JP7846948B2 - カバー、エアロゾル生成装置 - Google Patents

カバー、エアロゾル生成装置

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Description

本開示は、カバー及びエアロゾル生成装置に関する。
従来、ユーザの生体情報を検出することが可能な吸引装置が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の吸引装置は、ユーザによる操作を受け付ける操作部と、前記ユーザの生体情報を検出する生体情報検出部と、を備え、前記生体情報検出部は、前記操作部又は前記操作部の近傍に配置される。
国際公開第2021/240617号
ユーザの利便性の観点からは、生体情報に限らず、その他、エアロゾルを生成する装置の状態に関連する情報以外の外部情報も確認できるようにすることが望ましい。
本開示は、外部情報を確認させることできるカバー等を提供することを目的とする
かかる目的のもと完成させた本開示は、エアロゾル源を含む基材を加熱する加熱部を有する本体に装着されるカバーであって、前記本体の状態に関連する内部情報及び前記カバーの状態に関連する内部情報以外の外部情報を検出するセンサと、通信を行う通信部と、前記センサにて検出した前記外部情報を、前記通信部を介して前記カバー以外の外部装置に出力する出力部と、を備えるカバーである。
ここで、前記センサは、前記基材の一部を収容するように前記本体に形成された柱状の保持部の中心線方向における両端部のいずれかに設けられていても良い。
また、前記本体と連結する複数の連結部をさらに有し、前記センサは、前記基材の一部を収容するように前記本体に形成された柱状の保持部の中心線方向に、前記複数の連結部よりも当該保持部の開口側に設けられていても良い。
また、前記センサは、温度又は湿度を検出し、前記出力部は、前記センサが検出した温度又は湿度に基づいて、前記基材の保管に適切な温度又は湿度であることを前記外部装置に出力しても良い。
また、前記出力部は、前記センサが故障した場合に、当該センサが故障したことを前記外部装置に出力しても良い。
また、前記センサを複数有し、前記センサ毎に、当該センサが故障したときに報知することが必要であるか否かを記憶する記憶部を有し、前記出力部は、複数の前記センサのいずれかが故障したときに、当該センサが故障したときに報知することが必要であることが前記記憶部に記憶されている場合には前記外部装置に出力し、当該センサが故障したときに報知することが不必要であることが当該記憶部に記憶されている場合には当該外部装置に出力しなくても良い。
また、前記通信部は、通信可能な距離が異なる複数の無線通信にて通信を行うことが可能であり、前記複数の無線通信それぞれに用いられる複数のアンテナの内の一のアンテナは、エアロゾル源を保持する基材の一部を収容するように前記本体に形成された柱状の保持部の中心線方向における両端部のいずれか一方の端部に設けられ、他のアンテナは、他方の端部に設けられていても良い。
また、他の観点から捉えると、本開示は、エアロゾル源を含む基材を加熱する加熱部を有する本体と、前記本体に装着される上記開示のカバーと、を備えるエアロゾル生成装置である。
本開示によれば、外部情報を確認させることできるカバー等を提供することができる。
エアロゾル生成装置を前斜め上方から見た図の一例である。 エアロゾル生成装置の前斜め下方から見た図の一例である。 カバーを取り外した状態の本体を前側から見た図の一例である。 カバーを後側から見た図の一例である。 本体の構成例を模式的に示す図の一例である。 カバーの構成を模式的に示す図の一例である。 右手で生成装置を持った状態の一例を示す図である。 左手で生成装置を持った状態の一例を示す図である。 記憶部に記憶された情報の一例を示す図である。 出力部が可搬型端末に出力した情報の一例を示す図である。 出力部が可搬型端末に出力した情報の一例を示す図である。 制御部が行う加熱制御処理の一例を示すフローチャートである。 制御部が行うオンオフ制御処理の一例を示すフローチャートである。 出力部が可搬型端末に出力した情報の一例を示す図である。 センサと、可搬型端末への出力の要否との対応関係の一例を示す図である。
図1は、エアロゾル生成装置1を前斜め上方から見た図の一例である。
図2は、エアロゾル生成装置1の前斜め下方から見た図の一例である。
図3は、カバー10を取り外した状態の本体100を前側から見た図の一例である。
図4は、カバー10を後側から見た図の一例である。
図5は、本体100の構成例を模式的に示す図の一例である。
図6は、カバー10の構成を模式的に示す図の一例である。
エアロゾル生成装置1(以下、単に「生成装置1」と称する場合がある。)は、エアロゾル源を含む基材500(以下、単に「基材500」と称する場合がある。)を加熱する加熱部170を有する本体100と、本体100に対して着脱が可能なカバー10と、を有している。
本体100は、加熱部170等を収容する略直方体状のハウジング101を有する。カバー10は、ハウジング101における一面を覆う。以下、ハウジング101における6面の内、カバー10が取り付けられた面を前面102、前面102側から見た場合の左側の側面を左側面103、右側の側面を右側面104、上側の面を上面105、下側の面を底面106と称する。また、ハウジング101における6面の内、左側面103、右側面104、上面105及び底面106に接続する面であって、前面102とは異なる面を背面107と称する。カバー10は、ハウジング101の前面102を覆い、左側面103、右側面104、上面105、底面106及び背面107は、カバー10が取り付けられた状態で外部に露出する。
(本体100)
本体100は、図5に示すように、電源部110と、センサ部120と、通知部130と、記憶部140と、通信部150と、制御部160と、加熱部170と、断熱部180と、保持部190とを備える。電源部110、センサ部120、通知部130、記憶部140、通信部150、制御部160、加熱部170、及び、断熱部180は、ハウジング101内に収容される。また、本体100は、上面105に配置され、上面105に沿ってスライド操作が可能なシャッタ194(図1参照)を有している。
以下、各構成要素について順に説明する。
((電源部110))
電源部110は、電力を蓄積するバッテリ111と、電力を供給する給電部112とを有する。
バッテリ111は、リチウムイオン二次電池等の充電式バッテリであることを例示することができる。バッテリ111は、USB(Universal Serial Bus)端子113に接続されたケーブル等により外部電源に接続されることで、充電されても良い。また、バッテリ111は、ワイヤレス電力伝送技術により送電側のデバイスに非接続な状態で充電されても良い。他にも、バッテリ111のみを本体100から取り外すことができても良く、新しいバッテリ111と交換することができても良い。
給電部112は、制御部160による制御に基づいて、本体100の各構成要素に電力を供給する。また、給電部112は、カバー10に電力を供給する。
給電部112は、カバー10に対して、例えば、非接触電力伝送により電力を供給する。非接触電力伝送の一例は、近距離無線通信による電力伝送である。これにより、簡素な構成で、カバー10への電力供給を可能とする。
((センサ部120))
