JPH01102243A - 温水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は台所、洗面所、トイレ、医療用機器などで使用
される温水器に関するものである。

従来の技術 従来、水道水を暖めて供給する温水器としては、貯湯槽
の水を電気ヒータで加熱保温して、必要量の温水を貯湯
槽から供給する貯湯型温水器、あるいは熱交換器をガス
の燃焼で加熱して、熱交換器を連続的に通する水を暖め
て温水を供給する瞬間湯沸型温水器の何れかの形式のも
のが使用されている。

発明が解決しようとする問題点 貯湯型温水器は、貯湯槽の容量が小さいと温水を多量に
使用した際に貯湯槽に冷水が送り込まれて水温が低下す
るため、温水を連続的に使用できないという問題がある
。貯湯槽の容量を大きくすると、温水を保温するための
ランニングコストが高くなるとともに、貯湯槽の占有ス
ペースが増大するという問題がある。

瞬間湯沸型温水器は、連続的に温水を利用しても貯湯型
温水器に見られたような温水の温度低下がなく、しかも
その都度、必要量の水を加熱すればよいので経済的であ
るが、ガスを燃焼させるため換気を行わなければならな
い。また、ガスによる加熱に代えて電気ヒータを利用す
ることも考えられるが、この場合は電気ヒータの温度１
袢に時間がかかり、その間には温水器から冷水が供給さ
れるという問題がある。

本発明は作動中においても換気の必要が無く、しかも連
続的に必要量の温水を供給できる温水器を提供すること
を目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明の温水器は、周囲壁がマイクロ波遮蔽部材で形成
された遮蔽環と、前記遮蔽環の庫内にマイクロ波を放射
するマイクロ波送信装置と、前記庫内を通過するように
配設された通水路とを設け、前記庫内に位置する前記通
水路の少なくとも一部をマイクロ波抵抗材料で構成した
ことを特徴とする。

作用 この構成によると、マイクロ波抵抗材料で構成された通
水路にマイクロ波が照射されると、通水路が迅速に発熱
して、この中を流れる水道水が暖められる。

実施例 以下、本発明の実施例を第１図〜第６図に基づいて説明
する。

第１図は本発明の温水器を示す。マイクロ波を遮蔽する
遮蔽部材で周囲壁が形成された遮蔽環１の上方位置には
、遮蔽環１の庫内Ａにマイクロ波を放射するマイクロ波
送信装置２が設けられている。庫内Ａには、第３図にも
示すようにマイクロ波照射域を蛇行状に延びて通過する
通水路３が配設されている。この通水路３はマイクロ波
の照射を受けて発熱する炭化ケイ素によって管状に形成
されており、通水路３の一端は庫内Ａの外部Ｂで水道管
４に接続され、水が通水路３を矢印Ｃ方向へ流れるよう
になっている。通水路３を通過する水の母は、水流を検
出できる流量調節弁５により調節することができ、通水
路３と水道管４の間に接続されたバルブ６を閉じること
によって水の流量を零にすることができる。

第２図はマイクロ波送信装置２の構成を示す。

マイクロ波送信装置２はマグネトロン９、高圧トランス
１０、高圧コンデンサ１１、高圧整流器１２．７グネト
ロン冷却用のファン１３およびファンモータ１４などを
備えており、高圧トランス１０の一次側には前記流量調
整弁５の水流検出スイッチ１５を介して商用電源電圧が
印加されている。水流検出スイッチ１５は通水路３に水
の流れがない状態でオフ状態、通水路３に水の流れがあ
る状態でオン状態となる。

なお、第１図において７は前記外部Ｂにおいて通水路３
の他端に接続された出湯管、８は通水路３からのマイク
ロ波の漏洩を防止する電磁波遮蔽マスクで、水の流れを
妨げないパン′チング板あるいは網状の導電体からなっ
ており、マイクロ波遮蔽庫１．の壁面近傍で通水路３の
内部に装着されている。

