JP7908367B2 - アンテナテスト装置およびアンテナテストシステム - Google Patents

アンテナテスト装置およびアンテナテストシステム

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本発明は、アンテナ技術分野に関し、特に、アンテナテスト装置およびアンテナテストシステムに関する。
従来の技術では、近傍界1対1のアンテナを用いて対象アンテナをテスト校正することが多い。しかしながら、この方法では効率が低いという問題があり、特に大型のフェーズドアレイアンテナアレイでは、テスト校正速度が大幅に制限されている。例えば、フェーズドアンテナアレイが1024個の放射ユニットを有する場合、このアンテナは1024回ずつ送受信テスト校正する必要があり、このアンテナの変位も正確に移動させる必要がある。これは、アンテナアレイのテスト校正速度に大きく影響する。
以上に鑑み、本発明は、アンテナアレイのテスト校正速度を向上させることができるアンテナテスト装置及びアンテナテストシステムを提供する。
本出願の第1態様は、アンテナアレイをテストするアンテナテスト装置を提供する。アンテナテスト装置は、第1誘電体基板と、複数の放射ユニットと、複数の第2誘電体基板と、複数の電力分配器とを含み、第1誘電体基板は、一方の表面に第1領域および第1領域を囲む第2領域を含み、複数の放射ユニットは、第1領域および第2領域に所定の配列(並び方)でアレイ状に配置されており、且つ、所定の配列は、アンテナアレイにおけるアンテナ放射ユニットの配列と対応し、複数の第2誘電体基板は、前記第1誘電体基板における複数の放射ユニットから離れる他方の表面に積層されており、複数の電力分配器は、複数の第2誘電体基板の間に設けられ、第1領域に位置する放射ユニットに接続されている。
ある実施例において、複数の放射ユニットのうち第1領域に位置する放射ユニットは、信号の送受信に用いられ、複数の放射ユニットのうち第2領域に位置する放射ユニットは、接地されている。
ある実施例において、複数の放射ユニットは、ループアンテナを含む。
ある実施例において、所定の配列は、各2行の放射ユニットのうち、一方の一行における各放射ユニットは、他方の一行における2つの放射ユニットの間に位置ずれして配置されて、三角形配列を形成している。
ある実施例において、複数の電力分配器は、第1領域に位置する放射ユニットに接続されている。
ある実施例において、第2領域の放射ユニットは、負荷を介して接地され、負荷は、複数の第2誘電体基板の間に設けられる。
ある実施例において、負荷は50オーム抵抗である。
本出願の第2態様は、アンテナアレイをテストするためのアンテナテストシステムを提供する。アンテナテストシステムは、上記のいずれかに記載のアンテナテスト装置を備える。
ある実施例において、アンテナテストシステムは、無線出力ポート及び無線入力ポートを有するネットワークアナライザをさらに備える。無線出力ポートには複数の電力分配器が接続され、無線入力ポートにはアンテナアレイの信号入力ポートが接続される。又は、無線出力ポートにはアンテナアレイの信号入力ポートが接続され、無線入力ポートには複数の電力分配器が接続される。
ある実施例において、複数の放射ユニットの所定の配列は、テスト対象のアンテナアレイにおけるアンテナ放射ユニットの配列に対応する。
本出願が提供するアンテナテスト装置は、第1誘電体基板と、複数の放射ユニットと、複数の第2誘電体基板と、複数の電力分配器とを備える。第1誘電体基板の表面は、第1領域及び第2領域を含み、第2領域が第1領域を囲んでいる。第1領域及び第2領域には、複数の放射ユニットが所定の配列でアレイ状に配置されている。このように、複数の放射ユニットのうち、第1領域内に設置された放射ユニットの環境が同一となる。複数の電力分配器は、複数の放射ユニットのうち、第1領域に配置された放射ユニットを接続して、フィード信号を供給する。これにより、第1領域内に設けられた放射ユニットにより励起される信号の信号強度および信号位相の整合性が高くなるようにすることができ、マルチアンテナテスト装置の設計ニーズを満たすことができる。これにより、アンテナアレイ上の複数のアンテナに対して同時にテスト校正を行うことができ、テスト校正の効率を向上させることができる。さらに、複数の第2誘電体基板は、第1誘電体基板における複数の放射ユニットから離れる一側に積層されており、複数の電力分配器は、複数の第2誘電体基板の間に設けられることにより、アンテナテスト装置の面積を低減することができる。
本出願の一実施例に係るアンテナテストシステムにおいて、アンテナアレイをテスト校正する場合の模式図である。 本出願の一実施例に係るアンテナテスト装置の構成をXZ平面で表した模式図である。 図2に示したアンテナテスト装置における第1誘電体基板をXY平面で表した模式図である。 図3の実施例における複数の放射ユニットのうちの一つの放射ユニットを示す図である。 本出願の他の実施例に係る放射ユニットを示す図である。 本出願の他の実施例に係る放射ユニットを示す図である。 本出願の一実施例に係る複数の電力分配器が、複数の放射ユニットのうち第1領域に位置する放射ユニットに接続された模式図である。 本出願の他の実施例に係る複数の電力分配器が、複数の放射ユニットのうち第1領域に位置する放射ユニットに接続された場合の模式図である。 