センサ部120は、本体100に関する各種情報を検出する。そして、センサ部120は、検出した情報を制御部160に出力する。一例として、センサ部120は、マイクロホンコンデンサ等の圧力センサ、流量センサ又は温度センサにより構成される。そして、センサ部120は、ユーザによる吸引に伴う数値を検出した場合に、ユーザによる吸引が行われたことを示す情報を制御部160に出力する。他の一例として、センサ部120は、ボタン又はスイッチ等の、ユーザからの情報の入力を受け付ける入力装置により構成される。とりわけ、センサ部120は、エアロゾルの生成開始/停止を指示するボタンを含み得る。そして、センサ部120は、ユーザにより入力された情報を制御部160に出力する。
ボタンとして、センサ部120は、エアロゾルの生成開始を指示する操作ボタン121を有する。図3に示すように、操作ボタン121は、ハウジング101の前面102から露出するように設けられている。
((通知部130))
通知部130は、情報をユーザに通知する。一例として、通知部130は、LED(Light Emitting Diode)などの発光装置により構成される。その場合、通知部130は、電源部110のバッテリ111の状態が要充電である場合、バッテリ111が充電中である場合、及び本体100に異常が発生した場合等に、それぞれ異なる発光パターンで発光する。ここでの発光パターンとは、色、及び点灯/消灯のタイミング等を含む概念である。通知部130は、発光装置と共に、又は代えて、画像を表示する表示装置、音を出力する音出力装置、及び振動する振動装置等により構成されても良い。
ハウジング101の前面102には、通知部130の一例としてのLED等の発光装置により発射された光を透過する表示窓108が形成されており、発光装置は、表示窓108の後方に設けられている。
((記憶部140))
記憶部140は、生成装置1の動作のための各種情報を記憶する。記憶部140は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体により構成される。記憶部140に記憶される情報の一例は、制御部160による各種構成要素の制御内容等の、生成装置1のOS(Operating System)に関する情報である。記憶部140に記憶される情報の他の一例は、吸引回数、吸引時刻、吸引時間累計等の、ユーザによる吸引に関する情報である。
((通信部150))
通信部150は、生成装置1と他の装置との間で情報を送受信するための、通信インタフェースである。通信部150は、有線又は無線の任意の通信規格に準拠した通信を行う。かかる通信規格としては、例えば、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、Wi-Fi(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)等が採用され得る。一例として、通信部150は、ユーザによる吸引に関する情報を他の装置(例えば後述する可搬型端末600)に表示させるために、ユーザによる吸引に関する情報を他の装置に送信する。他の一例として、通信部150は、記憶部140に記憶されているOSの情報を更新するために、サーバから新たなOSの情報を受信する。
((制御部160))
制御部160は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って生成装置1内の動作全般を制御する。制御部160は、例えばCPU(Central Processing Unit)、及びマイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。他に、制御部160は、使用するプログラム及び演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、並びに適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいても良い。生成装置1は、制御部160による制御に基づいて、各種処理を実行する。電源部110から他の各構成要素への給電、電源部110の充電、センサ部120による検出、通知部130による情報の通知、記憶部140による情報の記憶及び読み出し、並びに通信部150による情報の送受信は、制御部160により制御される処理の一例である。各構成要素への情報の入力、及び各構成要素から出力された情報に基づく処理等、生成装置1により実行されるその他の処理も、制御部160により制御される。
((加熱部170))
加熱部170は、エアロゾル源を加熱することで、エアロゾル源を霧化してエアロゾルを生成する。加熱部170は、金属又はポリイミド等の任意の素材で構成される。例えば、加熱部170は、フィルム状に構成され、保持部190の外周を覆うように配置される。そして、加熱部170が発熱すると、基材500に含まれるエアロゾル源が基材500の外周から加熱されて霧化され、エアロゾルが生成される。加熱部170は、電源部110から給電されると発熱し、基材500を加熱する。加熱部170により加熱された基材500の温度が所定の温度に達した場合に、ユーザによる吸引が可能となる。その後、所定のユーザ入力が行われたことがセンサ部120により検出された場合に、給電が停止されても良い。
((断熱部180))
断熱部180は、加熱部170から生成装置1の他の構成要素への伝熱を防止する。断熱部180は、少なくとも加熱部170の外周を覆うように配置される。例えば、断熱部180は、真空断熱材、及びエアロゲル断熱材等により構成される。なお、真空断熱材とは、例えば、グラスウール及びシリカ(ケイ素の粉体)等を樹脂製のフィルムで包んで高真空状態にすることで、気体による熱伝導を限りなくゼロに近づけた断熱材である。
((保持部190))
保持部190は、ハウジング101の内部に設けられた柱状の内部空間191と、内部空間191を外部に連通するためにハウジング101の上面105に形成された開口192を有する。内部空間191は、底部193を底面とする筒状体である。保持部190は、筒状体の高さ方向の少なくとも一部において、内径が基材500の外径よりも小さくなるように構成され、開口192から内部空間191に挿入された基材500を外周から圧迫するようにして基材500を保持し得る。保持部190は、基材500を通る空気の流路を画定する機能も有する。かかる流路内への空気の入り口である空気流入孔は、例えば底部193に配置される。他方、かかる流路からの空気の出口である空気流出孔は、開口192である。開口192は、シャッタ194を開位置にスライドすることで露出し、シャッタ194を閉位置にスライドすることで隠蔽される。
((シャッタ194))
シャッタ194は、裏面に、磁石を有する。一方、ハウジング101の上面105には、シャッタ194の可動範囲にセンサ部120が有する磁気センサ(不図示)が取り付けられている。磁気センサは、ホール素子とオペアンプ等で構成されるホールICであり、ホール素子を横切る磁界の強度に応じた電圧を出力する。本実施の形態では、制御部160は、シャッタ194のスライドに伴い磁気センサから出力される電圧の変化からシャッタ194の開閉を検知する。
((基材500))
基材500は、スティック型の部材である。基材500は、基材部501、及び吸口部502を含む。
基材部501は、エアロゾル源を含む。エアロゾル源は、加熱されることで霧化され、エアロゾルが生成される。エアロゾル源は、例えば、刻みたばこ又はたばこ原料を、粒状、シート状、又は粉末状に成形した加工物などの、たばこ由来のものであっても良い。また、エアロゾル源は、たばこ以外の植物(例えばミント及びハーブ等)から作られた、非たばこ由来のものを含んでいても良い。一例として、エアロゾル源は、メントール等の香料成分を含んでいても良い。生成装置1が医療用吸入器である場合、エアロゾル源は、患者が吸入するための薬剤を含んでもよい。なお、エアロゾル源は固体に限られるものではなく、例えば、グリセリン及びプロピレングリコール等の多価アルコール、並びに水等の液体であっても良い。基材部501の少なくとも一部は、基材500が保持部190に保持された状態において、保持部190の内部空間191に収容される。
