | Method of securing a tip in a tappet |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP26083487A patent/JPH01103703A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5402568A (en) * | 1992-07-31 | 1995-04-04 | Fuji Oozx Inc. | Method of securing a tip in a tappet |
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