本出願の一実施例に係る複数の電力分配器が接続して形成されるカスケード回路の構造を示す図である。 本出願の一実施例に係る、6つのセンス放射ユニット及び2つの接地放射ユニットを含むアンテナテスト装置の模式図である。 図9に示す6つのセンス放射ユニットによって測定されたSパラメータの電力強度を示す図である。 図9に示す6つのセンス放射ユニットによって測定されたSパラメータの位相を示す図である。 本出願の一実施例に係る、6つのセンス放射ユニットのみを含むアンテナテスト装置の模式図である。 図12に示す6つのセンス放射ユニットによって測定されたSパラメータの電力強度を示す図である。 図12に示す6つのセンス放射ユニットによって測定されたSパラメータの位相を示す図である。 図9の第3センス放射ユニットがアンテナアレイ上のアンテナのうちの1つをテスト校正するときの模式図である。 図15の第3センス放射ユニットとアンテナアレイのアンテナRT1~RT6との間の伝送係数(Transmission Coefficient)を示すグラフである。 図2の第7センス放射ユニットと隣接する他の6つのセンス放射ユニットとの間の隔離度を示すグラフである。 本出願一実施例に係るパッチアンテナの模式図である。 本出願一実施例に係るスロットアンテナの模式図である。 7つのループアンテナのうち、中心位置に位置するループアンテナと他のループアンテナとの間の隔離度を示すグラフである。 7つのパッチアンテナのうち、中心位置に位置するパッチアンテナと他のパッチアンテナとの間の隔離度を示すグラフである。 7つのスロットアンテナのうち、中心位置に位置するスロットアンテナと他のスロットアンテナとの間の隔離度を示すグラフである。 本出願一実施例に係る複数の放射ユニットと対応するアンテナアレイの第1の配列形態を示す図である。 本出願一実施例に係る複数の放射ユニットと対応するアンテナアレイの第2の配列形態を示す図である。 本出願一実施例に係る複数の放射ユニットと対応するアンテナアレイの第3の配列形態を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態をさらに説明する。
以下では、本発明の実施形態の図面を参考して、本発明の実施形態における技術的な態様を明確にし、完全に説明するが、説明した実施形態は、全ての実施形態ではなく、本発明の一部の実施形態のみであることは明らかである。創造的な努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の範囲内である。
ある要素がもう1つの要素に「電気的に接続する」と称される場合、それは直接に前記もう1つの要素に存在してもよいし、他の要素を介して前記もう1つの要素に接続されてもよい。構成部品が「電気的接続」であるとみなされる場合、接触接続、たとえばワイヤ接続、または非接触接続、たとえば非接触結合とすることができる。
本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、特に定義されない限り、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。本発明の明細書で使用される用語は、具体的に実施形態を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
以下、上記の図面を参考して本出願のいくつかの実施形態について詳細に説明する。衝突しない場合は、下記の実施例および実施例における特徴を互いに組み合わせることができる。
従来の技術では、近傍界1対1のアンテナテストを用いて対象アンテナをテスト校正することが多い。しかしながら、この方法では効率が低いという問題があり、特に大型のフェーズドアレイアンテナアレイでは、テスト校正速度が大幅に制限されている。例えば、フェーズドアンテナアレイが1024個の放射ユニットを有する場合、当該アンテナテストは1024回ずつ送受信テスト校正する必要があり、当該アンテナの変位も正確に移動させる必要がある。これは、アンテナアレイのテスト校正速度に大きく影響する。
これにより、アンテナアレイをテストし、アンテナアレイのテスト校正速度を向上させることができるアンテナテスト装置が提供される。
まず、図1を参照すると、本願では、アンテナテスト装置10およびネットワークアナライザ30を備えるアンテナテストシステム100が提供される。アンテナテスト装置10は、テスト対象のアンテナアレイ20が放射する信号を受信するか、又はテスト対象のアンテナアレイ20に信号を放射する。ネットワークアナライザ30は、アンテナテスト装置10またはアンテナアレイ20が生成したテストデータを取得して解析し、アンテナアレイ20をテスト校正する。
図2から図5を併せて参照すると、アンテナテスト装置10は、第1誘電体基板110と、複数の放射ユニット120と、複数の第2誘電体基板130と、複数の電力分配器140(図6および図7参照)とを備える。複数の放射ユニット120はアレイを形成する(図3参照)。
図2および図3を併せて参照すると、第1誘電体基板110の一方の表面上には、複数の放射ユニット120が設けられている。図2、図6及び図7を併せて参照すると、複数の電力分配器140は、複数の第2誘電体基板130の間に設けられる。