吸口部502は、吸引の際にユーザに咥えられる部材である。吸口部502の少なくとも一部は、基材500が保持部190に保持された状態において、開口192から突出する。そして、開口192から突出した吸口部502をユーザが咥えて吸引すると、図示しない空気流入孔から保持部190の内部に空気が流入する。流入した空気は、保持部190の内部空間191を通過して、すなわち、基材部501を通過して、基材部501から発生するエアロゾルと共に、ユーザの口内に到達する。
((本体100の外観構成例))
図3に示すように、本体100は、ハウジング101の前面102から露出するように設けられ、カバー10との連結に使用する2つの磁石である、上部磁石195、下部磁石196を有する。上部磁石195、下部磁石196は、前方から見た場合の形状が円となる円柱状である。そして、上部磁石195、下部磁石196は、円の中心が、保持部190による基材500の中心線方向(以下、単に「中心線方向」と称する場合がある。)に並べられており、上部磁石195が本体100の上部に、下部磁石196が本体100の下部に設けられている。
本体100は、中心線方向の中央部に、ハウジング101の前面102から露出するように設けられた操作ボタン121を有する。言い換えれば、操作ボタン121は、上部磁石195と下部磁石196との間に配置されている。
本体100は、操作ボタン121の上方であって、上部磁石195と操作ボタン121との間に、LED等の発光装置からの光を、カバー10の後述する表示窓74まで通過させる表示窓108を有する。表示窓108は、本体100のハウジング101内に配置された発光装置の位置と対応する位置に設けられた窓であり、発光装置からの光を、カバー10の表示窓74まで通過させる。これにより、ユーザは、カバー10の外側表面からその光を視認することができる。
本体100は、磁気センサ122を有する。磁気センサ122は、カバー10の後述する磁石75から印加される磁場に基づく磁力を検出する。例えば、磁気センサ122は、ホール素子を用いて構成されるホールセンサとするのがよい。これにより、カバー10の本体100への取り付けを検出することができる。
(カバー10)
以下、カバー10について詳述する。
図6に示すように、カバー10は、カバー本体11と、電源部20と、センサ部30と、記憶部40と、通信部50と、制御部60と、を有する。
((カバー本体11))
カバー本体11は、光を透過する部材にて板状に成形され、本体100のハウジング101の前面102を覆うとともに、ハウジング101の、左側面103、右側面104、上面105及び底面106と段差が生じないように成形されている。これにより、カバー10は、ハウジング101の左側面103、右側面104、上面105及び底面106と一体的な外観を形成し、装飾としての機能を有する。また、カバー10は、本体100から放出される熱の伝搬を抑制する機能を有する。電源部20、センサ部30、記憶部40、通信部50及び制御部60は、カバー本体11に装着されている。
((電源部20))
電源部20は、電力を蓄積するバッテリ21と、カバー10の各構成要素に電力を供給する給電部22と、本体100の電源部110の給電部112から電力を受電する受電部23と、を有する。
バッテリ21は、例えばフィルム状に形成されたリチウムイオン二次電池等の充電式バッテリであることを例示することができる。バッテリ21は、本体100の電源部110の給電部112からカバー10に対して供給される電力によって充電される。
給電部22は、バッテリ21の電力をカバー10の各構成要素に供給する。また、給電部22は、受電部23によって受電した電力をカバー10の各構成要素に供給する。これらにより、本体100からカバー10に対して供給される電力によって、センサ部30を含むカバー10の各構成要素を動作させることが可能となる。
受電部23は、本体100の給電部112が近距離無線通信等の非接触電力伝送によりカバー10への電力供給を行うようにした場合、NFC(Near Field Communication)リーダ/ライタモジュール及びNFCアンテナ等を含んで構成される。
((センサ部30))
センサ部30は、生成装置1の周囲の空気の情報を検出する周囲空気センサを有する。空気の情報は、温度及び湿度であることを例示することができる。つまり、センサ部30は、周囲空気センサの一例として、生成装置1の周囲の温度(例えば室温)を検出可能な温度センサ、及び、周囲の湿度を検出可能な湿度センサを有する。また、空気の情報は、気圧であっても良く、センサ部30は、周囲空気センサの一例として、生成装置1の周囲の気圧を検出可能な気圧センサを有しても良い。
また、センサ部30は、ユーザの生体情報を検出するバイタルセンサを有しても良い。バイタルセンサは、ユーザの体温、心拍数、脈拍数、血中酸素飽和度、血流量、COHb(一酸化炭素ヘモグロビン)のいずれかを検出可能なセンサであることを例示することができる。ユーザの体温を検出するセンサは、額等から放出される赤外線を体温に換算するセンサであることを例示することができる。心拍数、脈拍数、血中酸素飽和度、血流量、COHbの少なくともいずれかを検出するセンサは、人体に対して光を照射する発光素子と、発光素子が照射した光をユーザの人体を介して受光する受光素子とを備え、受光素子が受光した光に関する情報を出力する光センサであることを例示することができる。なお、発光素子は、光源であり、例えばLED等により実現される。また、受光素子は、例えばフォトダイオード等により実現される。受光素子が受光する光は、例えば、人体からの反射光である。この反射光は、人体の中で散乱し反射した光(すなわち散乱光)を含む。
また、バイタルセンサは、ユーザの呼気中のアルコール濃度を検出可能なセンサであっても良い。その他、センサ部30は、生成装置1と対象物との間の距離を検出可能な距離センサや、対象物の色を検出可能なカラーセンサを有しても良い。
また、センサ部30は、ユーザがカバー10に触れていることを検知するタッチセンサ35を有する。ユーザがタッチセンサ35に触れることにより吸引開始することができることから、図1等には、タッチセンサ35は、生成装置1における中心線方向の中央部に配置されている例を示している。ただし、タッチセンサ35の位置は、図1等に示した位置に限定されない。
以下、タッチセンサ35と区別するために、本体100の状態に関連する情報以外の外部情報及びカバー10の状態に関連する情報以外の外部情報、言い換えれば、生成装置1の状態に関連する情報以外の外部情報を検出するセンサを、「外部センサ31」と称する場合がある。外部センサ31は、温度センサ、湿度センサ及び気圧センサ等、生成装置1の外部環境情報を検出するセンサ、ユーザの生体情報を検出するバイタルセンサ、距離センサ、カラーセンサの総称である。外部情報は、体温、心拍数、脈拍数、血中酸素飽和度、血流量、COHb、アルコール濃度等の生体情報や、温度、湿度等の外部環境情報である。
((記憶部40))
記憶部40は、カバー10の動作のための各種情報を記憶する。記憶部40は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体により構成される。記憶部40に記憶される情報の一例は、制御部60による各種構成要素の制御内容等の、カバー10のOS(Operating System)に関する情報である。また、記憶部40は、センサ部30から取得した情報を記憶する。また、記憶部40は、後述する所定温度範囲や所定湿度範囲を記憶する。
((通信部50))
