JP7894635B2 - 粒子計数装置及び方法 - Google Patents
粒子計数装置及び方法Info
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Description
上記のような演算を利用した従来の粒子計数装置は、粒子の入射により信号を出力するセンサーと、センサーの出力信号と基準となる閾値信号とを比較して粒子の入射の有無を示す2値信号(0又は1)をパルス出力するコンパレータ回路と、出力された2値信号(0又は1)の各パルスから各パルス幅内で粒子1個が入射したか否かを判定する判定回路とを備える。
本発明の別の態様では、前記時系列データは、少なくとも2つのアナログ電圧信号であり、前記情報処理部は、前記情報処理として前記少なくとも2つのアナログ電圧信号同士を乗算する少なくとも1つの論理積回路、前記情報処理として前記少なくとも2つのアナログ電圧信号同士を加算する少なくとも1つの論理和回路、及び、前記少なくとも1つの論理積回路と前記少なくとも1つの論理和回路との組み合わせのうちいずれかを備える。
本発明の応用例の一つでは、前記時系列データは、2つの粒子検出センサーから各々出力された2つのアナログ電圧信号であり、前記論理積回路は、前記2つのアナログ電圧信号を乗算し、前記情報処理部は、前記論理積回路の乗算結果に基づいて前記2つの粒子検出センサーにより同時に検出される2つの粒子の同時計数確率を演算する。
<本発明の基本構成>
図1には、本発明の基本構成に係る実数拡張情報処理装置1が示されている。実数拡張情報処理装置1は、少なくとも1つの時系列データ10を取得する時系列データ取得部2と、該時系列データ10に対して少なくとも1つの情報処理を実行する情報処理部20と、を備えている。時系列データ取得部2は、センサー50から出力されたアナログ信号から時系列データを取得するが、本発明は、アナログ信号の供給源としてセンサーに限定するものではない。
図2(A)には時系列データ10の一例が示されている。図2(A)の時系列データ10は、アナログ信号の振幅値、すなわち実数値を振幅方向に有する時系列データとなる。このアナログ信号は、センサー50から直接出力されたアナログ電圧信号そのものであってもよく、当該アナログ信号の電圧を増圧若しくは減圧或いはフィルタリングしたものであってもよい。従って、従来技術において論理ビットのパルスが1(例えば基準電圧5V)か0(0V)かの振幅値であるのに対して、図2(A)の時系列データ10の振幅値は、例えば、3.2Vや0.5Vのような値を取り得る。
(1)情報を担った入力信号(電圧)を時系列データとして取得する
(2)取得した時系列データを真度を有する情報として解釈して適切に解析する
特徴(1)は高速の現象に対してはサンプリングレートの高いハードウェアが必要となる。
<本発明の第1の実施形態>
図3には、図1に示される実数拡張情報処理装置1を粒子計数装置に適用した、第1の実施形態に係る実数拡張情報処理装置1aが示されている。
<本発明の第2の実施形態>
図4には、第2の実施形態に係る実数拡張情報処理装置1bが示されている。第2の実施形態は、情報処理部が実行する情報処理の一つとして論理積演算を行うものである。なお、上記実施形態と同様の構成については同様の参照番号を附して詳細な説明を省略する。
これに対して、従来技術の論理積回路は、次の演算を実行している。
1×1=1,1×0=0
従来技術の論理積結果も1か0かの値しか取り得ない。第2の実施形態に係る実数拡張情報処理装置1bでは、論理積回路5の演算結果も、真度を有する実数に拡張されたアナログ情報であるので、情報損失を抑えた情報処理を実行することが可能となる。
<本発明の第3の実施形態>
図5には、第3の実施形態に係る実数拡張情報処理装置1cが示されている。第3の実施形態は、情報処理部が実行する情報処理の一つとして論理和演算を行うものである。なお、上記実施形態と同様の構成については同様の参照番号を附して詳細な説明を省略する。
これに対して、従来技術の論理和回路は、次の演算を実行している。
1+1=1,1+0=1
従来技術の論理積結果も1か0かの値しか取り得ない。1+1=1と1+0=1との結果が同じになることがパイルアップが問題となる原因となっている。
<本発明の第4の実施形態>
図8には、第4の実施形態に係る実数拡張情報処理装置1dが示されている。第4の実施形態は、情報処理部が実行する情報処理の一つとして論理積演算と論理和演算との組み合わせを行うものである。なお、上記実施形態と同様の構成については同様の参照番号を附して詳細な説明を省略する。
<本発明の第5の実施形態>
上記各実施形態では、センサーから出力されたアナログ電圧信号から時系列データ10を取得していたが、本発明は、この例に限定されるものでない。図9には、センサー出力を直接には用いない第5の実施形態に係る実数拡張情報処理装置1eが示されている。なお、上記実施形態と同様の構成については同様の参照番号を附して詳細な説明を省略する。