続いて、図3参照すると、第1誘電体基板110の一面は、第1領域1101および第2領域1102を含み、第2領域1102は、第1領域1101を囲んでいる。具体的には、本実施例では、第2領域1102は、第1誘電体基板110のほぼ額縁領域に位置し、第1領域1101は、第2領域1102の内側の領域に位置している。つまり、第2領域1102は、第1領域1101の周囲に位置し、第1領域1101を囲んでいる。
第1領域1101及び第2領域1102には、複数の放射ユニット120が所定の配列でアレイ状に配置されている。すなわち、第1誘電体基板110の一方の面上には、複数の放射ユニット120が所定の配列でアレイ状に配置されており、複数の放射ユニット120の一部は第1領域1101上に位置し、複数の放射ユニット120の他の一部は第2領域1102上に位置している。ここで、第1領域1101に位置する複数の放射ユニット120と第2領域1102に位置する複数の放射ユニット120とは、同じ放射ユニットであり、相違点は、第1領域1101に位置する複数の放射ユニット120(以下、センス放射ユニットという)は信号の送受信に用いられ、第2領域1102に位置する複数の放射ユニット120(以下、接地放射ユニットという)は接地されている。このように、接地放射ユニットがセンス放射ユニットの周囲に配置されることで、複数の放射ユニット120におけるセンス放射ユニットのそれぞれは、隣り合う放射ユニットを有する(すなわち、センス放射ユニット毎に隣り合うセンス放射ユニットおよび/または接地放射ユニットを有する)ことができる。すなわち、放射ユニット120のうち、第1領域1101の周辺の地域に設けられた放射ユニットも、接地放射ユニットによって取り囲まれるように設計され、複数の放射ユニット120のうち、第1領域1101の中央に設けられた放射ユニットと、第1領域1101の縁に設けられた放射ユニットとが同じ環境となる。その結果、各センス放射ユニットから出力される信号の強度(Amplitude)と位相(Phase)の整合性が高いという効果を得ることができる。
図4を参照すると、図4は、図3の複数の放射ユニット120のうちのいずれかの放射ユニットを示す図である。複数の放射ユニット120の各々は、図4に示したループアンテナ121であってもよい。他の実施形態では、複数の放射ユニット120における放射ユニットは、例えば、図18に示すパッチアンテナ122、図19に示すスロットアンテナ123等の他の種類のアンテナであってもよい。
具体的には、ループアンテナ121は、第1誘電体基板110の一面に設けられたループ状のパッチアンテナであってもよい。このうち、ループアンテナ121は、放射部1211と、アース部1212と、フィード部1213とを含む。放射部1211は、略一端が開口した円環状のマイクロストリップラインである。アース部1212及びフィード部1213は、いずれも略直線状のマイクロストリップラインである。アース部1212およびフィード部1213は、いずれも放射部1211が形成する円環内に設けられている。アース部1212の一端は、放射部1211の開口の一端に接続される。フィード部1213は、放射部1211の開口の他端に接続されている。アース部1212は、第1誘電体基板110および複数の第2誘電体基板130上の対応する複数のビア(図示せず)を介して、アースポスト(GroundPin)114に接続されて接地される。フィード部1213は、第1誘電体基板110及び複数の第2誘電体基板130上の対応する複数のビア(図示せず)を介して複数の電力分配器140に接続されて、対応する無線周波数信号を送受信することができる。
第1誘電体基板110にはさらに、複数のアーススルーホール111が開けられている。複数のアーススルーホール111は、ループアンテナ121を周回するように設けられている。このように、複数のアーススルーホール111は、第1誘電体基板110及び複数の第2誘電体基板130を通して接地され、クリーンエリア112を形成する。第1誘電体基板110のZ軸方向において、クリーンエリア112内には電子デバイスが設けられていないことが分かる。このように、ループアンテナ121は、クリーンエリア112内に設けられ、干渉を著しく低減することができる。そして、ループアンテナ121はクリーンエリア112内に設けられているため、ループアンテナ121は、フィード部1213を介して電流を受けると、ループアンテナ121に電流が集中し、さらに、他のループアンテナ121との結合を低減し、各放射ユニットの隔離度を高めることができる。
なお、複数の放射ユニット120のそれぞれがループアンテナである場合には、本出願は、ループアンテナの具体的な形状について限定しない。例えば、図5Aを参照すると、他の実施例では、複数の放射ユニット120の各々は、ループアンテナ121aであってもよい。なお、ループアンテナ121aは、ループアンテナ121と略同様の構成であり、放射部1211a、アース部1212a、及びフィード部1213aを含む。相違点は、ループアンテナ121aの放射部1211aの両側が、ループアンテナ121aの中心に向かって凹んでいる点である。
例えば、図5Bを参照すると、他の実施例では、複数の放射ユニット120の各々は、ループアンテナ121bであってもよい。なお、ループアンテナ121bは、ループアンテナ121と略同様の構成であり、放射部1211b、アース部1212b、及びフィード部1213bを含む。相違点は、ループアンテナ121bのアース部1212b及びフィード部1213bが、放射部1211bの開口の両端からそれぞれループアンテナ121bの中心から離れる方向に一定の距離を延びて形成されている点である。放射部1211bも外側に突出している。