通信部50は、カバー10と、カバー10以外の外部装置との間で情報を送受信するための、通信インタフェースである。通信部50は、有線又は無線の任意の通信規格に準拠した通信を行う。かかる通信規格としては、例えば、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、Wi-Fi(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)等が採用され得る。
外部装置は、本体100や、生成装置1以外の装置であり、生成装置1以外の装置としては、ユーザが有する多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」。以下、「携帯電話」と称する場合がある。)等の可搬型端末600やサーバ(不図示)であることを例示することができる。可搬型端末600としては、その他、タブレット端末、タブレットPC、携帯情報端末(PDA)、ノートPCであっても良い。例えば、通信部50は、センサ部30にて検出した情報を携帯電話に送信する。また、通信部50は、記憶部40に記憶されているOSの情報を更新するために、サーバから新たなOSの情報を受信する。
また、通信部50は、例えば、近距離無線通信により本体100と通信しても良い。前述したように、近距離無線通信により本体100からカバー10への電力供給が行われるようにするとともに、通信部50が近距離無線通信により本体100と通信するようにすることで、本体100とカバー10との間の通信及び電力伝送を効率よく実現でき、本体100及びカバー10の構成を簡素化することが可能となる。なお、近距離無線通信により本体100からカバー10への電力供給が行われるようにするとともに、通信部50が近距離無線通信により本体100と通信するようにした場合、通信部50は、受電部23と同一のNFCリーダ/ライタモジュール及びNFCアンテナ等により実現され得る。
なお、本体100とカバー10とが物理的な給電インタフェースを介して接続されている場合、通信部50は、この給電インタフェースを介して、本体100との通信を行っても良い。
((制御部60))
制御部60は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従ってカバー10内の動作全般を制御する。制御部60は、例えばCPU、及びマイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。他に、制御部60は、使用するプログラム及び演算パラメータ等を記憶するROM、並びに適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMを含んでいても良い。カバー10は、制御部60による制御に基づいて、各種処理を実行する。電源部20から他の各構成要素への給電、電源部20の充電、センサ部30による検出、記憶部40による情報の記憶及び読み出し、並びに通信部50による情報の送受信は、制御部60により制御される処理の一例である。各構成要素への情報の入力、及び各構成要素から出力された情報に基づく処理等、カバー10により実行されるその他の処理も、制御部60により制御される。
また、制御部60は、通信部50を介して、本体100の制御部160とデータの送受信を行う。制御部60は、例えば、センサ部30の検出値を本体100の制御部160に送信する。また、制御部60は、本体100の制御部160から、例えば、加熱部170の加熱を開始したことや加熱を停止したことを受信する。
((磁石))
図4に示すように、カバー10は、本体100側の面であるカバー本体11の背面13に、上部磁石71と、下部磁石72とを有する。上部磁石71、下部磁石72は、後側から見た場合の形状が円となる円柱状であり、それぞれ、本体100に設けられた、上部磁石195、下部磁石196と対応する位置に設けられている。つまり、上部磁石71、下部磁石72は、中心線方向に並べられており、上部磁石71がカバー10の上部に、下部磁石72がカバー10の下部に設けられている。
そして、例えばカバー10の上部磁石71、下部磁石72がN極であると、本体100の上部磁石195、下部磁石196はS極である。磁石同士の吸引力により、カバー10は、本体100に装着される。
なお、カバー10に設けられた磁石(上部磁石71、下部磁石72)、及び、本体100に設けられた磁石(上部磁石195、下部磁石196)のうちいずれか一方は、鉄その他の磁性を有する金属片でも良い。
また、カバー10は、磁石同士の吸引力により本体100に装着されることに限定されない。例えば、カバー10と本体100とが、物理的に嵌合する構造であっても良い。物理的に嵌合する構造としては、カバー10又は本体100の一方の部材(例えばカバー10)に設けた嵌合爪を、他方の部材(例えば本体100)に形成した孔又は凹部に嵌め込む構造であることを例示することができる。
上述したタッチセンサ35は、図1や図4に示すように、上部磁石71と下部磁石72との中間、言い換えれば、カバー10における中心線方向の中央部に設けられている。ただし、タッチセンサ35の位置は限定されない。また、タッチセンサ35は、複数箇所に設けられていても良い。
カバー本体11には、上部磁石71と下部磁石72との間であってタッチセンサ35の上側に、表示窓74が形成されている。表示窓74は、本体100に設けられた表示窓108と対応する位置に設けられている。そして、カバー本体11は、光を透過する素材で構成されている。これにより、カバー10は、本体100に設けられた発光素子から発射された光をカバー本体11の前面12まで透過する。
カバー10は、上部磁石71と下部磁石72とを結ぶ線よりも図4での左側に、磁石75を有する。磁石75は、本体100に設けられた磁気センサ122に対応する位置に設けられており、本体100へのカバー10の取り付けは、本体100に設けられた磁気センサ122によって検知される。
((外部センサ31の配置))
センサ部30が有する外部センサ31は、カバー10における中心線方向の両端部、言い換えれば、図4に示す、上部磁石71よりも上側にある第1領域R1及び下部磁石72よりも下側にある第2領域R2のいずれかに設けられることが好ましい。
例えば、外部センサ31が光センサである場合、カバー本体11の前面12よりも前側に置かれた指等に対して光を照射する発光素子と指等を介して発光素子が照射した光を受光する受光素子とを有して構成されるため、光が透過する部位に汚れが付着していると精度高く検出することが困難となる。
図7は、右手で生成装置1を持った状態の一例を示す図である。図8は、左手で生成装置1を持った状態の一例を示す図である。
例えば、図4には、外部センサ31が、第1領域R1に設けられている例を示している。外部センサ31が第1領域R1に設けられていることにより、ユーザが、外部センサ31に触れ難くしている。つまり、図7又は図8に示すように、生成装置1にて吸引するにあたって生成装置1を右手又は左手で持ったとしても、上部磁石71よりも保持部190の開口192側(上側)は手で覆われ難いので、外部センサ31が配置された領域は手で触れられ難い。
本実施形態に係るカバー10においては、外部センサ31がユーザにより触られ難い領域に配置されているので、カバー10の前面12に汚れが付着し難いため、精度高く検出することが可能となる。
また、外部センサ31が第1領域R1に設けられていることにより、外部センサ31に対して、ユーザによる負荷がかけられ難くすることができる。そして、外部センサ31は、下部磁石72よりも下側の第2領域R2に設けられていても良い。第2領域R2であっても、生成装置1にて吸引するにあたって生成装置1を右手又は左手で持ったとしても、小指に対応する位置であり、ユーザによる負荷がかけられ難いからである。