実数拡張情報処理装置1bの2つのセンサー54,55として、図3に示すシンチレータ52及び光電子増倍管53とを備えるセンサーが選択され、ミュー粒子が測定された。
前述の図11に示すようにセンサー54,55の出力信号から取得された時系列データの電圧は、時間の経過とともに指数関数的に減少しており、(1)式、(2)式を裏付けている。すなわち、時系列データの電圧は、頻度N1、N2に対応している。
従って、本実施例に係る情報処理部20bのPC21は、図12の結果から偶然同時計数の確率を演算し、出力することができる。
2,2a,2b,2c,2d,2e 時系列データ取得部
3,3b,3c,3d,3e 伝送線
4 デジタイザ
5 論理積回路
6 論理和回路
7 演算部
10 時系列データ
20,20a,20b,20c,20d,20e 情報処理部
21 パーソナルコンピュータ(PC)
22 ADコンバータ
50 センサー
51 粒子検出センサー
52 シンチレータ
53 光電子増倍管
54,55 センサー
60 デジタル情報
61 DAコンバータ
Claims (11)
- 粒子計数装置であって、
アナログ信号の振幅値又は該振幅値をn進数化(n>2)した値を振幅方向に有する、少なくとも1つの時系列データを取得する時系列データ取得部と、
取得した前記時系列データの振幅値を2値化することなく該時系列データに対して少なくとも1つの情報処理を実行する情報処理部と、
を備え、
前記時系列データは、2つの粒子検出センサーから各々出力された2つのアナログ電圧信号であり、
前記情報処理部は、前記情報処理として前記2つのアナログ電圧信号同士を乗算する少なくとも1つの論理積回路を備え、
前記情報処理部は、前記論理積回路の乗算結果に基づいて前記2つの粒子検出センサーにより同時に検出される2つの粒子の同時計数確率を演算する、
粒子計数装置。 - 粒子計数装置であって、
アナログ信号の振幅値又は該振幅値をn進数化(n>2)した値を振幅方向に有する、少なくとも1つの時系列データを取得する時系列データ取得部と、
取得した前記時系列データの振幅値を2値化することなく該時系列データに対して少なくとも1つの情報処理を実行する情報処理部と、
を備え、
前記振幅値が処理可能な最大電圧を超える場合、前記時系列データ取得部は、前記時系列データをシリアル化及びパラレル化の少なくともいずれかで表現する、
粒子計数装置。 - 前記情報処理部は、シリアル化及びパラレル化の少なくともいずれかで表現された前記時系列データを元の振幅値に換算し、換算されたデータを用いて前記情報処理を実行する請求項2に記載の粒子計数装置。
- 前記情報処理部は、
前記情報処理として前記2つのアナログ電圧信号同士を加算する少なくとも1つの論理和回路をさらに備える、請求項1に記載の粒子計数装置。 - 前記時系列データ取得部は、前記アナログ電圧信号をAD変換して前記情報処理部に出力するデジタイザを備える、請求項1に記載の粒子計数装置。
- 前記時系列データ取得部は、前記粒子検出センサーから出力されたアナログ電圧信号を前記時系列データとして伝送する伝送線を備える、請求項1に記載の粒子計数装置。
- 前記時系列データ取得部は、デジタル情報をアナログ信号へとDA変換するDAコンバータを備え、
前記DAコンバータにより変換されたアナログ信号を時系列データとして前記情報処理部に出力する、請求項1に記載の粒子計数装置。 - 前記論理積回路は、アナログ乗算器であり、前記論理和回路は、アナログ加算器である、請求項4に記載の粒子計数装置。
- 粒子計数方法であって、
アナログ信号の振幅値又は該振幅値をn進数化(n>2)した値を振幅方向に有する、少なくとも1つの時系列データを取得する工程と、
取得した前記時系列データの振幅値を2値化することなく該時系列データに対して少なくとも1つの情報処理を実行する工程であって、前記時系列データは、2つの粒子検出センサーから各々出力された2つのアナログ電圧信号であり、前記情報処理として前記2つのアナログ電圧信号同士を論理積回路により乗算する工程と、
前記論理積回路の乗算結果に基づいて前記2つの粒子検出センサーにより同時に検出される2つの粒子の同時計数確率を演算する工程と、
を備える、粒子計数方法。 - 粒子計数方法であって、
アナログ信号の振幅値又は該振幅値をn進数化(n>2)した値を振幅方向に有する、少なくとも1つの時系列データを取得する工程と、
前記振幅値が処理可能な最大電圧を超える場合、前記時系列データをシリアル化及びパラレル化の少なくともいずれかで表現する工程と、
取得した前記時系列データの振幅値を2値化することなく該時系列データに対して少なくとも1つの情報処理を実行する工程と、
各工程を備える、粒子計数方法。 - 前記情報処理を実行する工程では、前記時系列データがシリアル化及びパラレル化の少なくともいずれかで表現された場合、前記時系列データを元の振幅値に換算し、換算されたデータを用いて前記情報処理を実行する、請求項10に記載の粒子計数方法。
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