本出願は、ループアンテナ121の具体的な形状を限定するものではなく、他の実施例において、ループアンテナは別の形状であってもよい。
再び図1を参照すると、テスト対象のアンテナアレイ20は、複数のアンテナ放射ユニット210を備える。アンテナテスト装置10がアンテナアレイ20のテスト校正に用いられる場合、アンテナテスト装置10は、放射ユニット120が複数設けられている側が、アンテナアレイ20に対向している必要があり、且つ、全てのセンス放射ユニットは、アンテナアレイ20上の対応する同数の複数のアンテナ放射ユニット210に1対1で対応する必要がある。これにより、全てのセンス放射ユニットと、複数のアンテナ放射ユニット210のうち対応するアンテナ放射ユニット210との間で対応する信号の送受信を実現する。このように、複数の放射ユニット120の所定の配列と、テスト対象のアンテナアレイ20におけるアンテナ放射ユニット210の配列とは対応している。
図3を再度参照すると、例えば、本実施例では、アンテナアレイ20におけるアンテナ放射ユニット210の配列に対応して、複数の放射ユニット120の所定の配列は、各2行の放射ユニット120のうち、一方の一行における各放射ユニット120は、他方の一行における2つの放射ユニット120の間に位置ずれして配置されて、任意の三つの放射ユニット120が三角形配列を形成している。本出願は、複数の放射ユニット120の所定の配列を制限するものではなく、複数の放射ユニット120の所定の配列がテスト対象のアンテナアレイ20におけるアンテナ放射ユニット210の配列と同じであればよい。例えば、他の実施例では、テスト対象のアンテナアレイ20におけるアンテナ放射ユニット210の配列に対応して、所定の配列は、複数の放射ユニット120が方形、円形、または菱形等のパターンで配列されてもよい。
再び図2を参照すると、第1誘電体基板110の複数の放射ユニット120から離れた他方の面に、複数の第2誘電体基板130が積層して設けられる。図6及び図7を併せて参照すると、図6及び図7は、それぞれ、本出願の実施例における第1視点の複数の電力分配器140と複数の放射ユニット120との接続関係を示す図である。ここで、第1視点は、アンテナテスト装置10を中間から切断したYZ平面から見た視点である。図6及び図7に示すように、複数の電力分配器140は、複数の第2誘電体基板130の間に設けられている。幾つかの実施例では、図6に示したように、複数の第2誘電体基板130が一層の第2誘電体基板130を含む場合、複数の電力分配器140は第2誘電体基板130の第1誘電体基板110に近い側に設けられていてもよい。幾つかの実施例では、図7に示したように、複数の第2誘電体基板130が複数の第2誘電体基板130を含む場合、複数の電力分配器140は複数の第2誘電体基板130の間、例えば3層の第2誘電体基板130の間に設けられてもよい。複数の電力分配器140は、複数の放射ユニット120のうち、第1領域1101に位置する放射ユニットに接続されている。すなわち、複数の電力分配器140の各々は、複数のセンス放射ユニットのフィード部に接続されている。複数の放射ユニット120のうち、第2領域1102に位置する放射ユニットは、負荷1214を介して接地されている。すなわち、接地放射ユニットのフィード部1213は負荷1214を介して接地されている。なお、負荷1214は、抵抗値が50オームの抵抗であってもよい。また、負荷1214は、複数の第2誘電体基板130の間に設けられてよい。本出願は、負荷1214の具体的な電子素子を限定されるものではなく、例えば他の実施例において、負荷1214は、抵抗、容量およびインダクタンスの少なくとも1つを含んでいてもよい。
図6を参照すると、いくつかの実施形態では、放射ユニット120のうち、第1領域1101に位置する放射ユニットは、複数の電力分配器140に並列に接続されている。すなわち、複数の電力分配器140が複数のセンス放射ユニットに並列に接続されている。具体的には、本出願における電力分配器140は、ウィルキンソン電力分配器(Wilkinson Power Divider)であってもよい。電力分配器140は、第1ポート及び2つの第2ポートを備える。第1ポートには、ネットワークアナライザ30(図1参照)の無線出力ポート31が、対応する無線信号を受信するように接続される。あるいは、第1ポートには、無線入力ポート32が、対応する無線信号をネットワークアナライザ30に出力するように接続されている。各第2ポートには、それぞれ対応するセンス放射ユニットのフィード部1213が接続されている。例えば、本実施例では、各第2ポートに、対応するセンス放射ユニットとしてのループアンテナ121のフィード部がそれぞれ接続される。
電力分配器140は、第1ポートから入力される無線周波数信号のエネルギーを、等しいエネルギーを有する2つのフィード信号に分配し、第2ポートから出力する。このように、本出願におけるセンス放射ユニットごとのフィード信号のエネルギーは同じである。あるいは、電力分配器140は、2つの第2ポートで受信した信号を第1ポートに集約して出力する。