また、外部センサ31が光センサ以外のセンサ(例えば温度センサや湿度センサ)であっても、第1領域R1又は第2領域R2に配置することで、ユーザにより負荷がかけられ難くすることができるので、外部センサ31を故障し難くすることができる。
((外部センサ31の出力))
制御部60は、センサ部30の外部センサ31にて検出した情報を、通信部50を介して、外部装置に出力する出力部61(図6参照)を有する。
出力部61は、例えば、外部センサ31の一例としての温度センサ及び湿度センサが検出した温度及び湿度を可搬型端末600に出力する。これにより、ユーザは、周囲の空気の情報を可搬型端末600にて確認することが可能となる。
図9は、記憶部40に記憶された情報の一例を示す図である。
図10、図11は、出力部61が可搬型端末600に出力した情報の一例を示す図である。
出力部61は、温度センサ又は湿度センサが検出した温度又は湿度に基づいて、基材500の保管に適切な温度又は湿度であることを可搬型端末600に出力する。
例えば、図9に示すように、記憶部40が基材500の保管に適切な温度範囲として、予め定められた温度範囲(以下、「所定温度範囲」と称する場合がある。)を記憶しておく。そして、出力部61は、温度センサが検出した温度が所定温度範囲内である場合には、温度センサが検出した温度とともに、保管に適切な温度であることを可搬型端末600に出力する。これにより、図10に示すように、可搬型端末600の表示部601に保管に適切な温度であることが表示される。所定温度範囲は、10℃~28℃、好ましくは17℃~21℃であることを例示することができる。
また、図9に示すように、記憶部40が基材500の保管に適切な湿度範囲として、予め定められた湿度範囲(以下、「所定湿度範囲」と称する場合がある。)を記憶しておく。そして、出力部61は、湿度センサが検出した湿度が所定湿度範囲内である場合には、湿度センサが検出した湿度とともに、保管に適切な湿度であることを可搬型端末600に出力する。これにより、図10に示すように、可搬型端末600の表示部601に保管に適切な湿度であることが表示される。所定湿度範囲は、66%~74%、好ましくは68%~72%であることを例示することができる。
また、記憶部40が基材500の保管に適切な温度範囲として所定温度範囲を記憶するとともに、保管に適切な湿度範囲として所定湿度範囲を記憶しておく。そして、出力部61は、温度センサが検出した温度が所定温度範囲内であり、かつ、湿度センサが検出した湿度が所定湿度範囲内である場合には、温度センサが検出した温度及び湿度センサが検出した湿度とともに、保管に適切な温度及び湿度であることを、可搬型端末600に出力すると良い。
その他、出力部61は、センサ部30が有するバイタルセンサが検出した情報を、可搬型端末600に出力する。例えば、バイタルセンサが、ユーザの体温、心拍数、脈拍数、血中酸素飽和度、血流量、COHb、アルコール濃度の少なくともいずれかを検出する場合、出力部61は、バイタルセンサが検出した、ユーザの体温、心拍数、脈拍数、血中酸素飽和度、血流量、COHb、アルコール濃度の少なくともいずれかを可搬型端末600に出力する。図11には、センサ部30が、ユーザの体温と心拍数を検出するバイタルセンサを有し、出力部61が、バイタルセンサが検出した体温と心拍数を可搬型端末600に出力し、可搬型端末600の表示部601に体温と心拍数が表示された態様を示している。このように表示されることにより、ユーザは、自身の身体に関する情報を可搬型端末600にて確認することが可能となる。
(加熱制御)
本体100の制御部160は、カバー10が装着されている場合にエアロゾルの生成を許可する。つまり、制御部160は、カバー10が本体100に装着されている場合に加熱部170の加熱を許可する。言い換えれば、カバー10は、本体100に装着されることにより、本体100による加熱部170の加熱を許可する。上述したように、制御部160は、カバー10が本体100に装着されることをホールセンサの出力値を用いて把握することが可能になっている。
さらに、本体100の制御部160は、カバー10のセンサ部30の出力に基づいて、加熱部170の加熱を制御しても良い。これにより、ユーザの状態に応じて生成装置1を適切に動作させることが可能となる。
ここで、ユーザが生成装置1を使用することにより体感できる吸引体験(例えば喫煙体験)の質は、ユーザ自身の体調によって左右され得る。このため、エアロゾル源や香味源がユーザの嗜好に合ったものであっても、ユーザの体調が悪ければ、ユーザは、質の高い吸引体験を得ることができない場合がある。このように、ユーザが質の高い吸引体験を得ることができない状態であるにもかかわらず、生成装置1においてエアロゾルの生成を行ってしまうことは、エアロゾル源や香味源の浪費につながるため、好ましくない。
上記事項に鑑み、生成装置1は、カバー10が本体100に装着されているとしても、センサ部30が有するバイタルセンサが検出した値が予め定められた範囲外である場合には、加熱部170の加熱を許可しないようにしても良い。以下、加熱部170の加熱を許可するバイタルセンサの検出値の予め定められた範囲を、「所定許可範囲」と称する場合がある。
例えば、バイタルセンサがユーザの体温を検出可能なセンサである場合には、所定許可範囲は、38℃以下であることを例示することができる。また、バイタルセンサがユーザの心拍数を検出可能なセンサである場合には、所定許可範囲は、65~85bpm(回/分)であることを例示することができる。また、バイタルセンサがユーザの脈拍数を検出可能なセンサである場合には、所定許可範囲は、65~100bpm(回/分)であることを例示することができる。また、バイタルセンサが血中酸素飽和度を検出可能なセンサである場合には、所定許可範囲は、96%以上であることを例示することができる。また、バイタルセンサが血流量を検出可能なセンサである場合には、所定許可範囲は、20~60ml/分/100gであることを例示することができる。また、バイタルセンサがCOHbを検出可能なセンサである場合には、所定許可範囲は、2%未満であることを例示することができる。また、バイタルセンサが呼気中のアルコール濃度を検出可能なアルコールセンサである場合には、所定許可範囲は、0.20mg以下であることを例示することができる。
生成装置1においては、記憶部140が生体情報毎の所定許可範囲を記憶しておく。そして、本体100の制御部160は、カバー10からバイタルセンサの検出値を取得するとともに、検出値が所定許可範囲外である場合には、加熱部170の加熱を許可しないようにしても良い。
以下に、本体100の制御部160が行う加熱制御処理であって、バイタルセンサの検出値が所定許可範囲である場合に加熱部170の加熱を許可する場合の加熱制御処理の一例を、フローチャートを用いて説明する。
図12は、制御部160が行う加熱制御処理の一例を示すフローチャートである。制御部160は、この処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)毎に繰り返し実行する。
制御部160は、加熱指示が有ったか否かを判定する(S1201)。加熱指示は、例えばタッチセンサ35が予め定められた時間(例えば3秒)継続して触られたことであることを例示することができる。そして、加熱指示が有った場合(S1201でYES)、制御部160は、カバー10が装着されているか否かを判定する(S1202)。この処理は、磁気センサ122が磁力を検出したか否かを判定する処理である。