このように構成したため、パルプ６を開いて通水路３に
水道水を供給すると、水流検出スイッチ１５がオン状態
となって、マグネトロン９から庫内Ａにマイクロ波が照
射される。ここで通水路３はマイクロ波抵抗材料の炭化
ケイ素で形成されているため、マイクロ波の照射を受け
ると通水路３それ自体が発熱して、この内部を流れる水
道水が緩められ、出湯管７から温水が得られる。

以上のように構成された温水器は、マグネトロン９から
発生するマイクロ波によって水道水をそのつと暖めるた
め、連続給温してもガスの燃焼による瞬間湯沸型温水器
と同じように測温の低下が無い。しかもマイクロ波加熱
であるため小型化することができ、ガスの燃焼の場合の
ような換気が必要でないため、家庭用電源コンセントが
あれば、例えば便器に取り付けられた局部洗浄装置、台
所の湧沸器などとして温水を必要とするところに簡単に
設置することができる。したがって、トイレ、洗面所の
ような狭い部屋への設置にも適する。

上記の実施例において通水路３は管状の炭化ケイ素を蛇
行状に形成したものを用いたが、これに限定されるもの
ではない。例えば第５図と第６図に示すようにも構成で
きる。つまり、第５図に示すように半円状の溝１６が内
側に形成された炭化ケイ素ブロック１７ａ、　１７ｂを
、互いに内側どうしを張り合わせて第６図に示すような
蛇行状の通水路３が構成されている。１８ａ、　１８ｂ
は通水路３の入口端、出口端となる接続管で、炭化ケイ
素ブロック１７ａと１７ｂの張り合わせの際に挟み込ん
で水密構造を満足している。

上記の各実施例では、通水路３は流路がいずれも蛇行状
であったが、これは第４図に示すように入水路１９ａお
よび出口Ｍ１９ｂを分岐させて、この間を直管２０で接
続しても同様である。また、炭化ケイ素ブロック１７ａ
、　１７ｂの内側に第５図の場合と同様に分岐部分と直
線部分からなる溝を形成して張り合わしても通水路３を
構成できる。

上記の各実施例では、通水路３の全体が炭化ケイ素で構
成されていたが、これは第３図の場合には蛇行状の曲管
部分をマイクロ波透過材料の例えばセラミックスで形成
し、直管部分だけを炭化ケイ素で形成するなど、一部分
だけマイクロ波抵抗材料で形成してもほぼ同様の結果が
得られる。マイクロ波抵抗材料も炭化ケイ素に限定され
るものではなく、例えば炭素などを使用することもでき
る。

発明の効果 以上のように本発明は、少なくとも一部がマイクロ波抵
抗材料で構成された通水路を遮蔽庫に配設し、マイクロ
波送信装置からのマイクロ波で通水路を暖めて通水路を
通過する水を暖めるため、換気の必要がなく、小型化が
可能なうえ、連続給湯してもガスの燃焼による従来のＩ
Ｉｍ濁沸型温水器と同じように湯温の低下が無く、しか
もガスの燃焼を電気ヒータに代えたものよりも湯温の立
ち上がりが迅速であって、特に台所、洗面所、トイレ、
医療用機器などで使用される温水器に適するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の温水器の一実施例の縦断面図、第２図
は同装置におけるマイクロ波送信装置の電気結線図、第
３図は同装置の通水路の一部切欠き正面図、第４図は別
の実施例の通水路の一部切欠き正面図、第５図はさらに
別の実施例の通水路の分解斜視図、第６図は第５図の組
み立て正面図である。 １・・・遮蔽庫、２・・・マイクロ波送信装置、３・・
・通水路、Ａ・・・庫内。 代理人　　　森　　本　　義　　弘

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、周囲壁がマイクロ波遮蔽部材で形成された遮蔽庫と
   、前記遮蔽庫の庫内にマイクロ波を放射するマイクロ波
   送信装置と、前記庫内を通過するように配設された通水
   路とを設け、前記庫内に位置する前記通水路の少なくと
   も一部をマイクロ波抵抗材料で構成した温水器。 ２、マイクロ波抵抗材料を、炭素あるいは炭化ケイ素で
   構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   温水器。