図7を参照すると、幾つかの実施例では、複数の電力分配器140を順次接続してカスケード回路構成とし、センス放射ユニット毎に同じエネルギーのフィード信号を供給(フィード)するようにしてもよい。具体的には、図7に示したカスケード回路構成を例にとると、第1段の回路において、電力分配器140の第1ポートが無線出力ポートに接続され、2つの第2ポートが他の2つの電力分配器140の第1ポートにそれぞれ接続される。第2段の回路では、2つの電力分配器140の4つの第2ポートが、それぞれ、4つの電力分配器140の第1ポートに接続されている。このように、最終段の回路における電力分配器140の数は、複数の放射ユニット120におけるセンス放射ユニットの数の半分となる。例えば、図8を参照すると、図8は、本出願の一実施例に係る複数の電力分配器140が接続して形成されるカスケード回路の構造を示す図である。このうち、第1段の回路における電力分配器140の第1ポートは接続ポート1411となる。接続ポート1411は、無線出力ポート31または無線入力ポート32を接続する。なお、カスケード回路構造の各段の回路は、複数の第2誘電体基板130の各誘電体基板にそれぞれ設けられてもよい。これにより、受信時には、全てのセンス放射ユニットが受信した信号を接続ポート1411に統合し、無線入力ポート32を介してネットワークアナライザ30に出力することができる。送信時には、無線出力ポート31から出力される無線周波数信号のエネルギーが接続ポート1411を介して各センス放射ユニットへ均一に出力される。
他の実施例において、電力分配器140は、ウィルキンソン電力分配器(Wilkinson Power Divider)の他、他のタイプや他の複数タイプを組み合わせた電力分配器であっても良く、各センス放射ユニットが供給する無線周波数信号のエネルギーを同一であればよく、本出願は電力分配器140のタイプを限定しない。
ところで、アンテナアレイのテスト校正を行う場合、主にアンテナアレイの位相と電力強度の2つのパラメータをテスト校正する。従来技術では、単一の誘導アンテナを用いてアンテナアレイのテストに用いているため、単一の誘導アンテナに対して位相や電力強度の整合性の問題はない。これに対して、本出願で提案されたアンテナテスト装置10は、いくつかのセンス放射ユニットを備えており、いくつかのセンス放射ユニット間で既に位相や電力強度のばらつきがあると、アンテナテスト装置10がアンテナアレイ20をテスト校正する際に歪みが生じる。したがって、アンテナテスト装置10における複数のセンス放射ユニットの位相および電力強度は、高い整合性を保つ必要がある。
図9を参照すると、本実施例では、テストデータの複雑さの低減およびテストデータの可読性の向上のため、図9に示す6つのセンス放射ユニット(例えば、第1センス放射ユニットP1~第6センス放射ユニットP6)および2つの接地放射ユニットを含むアンテナテスト装置のSパラメータテストデータのみを例として、本出願が提供するアンテナテスト装置の放射特性を説明する。なお、図9で示す2つの接地放射ユニットは、6つの放射ユニットの上下両側に設けられて、6つのセンス放射ユニットのそれぞれが二つの放射ユニットの間に設けられ、つまり6つのセンス放射ユニットが同じ環境となる。図10及び図11は、それぞれ図9に示す6つのセンス放射ユニットにより測定されたSパラメータの電力強度模式図及びSパラメータの位相模式図である。図10及び図11から分かるように、図9に示すアンテナテスト装置のセンス放射ユニットが励起する信号の電力強度及び位相は高い一致性を有している。これは、本出願が提供するアンテナテスト装置10におけるセンス放射ユニットごとのリターンロス及び出力効果は、高い整合性を維持することができることを示している。このように、アンテナテスト装置10は、アンテナアレイ20のテスト校正ための設計要件を満たしている。
図12~図14を参照すると、図12に示すように、接地放射ユニットが設けられていない6つのセンス放射ユニットと比較する。図13及び図14は、それぞれ図12に示す6つのセンス放射ユニットにより測定されたSパラメータの電力強度模式図及びSパラメータの位相模式図である。図13及び図14から分かるように、図13及び図14に示したセンス放射ユニットが励起する信号は、電力強度及び位相の整合性が悪い。特に、上下両側にそれぞれ設けられた第1、第6センス放射ユニットP1、P6は、周囲環境の変化により、第1、第6センス放射ユニットP1、P6のSパラメータの電力強度(S131およびS132グラフを参照)および位相(S141およびS142グラフを参照)が他のセンス放射ユニットから大きくずれる。図9~図11と、図12~図14とを比較して見ると、接地放射ユニット及びセンス放射ユニットを備えるアンテナテスト装置10は、より高い信号の電力強度及び位相の整合性を有し、アンテナアレイ20のテストにより好適である。このように、本出願が提供するアンテナテスト装置10は、第2領域1102に設けた放射ユニットにより、第1領域1101におけるセンス放射ユニットの信号の電力強度および位相の一致性を効果的に向上させることができる。
再び図1を参照すると、アンテナテスト装置10を用いてアンテナアレイ20をテストする場合、アンテナテスト装置10上のセンス放射ユニットは、アンテナアレイ20上のアンテナ放射ユニット210と1対1に対応して信号の送受信を行う必要があり、対応するアンテナアレイ20上の対応するアンテナ放射ユニット210のデータをより良好に取得して、対応するテスト校正を行うことができる。すなわち、アンテナテスト装置10の各センス放射ユニットと対応するアンテナ放射ユニット210との結合性を高くする必要がある。そして、隣り合うセンス放射ユニットの間に高い隔離度を持たせるべきである。これにより、アンテナテスト装置10は、対応するアンテナアレイ20上の各アンテナ放射ユニット210の送信または受信特性に対して、アンテナテスト装置10における各放射ユニット間の相互結合により発生する干渉を低減して、テスト校正の精度を向上させることができる。