カバー10が装着されている場合(S1202でYES)、制御部160は、バイタルセンサが検出した値が所定許可範囲内であるか否かを判定する(S1203)。そして、所定許可範囲内である場合(S1203でYES)、制御部160は、加熱部170の加熱を開始する(S1204)。また、制御部160は、加熱部170の加熱を開始したことをカバー10の制御部60に送信する。そして、制御部160は、本体100の記憶部140に記憶された、加熱部170を加熱する際の加熱部170の目標温度の時間的変化を規定した制御シーケンスに従って加熱部170を加熱した後に加熱を停止する。加熱部170の加熱を停止した後、制御部160は、加熱部170の加熱を停止したことをカバー10の制御部60に送信する。
他方、加熱指示が無い場合(S1201でNO)、カバー10が装着されていない場合(S1202でNO)、バイタルセンサが検出した値が所定許可範囲内ではない場合(S1203でNO)、制御部160は、加熱部170の加熱を開始しない(S1205)。
本体100の制御部160が、このように、バイタルセンサの検出値が所定許可範囲である場合に加熱部170の加熱を許可することで、ユーザに質の高い吸引体験を得させ、エアロゾル源等の浪費につながらないようにすることができる。
ただし、制御部160は、バイタルセンサの検出値に基づくことなく加熱部170の加熱を許可しても良い。バイタルセンサの検出値に基づくことがない加熱制御処理の一例としては、制御部160は、図12のS1203の判定を行うことなく、カバー10が装着されている場合(S1202でYES)に、加熱部170の加熱を開始すれば良い。
また、制御部160は、カバー10が装着されていなくても加熱部170の加熱を許可しても良い。カバー10が装着されていなくても加熱部170の加熱を許可する加熱制御処理の一例としては、制御部160は、図12のS1202の判定を行うことなく、バイタルセンサの検出値が所定許可範囲である場合(S1203でYES)に、加熱部170の加熱を開始すれば良い。
(センサ部30のセンサのオンオフ制御)
次に、センサ部30のセンサのスイッチがオンとなるタイミング及びオフとなるタイミングについて説明する。以下、センサのスイッチがオンであることをセンサがオン、センサのスイッチがオフであることをセンサがオフと称する場合がある。
タッチセンサ35のスイッチは常にオンであり、ユーザがカバー10に触れている場合にオン信号を制御部60に出力する。外部センサ31は、タッチセンサ35からオン信号が出力されているときに、言い換えれば、ユーザがカバー10に触れているときに、スイッチがオンとなる。そして、外部センサ31は、オンである場合に、一定時間(例えば1秒)毎に検出する。
ただし、タッチセンサ35のスイッチは、本体100の加熱部170が加熱を行っているときにはオフであっても良い。そして、本体100の加熱部170が加熱を行っているときにタッチセンサ35がオフとなり、タッチセンサ35からオン信号が出力されなくなることで、外部センサ31はオフとなっても良い。このように、本体100の加熱部170が加熱を行っているときにタッチセンサ35や外部センサ31をオフにすることで省エネルギー化を図ることが可能となる。
以下に、カバー10の制御部60が行うセンサ部30のセンサのオンオフ制御処理の一例を、フローチャートを用いて説明する。
図13は、制御部60が行うオンオフ制御処理の一例を示すフローチャートである。制御部60は、例えば、ユーザがカバー10に触っていることをタッチセンサ35が検知したときに起動し、図13に例示した処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)毎に繰り返し実行する。
制御部60は、先ず、本体100の制御部160に、制御部60が起動したことを送信する(S1301)。そして、制御部60は、外部センサ31のスイッチをオンとし(S1302)、外部センサ31の検出値を本体100の制御部160に送信する(S1303)。その後、制御部60は、本体100の加熱部170が加熱を開始したか否かを判定する(S1304)。これは、制御部60が、本体100の制御部160から加熱部170の加熱を開始した旨の通知を受信したか否かを判定する処理である。
加熱を開始した場合(S1304でYES)、制御部60は、タッチセンサ35のスイッチをオフとする(S1305)。タッチセンサ35がオフである場合、タッチセンサ35からオン信号が出力されなくなるので、制御部60は、外部センサ31をオフとする(S1306)。その後、制御部60は、本体100の加熱部170が加熱を停止したか否かを判定する(S1307)。加熱を停止していない場合(S1307でNO)、制御部60は、加熱を停止するまで待機する。
加熱を停止した場合(S1307でYES)、制御部60は、タッチセンサ35のスイッチをオンとする(S1308)。その後、制御部60は、ユーザがカバー10に触っていることをタッチセンサ35が検知したか否かを判定する(S1309)。タッチセンサ35が検知した場合(S1309でYES)、制御部60は、S1302以降の処理を行う。他方、タッチセンサ35が検知していない場合(S1309でNO)、制御部60は、制御部60が電源をオフにすることを本体100の制御部160に送信し(S1310)、電源をオフにする(S1311)。
一方、加熱を開始していない場合(S1304でNO)、制御部60は、S1309以降の処理を行う。
(センサ部30のセンサが故障した場合の報知)
次に、センサ部30のセンサが故障した場合の処理を説明する。
図14は、出力部61が可搬型端末600に出力した情報の一例を示す図である。
制御部60の出力部61は、センサ部30が有する外部センサ31に故障が発生した場合に、外部センサ31が故障したことを可搬型端末600に出力する。例えば、湿度センサが故障した場合には、出力部61は、可搬型端末600に湿度センサが故障したことを出力する。これにより、図14に示すように、可搬型端末600の表示部601に湿度センサが故障したことが表示される。外部センサ31の故障としては、断線や短絡であることを例示することができる。制御部60は、外部センサ31からの出力値を得ることができない場合に外部センサ31が故障したことを把握することが可能となる。
出力部61は、外部センサ31の種類に応じて可搬型端末600に出力するようにしても良い。例えば、出力部61は、バイタルセンサ、温度センサ及び湿度センサが故障した場合には可搬型端末600に出力し、気圧センサ、距離センサ及びカラーセンサが故障した場合には可搬型端末600に出力しないようにしても良い。
バイタルセンサが故障した場合に可搬型端末600に出力するのは、バイタルセンサの検出値が所定許可範囲でないと加熱部170の加熱が許可されないからであり、ユーザは、バイタルセンサが故障した場合にはエアロゾルを吸引することができなくなる可能性があるからである。
また、温度センサ、湿度センサが故障した場合に可搬型端末600に出力するのは、ユーザに、所定温度範囲、所定湿度範囲であることを通知することができないからである。
ただし、故障した場合に可搬型端末600に出力する外部センサ31の種類と、故障しても可搬型端末600に出力しない外部センサ31の種類は特に限定されない。任意に設定して良い。
図15は、センサと、可搬型端末600への出力の要否との対応関係の一例を示す図である。
記憶部40は、センサ部30が有する外部センサ31毎に、外部センサ31が故障したことを可搬型端末600に出力するか否かを記憶する。図15に示した例では、記憶部40は、バイタルセンサ、温度センサ及び湿度センサが故障した場合には可搬型端末600に出力する必要が有り、気圧センサ、距離センサ及びカラーセンサが故障した場合には可搬型端末600に出力する必要が無いようにすることを記憶する。