引き続き、図15から図16を参照すると、図15は、図9に示すアンテナテスト装置上の第3センス放射ユニットP3と、アンテナアレイ上のアンテナRT1からアンテナRT6との間で信号の送受信を行なう様子を示す図である。図16は、第3センス放射ユニットP3とアンテナRT1からアンテナRT6との間の伝送係数(Transmission Coefficient)を示すグラフである。ここで、グラフS161は、第3センス放射ユニットP3とアンテナRT1との間の伝送係数グラフである。グラフS162は、第3センス放射ユニットP3とアンテナRT2との間の伝送係数グラフである。グラフS163は、第3センス放射ユニットP3とアンテナRT3との間の伝送係数グラフである。グラフS164は、第3センス放射ユニットP3とアンテナRT4との間の伝送係数グラフである。グラフS165は、第3センス放射ユニットP3とアンテナRT5との間の伝送係数グラフである。グラフS166は、第3センス放射ユニットP3とアンテナRT6との間の伝送係数グラフである。図15から分かるように、第3センス放射ユニットP3とアンテナRT3との間の伝送係数は高いが、第3センス放射ユニットP3は、アンテナRT1、アンテナRT2、アンテナRT4、アンテナRT5及びアンテナRT6に対する伝送係数は低い。そして、LEO Ku帯域において、第3センス放射ユニットP3とアンテナRT3との間の伝送係数と、第3センス放射ユニットP3と他のアンテナとの間の伝送係数との差は15dB以上になっている。このように、本出願が提供するアンテナテスト装置10では、センス放射ユニット毎に独立性がよく、センス放射ユニット毎に、対応するアンテナとの結合性がよく、アンテナアレイ20をテストするための設計要件を満たしている。
図3及び図17を併せて参照すると、図17は、図3における第1誘電体基板110上の第7センス放射ユニットP7と他の6個のセンス放射ユニット(第8センス放射ユニットP8から第13センス放射ユニットP13)との間の隔離度を示すグラフである。ここで、グラフS171は、第7センス放射ユニットP7と第8センス放射ユニットP8の間の隔離度のグラフである。グラフS172は、第7センス放射ユニットP7と第9センス放射ユニットP9との間の隔離度のグラフである。グラフS173は、第7センス放射ユニットP7と第10センス放射ユニットP10の間の隔離度のグラフである。グラフS174は、第7センス放射ユニットP7と第11のセンス放射ユニットP11との間の隔離度のグラフである。グラフS175は、第7センス放射ユニットP7と第12のセンス放射ユニットP12との間の隔離度のグラフである。グラフS176は、第7センス放射ユニットP7と第13センス放射ユニットP13との間の隔離度のグラフである。なお、隔離度(isolation)指標は、センス放射ユニット相互の影響度を意味する。図17から分かるように、第7センス放射ユニットP7と、第8センス放射ユニットから第13センス放射ユニットとの間の隔離度は-22dB以下である。このように、本出願が提供するアンテナテスト装置10は、センス放射ユニット間の相互影響の度合いが小さく、隔離度が大きく、マルチアンテナテスト校正の設計要件を満たすことができる。
他の実施例では、複数の放射ユニット120における放射ユニットは、例えば、図18に示すパッチアンテナ122、図19に示すスロットアンテナ123等の他の種類のアンテナであってもよい。
図18および図19を併せて参照すると、第1誘電体基板110上の放射ユニットがパッチアンテナ122またはスロットアンテナ123である場合、第1誘電体基板110にアーススルーホール111をあけてクリーンエリア112を形成する。パッチアンテナ122及びスロットアンテナ123は、いずれもクリーンエリア112内に設けられる。
具体的には、パッチアンテナ122は、略円形の導電パッチ1221を備える。また、導電パッチ1221上には、フィードポイント1223が設けられている。
スロットアンテナ123は、スロット113およびフィード部1233を備えている。スロット113は、第1誘電体基板110のクリーンエリア112内に開設されている。フィード部1233及びスロット113のZ軸方向の投影は、少なくとも一部が重なっている。このように、フィード部1233は、フィード信号を受信すると、フィード信号をスロット113に結合させることができる。
図20~図22を参照すると、図20は、七つのループアンテナ121を図3の第7~第13センス放射ユニットP7~P13の配列方式で並べたときの中心位置にあるループアンテナ121と他のループアンテナの隔離度を示すグラフである。図21は、七つのパッチアンテナ122を第7~第13センス放射ユニットP7~P13の配列方式で並べたときの中心位置にあるパッチアンテナ122と他のパッチアンテナ122との隔離度を示すグラフである。図22は、七つのスロットアンテナ123を第7~第13センス放射ユニットP7~P13の配列方式で並べたときの中心位置にあるスロットアンテナ123と他のスロットアンテナ123との間の隔離度を示すグラフである。図20~図22から分かるように、中心位置にあるループアンテナ121と他のループアンテナ121との間の隔離度は、-25dBより小さく、中心位置にあるパッチアンテナ122と他のパッチアンテナ122との間の隔離度は、-12dBより小さく、中心位置にあるスロットアンテナ123と他のスロットアンテナ123との間の隔離度は、-14dBより小さい。