そして、出力部61は、複数のセンサのいずれかが故障したときに、当該センサが故障したときに報知することが必要であることが記憶部40に記憶されている場合には可搬型端末600に出力し、当該センサが故障したときに報知することが不必要であることが記憶部40に記憶されている場合には可搬型端末600に出力しないようにすると良い。
図15に示すように、例えば、バイタルセンサが故障したときに、バイタルセンサが故障したことを報知する必要があることが記憶されている場合には、出力部61は、バイタルセンサが故障したことを可搬型端末600に出力する。他方、図15に示すように、例えば、気圧センサが故障したことを報知する必要はないことが記憶されている場合には、出力部61は、気圧センサが故障したことを可搬型端末600に出力しないようにする。
以上説明したように、カバー10は、エアロゾル源を含む基材500を加熱する加熱部170を有する本体100に装着されるカバー10である。そして、カバー10は、本体100の状態に関連する内部情報(例えば加熱部170の温度)及びカバー10の状態に関連する内部情報以外の外部情報を検出するセンサの一例としての外部センサ31と、通信を行う通信部50と、外部センサ31にて検出した外部情報を、通信部50を介してカバー10以外の外部装置(例えば可搬型端末600)に出力する出力部61と、を備える。このように構成されたカバー10によれば、ユーザは、体温、心拍数、脈拍数、血中酸素飽和度、血流量、COHb、アルコール濃度等の生体情報や、温度、湿度等の外部環境情報を、例えば可搬型端末600にて確認できるので、ユーザの利便性を高めることが可能となる。
そして、外部センサ31は、基材500の一部を収容するように本体100に形成された柱状の保持部190の中心線方向における両端部のいずれかに設けられていると良い。これにより、ユーザにより負荷がかけられ難くなるので、外部センサ31が故障し難くなる。
また、カバー10は、本体100と連結する複数の連結部の一例としての上部磁石71及び下部磁石72をさらに有し、外部センサ31は、基材500の一部を収容するように本体100に形成された柱状の保持部190の中心線方向に、上部磁石71及び下部磁石72よりも保持部190の開口192側に設けられていると良い。上部磁石71よりも開口192側(上側)は、吸引するにあたって生成装置1を右手又は左手で持ったとしても、ユーザにより触られ難い領域であるので、カバー10の前面12に汚れが付着し難いため、精度高く検出することが可能となる。
また、外部センサ31は、温度又は湿度を検出し、出力部61は、外部センサ31が検出した温度又は湿度に基づいて、基材500の保管に適切な温度又は湿度であることを外部装置(例えば可搬型端末600)に出力する。このように構成されたカバー10によれば、ユーザは、基材500の保管に適切な場所を、例えば可搬型端末600にて確認できるので、ユーザの利便性を高めることが可能となる。また、基材500を適切な場所に保管させることが可能となる。
また、出力部61は、外部センサ31が故障した場合に、外部センサ31が故障したことを外部装置(例えば可搬型端末600)に出力する。これにより、ユーザに、外部センサ31が故障したことを報知することが可能となる。
カバー10は、センサ(例えば、温度センサ、バイタルセンサ等)を複数有し、センサ毎に、当該センサが故障したときに報知することが必要であるか否かを記憶する記憶部40をさらに有する。そして、出力部61は、複数のセンサのいずれかが故障したときに、当該センサが故障したときに報知することが必要であることが記憶部40に記憶されている場合には外部装置(例えば可搬型端末600)に出力し、当該センサが故障したときに報知することが不必要であることが記憶部40に記憶されている場合には外部装置に出力しない。これにより、センサの種類に応じて、故障が生じたことを報知したり報知しなかったりすることができ、ユーザに、真に必要な情報のみを知らせることができるので、利便性を高めることが可能となる。また、全てのセンサの故障を外部装置に出力する構成と比較して、省エネルギー化を図ることが可能となる。
(アンテナの配置)
次に、カバー10の通信部50のアンテナの配置について説明する。
カバー10が外部装置との通信に用いるWi-Fi(登録商標)の第1アンテナ51とBluetooth(登録商標)の第2アンテナ52とは離れた位置に取り付けられている。Wi-Fi(登録商標)とBluetooth(登録商標)とでは、使用する周波数帯が重なるため、Wi-Fi(登録商標)とBluetooth(登録商標)とを同時に利用して互いの電波が干渉し、通信の速度が落ちたり接続が切れたりすることを抑制するためである。
例えば、両アンテナの内のいずれか一方のアンテナは、中心線方向における両端部のいずれか一方の端部に設けられ、他方のアンテナは、中心線方向における両端部の他方の端部に設けられている。例えば、図4に示すように、Wi-Fi(登録商標)の第1アンテナ51が、上部磁石71よりも上側である第1領域R1に設けられ、Bluetooth(登録商標)の第2アンテナ52が、下部磁石72よりも下側である第2領域R2に設けられていることを例示することができる。
このように、カバー10の通信部50は、通信可能な距離が異なる複数の無線通信(Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標))にて通信を行うことが可能である。そして、複数の無線通信それぞれに用いられる複数のアンテナの内の第1アンテナ51(一のアンテナの一例)は、エアロゾル源を保持する基材500の一部を収容するように本体100に形成された柱状の保持部190の中心線方向における両端部のいずれか一方の端部に設けられ、第2アンテナ52(他のアンテナの一例)は、他方の端部に設けられている。これにより、複数の無線通信を同時に利用して互いの電波が干渉し、通信の速度が落ちたり接続が切れたりすることを抑制することができる。
以上、説明したように、上述のように構成されたカバー10は、バッテリ21を有するため、カバー10が本体100に装着されていなくても、外部センサ31は、温度、湿度、生体情報等を検出するとともに、可搬型端末600に出力可能である。それゆえ、ユーザが基材500の保管に適切な場所を探したりするときに本体100を持ち歩く必要がない。
また、カバー10にバッテリ21を設けることで、本体100からカバー10への電力供給が何らかの要因によって不安定になっても、バッテリ21からカバー10の各構成要素に対して安定した電力を供給できるため、これらの動作の安定化を図ることができる。
また、近距離無線通信等の非接触電力伝送により本体100の給電部112からカバー10へ供給可能な単位時間あたりの電力量は小さいため、非接触電力伝送のみではカバー10に実装可能な構成要素(例えば外部センサ31)は限定されるが、バッテリ21を設けることにより、カバー10に実装可能な構成要素の自由度を向上させることができる。
ただし、カバー10にバッテリ21を設けないようにし、カバー10が本体100に装着されているか、又は、カバー10が本体100の近傍に存在するときに、非接触電力伝送により本体100から供給された電力のみにてカバー10が作動するようにしても良い。
また、以上のように構成されたカバー10において、カバー10の種類毎に、外部センサ31に含まれるセンサの種類が異なるようにしても良い。例えば、一のカバー10は、温度センサ、湿度センサ及び気圧センサのみを有し、他のカバー10は、バイタルセンサのみを有するようにしても良い。これにより、ユーザは、カバー10を交換することで、生成装置1により提供される機能を変化させることが可能となる。また、カバー10を交換可能とすることで、カバー10の交換を通じて、生成装置1の外観を変化させることができる。それゆえ、ユーザは、例えば、自身の嗜好等に合わせて生成装置1の外観や機能をカスタマイズすることができる。その結果、生成装置1の商品性を向上させることができる。