以上のように、本出願が提供するアンテナテスト装置10は、第1誘電体基板110と、複数の放射ユニット120と、複数の第2誘電体基板130と、複数の電力分配器140とを備える。第1誘電体基板110の一面は、第1領域1101および第2領域1102を含み、第2領域1102は、第1領域1101を囲んでいる。第1領域1101及び第2領域1102には、複数の放射ユニット120が所定の配列でアレイ状に配置されている。このように、複数の放射ユニット120のうち、第1領域1101内に設置された放射ユニットの環境が同一となる。複数の電力分配器140は、複数の放射ユニット120のうち、第1領域1101に配置された複数の放射ユニットを接続して、フィード信号を供給する。これにより、複数の放射ユニット120のうち、第1領域1101内に設けられた放射ユニットにより励起される信号の信号強度および信号位相の整合性が高くなるようにすることができ、マルチアンテナテスト装置の設計ニーズを満たすことができる。これにより、アンテナアレイ20上の複数のアンテナ210に対して同時にテスト校正を行うことができ、テスト校正の効率を向上させることができる。さらに、複数の第2誘電体基板130は、第1誘電体基板110における複数の放射ユニット120から離れる一側に積層されており、複数の電力分配器140は、複数の第2誘電体基板130の間に設けられることにより、アンテナテスト装置10の面積を低減することができる。
再び図1を参照すると、アンテナテストシステム100は、アンテナテスト装置10とネットワークアナライザ30とを含み、ネットワークアナライザ30は、無線出力ポート31および無線入力ポート32を備える。本出願は、ネットワークアナライザ30上の無線出力ポート31および無線入力ポート32の数を制限していない。アンテナアレイ20は、信号ポート220を含む。なお、アンテナアレイ20に対して信号送信テスト校正を行う場合には、無線出力ポート31がアンテナアレイ20の信号ポート220に接続され、無線入力ポート32が複数の電力分配器140の入力ポート(または複数の電力分配器140により形成されたカスケード回路構成の第1段の回路の接続ポート1411)に接続される。このように、アンテナアレイ20上のアンテナ放射ユニット210は、ネットワークアナライザ30から供給された電気信号を受けると、外部に対して信号を放射することができ、複数の放射ユニット120のうち第1領域1101に位置する放射ユニットにより受信される。複数の放射ユニット120のうち第1領域1101に位置する放射ユニットは信号を受信すると、受信したリターン信号を複数の電力分配器および無線周波数入力ポートを介してネットワークアナライザ30に出力し、ネットワークアナライザ30でリターン信号を解析してアンテナアレイ20の送信データを得る。
アンテナアレイ20に対して信号受信テスト校正を行う場合、無線出力ポート31には、複数の電力分配器140の入力ポート(または複数の電力分配器140により形成されたカスケード回路構成の第1段の回路の接続ポート1411)が接続され、無線入力ポート32には、アンテナアレイ20の信号ポート220が接続される。このように、複数の放射ユニット120のうち第1領域1101に位置する放射ユニットは、ネットワークアナライザ30から供給された電気信号を受信すると、外部に対して信号を送信し、アンテナアレイ20上の複数のアンテナ放射ユニット210によって受信される。アンテナアレイ20上の複数のアンテナ放射ユニット210は、信号を受信すると、信号ポート220を介して受信したリターン信号をネットワークアナライザ30に出力し、ネットワークアナライザ30でリターン信号を解析してアンテナアレイ20の受信データを得る。
アンテナテストシステム100は、第1スライドレール41、第2スライドレール42、駆動ユニット及びプロセッサ(図示せず)を更に備える。
駆動ユニットはアンテナテスト装置10に接続される。駆動ユニット43は、プロセッサからの制御指令に基づいて移動して、アンテナテスト装置10を第1スライドレール41または第2スライドレール42上で移動させる。なお、第1スライドレール41と第2スライドレール42とは互いに垂直であってもよく、かつ、第1スライドレール41が横軸スライドレールであり、第2スライドレール42が縦軸スライドレールであってもよい。第1誘電体基板110及びアンテナアレイ20には、複数の位置決め孔を開設してもよい。これにより、アンテナテスト装置10を動かして、第1誘電体基板110上の位置決め孔とアンテナアレイ20上の対応する位置決め孔とを位置合わして、アンテナテスト装置10における複数の放射ユニット120のうち、第1領域1101に位置する放射ユニットを、アンテナアレイ20の同数のアンテナ放射ユニット210に合わせてテストすることができる。
アンテナアレイ上の異なるアンテナ配列に対応して、複数の放射ユニット120のうち第1領域1101に位置する放射ユニットの配列も異なる。例えば、図23~図25を併せて参照すると、アンテナアレイ20a上のアンテナの配列が正方形状である場合には、対応するアンテナテスト装置10aの複数の放射ユニットのうち第1領域に位置する放射ユニットも正方形状に配置される。アンテナアレイ20bにおけるアンテナの配列が菱形である場合、対応するアンテナテスト装置10b上の複数の放射ユニットのうち第1領域に位置する放射ユニットも菱形に配置される。アンテナアレイ20c上のアンテナの配列が八角形の場合は、対応するアンテナテスト装置10c上の複数の放射ユニットのうち第1領域に位置する放射ユニットも八角形に配置される。
上記の各実施例は、ただ本発明の技術的解決策を説明するためのものであり、限定することを意図するものではなく、好ましい実施例を参照して、本発明について詳細に説明しているが、当業者は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明の技術的解決策を修正または同等に置換できることを理解すべきである。当業者は、本発明の技術的効果を逸脱しない限り、本発明の設計において、その他の変更等を本発明の精神内で行うことができる。これらの本発明の精神に基づく変更は、本発明の請求範囲内に含まれる。
アンテナテスト装置 10、10a、10b、10c
第1誘電体基板 110
アーススルーホール 111
クリーンエリア 112
アースポスト 114
第1領域 1101
第2領域 1102
放射ユニット 120
ループアンテナ 121,121a、121b
放射部 1211,1211a、1211b
アース部 1212,1212a、1212b
フィード部 1213,1213a、1213b、1233
負荷 1214
パッチアンテナ 122
導電パッチ 1221
フィードポイント 1223
スロットアンテナ 123
スロット 113
第2誘電体基板 130
電力分配器 140
接続ポート 1411
アンテナアレイ 20,20a、20b、20c
アンテナ放射ユニット 210、210a
信号ポート 220
ネットワークアナライザ 30
無線出力ポート 31
無線入力ポート 32
第1スライドレール 41
第2スライドレール 42
アンテナテストシステム 100

Claims (9)

  1. アンテナアレイをテストするアンテナテスト装置であって、前記アンテナテスト装置は、第1誘電体基板と、複数の放射ユニットと、複数の第2誘電体基板と、複数の電力分配器とを含み、
    前記第1誘電体基板の一方の表面は、第1領域及び第2領域を含み、前記第2領域が前記第1領域を囲んでおり、
    前記複数の放射ユニットは、前記第1領域および前記第2領域に所定の配列でアレイ状に配置されており、且つ、前記所定の配列は、前記アンテナアレイにおけるアンテナ放射ユニットの配列と対応し、
    前記複数の第2誘電体基板は、前記第1誘電体基板における前記複数の放射ユニットから離れた他方の表面に積層されており、
    前記複数の電力分配器は、前記複数の第2誘電体基板の間に設けられ、前記第1領域に位置する放射ユニットに接続され、
    前記複数の放射ユニットのうち前記第1領域に位置する放射ユニットは、信号の送受信に用いられ、前記複数の放射ユニットのうち前記第2領域に位置する放射ユニットは、接地されていることを特徴とするアンテナテスト装置。
  2. 前記複数の放射ユニットは、ループアンテナを含むことを特徴とする請求項1に記載のアンテナテスト装置。
  3. 前記所定の配列は、2行毎の前記放射ユニットのうち、一方の一行における各放射ユニットは、他方の一行における2つの放射ユニットの間に位置ずれして配置されて、三角形配列を形成していることを特徴とする請求項1に記載のアンテナテスト装置。
  4. 前記複数の電力分配器は、前記第1領域に位置する放射ユニットに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナテスト装置。
  5. 前記第2領域の放射ユニットは、負荷を介して接地され、前記負荷は、前記複数の第2誘電体基板の間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のアンテナテスト装置。
  6. 前記負荷は50オーム抵抗であることを特徴とする請求項5に記載のアンテナテスト装置。
  7. アンテナアレイをテストするためのアンテナテストシステムであって、
    請求項1から6のいずれかに記載のアンテナテスト装置を含むことを特徴とするアンテナテストシステム。
  8. 前記アンテナテストシステムは、無線出力ポート及び無線入力ポートを有するネットワークアナライザをさらに備え、
    前記無線出力ポートには前記複数の電力分配器が接続され、前記無線入力ポートには前記アンテナアレイの信号入力ポートが接続される、又は、前記無線出力ポートには前記アンテナアレイの信号入力ポートが接続され、前記無線入力ポートには前記複数の電力分配器が接続されることを特徴とする請求項7に記載のアンテナテストシステム。
  9. 前記複数の放射ユニットの所定の配列は、テスト対象のアンテナアレイにおけるアンテナ放射ユニットの配列に対応することを特徴とする請求項7に記載のアンテナテストシステム。
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