また、カバー10を本体100に対して着脱可能に構成することで、例えば本体100が故障した場合には、本体100のみを交換してカバー10はそのまま使用することが可能となる。そして、カバー10は記憶部40を有することから、本体100のみを交換する場合には、本体100の記憶部140に記憶された情報を、カバー10の記憶部40に移行させることができる。本体100の記憶部140に記憶された情報としては、図12を用いて説明した加熱制御処理や、加熱部170を加熱する際の加熱部170の目標温度の時間的変化を規定した制御シーケンスのプログラムであることを例示することができる。情報を移行させる方法としては、近距離無線通信等の非接触電力伝送であっても良いし、カバー10に設けられたUSB端子を設け、当該USB端子と本体100のUSB端子113とにケーブルを接続することにより伝送しても良い。
なお、カバー10においては、中央部に設けたタッチセンサ35を触ることで加熱部170の加熱指示があったか否かを判定しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、本体100の操作ボタン121に対応する、上部磁石71と下部磁石72との間の位置に、背面13から本体100側に突出した突起を設け、カバー10を弾性変形させることで当該突起にて操作ボタン121を押すことを可能にするとともに、操作ボタン121に対して予め定められた態様(例えば3秒継続して押される態様)の操作が行われた場合に加熱指示があったか否かを判定しても良い。かかる構成においても、タッチセンサ35をカバー10に設けてユーザがカバー10に触っていることを検知するとともに、ユーザがカバー10に触れているときに、外部センサ31のスイッチをオンにすると良い。
なお、本開示は、以下の構成を含む。
(1)エアロゾル源を含む基材を加熱する加熱部を有する本体に装着されるカバーであって、前記本体の状態に関連する内部情報及び前記カバーの状態に関連する内部情報以外の外部情報を検出するセンサと、通信を行う通信部と、前記センサにて検出した前記外部情報を、前記通信部を介して前記カバー以外の外部装置に出力する出力部と、を備えるカバー。
(2)前記センサは、前記基材の一部を収容するように前記本体に形成された柱状の保持部の中心線方向における両端部のいずれかに設けられている、(1)に記載のカバー。
(3)前記本体と連結する複数の連結部をさらに有し、前記センサは、前記基材の一部を収容するように前記本体に形成された柱状の保持部の中心線方向に、前記複数の連結部よりも当該保持部の開口側に設けられている、(1)に記載のカバー。
(4)前記センサは、温度又は湿度を検出し、前記出力部は、前記センサが検出した温度又は湿度に基づいて、前記基材の保管に適切な温度又は湿度であることを前記外部装置に出力する、(1)から(3)のいずれか1つに記載のカバー。
(5)前記出力部は、前記センサが故障した場合に、当該センサが故障したことを前記外部装置に出力する、(1)から(4)のいずれか1つに記載のカバー。
(6)前記センサを複数有し、前記センサ毎に、当該センサが故障したときに報知することが必要であるか否かを記憶する記憶部を有し、前記出力部は、複数の前記センサのいずれかが故障したときに、当該センサが故障したときに報知することが必要であることが前記記憶部に記憶されている場合には前記外部装置に出力し、当該センサが故障したときに報知することが不必要であることが当該記憶部に記憶されている場合には当該外部装置に出力しない、(5)に記載のカバー。
(7)前記通信部は、通信可能な距離が異なる複数の無線通信にて通信を行うことが可能であり、前記複数の無線通信それぞれに用いられる複数のアンテナの内の一のアンテナは、エアロゾル源を保持する基材の一部を収容するように前記本体に形成された柱状の保持部の中心線方向における両端部のいずれか一方の端部に設けられ、他のアンテナは、他方の端部に設けられている、(1)から(6)のいずれか1つに記載のカバー。
(8)エアロゾル源を含む基材を加熱する加熱部を有する本体と、前記本体に装着される(1)から(7)のいずれか1つに記載のカバーと、を備えるエアロゾル生成装置。
1…エアロゾル生成装置、10…カバー、30…センサ部、31…外部センサ(センサの一例)、35…タッチセンサ、40…記憶部、50…通信部、51…第1アンテナ(一のアンテナの一例)、52…第2アンテナ(他のアンテナの一例)、60…制御部、61…出力部、71…上部磁石(連結部の一例)、72…下部磁石(連結部の一例)、100…本体(外部装置の一例)、170…加熱部、190…保持部、192…開口、500…基材、600…可搬型端末(外部装置の一例)

Claims (8)

  1. エアロゾル源を含む基材を加熱する加熱部を有する本体に装着されるとともに装着されることで前記加熱部による前記基材の加熱を許可するカバーであって、
    前記本体の状態に関連する内部情報及び前記カバーの状態に関連する内部情報以外の外部情報を検出するセンサと、
    通信を行う通信部と、
    前記センサにて検出した前記外部情報を、前記通信部を介して前記カバー以外の外部装置に出力する出力部と、
    を備えるカバー。
  2. 前記センサは、前記基材の一部を収容するように前記本体に形成された柱状の保持部の中心線方向における両端部のいずれかに設けられている、
    請求項1に記載のカバー。
  3. 前記本体と連結する複数の連結部をさらに有し、
    前記センサは、前記基材の一部を収容するように前記本体に形成された柱状の保持部の中心線方向に、前記複数の連結部よりも当該保持部の開口側に設けられている、
    請求項1に記載のカバー。
  4. 前記センサは、温度又は湿度を検出し、
    前記出力部は、前記センサが検出した温度又は湿度に基づいて、前記基材の保管に適切な温度又は湿度であることを前記外部装置に出力する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のカバー。
  5. 前記出力部は、前記センサが故障した場合に、当該センサが故障したことを前記外部装置に出力する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のカバー。
  6. 前記センサを複数有し、
    前記センサ毎に、当該センサが故障したときに報知することが必要であるか否かを記憶する記憶部を有し、
    前記出力部は、複数の前記センサのいずれかが故障したときに、当該センサが故障したときに報知することが必要であることが前記記憶部に記憶されている場合には前記外部装置に出力し、当該センサが故障したときに報知することが不必要であることが当該記憶部に記憶されている場合には当該外部装置に出力しない、
    請求項5に記載のカバー。
  7. 前記通信部は、通信可能な距離が異なる複数の無線通信にて通信を行うことが可能であり、
    前記複数の無線通信それぞれに用いられる複数のアンテナの内の一のアンテナは、エアロゾル源を保持する基材の一部を収容するように前記本体に形成された柱状の保持部の中心線方向における両端部のいずれか一方の端部に設けられ、他のアンテナは、他方の端部に設けられている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のカバー。
  8. エアロゾル源を含む基材を加熱する加熱部を有する本体と、
    前記本体に装着される請求項1に記載のカバーと、
    を備えるエアロゾル生成装置。
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